JP3364706B2 - 車両のリアピラーとリアルーフレールの結合部補強構造 - Google Patents
車両のリアピラーとリアルーフレールの結合部補強構造Info
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Description
とリアルーフレールとの結合部を補強するための補強構
造に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、リアピラーの上部に、シートベル
ト用のアンカーボルトを取付けるアンカー用補強部材を
設けると共に、リアルーフレールに、テールゲート用の
ヒンジを取付けるヒンジ用補強部材を設けるものは知ら
れており、このものでは、各補強部材を夫々独立して設
けている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】車体剛性を高める上で
リアピラーとリアルーフレールとの結合強度は重要な要
素となり、従来はリアルーフレールとこれに結合するリ
アピラーインナとの板厚を増すか、リアルーフレールと
リアピラーインナとに跨って結合される補強部材を設け
て、リアピラーとリアルーフレールとの結合強度を向上
させているが、これでは重量が増したり車体の組立工数
が増す不具合がある。本発明は、かかる不具合を生ずる
ことなく、リアピラーとリアルーフレールとの結合強度
を向上し得るようにした補強構造を提供することを課題
としている。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
本発明は、車両のリアピラーの上部に、シートベルト用
のアンカーボルトを取付けるアンカー用補強部材を設け
ると共に、リアルーフレールに、テールゲート用のヒン
ジを取付けるヒンジ用補強部材を設けるものにおいて、
前記アンカー用補強部材にサイドルーフレール側にのび
る車長方向延長部と、リアルーフレール側にのびる車幅
方向延長部とを形成し、前記車長方向延長部をサイドル
ーフレールに結合すると共に、前記車幅方向延長部5b
において前記アンカー用補強部材とヒンジ用補強部材と
を直接結合することを特徴とする。 【0005】本発明によれば、アンカー用補強部材とヒ
ンジ用補強部材とが、両者の直接結合によって、リアピ
ラーとリアルーフレールとの結合部の補強部材としても
機能し、リアピラーインナやリアルーフレールの板厚を
増したり、結合部用の別途の補強部材を設けたりしなく
ても、リアピラーとリアルーフレールとの結合強度を向
上できる。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、本発明を、図1に示す車両
のリアピラー1とリアルーフレール2との結合部の補強
に適用した実施形態について説明する。 【0007】図2を参照して、3はサイドパネルのリア
インナを示し、該リアインナ3には、後端にリアピラー
インナ10と、上端にサイドルーフレールインナ40と
が設けられており、リアピラーインナ10の上端にリア
ルーフレール2が結合されている。 【0008】リアピラーインナ10の上部には、図3に
示す如きアンカー用補強部材5が結合されており、該補
強部材5の下部外面に固着したナット5aに、図4に示
す如く、シートベルト用のアンカーボルト6をリアピラ
ーインナ10を通して締結し得るようにしている。尚、
図2,図3には図示していないが、アンカー用補強部材
5には、図4に示す如くスティフナ50が取付けられて
いる。また、リアピラー1は、リアピラーインナ10
と、サイドパネルのリアアウタに形成したリアピラーア
ウタ11と、両者10,11の後端間に結合したリアピ
ラーガター12とにより中空断面形状に形成される。 【0009】リアルーフレール2の端部にはヒンジ用補
強部材7が結合されており、該補強部材7にこれに形成
した取付穴7aにおいて図5に示す如くテールゲート8
用のヒンジ8aをリベット止めし得るようにしている。
尚、テールゲート8は、車体組立後に、その上端部をヒ
ンジ8aにボルト止めして、車体に開閉自在に組付け
る。 【0010】図3に明示するように、アンカー用補強部
材5の上端にはリアルーフレール2側にのびる延長部5
bとサイドルーフレール4側にのびる延長部5cとが形
成されており、延長部5bにおいてアンカー用補強部材
5とヒンジ用補強部材7とを直接結合している。 【0011】また、延長部5cは、図6に示す如く、サ
イドルーフレールインナ40に結合されている。尚、サ
イドルーフレール4は、サイドルーフレールインナ40
と、サイドパネルのリアアウタに形成したサイドルーフ
レールアウタ41とで中空断面形状に形成される。図中
9はルーフパネルである。 【0012】以上の構成によれば、リアピラー1とリア
ルーフレール2とがアンカー用とヒンジ用の両補強部材
5,7を介しても結合されることになり、リアピラー1
の構成部材やリアルーフレール2の板厚を増したり、結
合部用の別途の補強部材を設けたりしなくても、リアピ
ラー1とリアルーフレール2との結合強度を向上させる
ことができる。また、アンカー用補強部材5にアンカー
ボルト6を介して作用する下方や横方向や前方への荷重
をリアピラー1とリアルーフレール2とサイドルーフレ
ール4とで分担して受けることができ、アンカーボルト
の支持剛性も向上する。 【0013】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、リアピラーとリアルーフレールとの結合強度
を、板厚を増したり専用の補強部材を設けたりすること
なく向上でき、車重の軽量化や車体の組立工数の削減を
図る上で有利である。
図 【図4】 図2のIV−IV線で截断した車体組立状態の断
面図 【図5】 図2のV−V線で截断した車体組立状態の断面
図 【図6】 図2のVI−VI線で截断した車体組立状態の断
面図 【符号の説明】 1 リアピラー 2 リアルーフレ
ール 6 アンカー用補強部材 7 ヒンジ用補強
部材 8 テールゲート 8a ヒンジ
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 車両のリアピラーの上部に、シートベル
ト用のアンカーボルトを取付けるアンカー用補強部材を
設けると共に、リアルーフレールに、テールゲート用の
ヒンジを取付けるヒンジ用補強部材を設けるものにおい
て、前記アンカー用補強部材にサイドルーフレール側に
のびる車長方向延長部と、リアルーフレール側にのびる
車幅方向延長部とを形成し、前記車長方向延長部をサイ
ドルーフレールに結合すると共に、前記車幅方向延長部
5bにおいて前記アンカー用補強部材とヒンジ用補強部
材とを直接結合することを特徴とする車両のリアピラー
とリアルーフレールの結合部補強構造。
Priority Applications (2)
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