JP3361711B2 - ターミナルキャップ - Google Patents

ターミナルキャップ

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JP3361711B2
JP3361711B2 JP02790097A JP2790097A JP3361711B2 JP 3361711 B2 JP3361711 B2 JP 3361711B2 JP 02790097 A JP02790097 A JP 02790097A JP 2790097 A JP2790097 A JP 2790097A JP 3361711 B2 JP3361711 B2 JP 3361711B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、機器等の端子接続
部にねじ止めされたターミナルの上面側と側方周囲とを
覆うターミナルキャップに関するもので、詳しくは、タ
ーミナルに対するガタ付きを防止すると共に、ターミナ
ルに接続される電線のサイズ変更等に対して汎用性を高
めるための改良に関するものである。 【0002】 【従来の技術】図5乃至図7は、従来のターミナルキャ
ップの一例を示したものである。ここに示したターミナ
ルキャップ1は、機器等の端子接続部2に固定されてい
る固定部3と電線端が圧着接続される電線圧着部5とを
一体形成したターミナル6に被冠装着して、該ターミナ
ル6の上面側と側方周囲とを覆うものである。さらに詳
述すると、このターミナルキャップ1は、前記ターミナ
ル6の上面側を覆う上壁部8と該上壁部8の周縁から延
出して前記ターミナル6の側方周囲を覆う側壁部11と
を絶縁性樹脂で一体形成した構成をなしている。 【0003】そして、図6及び図7に示しているよう
に、前記側壁部11の前記電線圧着部5に対向する位置
には、一対のスリット12によって弾性変形を容易にし
た可撓部13が形成されると共に、該可撓部13の下端
の内面側には、前記ターミナル6に上面側から被冠装着
した際に、前記電線圧着部5の下面に係合する突起14
が一体形成されている。即ち、上記のターミナルキャッ
プ1は、端子接続部2にねじ止めされているターミナル
6に対して、該ターミナル6の上面側から被せて、前記
突起14を電線圧着部5の下面に係合させることによっ
て、ターミナル6に取り付けられる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところで、ターミナル
6の電線圧着部5は、通常、圧着接続する電線15のサ
イズに多少の変更があっても良好な圧着性能が得られる
ように、加締め爪5aの長さ等に余裕が持たされてい
る。但し、圧着接続する電線15のサイズが変われば、
それに応じて、図7に示す電線圧着部5の幅寸法Wや高
さ寸法Hが変わる。 【0005】そこで、前述したターミナルキャップ1で
は、電線サイズの変更等に伴う電線圧着部5の幅寸法W
や寸法Hの増減を許容し得るように、突起14を装備す
る側壁部11の内幅寸法W1や内高さ寸法H1に余裕を持
たせた設計を行うが、余裕を持たせた設計の場合、圧着
する電線15がサイズの小さいものに変更されると、幅
方向や高さ方向に隙間が残って、ガタ付きが生じるとい
う問題があった。一方、このようなガタ付きの問題を解
消するために、余裕分をなくすと、サイズが大きい電線
に変更された場合には使用できなくなり、電線のサイズ
毎に多種類のターミナルキャップを用意しておかねばな
らないという問題が生じた。 【0006】そこで、本発明の目的は上記課題を解消す
ることにあり、ターミナルに接続される電線のサイズ変
更に対して許容能力が高く、しかも、ターミナルに対す
るガタ付きを防止するすることができるターミナルキャ
ップを提供することである。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明に係るターミナル
キャップは、機器等の端子接続部に固定される固定部と
電線端が圧着接続される電線圧着部とを一体形成したタ
ーミナルに被冠装着して、該ターミナルの上面側と側方
周囲とを覆うターミナルキャップであって、上記目的を
達成するために、前記電線圧着部の下面に添える当て板
と前記当て板の両側から上方に延出した一対の係止片と
を有したキャップ係止部材と、前記ターミナルの上面側
を覆う上壁部と該上壁部の周縁から延出して前記一対の
係止片の外側から前記ターミナルの側方周囲を覆う側壁
部とを一体形成した構成をなして、前記ターミナルに上
面側から被冠装着されるキャップ本体とを備えた構成を
なし、前記キャップ本体に、前記一対の係止片を挿通可
能な一対の係止穴が装備されると共に、一対の各係止片
には、前記係止穴に挿通された際に、該係止穴の周縁部
に係合して前記キャップ本体を係止する係合突起が、該
係止片の延出方向に沿って位置をずらした複数箇所に装
備されたことを特徴とするものである。 【0008】そして、以上の構成によれば、予め、当て
板をターミナルの電線圧着部の下面に添えた状態にキャ
ップ係止部材をターミナルに取り付け、次いで、ターミ
ナルの上面側からキャップ本体を被せて、キャップ係止
部材の一対の係止片をキャップ本体の一対の係止穴に挿
通させると、前記係止片上に装備されている係合突起が
前記係止穴の周縁部に係合して、キャップ本体がキャッ
プ係止部材に結合された状態になり、ターミナルに被冠
させたキャップ本体の固定がなされる。即ち、以上の構
成のターミナルキャップでは、キャップ本体はキャップ
係止部材との間にターミナルを挾持した状態でターミナ
ルの上面側および側方周囲を覆うことになるが、キャッ
プ本体の固定に使用する前記係止片には前記係合突起が
複数装備されていて、キャップ本体の係止穴に係合する
係合突起を変更することで、キャップ係止部材とキャッ
プ本体との間の間隔を複数段階に調整することができ
る。 【0009】従って、予め、キャップ係止部材とキャッ
プ本体との間の間隔を電線サイズの変更等に伴う電線圧
着部の幅寸法Wや寸法Hの増減に対応して調整し得るよ
うに、前記係止片上の複数個の係合突起相互の間隔を設
定しておくことで、電線サイズの変更に拘わらずキャッ
プ係止部材との間にしっかりとターミナルを挾持した状
態で該ターミナルを覆うことができる。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、図示実施形態により、本発
明を説明する。図1乃至図4は本発明に係るターミナル
キャップの一実施形態を示したもので、図1は一実施形
態のターミナルキャップ20の構成を示す分解斜視図、
図2は同ターミナルキャップ20のキャップ係止部材2
2をターミナル6に取り付けた状態を示す分解斜視図、
図3は同ターミナルキャップ20のターミナル6への取
り付けが完了した状態を示す斜視図、図4は同ターミナ
ルキャップ20のターミナル6への取り付けが完了した
状態の要部の横断面図である。 【0011】この一実施形態のターミナルキャップ20
が被冠装着されるターミナル6は、先に従来例で説明し
た形態のもので、機器等の端子接続部に固定される固定
部3と、電線15の端部を一対の加締め爪5aにより圧
着接続する電線圧着部5とを、金属板のプレス成形によ
り一体形成したものである。この固定部3は通常ねじ止
めが利用される。 【0012】一実施形態のターミナルキャップ20は、
キャップ係止部材22と、該キャップ係止部材22によ
り前記ターミナル6に被冠させた状態に固定されるキャ
ップ本体24とから構成される。これらのキャップ係止
部材22及びキャップ本体24は、いずれも、絶縁性合
成樹脂による一体成形品である。 【0013】前記キャップ係止部材22は、前記ターミ
ナル6の電線圧着部5の下面に添える当て板26と、前
記電線圧着部5の両側方に起立するように前記当て板2
6の前端寄りの両側から上方に向かって延出した一対の
係止片27,27とを有している。 【0014】また、前記キャップ本体24は、前記ター
ミナル6の上面側を覆う上壁部29と、該上壁部29の
周縁から下方に向かって延出して前記一対の係止片2
7,27の外側から前記ターミナル6の側方周囲を覆う
側壁部30とを一体形成した構成をなしていて、前記タ
ーミナル6にその上面側から被冠装着される。 【0015】そして、前記キャップ本体24の上壁部2
9の周縁部で前記一対の係止片27,27が対向する位
置には、これらの係止片27,27を挿通可能な一対の
係止穴32が装備されている。また、前述の各係止片2
7,27の外表面には、前記係止穴32に挿通された際
に、該係止穴32の周縁部に係合して前記キャップ本体
24を係止する係合突起34が、該係止片27,27の
延出方向に沿って一定ピッチで位置をずらした複数箇所
に装備されている。 【0016】以上のターミナルキャップ20では、図2
に示すように、予め、当て板26をターミナル6の電線
圧着部5の下面に添えた状態に、キャップ係止部材22
をターミナル6に取り付けておく。その際、当て板26
の部分をテーピング36等により電線15に固定してお
くことで、前記当て板26を電線圧着部5に縦添えした
状態を、簡単に、かつ良好に維持することができる。 【0017】次いで、ターミナル6の上面側からキャッ
プ本体24を被せて、キャップ係止部材22の各係止片
27,27をキャップ本体24の一対の係止穴32に挿
通させると、図3及び図4に示すように前記係止片2
7,27上に装備されている係合突起34が前記係止穴
32の周縁部に係合して、キャップ本体24がキャップ
係止部材22に結合された状態になり、ターミナル6に
被冠させたキャップ本体24の固定がなされる。 【0018】即ち、以上の一実施形態のターミナルキャ
ップ20では、キャップ本体24はキャップ係止部材2
2との間にターミナル6を挾持した状態でターミナル6
の上面側および側方周囲を覆うことになるが、キャップ
本体24の固定に使用する前記係止片27,27には、
前記係合突起34が複数装備されていて、キャップ本体
24の係止穴32に係合する係合突起34を変更するこ
とで、キャップ係止部材22とキャップ本体24との間
の間隔H2を複数段階に調整することができる。 【0019】従って、予め、キャップ係止部材22とキ
ャップ本体24との間の間隔を電線サイズの変更等に伴
う電線圧着部5の幅寸法Wや寸法Hの増減に対応して調
整し得るように、前記係止片27,27上の複数個の係
合突起34相互の間隔を設定しておくことで、図4に示
すように、電線サイズの変更に拘わらずキャップ係止部
材22との間にしっかりとターミナル6を挾持した状態
で該ターミナル6を覆うことができ、一対の係止片2
7,27間の内幅寸法W2が電線圧着部5の幅寸法Wよ
りも大きくともガタ付きの発生を防止することができ
る。従って、ターミナル6に接続される電線のサイズ変
更に対して許容能力が高く、しかも、ターミナル6に対
するガタ付きを防止するすることができる。 【0020】 【発明の効果】本発明のターミナルキャップでは、キャ
ップ本体はキャップ係止部材との間にターミナルを挾持
した状態でターミナルの上面側および側方周囲を覆うこ
とになるが、キャップ本体の固定に使用する前記係止片
には前記係合突起が複数装備されていて、キャップ本体
の係止穴に係合する係合突起を変更することで、キャッ
プ係止部材とキャップ本体との間の間隔を複数段階に調
整することができる。従って、予め、キャップ係止部材
とキャップ本体との間の間隔を電線サイズの変更等に伴
う電線圧着部の幅寸法Wや寸法Hの増減に対応して調整
し得るように、前記係止片上の複数個の係合突起相互の
間隔を設定しておくことで、電線サイズの変更に拘わら
ずキャップ係止部材との間にしっかりとターミナルを挾
持した状態で該ターミナルを覆うことができ、ターミナ
ルに接続される電線のサイズ変更に対して許容能力が高
く、しかも、ターミナルに対するガタ付きを防止するす
ることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係るターミナルキャップの一実施形態
の構成を示す分解斜視図である。 【図2】本発明の一実施形態のターミナルキャップのキ
ャップ係止部材をターミナルに取り付けた状態を示す分
解斜視図である。 【図3】本発明の一実施形態のターミナルキャップのタ
ーミナルへの取り付けが完了した状態を示す斜視図であ
る。 【図4】本発明の一実施形態のターミナルキャップのタ
ーミナルへの取り付けが完了した状態の要部の横断面図
である。 【図5】従来のターミナルキャップの取り付け前の状態
を示す斜視図である。 【図6】従来のターミナルキャップの構造と、該ターミ
ナルキャップが装着される端子接続部上のターミナルと
を示す一部を断面した斜視図である。 【図7】従来のターミナルキャップの取り付け完了状態
を示す横断面図である。 【符号の説明】 5 電線圧着部 5a 加締め爪 6 ターミナル 15 電線 20 ターミナルキャップ 24 キャップ本体 26 当て板 27 係止片 29 上壁部 30 側壁部 32 係止穴 34 係合突起
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−267600(JP,A) 実開 平5−43471(JP,U) 実開 昭60−69482(JP,U) 実開 昭64−36975(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 4/70 H01R 13/52

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 機器等の端子接続部に固定される固定部
    と電線端が圧着接続される電線圧着部とを一体形成した
    ターミナルに被冠装着して、該ターミナルの上面側と側
    方周囲とを覆うターミナルキャップであって、 前記電線圧着部の下面に添える当て板と前記当て板の両
    側から上方に延出した一対の係止片とを有したキャップ
    係止部材と、 前記ターミナルの上面側を覆う上壁部と該上壁部の周縁
    から延出して前記一対の係止片の外側から前記ターミナ
    ルの側方周囲を覆う側壁部とを一体形成した構成をなし
    て、前記ターミナルに上面側から被冠装着されるキャッ
    プ本体とを備えた構成をなし、 前記キャップ本体に、前記一対の係止片を挿通可能な一
    対の係止穴が装備されると共に、 一対の各係止片には、前記係止穴に挿通された際に、該
    係止穴の周縁部に係合して前記キャップ本体を係止する
    係合突起が、該係止片の延出方向に沿って位置をずらし
    た複数箇所に装備されたことを特徴としたターミナルキ
    ャップ。
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JP4491494B2 (ja) * 2008-09-24 2010-06-30 株式会社不二電業社 ブレーカ用端子カバー
JP5939206B2 (ja) * 2013-06-18 2016-06-22 住友電装株式会社 カバー付き端子
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