JPH09154009A - プリンタ装置 - Google Patents

プリンタ装置

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JPH09154009A
JPH09154009A JP7310343A JP31034395A JPH09154009A JP H09154009 A JPH09154009 A JP H09154009A JP 7310343 A JP7310343 A JP 7310343A JP 31034395 A JP31034395 A JP 31034395A JP H09154009 A JPH09154009 A JP H09154009A
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JP
Japan
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dither
print data
image data
dither matrix
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JP7310343A
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English (en)
Inventor
Takeshi Yokoe
毅 横江
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多値の印刷データの印刷処理を画質を落とさ
ずに高速化し、特に、上位装置を長時間拘束することな
く多値の印刷データを印刷すること。 【解決手段】 受信手段10が受信した印刷データを二
値のイメージデータに展開する展開手段12と、この展
開手段12によって展開されたイメージデータを記憶す
る描画メモリ14と、この描画メモリ14に蓄積された
イメージデータを所定のプリンタ解像度で印刷する印刷
手段16とを備えている。しかも、展開手段10は、デ
ィザ変換用のしきい値が予め定められたディザマトリッ
クス情報20aを記憶したディザマトリックス記憶部2
0と、このディザマトリックス記憶部20に格納された
ディザマトリックス情報に基づいて印刷データのうち多
値の印刷データをプリンタ解像度に応じて二値のイメー
ジデータに変換するディザ変換部22とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ装置に係
り、特に、写真等の多値画像を印刷するプリンタ装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のプリンタ装置は、受信部と、描画
メモリと、この描画メモリに蓄積されたイメージデータ
を印刷するプリンタエンジン(印刷部)とを有してお
り、写真等のイメージデータについては、プリンタ解像
度に合わせた二値のイメージデータを受信していた。
【0003】写真等のイメージデータを印刷するには、
多値のイメージデータをホストコンピュータ(上位装
置)にてプリンタ解像度に合わせた二値のイメージデー
タに変換している。しかる後、この二値のイメージデー
タをプリンタ装置に送信する。プリンタ装置では、この
二値のイメージデータを受信して描画メモリに蓄積し、
当該イメージデータを印刷部にて印刷出力する。
【0004】上位装置は、ディスプレイに表示し編集さ
れた入力画像をプリンタの解像度に拡大処理する解像度
変換部と、解像度をプリンタ解像度に合わせた多値のイ
メージデータ30に変換するディザ変換部とを備えてい
る。
【0005】入力画像の多くは、ディスプレイの解像度
に合わせて作成されるため、60dpiから100dp
i程度の解像度である。これに対し、プリンタ装置は3
00dpiから600dpiのものが一般的である。こ
のため、解像度変換部は、例えば70dpiの入力画像
を400dpiに変換する。さらに、ディザ変換部は、
ディザマトリックス格納部に格納されてディザマトリッ
クスを参照して、当該入力画像を白黒の2値のイメージ
データ31に変換する。
【0006】さらに、上位装置は、変換されたイメージ
データをプリンタが解釈可能な制御命令と共に、送信部
から送信する。この時、プリンタは、ホストコンピュー
タから送信されたデータを受信部にて受信し、該デター
に含まれる制御命令にてイメージデータであることを認
識すると、受信したイメージデータを描画メモリへ転送
することで、イメージデータの印刷を行っていた。
【0007】ディザに関する従来例としては、特願平5
−268461号公報に示された技術がある。この手法
は、画像の大きさによってディザマトリックスを選択す
ることにより適切な画像を得ることを目的とした画素密
度変換装置である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、上位装置でプリンタ解像度と同じ2値のイメ
ージデータに展開するため、上位装置からプリンタへ転
送されるデータ量が非常に多くなり、例えば、A4サイ
ズのイメージデータを600dpiのプリンタへ送信す
るには約4Mバイトのデータが転送されることになる。
【0009】この時、ホストコンピュータにおいては、
メモリ使用による負荷が高くなりアプリケーション解放
時間が遅くなるばかりか、一般的なCPUの演算時間、
メモリ間のデータ転送時間に比べて上位装置とプリンタ
装置間のデータ転送時間は遅いことを要因として、結果
的に印刷完了までの時間が長くなる、という欠点があっ
た。
【0010】また、上記特願平5−268461号公報
に示された技術は、取り扱う画像によって複数のディザ
マトリックスを選択することを目的としたものであり、
本発明で示すディザ処理によって取り扱うデータ量を削
減する目的とは異なるものである。
【0011】
【発明の目的】本発明は、係る従来例の有する不都合を
改善し、特に、多値の印刷データの印刷処理を画質を落
とさずに高速化することができ、特に、上位装置を長時
間拘束することなく多値の印刷データを印刷することの
できるプリンタ装置を提供することを、その目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、第
1の手段として、上位装置から送信された印刷データを
受信する受信手段と、この受信手段が受信した印刷デー
タをイメージデータに展開する展開手段と、この展開手
段によって展開されたイメージデータを記憶する描画メ
モリと、この描画メモリに蓄積されたイメージデータを
所定のプリンタ解像度で印刷する印刷手段とを備えてい
る。しかも、展開手段が、ディザ変換用のしきい値が予
め定められたディザマトリックス情報を記憶したディザ
マトリックス記憶部と、このディザマトリックス記憶部
に格納されたディザマトリックス情報に基づいて印刷デ
ータのうち多値の印刷データをプリンタ解像度に応じて
二値のイメージデータに変換するディザ変換部とを備え
た、という構成を採っている。
【0013】この第1の手段では、上位装置から送信さ
れた印刷データに多値の印刷データが含まれていた場
合、展開手段では、ディザ変換部が起動する。ディザ変
換部は、ディザマトリックス記憶部に格納されたディザ
マトリックス情報に基づいて、当該多値の印刷データを
プリンタ解像度に応じて二値のイメージデータに変換す
る。
【0014】ディザ変換部が、プリンタ解像度に応じて
多値の印刷データを二値化するため、プリンタの解像度
が印刷データの解像度の数倍である場合、例えば、上位
装置のディスプレイの解像度に合わせた60〜90dp
iの多値のデータが印刷データであり、プリンタ解像度
が300〜600dpiである場合には、印刷直前にプ
リンタ解像度に合わせたデータ容量に変換されることと
なる。従って、上位装置から印刷装置へ送信される間の
伝送経路や、また受信手段での一時的な蓄積に際して、
上位装置でプリンタ解像度に合わせた展開を行う場合と
比較すると、データ容量が極めて少なくなる。
【0015】また、ディザ変換部が、ディザマトリック
ス記憶部に格納されたディザマトリックス情報に基づい
て多値の印刷データを二値化するため、写真などの多階
調のデータであっても、プリンタ装置で良好に展開され
ることとなり、このため、データ転送の容量削減を行い
つつ、画質を落とさない印刷を行う。
【0016】第2の手段では、第1の手段を特定する事
項に加え、ディザ変換部が、印刷データの解像度とプリ
ンタ解像度とから印刷データの拡大率を算出する拡大率
算出機能と、この拡大率算出機能によって算出された拡
大率とディザマトリックス格納部に格納されたディザマ
トリックス情報とに基づいてディザ変換する拡大率単位
変換機能とを備えた、という構成を採っている。
【0017】この第2の手段では、拡大率算出機能によ
り、多値の印刷データの解像度と、プリンタ解像度との
関係が拡大率として算出される。さらに、拡大率単位変
換機能により、当該拡大率によって定まるドット数をマ
トリックスの大きさとして、ディザ変換する。従って、
拡大率が「10」であれば多値の印刷データの階調値に
基づいて「10×10」のマトリックスで当該階調値を
表現する。このため、印刷データとプリンタ解像度の比
率に応じたディザ処理が行われるため印刷データの階調
が綺麗に二値化され、しかも、計算が単純であるためデ
ィザ処理が高速となる。
【0018】第3の手段では、第1の手段を特定する事
項に加え、ディザマトリックス情報が、限られた大きさ
のマトリックスとしてディザマトリックス記憶部に格納
され、ディザ変換部が、印刷データの解像度とプリンタ
解像度とから印刷データの拡大率を算出する拡大率算出
機能と、この拡大率算出機能によって算出された拡大率
によって定まる描画メモリ上の位置に至るまで当該ディ
ザマトリックスを繰り返し使用するサイクリック使用機
能を備えた、という構成を採っている。
【0019】この第3の手段では、ディザマトリックス
情報を固定の大きさの1種類とした場合に、ディザ変換
部が、拡大率算出機能によって算出された拡大率によっ
て定まる描画メモリ上の位置に至るまで当該ディザマト
リックスを繰り返し使用するサイクリック使用機能によ
り、拡大率がどのようなものであっても良好に二値化す
る。
【0020】本発明は、これらの各手段により、前述し
た目的を達成しようとするものである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0022】図1は、本発明によるプリンタ装置の構成
を示すブロック図である。プリンタ装置2は、上位装置
1から送信された印刷データを受信する受信手段10
と、この受信手段10が受信した印刷データを二値のイ
メージデータに展開する展開手段12と、この展開手段
12によって展開されたイメージデータを記憶する描画
メモリ14と、この描画メモリ14に蓄積されたイメー
ジデータを所定のプリンタ解像度で印刷する印刷手段1
6とを備えている。
【0023】しかも、図2に示すように、展開手段10
は、ディザ変換用のしきい値が予め定められたディザマ
トリックス情報20aを記憶したディザマトリックス記
憶部20と、このディザマトリックス記憶部20に格納
されたディザマトリックス情報に基づいて印刷データの
うち多値の印刷データをプリンタ解像度に応じて二値の
イメージデータに変換するディザ変換部22とを備えて
いる。
【0024】展開手段12は、印刷データ中の制御コー
ドに従って、図示しないフォントメモリからフォントデ
ータを読み出し、また、線図を描画メモリ14の座標に
合わせてイメージデータに展開する。本実施形態では、
展開手段は、印刷データ中に多値のイメージデータが含
まれている場合には、ディザ変換部22を起動し、当該
多値データを二値のイメージデータにディザ変換する。
この上位装置から送信される多値のイメージデータとし
ては、上位装置のディスプレイの解像度に応じた比較的
低解像度(60〜100dpi程度)のデータを主に想
定している。
【0025】ディザ変換部22は、ディザマトリックス
記憶部20に格納されたディザマトリックス情報20a
に基づいて、かつ、プリンタ解像度に応じて、多値の印
刷データを二値のイメージデータに変換する。プリンタ
解像度は印刷部16の構成によって一義的に定まる。ま
た、ディザマトリックス情報20aも予めディザマトリ
ックス記憶部20に格納されている。このため、ディザ
変換部22は、印刷データ中の多値イメージデータの解
像度をプリンタ解像度に一致させつつディザ変換を行
う。
【0026】このディザ変換部22は、図2に示すよう
に、印刷データの解像度とプリンタ解像度とから印刷デ
ータの拡大率を算出する拡大率算出機能24と、この拡
大率算出機能24によって算出された拡大率とディザマ
トリックス格納部20に格納されたディザマトリックス
情報とに基づいてディザ変換する拡大率単位変換機能2
6とを備えている。
【0027】これを詳細に説明する。
【0028】図3はディザマトリックス記憶部20に格
納されたディザマトリックス情報20aの一例を示す説
明図である。ここでは、8×8のマトリックスを定義し
ている。図3(A)はディザマトリックス情報20aの
定義を示す図で、図3(B)はその内容の一例を示す図
である。この図3に示す例では、ディザによって64階
調を表現する。
【0029】図4は多値のイメージデータと二値のイメ
ージデータの一例を示す説明図である。図4(A)に示
すように、上位装置では、入力画像は各画素毎に階調値
のあるデータとなる。図示する例では、256階調にお
ける値を示している。符号bで示す画素は階調値が「1
34」であり、符号cで示す画素では「135」であ
り、符号dでは「67」である。
【0030】ディザ変換部22は、この図4(A)に示
すデータを図4(B)〜(D)に示すように変換する。
ここでは、上位装置から送信された多値のイメージデー
タの解像度を60dpiとし、プリンタの解像度を60
0dpiとする。このため、解像度は10倍である。従
って、ディザ変換部22は、上位装置から送信された多
値のイメージデータの1画素に対して、描画メモリ14
での100画素を割り当てる。
【0031】一般的には、プリンタの解像度÷イメージ
データ解像度の値(拡大率)は、割り切れない場合が多
い。この割り切れない場合には、大きさを補正するため
に周期的に1ドットづつ大きさを増減する等の手法が取
られる。しかし、ここでは、説明する容易にするために
割り切れる場合を例とする。
【0032】図4(A)に示した階調値「134」を図
3(B)に示したディザマトリックス情報20aに基づ
いてディザ変換すると図4(B)に示す如くとなる。デ
ィザマトリックス情報20aは8×8であるため、この
ディザマトリックス情報を反復的に使用している。
【0033】ディザ変換部22は、このディザマトリッ
クス情報が64階調であることから、256階調の値を
64階調で表現すべく多値のイメージデータの値を変換
する。例えば、「134」は64階調では「33.5」
となり、「67」は「16.75」となる。
【0034】これに平行して、解像度の定義を行う。こ
の上位装置から送信されたイ多値のメージデータに対し
ては、プリンタ解像度によると、1画素に対して100
画素を割り当てることができる。
【0035】符号bの画素についてみると、まず、階調
値を「34」とする。この図4(A)に示す画素bにつ
いては100画素割り当てられるため、この階調値「3
4」に対して、図4(B)に示す領域が確保される。一
方、ディザマトリックス情報20aは8×8であるた
め、この左上からこのディザマトリックス情報20によ
る変換を開始する。
【0036】左上のマトリックスI(1,1)の値は
「63」であり、画素bの階調値「34」よりも大きい
ため、空白となる。I(2,1),およびI(3,1)
についても同様である。しかし、I(4,1)のディザ
マトリックス情報20aの値は「26」であるため、印
刷すべき画素となる。このように図4(B)に示した上
端の10画素のうち8画素について印刷すべき画素か又
は空白かが定まる。さらに、その右隣の画素について
は、ディザマトリックス情報20aのI(1,1)を用
いる。すると、ディザマトリックス情報20aは図4
(B)に示す上部1列目が終了した段階でI(2,1)
を用いたこととなる。
【0037】ディザ変換部22は、図4(A)に示した
画素cについての階調値を「34」とする。そして、図
4(C)の左上の画素については、ディザマトリックス
情報のI(3,1)を用いる。このようにディザマトリ
ックス情報を周期的に用いることで、プリンタ解像度に
応じた最良のディザパターンで印刷することが可能とな
る。
【0038】次に、このディザ変換処理を図5乃至図6
に示したフローチャートに基づいて詳細に説明する。こ
のフローチャートでは、符号Aで示す部分で連続してい
る。
【0039】ここで、「I」はディザマトリックスのし
きい値を示す。この「I」のディザマトリックス情報に
おける位置は、図3(A)に示すように、(i,j)に
より示される。このi,jにより指定されるディザマト
リックス情報のしきい値が、「I」の値となる。
【0040】上位装置から送信された多値のイメージデ
ータの各画素毎の階調値を「M」で表し、画像メモリに
出力する値を「O」で表す。「M」の座標は(k,r)
で指定され、入力画像についてこのk,rで指定される
画素の階調値が、「M」となる。また、「O」の座標は
(m,n)で指定される。このm,nで指定される座標
は実際上描画メモリでの座標であり、プリンタ解像度に
より定まる。「O」の値は、「1」又は「0」の二値と
なる。
【0041】また、sは受信イメージデータ8のY座標
を一時的に待避して置くためのパラメータである。
【0042】プリンタ装置2は、上位装置1から送信さ
れるイメージデータ1aを受信手段10により受信する
(ステップS11)。この時、受信するイメージデータ
8は、図4(A)に示す如く、上位装置1で取り扱うイ
メージデータと同じ形式の多値データである。
【0043】ディザ変換部22は、このイメージデータ
8を、プリンタの解像度÷イメージデータ8の画像解像
度により描画メモリに書き込むべきイメージデータを作
成するための拡大率を求める(ステップS12,拡大率
算出機能24)。さらに、ディザ変換部22は、ディザ
処理のためのパラメータの初期化を行う(ステップS1
3)。
【0044】次に、受信イメージデータのM(k、r)
の値とディザマトリックス10のしきい値データI
(i、j)の値を比較する(ステップS14)。
【0045】一般的に、ホストコンピュータ内での取り
扱いは、黒が0から始まり値が大きくなるに従い白に近
づくが、プリンタ内部で取り扱う2値画像は逆に白が0
黒が1となるので、図4のフローでは、ディザマトリッ
クス情報20aによるしきい値I(i、j)よりも入力
画像の階調値M(k、r)の値が大きい時には、出力画
像O(m、n)を白(=0)とする(ステップS1
5)。一方、M(k、r)が小さい時には、出力図像O
(m、n)に黒(=1)(ステップS16)を入力し、
これを描画メモリ9に書き込む。
【0046】同一の入力画像Mについて、出力図像O
(m、n)の座標位置をx方向にスライドするために、
パラメータiとパラメータmを更新する。(ステップS
17)。すると、ディザマトリックス情報20aと出力
画像の座標が変化する。この時、ディザマトリックス情
報20aはx、y方向に対し限られた大きさ(図3の例
では、8×8のマトリックス)であるためサイクリック
(周期的)に利用する必要がある。従ってiの値がiの
最大値を越えていないかどうかを確認し(ステップS1
8)、もし越えていれば、iの値を初期化する(ステッ
プS19,サイクリック使用機能28)。ここでは、デ
ィザマトリックスは8×8であるため、iの最大値i
(Max)は、「8」となる。
【0047】次に、入力画像M(k、r)のパラメータ
kが、kの最大値を越えるかどうかをか確認すること
で、1ライン分の描画データが作成されたかどうか確認
する(ステップS20)。この時、1ラインを越えてい
ない場合には、出力画像のx方向のパラメータmがステ
ップS12で求めるた拡大率を越えているかどうかを確
認し、(ステップS25)、越えていれば入力画像
(k、r)を更新するためにkの値を更新して(ステッ
プS26)、次の出力画像O(m、n)を作成する為に
ステップS14に回帰する(拡大率単位変換機能2
6)。
【0048】一方、ステップS20にて、パラメータk
が最大値を越えた場合には、出力画像O(m、n)、し
きい値I(i、j)、入力画像(k、r)のY座標更新
とX座標の初期化を行う。この時、ディザマトリックス
をX方向の場合と同様にサイクリックに使用するため
に、jが最大値を越えていないか確認を行い(ステップ
S22)、もし越えていれば、jの値を初期化する(サ
イクリック使用機能28)。
【0049】次に、入力座標の更新されたY座標が最大
値r(max)を越えているかどうか確認する(ステッ
プS24)。ここでY座標が最大値を越えるまでは、X
座標の更新と同様にY方向のパラメータnが、ステップ
S12で求めた拡大率を越えているかどうか確認し(ス
テップS27)、もし越えていれば、入力画像M(k、
r)のy方向へ更新を行い、この時のY座標rをパラメ
ータsに待避しておき(ステップS28)、次のライン
の出力画像O(m、n)を求める為のステップS14に
回帰する。
【0050】以上の処理を続けながら、ステップS24
で「r」が最大値を越えた時点で、描画メモリ9への格
納が完了する。
【0051】尚、本実施例では、入力画像M(m、n)
はモノクログレイスケールとして説明したが、ホストコ
ンピュータ内のデータがカラーデータであったとして
も、算術式によってグレー値への変換は容易にできるの
で、(例えば、グレー値=0.3×赤+0.59×緑+
0.11×青)本発明は入力画像がカラーデータの場合
にも適用できる。
【0052】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され機能する
ので、これによると、ディザ変換部が、ディザマトリッ
クス記憶部に格納されたディザマトリックス情報に基づ
いて、当該多値の印刷データをプリンタ解像度に応じて
二値のイメージデータに変換するため、上位装置上のイ
メージデータをプリンタの解像度に合わせて展開するの
ではなく、プリンタ装置側でホストコンピュータから受
信したイメージデータを展開することが可能となり、プ
リンタ装置と上位装置間で転送されるデータは、上位装
置内で扱う多値データそのものなので、上位装置内での
処理が簡素化でき、さらに、取り扱うデータ量が飛躍的
に小さくなる。このため、CPUの演算時間、メモリ間
の転送時間に比べ転送時間の遅い上位装置とプリンタ装
置間のデータ転送量が減ることとなり、従って、印刷ま
での時間が早くなる。このように、多値の印刷データの
印刷処理を高速化することのできる従来にない優れたプ
リンタ装置を提供することができる。
【0053】さらに、イメージデータを受信したプリン
タ内部においても、従来技術に比較して解像度変換を行
うための画像メモリが新たに必要となるわけではなく、
上位装置内に必要なメモリ容量が小さくなりコストの画
からも効果は大きい。しかも、容量の少ない多値データ
のままプリンタ装置が受信することとなるため、上位装
置を早期に解放することができる。このため、上位装置
の操作性が向上する。
【0054】また、ディザマトリックス記憶部に格納さ
れたディザマトリックス情報に基づいて多値の印刷デー
タを二値化するため、写真などの多階調のデータであっ
ても、画質を落とさない印刷を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】図1に示した展開手段の詳細構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】ディザマトリックス情報の一例を示す説明図
で、図3(A)は座標の定義を示す図で、図3(B)は
内容の一例を示す図である。
【図4】イメージデータの一例を示す説明図で、図4
(A)は上位装置からプリンタ装置に送信される多値の
イメージデータを示す図で、図4(B)〜(D)はディ
ザ変換部によりディザ変換されたイメージデータを示す
図である。
【図5】ディザ変換部によるディザ変換処理の前段を示
すフローチャートでうる。
【図6】ディザ変換部によるディザ変換処理の後段を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1 上位装置 2 プリンタ装置 10 受信手段 12 展開手段 14 描画メモリ 16 印刷部 20 ディザマトリックス情報記憶部 22 ディザ変換部 24 拡大率算出機能 26 拡大率単位変換機能 28 サイクリック使用機能

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上位装置から送信された印刷データを受
    信する受信手段と、この受信手段が受信した印刷データ
    をイメージデータに展開する展開手段と、この展開手段
    によって展開されたイメージデータを記憶する描画メモ
    リと、この描画メモリに蓄積されたイメージデータを所
    定のプリンタ解像度で印刷する印刷手段とを備えたプリ
    ンタ装置において、 前記展開手段が、ディザ変換用のしきい値が予め定めら
    れたディザマトリックス情報を記憶したディザマトリッ
    クス記憶部と、このディザマトリックス記憶部に格納さ
    れた前記ディザマトリックス情報に基づいて前記印刷デ
    ータのうち多値の印刷データを前記プリンタ解像度に応
    じて二値のイメージデータに変換するディザ変換部とを
    備えたことを特徴とするプリンタ装置。
  2. 【請求項2】 前記ディザ変換部が、前記印刷データの
    解像度と前記プリンタ解像度とから印刷データの拡大率
    を算出する拡大率算出機能と、この拡大率算出機能によ
    って算出された拡大率と前記ディザマトリックス格納部
    に格納されたディザマトリックス情報とに基づいてディ
    ザ変換する拡大率単位変換機能とを備えたことを特徴と
    する請求項1記載のプリンタ装置。
  3. 【請求項3】 前記ディザマトリックス情報が、限られ
    た大きさのマトリックスとして前記ディザマトリックス
    記憶部に格納され、 前記ディザ変換部が、前記印刷データの解像度と前記プ
    リンタ解像度とから印刷データの拡大率を算出する拡大
    率算出機能と、この拡大率算出機能によって算出された
    拡大率によって定まる前記描画メモリ上の位置に至るま
    で当該ディザマトリックスを繰り返し使用するサイクリ
    ック使用機能を備えたことを特徴とする請求項1記載の
    プリンタ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7809199B2 (en) * 2005-12-07 2010-10-05 Ricoh Company, Ltd. Image processing apparatus
JP2011022859A (ja) * 2009-07-16 2011-02-03 Konica Minolta Business Technologies Inc プリンタシステム、プリンタ装置およびプリンタ装置用プログラム

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