JP3362799B2 - 熱硬化型樹脂組成物 - Google Patents

熱硬化型樹脂組成物

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JP3362799B2
JP3362799B2 JP20236893A JP20236893A JP3362799B2 JP 3362799 B2 JP3362799 B2 JP 3362799B2 JP 20236893 A JP20236893 A JP 20236893A JP 20236893 A JP20236893 A JP 20236893A JP 3362799 B2 JP3362799 B2 JP 3362799B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明の熱硬化性樹脂組成物は、
低温硬化性に優れ、自動車用、製缶用、プレコートメタ
ルおよび建築外装用などの塗料をはじめ、特に低温硬化
性を必要とされる素材用の塗料に有用であり、接着剤
(ラミネート型接着剤、天然または合成ゴムをベースに
した接着剤の添加剤、木材用や構造用など)、繊維加工
剤として有用である。
【0002】
【従来の技術】従来、ポリウレタン樹脂塗料は非常に優
れた耐摩擦性、耐薬品性、耐汚染性を有しており、特に
脂肪族および脂環族イソシアネートから誘導されたポリ
イソシアネートを用いたポリウレタン塗料は耐候性に優
れる。しかし、ポリイソシアネートは非常に活性なイソ
シアネート基を有するため、湿気に対して不安定であ
り、ポットライフが短い等の不便さがあった。このよう
な欠点を改善するために、活性なイソシアネート基のす
べてを活性水素化合物(以下、ブロック剤と記す)で封
鎖したブロックポリイソシアネートが検討されてきた。
【0003】通常、このようなブロック剤として、オキ
シム類、フェノール類、アルコール類、ラクタム類、ア
ミド化合物類等が知られている。このブロックポリイソ
シアネートは、比較的高温ではブロック剤を解離し、活
性なイソシアネート基が再生されポリオールと架橋反応
が起こるので、一応前記の欠点は改善される。しかし、
その硬化にはかなり高温での加熱が必要であり、加熱に
要するエネルギー消費が大きく、かつ色焼け等の製品品
質の熱劣化が生じる場合がある。それ故、更に低温加熱
によりブロック剤が解離し、イソシアネートが再生され
るブロックポリイソシアネートの開発が望まれて来た。
【0004】これまでのブロックポリイソシアネートの
低温硬化性を実現させるための研究は、主に新規なブロ
ック剤や触媒の開発に重点が置かれてきた。例えば、新
規なブロック剤として、特公平3−9948号公報では
2級モノアミンをブロック剤として用いることで低温硬
化性を提案している。また特開平3−17116号公報
では、芳香族性の含窒素六員環構造を母体とするブロッ
ク剤を用いることを提案している。また、低温硬化性を
発現させるための触媒もポリウレタン樹脂ハンドブック
(P121,P420、日刊工業新聞社刊、岩田敬治
著)に既存の有機錫化合物や有機亜鉛化合物などの遷移
金属化合物を単独または併用して使用する事などが総説
として記載されている。
【0005】しかしながら、特公平3−9948号公報
や特開平3−17116号公報に記載の新規ブロック剤
を使用した場合であっても、焼き付け時に色焼けを生じ
たり、あるいは解離したブロック剤の融点が高いため、
ライン塗装などで使用した場合に、解離したブロック剤
が結晶化して、被塗物上に落下して塗面を汚染すること
があり、用途に応じては使用出来ない場合がある。また
低温硬化性を発現させるための触媒も、目的とする実用
の低温硬化性を発現させるためには、多量の遷移金属化
合物を必要とし、その毒性や貯蔵時の安定性が問題とな
る等、従来の低温硬化性の熱硬化性ブロックポリイソシ
アネ−トは、必ずしも使用者の要求を完全に満たすもの
とはなっていなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の解決しようと
する課題は、脂肪族および脂環族系ブロックポリイソシ
アネ−トを硬化剤として使用し、少ない触媒量で低温硬
化性を有する、更に優れた省エネルギ−型の熱硬化性樹
脂組成物を提供する事である。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは上
述した課題に照準を合わせ、特定の脂肪族および脂環族
系ブロックポリイソシアネートに、特定のポリヒドロキ
シ化合物を組み合わせることにより、硬化温度が低いに
も係わらず、効率的に硬化する熱硬化性樹脂組成物を得
るに及んで、本発明を完成するに到った。
【0008】すなわち、本発明は、脂肪族および/また
は脂環族ジイソシアネ−トとジオ−ル化合物(D)との
反応によって得られる、一般式[1]で表されるイソシ
アヌレ−ト型ポリイソシアネ−トの末端イソシアネ−ト
基を熱解離性ブロック剤でブロックしたブロックポリイ
ソシアネ−ト(A)と、一般式[2]で表される、数平
均分子量が1500〜100000で、かつ水酸基価が
10〜300なるポリヒドロキシ化合物(B)とを、ブ
ロック剤が解離した際に再生されるイソシアネート基と
水酸基との当量比が95:5〜5:95の範囲で配合し
た熱硬化性樹脂組成物である。
【0009】一般式[1]
【化3】
【0010】(式中、n、nはイソシアヌレートプ
レポリマ−の核体数を表し、その統計的平均値は1.0
〜1.5であり、R〜Rは同一または異なって、脂
肪族および/または脂環族ジイソシアネ−トよりイソシ
アネ−ト基を除いた基を表す。またRはジオ−ル化合
物(D)から水酸基を除いた基である。)
【0011】一般式[2]
【化4】
【0012】(式中、Rはポリオールの主鎖構造を表
し、mは1以上の整数を、nは2以上の整数を表す。
Xは構成幹鎖が炭素、酸素、窒素および珪素から成る群
から選ばれる1種以上の原子の6個以上がアルキレン結
合、エステル結合、エ−テル結合、またはこれらの化学
結合の組合せによって結合した分子量100から250
0の基で、Rに結合しているXの構成原子を含めて、
水酸基が結合しているXの構成原子の間までに、Xの幹
鎖原子として4つ以上の原子を有する。またYはポリオ
ール末端の水酸基および/または低級アルキル基を表
す。)
【0013】更に好ましくは、一般式[2]のポリヒド
ロキシ化合物(B)として、末端に重合性官能基を有す
る水酸基含有マクロモノマ−を他の重合性モノマ−と共
重合することで得られる水酸基含有グラフトポリマ−
や、
【0014】末端に重合性官能基として、アクリロイル
基あるいはメタクリロイル基を有する水酸基含有マクロ
モノマ−を他の重合性モノマ−と共重合することで得ら
れる水酸基含有グラフトポリマ−や、ポリオ−ルの水酸
基にオキシラン環を有する化合物を付加させることによ
り得られる、水酸基含有グラフトポリマ−や、ポリオ−
ルの水酸基にε−カプロラクトンを開環重合させること
により得られる、水酸基含有グラフトポリマ−を含む熱
硬化性樹脂組成物である。
【0015】更に本発明で用いるブロックポリイソシア
ネ−ト(A)としては、一般式[1]で表されるイソシ
アヌレ−ト型ポリイソシアネ−トとして、この一般式
[1]のn、nのいずれか一方が0であり、残るも
う一方の統計的平均値が1.0〜1.5であるイソシア
ヌレ−ト型ポリイソシアネ−トを用い、これをブロック
剤でブロックしたブロックポリイソシアネ−トや、一般
式[1]のR〜Rが、ヘキサメチレンジイソシアネ
−トおよびイソホロンジイソシアネ−トからイソシアネ
−ト基を除いた基であり、一般式[1]中に於けるそれ
らの構成比が2:8〜8:2であるイソシアヌレ−ト型
ポリイソシアネ−トを用い、これをブロック剤でブロッ
クしたブロックポリイソシアネ−トが挙げられる。
【0016】以下に本発明をより詳細に説明する。本発
明で用いる一般式[2]で表される、数平均分子量が1
500〜100000で、かつ水酸基価が10〜300
なるポリヒドロキシ化合物(B)について詳細に説明す
れば、式中のRはポリオールの主鎖構造を表し、より
具体的にはアルキルポリオ−ル、ポリエステルポリオ−
ル、アクリルポリオ−ル、ポリエ−テルポリオ−ル、エ
ポキシ変性ポリオ−ル、フッ素ポリオ−ルから選ばれる
ポリオールの主鎖を意味する。
【0017】本発明で用いる一般式[2]で表されるポ
リヒドロキシ化合物(B)は、Xの幹鎖に結合した水酸
基の位置が特に重要であり、Xの構成主鎖構造は炭素、
酸素、窒素または珪素から成る群から選ばれる1種以上
の原子で成り、これらの原子がアルキル結合、エステル
結合、エ−テル結合等の化学結合、またはそれらいずれ
の化学結合の組合せによって構成されていても良いが、
Xの幹鎖を構成する原子数は6個以上であり、かつR
に結合しているXの構成原子を含めて、水酸基が結合し
ているXの構成原子の間までに、Xの幹鎖原子として4
つ以上の原子を有する化合物である。
【0018】この条件が満たされたポリヒドロキシ化合
物(B)とブロックポリイソシアネ−ト(A)の組合せ
によって、本発明の熱硬化性樹脂組成物は、従来のブロ
ックポリイソシアネ−トを含有する熱硬化性樹脂組成物
に比べて、反応性に富み、低温であっても十分な硬化が
達成される。
【0019】Rに結合しているXの構成原子を含め
て、水酸基が結合しているXの構成原子の間までに、X
の幹鎖原子として3つ以下の原子を有するポリヒドロキ
シ化合物は、低温硬化性が劣るが、これは解離したブロ
ックポリイソシアネ−トのイソシアネート基との間での
硬化反応が立体障害の為に円滑に進まない為に、ブロッ
クポリイソシアネ−トの解離が促進されないことに、そ
の原因であると推定される。
【0020】またX幹鎖上の水酸基の結合位置は、X幹
鎖の末端にあること、即ち、Xの水酸基が1級水酸基で
あることがより好ましい。
【0021】一般式[2]のポリヒドロキシ化合物
(B)として、ポリオ−ルの水酸基にエチレンオキサイ
ド、プロピレンオキサイド等のオキシラン環を有する化
合物を付加させることにより得られるグラフトポリマ−
や、ポリオ−ルの水酸基にε−カプロラクトンを開環重
合させることにより得られるグラフトポリマ−も本発明
に好ましく用いられる。
【0022】本発明で言うRの主鎖構造を為すアルキ
ルポリオ−ル、ポリエステルポリオ−ル、アクリルポリ
オ−ル、ポリエ−テルポリオ−ル、エポキシ変性ポリオ
−ル、フッ素ポリオ−ルを説明すれば、アルキルポリオ
−ルとは、飽和炭化水素鎖を主鎖にもつポリオ−ルを意
味し、例えばエチレングリコ−ル、プロピレングリコ−
ル、メチルペンタンジオ−ル、メチルオクタンジオ−
ル、ノナンジオ−ル、水添オレイルアルコ−ルダイマ
−、12−ヒドロキシステアリルアルコ−ル、ポリビニ
ルアルコ−ル等が挙げられる。
【0023】またポリエステルポリオ−ルとしては、例
えばコハク酸、アジピン酸、セバシン酸、ダイマ−酸、
無水マレイン酸、無水フタル酸、イソフタル酸、テレフ
タル酸等から選ばれた二塩基酸の単独もしくは混合物
と、エチレングリコ−ル、プロピレングリコ−ル、ジエ
チレングリコ−ル、ネオペンチルグリコ−ル、トリメチ
ロ−ルプロパン、グリセリンなどの群から選ばれた多価
アルコ−ルの単独またはそれらの混合物との縮合反応に
よって得られるポリエステルポリオ−ル樹脂、および、
例えばε−カプロラクトンを多価アルコ−ルを用いて開
環重合して得られるようなポリカプロラクトン類および
公知のアルキッドポリオール等が挙げられる。
【0024】またアクリルポリオ−ルとしては、例え
ば、アクリル酸−2−ヒドロキシエチル、アクリル酸−
2−ヒドロキシプロピル、アクリル酸−2−ヒドロキシ
ブチル等の活性水素を持つアクリル酸エステル、または
グリセリンのアクリル酸モノエステル、トリメチロ−ル
プロパンのアクリル酸モノエステル、あるいはメタクリ
ル酸モノエステルの群から選ばれた単独または混合物
と、
【0025】アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、ア
クリル酸イソプロピル、アクリル酸−n−ブチル、アク
リル酸−2−エチルヘキシルなどのアクリル酸エステ
ル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸イソプロピル、
メタクリル酸−n−ブチル、メタクリル酸イソブチル、
メタクリル酸−n−ヘキシル、メタクリル酸ラウリルな
どのメタクリル酸エステルの群から選ばれた単独または
混合物とを必須成分とし、
【0026】アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、
イタコン酸等の不飽和カルボン酸、アクリルアミド、N
−メチロ−ルアクリルアミド、ジアセトンアクリルアミ
ド等の不飽和アミド、及びメタクリル酸グリシジル、ス
チレン、ビニルトルエン、酢酸ビニル、アクリロニトリ
ル、フマル酸ジブチル等のその他の重合性モノマ−の群
から選ばれた単独または混合物の存在下、あるいは非存
在下において重合させて得られるアクリルポリオ−ル樹
脂が挙げられる。
【0027】またポリエ−テルポリオ−ルとしては、例
えばグリセリンやプロピレングリコ−ル等の多価アルコ
−ルの単独または混合物に、エチレンオキサイド、プロ
ピレンオキサイドなどのアルキレンオキサイドの単独ま
たは混合物を付加して得られるポリエ−テルポリオ−ル
類、ポリテトラメチレングリコ−ル類、さらにアルキレ
ンオキサイドにエチレンジアミン、エタノ−ルアミン類
などの多官能化合物を反応させて得られるポリエ−テル
ポリオ−ル類、および、これらポリエ−テル類を媒体と
してアクリルアミド等を重合して得られる、いわゆるポ
リマ−ポリオ−ル類等が含まれる。
【0028】またエポキシ変性ポリオ−ルとしては、例
えばノボラック型、β−メチルエピクロ型、環状オキシ
ラン型、グリシジルエ−テル型、グリコ−ルエ−テル
型、脂肪族不飽和化合物のエポキシ型、エポキシ化脂肪
酸エステル型、多価カルボン酸エステル型、アミノグリ
シジル型、ハロゲン化型、レゾルシン型等のエポキシ樹
脂類が挙げられる。
【0029】またフッ素ポリオ−ルとしては、例えばフ
ルオロオレフィン、シクロヘキシルビニルエ−テル、ヒ
ドロキシアルキルビニルエ−テル、モノカルボン酸ビニ
ルエステル等の共重合体等が挙げられる。
【0030】また本発明には、一般式[2]のポリヒド
ロキシ化合物(B)が、末端に重合性官能基を有する水
酸基含有マクロモノマ−を他の重合性モノマ−と共重合
することで得られる水酸基含有グラフトポリマ−である
ものを用いることも好ましい。本発明で言うマクロモノ
マ−とは、分子の片末端に重合性官能基を有するオリゴ
マ−またはポリマ−を意味し、特に分子の他方の末端に
水酸基を有するマクロモノマ−が本発明で使用するマク
ロモノマ−として好ましく、マクロモノマ−中の重合性
官能基が、アクリロイル基、メタクリロイル基等に示さ
れる炭素−炭素反応性二重結合を有するものが、より好
ましい。
【0031】次に本発明で用いるブロックポリイソシア
ネ−ト(A)について説明する。本発明で用いるブロッ
クポリイソシアネ−ト(A)は、脂肪族および/または
脂環族ジイソシアネ−トとジオ−ル化合物(D)との反
応によって得られる、一般式[1]で表されるイソシア
ヌレ−ト型ポリイソシアネ−トの末端の活性なイソシア
ネ−ト基を熱解離性ブロック剤でブロックして得られる
化合物である。
【0032】ここで、ブロックポリイソシアネ−ト
(A)のなかでも、一般式[1]で表されるイソシアヌ
レ−ト型ポリイソシアネ−トとして、一般式[1]のn
、nのいずれか一方が0であり、残るもう一方の統
計的平均値が1.0〜1.5であるものを用い、これを
ブロック剤でブロックして得られるものがより好ましく
用いられる。
【0033】また更に、一般式[1]のR〜Rが、
ヘキサメチレンジイソシアネ−トおよびイソホロンジイ
ソシアネ−トからイソシアネ−ト基を除いた基であり、
かつ一般式[1]中に於けるそれらの構成比が2:8〜
8:2であるものを用い、これをブロック剤でブロック
して得られるものであるものも、本発明に好ましく用い
られる。
【0034】前記一般式[1]で表されるイソシアヌレ
−ト型ポリイソシアネ−トを得るために用いる脂肪族お
よび脂環族イソシアネートモノマーとしては、例えば、
1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロン
ジイソシアネート、水添トリレンジイソシアネート、水
添キシリレンジイソシアネート、水添ジフェニルメタン
ジイソシアネート、1,3−もしくは1,4−ジイソシ
アネートシクロヘキサン、ジシクロヘキシルメタン−
4,4'−ジイソシアネート、m−もしくはp−テトラ
メチルキシレンジイソシアネート、1,4−テトラメチ
レンジイソシアネート、1,12−ドデカメチレンジイ
ソシアネート、2,2,4−もしくは2,4,4−トリ
メチルシクロヘキサンジイソシアネートの如きイソシア
ネートモノマー類などが挙げられる。
【0035】また前記一般式[1]で表されるイソシア
ヌレ−ト型ポリイソシアネ−トを得るために用いるジオ
−ル化合物(D)としては、分子量50から1000の
主鎖がアルキル結合、エステル結合、エ−テル結合ある
いはそれらの混合からなる基からなるジオ−ル化合物、
例えば、エチレングリコ−ル、1,3−ブタンジオ−
ル、1,4−ブタンジオ−ル、2,2,4−トリメチル
−1,3−ペンタンジオ−ル、1,12−ドデカンジオ
−ル等が挙げられる。
【0036】本発明で用いるブロックポリイソシアネ−
ト(A)を得る為に用いられる好ましいブロック剤の例
としては、オキシム(メチルエチルケトンオキシム、ブ
タノンオキシム)、モノフェノール(フェノール、クレ
ゾール)、第3アルコール(t−ブタノール、ジメチル
フェニルカルボナール)、芳香族第2アミン(N−メチ
ルアニリン、N−メチルキシリレン)、イミド(サクシ
ンイミド)ラクタム(ε−カプロラクタム、σ−バレロ
ラクタム)、メルカプタン(メチルメルカプタン、エチ
ルメルカプタン)、トリアゾール等が挙げられる。
【0037】本発明で用いる一般式[1]で表されるイ
ソシアヌレ−ト型ポリイソシアネートのブロック化反応
は、反応温度は20〜150℃の通常のブロック化反応
の温度で、好ましくは40℃以上の温度で反応を行うこ
とが出来る。ブロック化反応は無溶剤で行う事も可能で
あるが、溶剤を用いて反応を行う場合は、酢酸エチル、
酢酸ブチル、エチレングリコールモノメチルエーテルア
セテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルア
セテート等のエステル類、トルエン、キシレン等の芳香
族類、メチルエチルケトン等のケトン類が好ましく用い
られる。
【0038】また、必要に応じて適当な触媒、例えばト
リエチルアミン、トリエチレンジアミン等のアミン触媒
やジブチルチンジアセテート、ジブチルチンジラウレー
ト等の錫触媒を添加して反応を行っても良い。触媒添加
量は固形分に対して重量分率で0.1〜1.0%の範囲
とする事が望ましい。
【0039】本発明の熱硬化性樹脂組成物では硬化触媒
を用いることができる。硬化触媒としては、既存のジブ
チルチンジアセテート、ジブチルチンジラウレート、ジ
オクチルチンジアセテ−ト等の有機錫化合物や亜鉛オク
トエ−ト、亜鉛ナフテ−ト等の有機亜鉛化合物などの遷
移金属化合物を単独または併用して使用しても良いし、
3級アミン化合物および4級アンモニウム塩化合物をこ
れらと併用しても良い。
【0040】硬化触媒の含有量は、ブロックポリイソシ
アネ−ト(A)の固形分に対して、重量分率で0.3〜
10.0%の範囲とすることが望ましく、0.5〜7.
0%とする事がさらに好ましい。触媒量が少ない場合、
硬化触媒としての性能が充分に発揮されず、また過度に
多くし多場合はポリイソシアネ−ト(A)の貯蔵安定性
を悪化させるため、好ましくない。
【0041】有機錫化合物の代表的なものとしては、例
えば、モノブチルチントリアセテート、ジブチルチンジ
アセテート、トリブチルチンモノアセテート、ジブチル
チンジ(n−メチルマレート)、モノブチルチントリ
(メチルグリコレート)、モノブチルチントリ(メチル
プロピオネート)、モノブチルチントリラウレート、ジ
ブチルチンジラウレート、トリブチルチンモノラウレー
ト、ジブチルチンジ(n−ブチルマレート)、モノブチ
ルチントリ(ブチルグリコレート)、モノブチルチント
リ(ブチルプロピオネート)、
【0042】モノヘキシルチントリオクトエート、ジヘ
キシルチンジオクトエート、トリヘキシルチンモノオク
トエート、ジヘキシルチンジ(n−オクチルマレー
ト)、モノヘキシルチントリ(オクチルグリコレー
ト)、モノヘキシルチントリ(オクチルプロピオネー
ト)、モノオクチルチントリアセテート、ジオクチルチ
ンジアセテート、トリオクチルチンモノアセテート、ジ
オクチルチンジ(n−メチルマレート)、モノオクチル
チントリ(メチルグリコレート)、モノオクチルチント
リ(メチルプロピオネート)、モノオクチルチントリプ
ロピオネート、ジオクチルチンジプロピオネート、トリ
オクチルチンモノプロピオネート、
【0043】ジオクチルチンジ(n−プロピルマレー
ト)、モノオクチルチントリ(プロピルグリコレー
ト)、モノオクチルチントリ(プロピルプロピオネー
ト)、モノオクチルチントリオクトエート、ジオクチル
チンジオクトエート、トリオクチルチンモノオクトエー
ト、ジオクチルチンジ(n−オクチルマレート)、モノ
オクチルチントリ(オクチルグリコレート)、モノオク
チルチントリ(オクチルプロピオネート)、モノオクチ
ルチントリラウレート、ジオクチルチンジラウレート、
【0044】トリオクチルチンモノラウレート、ジオク
チルチンジ(n−ラウリルマレート)、モノオクチルチ
ントリ(ラウリルグリコレート)、モノオクチルチント
リ(ラウリルプロピオネート)等が挙げられる。
【0045】上記有機スズ化合物の中でもウレタン化触
媒として、一般によく用いられているジブチルチンジア
セテートやジブチルチンジラウレート等は臭気が強く、
また重金属化合物である事から毒性が強いという欠点を
有する。それに対してオクチル錫化合物は有機錫化合物
の中でも低毒性である事が一般に知られており、これま
で食品包装用の塩化ビニルシ−トの安定剤として用いら
れてきた。
【0046】それ故、本発明により好適に用いられる化
合物は低毒性のモノオクチルチントリアセテ−ト、ジオ
クチルチンジアセテ−ト、トリオクチルチンモノアセテ
−ト等のオクチル錫化合物であり、ジオクチルチンジア
セテ−トは低毒性であるばかりでなくブロックイソシア
ネ−トの硬化触媒として特に有効である。
【0047】4級アンモニウム化合物の代表例としては
以下のものが挙げられる。:2−ヒドロキシエチル・ト
リn−ブチルアンモニウム・2、2−ジメチルプロピオ
ネート、2−ヒドロキシエチル・トリn−ブチルアンモ
ニウム・2、2−ジメチルブタノエート、2−ヒドロキ
シプロピル・トリn−ブチルアンモニウム・2、2−ジ
メチルプロピオネート、2−ヒドロキシプロピル・トリ
n−ブチルアンモニウム・2、2−ジメチルブタノエー
ト、2−ヒドロキシプロピル・トリn−ブチルアンモニ
ウム・2、2−ジメチルペンタノエート、2−ヒドロキ
シプロピル・トリn−ブチルアンモニウム・2−エチル
2−メチルプロピオネート、
【0048】2−ヒドロキシプロピル・トリn−ブチル
アンモニウム・2−エチル2−メチルブタノエート、2
−ヒドロキシプロピル・トリn−ブチルアンモニウム・
2−エチル2−メチルペンタノエート、2−ヒドロキシ
プロピル・トリn−オクチルアンモニウム・2、2−ジ
メチルプロピオネート、2−ヒドロキシプロピル・トリ
n−オクチルアンモニウム・2、2−ジメチルブタノエ
ート、2−ヒドロキシプロピル・トリアミルアンモニウ
ム・2、2−ジメチルブタノエート、2−ヒドロキシプ
ロピル・トリアミルアンモニウム・2、2−ジメチルペ
ンタノエート等である。
【0049】また、本発明の組成物に硬化性を高める目
的で、更にメラミン樹脂、ポリアミン樹脂、エポキシ樹
脂等の他の硬化性樹脂を添加しても良い。
【0050】
【実施例】次に、本発明を合成例、実施例および比較例
を挙げて、より具体的に説明する。以下において、部お
よび%は特に断りのない限り、すべて重量基準であるも
のとする。
【0051】 (合成例1)比較用ブロックポリイソシアネート(BI
−1)の合成 バーノックDN−901S(大日本インキ化学工業株式
会社製:脂肪族系イソシアヌレート型ポリイソシアネー
ト、粘度:W(ガードナー)、イソシアネ−ト含有率:
23.0%)100部を酢酸ブチル63.3部中に溶解
した後、メチルエチルケトンオキシム(MEKO)4
7.7部を仕込んで、残存する活性イソシアネート基を
ブロックし、比較用のブロックポリイソシアネート(B
I−1)(不揮発分=70.1%、解離した際のイソシ
アネ−ト含有率=10.9%)を得た。
【0052】 (合成例2)比較用ブロックポリイソシアネート(BI
−2)の合成 バーノックDN−950(大日本インキ化学工業株式会
社製:脂肪族系アダクト型ポリイソシアネート、不揮発
分:70.1%、粘度:L(ガードナー)、イソシアネ
−ト含有率:12.0%)100部を酢酸ブチル10.
8部中に溶解した後、MEKOを24.9部仕込んで残
存する活性なイソシアネート基をブロックし、比較用の
ブロックポリイソシアネート(BI−2)(不揮発分=
69.5%、解離した際のイソシアネ−ト含有率=8.
8%)を得た。
【0053】 (合成例3)ブロックポリイソシアネート(BI−3)
の合成 (1)ヘキサメチレンジイソシアネ−ト(HMDI)6
80.4部、イソホロンジイソシアネ−ト(IPDI)
2097.9部およびノナンジオ−ル103.6部の混
合物を60℃に保ち、イソシアヌレ−ト化触媒として2
−ヒドロキシプロピル−トリ−n−ブチルアンモニウム
−2,2−ジメチルペンタノエートの約25%(キシレ
ン)溶液を用いて反応せしめた。総計1.7部を添加し
た時点で反応が開始するとともに発熱が認められた。以
後、反応器内の温度を60℃に保つように発熱に注意し
ながら触媒の添加を行い、触媒を総計4.0部添加した
時点で、触媒の失効剤としてモノクロル酢酸の6%キシ
レン溶液を4.2部添加して反応を停止した。
【0054】(2)反応混合物から分子蒸留により未反
応のHMDIとIPDIを回収除去し、ポリマ−残分8
19.0部を得た。このポリマ−残分はイソシアヌレ−
ト環含有ポリイソシアネ−ト(イソシアネ−ト含有率=
16.6%)であり、仕込み及び回収モノマ−の物質収
支計算より、ポリマ−中に含まれるイソシアネ−トモノ
マ−組成比はHMDI/IPDI=45/55(モル
比)であった。
【0055】(3)上記(2)で得られたイソシアヌレ
−ト環含有ポリイソシアネ−トの酢酸ブチル溶液(不揮
発分=78.5%、イソシアネ−ト含有率=13.0
%、)100部を酢酸ブチル23.7部中に溶解した
後、MEKOを27.0部仕込んで残存する活性なイソ
シアネート基をブロックし、目的のブロックポリイソシ
アネート(BI−3)(不揮発分=68.4%、解離し
た際のイソシアネ−ト含有率=8.6%、粘度:L(ガ
−ドナ−))を得た。
【0056】 (合成例4)ポリヒドロキシ化合物(PO−1)の合成 ネオペンチルグリコ−ル250部、1,3,5−トリス
(ヒドロキシエチル)サイアヌリックアシッド270
部、アジピン酸364部、リカシッド酸18.2部およ
びイソフタル酸8.4部からなる混合物を反応温度15
0〜230℃で10時間程保持し、通常のエステル化反
応を行ないポリエステルポリオ−ル(不揮発分=100
%、水酸基価=167.9)を得た。更に、キシレン、
MIBKをそれぞれ102部づつ加え、不揮発分=7
9.8%、粘度=X(ガ−ドナ−)、水酸基価=134
のポリヒドロキシ化合物(PO−1)を得た。
【0057】 (合成例5)ポリヒドロキシ化合物(PO−2)の合成 合成例4で得られたPO−1の溶剤希釈前のサンプル
(不揮発分=100%、水酸基価=167.9)160
部と、プラクセルM(ダイセル化学工業株式会社製:ε
−カプロラクトンモノマ−)54.6部からなる混合物
に、テトライソプロピルチタネ−トを0.09部加え、
通常の開環重合反応の条件で反応させた後、更に、キシ
レン、MIBKをそれぞれ26.8部づつ加え、不揮発
分=79.2%、粘度=X3−Y(ガ−ドナ−)、水酸
基価=98.5のポリヒドロキシ化合物(PO−2)を
得た。
【0058】 (合成例6)ポリヒドロキシ化合物(PO−3)の合成 ヤシ油143部、トリメチロ−ルプロパン150部、ネ
オペンチルグリコ−ル362部、1,6−ヘキサンジオ
−ル61部、イソフタル酸652部およびアジピン酸5
8部からなる混合物を合成例1の通常のエステル化反応
の条件で反応させ、ポリエステルポリオ−ル(不揮発分
=100%、水酸基価=154.8)を得た。更に、こ
れにキシレン768部を加え、不揮発分=65.0%、
粘度=V2−W(ガ−ドナ−)、水酸基価=100.6
のポリヒドロキシ化合物(PO−3)を得た。
【0059】 (合成例7)ポリヒドロキシ化合物(PO−4)の合成 合成例6で得られたPO−3の溶剤希釈前のサンプル
(不揮発分=100%、水酸基価=154.8)200
部と、プラクセルM(ダイセル化学工業株式会社製:ε
−カプロラクトンモノマ−)125.8部からなる混合
物に、テトライソプロピルチタネ−ト0.11部を加
え、通常の開環重合反応の条件で反応させた後、さら
に、キシレン65.7部を加えて、不揮発分=83.7
%、粘度=Z3−Z4 (ガ−ドナ−)、水酸基価=4
7.6のポリヒドロキシ化合物(PO−4)を得た。
【0060】(実施例1〜2および比較例1〜8) (1)塗料配合 上記の合成例1〜3で得られたブロックイソシアネ−ト
(BI−1)〜(BI−3)と、合成例4〜7で得られ
たポリヒドロキシ化合物(PO−1)〜(PO−4)
と、ジオクチルスズジアセテートと、酢酸ブチルを表−
1または表−2に示す配合で配合し(ブロック剤が解離
して再生されるイソシアネ−ト基/水酸基=1/1モル
比)、不揮発分50.0%とした。配合液はいずれも均
一で透明であった。
【0061】(2)焼き付け硬化実験 配合液中に金網を浸せきして乾燥させた後、130℃で
15分間および30分間焼き付け硬化させた後、24時
間アセトン中で未硬化樹脂を抽出して測定したゲル分率
を合わせて表−1または表−2に示す。
【0062】比較例に示したブロックポリイソシアネ−
トを含む熱硬化性樹脂組成物に比べて、本発明の熱硬化
性樹脂組成物が低温硬化性に優れることが知れる。
【0063】
【表1】
【0064】
【表2】
【0065】
【発明の効果】本発明の熱硬化性樹脂組成物は、低温硬
化性に優れ、省エネルギー型であり、耐アルカリ性等の
塗膜物性に優れた性質を有し、かつ低毒性で、自動車
用、製缶用、プレコートメタルおよび建築外装用などの
塗料をはじめ、特に低温硬化性を必要とされる素材用の
塗料に有用で、接着剤(ラミネート型接着剤、天然また
は合成ゴムをベースにした接着剤の添加剤、木材用や構
造用など)、繊維加工剤などに有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−47151(JP,A) 特開 平2−47150(JP,A) 特開 昭54−125232(JP,A) 特開 平4−18475(JP,A) 特開 昭64−20273(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 18/00 - 18/87

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脂肪族および/または脂環族ジイソシア
    ネ−トとジオ−ル化合物(D)との反応によって得られ
    る、一般式[1]で表されるイソシアヌレ−ト型ポリイ
    ソシアネ−トの末端イソシアネ−ト基を熱解離性ブロッ
    ク剤でブロックしたブロックポリイソシアネ−ト(A)
    と、一般式[2]で表される、数平均分子量が1500
    〜100000で、かつ水酸基価が10〜300なるポ
    リヒドロキシ化合物(B)とを、ブロック剤が解離した
    際に再生されるイソシアネート基と水酸基との当量比が
    95:5〜5:95の範囲で配合した熱硬化性樹脂組成
    物。一般式[1] 【化1】 (式中、n 、n はイソシアヌレートプレポリマ−の
    核体数を表し、その統計的平均値は1.0〜1.5であ
    り、R 〜R は同一または異なって、脂肪族および/
    または脂環族ジイソシアネ−トよりイソシアネ−ト基を
    除いた基を表す。またR はジオ−ル化合物(D)から
    水酸基を除いた基である。) 一般式[2] 【化2】 (式中、 ポリオールの主鎖構造を表し、mは1以
    上の整数を、 2以上の整数を表す。Xは構成幹鎖
    が炭素、酸素、窒素および珪素から成る群から選ばれる
    1種以上の原子の6個以上がアルキレン結合、エステル
    結合、エ−テル結合、またはこれらの化学結合の組合せ
    によって結合した分子量100から2500の基で、
    結合しているXの構成原子を含めて、水酸基が結合
    しているXの構成原子の間までに、Xの幹鎖原子として
    4つ以上の原子を有する。またYはポリオール末端の水
    酸基および/または低級アルキル基を表す。)
  2. 【請求項2】 一般式[2]のポリヒドロキシ化合物
    (B)が、 末端に重合性官能基を有する水酸基含有マクロモノマ−
    を他の重合性モノマ−と共重合することで得られる水酸
    基含有グラフトポリマ−、 末端に重合性官能基として、アクリロイル基あるいはメ
    タクリロイル基を有する水酸基含有マクロモノマ−を他
    の重合性モノマ−と共重合することで得られる水酸基含
    有グラフトポリマ−、 ポリオ−ルの水酸基にオキシラン環を有する化合物を付
    加させることにより得られる水酸基含有グラフトポリマ
    −、または、 ポリオ−ルの水酸基にε−カプロラクトンを開環重合さ
    せることにより得られる水酸基含有グラフトポリマ−で
    る請求項1記載の熱硬化性樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 一般式[2]のポリヒドロキシ化合物
    (B)が、末端に重合性官能基を有する水酸基含有マク
    ロモノマ−を他の重合性モノマ−と共重合することで得
    られる水酸基含有グラフトポリマ−である請求項1記
    の熱硬化性樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 一般式[1]のn 、n のいずれか一
    方が0であり、残るもう一方の統計的平均値が1.0〜
    1.5である請求項1〜4のいずれか1項記載の熱硬化
    性樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 一般式[1]のR 〜R が、ヘキサメ
    チレンジイソシアネ−トおよびイソホロンジイソシアネ
    −トからイソシアネ−ト基を除いた基であり、一般式
    [1]中に於けるそれらの構成比が2:8〜8:2であ
    請求項1〜4のいずれか1項記載の熱硬化性樹脂組成
    物。
  6. 【請求項6】 一般式[1]のn 、n いずれか一
    方が0であり、残るもう一方の統計的平均値が1.0〜
    1.5であるか、または、一般式[1]のR 〜R 、ヘキサメチレンジイソシ
    アネ−トおよびイソホロンジイソシアネ−トからイソシ
    アネ−ト基を除いた基であり、一般式[1]中に於ける
    それらの構成比が2:8〜8:2である請求項1〜4の
    いずれか1項記載の熱硬化性樹脂組成物。
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