JP3362674B2 - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置および画像処理方法

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JP3362674B2 JP23964398A JP23964398A JP3362674B2 JP 3362674 B2 JP3362674 B2 JP 3362674B2 JP 23964398 A JP23964398 A JP 23964398A JP 23964398 A JP23964398 A JP 23964398A JP 3362674 B2 JP3362674 B2 JP 3362674B2
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文彦 柴田
武史 國政
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画素の並びで表現
されたカラー画像データを受け取って論理演算処理を行
う画像処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータなどの画像作成
装置から送られてくる様々な画像データを処理し、印刷
装置で印刷可能な画素の並びで表現された画像データに
展開する画像処理装置では、各種の画像処理が行われ
る。その一つとして、複数の画像が重なる位置に描かれ
る場合に、元の画像と、新たに書き込む画像との重ねあ
わせの方法を指示する論理演算コードを解釈し、その論
理演算コードに示されている方法にしたがって論理演算
を行って画像の重ね合わせを行う処理がある。このよう
な論理演算は、一般にROP(Raster OPer
ation)として知られている。
【0003】このようなROP処理は、もともとパーソ
ナルコンピュータ等のディスプレイ装置上の表示を対象
に考え出されたものであり、論理演算の対象となる画素
データは、RGB色空間で表現されていることを前提と
している。一般の印刷装置では、最終的にCMYK色空
間を使用しており、ROP処理が前提としている色空間
とは異なっている。ROP処理は、CMYK色空間のよ
うにK色成分が他のC,M,Y色成分に依存するような
一次独立でない色空間では正しく実行することができな
い。そのため、CMYK色空間で表現された画素に対し
てROP処理を実行すると、RGB色空間の画素に対し
て実行した場合とは異なる結果になる。
【0004】このため、ROP処理を正しく実行するた
めの一つの方法として、例えば、RGB色空間で表現さ
れた画像データを、はじめにRGB色空間のまま画素デ
ータに展開しながらROP処理を施す。そして、1ペー
ジ内の画像データをすべて画素データに展開処理し、R
OP処理も終わった後に、1ページ分すべての画素をま
とめてCMYK色空間に変換するという方法が考えられ
る。しかし、この方法では、RGB色空間で表現された
画素データをすべて画素単位でCMYK色空間の画素に
色変換する必要がある。その結果、色変換に多大な処理
時間を要することになる。さらに、元の描画コマンドが
表す画像データの種類によらず、一様の色変換を施すこ
とになるので、画像データの種類に適した色変換パラメ
ータを選ぶことができず、画質上の問題も発生すること
になる。
【0005】このような方法に対して、例えば特開平1
0−51651号公報に示されている画像処理装置で
は、いったんCMYK色空間の画素データに展開した画
像データを、ROP処理が必要な部分だけCMY色空間
に変換してからROP処理を施し、その後CMY色空間
に変換した部分だけを再びCMYK色空間に変換すると
いう方法を用いている。この方法によれば、先の方法の
ようにRGB空間でいったん展開し、展開したすべての
画素をそれぞれCMYK色空間に変換する場合に比べ、
高速な処理が期待できる。また、CMYK色空間のまま
処理する場合と比較すれば、正しいROP処理が可能と
なる。
【0006】図6は、従来の画像処理装置における動作
の一例を示すフローチャートである。ここでは上述の文
献に記載されているように、CMYK色空間に変換した
オブジェクトについて、オブジェクト毎にROP処理が
必要か否かを判定し、必要な場合にのみCMY色空間に
変換してROP処理を施し、その後再びCMYK空間に
変換する。上述のように、ROP処理は、CMYK色空
間のように一次独立でない色空間では正しく実行するこ
とができないので、いったんCMY色空間に変換してR
OP処理を行う。なお、CMYK色空間からいったんR
GB色空間に変換してROP処理を行ってもよい。ま
た、ここでは特に、1ページ分の画像の横方向、縦方向
をそれぞれ、X軸、Y軸とみなした座標系において、点
(X,Y)の位置に、CMYK色空間での色値と、どの
ような論理演算を行うかを示す論理演算コードを入力し
て描画する処理の流れを示している。
【0007】S51において、描画データの座標、色、
論理演算コードを入力する。座標は変数X、及びYに、
色は変数Pに、論理描画コードは変数Cに代入する。論
理演算コードの指定がない場合には、変数Cには「指定
なし」を表すコードを代入する。
【0008】S52において、ROP処理が必要か否か
の判定を行う。この判定は、変数Cが「指定なし」のコ
ードであるか否かを判定する。この判定によりROP処
理が必要であると判定された場合には、S54に処理が
移る。また、ROP処理が必要でないと判定された場合
には、S53に移り、変数Pに格納されている入力され
たCMYK色空間の色データを、そのまま変数X,Yの
値で指定されている位置の領域に格納する。
【0009】ROP処理が必要な場合には、まずS54
において、デスティネーション情報を取得する。すなわ
ち、変数X及びYの値に位置する領域からCMYK色空
間の色データをロードし、変数Qに代入する。
【0010】次にS55において、CMYK色空間から
CMY色空間への色変換処理を行う。すなわち、S51
で入力されたCMYK色空間の色データを表す変数Pの
値をCMY色空間の色データに変換し、変数Pに上書き
して代入する。同様に、S54で取得したデスティネー
ション情報におけるCMYK色空間の色データを表す変
数Qの値をCMY色空間の色データに変換し、変数Qに
上書きして代入する。
【0011】そしてS56において、ROP処理を実行
する。まず論理演算コードを表す変数Cの値から、実際
の演算の種類を決定する。そして、入力データにおける
CMY色空間の色データを表す変数Pと、デスティネー
ション情報におけるCMY色空間の色データを表す変数
Qの各々の色コンポーネント同士で、決定された論理演
算を実行する。この結果は、変数Pに上書きして代入す
る。
【0012】S57において、演算結果である変数Pに
格納されたCMY色空間の色データをCMYK色空間の
色データに変換して、変数Pに上書きして代入する。そ
してS53において、変数Pに格納されているCMYK
色空間の色データを変数X,Yの値で指定されている位
置の領域に格納する。このようにして、入力データに対
するROP処理を終了する。
【0013】図7は、従来の画像処理装置の動作の一例
における処理前後の画像の具体例の説明図である。ここ
では、図7(A)に示す「A」という文字形状を有する
ビットマップ画像と、図7(B)に示す背景画像との間
でANDの論理演算を行うものとする。図7(A)に示
す「A」を表すビットマップ画像は、矩形形状のビット
マップ画像であり、「A」の文字部は色aで、背景部は
色bで表されている。色aはCMYK色空間における各
色成分の値がすべて「0」の色、すなわち白を表し、色
bは、C,M,Yの各色成分の値が「0」、K成分が
「255」である色、すなわち黒を表している。これら
の色a、色bは、CMYK色空間からCMY色空間に色
変換を行うことによって、それぞれ、C,M,Yの色成
分の値が全て「0」、「255」となる。
【0014】図7(B)に示す背景画像は、色cから色
gまで色が変化するグラデーション画像であり、図中の
矩形枠内に図7(A)に示すビットマップ画像を重ね合
わせるものとする。なお、図示の都合上、各色の違いは
ハッチングの違いとして示している。
【0015】論理演算ANDは、値「0」との演算結果
は常に「0」となり、値「255」との演算結果は常に
元の値と変化しない。このことから、この文字「A」を
表すCMY色空間のビットマップ画像に対する論理演算
ANDの結果は、「A」という文字部分ではC,M,Y
の各色成分が常にすべて「0」の値となる。また背景部
では、もとの背景の値をとる。この論理演算ANDによ
って、図7(B)に示す背景画像上に白い文字「A」を
描いた画像が得られる。そして、文字「A」の周辺部分
は、もとの背景画像のまま、色cから色gのグラデーシ
ョンが施されているはずである。
【0016】しかし実際には、図7(C)に示すよう
に、確かに白い文字「A」は得られているものの、RO
P処理を行った矩形領域内の文字「A」の周囲では、色
hから色lまで変化するグラデーションとなり、色cか
ら色gが色hから色lの値と一致していないという結果
となる。このように、ROP処理を行った領域とROP
処理を行わなかった部分との間に色の違いが生じてしま
うという問題がある。
【0017】このように背景色が異なってしまう理由に
ついて説明する。K(墨)成分を含まないCMY色空間
でのROP処理では、原理的にはRGB色空間でROP
処理する場合と同等の結果が得られる。しかし、いった
んCMYK色空間に変換した画素の値は、K成分を除去
してCMY色空間に変換しても、元のRGB色空間にお
ける画素値と1対1に対応した正確なCMY色空間の画
素値に戻すことはできない。また、CMYK色空間から
RGB色空間に戻す場合も、元のRGB色空間の画素値
とは異なった値となってしまう。
【0018】これは、RGB色空間からCMYK色空間
への変換が、必ずしも1対1に対応したものではなく、
この変換が非可逆であることによる。例えば印刷装置に
おいては、接続されている出力装置の特性に合わせて色
変換係数が決定されている。例えば、出力装置がC(シ
アン)色成分を多少濃い目に出力するような特性を有し
ている場合、C色成分を多少控えめな値に変換する、と
いった係数が選択されている。このようにRGB色空間
からCMYK色空間への変換の際には、元の画素を含む
描画コマンドが表現する描画オブジェクトの種類、例え
ばラスタ画像、文字、幾何学的図形などによって、色変
換の際の係数を変化させて画質の向上を図っている。し
かし、いったんCMYK色空間の画素値に展開される
と、このようなオブジェクトの種類に関わる情報が失な
われるため、RGB色空間からCMYK色空間ヘの変換
の際に使用した係数を使用して再変換することもできな
い。つまり、一般的にRGB色空間からCMYK色空間
への色変換は、不可逆な変換となっている。そのため、
CMYK色空間からCMY色空間、またはRGB色空間
に逆変換した画素の値は、元の描画コマンドの意図する
ものとは異なったものとなってしまう。同様に、CMY
K色空間とCMY色空間との間の色変換も1対1に対応
したものではなく、一意に決定されない場合が生じる。
【0019】このように、CMYK色空間の画像をCM
Y色空間に変換し、さらにCMYK色空間に逆変換した
場合、もとの値と同じ値になる保証はない。このため、
上述の文献で示されているような方法によって、いった
んCMYK色空間の画素に展開した画像のうち、ROP
処理が必要な領域をCMY色空間に逆変換してROP処
理を施し、その後再びCMYK色空間の画素に再変換す
ると、RGB色空間で画素に展開する際にROP処理を
施し、その後CMYK色空間に画素ごとに色変換する場
合とは異なった画素値が得られることになる。
【0020】また、図7にも示したように、ROP処理
においては、後から書き込むデータが矩形領域のラスタ
画像の場合が多い。このとき、描画コマンドの意図とし
て、通常、ROP処理によって画素値を変化させたい部
分は、図7の文字「A」のように、矩形領域の一部、特
に矩形領域に内接または包含される任意の形状の領域で
ある場合が多い。この場合、矩形領域のうち、ROP処
理の目的とする内接または包含される図形を除いた周辺
部分は、ROP処理の前後で画素の値が変化することは
意図されていない。ところが、図7(C)に示したよう
に、上述の文献に記載されているような従来の方法で
は、色変換時の非可逆性のために、このような変化して
欲しくない周辺部分の画素値が変化してしまう。このた
め、ROP処理が施された矩形領域と、その周囲のRO
P処理が施されない領域との境界が、元の描画コマンド
の意図に反して色や濃度の段差として、印刷画像上に現
れてしまうという問題があった。特にこのような色や濃
度の段差が際立って確認されるのは、図7で示す例のよ
うに、ROP演算を行ってはいるが、実際には元の背景
画像の色値と変化しない部分である。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、論演算処理時の意図しない
色変換の発生を回避し、高画質の処理画像を得ることが
できる画像処理装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1の色空間
で表された第1の画像データを、論理演算を行う第2の
色空間で表された第2の画像データに変換した後、論理
演算を行い、演算結果を第1の色空間で表された第3の
画像データに変換する。この論理演算の前後での第2の
色空間での画素値を比較し、その比較結果に応じて、第
1の色空間における第1の画像データまたは第3の画像
データのいずれかを選択する。
【0023】例えば、CMYK色空間で表された第1の
画像データをCMY色空間で表された第2の画像データ
に変換した後、論理演算を行い、再びCMYK色空間で
表された第3の画像データに変換する。この論理演算の
前後のCMY色空間における画素値を比較し、一致して
いれば、CMYK色空間において第1の画像データを選
択する。
【0024】上述のように、論理演算のためにCMY色
空間への変換後、CMYK色空間へ再変換すると元の色
に戻るとは限らない。しかし本発明では、論理演算で変
化のない画素については、CMY色空間への変換を行っ
ていない第1の画像データを出力する。これによって、
色空間の変換および再変換による色変化を受けることが
ないので、意図しない色変化がなくなり、高画質の画像
を得ることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の画像処理装置の
実施の一形態を示すブロック図である。図中、1は入力
色変換部、2は第1色変換部、3は論理演算部、4は第
2色変換部、5は画素値比較部、6は出力画像選択部で
ある。ここでは一例として、RGB色空間で表された画
像データが入力画像データとして入力され、CMYK色
空間で表された画像データを出力画像データとして出力
する場合を示している。
【0026】入力色変換部1は、RGB色空間で表され
た入力画像データをCMYK色空間で表された画像デー
タに変換する。もちろん、入力画像データがCMYK色
空間で表されている場合には、この入力色変換部1は必
要ない。
【0027】第1色変換部2は、CMYK色空間で表さ
れた画像データを、論理演算部3で論理演算を行うため
の色空間の画像データに変換する。ここでは、論理演算
部3はCMY色空間で表された画像データを扱うものと
し、この第1色変換部2ではCMYK色空間からCMY
色空間への画像データの色変換処理を行う。論理演算部
3は、第1色変換部2においてCMY色空間で表された
画像データに対して、例えば上述のROP処理などの論
理演算処理を行う。第2色変換部4は、論理演算部3に
よって論理演算処理された画像データを、CMYK色空
間で表された画像データに再変換する。
【0028】画素値比較部5は、論理演算部3における
論理演算処理の前の画素値と、論理演算処理の後の画素
値を比較し、比較結果を出力画像選択部6に出力する。
ここでは、論理演算処理の前の画素値と論理演算処理の
後の画素値が一致するか否かを比較するものとし、一致
したか否かを比較結果として出力する。
【0029】出力画像選択部6は、画素値比較部5から
出力される比較結果に応じて、入力色変換部1でCMY
K色空間の画像データに変換されて論理演算処理の施さ
れていない画像データと、論理演算部3で論理演算処理
の施された画像データのいずれかを選択して、出力画像
データとして出力する。
【0030】図2は、本発明の画像処理装置の実施の一
形態における動作の一例を示すフローチャートである。
この動作の一例を概括的に述べると、CMYK色空間に
変換したオブジェクトについて、オブジェクト毎にRO
P処理が必要か否かを判定し、必要な場合にのみCMY
色空間に色変換して論理演算処理し、その後再びCMY
K色空間に変換する手法を使用しながら、さらに、論理
演算処理の結果、画像の色値に変化のない場合は、もと
のCMYK色空間での色値を出力結果として採用するも
のである。
【0031】以下の説明では、図6に示した従来の例と
同様に、1ページ分の画像の横方向、縦方向をそれぞ
れ、X軸、Y軸とみなした座標系において、点(X,
Y)の位置に、CMYK色空間での色値と、どのような
論理演算を行うかを示す論理演算コードが入力画像デー
タとして与えられるものとする。すなわち、入力色変換
部1においてCMYK色空間に色変換がなされた後の画
像データであるものとする。また、1ページ分の画像が
例えばページバッファなどにのデスティネーション情報
として格納されているものとする。このデスティネーシ
ョン情報も入力色変換部1によってCMYK色空間に変
換された画像データを含んでいるものとする。
【0032】S31において、入力画像データとして、
描画データの座標、色、論理演算コードが入力される。
座標は変数X、及びYに、色値は変数Pに、論理演算コ
ードは変数Cに、それぞれ代入する。論理演算コードの
指定がない場合には、変数Cには「指定なし」を表すコ
ードを代入する。
【0033】S32において、論理演算処理が必要か否
かを判定を行う。この判定は、変数Cが「指定なし」の
コードであるか否かを判定すればよい。この判定によ
り、論理演算処理が必要であった場合、S34に処理を
移す。また、論理演算処理が必要でなかった場合には、
S53に進み、変数Pに代入されている色値を、座標
X,Yで示される位置に格納し、処理を終了する。この
場合、出力画像選択部6は入力色変換部1の出力を選択
して出力したことになる。
【0034】論理演算処理が必要な場合、まずS34に
おいて、デスティネーション情報を取得する。すなわ
ち、例えばぺージバッファ上の変数X、及びYの値で示
される位置する領域からCMYK色空間の色値を読み出
して、変数Qに代入する。さらにS35において、変数
Qの値を変数Rにコピーする。変数Qの値はデスティネ
ーション情報から取得したCMYK色空間の色値である
ので、論理演算処理のための色空間変換前の色値を保存
することになる。
【0035】S36において、入力画像データ中のCM
YK色空間の色値を表す変数Pの値を第1色変換部2に
おいてCMY色空間の色値に変換し、変数Pに上書きし
て代入する。同様に、デスティネーション情報から取得
した色値を表す変数Qの値を第1色変換部2においてC
MY色空間の色値に変換し、変数Qに上書きして代入す
る。さらにS37において、CMY色空間に変換後の色
値を示す変数Qの値を変数Sにコピーする。これにより
変数Sの値は、論理演算処理前で、かつ、CMY色空間
に変換された後の色値を保存することになる。
【0036】S38において、論理演算部3は、論理演
算コードを表す変数Cの値から、実際の論理演算種別を
決定する。このとき、ROP処理のようにRGB色空間
で定義されている論理演算をCMY色空間で処理する場
合には、RGB色空間で処理することを前提として設定
してある論理演算コードを、所定の論理演算コード対応
表を用いて、CMY色空間用の論理演算コードに変換す
る必要がある。そして論理演算部3は、決定された論理
演算種別に従い、入力画像データから得たCMY空間の
色値を表す変数Pと、デスティネーション情報から得た
CMY色空間の色値を表す変数Qの各々の色コンポーネ
ント同士で論理演算を実行する。演算結果は、変数Pに
上書きして代入する。
【0037】S39において、画素値比較部5は、論理
演算の結果として得られたCMY色空間の色値を表す変
数Pと、S37でコピーしておいたデスティネーション
情報から得た論演算処理前のCMY色空間の色値を表す
変数Sとを比較する。2つの色値が完全に一致する場合
には、S41へ処理を移す。一方、一致しない場合はS
40へ処理を移す。
【0038】S39における比較の結果、変数Pと変数
Sとが一致しなかった場合には、S40において、変数
Pに格納されているCMY色空間の色値を第2色変換部
4でCMYK色空間の色値に変換して、変数Pに上書き
して代入する。すなわち出力画像選択部6で第2色変換
部4から出力された論理演算結果の色空間変換後の色値
を選択したことになる。
【0039】S39における比較の結果、変数Pと変数
Sとが一致した場合には、S41において、変数Rの値
を変数Pにコピーする。変数Rは、色変換前のデスティ
ネーション情報から得たCMYK色空間の色値を表して
いるので、完全に元のデスティネーション情報の画像と
同じ値の色を変数Pに代入することになる。すなわち、
出力画像選択部6は入力色変換部1の出力に対して論理
変換を行わなかった色値を選択したことになる。S33
では、変数Pに格納されるCMYK色空間の色値を変数
X,Yの値が示す位置の画像データとして出力し、処理
を終了する。
【0040】このような処理によって、論理演算処理に
よって変化しない部分は、第1色変換部2で色変換され
る前の元の色値が保存されるので、従来のように論理演
算処理の対象領域とそれ以外の領域において色や濃度の
段差が生じる問題を回避することができ、本来想定した
結果に近い出力結果を得ることができる。
【0041】以下、具体例を用いて上述の動作の一例を
説明してゆく。具体例として、入力色変換部1による色
変換後の入力画像データとして、座標(X,Y)=(1
00,100)、論理演算コードとしてAND演算を示
すコードが与えられたとする。また、色値はCMYK色
空間で黒を表す色が与えられたものとする。各色成分の
値が0〜255の値を取るものとすれば、CMYK色空
間における黒は、通常、(C,M,Y,K)=(0,
0,0,255)である。なお、デスティネーション情
報としては、座標(X,Y)=(100,100)には
CMYK色空間で任意の色が与えられているものとす
る。まずS31において、変数Xに100,変数Yに1
00,変数Pに黒を表す色、変数CにAND演算を示す
論理演算コードが代入される。S32では、論理演算コ
ードしてAND演算が指定されているので、論理演算を
行うものとしてS34へ進む。
【0042】S34では、例えばページバッファ上のデ
スティネーション情報から座標(X,Y)=(100,
100)の位置にあたる画素の色値を読み出し、変数Q
に代入する。また、この値はS35で変数Rにもコピー
される。
【0043】S36において変数Pおよび変数Qに代入
されているCMYK色空間における色値をCMY色空間
における色値に変換する。変数Pには、CMYK色空間
において黒を表す色値、例えば(C,M,Y,K)=
(0,0,0,255)が格納されているので、これを
CMY色空間における黒、例えば(C,M,Y)=(2
55,255,255)に変換し、改めて変数Pに格納
する。変数Qにおいても同様であり、CMY色空間の色
値に変換されて変数Qに格納されるとともに、S37に
おいて変数Sにもコピーされる。
【0044】S38において論理演算処理を行う。ここ
では変数CにAND演算を示す論理演算コードが格納さ
れているので、変数Pと変数Qの間のAND演算を行う
ことになる。図3は、2つの値のAND演算の一例の説
明図である。ここでは、0から255までの値を取りう
る8ビットで表現される2つの値、ソースデータとデス
ティネーションデータの間のAND演算の例を示してい
る。ここで示す例は、ソースデータが値「150」、デ
スティネーションデータが値「200」であって、論理
演算がANDの場合を示している。それぞれのデータ
は、いったん2進数で表現した後、各々の桁同士をブー
ル代数の規則に従ってAND演算する。この結果、2進
で「10000000」、10進で「128」という値
を得ることができる。図3に示した例では、データを8
ビットで表現した場合を示したが、他の大きさのビット
表現でも同様な処理で論理演算を行う。
【0045】例えば、ここではCMY色空間で表された
色値のAND演算を行う。この場合、変数Pと変数Qに
格納されている色値のC,M,Yの各成分ごとに、図3
に示すような論理演算を行うことになる。ここで、変数
Pには黒の色値、すなわちすべてのビットが1の色値が
格納されている。そのため、変数Pと変数QとのAND
演算では、変数Qと同じ色値が演算結果として得られる
ことになる。この演算結果が変数Pに代入される。
【0046】S39において、変数Pと変数Sの色値を
比較する。変数Sには、論理演算前に変数Qに格納され
ていた色値がコピーされている。上述のように、AND
演算によって変数Pには変数Qの色値がそのまま格納さ
れた。そのため、S39における比較によって、変数P
と変数Sは一致していると判定される。この場合、S4
1において変数Rの色値を変数Pにコピーし、S33に
おいて座標(X,Y)=(100,100)の位置に変
数Pに格納してある色値を出力する。変数Rには、CM
Y色空間への色変換前のデスティネーション情報から読
み出したそのままの色値が保存されているので、第1色
変換部2,第2色変換部4による色変換時の色変化の影
響を受けず、もとの色値がそのまま出力される。これに
よって、論理演算の対象となる領域内であっても、背景
画像がそのまま出力されることが期待される領域につい
ては、実際に背景画像をそのまま出力する。そのため、
従来のような色や濃度の段差は発生せず、高画質の画像
を得ることができる。
【0047】図4は、本発明の画像処理装置の実施の一
形態による具体的な処理画像の一例の説明図である。図
中の各色の違いについては、図示の都合上、ハッチング
の違いとして示している。この例では、上述の図7
(A),(B)に示した画像と同じ画像について、本発
明の画像処理装置実施の一形態を用いて処理した場合を
示している。図4(A)は、図7(A)と同様に、文字
「A」という文字形状をしたビットマップ画像であり、
文字「A」の部分はC,M,Y,Kの各色成分が「0」
の白で表され、それ以外の部分はC,M,Yの各色成分
が「0」、K成分が「255」の黒で表されている。ま
た、図4(B)は図7(B)と同様に色cから色gへと
変化するグラデーション画像である。ここではこの図4
(B)に示す画像がデスティネーション情報として例え
ばページバッファなどに格納される。なお、論理演算コ
ードはAND演算を示しているものとする。
【0048】図4(D)には、図4(A),(B)にお
いて用いている各色のCMYK色空間における色値と、
論理演算処理を行うためにCMY色空間に変換した後の
色値を示している。図4(A)において用いている色a
(白)については、CMY色空間に変換した後の色値
は、C,M,Yの各色成分とも「0」である。また、色
b(黒)については、CMY色空間への色変換によっ
て、C,M,Yの各色成分の値が「255」となる。
【0049】AND演算においては、図3でも説明した
ように各ビットごとのAND演算を実施することから、
図4(A)における色a(白)の部分については、AN
D演算の結果は常に「0」となる。また、図4(A)に
おける色b(黒)の部分については、AND演算の結果
は常に元の値と同じとなる。すなわち、この例では文字
「A」の部分ではC,M,Yの各色成分が常にすべて
「0」となって白く抜け、背景部ではもとの背景の値と
なる。このとき、演算の対象となるのはCMY色空間に
変換された色値であるから、図4(D)における右欄の
色値である。背景部については、演算結果として色cか
ら色gのCMY色空間の色値が出力されることになる。
【0050】ここで、演算結果として背景部のCMY色
空間の色値がそのまま出力された場合、この色値をCM
YK色空間の色値に再変換すると、上述のように、もと
のCMYK色空間の色値に戻らない場合が発生する。す
なわち、図4(D)におけるCMY色空間の欄の色値
は、CMYK色空間の欄の色値を変換したものである
が、それにもかからわず、CMY色空間の欄の色値をC
MYK色空間の色値に変換した場合、CMYK色空間の
欄に示した色値とはならない場合が発生する。例えば色
cをCMY色空間に変換し、再びCMYK色空間に変換
すると、色cとは異なる例えば色hに変換されてしまう
場合が発生する。
【0051】本発明では、このような意図しない色の変
化を防止するため、論理演算の結果、背景部がそのまま
出力される場合には、これを論理演算の前後の色値の一
致で検出し、CMY色空間から再変換した色値を用いず
に、もとの図4(D)におけるCMYK色空間の欄の色
値を出力する。これによって、図4(A)における色b
で示した背景部分については、図4(B)に示す色c〜
色gがCMYK色空間のままの色値で出力される。これ
によって図4(C)に示すような画像が得られる。
【0052】得られた画像は、論理演算処理の対象とな
った領域か否かに関わらず、背景部分には図4(B)に
示す色値が出力されており、上述の図7(C)に示した
ような論理演算処理の対象領域とそれ以外の領域の境界
に色や濃度の段差は発生しない。そのため、高画質の処
理画像を得ることができる。
【0053】なお、上述の例では、論理演算を行う際に
CMYK色空間からCMY色空間へ変換したが、これに
限らず、例えばRGB色空間に変換してから論理演算を
行ってもよい。この場合、ROP処理などのようにRG
B色空間における論理演算を規定している場合には、論
理演算コードの内部コードへの変換などを必要とせず、
そのまま処理することができる。また、入力画像データ
がRGB色空間でない場合でも、入力画像データの色空
間に対応した色空間の変換処理を入力色変換部1で行え
ばよい。また、出力画像データの色空間はCMYK色空
間に限られるものではなく、任意の色空間において本発
明は適用可能である。
【0054】図5は、本発明の画像処理装置の応用例を
示す画像処理システムの一例のブロック図である。図
中、11は画像処理システム、12はデータ入力部、1
3は言語解釈部、14はフォント生成部、15はグラフ
ィック変換部、16はイメージ変換部、17は属性生成
部、18は図形分割変換部、19は輪郭生成部、20は
クリップ処理部、21はスキャン変換部、22はデータ
保存部、23はフォントデータ記憶部、24は色空間デ
ータ変換部、25はROP処理部、26はレンダリング
部、27はデータ出力部である。この例では、上位装置
などから送られてくるデータはデータ入力部12で受け
取られ、画像処理システム11に送られて画像データの
展開処理や色変換処理などが実行され、データ出力部2
7から出力される。
【0055】データ入力部12は、上位装置から送られ
てくるデータを入力し、場合によっては複数の入力され
たデータを保存して、以降の処理を円滑に行わせるよう
な調整を行う。入力されたデータは、言語解釈部13に
よって、フォント、グラフィック、イメージ、それ以外
の属性データに分類される。それぞれ、分類されたデー
タは、必要な情報と共に各々の処理を担当するデータの
変換/生成部へと送られる。
【0056】まず、フォントの場合は、フォント生成部
14にデータが渡される。フォント生成部14では、渡
されたデータと、この画像処理システム11の内部に予
め備えられているフォントデータ記憶部23に記憶され
ているデータとから、フォントを生成する。
【0057】また、言語解釈部13によってグラフィッ
クデータであると分類された場合、そのデータはグラフ
ィック変換部15へ渡される。グラフィック変換部15
では、入力されたデータの座標空間から出力データの座
標空間の座標への座標変換が行われる。座標変換が施さ
れたデータは、図形分割変換部18において、入力され
た段階よりも出力データに近い、複数の単純な図形の集
合に分割される。単純な図形とは、例えば、特開平6‐
168334号公報に記載されているような、スキャン
ラインごとの始点と終点の連続したデータであってもよ
いし、三角形や台形といった、幾何的なデータの集合で
あってもよい。
【0058】また、言路解釈部13によってイメージで
あると解釈された場合、データはイメージ変換部16に
送られる。イメージ変換部16では、入力されたイメー
ジデータの座標空間から出力データの座標空間の座標に
変換するため、イメージの拡大・縮小・回転処理等が行
われる。またイメージの画素値が定義される色空間を出
力データの色空間に変換するために、色空間データ変換
部24によって、全ての画素値を出力データの色空間の
画素値に変換する。さらに、イメージの輪郭形状を表現
するための輪郭データを輪郭生成部19で発生する。
【0059】次に、言語解釈部13によって、入力され
たデータがフォントとグラフィックスに対する色値や出
力モードの指定のような、図形の形状とは別のデータで
あると分類された場合、データは属性生成部17に渡さ
れる。ここで、例えば色値を指定するデータの場合は、
色空間データ変換部24によって色空間を出力データの
色空間に変換してデータ保存が可能な形式にし、そのま
まデータ保存部22に渡される。
【0060】これらの処理が行われると、次に、フォン
ト、グラフィック、イメージの輪郭データは、クリップ
処理部20に渡される。クリップ処理部20では、例え
ば、ページをはみ出した図形を切り取ったり、あるい
は、予め設定された自由形状の領域で図形を切り取る処
理を行う。その後、このようなクリップ処理されたデー
タは、スキャン変換部21において、データ保存部22
でデータを保存するために適した形式に変換する。この
変換処理は、例えば、特開平9−171564号公報に
記載されるように、スキャンラインごとの始点と長さ
を、その大きさに応じたセルで表現するようなデータ形
式をとることができる。このデータ形式は、この画像処
理システムのように逐次的に画像を保存する際に適した
形式となっている。
【0061】このような処理によってデータ保存部22
にデータが保存された後、データ保存部22はデータ出
力命令を属性生成部17から受け取ると、保存されたデ
ータをレンダリング部26に送る。レンダリング部26
では、データをデータ出力部27が受け取るべきデータ
形式に変換する。例えば、データ出力部27がビットマ
ップ形式のデータを受け取る場合は、1ページ分のペー
ジバッファを用いてデータをビットマップ形式に変換す
る。また、データ保存部22では、図形同士の論理演算
の指定も保存しており、論理演算を行うように指定され
ている場合、この処理をROP演算処理部25で実行す
る。このようにしてデータ出力部27が受け取るべきデ
ータ形式に変換された出力データは、データ出力部27
を介して出力される。
【0062】このような画像処理システムにおいて、色
空間データ変換部24を図1に示した本発明の画像処理
装置における入力色変換部1によって実現し、ROP処
理部25を入力色変換部1以外の各部によって実現する
ことができる。このように本発明の画像処理装置を組み
込むことによって、ROP処理部25で論理演算を行う
領域内に変換されない部分が存在する場合、その部分の
論理演算による色変化等の不具合を防止することができ
る。
【0063】上述の画像処理システムをさらに画像形成
システムに適用することができる。例えばデータ出力部
27としてあるいはデータ出力部27の先にプリンタエ
ンジンを接続し、画像処理システムで処理された画像を
被記録媒体上に形成することができる。この場合、本発
明の画像処理装置を備えていれば、論理演算時に意図し
ない背景部分の色変化が発生しないので、高画質のプリ
ント画像を得ることができる。
【0064】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、論理演算処理の対象領域に含まれていても、
色変換後の論理演算処理によって実際に画素値の変化が
なければ、色変換前のもとの画素値がそのまま保存され
るので、論理演算処理によって意図しない色の変化が発
生することはなく、高画質の処理画像を得ることができ
る。また、本発明では論理演算処理が必要な領域のみ
を、第1の色空間から論理演算処理を行う第2の色空間
に変換して処理するので、必要最小限の領域の色空間だ
けで済み、色変換に必要な時間を最小限にとどめること
ができる。その結果、論理演算処理を含む画像処理を高
速に行うことができ、高速処理と高画質の画像処理を両
立させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像処理装置の実施の一形態を示す
ブロック図である。
【図2】 本発明の画像処理装置の実施の一形態におけ
る動作の一例を示すフローチャートである。
【図3】 2つの値のAND演算の一例の説明図であ
る。
【図4】 本発明の画像処理装置の実施の一形態による
具体的な処理画像の一例の説明図である。
【図5】 本発明の画像処理装置の応用例を示す画像処
理システムの一例のブロック図である。
【図6】 従来の画像処理装置における動作の一例を示
すフローチャートである。
【図7】 従来の画像処理装置の動作の一例における処
理前後の画像の具体例の説明図である。
【符号の説明】
1…入力色変換部、2…第1色変換部、3…論理演算
部、4…第2色変換部、5…画素値比較部、6…出力画
像選択部、11…画像処理システム、12…データ入力
部、13…言語解釈部、14…フォント生成部、15…
グラフィック変換部、16…イメージ変換部、17…属
性生成部、18…図形分割変換部、19…輪郭生成部、
20…クリップ処理部、21…スキャン変換部、22…
データ保存部、23…フォントデータ記憶部、24…色
空間データ変換部、25…ROP処理部、26…レンダ
リング部、27…データ出力部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関根 弘 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼ ロックス株式会社内 (56)参考文献 特開 平11−339018(JP,A) 特開 平11−168637(JP,A) 特開 平10−51651(JP,A) 特開 平9−205543(JP,A) 特開 平7−123281(JP,A) 特開 平6−217113(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/387 H04N 1/46 H04N 1/60

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の色空間で表された第1の画像デー
    タを前記第1の色空間とは異なった第2の色空間で表さ
    れた第2の画像データに変換する第1の色変換手段と、
    前記第2の色空間で表された第2の画像データにおいて
    重なり合う画素間の論理演算を実行して画像データの画
    素値を変更する論理演算手段と、前記論理演算手段によ
    る論理演算の結果得られた画像データを前記第1の色空
    間と同じ色空間で表現された第3の画像データに変換す
    る第2の色変換手段と、前記論理演算の前後での画素の
    値を比較する画素値比較手段と、前記画素値比較手段に
    よる比較結果に応じて前記第1の画像データまたは前記
    第3の画像データのいずれかを選択的に出力する出力画
    像選択手段を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の色空間はCMYK色空間、前
    記第2の色空間はCMY色空間であることを特徴とする
    請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記論演算手段において行う論理演算
    は、ROP処理であることを特徴とする請求項1に記載
    の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 さらに、前記第1及び第2の色空間とは
    異なる第3の色空間で表された第4の画像データを前記
    第1の色空間で表された前記第1の画像データに変換す
    る第3の色変換手段を有することを特徴とする請求項1
    に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の色空間はCMYK色空間、前
    記第2の色空間はCMY色空間、前記第3の色空間はR
    GB色空間であることを特徴とする請求項4に記載の画
    像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記画素値比較手段は、前記論理演算の
    前後での画素の値が一致するか否かを比較するものであ
    り、前記出力画像選択手段は、前記画素値比較手段での
    比較結果が前記論理演算の前後での画素の値が一致する
    ことを示す場合に前記第1の画像データを選択して出力
    することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項
    に記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 第1の色空間で表された第1の画像デー
    タを前記第1の色空間とは異なった第2の色空間で表さ
    れた第2の画像データに変換し、前記第2の色空間で表
    された第2の画像データにおいて重なり合う画素間の論
    理演算を実行して画像データの画素値を変更し、論理演
    算の結果得られた画像データを前記第1の色空間と同じ
    色空間で表現された第3の画像データに変換し、一方、
    論理演算前の前記第2の画像データと論理演算後の画像
    データの画素の値を前記第2の色空間において比較し、
    比較結果に応じて前記第1の画像データまたは前記第3
    の画像データのいずれかを選択的に出力することを特徴
    とする画像処理方法。
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