JP7102817B2 - 変性エチレン-ビニルアルコール系共重合体およびその製造方法 - Google Patents
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Description
そこで、本発明は、透明性に優れ、かつ熱成形時の着色を抑制することのできる樹脂を提供することを課題とする。
<1>下記化学式(1)で表される構造単位を主鎖に有し、エチレンに由来する構造単位の含有量が20~60モル%である変性エチレン-ビニルアルコール系共重合体であって、重合触媒由来の金属化合物の含有量が、金属換算にて25μg/g未満であることを特徴とする変性エチレン-ビニルアルコール系共重合体。
<2>前記変性エチレン-ビニルアルコール系共重合体における前記化学式(1)中のnの平均値が1~10の範囲であることを特徴とする前記<1>に記載の変性エチレン-ビニルアルコール系共重合体。
<3>前記化学式(1)において、Xにおけるヘテロ原子が、酸素原子、窒素原子又は硫黄原子であることを特徴とする前記<1>又は<2>に記載の変性エチレン-ビニルアルコール系共重合体。
<4>前記<1>~<3>のいずれか1つに記載の変性エチレン-ビニルアルコール系共重合体の製造方法であって、エチレン-ビニルアルコール系共重合体とヘテロ官能基を有する化合物を、帰還型スクリューを備えたせん断成形加工機により溶融混練する工程を含むことを特徴とする変性エチレン-ビニルアルコール系共重合体の製造方法。
本実施形態の変性エチレン-ビニルアルコール系共重合体は、下記化学式(1)で表される構造単位を有し、エチレンに由来する構造単位の含有量が20~60モル%である変性エチレン-ビニルアルコール系共重合体である。そして、本実施形態の変性エチレン-ビニルアルコール系共重合体中の重合触媒由来の金属の含有量は25μg/g未満である。以下、化学式(1)で表される構造単位を主鎖に有する変性エチレン-ビニルアルコール系共重合体を「変性EVOH樹脂」と称する。
本発明者の検討によれば、EVOH樹脂に化学式(1)で表される構造単位をグラフトさせる際に使用される重合触媒(具体的には金属触媒)が、得られた変性EVOH樹脂中に残存することにより、当該変性EVOH樹脂の透明性が損なわれ、熱成形した際に着色が引き起こされることがわかった。そこで、樹脂中の重合触媒由来の金属化合物の含有量を金属換算にて25μg/g未満とすることにより、透明性に優れた変性EVOH樹脂とするものである。
これらの中でも、ガスバリア性を向上させるという観点から、繰り返し単位としては、-CO-Rx-O-、-CO-Rx-NH-又は-CO-Rx-S-が好ましく、特にはZが酸素原子であることが好ましく、具体的には、繰り返し単位が-CO-Rx-O-の場合、化学式(1)は下記化学式(3)で表される。
本実施形態の変性EVOH樹脂における化学式(1)~(3)中のグラフト鎖の平均鎖長は、1H-NMR測定結果から算出することができる。
本実施形態の変性EVOH樹脂は、エチレン-ビニルアルコール系共重合体(EVOH樹脂)とヘテロ官能基を有する化合物を帰還型スクリューを備えたせん断成形加工機を用いてグラフト反応させることにより得ることができる。
変性EVOH樹脂の主鎖が有する化学式(1)からなる繰り返し単位、すなわちグラフト反応による側鎖グラフト構造の形成は、原料として用いたEVOH樹脂の水酸基を開始末端とするものである。
本実施形態で用いるEVOH樹脂は、通常、エチレンとビニルエステル系モノマーを共重合させた後にケン化させることにより得られる樹脂であり、非水溶性の熱可塑性樹脂である。上記ビニルエステル系モノマーは、経済的な面から、一般的には酢酸ビニルが用いられる。重合法も公知の任意の重合法、例えば、溶液重合、懸濁重合、エマルジョン重合等を用いることができるが、一般的にはメタノールを溶媒とする溶液重合が用いられる。得られたエチレン-ビニルエステル共重合体のケン化も公知の方法で行い得る。
すなわち、EVOH樹脂は、エチレン構造単位とビニルアルコール構造単位を主とし、ケン化されずに残存した若干量のビニルエステル構造単位を含むものである。
かかるエチレン含有量は、例えば、ISO 14663-1(1999)に準じて計測することができる。
かかるビニルエステル成分のケン化度は、例えば、JIS K6726(1994)(ただし、EVOH樹脂は水/メタノール溶媒(水:メタノール=9:1(質量比))に均一に溶解した溶液である。)に準じて計測することができる。
ヘテロ官能基とは、ヘテロ原子を有する官能基であり、ヘテロ原子としては、酸素原子、窒素原子、硫黄原子、リン原子、ケイ素原子等が挙げられ、ヘテロ原子を有する官能基としては、具体的に、エステル基、カルボン酸基、アシル基、チオエステル基、アミド基、カーボネート基、カルバメート基、チオカルバメート基、カルバミド基、N-アシル基、N,N’-ジアシル基等を挙げることができる。
ヘテロ官能基を有する環状化合物としては、炭素数2以上のヘテロ環状化合物が好ましい。ヘテロ官能基を有する環状化合物としては、例えば、ラクトン類等の環状エステル、ラクタム類等の環状アミド、エチレンカーボネートやプロピレンカーボネート等の環状カーボネート、チエタン-2-オン、3,3-ジメチルチエタン-2-オン、4-メチルチエタン-2-オン、3-メチルチエタン-2-オン、3-エチルチエタン-2-オン、3-メチル-3-エチルチエタン-2-オン等の環状チオエステル、エチレンカルバメート等の環状カルバメート、フェニルフタルイミドやシクロヘキサンジカルボキシイミド、等のイミド化合物、N,N’-ジメチルプロピレン尿素や1,3-ジメチル-2-イミダゾリジソン等の環状ウレア誘導体、N-アシル置換カプロラクタム等の環式N,N’-ジアシル化合物、等が挙げられ、これらの中でも環状エステルが好ましく、ラクトン類がより好ましい。
カルボン酸化合物としては、直鎖カルボン酸エステル、直鎖カルボン酸チオエステル、直鎖カルボン酸アミド、カルボン酸のアシルハライド、あるいは酸無水物等が挙げられる。これらの中でも、直鎖カルボン酸エステルが好ましい。
カーボネート化合物としては、各種のジアルキルカーボネートやジアリールカーボネート、アリールアルキルカーボネート等が挙げられる。
カルバメート化合物としては、メチルカルバメートやエチルカルバメート等が挙げられる。
チオカルバメート化合物としては、ジメチルアミノ-S-アリールチオカルバメート等の誘導体等が挙げられる。
ジアシル化合物としては、ジアセトアミドやジアセチル(シクロペンチル)アザン等が挙げられる。
トリアシル化合物としては、トリアセトアミドやトリベンズアミド等が挙げられる。
例えば、チタン系化合物、錫系化合物、アルミニウム系化合物、鉄系化合物、ジルコニウム系化合物、亜鉛系化合物、鉛系化合物等を挙げることができる。具体的には、テトラ-n-ブトキシチタン、テトライソブトキシチタン、テトライソプロポキシチタンなどのチタニウムアルコキシド、ジブチルジブトキシスズなどのスズアルコキシド、ジブチルスズジアセテート、2-エチルヘキサン酸スズ(II)などのスズエステル化合物などが挙げられるが、これらの中でも本発明の効果がより効果的に得られる点でチタン系化合物が好ましく、さらに安価かつ容易に入手できる点からはテトラ-n-ブトキシチタンが好ましい。
例えば、減圧除去の条件としては、反応温度と同じ設定温度で、100~101200Paの圧力下で、1秒~10時間行うことが好ましい。
なお、上記の変性EVOH樹脂中のEVOH樹脂単位の含有量、及びグラフトした化学式(1)~(3)のいずれかで表される構造単位の含有量は、1H-NMR測定結果から算出することができる。
なお、上記の変性EVOH樹脂中の変性率は、1H-NMR測定結果から算出することができる。
なお、上記の変性EVOH樹脂中の化学式(1)~(3)中のnの平均値(すなわちグラフト鎖の平均鎖長)は、1H-NMR測定結果から算出することができる。
なお、上記の変性EVOH樹脂中の数平均分子量は、GPC測定結果から算出することができる。
一般に、上記モノマーがグラフトされることにより、骨格のEVOH樹脂における水酸基同士の水素結合等の分子間力が弱くなるため、変性EVOH樹脂中の変性率が高くなると、変性EVOH樹脂の融点が低くなる傾向がある。
なお、上記の変性EVOH樹脂の融点は、示差走査熱量計を用いて測定することができる。
なおYI値は、ASTM D1925により測定した黄色指数であり、本実施形態の変性EVOH樹脂を140℃、30秒間の条件の熱プレスによって、厚さ200μm±10μmのフィルムを成形し、得られたフィルムを分光色差計(日本電色工業株式会社製「SE6000」(商品名))を用いて色差を測定することにより求めることができる。なお、色差データにはΔYI(D1925)の値を採用することとする。
エチレン含有量は、例えば、ISO 14663-1(1999)に準じて計測することができる。
また、これらの添加剤は、1種を単独で又は2種以上を混合して用いてもよい。
これらのうち、特に、酢酸、ホウ酸及びその塩を含むホウ素化合物、酢酸塩、リン酸塩を含有することが好ましい。
本発明の効果をより顕著に得るためには、添加物の分散性に優れるi)、ii)の方法、有機酸及びその塩を含有させる場合はiv)の方法が好ましい。
かくして得られた本実施形態の変性EVOH樹脂は、溶融成形により例えばフィルム、シート、カップやボトルなどに成形することができる。かかる溶融成形方法としては、押出成形法(T-ダイ押出、インフレーション押出、ブロー成形、溶融紡糸、異型押出等)、射出成形法が主として採用される。溶融成形温度は、通常150~300℃の範囲から選ぶことが多い。
かかる他の基材としてはEVOH樹脂以外の熱可塑性樹脂が有用である。熱可塑性樹脂としては例えば、直鎖状低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、超低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン等のポリエチレン類、ポリプロピレン、エチレン-プロピレン(ブロック及びランダム)共重合体、プロピレン-α-オレフィン(炭素数4~20のα-オレフィン)共重合体、ポリブテン、ポリペンテン等のポリオレフィン類、これらポリオレフィン類を不飽和カルボン酸又はそのエステルでグラフト変性したグラフト化ポリオレフィン類、アイオノマー、エチレン-酢酸ビニル共重合体、エチレン-アクリル酸共重合体、エチレン-アクリル酸エステル共重合体、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂(共重合ポリアミドも含む)、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、アクリル系樹脂、ポリスチレン、ビニルエステル系樹脂、ポリエステルエラストマー、ポリウレタンエラストマー、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン等のハロゲン化ポリオレフィン、芳香族又は脂肪族ポリケトン、更にこれらを還元して得られるポリアルコール類等が挙げられるが、積層体の物性(特に強度)等の実用性の点から、ポリオレフィン系樹脂やポリアミド系樹脂が好ましく、特にはポリエチレン、ポリプロピレンが好ましく用いられる。
これらの中でも、コストや環境の観点から考慮して共押出しする方法が好ましい。
また、本実施形態の変性EVOH樹脂を用いて得られた多層延伸フィルムをシュリンク用フィルムとして用いる場合には、熱収縮性を付与するために、上記の熱固定を行わず、例えば延伸後のフィルムに冷風を当てて冷却固定するなどの処理を行う。
EVOH樹脂として、エチレン-ビニルアルコール共重合体[エチレン含有量44モル%、ケン化度99.7モル%、MFR12g/10分(210℃、荷重2160g)、融点164℃]ペレットを用いた。
可塑化部での加熱温度:200℃
高せん断部での加熱温度:200℃
スクリュー回転数:500rpm
高せん断部での混練時間:30秒
高せん断部での樹脂温度:207℃
1H-NMRを用いた構造解析の結果、反応系に実際に仕込まれたε-カプロラクトンモノマーは、EVOH樹脂100部あたり18.2部であり、そのうちの81.4%が変性EVOH樹脂にグラフトされていたことが分かった。
定量は、湿式酸分解法-ICP発光分光分析法によって行った。酸分解処理には以下の薬品を用いた。
<使用試薬一覧>
・硝酸:和光純薬工業株式会社製 試薬特級
・硫酸:和光純薬工業株式会社製 試薬特級
・塩酸:和光純薬工業株式会社製 試薬特級
・定量用標準:関東化学株式会社製 チタン標準液(1000mg/L)
・内部標準用標準:和光純薬工業株式会社製 イットリウム標準液(1000mg/L)
<測定条件>
・システム:サーモフィッシャーサイエンティフィック製 iCAP6300Duo
・RFパワー:1150W
・プラズマガス流量:12L/min
・補助ガス流量:1.0L/min
・ネプライザガス流量:0.5L/min
・検出器:CID半導体検出器
・積分:10sec
・波長範囲:334.941nm
〔評価基準〕
A:フィルム中に異物が全く見られない。
B:フィルム中に異物が1~10個みられる。
C:フィルム中に異物が11個以上みられる。
実施例1の変性EVOH樹脂フィルムを観察したところ、異物は何も観察されず、A評価であった。
実施例1において、高せん断部での混練時間を60秒に変更したこと以外は、実施例1と同様の手法で変性EVOH樹脂を得た。高せん断部での樹脂温度は209℃であった。
1H-NMRを用いた構造解析の結果、反応系に実際に仕込まれたε-カプロラクトンモノマーは、EVOH樹脂100部あたり20.4部であり、そのうちの83.3%が変性EVOH樹脂にグラフトされていることが分かった。
次に、変性EVOH樹脂の透過性を観察したところ、異物は何も観察されず、A評価であった。
続いて、前述の方法に従い得られた変性EVOH樹脂のYI値を測定したところ、0.51であった。
実施例2において、重合触媒としてテトラノルマルブチルチタネート(マツモトファインケミカル株式会社製「オルガチックスTA-21」)を0.1%混合させたε-カプロラクトンモノマーを使用して溶融混練を行った以外は、実施例2と同様の手法で変性EVOH樹脂を得た。なお、高せん断部での樹脂温度は211℃であった。
1H-NMRを用いた構造解析の結果、反応系に実際に仕込まれたε-カプロラクトンモノマーは、EVOH樹脂100部あたり18.7部であり、そのうちの78.6%が変性EVOH樹脂にグラフトされていることが分かった。
次に、変性EVOH樹脂の透過性を観察したところ、異物は何も観察されず、A評価であった。
続いて、前述の方法に従い得られた変性EVOH樹脂(C)のYI値を測定したところ、0.50であった。
上記EVOH樹脂100部、ε-カプロラクトンモノマー(株式会社ダイセル製「PLACCEL M」)30部、重合触媒としてテトラノルマルブチルチタネート(マツモトファインケミカル株式会社製「オルガチックスTA-21」)0.03部を、ステンレススチール(SUS)管に仕込み、窒素気流下にて加熱撹拌を行った。内温30℃から190℃まで3時間30分かけて昇温し、190℃到達から1時間後の樹脂を回収することで変性EVOH樹脂を得た。回収した時の樹脂温度は200℃であった。
1H-NMRを用いた構造解析の結果、反応系に実際に仕込まれたε-カプロラクトンモノマーは、EVOH樹脂100部あたり30.4部であり、そのうちの87.2%が変性EVOH樹脂にグラフトされていることが分かった。
次に、変性EVOH樹脂の透過性を観察したところ、重合触媒中に含まれる金属由来と考えられる異物が平均で2個観察され、B評価であった。異物について走査型電子顕微鏡で確認しながら元素分析をおこなったところ、重合触媒に由来すると考えられる金属酸化物が主体であった。
続いて、前述の方法に従い得られた変性EVOH樹脂のYI値を測定したところ、1.56であった。
上記EVOH樹脂100部、ε-カプロラクトンモノマー(株式会社ダイセル製「PLACCEL M」)30部、重合触媒としてテトラノルマルブチルチタネート(マツモトファインケミカル株式会社製「オルガチックスTA-21」)0.03部を、ステンレススチール(SUS)管に仕込み、窒素気流下にて加熱撹拌を行った。内温30℃から190℃まで3時間30分かけて昇温し、190℃到達から2時間後の樹脂を回収することで変性EVOH樹脂を得た。回収した時の樹脂温度は200℃であった。
1H-NMRを用いた構造解析の結果、反応系に実際に仕込まれたε-カプロラクトンモノマーは、EVOH樹脂100部あたり30.6部であり、そのうちの97.6%が変性EVOH樹脂にグラフトされていることが分かった。
次に、変性EVOH樹脂の透過性を観察したところ、重合触媒中に含まれる金属由来と考えられる異物が平均で3個観察され、B評価であった。異物について走査型電子顕微鏡で確認しながら元素分析をおこなったところ、重合触媒に由来すると考えられる金属酸化物が主体であった。
続いて、前述の方法に従い得られた変性EVOH樹脂のYI値を測定したところ、1.43であった。
実施例2において、重合触媒としてテトラノルマルブチルチタネート(マツモトファインケミカル株式会社製「オルガチックスTA-21」)を1.0%混合させたε-カプロラクトンモノマーを使用して溶融混練を行った以外は、実施例2と同様の手法で変性EVOH樹脂を得た。なお、高せん断部での混練時間は60秒であり、高せん断部での樹脂温度は215℃であった。
1H-NMRを用いた構造解析の結果、反応系に実際に仕込まれたε-カプロラクトンモノマーは、EVOH樹脂100部あたり17.6部であり、そのうちの95.0%が変性EVOH樹脂にグラフトされていることが分かった。
次に、変性EVOH樹脂の透過性を観察したところ、重合触媒中に含まれる金属由来と考えられる異物が11個以上観察され、C評価であった。異物について走査型電子顕微鏡で確認しながら元素分析をおこなったところ、重合触媒に由来すると考えられる金属酸化物が主体であった。
続いて、前述の方法に従い得られた変性EVOH樹脂のYI値を測定したところ、0.88であった。
Claims (3)
- 前記変性エチレン-ビニルアルコール系共重合体における前記化学式(1)中のnの平均値が1~10の範囲であることを特徴とする請求項1に記載の変性エチレン-ビニルアルコール系共重合体。
- 請求項1又は2に記載の変性エチレン-ビニルアルコール系共重合体の製造方法であって、
エチレン-ビニルアルコール系共重合体と酸素原子を有する官能基を有する化合物を、帰還型スクリューを備えたせん断成形加工機により溶融混練する工程を含むことを特徴とする変性エチレン-ビニルアルコール系共重合体の製造方法。
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