JP3211417B2 - ページ記述言語処理装置 - Google Patents

ページ記述言語処理装置

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JP3211417B2
JP3211417B2 JP28906192A JP28906192A JP3211417B2 JP 3211417 B2 JP3211417 B2 JP 3211417B2 JP 28906192 A JP28906192 A JP 28906192A JP 28906192 A JP28906192 A JP 28906192A JP 3211417 B2 JP3211417 B2 JP 3211417B2
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  • Devices For Executing Special Programs (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポストスクリプトやイ
ンタプレス等のページ記述言語で記述された文書デー
タ、すなわちページ記述言語プログラムを解釈してイメ
ージデータに変換する装置に関し、特にページ記述言語
プログラム中の写真、文字または図形などの描画オブジ
ェクトごとに適した処理を行いながら描画オブジェクト
それぞれに適したイメージフォーマットに変換するため
のページ記述言語処置装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、データ処理装置によりデータ処理
した結果の出力をレーザプリンタなどの高性能の印刷装
置により高品質の印刷出力を得るため、ページ記述言語
プログラムの実行により画像形成が行われる。
【0003】ここで、ページ記述言語は、文字、写真、
図形等が混在するデータを統一して取り扱うことができ
る、出力装置との共通インターフェース言語である。こ
のため、ページ記述言語を解釈して処理することができ
るプリンタは、ページ記述言語で記述されたデータであ
れば、異なる機種のデータ処理装置により作成されたデ
ータであっても、常に正常に出力することができる。
【0004】このページ記述言語を解釈実行するページ
記述言語インタプリタは、イメージデータに展開してプ
リンタなどへ出力するものである。
【0005】ところで、このイメージデータは、一般的
に非常に大きなものであり、メモリなどの資源を多く消
費してしまう。
【0006】このため、イメージデータを劣化すること
なく圧縮するするために従来から用いられる方法として
ランレングスエンコーディングがあり、このランレング
スエンコーディングなどを用いて、イメージデータを圧
縮して記憶したり、転送したりすることが考えられる。
【0007】しかし、これらのイメージは、絵、写真、
図形、文字などいろいろな種類の描画オブジェクトが含
まれており、これらの描画オブジェクトは、それぞれに
固有の特徴があるにもかかわらず、従来は同一の処理方
法で処理されてきた。
【0008】従って、例えば、ランレングスエンコーデ
ィングの圧縮は、文字や単純な図形には非常に高い効果
を奏するが、写真などの階調をもったイメージは、逆に
データ量が多くなるという欠点を生ずる。
【0009】また、文字などは一般に2値データとして
取り扱われることが多いにもかかわらず、写真や図形な
どのように階調をもったデータと同一の処理が行われる
ことが多く、ハーフトーン処理など無駄な処理を文字に
対して行うことが多い。
【0010】このような場合、写真のような階調をもっ
たイメージを判断して、その部分だけを別の処理を行う
という方法が考えられる。
【0011】例えば、特開平3−34773号公報があ
り、これには、種々の文字部と写真部とが混在した文書
・画像データに対して、それらの文字部と写真部をそれ
ぞれ正確に識別して2値化の処理をそれぞれ適応的に行
うことができる技術が記述されている。
【0012】しかし、この技術は、一度ラスタイメージ
に展開されたデータをしきい値を含む統計的手法によっ
て階調をもたない文字部と階調をもった写真部に分ける
ものであり、ラスタイメージの展開処理を既に行ってい
ることから、必ずしも、文字部と写真部を正確に判断で
きるとはいい難い。また、階調のない文字と階調のない
図形などの描画オブジェクトを判断することは実質的に
は不可能である。
【0013】さらに、この従来の方法では、一度、ペー
ジ記述言語をインタプリタで処理した後に、文字部と写
真部に分けているため、ページ記述言語からラスタイメ
ージに展開する処理の際に、それぞれの描画オブジェク
トに適したイメージ処理を行うことは不可能である。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、従来
のページ記述言語処理装置は、文字、写真、図形等の種
々の描画オブジェクトを含むページ記述言語プログラム
を一度、インタプリタで処理した後に、文字部、写真部
等に分けていたため、ページ記述言語プログラムからラ
スタイメージに展開する処理の際に、それぞれの描画オ
ブジェクトに適したイメージ処理を行うことができなか
ったという問題点があった。
【0015】そこで、本発明は、かかる問題点を除去
し、文字、写真、図形等のデータを記述したページ記述
言語プログラムに対し、文字、写真、図形等のそれぞれ
の描画オブジェクトに適したイメージ処理を行うことが
できるページ記述言語処理装置を提供することを目的と
する。
【0016】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、ページ記
述言語で表現された文書データを解釈して該文書データ
を構成する要素の種類を示すオブジェクト単位の中間形
式データに変換する変換手段と、前記オブジェクトの種
類に応じて、前記中間形式データをイメージデータに展
開する展開手段と、前記展開手段により展開されたイメ
ージデータを合成する合成手段とを具備したことを特徴
とする。
【0017】また、第2の発明は、ページ記述言語で表
現された文書データを解釈して該文書データを構成する
要素の種類を示すオブジェクト単位に分割する分割手段
と、前記分割手段で分割された文書データを解釈し、オ
ブジェクトの種類に応じてイメージデータに展開するイ
ンタプリタ手段と、前記インタプリタ手段により展開さ
れた異なる種類のイメージデータを合成する合成手段と
を具備したことを特徴とする。
【0018】好ましくは、第1および第2の発明におい
て、前記オブジェクトの形式の種類には、文字形式、図
形形式、階調画像形式を含み、前記展開手段またはイン
タプリタ手段は、文字形式のオブジェクトおよび図形形
式のオブジェクトに対しては、圧縮したイメージデータ
に展開し、階調画像データ形式のオブジェクトに対して
は、原画像の中間調が保存されたイメージデータに展開
することを特徴とする。
【0019】
【作用】第1の発明では、変換手段が、ページ記述言語
で表現された文書データを解釈して該文書データを構成
する要素の種類を示すオブジェクト単位の中間形式デー
タに変換し、展開手段が、前記オブジェクトの種類に応
じて、前記中間形式データをイメージデータに展開し、
合成手段が、前記展開手段により展開されたイメージデ
ータを合成する。
【0020】また、第2の発明では、分割手段が、ペー
ジ記述言語で表現された文書データを解釈して該文書デ
ータを構成する要素の種類を示すオブジェクト単位に分
割し、インタプリタ手段が、前記分割手段で分割された
文書データを解釈し、オブジェクトの種類に応じてイメ
ージデータに展開し、合成手段が、前記インタプリタ手
段により展開された異なる種類のイメージデータを合成
する。
【0021】さらに、前記オブジェクトの形式の種類に
は、文字形式、図形形式、階調画像形式を含み、前記展
開手段またはインタプリタ手段は、文字形式のオブジェ
クトおよび図形形式のオブジェクトに対しては、圧縮し
たイメージデータに展開し、階調画像データ形式のオブ
ジェクトに対しては、原画像の中間調が保存されたイメ
ージデータに展開する。
【0022】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例につ
いて説明する。
【0023】図1は、本発明の第1の実施例であるペー
ジ記述言語処理装置の構成を示すブロック図である。図
1において、ページ記述言語処理装置1は、図示されて
いないバッファ等の記憶手段からページ記述言語プログ
ラム2を読み込み、このページ記述言語プログラム2を
構成するオペレータやデータの言語オブジェクトに分解
し、この言語オブジェクトのオペレータをもとに判断し
て文字、写真、図形の3つの描画オブジェクトに分類し
て、この描画オブジェクトごとに適した中間データに変
換する中間データ変換部4、描画オブジェクトごとの中
間データに対応し、3つの描画オブジェクトごとに適し
たイメージ展開処理を行う文字展開部5、写真展開部
6、図形展開部7、および文字展開部5、写真展開部
6、図形展開部7でイメージ展開処理されたデータを合
成し、処理データ3として図示していないプリンタ出力
処理部に出力する合成部8から構成される。
【0024】次に、図1のページ記述言語処理装置の動
作についてフローチャートを参照して説明する。
【0025】図2は、図1のページ記述言語処理装置の
動作フローチャートである。図2において、ホストコン
ピュータから直接、あるいはネットワークを介して、プ
リンタ制御装置内の記憶手段に格納されたページ記述言
語プログラムを中間データ変換部4が読み込み、このペ
ージ記述言語プログラムを構成するオペレータやデータ
をもとに、言語オブジェクトに分解する(ステップ10
1)。そして、この分解された言語オブジェクトをオペ
レータの性質から判断して、文字、写真、図形の3つの
描画オブジェクトにグループ化する(ステップ10
2)。さらに、グループ化された3つの描画オブジェク
トごとにそれぞれ適した中間データに変換する(ステッ
プ103)。そして、変換された中間データは、描画オ
ブジェクトに対応したイメージ展開処理部、すなわち、
文字展開部5、写真展開部6、図形展開部7に分割され
て、それぞれのイメージ展開処理を行う(ステップ10
4)。その後、それぞれの描画オブジェクトごとにイメ
ージ展開処理されたデータを合成部8が合成し(ステッ
プ105)、処理データとして出力する。
【0026】次に、具体的なページ記述言語プログラム
を例にとり、ページ記述言語処理装置の処理について説
明する。
【0027】図3は、具体的なページ記述言語プログラ
ムの処理を説明する図である。
【0028】図3において、まず、入力されたページ記
述言語プログラムP1について説明する。
【0029】「100 100 moveto」は、ペ
ンを座標(100,100)に移動することを意味す
る。
【0030】「Times−Roman findfo
nt 12 scalefontsetfont」は、
ローマン書体のフォントを設定し、12ポイントの大き
さを設定することを意味する。
【0031】「(time)show」は、文字列’t
ime’を書くことを命令することを意味する。
【0032】「200 200 moveto」は、ペ
ンを座標(200,200)に移動することを意味す
る。
【0033】「10 10 1 matrix1 ma
trix2 image」は、幅’10’、高さ’1
0’、ピクセルの深さ(階調の深さ)’1’で行列1と
行列2のイメージを描くことを意味する。
【0034】「300 300 moveto」は、ペ
ンを座標(300,300)に移動することを意味す
る。
【0035】「300 500 lineto」は、座
標(300,500)まで直線を描画することを意味す
る。従って、直線は、座標(300,300)から座標
(300,500)まで描かれることになる。
【0036】このような意味のページ記述言語プログラ
ムP1にに対して、まず中間データ変換部4は、ページ
記述言語プログラムの空白文字をもとに言語オブジェク
トに分解する。例えば、ページ記述言語プログラムP1
内の 100 100 moveto は、 100 100 moveto の3つの言語オブジェクトに分解される。そして、分解
された言語オブジェクトのオペレータの性質から判断し
て描画オブジェクトにグループ化される。例えば、先頭
から順に言語オブジェクトをたどり、 (time)show という並びに遭遇したとき、これまでの言語オブジェク
トは文字部obj1と判断される。この文字部obj1
は、カレントグラフィック状態などの環境パラメータを
参照して、次のような中間データに変換される。すなわ
ち、 type font CTM matrix current point 100 100 font /Times−Roman fontmatrix [12001200] strings timeである。この
意味は、データのタイプがフォント(font)であ
り、CTM(カレント変換マッピング行列)が行列(m
atrix)であり、書き始めの位置(current
point)が、座標(100,100)であり、フ
ォント(font)は、ローマン書体であり、フォント
行列(font matrix)は、12ポイントであ
り、書かれる文字列(string)は、’time’
であることを示している。
【0037】次に、 image という、ポストスクリプト(PostScript)オ
ペレータに遭遇したときは、写真部obj2と判断さ
れ、この写真部obj2は次のような中間データに変換
される。すなわち、 type image CTM matrix current point 200 200 imagedict dict となる。この意味は、データのタイプがイメージ(im
age)であり、CTM(カレント変換マッピング行
列)が行列(matrix)であり、書き始めの位置
(current point)が、座標(200,2
00)であり、イメージが格納されている辞書(ima
gedict)は、辞書(dict)にあることを示し
ている。
【0038】さらに、 lineto というポストスクリプトオペレータに遭遇したときは図
形部obj3と判断され、この図形部obj3は次のよ
うな中間データに変換される。すなわち、 type figure CTM matrix current point 200 200 figuredict dict となる。この意味は、データのタイプが写真(figu
re)であり、CTM(カレント変換マッピング行列)
が、行列(matrix)であり、書き始めの位置(c
urrent point)が、座標(200,20
0)であり、写真が格納されている辞書(figure
dict)は、辞書(dict)にあることを示して
いる。
【0039】なお、カレントグラフィック状態とは、ペ
ージ記述言語インタプリタが内部的にもつグラフィック
制御パラメータのことである。例えば、現在使用されて
いるフォントやデバイス座標系へのマッピング行列であ
る「CTM」などのパラメータをいう。
【0040】このようにして変換された中間データを、
文字部、写真部、図形部ごとの描画オブジェクトごとに
グループ化して、それぞれの描画オブジェクトごとにま
とめる。
【0041】そして、このまとめた描画オブジェクトご
とに、最も適したイメージ展開処理部を、文字展開部
5、写真展開部6、図形展開部7から選択し、選択した
イメージ展開処理部に中間データをそれぞれに出力す
る。
【0042】ここで、文字展開部5は、ハーフトーン処
理を行わずに、ランレングスエンコーディングを出力す
る展開処理を行い、写真展開部6は、ラスタイメージを
出力する展開処理を行い、図形展開部7は、ハーフトー
ン処理を行うがランレングスエンコーディングを出力す
る展開処理を行うものである。
【0043】そこで、文字部の描画オブジェクトは、文
字展開部5を選択し、写真部の描画オブジェクトは、写
真展開部6を選択し、図形部の描画オブジェクトは、図
形展開部7を選択することになる。
【0044】そして、それぞれのイメージ展開処理部
は、それぞれのイメージデータを出力し、その後合成部
8により、それぞれに展開されたイメージデータが合成
されて、ページ単位のイメージデータが出力されること
になる。
【0045】なお、上記第1の実施例においては、イメ
ージ展開処理を3つの展開処理部、すなわち、文字展開
部5、写真展開部6、および図形展開部7を有していた
が、イメージ展開処理部が1つのみの場合は、文字展開
部5、写真展開部6、および図形展開部7の処理を切換
により行うようにしてもよい。
【0046】次に、第2の実施例について説明する。
【0047】図4は、本発明の第2の実施例であるペー
ジ記述言語処理装置の構成を示すブロック図である。図
4において、ページ記述言語処理装置10は、図示され
ていないバッファ等の記憶手段からページ記述言語プロ
グラム20を読み込み、予めページ記述言語で記述され
た分割プログラムにより、ページ記述言語プログラム2
0を文字、写真、および図形の描画オブジェクトごとに
分割する分割部40、分割部40により分割された描画
オブジェクトに対応して、ページ記述言語プログラムを
解釈し、イメージ展開する文字インタプリタ部50、写
真インタプリタ部60、図形インタプリタ部70、およ
び文字インタプリタ部50、写真インタプリタ部60、
図形インタプリタ部70によりイメージ展開処理された
データを合成する合成部80から構成される。
【0048】次に、図4のページ記述言語処理装置の動
作についてフローチャートを参照して説明する。
【0049】図5は、図4のページ記述言語処理装置の
動作フローチャートである。図5において、ホストコン
ピュータから直接、あるいはネットワークを介して、プ
リンタ制御装置内の記憶手段に格納されたページ記述言
語プログラムを分割部40が読み込み、このページ記述
言語プログラムを分割プログラムにより文字の描画オブ
ジェクト、写真の描画オブジェクト、および図形の描画
オブジェクトの3つの分割されたページ記述言語プログ
ラムに分割する(ステップ201)。そして、分割され
たページ記述言語プログラムは、それぞれの描画オブジ
ェクトに対応するインタプリタ部に出力される(ステッ
プ201)。その後、文字インタプリタ部50、写真イ
ンタプリタ部60、および図形インタプリタ部70の描
画オブジェクトごとのインタプリタ部は、それぞれ入力
されたページ記述言語プログラムを解釈し(ステップ2
03)、さらに各インタプリタ部ごとの特有のイメージ
展開処理を行う(ステップ204)。そして、それぞれ
のインタプリタ部でイメージ展開処理されたデータを合
成部80が合成し(ステップ205)、処理データとし
て出力する。
【0050】次に、具体的なページ記述言語プログラム
を例にとり、ページ記述言語処理装置の処理について説
明する。
【0051】図6は、具体的なページ記述言語プログラ
ムの処理を説明する図である。ここで、図6に示したペ
ージ記述言語プログラムP10は、図3で示したページ
記述言語プログラムP1と同じプログラムであるので、
その意味の説明については省略をする。
【0052】図6において、入力されたページ記述言語
プログラムP10に対して、まず分割部40は、ページ
記述言語プログラムの空白文字をもとに言語オブジェク
トに分解する。例えば、ページ記述言語プログラムP1
0内の 100 100 moveto は、 100 100 moveto の3つの言語オブジェクトに分解される。そして、分解
された言語オブジェクトのオペレータの性質から判断し
て描画オブジェクトにグループ化される。例えば、先頭
から順に言語オブジェクトをたどり、 (time)show という並びに遭遇したとき、これまでの言語オブジェク
トは文字部obj10と判断され、文字の描画オブジェ
クトに分類される。すなわち、 100 100 moveto Times−Roman findout 12 scalefont setfont (times)show は、文字の描画オブジェクトとして、文字インタプリタ
部50に出力される。
【0053】また、 image という、ポストスクリプト(PostScript)オ
ペレータに遭遇したときは、写真部obj2と判断さ
れ、写真の描画オブジェクトに分類される。すなわち、 200 200 moveto 10 10 1 matrix1 matrix2 image は、写真の描画オブジェクトとして、写真インタプリタ
部60に出力される。
【0054】さらに、 lineto というポストスクリプトオペレータに遭遇したときは図
形部obj3と判断され、図形の描画オブジェクトに分
類される。すなわち、 300 300 moveto 300 500 lineto は、図形の描画オブジェクトとして、図形インタプリタ
部70に出力される。
【0055】そして、文字インタプリタ部50、写真イ
ンタプリタ部60、図形インタプリタ部70は、カレン
トグラフィック状態などの環境パラメータを参照して、
それぞれ、解釈し、イメージ展開処理を行う。
【0056】すなわち、文字インタプリタ部50は、入
力された文字の描画オブジェクトに対し、ハーフトーン
処理を行わずに、ランレングスエンコーディングデータ
に展開する処理を行う。
【0057】また、写真インタプリタ部60は、入力さ
れた写真の描画オブジェクトに対し、ラスタイメージに
展開する処理を行う。
【0058】さらに、図形インタプリタ部70は、入力
された図形の描画オブジェクトに対し、ハーフトーン処
理を行ったランレングスエンコーディングデータに展開
する処理を行う。
【0059】その後、合成部80により、それぞれに展
開されたイメージデータが合成されて、ページ単位のイ
メージデータが出力されることになる。
【0060】なお、上記第2の実施例において、文字イ
ンタプリタ部50、写真インタプリタ部60、および図
形インタプリタ部70を有していたが、インタプリタ部
が1つのみの場合は、文字インタプリタ部50、写真イ
ンタプリタ部60、および図形インタプリタ部70の処
理を切換により行うようにしてもよい。
【0061】また、必ずしも全て異なる種類のイメージ
に展開処理する必要はない。例えば、文字、図形に対し
ては、圧縮されたイメージに処理し、階調画像データに
対しては、原画像の中間調が保存されたイメージに処理
してもよい。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明は、変
換手段が、ページ記述言語で表現された文書データを解
釈して該文書データを構成する要素の種類を示すオブジ
ェクト単位の中間形式データに変換し、展開手段が、前
記オブジェクトの種類に応じて、前記中間形式データを
イメージデータに展開し、合成手段が、前記展開手段に
より展開されたイメージデータを合成するようにしてい
るので、一般に区別し難い文字、図形等の描画オブジェ
クトをも正確に判断することができ、ページ記述言語プ
ログラムからイメージデータに展開する際に、文字、図
形、写真等のそれぞれの描画オブジェクトに適したイメ
ージ処理を行うことができるという利点を有する。
【0063】また、第2の発明は、分割手段が、ページ
記述言語で表現された文書データを解釈して該文書デー
タを構成する要素の種類を示すオブジェクト単位に分割
し、インタプリタ手段が、前記分割手段で分割された文
書データを解釈し、オブジェクトの種類に応じてイメー
ジデータに展開し、合成手段が、前記インタプリタ手段
により展開された異なる種類のイメージデータを合成す
るようにしているので、既存のインタプリタ手段を活用
することができ、開発工数の節減を図ることができると
いう利点を有する。
【0064】さらに、前記オブジェクトの形式の種類に
は、文字形式、図形形式、階調画像形式を含み、前記展
開手段またはインタプリタ手段は、文字形式のオブジェ
クトおよび図形形式のオブジェクトに対しては、圧縮し
たイメージデータに展開し、階調画像データ形式のオブ
ジェクトに対しては、原画像の中間調が保存されたイメ
ージデータに展開するようにしているので、イメージ中
の階調をもつ部分と階調をもとない部分を正確に判断
し、適切な処理を行うことができるという利点を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例であるページ記述言語処
理装置の構成を示すブロック図。
【図2】図1のページ記述言語処理装置の動作フローチ
ャート。
【図3】具体的なページ記述言語プログラムの処理を説
明する図。
【図4】本発明の第2の実施例であるページ記述言語処
理装置の構成を示すブロック図。
【図5】図4のページ記述言語処理装置の動作フローチ
ャート。
【図6】具体的なページ記述言語プログラムの処理を説
明する図。
【符号の説明】
1 ページ記述言語処理装置 2 ページ記述言語プログラム 3 処理データ 4 中間データ変換部 5 文字展開部 6 写真展開部 7 図形展開部 8 合成部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ページ記述言語で表現された文書データ
    を解釈して該文書データを構成する要素の種類を示すオ
    ブジェクト単位の中間形式データに変換する変換手段
    と、 前記オブジェクトの種類に応じて、前記中間形式データ
    をイメージデータに展開する展開手段と、 前記展開手段により展開されたイメージデータを合成す
    る合成手段とを具備することを特徴とするページ記述言
    語処理装置。
  2. 【請求項2】 ページ記述言語で表現された文書データ
    を解釈し、該文書データを構成要素の種類を示すオブジ
    ェクト単位に分割する分割手段と、 前記分割手段で分割された文書データを解釈し、該分割
    された文書データをオブジェクトの種類に応じたイメー
    ジデータに展開する複数のインタプリタ手段と、 前記インタプリタ手段の各々により展開された異なる種
    類のイメージデータを合成する合成手段とを具備するこ
    とを特徴とするページ記述言語処理装置。
  3. 【請求項3】 前記オブジェクトの種類には、文字形
    式、図形形式、階調画像形式を含み、 前記展開手段またはインタプリタ手段は、文字形式のオ
    ブジェクトおよび図形形式のオブジェクトに対しては、
    圧縮したイメージデータに展開し、階調画像データ形式
    のオブジェクトに対しては、原画像の中間調が保存され
    たイメージデータに展開することを特徴とする請求項1
    または2記載のページ記述言語処理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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