JP3362985B2 - ラクトン変性ポリビニルアルコールおよびその製造方法 - Google Patents

ラクトン変性ポリビニルアルコールおよびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はラクトン変性ポリビニル
アルコールおよびその製造方法に関する。本発明により
提供されるラクトン変性ポリビニルアルコールは、ラク
トンの変性度合により水易溶性から水徐溶性、水難溶
性、さらには水不溶性のものまで水溶解性を自由に設定
でき、PVAとラクトンの性質を共有することから幅広
い分野において用いることができる。これらの用途とし
ては、PVAに比較してより柔軟で、より疎水的性能が
要求される分野、具体的にはシート、トレイ等の成形
物、粘着剤、接着剤、セラミックスバインダー、帯電防
止剤、防曇剤等の樹脂添加剤、極性ポリマーの可塑剤、
柔軟剤、表面保護フィルム、包装用フィルム、増粘剤、
潤滑油、吸水性ポリマー材料、硬化物材料、保護コロイ
ド、エマルジョン化剤、水徐溶性水洗トイレ用洗浄剤、
生分解性用途および医療用途等広範囲に利用できる。
【0002】
【従来の技術】ポリビニルアルコール系樹脂のフィルム
は、保香性、透明性、耐油性、酸素遮断性、保温性に優
れており、また水溶性のため通常の疎水性重合体のフィ
ルムには適さない用途にも用いることができる。しかし
ながら、ポリビニルアルコールは硬く、可塑剤を用いな
くては成形できず、可塑剤を用いる場合には、成形時の
発煙やブリード現象を伴う問題点があった。ポリビニル
アルコールを柔軟にするために、オキシアルキレン基を
ポリビニルアルコールに導入する方法が提案されてい
る。例えばUS1971662号、US2844570
号、US2990398号にはポリビニルアルコールに
エチレンオキサイドを付加反応させる記載がある。US
4618648号、US4369281号には、ポリア
ルキレングリコール共存下に酢酸ビニルをグラフト重合
させた重合物をケン化する記載がある。さらにまた、U
S4618648号、US4675360号には、ビニ
ルアルコールとポリ(アルキレンオキシ)アクリレート
との共重合体が示されており、この共重合体は射出成
形、抽出成形が可能で、得られた成形物は水溶性と柔軟
性を有することが記載されている。
【0003】しかしながら、これらのオキシアルキレン
基含有ポリビニルアルコールは、ポリビニルアルコール
と比較すると柔軟ではあるが、低温時には柔軟ではな
く、室温においても、使用用途によっては、柔軟性が満
足できない場合も多かった。
【0004】またポリビニルアルコールの水溶性を制御
する方法については、一般にケン化度を調節できること
で実施できるが、特に水徐溶性から水難溶性レベルでの
水溶性を細かく制御することは、ケン化度を調節するの
みでは実施困難である。そればかりか水溶性をケン化度
の調節のみで制御すると柔軟性や接着性等の他の物性を
大きく損なうことも多かった。
【0005】一方、分子内に水酸基を有するポリマーに
ラクトン単量体を付加重合することにより、原料ポリマ
ーの可撓性を向上させる検討は従来より実施されてい
た。例えば、特公昭62−1607号公報、特公昭63
−20252号公報においては、ビスフェノールAとエ
ピクロロヒドリンから得られるエポキシ樹脂に対してラ
クトン単量体を付加重合することにより、エポキシ樹脂
の可撓性が向上し、これらの樹脂は硬化後にも割れ難く
なったことが記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ポリビニルアルコール
に、ラクトン単量体を付加重合することは、これまで報
告されたことがなかった。それ故、得られるラクトン変
性ポリビニルアルコールの物性分析はもちろん、その産
業的利用も検討されていなかった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、ポリビニル
アルコールに対して、特定量のラクトンを付加すること
によりポリビニルアルコールの水溶性を細かく制御でき
ると共に、水易溶性から水不溶性まで幅広い性状を有す
るラクトン変性ポリビニルアルコールが得られることを
見い出し、本発明を完成するに至った。
【0008】すなわち本発明によれば、下記一般式
(1)によって表わされる構造を有し、かつ、主鎖部分
のオキシエチレン単位の重合度が100〜10,000
の範囲であることを特徴とするラクトン変性ポリビニル
アルコールが提供される。
【0009】
【化2】
【0010】また本発明によれば、X、YおよびZが、
20≦X≦60、0≦Y≦30および40≦Z≦80の
範囲でかつX+Y+Z=100であり、nが1≦n≦1
0であることを特徴とする前記のラクトン変性ポリビニ
ルアルコール、およびX、YおよびZが、60<X≦9
5、0≦Y≦30および5≦Z<40の範囲でかつX+
Y+Z=100であり、nが1≦n≦3であることを特
徴とする前記ラクトン変性ポリビニルアルコールが提供
される。さらに本発明によれば、ポリビニルアルコール
5〜60重量部、ラクトン単量体95〜40重量部(両
者の合計は100重量部)および重合触媒0.001〜
0.1重量部を50〜250℃の温度で溶融混練するこ
とを特徴とする前記ラクトン変性ポリビニルアルコール
の製造方法が提供される。
【0011】本発明のラクトン変性ポリビニルアルコー
ルは、上記一般式(1)によって表される。式中のR1
は炭素数2〜10のアルキレン基であるが、具体的には
ペンチレン基、メチル基が置換したペンチレン基、ブチ
レン基、エチレン基等が好ましく、特に工業的に最も有
益なラクトン単量体であるε−カプロラクトンを用いた
ときのR1はペンチレン基に対応する。R2は基本的には
水素原子またはアセチル基である。上記の水素原子もし
くはアセチル基のモル組成%の範囲は特に限定されず、
本発明のラクトン変性ポリビニルアルコールの製造方
法、製造条件等を調整することにより、設定することが
できる。nはラクトンの平均付加個数で、1≦n≦10
であるが、好ましくは1.2≦n≦7、更に好ましくは
1.5≦n≦5の範囲である。nが1未満である場合
は、一般式(1)中のZの値が5未満になる場合であ
り、ラクトン単量体を付加重合する意味がなくなり、一
方nが10を上回る場合には、ラクトン変性ポリビニル
アルコールの親水性的な機能が大幅に低減し、また結晶
化のために室温での流動性が全くなくなる等の問題が生
じ好ましくない。
【0011】上記一般式(1)によって表される本発明
のラクトン変性ポリビニルアルコールは、大きく二種類
に分けられる。いずれも親水性を有するものであるが、
互いに他方と比較すると、一つは水不溶性のもの(以
下、ラクトン変性ポリビニルアルコール(1)と略す)
ともう一つは水易溶性から水難溶性までの水溶解性(以
下、ラクトン変性ポリビニルアルコール(2))のもの
である。
【0012】以下、ラクトン変性ポリビニルアルコール
(1)について説明する。ラクトン変性ポリビニルアル
コール(1)としては、好ましくは一般式(1)におい
て、20≦X≦60、0≦Y≦30および40≦Z≦8
0の範囲でかつX+Y+Z=100であり、nが1≦n
≦10である。
【0013】Xの範囲についてさらに好ましくは、30
≦X≦55である。Xが20モル%未満の場合は、ラク
トン変性ポリビニルアルコールの粘接着性、親水性が低
下し、Xが60モル%を越えると、親油性および樹脂に
対する相溶性が低下するようになる。
【0014】Yの範囲は、更に好ましくは0≦Y≦15
である。Yが30モル%を上回る場合には、本発明のラ
クトン変性ポリビニルアルコールの粘接着性、親水性お
よび流動性、可撓性、相溶性等の機能のバランスが崩れ
るため好ましくない。逆に機能のバランスを制御するた
めにYを0≦Y≦30の範囲内の最適なモル%に調整す
ることが好ましい。
【0015】Zの範囲は、更に好ましくは45≦Z≦7
0である。Zが40モル%未満の場合は、ポリビニルア
ルコールにラクトン単量体を付加重合することにより発
現する可撓性、流動性、溶解性、親油性、および樹脂に
対する相溶性等が低下するようになる。逆に80重量%
を上回ると、ラクトン変性ポリビニルアルコールの親水
性的な機能が低減するため好ましくない。
【0016】ラクトン変性ポリビニルアルコール(1)
は、テトラヒドロフラン、クロロホルム等の通常のGP
C(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー)測定用
溶媒に溶解するため、問題なく分子量測定ができる。ラ
クトン変性ポリビニルアルコールのGPC測定による標
準ポリスチレン換算数平均分子量は通常10,000以
上であり、好ましくは15,000〜1,000,00
0、さらに好ましくは20,000〜500,000の
範囲である。上記数平均分子量が10,000未満の場
合、産業上の利用分野が増粘剤、潤滑油等に限定され、
帯電防止剤、防曇剤等の樹脂添加剤に用いる場合には、
樹脂からのブリードアウトが問題になる等使用の範囲が
狭められる。また逆に上記数平均分子量が1,000,
000を上回る場合、流動性が大幅に低下し、樹脂添加
剤等に使用困難になる。
【0017】また、本発明のラクトン変性ポリビニルア
ルコール(1)の主鎖部分のオキシエチレン単位の重合
度としては100〜10,000、好ましくは300〜
3,000、更に好ましくは500〜2,000の範囲
である。上記重合度が100を下回る場合および10,
000を上回る場合はラクトン変性ポリビニルアルコー
ル(1)の用途が限定されるばかりか製造も困難となる
ため好ましくない。ラクトン変性ポリビニルアルコール
(1)の製造原料として使用されるポリビニルアルコー
ルは、通常ポリ酢酸ビニルを完全もしくは部分ケン化す
ることにより得られる。上記ポリビニルアルコールのオ
キシエチレン単位重合度としては100〜10,00
0、好ましくは300〜3,000、さらに好ましくは
500〜2,000の範囲である。重合度が100未満
および10,000以上のものは製造困難であり好まし
くなく、本発明のラクトン変性ポリビニルアルコール
(1)の用途によって重合度が100〜10,000の
範囲のものを使用することが望ましい。ラクトン変性ポ
リビニルアルコール(1)の前記重合度は、原料ポリビ
ニルアルコールの重合度と殆ど変化しない。また上記ポ
リビニルアルコールのケン化度としては、70モル%以
上であり、好ましくは80モル%以上、さらに好ましく
は85モル%以上である。ケン化度が70モル%未満の
場合は、本発明のラクトン変性ポリビニルアルコールの
機能において、粘接着性、親水性および流動性、可撓
性、相溶性等のバランスが崩れるため好ましくない。逆
に機能のバランスを制御するためケン化度を70モル%
以上の最適なモル%に調整することが好ましい。ここで
使用されるラクトン単量体を具体的に例示すると、ε−
カプロラクトン、4−メチルカプロラクトン等のメチル
化カプロラクトン、δ−バレロラクトン、β−プロピオ
ラクトン等が挙げられ、中でも工業的に最も有益なε−
カプロラクトンが好ましく用いられる。なお上記のラク
トン単量体は、2種以上を任意の組成で混合して使用す
ることもできる。
【0018】ラクトン変性ポリビニルアルコール(1)
の製造に使用される重合触媒とは、ラクトン単量体の開
環付加重合触媒である。具体的には、無機塩基、無機
酸、有機アルカリ金属触媒、スズ化合物、チタン化合
物、アルミニウム化合物、亜鉛化合物、モリブデン化合
物およびジルコニウム化合物等が例示できる。中でも、
取り扱い昜さ、低毒性、反応性、無着色性、熱安定性等
のバランスからスズ化合物、チタン化合物が好ましく用
いられる。スズ化合物としては、具体的には塩化第一ス
ズ、オクチル酸第一スズ、モノブチルスズオキシド、モ
ノブチルスズトリス(2−エチルヘキサネート)等のモ
ノブチルスズ化合物、ジブチルスズオキシド等のジブチ
ルスズ化合物、またチタン化合物としては、テトラブチ
ルチタネート、テトラ−イソプロピルチタネート等が挙
げられる。これらは各単独であるいは混合して使用する
ことができる。
【0019】次に、本発明のラクトン変性ポリビニルア
ルコール(1)の製造方法を説明する。前記製造方法と
しては、ポリビニルアルコール5〜60重量部、ラクト
ン単量体95〜40重量部(両者の合計は100重量
部)およびこれら両者の100重量部に対し重合触媒
0.001〜0.1重量部を50〜250℃の温度で溶
融混練する。ポリビニルアルコールが5重量部未満で、
ラクトン単量体が95重量部を上回る場合は、ラクトン
変性ポリビニルアルコール(1)の親水性的な機能が低
減し、逆にポリビニルアルコールが60重量部を上回
り、ラクトン単量体が40重量%を下回る場合は、ラク
トン単量体を付加重合することにより発現する可撓性、
流動性、溶解性、親油性および樹脂に対する相溶性等が
低下するため好ましくない。本発明のラクトン変性ポリ
ビニルアルコール(1)の原料であるポリビニルアルコ
ールとラクトン単量体の混合割合は、得られるラクトン
変性ポリビニルアルコール(1)の用途における機能バ
ランスから上記の混合割合の範囲において最適な混合割
合にて実施することが好ましい。
【0020】重合触媒の添加量は両原料の合計100重
量部に対して0.001〜0.1重量部であるが、好ま
しくは0.002〜0.05重量部、更に好ましくは
0.005〜0.01重量部である。上記触媒量が0.
001重量部を下回る場合には、ラクトン単量体の付加
重合速度が遅く、逆に0.1重量部を上回る場合には、
得られたラクトン変性ポリビニルアルコール(1)に着
色が生じたり、熱安定性が低下することがあるため好ま
しくない。重合温度としては、50〜250℃である
が、好ましくは100〜220℃、更に好ましくは16
0〜200℃の範囲である。50℃を下回る場合には、
ラクトン単量体の付加重合速度が遅く、逆に250℃を
上回る場合には、ラクトン付加物の熱分解反応が発生
し、着色したり、分解物が生成するため好ましくない。
【0021】本発明のラクトン変性ポリビニルアルコー
ル(1)の製造方法において、溶融混練を実施する製造
装置については、公知の溶融混練機を問題なく使用でき
る。具体的には攪拌羽根式バッチ型混練機、ニーダー型
混練機、押出機等のスクリュー型混練機、スタティック
ミキサー型混練機、およびこれらの装置を連続的に連結
して使用することが望ましい。
【0022】また、本発明のラクトン変性ポリビニルア
ルコール(1)の製造方法において原料や重合触媒の添
加順序、添加方法は全く制限を受けないが、原料に含有
される水分量は0.5重量%以下、好ましくは0.1重
量%以下、更に好ましくは0.05重量%以下にするこ
とが望ましい。原料に含有される水分量が0.5重量%
を上回ると、水分からのラクトン単量体の付加重合が起
こり、ポリカプロラクトンオリゴマーが生成するため、
ラクトン変性ポリビニルアルコール(1)が白濁した
り、諸機能が低下することがあるため好ましくない。
【0023】ラクトン変性ポリビニルアルコール(1)
の主な用途としては、シート、トレイ等の成形物、粘着
剤、接着剤、セラミックスバインダー、帯電防止剤、防
曇剤等の樹脂添加剤、極性ポリマーの可塑剤、柔軟剤、
表面保護フィルム、増粘剤、潤滑油、吸水性ポリマー材
料、硬化物材料、生分解性用途および医療用途等が例示
される。
【0024】次に本発明のラクトン変性ポリビニルアル
コールの内、ラクトン変性ポリビニルアルコール(2)
について説明する。ラクトン変性ポリビニルアルコール
(2)はラクトン変性ポリビニルアルコール(1)と異
なり、程度の差はあるものの、水に溶解する。
【0025】ラクトン変性ポリビニルアルコール(2)
において、Xの範囲は好ましくは60<X≦95、更に
好ましくは65≦X≦85である。Xが60モル%未満
の場合は、ラクトン変性ポリビニルアルコールの水溶性
がほとんど失われ、逆に95モル%を上回る場合には、
原料のポリビニルアルコール自体の機能とほとんど変わ
らなくなり、水溶性の制御、柔軟性、および接着性に劣
るため好ましくない。
【0026】Yの範囲は0≦Y≦30であるが、好まし
くは0≦Y≦20、更に好ましくは0≦Y≦15であ
る。Yが30モル%を上回る場合には、水溶性を保持す
るためには、ラクトン付加量を低減しなければならな
く、柔軟性、接着性に劣るため好ましくない。逆に水溶
性、柔軟性および接着性等の機能のバランスを制御する
ためYを0≦Y≦30の範囲内の最適なモル%に調整す
ることが好ましく実施できる。
【0027】Zの範囲は好ましくは5≦Z<40である
が、さらに好ましくは10≦Z≦30である。Zが5モ
ル%未満の場合は、原料のポリビニルアルコール自体の
機能とほとんど変わりなく、逆に40重量%を上回る場
合には、ラクトン変性ポリビニルアルコールの水溶性が
ほとんど失われるため好ましくない。nはラクトンの平
均付加個数で、1≦n≦3であり、好ましくは1.2≦
n≦2.5、更に好ましくは1.5≦n≦2の範囲であ
る。
【0028】nが1未満である場合は、ラクトン変性ポ
リビニルアルコールの機能が原料のポリビニルアルコー
ル自体のそれと変わらなくなり、nが3を上回る場合に
はラクトン変性ポリビニルアルコールの水溶性が、ほと
んど失われるため好ましくない。
【0029】ラクトン変性ポリビニルアルコール(2)
は水溶性であり、テトラヒドロフラン、クロロホルム等
の通常のGPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフ
ィー)測定用溶媒に溶解しない。このため、GPC測定
は困難である。
【0030】ラクトン変性ポリビニルアルコール(2)
の主鎖部分のオキシエチレン単位の重合度としては、1
00〜10,000、好ましくは200〜2,000、
更に好ましくは300〜1,000の範囲である。ラク
トン変性ポリビニルアルコール(2)の前記重合度は、
原料ポリビニルアルコールの重合度と殆ど変化しない。
上記重合度が100を下回る場合および10,000を
上回る場合には原料のポリビニルアルコールの製造が困
難であり、実質上ラクトンを変性することができない。
【0031】本発明のラクトン変性ポリビニルアルコー
ル(2)の溶融粘度は、成形加工性を示す値として使用
できる。通常メルトフローテスターにより測定するが、
荷重10kg/cm2で、直径1mm、長さ1cmのオ
リフィスを使用して測定した粘度が、最低では140℃
で10ポイズ、最高では260℃で30,000ポイズ
程度である。当然用途によって最適な粘度は異なるが、
160〜240℃で測定した溶融粘度が10〜10,0
00ポイズの範囲のものが、成形加工性が良好で取り扱
い易い。
【0032】本発明のラクトン変性ポリビニルアルコー
ル(2)は、用途により単独および通常のポリビニルア
ルコール等と混合して使用することができる。また、熱
溶融するか、水またはアルコールに溶解させて、酸化防
止剤、熱安定剤等の添加剤、熱可塑性樹脂、無機充填
剤、界面活性剤、香料、顔料、染料および潤滑油等の他
の物質と混合することができる。
【0033】次にラクトン変性ポリビニルアルコール
(2)の製造方法を更に詳細に説明する。本発明におい
て使用されるポリビニルアルコールは、通常、ポリ酢酸
ビニルを完全もしくは部分ケン化することで得られる。
【0034】上記ポリビニルアルコールのオキシエチレ
ン単位の重合度としては、100〜10,000、好ま
しくは200〜2,000更に好ましくは300〜1,
000の範囲である。重合度が100未満および10,
000以上のものは製造困難であり、好ましくなく本発
明の水溶性ラクトン変性ポリビニルアルコールの溶融粘
度が適切になるようにポリビニルアルコールの重合度が
200〜2,000のものが取り扱い易い。
【0035】また上記ポリビニルアルコールのケン化度
としては、70モル%以上であり、好ましくは80モル
%以上、更に好ましくは85モル%以上である。ケン化
度が70モル%未満の場合は、水溶性のラクトン変性ポ
リビニルアルコール(2)の水溶性を保持するために
は、ラクトンの付加量を低減しなければならず、柔軟
性、接着性に劣るため好ましくない。逆に水溶性、柔軟
性および接着性等の機能のバランスを制御するため70
モル%以上の最適なモル%に調整することが好ましく実
施できる。
【0036】ここで使用されるラクトン単量体を具体的
に例示すると、ラクトン変性ポリビニルアルコール
(1)の場合と同様、ε−カプロラクトン、4−メチル
カプロラクトン等のメチル化カプロラクトン、δ−バレ
ロラクトン、β−プロピオラクトン等が挙げられ、中で
も工業的に最も有益なε−カプロラクトンが好ましく用
いられる。
【0037】使用される重合触媒は、ラクトン単量体の
開環付加重合触媒である。具体的には、無機塩基、無機
酸、有機アルカリ金属、スズ化合物、チタン化合物、ア
ルミニウム化合物、亜鉛化合物、モリブデン化合物およ
びジルコニウム化合物等が例示できる。中でも、取り扱
い易さ、低毒性、反応性、無着色性、熱安定性等のバラ
ンスからスズ化合物、チタン化合物およびアルミニウム
化合物が好ましく用いられる。具体的には、塩化第一ス
ズ、オクチル酸第一スズ、モノブチルスズオキシド、モ
ノブチルスズトリス(2−エチルヘキサネート)等のモ
ノブチルスズ化合物、ジブチルスズオキシド等のジブチ
ルスズ化合物、テトラブチルチタネート、テトラ−イソ
プロピルチタネート、アルキル−ジ(フェノキシ)−ア
ルミニウム等が挙げられる。これらは各単独であるいは
混合して使用することができる。
【0038】ラクトン変性ポリビニルアルコール(2)
の製造方法とは、ポリビニルアルコール40〜95重量
部、好ましくは50〜80重量部、ラクトン単量体5〜
60重量部、好ましくは20〜50重量部(両者の合計
は100重量部)および重合触媒0.001〜0.1重
量部を50〜250℃の温度で溶融混練する方法であ
る。ポリビニルアルコールが40重量部未満で、ラクト
ン単量体が60重量部を上回る場合は、本発明のラクト
ン変性ポリビニルアルコールの水溶性がほとんど失われ
るため、逆にポリビニルアルコールが95重量部を上回
り、ラクトン単量体が5重量部未満の場合は、原料のポ
リビニルアルコールの機能と変わらなくなるため好まし
くない。
【0039】ラクトン変性ポリビニルアルコール(2)
の原料であるポリビニルアルコールとラクトン単量体の
混合割合は、用途における水溶性の要求程度または柔軟
性、接着性等の機能バランスによって、最適の混合割合
にて実施することが好ましい。
【0040】重合触媒の添加量は、両者の原料の合計1
00重量部に対して、0.001〜0.1重量部であ
り、好ましくは0.002〜0.05重量部、更に好ま
しくは0.005〜0.01重量部の範囲である。上記
触媒量が0.001重量部を下回る場合には、ラクトン
単量体の付加重合速度が遅く、逆に0.1重量部を上回
る場合には、得られる水溶性のラクトン変性ポリビニル
アルコール(2)に着色が生じたり、熱安定性が低下す
ることがあるため好ましくない。
【0041】重合温度としては、50〜250℃である
が、好ましくは100〜220℃更に好ましくは160
〜200℃の範囲である。50℃を下回る場合には、ラ
クトン単量体の付加速度が遅く、逆に250℃を上回る
場合には、ポリビニルアルコールの熱分解反応が発生
し、着色したり分解物が生成するため好ましくない。
【0042】水溶性のラクトン変性ポリビニルアルコー
ル(2)の製造方法において、溶融混練を実施する製造
装置については、公知の溶融混練機を問題なく使用でき
る。具体的には、攪拌羽根式バッチ型混練機、ニーダー
型混練機、抽出機等のスクリュー型混練機、スタティク
ミキサー型混練機およびこれらの装置を連続的に連結し
て使用することが望ましい。また上記製造方法におい
て、原料や重合触媒および添加剤の添加順序、添加方法
は全く制限を受けない。
【0043】原料に含有される水分量は1.0重量%以
下、好ましくは0.5重量%以下、更に好ましくは0.
1重量%以下にすることが望ましい。原料に含有される
水分量が1.0重量%を上回ると、水分からのラクトン
単量体の付加重合が起こり、水に溶解しないポリラクト
ンオリゴマーが生成することがあり好ましくない。
【0044】
【実施例】以下、実施例によって本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるも
のではない。
【0045】[実施例1]1リットルのガラスフラスコ
に、(株)クラレ製ポリビニルアルコール「PVA−1
17」(ケン化度98.5±0.5、重合度1700)
300gおよびε−カプロラクトン720gを仕込み、
100℃、2mmHgの条件で20gのε−カプロラク
トンを除去することにより、原料中の水分量を0.01
重量%とした。次いで重合触媒の塩化第一スズ0.02
gを添加し、温度を180℃に昇温し5時間溶融混練を
行った。得られたラクトン変性ポリビニルアルコール中
に残存するε−カプロラクトンは0.35%であった。
このものは無色透明の粘土状固形物であり、GPC測定
による標準ポリスチレン換算数平均分子量は162,0
00であった。このものの1H−NMRチャートを図1
に、GPCチャートを図2(A)にそれぞれ示す。図1
1H−NMRチャートの解析から、このものの一般式
(1)におけるX、Y、Zおよびnの値はそれぞれおよ
そ55、0、45、および2であった。
【0046】[実施例2]実施例1におけるポリビニル
アルコールとε−カプロラクトンの仕込み量をそれぞれ
100gと920gに変更する以外は、実施例1と全く
同じ製造方法によりラクトン変性ポリビニルアルコール
を製造した。このものに残存するε−カプロラクトンは
0.32%であった。このものは無色透明の高粘性流体
であり、GPC測定による標準ポリスチレン換算数平均
分子量は339,000であった。このもののGPCチ
ャートを図2(B)に、1H−NMRチャートを図3に
示す。図3の1H−NMRチャートの解析から、このも
のの一般式(1)におけるX、Y、Z、およびnの値は
それぞれおよそ30、0、70、および5であった。
【0047】[実施例3]1リットルのガラスフラスコ
に、クラレ(株)製ポリビニルアルコール「PVA−2
03」(ケン化度88.0±1.0、重合度300)4
00g、ε−カプロラクトン400gおよび重合触媒の
塩化第一スズ0.02gを仕込んだ。温度を180℃に
昇温し、5時間溶融混連を行った。得られた水溶性ラク
トン変性ポリビニルアルコール中に残存するε−カプロ
ラクトンは0.24%であった。このものは、無色透明
の非常に柔軟性に富む固体である。また、このもの10
gを、20℃の水100mlに静置すると約30日で完
全に溶解する。更にこのものの、メルトフローテスター
中の直径1mm、長さ1cmのオリフィスを荷重10k
g/cm2で通過する際の溶融粘度は、160℃で13
5ポイズであった。図4に示すCD3OD/CDCl3
合溶媒を用いる1H−NMRの解析結果からこのものの
一般式(1)におけるX、Y、Zおよびnの値は、それ
ぞれおよそ66、12、22および1.8であった。
【0048】[実施例4]東洋精機(株)製ラボプラス
トミル型混練機にクラレ(株)製ポリビニルアルコール
「PVA−117」(ケン化度98.0±0.5、重合
度1700)35g、ε−カプロラクトン15gおよび
重合触媒のモノブチルスズトリス(2−エチルヘキサネ
−ト)0.02gを仕込み、180℃で10分間溶融混
練を行った。得られた水溶性ラクトン変性ポリビニルア
ルコール中に残存するε−カプロラクトンは0.85%
であった。このものは、無色透明の柔軟な固体である。
また、このものの10gを、20℃の水100mlに静
置すると、10時間で完全に溶解する。実施例3と同様
な装置により、測定された溶融粘度は220℃で960
0ポイズであった。またX、Y、Zおよびnの値は、そ
れぞれおよそ87、0、13および1.3であった。
【0049】[実施例5]東洋精機(株)製ラボプラス
トミル型混練機に、クラレ(株)製ポリビニルアルコー
ル「PVA103」(ケン化度98.0±0.5、重合
度300)40g、ε−カプロラクトン10gおよび重
合触媒のモノブチルスズオキシド0.02gを仕込み、
180℃で10分間溶融混練を行った。得られた水溶性
ラクトン変性ポリビニルアルコール中に残存するε−カ
プロラクトンは0.41%であった。このものは無色透
明の固体である。また、このものの10gを、20℃の
水100mlに静置すると、30分で溶解した。実施例
3と同様な装置により、測定された溶融粘度は200℃
で1370ポイズであった。また図5に示すD2Oを用
いる1H−NMRの解析結果から、このものの一般式
(1)におけるX、Y、Zおよびnの値は、それぞれお
よそ92、0、8および1.2であった。
【0050】
【発明の効果】本発明により提供される新規ラクトン変
性ポリビニルアルコールはその水溶解性の程度に応じ
て、シート、トレイ等の成形物、粘着剤、接着剤、セラ
ミックスバインダー、帯電防止剤、防曇剤等の樹脂添加
剤、表面保護フィルム、包装用フィルム、増粘剤、潤滑
油、吸水性ポリマー材料、硬化物材料、エマルジョン化
剤、水徐溶性水洗トイレ用洗浄剤、生分解性用途および
医療用途等広範囲に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1で得られたラクトン変性ポリビニル
アルコールの1H−NMRチャートを示す。
【図2】 実施例1および実施例2で得られたラクトン
変性ポリビニルアルコールのGCPチャートを示す。
【図3】 実施例2で得られたラクトン変性ポリビニル
アルコールの1H−NMRチャートを示す。
【図4】 実施例3で得られたラクトン変性ポリビニル
アルコールの1H−NMRチャートを示す。
【図5】 実施例5で得られたラクトン変性ポリビニル
アルコールの1H−NMRチャートを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−149624(JP,A) 特開 平7−109339(JP,A) 特開 昭54−125232(JP,A) 特開 昭48−65292(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08F 8/00 - 8/50

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)によって表わされる構
    造を有し、かつ、主鎖部分のオキシエチレン単位の重合
    度が100〜10,000の範囲であることを特徴とす
    るラクトン変性ポリビニルアルコール。 【化1】
  2. 【請求項2】 X、YおよびZが、20≦X≦60、0
    ≦Y≦30および40≦Z≦80の範囲でかつX+Y+
    Z=100であり、nが1≦n≦10であることを特徴
    とする請求項1記載のラクトン変性ポリビニルアルコー
    ル。
  3. 【請求項3】 X、YおよびZが、60<X≦95、0
    ≦Y≦30および5≦Z<40の範囲でかつX+Y+Z
    =100であり、nが1≦n≦3であることを特徴とす
    る請求項1記載のラクトン変性ポリビニルアルコール。
  4. 【請求項4】 ポリビニルアルコール5〜60重量部、
    ラクトン単量体95〜40重量部(両者の合計は100
    重量部)および重合触媒0.001〜0.1重量部を5
    0〜250℃の温度で溶融混練することを特徴とする請
    求項2記載のラクトン変性ポリビニルアルコールの製造
    方法。
  5. 【請求項5】 ポリビニルアルコール40〜95重量
    部、ラクトン単量体5〜60重量部(両者の合計は10
    0重量部)および重合触媒0.001〜0.1重量部を
    50〜250℃の温度で溶融混練することを特徴とする
    請求項3記載のラクトン変性ポリビニルアルコールの製
    造方法。
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