JP3360993B2 - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JP3360993B2
JP3360993B2 JP26949195A JP26949195A JP3360993B2 JP 3360993 B2 JP3360993 B2 JP 3360993B2 JP 26949195 A JP26949195 A JP 26949195A JP 26949195 A JP26949195 A JP 26949195A JP 3360993 B2 JP3360993 B2 JP 3360993B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体製造装置
や液晶表示パネル製造装置などにおいて、半導体ウエハ
や液晶用ガラス基板(以下「基板」と総称する)に対し
紫外線を照射してその処理を行う基板処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】このような基板処理装置としては、基板
に対し紫外線を照射してオゾンを発生させ、基板表面の
有機物を分解して基板表面を親水化させることにより、
後段の処理における洗浄効果を高めるために使用される
ものが知られている。このような基板処理装置において
は、従来、基板を水平姿勢で支持する支持手段の上方位
置に複数の紫外線ランプを等ピッチで列設し、これらの
紫外線ランプより基板支持手段に支持された基板の表面
に紫外線を照射している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置においては、紫外線ランプを等ピッチで列設した構
成であるため、基板表面における紫外線の照度分布を均
一にすることは困難であった。すなわち、紫外線ランプ
は管状の形状をしていることから、これを列設した場
合、基板表面における紫外線ランプの直下の位置におい
ては紫外線ランプ間の位置より照度が大きくなってしま
う。また、紫外線ランプ自体の製造上の問題により各ラ
ンプ間の個体差で照度の誤差を生じることがあり、この
ようなランプを列設した場合にも照度が均一にならな
い。
【0004】このため、このような基板処理装置を用い
て処理を行った場合、基板表面における有機物の分解除
去による親水化等の処理の進行が不均一となり、基板全
面を均一に処理できないという問題がある。
【0005】この発明は、上記課題を解決するためにな
されたもので、基板表面への紫外線の均一な照射を実現
することにより、基板の均一な処理を可能とする基板処
理装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、紫外線を基板表面に照射して基板を処理する基板処
理装置であって、基板を回転可能に支持する支持手段
と、紫外線を出射する紫外線ランプと、前記紫外線ラン
プを、当該紫外線ランプから出射される紫外線が前記支
持手段に支持された基板の回転中心から端縁にわたり照
射される照射位置と待機位置との間において移動させる
光源移動手段と、前記紫外線ランプの外周を囲い、前記
紫外線ランプが照射位置に移動した状態において前記支
持手段に支持 された基板と対向する側に開口部が設けら
れるとともに、当該開口部の外周部が前記支持手段に支
持された基板の表面と近接する位置に配置された排気カ
バーと、前記排気カバーの内部から気体を排出する排出
口とを備えている。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、ランプカバーと紫外線透過板とを有
し、紫外線ランプを気密状態で収納するランプボックス
と、前記ランプボックス内に、基板の処理に寄与する紫
外線の吸収帯がない気体を供給する気体供給手段とを備
えている。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、基板に照射される紫外線の領域を規制
する紫外線遮断部材を紫外線透過板に付設している。
【0009】請求項に記載の発明は、紫外線を基板表
面に照射して基板を処理する基板処理装置であって、基
板を支持する支持手段と、紫外線を出射する紫外線ラン
プと、前記紫外線ランプを、前記支持手段に支持された
基板の表面と垂直な軸を中心に、基板の表面と平行な平
面に沿って回転移動させることにより、基板表面全域に
紫外線を照射する光源移動手段と、前記紫外線ランプの
外周を囲い、前記紫外線ランプが照射位置に移動した状
態において前記支持手段に支持された基板と対向する側
に開口部が設けられるとともに、当該開口部の外周部が
前記支持手段に支持された基板の表面と近接する位置に
配置された排気カバーと、前記排気カバーの内部から気
体を排出する排出口と、を備えている。
【0010】請求項に記載の発明は、請求項に記載
の発明において、ランプカバーと紫外線透過板とを有
し、紫外線ランプを気密状態で収納するランプボックス
と、前記ランプボックス内に、基板の処理に寄与する紫
外線の吸収帯がない気体を供給する気体供給手段とを備
えている。
【0011】請求項に記載の発明は、紫外線を基板表
面に照射して基板を処理する基板処理装置であって、基
板を支持する支持手段と、紫外線を出射する紫外線ラン
プと、前記紫外線ランプを、前記支持手段に支持された
基板の表面と平行な平面に沿って基板の一端から他端に
向けて平行移動させることにより、基板表面全域に紫外
線を照射する光源移動手段と、前記紫外線ランプの外周
を囲い、前記紫外線ランプが照射位置に移動した状態に
おいて前記支持手段に支持された基板と対向する側に開
口部が設けられるとともに、当該開口部の外周部が前記
支持手段に支持された基板の表面と近接する位置に配置
された排気カバーと、前記排気カバーの内部から気体を
排出する排出口とを備えている。
【0012】請求項に記載の発明は、請求項に記載
の発明において、ランプカバーと紫外線透過板とを有
し、紫外線ランプを気密状態で収納するランプボックス
と、前記ランプボックス内に、基板の処理に寄与する紫
外線の吸収帯がない気体を供給する気体供給手段とを備
えている。
【0013】請求項に記載の発明は、紫外線を基板表
面に照射して基板を処理する基板処理装置であって、基
板を回転可能に支持する支持手段と、紫外線を出射する
紫外線ランプと、前記紫外線ランプを、当該紫外線ラン
プから出射される紫外線が前記支持手段に支持された基
板の回転中心から端縁にわたり照射される照射位置と待
機位置との間において移動させる光源移動手段と、前記
紫外線ランプの外周を囲い、前記紫外線ランプが照射位
置に移動した状態において前記支持手段に支持された基
板と対向する側に開口部が設けられるとともに、当該開
口部の外周に沿って支持手段に支持された基板の表面に
気体を吹き付ける気体噴出手段が配設された排気カバー
と、前記排気カバーの内部から気体を排出する排出口
と、を備えている。
【0014】請求項9に記載の発明は、請求項に記載
の発明において、ランプカバーと紫外線透過板とを有
し、紫外線ランプを気密状態で収納するランプボックス
と、前記ランプボックス内に、基板の処理に寄与する紫
外線の吸収帯がない気体を供給する気体供給手段とを備
えている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいてこの発明の
実施の形態を説明する。
【0016】図1はこの発明に係る基板処理装置1の第
1実施形態を示す平面概要図であり、図2はその右側面
図である。
【0017】この基板処理装置1は、液晶用ガラス基板
に対し紫外線を照射してオゾンを発生させ、基板表面の
有機物を分解して基板表面を親水化させることにより、
後段の処理における洗浄効果を高めるために使用される
ものであり、紫外線ランプを収納したランプアーム3
と、基板Wを回転可能に支持するスピンチャック5と、
ランプアーム3を図1において二点鎖線で示す紫外線の
照射位置8と実線で示す待機位置7との間で移動させる
光源移動機構9とを備える。
【0018】ランプアーム3は、スピンチャック5に支
持された基板Wに紫外線を照射するためのものであり、
後程詳細に説明するように、その内部に紫外線ランプと
しての誘電体バリア放電ランプ31を内蔵する。
【0019】スピンチャック5は、その中央に基板Wを
収納する凹部11を備えた円盤状の支持台13と、基板
Wの下面中央部を吸着保持するバキュームチャック15
と、基板Wの下面を支持する複数の支持ピン17と、支
持台13を回転駆動するモータ19とを備える。基板W
は、支持台13の回転に伴い、その中心を回転中心Cと
して回転する。なお、基板Wがスピンチャック5に支持
された状態においては、基板Wの表面と支持台13の表
面とがほぼ同一の高さとなるように、凹部11の深さと
支持ピン17の高さが設定されている。
【0020】光源移動機構9は、ランプアーム3の一端
に接続する駆動軸21と、同期ベルト23を介して駆動
軸21を回転させるモータ25とを備える。ランプアー
ム3は、駆動軸21の回転に伴い、図1において二点鎖
線で示す紫外線の照射位置8と実線で示す待機位置7と
の間を往復移動する。照射位置8は、ランプアーム3に
内蔵された誘電体バリア放電ランプ31から出射される
紫外線がスピンチャック5に支持された基板Wの回転中
心Cから端縁にわたり照射される位置であり、また、待
機位置7は、ランプアーム3がスピンチャック5の側方
に退避した位置である。
【0021】次に、ランプアーム3の構成について説明
する。図3はランプアーム3の一部を示す側断面図であ
り、図4はそのA−A断面矢視図である。
【0022】これらの図において、31は誘電体バリア
放電ランプであり、ランプカバー33と石英板35から
成るランプボックス37内に収納されている。
【0023】誘電体バリア放電ランプ31は、誘電体バ
リア放電によってエキシマ分子を形成し、このエキシマ
分子から放射される光を出射するランプであり、この実
施形態においては、放電ガスとしてキセノンガスを使用
し中心波長が172nmの真空紫外線を照射するものを
採用している。なお、誘電体バリア放電ランプ31は、
点灯後短時間で安定化することから、基板Wの処理に必
要な時間だけ点灯させ、その後は消灯状態で待機させる
ことが可能である。
【0024】この誘電体バリア放電ランプ31からの紫
外線は、石英板35を介して基板Wに照射される。この
ため、石英板35としては、紫外線をできるだけ減衰さ
せずに透過するものを採用することが必要となる。この
ような材質としては、例えば無水合成石英等を利用する
ことができる。但し、紫外線を減衰させない材質であれ
ば、石英以外のものを使用してもよい。
【0025】石英板35の上面には、図5に示すよう
に、基板Wに照射される紫外線の領域を所定の形状とす
るための遮光板39が付設されている。この遮光板39
は、ステンレス製の薄板の中央部に略扇形の開口部41
を穿設したものであり、誘電体バリア放電ランプ31か
ら照射された紫外線はこの開口部41を通過した後、石
英板35を介して基板Wに照射される。
【0026】この遮光板39は、後述する紫外線の照射
行程において、回転する基板Wへの紫外線の照射量を基
板Wの表面全域においてほぼ均一にするためのものであ
り、開口部41の外周部分のうち、基板Wの回転中心C
付近を端点とする2本の線分部分により紫外線の照射領
域を規制するものである。開口部41の形状としては、
紫外線が基板Wの回転中心C付近から端縁にわたり照射
され、かつ、その照射領域が基板Wの回転中心C付近を
端点として所定角度開いた2本の線分により主として規
制されるものであれば、略扇形に限らず、他の形状を採
用することもできる。例えば、開口部41の形状を、基
板Wの回転中心C付近を一つの頂点としこの頂点から底
辺に至る垂線の長さを基板Wの対角線の二分の一以上の
長さとする三角形とした場合にも、基板Wの表面全域に
おける紫外線の照射量をほぼ均一にすることができる。
【0027】なお、この遮光板39を石英板35の下面
に付設する構成とすることも可能である。また、石英板
35のうち、開口部41に相当する部分を合成石英等の
紫外線を減衰させないで構成し、その他の部分を通常の
ガラス等の紫外線を減衰させる材質で構成することによ
って、紫外線の照射領域を規制する構成としてもよい。
【0028】図3に示すランプカバー33の右上部には
窒素ガスの導入口51が設けられており、図示しない窒
素ガス供給源から供給された窒素ガスがこの導入口51
からランプボックス37内に導入される。一方、ランプ
カバー33の左側部には、図示しない排出部に接続され
た窒素ガスの排出口53が設けられている。導入口51
から導入されランプボックス37内を通過した窒素ガス
は、この排出口53より排出される。
【0029】なお、ランプボックス37内に窒素ガスを
供給する理由は次の通りである。
【0030】すなわち、このような基板処理装置1にお
いて、紫外線ランプとして、その波長が200nm以下
の真空紫外線を含む紫外線を照射するランプを使用した
場合、真空紫外線は空気雰囲気下で減衰しその到達距離
はきわめて短いことから、紫外線ランプより出射された
紫外線のうちの真空紫外線が基板に到達しないという現
象が発生する。この実施の形態のようにキセノンガスを
使用した誘電体バリア放電ランプ31の場合、放射され
る紫外線の中心波長は172nmであり、その空気雰囲
気下での到達距離は約10mmであることから、誘電体
バリア放電ランプ31と基板Wと間に存在する空気層の
厚みが10mm以上であれば、誘電体バリア放電ランプ
31から照射された紫外線は実質的に基板Wに全く到達
しないこととなる。同様に、真空紫外線を中心波長とし
て照射する他の紫外線ランプにおいても、照射された紫
外線が実質的に基板に到達しないという現象が発生す
る。このような真空紫外線の減衰は、当該真空紫外線が
酸素を含む空気中を通過する際に真空紫外線の連続吸収
帯を有する酸素により吸収されることから生ずる現象で
ある。
【0031】このため、ランプボックス37内に基板W
の処理に寄与する紫外線の吸収帯がない気体を連続的に
供給することでランプボックス37内を当該気体により
パージし、ランプボックス37内から酸素分子を除去す
ることにより、ランプボックス37内での真空紫外線の
減衰を防止している。
【0032】なお、「基板Wの処理に寄与する紫外線の
吸収帯がない気体」とは、誘電体バリア放電ランプ31
から出射される紫外線のうち、少なくとも基板Wの処理
に寄与する波長の紫外線を吸収して減衰させる紫外線吸
収帯を持たない気体を指す。このような気体としては、
例えば窒素、ヘリウム、ネオン、水素、アルゴン等の気
体を使用することができるが、特に基板Wの処理におい
て不活性ガスとして多用される窒素ガスが好適である。
また、紫外線のうち基板Wの処理に寄与する波長は、そ
の処理の種類により選択されるが、紫外線照射によりオ
ゾンを発生させ基板W表面の有機物を分解することによ
り基板W表面を親水化させる処理においては、172n
mや185nm等の200nm以下の波長、より好まし
くは160〜200nmの範囲の波長が有効となる。
【0033】なお、上記のように誘電体バリア放電ラン
プ31から射出される波長172nmの紫外線の空気雰
囲気下での到達距離は約10mmであることから、ラン
プアーム3が図1に示す照射位置8に移動した状態にお
いて、石英板35とスピンチャック5に支持された基板
Wの表面との距離を5mm程度としている。
【0034】ランプアーム3には、ランプボックス37
の外側を囲み下方に開口部55を有する排気カバー57
が形成されている。この開口部55の外周部を構成する
排気カバー57の下端部59は、ランプアーム3が図1
に示す照射位置8に移動した状態において、スピンチャ
ック5に支持された基板Wおよび支持台13の表面に1
mm程度まで近接した位置に配置されている。また、排
気カバー57の左側部には、排気カバー57内の気体を
外部に排出するための排気口61が設けられている。
【0035】この排気カバー57は、後述する紫外線の
照射行程において発生するオゾンガスの周囲への拡散を
防止するためのものであり、この排気カバー57の内周
面とランプカバー33の外周面との間の隙間によりラン
プボックス37の周囲を囲む排気部63が形成される。
そして、排気口61から排気を行うことにより、ランプ
ボックス37の周囲に形成された排気部63からオゾン
を含むガスが吸引され、オゾンガスの拡散が防止され
る。このとき、ランプアーム3が図1に示す照射位置8
に移動した状態においては、図3に示すように、排気カ
バー57の開口部55全面がスピンチャック5に支持さ
れた基板Wおよび支持台13と対向し、かつ、開口部5
5の外周部を構成する排気カバー57の下端部59は、
基板Wおよび支持台13の表面に1mm程度まで近接し
た位置に配置されていることから、排気カバー57と基
板Wおよび支持台13とにより形成される空間内部の気
体が効率的に排気口61から排出される。
【0036】なお、この基板処理装置1は、紫外線照射
により空気中の酸素から発生するオゾンガスを利用して
基板W表面の有機物を分解するものであることから、基
板Wの表面に一定濃度のオゾンガスが存在する必要があ
る。従って、排気口61からのガスの排気量を必要以上
に大きくすると、排気カバー57内のオゾンガスの大部
分が排気カバー57から排出されてしまい、オゾンガス
の濃度が処理に必要とされる値まで上昇しないこととな
る。このため、排気口61からの排気量は、オゾンガス
の濃度が必要な範囲に維持でき、かつ、オゾンガスが排
気カバー57から外部に拡散しない値とする必要があ
る。
【0037】なお、排気部63は、図3および図4に示
すようにランプボックス37の周囲全体を囲む構成とす
る必要はなく、図6に示すように、基板Wの回転により
基板Wの表面がランプアーム3の下面に新たに進入する
進入側の反対側にのみ排気部65を設ける構成としても
よい。この場合においては、酸素を含む空気は進入側か
ら排気カバー57の内部に取り込まれ、この酸素が紫外
線照射によりオゾンガスに変換されて基板Wの処理に利
用される。そして、このオゾンガスは、進入側の反対側
に設けられた排気部65から吸引され、排気口61から
排気カバー57外へ排出される。
【0038】次に、基板処理装置1における基板Wの処
理工程について説明する。
【0039】まず、図示しない搬送装置により、処理を
行うべき基板Wをスピンチャック5における支持台13
の凹部11内に搬入し、バキュームチャック15により
基板Wの下面を吸着保持する。このとき、ランプアーム
3は図1における待機位置7に位置していることから、
ランプアーム3が基板Wの搬入の支障となることはな
い。また、このとき、窒素ガスの導入口51よりランプ
ボックス37内に窒素ガスを導入し、ランプボックス3
7内に窒素ガスを充満させる。
【0040】続いて、モータ19により支持台13を回
転させることにより、そこに保持した基板Wを例えば2
0rpmの回転速度で回転させる。この回転速度は、数
rpm〜50rpm程度とすることが好ましい。そし
て、誘電体バリア放電ランプ31を点灯させるととも
に、モータ25の駆動によりランプアーム3を図1にお
ける照射位置8に移動させる。また、排気口61から排
気を行うことにより、排気カバー57内に発生するオゾ
ンガスを外部に排出する。
【0041】これにより、支持台13とともに回転する
基板Wは、誘電体バリア放電ランプ31から射出された
紫外線の照射を受ける。このとき、基板Wは、その回転
中心Cから端縁にわたり紫外線の照射を受け、かつ、基
板W自体が回転していることから、基板Wはその表面全
域においてむらなく均一に紫外線の照射を受ける。特に
この実施の形態においては、紫外線の照射領域が遮光板
39の開口部41により規制された領域であることか
ら、基板Wへの紫外線の照射量は、基板Wの表面全域に
おいて均一となる。
【0042】この紫外線の照射行程においては、ランプ
ボックス37内には窒素ガスが充満していることから、
誘電体バリア放電ランプ31から出射された紫外線は、
ランプボックス37内で減衰することなく基板Wに到達
する。また、排気カバー57内においては、紫外線によ
り空気中の酸素から変換したオゾンガスが発生するが、
このオゾンガスは排気カバー57の排気部63から吸引
されて排気口61より外部に排出される。このため、基
板処理装置1の内部にオゾンガスが拡散することはな
い。
【0043】なお、この実施の形態においては、紫外線
ランプとして、その波長が172nmの紫外線を中心波
長として出射する誘電体バリア放電ランプ31を採用し
ているが、この波長172nmの紫外線の空気中での到
達距離は前述の通り約10mmであることから、仮に紫
外線が外部に漏洩しても、数cm程度離れていれば人体
に影響はない。
【0044】基板Wに対する紫外線照射処理に必要な時
間が経過すれば、排気口61からの排気量を最大にして
排気カバー57内に残存するオゾンガスを完全に排出す
るとともに、誘電体バリア放電ランプ31を消灯し、ラ
ンプアーム3を照射位置8から待機位置7へ移動させ
る。そして、図示しない搬送装置により、基板Wをスピ
ンチャック5から排出する。この場合においても、ラン
プアーム3は図1における待機位置7に位置しているこ
とから、ランプアーム3が基板Wの搬出の支障となるこ
とはない。
【0045】なお、基板Wに対する紫外線照射処理の終
了後においても誘電体バリア放電ランプ31を消灯しな
い場合には、紫外線により空気中の酸素がオゾンガスに
変換し、当該オゾンガスが基板処理装置1の内部に拡散
することになるが、上記のように、点灯後短時間で安定
化する誘電体バリア放電ランプ31を使用し、この誘電
体バリア放電ランプ31を処理終了後に消灯する構成と
することにより、このようなオゾンガスの発生を防止す
ることができる。なお、紫外線ランプとして、低圧水銀
ランプ等の点灯後短時間では安定しないランプを使用す
る場合には、シャッターにより紫外線を遮断して、オゾ
ンガスの発生を防止する構成とすることが好ましい。
【0046】上記の説明においては、ランプボックス3
7内に1本の誘電体バリア放電ランプ31を配設したも
のについて説明したが、図7に示すように、ランプアー
ム3の長手方向に複数の誘電体バリア放電ランプ31を
列設した構成としてもよい。また、図8に示すように、
ランプアーム3の長手方向と直行する方向に複数の誘電
体バリア放電ランプ31を列設した構成とすることも可
能である。さらには、図9に示すように、面状の発光部
を有する誘電体バリア放電ランプ31を使用することも
できる。これらの構成を採用した場合であっても、基板
Wの回転により、基板Wの表面全域に紫外線を均一に照
射することができる。
【0047】また、上記の説明においては、紫外線の照
射行程において発生するオゾンガスの周囲への拡散を防
止するため、排気カバー57の下端部59を基板Wおよ
び支持台13の表面に1mm程度まで近接した位置に配
置したものについて説明したが、図10に示すように、
排気カバー57の開口部55の外周に沿って、下方に向
かって清浄な空気を噴出するエアーカーテン69を配設
することにより、オゾンガスの周囲への拡散を防止する
構成としてもよい。また、この場合においては、空気に
換えて窒素ガス等の不活性ガスを噴出してもよい。但
し、紫外線照射により空気中の酸素から発生するオゾン
ガスを利用して基板W表面の有機物を分解する処理にお
いては、排気カバー57内に一定濃度の酸素が存在する
ことが要求されることから、排気カバー57内に外部の
空気を取り入れることが可能なように、排気口61から
の排気量および不活性ガスの噴出量を設定する必要があ
る。
【0048】また、図1に示した基板処理装置1におい
ては、ランプアーム3を照射位置8に停止させて回転す
る基板Wに紫外線を照射する場合について説明したが、
ランプアーム3を照射位置8と支持台13の端部と対向
する位置との間で揺動させながら回転する基板Wに紫外
線を照射するようにしてもよい。
【0049】さらに、上記の説明においては、基板Wを
スピンチャック5により連続回転させる場合について説
明したが、基板Wを少なくとも360度させれば、基板
Wの全面に紫外線を照射することが可能となる。また、
図11に示すように、基板Wの対角線以上の長さにわた
って紫外線を照射しうるランプアーム3を使用した場合
には、基板Wを少なくとも180度回転させれば、基板
Wの全面に紫外線を照射することが可能となる。
【0050】次に、この発明に係る基板処理装置1の第
2の実施形態について説明する。図12は、この発明の
第2実施形態を示す平面概要図であり、図13はその正
面図、また、図14はランプアーム73の側断面図であ
る。なお、これらの図において、第1実施形態と同一の
部材については、同一の符号を付して詳細な説明は省略
する。
【0051】これらに図に示す第2の実施形態は、基板
Wを固定しランプアーム73を回転移動させる構成とし
た点が、前記第1実施形態と異なる。
【0052】この第2実施形態においては、基板処理装
置1は、誘電体バリア放電ランプ31を収納したランプ
アーム73と、基板Wを支持する複数の支持ピン75
と、ランプアーム73を基板Wの表面と平行な平面に沿
って回転させる光源移動機構79とを有する。
【0053】ランプアーム73は、図14に示すよう
に、先に説明した第1実施形態におけるランプアーム3
と同様、ランプカバー33と石英板35から成るランプ
ボックス37内に収納された誘電体バリア放電ランプ3
1を有する。また、ランプカバー33の右上部には窒素
ガスの導入口51が設けられており、ランプカバー33
の左側部には、窒素ガスの排出口53が設けられてい
る。導入口51から導入されランプボックス37内を通
過した窒素ガスは、この排出口53より排出される。さ
らに、ランプアーム73には、ランプボックス37の外
側を囲み下方に開口部55を有する排気カバー57が形
成されており、この開口部55の外周部を構成する排気
カバー57の下端部59は、支持ピン75に支持された
基板Wの表面に1mm程度まで近接した位置に配置され
ている。また、排気カバー57の左側部には、排気カバ
ー57内の気体を外部に排出するための排気口61が設
けられている。
【0054】ランプアーム73の一端には、ランプアー
ム73を懸架して支持する支軸81が設けられている。
この支軸81は、基板Wの中心C1の上方において、支
持ピン75に支持された基板Wの表面と垂直な状態で配
設されている。このため、光源移動機構79における支
持腕82に設けられたモータ83の駆動によって、支軸
81を同期ベルト85を介して回転させることにより、
ランプアーム73は、基板Wの表面と垂直な軸を中心に
基板Wの表面と平行な平面に沿って回転移動する。この
ため、誘電体バリア放電ランプ31を点灯させた状態で
ランプアーム73を回転移動させることにより、基板W
はその表面全域においてむらなく均一に紫外線の照射を
受ける。
【0055】なお、図12および図13に示す基板処理
装置1においては、ランプアーム73を少なくとも36
0度させれば、基板Wの表面全域に紫外線を照射するこ
とが可能となる。また、図15に示すように、基板Wの
対角線以上の長さにわたって紫外線を照射しうるランプ
アーム73を使用した場合には、このランプアーム73
を少なくとも180度回転させれば、基板Wの表面全域
に紫外線を照射することが可能となる。
【0056】さらに、図12および図13に示す基板処
理装置1においては、ランプアーム73を基板Wの中心
C1を通る軸を回転中心として回転移動させているが、
図16に示すように、ランプアーム73を、基板Wの側
方に位置する基板Wの表面と垂直な軸を中心に、基板W
の表面と平行な平面に沿って回転移動させる構成として
もよい。この場合においては、ランプアーム73を18
0度回転させることにより、基板Wの表面全域に紫外線
を照射することが可能となる。
【0057】次に、この発明に係る基板処理装置1の第
3の実施形態について説明する。図17は、この発明の
第3実施形態を示す平面概要図であり、図18はランプ
アーム93の側断面図である。なお、これらの図におい
て、第1実施形態と同一の部材については、同一の符号
を付して詳細な説明は省略する。
【0058】これらに図に示す第3の実施形態は、基板
Wを固定し、ランプアーム93をこの基板Wの表面に沿
って、基板Wの一端から他端に向けて平行移動させる構
成とした点が、前記第1実施形態と異なる。
【0059】この第3実施形態においては、基板処理装
置1は、誘電体バリア放電ランプ31を収納したランプ
アーム93と、基板Wの下面を支持する複数の支持ピン
95と、ランプアーム73を基板Wの表面と平行な平面
に沿って平行移動させる光源移動機構99とを有する。
【0060】ランプアーム93は、図18に示すよう
に、先に説明した第1実施形態におけるランプアーム3
と同様、ランプカバー33と石英板35から成るランプ
ボックス37内に収納された誘電体バリア放電ランプ3
1を有する。また、ランプカバー33の右上部には窒素
ガスの導入口51が設けられており、ランプカバー33
の左側部には、窒素ガスの排出口53が設けられてい
る。導入口51から導入されランプボックス37内を通
過した窒素ガスは、この排出口53より排出される。さ
らに、ランプアーム93には、ランプボックス37の外
側を囲み下方に開口部55を有する排気カバー57が形
成されており、この開口部55の外周部を構成する排気
カバー57の下端部59は、支持ピン95に支持された
基板Wの表面に1mm程度まで近接した位置に配置され
ている。また、排気カバー57の左側部には、排気カバ
ー57内の気体を外部に排出するための排気口61が設
けられている。
【0061】ランプアーム93の一端には、ランプアー
ム93を片持ち式に支持する支軸101が設けられてお
り、この支軸101は図示しないモータの駆動によりガ
イドレール103に沿ってスライド可能な構成となって
いる。このため、ランプアーム93は、支軸101およ
びガイドレール103から成る光源移動機構99によ
り、基板Wの表面と平行な平面に沿って平行移動が可能
となる。このため、誘電体バリア放電ランプ31を点灯
させた状態で、ランプアーム93を基板Wの一方の側方
から他方の側方まで平行移動させることにより、基板W
はその表面全域においてむらなく均一に紫外線の照射を
受ける。
【0062】なお、この実施の形態においては、ランプ
アーム93を基板Wの短辺方向に平行移動させる構成で
あるため、基板Wの表面全域に紫外線を照射するために
必要な時間をより短くすることが可能となる。
【0063】以上の第1、第2、第3実施形態において
は、いずれも、矩形形状を有する液晶用ガラス基板Wに
対して処理を行う基板処理装置1にこの発明を適用した
場合について述べたが、この発明は円形の半導体ウエハ
に対して処理を行う基板処理装置に対しても同様に適用
することが可能である。
【0064】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、支持手
段により回転する基板の回転中心から端縁にわたり紫外
線が照射される照射位置と待機位置との間において紫外
線ランプ移動させる光源移動手段を備えるため、基板表
面全域に紫外線を均一に照射することが可能となり、基
板を均一に処理することができる。また、排気カバー
と、この排気カバーの内部から気体を排出する排出口と
を備えているため、紫外線照射により排気カバー内で発
生するオゾンガスの外部への拡散を防止することができ
る。さらに、排気カバーの開口部の外周部を基板の表面
と近接する位置に配置しているため、基板と排気カバー
とにより空間が形成され、この空間から気体が排出され
ることから、オゾンの拡散を有効に防止することができ
る。
【0065】請求項に記載の発明によれば、紫外線ラ
ンプを支持手段に支持された基板の表面と垂直な軸を中
心に基板の表面と平行な平面に沿って回転移動させる光
源移動手段を備えているため、基板表面全域に紫外線を
均一に照射することが可能となり、基板を均一に処理す
ることができる。また、排気カバーと、この排気カバー
の内部から気体を排出する排出口とを備えているため、
紫外線照射により排気カバー内で発生するオゾンガスの
外部への拡散を防止することができる。さらに、排気カ
バーの開口部の外周部を基板の表面と近接する位置に配
置しているため、基板と排気カバーとにより空間が形成
され、この空間から気体が排出されることから、オゾン
の拡散を有効に防止することができる。
【0066】請求項に記載の発明によれば、紫外線ラ
ンプを支持手段に支持された基板の表面と平行な平面に
沿って基板の一端から他端に向けて平行移動させる光源
移動手段を備えているため、基板表面全域に紫外線を均
一に照射することが可能となり、基板を均一に処理する
ことができる。また、排気カバーと、この排気カバーの
内部から気体を排出する排出口とを備えているため、紫
外線照射により排気カバー内で発生するオゾンガスの外
部への拡散を防止することができる。さらに、排気カバ
ーの開口部の外周部を基板の表面と近接する位置に配置
しているため、基板と排気カバーとにより空間が形成さ
れ、この空間から気体が排出されることから、オゾンの
拡散を有効に防止することができる。
【0067】請求項に記載の発明によれば、支持手段
により回転する基板の回転中心から端縁にわたり紫外線
が照射される照射位置と待機位置との間において紫外線
ランプ移動させる光源移動手段を備えるため、基板表面
全域に紫外線を均一に照射することが可能となり、基板
を均一に処理することができる。また、排気カバーと、
この排気カバーの内部から気体を排出する排出口とを備
えているため、紫外線照射により排気カバー内で発生す
るオゾンガスの外部への拡散を防止することができる。
さらに、気体噴出手段を排気カバーの開口部外周に沿っ
て配設しているため、基板および排気カバーと気体噴出
手段より噴出される気体とにより空間が形成され、この
空間から気体が排出されることから、オゾンの拡散を有
効に防止することができる。
【0068】請求項2、請求項5、請求項7および請求
項9に記載の発明によれば、ランプボックス内に基板の
処理に寄与する紫外線の吸収帯がない気体を供給する気
体供給手段を備えるため、ランプボックス内での紫外線
の減衰を防止することができる。
【0069】請求項3に記載の発明によれば、基板に照
射される紫外線の領域を規制する紫外線遮断部材を備え
ているため、基板表面全域に紫外線をより均一に照射す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る基板処理装置1の第1の実施形
態を示す平面概要図である。
【図2】この発明に係る基板処理装置1の第1の実施形
態を示す右側面図である。
【図3】ランプアーム3の側断面図である。
【図4】図3のA−A断面矢視図である。
【図5】遮光板39を示す平面概要図である。
【図6】排気部65を示す平面概要図である。
【図7】ランプアーム3の変形例を示す断面図である。
【図8】ランプアーム3の変形例を示す断面図である。
【図9】ランプアーム3の変形例を示す断面図である。
【図10】ランプアーム3の変形例を示す側断面図であ
る。
【図11】基板処理装置1の第1の実施形態の変形例を
示す平面概要図である。
【図12】この発明に係る基板処理装置1の第2の実施
形態を示す平面概要図である。
【図13】この発明に係る基板処理装置1の第2の実施
形態を示す正面図である。
【図14】ランプアーム73の側断面図である。
【図15】基板処理装置1の第2の実施形態の変形例を
示す平面概要図である。
【図16】基板処理装置1の第2の実施形態の変形例を
示す平面概要図である。
【図17】この発明に係る基板処理装置1の第3の実施
形態を示す平面概要図である。
【図18】ランプアーム93の側断面図である。
【符号の説明】
1 基板処理装置 3 ランプアーム 5 スピンチャック 7 待機位置 8 照射位置 9 光源移動機構 13 支持台 31 誘電体バリア放電ランプ 33 ランプカバー 35 石英板 37 ランプボックス 39 遮光板 41 開口部 51 導入口 53 排出口 55 開口部 57 排気カバー 59 下端部 61 排気口 69 エアーカーテン 73 ランプアーム 75 支持ピン 79 光源移動機構 93 ランプアーム 95 支持ピン 99 光源移動機構 W 基板 C 回転中心 C1 中心
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−74080(JP,A) 特開 平1−240681(JP,A) 特開 昭61−194830(JP,A) 特開 平7−221072(JP,A) 特開 平3−44025(JP,A) 特開 平5−315302(JP,A) 特開 平7−183263(JP,A) 実開 平4−107828(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/304

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紫外線を基板表面に照射して基板を処理
    する基板処理装置であって、 基板を回転可能に支持する支持手段と、 紫外線を出射する紫外線ランプと、 前記紫外線ランプを、当該紫外線ランプから出射される
    紫外線が前記支持手段に支持された基板の回転中心から
    端縁にわたり照射される照射位置と待機位置との間にお
    いて移動させる光源移動手段と、前記紫外線ランプの外周を囲い、前記紫外線ランプが照
    射位置に移動した状態において前記支持手段に支持され
    た基板と対向する側に開口部が設けられるとともに、当
    該開口部の外周部が前記支持手段に支持された基板の表
    面と近接する位置に配置された排気カバーと、 前記排気カバーの内部から気体を排出する排出口と、 を備えたことを特徴とする基板処理装置。
  2. 【請求項2】 ランプカバーと紫外線透過板とを有し、
    紫外線ランプを気密状態で収納するランプボックスと、 前記ランプボックス内に、基板の処理に寄与する紫外線
    の吸収帯がない気体を供給する気体供給手段と、 をさらに備えた請求項1に記載の基板処理装置。
  3. 【請求項3】 基板に照射される紫外線の領域を規制す
    る紫外線遮断部材を紫外線透過板に付設した請求項2に
    記載の基板処理装置。
  4. 【請求項4】 紫外線を基板表面に照射して基板を処理
    する基板処理装置であって、 基板を支持する支持手段と、 紫外線を出射する紫外線ランプと、 前記紫外線ランプを、前記支持手段に支持された基板の
    表面と垂直な軸を中心に、基板の表面と平行な平面に沿
    って回転移動させることにより、基板表面全域に紫外線
    を照射する光源移動手段と、前記紫外線ランプの外周を囲い、前記紫外線ランプが照
    射位置に移動した状態において前記支持手段に支持され
    た基板と対向する側に開口部が設けられるとともに、当
    該開口部の外周部が前記支持手段に支持された基板の表
    面と近接する位置に配置された排気カバーと、 前記排気カバーの内部から気体を排出する排出口と、 を備えたことを特徴とする基板処理装置。
  5. 【請求項5】 ランプカバーと紫外線透過板とを有し、
    紫外線ランプを気密状態で収納するランプボックスと、 前記ランプボックス内に、基板の処理に寄与する紫外線
    の吸収帯がない気体を供給する気体供給手段と、 をさらに備えた請求項に記載の基板処理装置。
  6. 【請求項6】 紫外線を基板表面に照射して基板を処理
    する基板処理装置であって、 基板を支持する支持手段と、 紫外線を出射する紫外線ランプと、 前記紫外線ランプを、前記支持手段に支持された基板の
    表面と平行な平面に沿って基板の一端から他端に向けて
    平行移動させることにより、基板表面全域に紫外線を照
    射する光源移動手段と、前記紫外線ランプの外周を囲い、前記紫外線ランプが照
    射位置に移動した状態において前記支持手段に支持され
    た基板と対向する側に開口部が設けられるとともに、当
    該開口部の外周部が前記支持手段に支持された基板の表
    面と近接する位置に配置された排気カバーと、 前記排気カバーの内部から気体を排出する排出口と、 を備えたことを特徴とする基板処理装置。
  7. 【請求項7】 ランプカバーと紫外線透過板とを有し、
    紫外線ランプを気密状態で収納するランプボックスと、 前記ランプボックス内に、基板の処理に寄与する紫外線
    の吸収帯がない気体を供給する気体供給手段と、 をさらに備えた請求項に記載の基板処理装置。
  8. 【請求項8】 紫外線を基板表面に照射して基板を処理
    する基板処理装置であって、 基板を回転可能に支持する支持手段と、 紫外線を出射する紫外線ランプと、 前記紫外線ランプを、当該紫外線ランプから出射される
    紫外線が前記支持手段に支持された基板の回転中心から
    端縁にわたり照射される照射位置と待機位置との間にお
    いて移動させる光源移動手段と、前記紫外線ランプの外周を囲い、前記紫外線ランプが照
    射位置に移動した状態において前記支持手段に支持され
    た基板と対向する側に開口部が設けられるとともに、当
    該開口部の外周に沿って支持手段に支持された基板の表
    面に気体を吹き付ける気体噴出手段が配設された排気カ
    バーと、 前記排気カバーの内部から気体を排出する排出口と、 を備えたことを特徴とする基板処理装置。
  9. 【請求項9】 ランプカバーと紫外線透過板とを有し、
    紫外線ランプを気密状態で収納するランプボックスと、 前記ランプボックス内に、基板の処理に寄与する紫外線
    の吸収帯がない気体を供給する気体供給手段と、 をさらに備えた請求項に記載の基板処理装置。
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