JP3359781B2 - 情報収集支援システム及び情報収集用携帯端末装置 - Google Patents

情報収集支援システム及び情報収集用携帯端末装置

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JP3359781B2
JP3359781B2 JP12850195A JP12850195A JP3359781B2 JP 3359781 B2 JP3359781 B2 JP 3359781B2 JP 12850195 A JP12850195 A JP 12850195A JP 12850195 A JP12850195 A JP 12850195A JP 3359781 B2 JP3359781 B2 JP 3359781B2
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彰 内藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無線通信機能を有する
携帯端末装置に係わり、特に文字や図形データのみなら
ず画像データや、携帯端末装置の周辺に関する各種情報
データを取り扱い、無線機能を用いてサーバに対するデ
ータの転送等の通信処理を行うことを特徴とする携帯端
末装置及びサーバに係わる。
【0002】
【従来の技術】携帯端末装置(以下、携帯端末と呼ぶ)
に無線通信機能を接続もしくは内蔵し、これを用いて、
ホストコンピュータや他の携帯端末と通信を行うような
携帯端末が、昨今各方面で開発、発表、そして実用化さ
れている。例えば特開平4−236598公報「携帯端
末によるデータ伝送システム」では、ハンディターミナ
ルをデータ伝送の携帯端末として利用し、コンピュータ
内のデータベースを携帯端末からアクセスして、コンピ
ュータ内で所定の解析等を行った結果を携帯端末に送信
するという方法が公開されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この携帯端末とサーバ
のネットワークを利用すると、サーバに例えばニュース
等の情報を格納しておいて、その情報を無線通信を用い
て携帯端末が参照することにより、常に最新のニュース
をリアルタイムで入手することが出来る、いわゆる電子
新聞という機能を達成することが出来る。しかし、携帯
端末を用いたこの機能は、サーバ内の情報をいつでも入
手することは出来るが、サーバ内の情報の生成、いわゆ
るニュース情報を入力する手段に関しては、そのままで
は達成することが出来ない。
【0004】特に昨今はニュース情報が文字情報による
原稿だけではなくて、写真などの静止画像、さらに動画
像などの映像データが付加されるケースが増えてくるこ
とが考えられ、現在の携帯端末による通信システムでは
解決し得ない課題が残っている。また、情報取得のため
の入力機器の他に、取材のために適した構成、特に取材
の迅速性を考慮したような工夫はいまだされていないの
が現状である。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明は、データベースを有するサーバと、前記サ
ーバに接続されたネットワークと、前記ネットワークに
無線で接続された携帯端末装置と、により構成され、前
記データベースに蓄積されたデータを、前記ネットワー
ク経由で外部から参照可能なネットワークシステムのデ
ータベースにデータを入力する情報収集支援システムに
於いて、前記携帯端末装置は、情報収集のための、文字
・図形データ、画像データを含み、更に、位置データ、
音声データ、温度を一例とする環境データの内少なくと
も1つのデータを取得するデータ取得手段と、前記取得
したデータの記憶手段とが設けられ、前記記憶した各種
データのうち少なくとも一つが更新された時点、且つ情
報収集用携帯端末装置と前記サーバとのネットワークが
確保された時点で、まだ転送されていない取得データを
まとめて前記サーバに転送可能とするとともに、前記サ
ーバに対してサーバ内の情報収集データを選択的に送信
要求し得、前記サーバは、前記携帯端末装置から送信さ
れた取得データを記憶する記憶装置が設けられ、前記取
得データを編集する編集室と接続されており、前記編集
室は、前記携帯端末装置への指示データを前記携帯端末
装置に送信可能とすることを特徴とする。
【0006】
【作用】電子カメラ及びディジタルビデオは、情報収集
現場の状況を映像情報として入力し、ディジタル信号と
することが出来、携帯端末が画像情報をサーバに転送す
ることを可能とする。これにより従来携帯端末だけで入
力し得る文字による原稿だけではなく、映像情報も入力
し、サーバに転送するという、いわゆる基本的な情報収
集機能を達成することが出来る。また、現在位置検出手
段は、情報収集者の所在地をいちいち情報収集者自身が
言葉により報告することなく、自動的にサーバに報告す
ることが出来、撮影した写真の現場位置や、情報収集者
自身の行動追跡を行うことが出来る。また、音声入力手
段を持つことで、情報収集者が現場の情報収集中に、原
稿の入力や電話をかけて相手が出るのを待つという時間
のロスで、情報収集のタイミングを逸するということが
なく、情報収集者は撮影しながら現場の状況をしゃべる
だけで、通信に気を使うことなく情報収集に専念するこ
とが出来る。
【0007】サーバは携帯端末から送信された画像情
報、音声メール情報、そして携帯端末の位置情報を受信
する。サーバ側にいる記者は、この情報を用いて現場状
況を判断し、ニュース原稿を作成して即時ニュースとし
て報道する。また、現場の状況により、現地の情報収集
者に個別に行動指示を送って、例えば他の場所にいる情
報収集者を応援に行かせるといった操作を可能とする。
【0008】
【実施例】以下、本発明による情報収集支援システムの
実施例を図を用いて説明する。なお、以下の記載で「取
材」という用語は「情報収集」の意味で用いている。
【0009】図1は、本発明による取材支援システムを
利用する電子新聞システムのシステムブロック図であ
る。電子新聞システムの中枢には電子新聞サーバ100
0がある。電子新聞サーバ1000は、コンピュータ1
010と記憶装置1020、図示しないネットワークイ
ンタフェースにより構成されており、記憶装置1020
には、取材した情報や、ニュースとして配布する情報が
記憶されている。そして記憶装置の制御及びネットワー
ク1040との接続の管理を行うのがコンピュータ10
10である。ネットワーク1040にはPHS(Person
al Handy phone System)基地局1050、セルラー基
地局1060等が接続されており、ここにはニュースを
閲覧する機器を接続することが出来る。
【0010】1051は無線通信機能を有する携帯端末
であり、携帯端末1051に接続した図示しないPHS
電話により、PHS基地局1050を経由してネットワ
ーク1040に接続する。そしてネットワーク1040
を介して電子新聞サーバ1000から、最新のニュース
情報を取得し、携帯端末1051の液晶ディスプレイに
表示する。1061は携帯電話であり、携帯電話106
1は携帯端末1051のようなディスプレイを持たない
が、音声出力装置を有しているので、これを用いて音声
としてニュース情報を出力することが出来る。さらに、
ネットワーク1040は電話回線1080を経由して各
家庭1090に接続される。各家庭では、家庭内に設置
したTVを出力装置として用いた端末装置1091によ
り、電子新聞サーバ1000から最新のニュース情報を
取得し、表示する。
【0011】本発明による取材支援システムは、PHS
基地局1070を介してネットワーク1040に接続さ
れた取材端末1071によりサポートされる。取材端末
1071は内蔵した電子カメラやディジタルビデオで取
材対象1072、この場合は火災を起こした家を撮影す
る。そして内蔵したマイクにより取材者がペンやキーボ
ード等を用いることなく、記事を作成し、さらに内蔵し
た取材端末の位置検出手段により取得した位置情報をま
とめて、電子新聞サーバ1000に送信する。
【0012】電子新聞サーバ1000は送信された取材
データを受信し、記憶装置1020に記憶する。この取
材データは、編集会議室1030内で、取材データの検
討が行われ、その検討結果によっては、さらなる取材へ
の細かい指示や、近隣にいる他の取材者に対して、配備
や応援取材の手配等を行う。このようにして得られた取
材データは編集会議室1030で新聞記事として編集さ
れ、電子新聞サーバ1000によって、リアルタイムで
配布され、ニュースの即時報道を可能とする。
【0013】なお、携帯端末1051や無線電話106
1、自宅の端末装置1091は通常は端末側から電子新
聞サーバ1000に対してニュースの送信を要求する
が、この要求は従来の新聞やTVニュースのように、す
べてのニュースを一括要求するだけでなく、必要な事項
(例えば株価など)を選択して要求したり、リアルタイ
ムだけでなく過去のニュースも受けることが出来る。ま
た、リアルタイムのニュースの内容によっては、電子新
聞サーバ1000は号外として、端末側からのリクエス
トとは関係なく、端末に対して緊急のニュースを送付
し、端末側は緊急に送られるニュースに対して自動的に
ニュース受信を行うような構成をとることにより、緊急
のニュース(例えば避難勧告等)を確実にすべての端末
所持者が受けることが出来る。
【0014】図2は、本発明による取材支援システムの
情報取得手段となる取材端末の内部構成の例を示したブ
ロック図である。取材端末は、基本的にCPU2000
とバス2001を核として、周辺機器が接続されている
構成をとる。CPUの動作を制御するプログラムはRO
M2080に書込まれており、CPUはこれを逐次読み
出して実行する。また必要に応じてROM2080や記
憶装置2020からRAM2030にロードして実行す
る。
【0015】取材端末を使用する取材者が取材端末を操
作する方法は、図3で後述するタッチパネル2050と
液晶等で構成されたディスプレイ2040を一体化した
タッチパネルディスプレイを用いて行う。即ちディスプ
レイ2040に操作に必要なボタンが表示され、それを
指やペンで触れ、その接触をタッチパネル2050が検
出することで取材者の意思を取材端末に伝える。操作方
法はこの他、図示しない通常のスイッチがあり、電子カ
メラのシャッターやディジタルビデオのスタート/スト
ップ、電源のオン/オフ等の操作を行うことが出来る。
【0016】本取材端末の画像撮影部の説明を行う。画
像を検出する撮像素子2010は、取材対象からの映像
をレンズ2011を通して受け、これを画像信号に変換
する。画像信号は図示しないA/D変換器によりディジ
タル信号に変換され、例えば横640画素×縦480画
素、各画素8ビットの画像データとしてフレームメモリ
2012に記憶される。取材者はこのフレームメモリの
画像を小型の液晶ディスプレイやブラウン管等で構成さ
れたファインダー2013によりモニターし、電子カメ
ラの場合はシャッターを押し、ディジタルビデオの場合
は、録画スタート/ストップのボタンを押す。また、フ
レームメモリの画像は必要に応じてV−RAM2041
(ビデオRAM)の指定された領域にもロードされ、フ
ァインダー2013に比べて大型のディスプレイ204
0上でも観察することが出来る。
【0017】フレームメモリ2012に書込まれた画像
は、静止画像の場合は、静止画像圧縮方式であるJPE
G方式を用いて処理を行うJPEG処理回路2015
(以下、JPEGと呼ぶ)により、画像圧縮処理を受け
て、記憶装置2020に記憶される。また、ディジタル
ビデオの動画像の場合は、動画像圧縮方式であるMPE
G方式を用いて処理を行うMPEG処理回路2014
(以下、MPEGと呼ぶ)により、画像圧縮処理を受け
て、同じく記憶装置2020に記憶される。記憶装置2
020に記憶された画像データは、必要に応じて、JP
EG2014又はMPEG2015により復元されフレ
ームメモリ2012にロード、そしてV−RAM204
1に転送され、ディスプレイで確認することが出来る。
【0018】この構成例ではフレームメモリ2012と
V−RAM2041を全く別なメモリとして扱い、画像
データの転送を行ったが、これは同一のメモリでもよ
く、この場合撮像素子から入力された画像データをディ
スプレイに表示するかどうかは、V−RAMへのアクセ
スアドレスを変えることで切換えることが出来る。
【0019】また、取材端末の現在位置は、GPS20
60により算出された座標データを、画像の撮影と同時
に取得し、画像データの記憶装置2020への記憶時に
同時に記憶する。また、図示しないマイクにより取得し
た取材者自身の声による記事も音声データとして画像デ
ータと共に記憶する。記憶された取材データは、記憶装
置2020内のデータが更新された時点、且つ後述する
PHS2072により、転送先との接続が確保された時
点で、シリアルI/F2070によりシリアル信号に変
換され、変調・復調回路2071を通して一定の変調を
かけた後に、PHS2072を用いて送信する。
【0020】また逆に図1に於ける編集会議室からの指
示は、PHS2072を用いて受信し、変調・復調回路
2071により復調してシリアルI/Fを経由してCP
U2000が取り込み、ディスプレイ2040に表示す
る。以上の取材端末の操作は、ディスプレイ2040上
に貼り合わせたタッチパネル2050を指やペンでタッ
チすることで行い、指やペンの接触信号はタッチパネル
I/F2051を通してCPU2000が認識し、取材
者の意図を理解し、実行する。
【0021】図3は本発明による取材端末の例を示した
三面図である。取材端末3000は本実施例では一般に
市販されているビデオカメラと同様の形態となってい
る。3020は撮影レンズで、被写体の光を受けて内蔵
した撮像素子3021に焦点を結ぶ。3030は第1の
マイクであり、被写体の方向に向けられており現場の音
を記録する。3040はファインダーであり、撮像素子
が出力する被写体の映像を内蔵された小型の液晶やブラ
ウン管等の表示装置3041に映し出す。取材者はこれ
を用いて、撮影中の被写体の映像を視認する。
【0022】3010はタッチパネル一体の液晶ディス
プレイであり、取材端末の操作はここでメニュー等を表
示して、それを指もしくはペン3060でタッチするこ
とにより選択して操作を行う。また、撮影した映像を確
認のために再生するとき、映像を表示することも出来
る。さらに内蔵された図示しないGPS等の位置検出手
段により検出された取材端末の現在位置を、地図上にマ
ークの形で表示することも出来る。ペンは使用しないと
きは3060のように本体の中に格納することが出来
る。3050は第2のマイクであり、これは取材者自身
の声を記録するため、取材者が取材端末3000を構え
たときに、取材者の口に向く位置に設置している。これ
を用いて取材者は撮影しながら、口頭で記事を作成し、
音声メールに乗せてサーバに送信する。3080は撮影
スイッチであり、静止画像を撮影するときはシャッター
ボタン、動画像を撮影するときは録画スタート/ストッ
プボタンとして機能する。また3070はストラップを
取り付ける金具である。
【0023】図4は、本発明による取材支援システムを
用いて、実際に火災現場を取材する時の具体的な動作を
示す説明図である。本図は、火災が発生して、火災現場
4080に於いて取材端末4070が活動している状態
である。取材端末が取得した取材データは無線電話の一
種であるPHS基地局4050を通して無線で電子新聞
サーバに転送される。転送された取材データは4010
の現場付近の地図上に表示される取材端末4070自身
の位置、火災現場4080の映像4020、そして映像
4020に付随して、取材者自身が声により現場の説明
を行った音声メール4040である。図1で説明した編
集会議室では、これらの映像と音声、場所情報を見て、
必要な記事を作成し新聞に載せる。
【0024】また、4030は現地付近の地図である
が、そこには現地近辺の、やはり取材端末を持った取材
者の現在位置を示している。編集会議室では、火災現場
の状態により取材の応援や、別な方向からの取材が必要
と判断した場合、その取材に最も有利な位置にいる取材
者に、応援取材の指示を送る。これはPHS基地局40
60を通じ、取材端末4071、4072に送られる。
また、取材端末を持たないがPHSハンドセット407
3を持っている記者に電話連絡により応援の指示を送
り、この記者は自身が有する通常のカメラでの情報収集
や記事の作成を行い、オフラインで新聞社に送る。そし
て取材端末4074は地理的に不利な位置にいるため、
今回の取材には参加しないため、応援の指示は来ない。
また、取材端末4071、4072には応援取材の依頼
と同時に、現地付近の地図や図示したような火災現場の
映像を送って参考とする。
【0025】なお、4030における現地付近の地図に
表示された各取材端末の位置は、取材端末4070の情
報と同様に、電子新聞サーバ4000からのPHS基地
局4060経由で送られたリクエストで、各取材端末が
自身の位置を示すデータを電子新聞サーバ4000に転
送した結果表示されたものである。また、取材応援の判
断を編集会議室や取材者自身が行うだけでなく、近辺に
いる他の取材者自身が行うこともある。このために取材
端末4070が撮影した画像等の情報を電子新聞サーバ
4000に転送すると同時に、他の取材端末に情報転送
することで、他の取材者は現場の様子を編集会議室と同
様に知ることが出来、各自の判断で取材支援を行うこと
が出来る。この際の取材した情報の転送ルートは、電子
新聞サーバ4000を一度経由してから同報通信する方
法と、取材端末4070が直接他の取材端末に転送する
方法がある。
【0026】図5は、本発明による取材支援システムの
情報取得手段となる取材端末の内部構成の第2の例を示
したブロック図である。CPU5000と、バス500
1を核として、周辺機器が接続されている構成をとり、
CPUの動作を制御するプログラムはROM5070に
書込まれており、CPUはこれを逐次読み出して実行す
る。また必要に応じてROM5080や記憶装置502
0からRAM5090にロードして実行する。またタッ
チパネル5040と液晶等で構成されたディスプレイ5
03を一体化したタッチパネルディスプレイを用いて取
材端末の操作を行う点を含めて、上記の構成は図2で説
明したブロック図と同一である。
【0027】本実施例に於ける取材端末の画像撮影部の
説明を行う。画像を検出する撮像素子5010は、取材
対象からの映像をレンズ5011を通して受け、これを
画像信号に変換する。画像信号は図示しないA/D変換
器によりディジタル信号に変換され、例えば横640画
素×縦480画素、各画素8ビットの画像データとして
フレームメモリ5012に記憶される。取材者はこのフ
レームメモリの画像を小型の液晶ディスプレイやブラウ
ン管等で構成されたファインダー5013によりモニタ
ーし、電子カメラの場合はシャッターを押し、ディジタ
ルビデオの場合は、録画スタート/ストップのボタンを
押す。また、フレームメモリの画像は必要に応じてバス
5001を経由してV−RAM(ビデオRAM)504
1の指定された領域にもロードされ、ファインダー50
13に比べて大型のディスプレイ5030上でも観察す
ることが出来る。
【0028】フレームメモリ5012に書込まれた画像
は、静止画像の場合は、静止画像圧縮方式であるJPE
G方式を用いて処理を行うJPEG処理回路5060
(以下、JPEGと呼ぶ)にバス5001経由で転送さ
れ、画像圧縮処理を受けた後、再びバス5001を通っ
て記憶装置5020に記憶される。また、ディジタルビ
デオの動画像の場合は、動画像圧縮方式であるMPEG
方式を用いて処理を行うMPEG処理回路2014(以
下、MPEGと呼ぶ)にバス5001経由で転送され、
画像圧縮処理を受けた後、再びバス5001を通って記
憶装置5020に記憶される。
【0029】また記憶装置5020に記憶された画像デ
ータは、必要に応じて、再びバス5001経由で転送さ
れ、JPEG5060又はMPEG5050により復元
されフレームメモリ5012にロード、そしてV−RA
M5031に転送され、ディスプレイで確認することが
出来る。この構成例ではフレームメモリ5012とV−
RAM5031を全く別なメモリとして扱い、画像デー
タの転送を行ったが、これは同一のメモリでもよく、こ
の場合撮像素子から入力された画像データをディスプレ
イに表示するかどうかは、V−RAMへのアクセスアド
レスを変えることで切換えることが出来る。GPS51
00による位置検出と、PHS5092によるデータの
転送、タッチパネルによる取材端末の操作の説明は、図
2と同一のためここでは省略する。
【0030】図6は、本発明による取材端末の位置検出
を行う第1の実施例の説明図である。本実施例に於いて
取材端末6000にはGPS(Gloval Positioning Sys
tem)6010が組み込まれており、地球の軌道上を周
回している20数個のGPS用人工衛星のうち、少なく
とも3つの人工衛星からの電波を受けて測量を行い、取
材端末の現在位置を算出する。算出された現在位置は、
取材端末6000に設けたディスプレイ6020に、内
蔵された地図データと共に、マーク6030で表示する
ことが出来る。これにより取材者は自身の現在位置を知
ることが出来る。本発明による取材端末は、算出した現
在位置座標をPHS6040を用いてサーバ6050に
伝達する機能を有する。
【0031】図7は、本発明による取材端末の位置検出
を行う第2の実施例の説明図である。本実施例に於い
て、取材端末7000には、特別な位置検出手段は設け
ていない。ここでPHS(Personal Handy phone Syste
m)について説明すると、PHSは、比較的小さなエリ
ア(直径数100m程度)を一つの領域として、該当地
域をカバーするように基地局を設け、これを用いて携帯
電話の無線通信を行うものである。メリットは一つの電
話の電波の転送範囲を数100m程度に絞ることになる
ため、携帯電話のパワーを抑えることが出来、さらに電
波の帯域を有効に利用することが可能になる。欠点は数
100mおきに基地局を設ける必要があるが、その基地
局もセルラー無線の基地局に比べてはるかに低コストで
設置することが出来るため、将来の都市型携帯電話シス
テムとして有望視されている。本発明では、このPHS
を用いて取材端末の現在位置を把握する手段を示す。
【0032】図7(a)に於いて、この地域には数10
0mの間隔で、PHSの基地局が並んでいる。具体的に
は基地局A(7010)、基地局B(7020)、基地
局C(7030)、基地局D(7040)が数100m
の間隔で並んでいる。そしてそれぞれの守備範囲は直径
数100mの円径であり、それぞれエリアA(701
1)、エリアB(7021)、エリアC(7031)、
エリアD(7041)となる。ここで取材端末7000
は、エリアD(7041)の範囲内におり、基地局D
(7040)と無線接続することで通信を行っている。
このとき、基地局D(7040)とつながっていること
から、取材端末7000はエリアD(7041)内にい
ると判断することが出来る。
【0033】図7(b)に、この情報に基づいて、取材
端末の現在位置を地図上に表示した例を示す。7050
は地図を表示した画面であり、7051に図7(a)で
示したエリアD(7041)を示す領域7051が表示
されている。この領域が取材端末が存在し得る場所であ
り、数100mという比較的大きな誤差を持ち、且つ地
上高さ等の3次元座標情報を入手することは出来ない
が、屋根の下等の人工衛星の信号を受信できない場所で
も座標を検出することが出来、何よりGPSのようなシ
ステムを登載することなく、標準装備のPHSだけでお
よその座標を判別することが可能になる。
【0034】図8は、加速度センサを用いて取材端末の
相対位置座標を検出するためのデバイスの基本構成を示
した説明図である。図8(a)に、デバイスの構造図を
示す。X、Y、Zの3次元方向に、3つの加速度センサ
X(8010)、Y(8020)、Z(8030)がそ
れぞれ直交して設置されている。加速度センサは、セン
サに加わった加速度をひずみゲージ等で加速度を表わす
電気信号に変換するデバイスである。これを用いて、図
8(b)に示すような3次元の加速度ベクトルを得るこ
とが出来る。加速度は一度積分すれば速度になり、さら
にもう一度積分すれば変位になる。これを利用して、取
材端末のある特定の位置から出発した相対座標を算出す
ることが出来る。
【0035】図9は、図8に示した加速度センサを用い
て、取材端末の絶対座標を算出する回路のブロック図の
例である。9010は加速度センサX、9040は加速
度センサY、9070は加速度センサZであり、図8で
説明した加速度センサである。ここでは加速度センサX
(9010)からの出力信号を処理して、X方向の絶対
座標を算出する方法を示す。ここでY方向、Z方向の算
出はX方向の算出と全く同一である。加速度センサX
(9010)から出力された加速度データ9011は、
積分回路9020を通って、速度データ9012に変換
される。速度データ9012は、さらに積分回路903
0を通って、変位データ9031に変換され、データ9
111と加算されて、メモリX(9110)に記憶され
る。
【0036】メモリX(9110)には、初期値として
絶対座標取得手段9000から、取材端末が確実に把握
し得る絶対座標値を得て、ロードされている。ここを出
発点として、出発点からの相対位置を加速度センサが検
出した加速度を積分処理して、変位として加算すること
で、絶対座標+相対座標の形で取材端末の絶対座標を算
出する。具体的には新たな変位変化が発生したときに、
メモリX(9110)に記憶されていた、その時点での
絶対座標9111と、算出された変位9031を加算器
9100で加算することで、新たな絶対座標9101を
算出し、再びメモリX(9110)に記憶する。これに
よりメモリX(9110)には、常に更新された取材端
末の絶対座標が入っており、これを読み出すことで、絶
対座標の算出を行うことが出来る。
【0037】この方式は相対座標の蓄積により絶対座標
を算出するものであり、長時間使用していると誤差が蓄
積され、出力する絶対座標値が徐々に正確さを欠いたも
のになってくる。従って必要に応じて絶対座標取得手段
9000により得られた絶対座標で、メモリX(911
0)の値をリセットする必要がある。絶対座標取得手段
9000は、図8で示したGPSを用いた人工衛星によ
る座標取得や、図9で示したPHSによる座標取得、特
に取材端末が移動してエリアを切換えたときに、そのエ
リアの境界位置を正確な絶対座標として得ることが出来
るので、このような機会を見つけてはメモリX(911
0)の内容をリセットする。また、図13で後述する
が、地図の上で確実に取材端末がいる位置が分かってい
るときは、そこをペンなどのポインティングデバイスで
指定し、そこを絶対座標として使用することも出来る。
【0038】図10は、本発明による取材支援システム
に於いて、取材端末が電子新聞サーバに送信する静止画
像データのフォーマットの例を示した説明図である。本
実施例に於いて画像データフォーマット10000は、
大きく3つの部分に大別される。即ちこのデータが画像
であることを示すヘッダ10010、この画像を撮影し
たときの日時、場所、気温、音声メモなどの付加情報1
0020、そして画像情報10030である。ここで、
このデータの転送は転送順序10040に添って行われ
る。即ちまずヘッダ10010を送信し、次に付加情報
10020を、最後に画像情報10030を送信する。
【0039】ここで本実施例に於いて、画像情報100
30を大きく二つに大別する。即ち粗画像データ100
31と、精細画像データ10032である。例えばJP
EG等の一般的な静止画像圧縮手段は、DCT(離散コ
サイン変換)というアルゴリズムを用いている。これ
は、例えば640×480画素で構成された一枚の画像
を、例えば8×8画素の小さなブロックに分解し、それ
ぞれを縦横2次元方向の周波数成分に変換する。これは
画像の周波数特性、具体的にはピントが甘いとかシャー
プな画像であるとかいう要素を数値に表現したものであ
り、例えばピントの甘い画像では、その情報成分は低周
波に集中するため、高周波部分のデータを圧縮すること
が出来る。
【0040】また、低周波部分のデータと高周波部分の
データを分離することが出来るため、本実施例では元の
画像データを低周波成分と高周波成分に分け、それぞれ
を粗画像データ10031、精細画像データ10032
として、まず粗画像データ10031を転送、ついで精
細画像の全データのうちの、先に転送した粗画像データ
11031を差し引いた残りの部分の精細画像データ1
0032を転送する手順とした。この方法によれば、特
に緊急の報道を要求される場合に、時間をかけて全部の
データを転送する前に、短時間でおよその現場のイメー
ジが分かるような粗画像を転送することが出来、その後
改めて全部の画像データを送るという順序にすれば、全
部の画像データを転送終了する前に現場のイメージを見
ることが出来る。
【0041】また、転送途中で例えば無線電話の回線が
妨害やノイズ等で切断されても、転送手順の早いうちに
粗画像を送ってしまうので、再送処理を行う前に取りあ
えず現場のイメージを見ることが可能になる。ここで、
通常の画像圧縮では、周波数成分に変換した画像データ
を、ハフマン符号化して転送する。これは頻度の多いデ
ータのパターン(例えば低周波)に短いビット長の符合
を、頻度の少ないデータのパターン(例えば高周波)に
長いビット長の符合を与えるもので、この符合をハフマ
ン符合と呼ぶ。
【0042】この符合テーブルは当然、完全に最適化し
た場合には、各画像データによって異なる符合を持つこ
とになるが、通常は例えばビデオ入力画像の場合の統計
的に略最適化された符合テーブルを使用している。本発
明による転送方式では、従って粗画像データ10031
を転送するためのハフマン符合テーブルと、精細画像デ
ータ10032を転送するためのハフマン符合テーブル
の内容は異なる。
【0043】図11は、本発明による取材支援システム
に於いて、取材端末が電子新聞サーバに送信する動画像
データのフォーマットの例を示した説明図である。図1
1(a)は、取材端末のセンサが撮影した撮影データ1
1000であり、時間t1の長さの動画像情報がリアル
タイムで出力される。図11(b)は、この撮影データ
11000を図10と同様の方法で粗画像データ110
10と精細画像データ11020に分けて、まず時間t
1という実時間と同じ時間で粗画像データ11010を
転送する。
【0044】それに引き続いて、精細画像データ110
20を時間t2(>t1)をかけて転送する。図11
(c)は、図11(b)で転送された画像データを再生
する手順である。粗画像データの再生11030は、図
11(b)において時間t1で粗画像データ11010
を転送されると、それと同時に再生が行われ、再生は撮
影時間と同じ時間t1で終了する。次に時間t2をかけ
て精細画像データ11020が転送されると、その後精
細画像の再生11040が開始され、実時間と同じt1
で再生が終了する。
【0045】ここで、一般に利用されているMPEGの
ような動画像圧縮方式のアルゴリズムを説明する。動画
像は静止画像の集合体であり、具体的には例えば毎秒3
0枚の静止画像を切換えることで動画像の表示を行って
いる。従って動画像を構成する各静止画像をJPEG等
の静止画像圧縮アルゴリズムを用いて圧縮を行うことが
基本になる。この場合図11(b)に於ける粗画像デー
タ11010と精細画像データ11020は、図10に
於ける粗画像データ10031及び精細画像データ10
032と全く同一となる。即ち図11(b)に於ける粗
画像データ11010は、図10に於ける粗画像データ
11031を時間t1分だけ並べたものであり、図11
(b)に於ける精細画像データは、図10に於ける精細
画像データ11032を時間t1分だけ並べたものにな
る。
【0046】しかし、動画像の場合には、動画像を構成
する各静止画像の中だけでそのデータの冗長を判断して
圧縮するだけではなく、時間軸方向に並んだ各静止画像
同士の相関を判定することでさらなる圧縮が可能にな
る。具体的には全く動かない映像が10枚並んだとき
は、静止画像10枚を送る代わりに、一枚の静止画像と
画面数だけ送れば済むことになる。実際の時間軸方向圧
縮は、連続した静止画像間の変化部分、即ち動き部分の
検出を行い、動き成分だけを転送することで次の静止画
像のすべてを送る必要をなくしている。
【0047】本実施例に於いても、この方法を取ること
が出来、図11(b)に於ける粗画像データ11010
は、粗画像に於ける各静止画像とその画面間の動き成分
を送る。そして精細画像データ11020は、精細画像
に於ける各静止画像とその画面間の動き成分を送ればよ
い。但し、精細画像データ11020における静止画像
成分は、図10と同様に、画像情報全体のうちの粗画像
データを差し引いた残りの部分であるが、時間軸方向の
画面間の動き部分は、粗画像間の動き部分と精細画像間
の動き部分とは異なるので、このデータは粗画像データ
を差し引いた残りの部分ではなく完全に送り直すことに
なる。
【0048】図11(d)は、図11(b)と同様に粗
画像データ11050と精細画像データ11070を送
信する手順であるが、ここでは粗画像データ11050
と精細画像データ11070の間に、精細画像データ長
11060を転送することを特徴とする。精細画像デー
タ長11060を送ることで、精細画像データ1107
0の転送が終了する時刻を知ることが出来、精細画像デ
ータ11070の転送終了時刻に、図11(e)に於け
る精細画像再生11090の終了時刻を合わせることが
出来る。これにより、図11(e)に於いて、まず粗画
像再生11080を行い、精細画像再生11090を始
めるまでの時間は、「t2−t1+精細画像データ長転
送時間(データ本体に比べて無視できるほど小さい)」
となり、図11(c)の「t2」に比べて早く精細画像
の再生を行うことが出来る。
【0049】図12は、本発明による取材支援システム
により、取材者の足跡を記録する方法を示した説明図で
ある。本実施例では、地図12020上で、第1の取材
者12000の足跡及び第2の取材者12010の足跡
を記録、図1に於ける編集会議室のモニタで表示する方
法を示している。第1の取材者12000は、地図12
020上を右から左に移動しながら取材を行っている。
途中焼け落ちた家12040を撮影して、その情報を転
送しているが、これは画面上のウィンドウ12041上
で再生される。
【0050】第1の取材者12000は、事件の発生中
心(例えば震源等)に向かって、地図の右から左に進ん
でいるが、地図上には第1の取材者の通過点がプロット
され、第1の取材者の進行ルートが常に表示されるよう
にしている。また、12030に現時点での第1の取材
者の環境状態を表示する。即ち地震や危険な場所で足場
が崩れた等の様子を取材者が携行する取材端末の加速度
センサが検出、同様に環境温度等も検出して、取材者の
現在位置と共に環境データもサーバに転送する。
【0051】第2の取材者12010も同様に、足跡の
表示と、途中で炎上中の建物12060を撮影した映像
を、12061で自由に再生することが出来る。また、
第2の取材者12010の環境情報も12050で知る
ことが出来る。この場合、振動と温度の高さから、足場
の悪い火災現場に近づいていると判断することが出来
る。必要に応じて撤退命令を指示することも可能であ
る。
【0052】図13は、人工衛星を利用したGPSや、
加速度センサを用いた位置検出手段に加えて、取材端末
のベースとなる取材基地に相当するものの絶対位置を確
実に把握することで、取材端末の位置検出手段の精度を
上げる手段を示した実施例の説明図である。取材端末1
3000や、取材基地となる取材車両13010に登載
する位置検出手段は、通常は人工衛星13020からの
電波を利用して、地球上の座標を算出するGPSシステ
ムを利用することが多い。しかし、GPSシステムは米
国が有する軍事用人工衛星の電波を流用しているもの
で、電波のフォーマットの詳細は軍事機密のため、その
データのすべてを利用することは出来ず、位置計算に於
いて最大200m程度の誤差が発生することがある。
【0053】自動車で移動する場合は200m程度の誤
差はそれほど問題にはならないが、記者が歩行で移動す
る場合にはこの誤差は大きな問題となる可能性がある。
本実施例ではGPSのような位置検出手段に加えて、地
図上で取材者自身が自分の所在地を直接地図で確認する
ことで、その誤差の補正を行う。図13(a)は、取材
基地となる取材車両13010と人工衛星13020、
そして取材端末13010の関係を示した図である。取
材車両13010と、取材端末13000はそれぞれG
PSを登載しており、人工衛星13020から電波を受
信している。しかし先に述べたようにGPSによる位置
検出は最大200m程度の誤差が生じることがある。
【0054】ここで、取材車両13010と取材端末1
3000の距離がそれほど離れていない場合は、同じ電
波を受けている両者に生じる位置検出の誤差は、その方
向及び距離共にほぼ同じである。ここで取材車両130
10の位置を、別な方法で確実に規定してしまえば、G
PSの検出誤差を正確に知ることが出来る。同時に取材
端末13000の位置の誤差も補正され、確実な取材端
末13000の位置を検出することが出来る。また、取
材端末13000の位置検出手段がGPSではなく、図
9で説明した加速度センサによる相対位置検出方式であ
る場合にも、取材端末13000が取材車両13010
を出発するときに、取材車両13010の正確な位置を
取材端末13000にロードしておけば、後は図のよう
な取材車両13010と取材端末の距離Lと、方向を取
材端末13000自身が有する加速度センサで算出し
て、取材端末13000の正確な位置を常に算出するこ
とが出来る。
【0055】図13(b)に、取材車両13010の正
確な位置を規定する方法の一例を示す。取材車両に登載
されたディスプレイ上には、GPSにより取材車両の現
在位置13040を表示した地図13030が表示され
ている。この現在位置13040はGPSにより得られ
るために、最大200mの誤差が生じる。ここで取材車
両の停車位置は、取材車両を運転した者や搭乗している
ものが把握できるので、地図上での取材車両の正確な位
置をマウスカーソル13050で指示する。
【0056】13060は取材端末の現在位置である
が、取材車両と取材端末の相対位置は、両者が有するG
PSの誤差が同じように出ているとすれば、その相対位
置を正確に把握することが出来る。また、取材端末がG
PSを有さず、図9で説明した加速度センサによる位置
検出を行っている場合でも、取材端末が取材車両を出発
するときに、取材端末の現在位置の初期値をリセットす
ることで、取材車両と取材端末の相対位置を正確に把握
することが出来る。13070に取材車両と取材端末の
相対位置を表示している。これは地図上の右、即ち東方
向を0度として、左周りに360度/周の角度表示によ
る方向表示、そして直線距離の表示を行っている。取材
車両の地図上の直接定義による正確な位置の規定、そし
て取材車両と取材端末の相対位置の正確な把握により、
取材端末の現在位置を正確に算出することが出来る。
【0057】図14は、本発明による取材端末の形態の
実施例を示した斜視図である。ここではカメラと携帯端
末が一体となったときの取材端末の形態例を示してい
る。図14(a)は、板状の取材端末を水平に構える形
で映像の撮影を行う。14002は撮影レンズであり、
14001はシャッターもしくは動画像撮影スタート/
ストップボタンである。図では隠れて見えないが、取材
端末の撮影レンズ14002の反対側にファインダーが
あり、ここを覗くことで撮影のフレーミングを行うこと
が出来る。14003は取材端末に設置されたタッチパ
ネル兼液晶ディスプレイであり、ここで取材端末のコン
トロール、撮影画像の確認、原稿の執筆等を行うことが
出来る。
【0058】図14(b)は、板状の取材端末1401
0を、一般のスチルカメラのように構えるような形態の
例である。撮影レンズ14012、シャッターボタン1
4013の存在は図14(a)と同様であるが、ここで
は被写体に向ける方向の取材端末の奥行き14015が
小さいため、ファインダーを光学ファインダー1401
1で構成することが出来る。即ち被写体の情景を光学フ
ァインダーで受けて、ファインダー14014で観察す
ることで、図2で説明した小型ブラウン管のようなファ
インダーを必要とせず、低コストのみならず、軽量化、
省電力化を図ることが出来る。図14(c)は、一般の
ビデオカメラと同様の形態で、特に動画像を撮影すると
きにカメラのホールディングのバランスに優れている。
【0059】図15は、取材端末を画像入力手段と別体
に構成し、画像入力手段から画像情報を転送する方法を
示した説明図である。本実施例において取材端末150
00は、画像入力手段を内蔵せず、別体の電子カメラ1
5010やビデオカメラ15020から画像情報を受け
取る。取材者は電子カメラ15010やビデオカメラ1
5020で現場の撮影を行い、取材端末15000は取
材者のかばんやポケットに入れた状態で使用する。取材
端末15000と、電子カメラ15010やビデオカメ
ラ15020の接続は色々な方法があり、本実施例では
3種類の方法を挙げた。
【0060】第1の方法はワイヤレス送信であり、電子
カメラ15010からのディジタル情報の出力1501
1は、トランスミッタ15030により電波15031
に変換され、ワイヤレスで取材端末15000に転送さ
れる。画像入力手段がビデオカメラ15020の時は、
アナログ信号であるビデオ出力15022を、ビデオ用
のトランスミッタ15050を用いて、例えばTV信号
のUHF帯等の搬送波に乗せて取材端末に送信する。取
材端末はこの電波を受信可能な検波器により映像情報を
受信する。
【0061】電子カメラの出力15011は、上述した
ディジタル信号ではなくビデオカメラの出力信号と同じ
くビデオフォーマット等のアナログ画像信号でも良く、
逆にビデオカメラがディジタル出力を有する場合は、電
子カメラの出力と同様のトランスミッタで送信してもよ
い。第2の方法は有線による接続であり、電子カメラ1
5010のディジタル出力15012は、セントロニク
スやSCSIなどのディジタルI/Fにより取材端末に
接続され、撮影した画像情報が転送される。また、ビデ
オカメラ15020のビデオ出力等のアナログ出力15
021は、アナログ信号として取材端末に有線で入力さ
れる。電子カメラがアナログ信号を出力した場合や、ビ
デオカメラがディジタル信号を出力した場合も第1の方
法と同様である。
【0062】また、取材端末15000がアナログ信号
を受信した場合は、取材端末内に設置したA/D変換器
によりアナログの映像信号はディジタル信号に変換さ
れ、取材端末内のメモリに記憶、電子新聞サーバに転送
される。第3の方法は、別体の記憶媒体を経由したオフ
ライン転送である。本実施例においては電子カメラ15
010はICカードインタフェースを有し、このインタ
フェースに取り付けたICカード15040に画像情報
を記憶する。
【0063】そして撮影した後に、このICカード15
040を取り出して、取材端末15000に取り付ける
ことで、取材端末はICカード15040より画像情報
を読み出して、電子新聞サーバに転送する。図示しない
がビデオカメラ15020の画像情報がディジタルの場
合は、同様にICカードを使っても良く、またビデオカ
メラが映像情報を通常のビデオテープに記録しても、例
えば取材端末15000がビデオテープの再生機能を有
していれば、ICカードと同様にビデオテープを介して
映像情報を送っても良い。この時取材端末はビデオテー
プを自身の大容量記憶媒体として映像情報以外の情報も
含めて記憶する媒体として使用することも出来る。
【0064】また、図示しないがカメラ部分がヘルメッ
トや頭に直接取り付けられるような形状になっている
と、取材者は両手が自由なままで撮影と言葉による取材
を行うことが出来、その内容は取材者の場所や環境等の
データも含めて自動的に電子新聞サーバに転送される。
【0065】
【発明の効果】以上のような本発明によれば、情報をい
つでも取り出せる携帯端末の特性を活かして、逆にいつ
でも情報を上位のサーバに転送することが出来る。ひい
ては携帯端末を有する者すべてがいつでもどこでも情報
を提供することが出来、特に電子新聞の分野ではニュー
ス速報や、現場の情報などを従来に比べてはるかに早く
報道することが出来る。
【0066】また、従来までの文字情報だけでなく、画
像や現場の場所、温度などの環境状態も逐次報告するこ
とが出来、特に情報提供者が通信を意識せずに情報の転
送を行うことが出来るため、情報提供者の負担を減らし
つつ、より多くの情報をサーバに提供出来る。さらにそ
の情報を活かして情報提供者に必要な指示を与えるとい
う、各情報提供者個人の行動による情報提供だけでな
く、複数の情報提供者からの総合的な情報の収集を行う
ことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による取材支援システムを利用する電子
新聞システムのシステムブロック図である。
【図2】本発明による取材支援システムの情報取得手段
となる取材端末の内部構成の例を示したブロック図であ
る。
【図3】本発明による取材端末の例を示した三面図であ
る。
【図4】本発明による取材支援システムを用いて、具体
的な動作を示す説明図である。
【図5】本発明による取材支援システムの情報取得手段
となる取材端末の内部構成の第2の例を示したブロック
図である。
【図6】本発明による取材端末の位置検出を行う第1の
実施例の説明図である。
【図7】本発明による取材端末の位置検出を行う第2の
実施例の説明図である。
【図8】加速度センサを用いて取材端末の相対位置座標
を検出するためのデバイスの基本構成を示した説明図で
ある。
【図9】加速度センサを用いて、取材端末の絶対座標を
算出する回路のブロック図の例である。
【図10】取材端末が電子新聞サーバに送信する静止画
像データのフォーマットの例を示した説明図である。
【図11】取材端末が電子新聞サーバに送信する動画像
データのフォーマットの例を示した説明図である。
【図12】本発明による取材支援システムにより、取材
者の足跡を記録する方法を示した説明図である。
【図13】取材基地の絶対位置を確実に把握すること
で、取材端末の位置検出手段の精度を上げる手段を示し
た実施例の説明図である。
【図14】本発明による取材端末の形態の実施例を示し
た斜視図である。
【図15】取材端末を画像入力手段と別体に構成し、画
像入力手段から画像情報を転送する方法を示した説明図
である。
【符号の説明】
1000 電子新聞サ−バ 1010 コンピュ−タ 1020 記憶装置 1030 編集会議室 1040 ネットワ−ク 1051 携帯端末 1061 無線電話 1070 PHS基地局 1071 取材端末 1072 取材対象 4000 電子新聞サ−バ 4050、4060 PHS基地局 4070、4071、4072、4074 取材端末 7010、7020、7030、7040 PHS基地
局 8010、8020、8030 加速度センサ 9000 絶対座標取得手段 13000 取材端末 13010 取材車両 13020 人工衛星 13030 地図 15000 取材端末 15010 電子カメラ 15020 ビデオカメラ 15030 トランスミッタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野添 賢彦 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社 日立製作所 映像メディア研 究所内 (72)発明者 赤松 千代 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社 日立製作所 映像メディア研 究所内 (56)参考文献 特開 平5−167965(JP,A) 特開 平7−28884(JP,A) 特開 平4−256009(JP,A) 特開 平5−216400(JP,A) 特開 平6−123766(JP,A) 特開 平5−28174(JP,A) 特開 平7−5241(JP,A) 特開 平1−96720(JP,A) 特開 平5−91470(JP,A) 特開 平2−161887(JP,A) 特開 平2−309777(JP,A) 特開 平6−309376(JP,A) 特開 平7−21350(JP,A) 特開 昭63−189042(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04Q 9/00 - 9/16

Claims (29)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ータベースを有するサーバと、前記
    ーバに接続されたネットワークと、前記ネットワークに
    無線で接続された携帯端末装置と、により構成され、
    データベースに蓄積されたデータを、前記ネットワー
    ク経由で外部から参照可能なネットワークシステムのデ
    ータベースにデータを入力する情報収集支援システムに
    於いて、前記 携帯端末装置、情報収集のための、文字・図形デ
    ータ、画像データを含み、更に、位置データ、音声デー
    タ、温度を一例とする環境データの内少なくとも1つの
    データを取得するデータ取得手段と、前記取得したデー
    タの記憶手段とが設けられ前記記憶した各種データの
    うち少なくとも一つが更新された時点、且つ情報収集用
    携帯端末装置と前記サーバとのネットワークが確保され
    た時点で、まだ転送されていない取得データをまとめて
    前記サーバに転送可能とするとともに、前記サーバに対
    してサーバ内の情報収集データを選択的に送信要求し
    得、 前記サーバは、前記携帯端末装置から送信された取
    得データを記憶する記憶装置が設けられ、前記取得デー
    タを編集する編集室と接続されており、前記編集室は、
    前記携帯端末装置への指示データを前記携帯端末装置に
    送信可能とすることを特徴とする情報収集支援システ
    ム。
  2. 【請求項2】 請求項1に於いて、前記 携帯端末装置は、前記携帯端末装置の現在位置を検
    出する位置検出手段を有することを特徴とする情報収集
    支援システム。
  3. 【請求項3】 請求項2に於いて、前記 携帯端末装置が有する位置検出手段は、GPSを用
    いて構成されることを特徴とする情報収集支援システ
    ム。
  4. 【請求項4】 請求項2に於いて、前記 携帯端末装置が有する位置検出手段は、携帯電話の
    接続されている基地局の場所を中心に、基地局の電波の
    到達範囲を示す一定の大きさの円の内部という形で位置
    を判断する位置検出手段を用いて構成されることを特徴
    とする情報収集支援システム。
  5. 【請求項5】 請求項2に於いて、前記 携帯端末装置が有する位置検出手段は、前記携帯端
    末装置が受けた加速度を検出し演算して得ることを特徴
    とする情報収集支援システム。
  6. 【請求項6】 請求項2ないし5のいずれか一つの項に
    於いて、前記 携帯端末装置が有する位置検出手段の検出誤差を、
    前記携帯端末装置の使用者が、前記携帯端末装置が表示
    する地図上で正確な現在位置を指定することにより補正
    することを特徴とする情報収集支援システム。
  7. 【請求項7】 請求項6に於いて、前記 携帯端末装置の出発点となる情報収集用車両を含む
    情報収集基地の絶対位置を、情報収集基地内で表示する
    地図上で情報収集基地の正確な現在位置を指定し、前記
    携帯端末装置と前記情報収集基地の相対位置を、前記
    置検出手段で検出することにより、前記携帯端末装置の
    位置の検出精度を高めることを特徴とする情報収集支援
    システム。
  8. 【請求項8】 請求項7に於いて、前記 情報収集基地と前記携帯端末装置の相対位置の検出
    を、前記情報収集基地と前記携帯端末装置の両方が有す
    るGPSまたは前記携帯端末装置が受けた加速度を検出
    し演算して得ることを特徴とする情報収集支援システ
    ム。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれか一つの項に
    於いて、 第1の携帯端末装置が取得したデータまたは前記取得デ
    ータを元にサーバが加工し作成したデータを、前記サー
    バが選択した第2の少なくとも1つ以上の携帯端末装置
    に送信することを特徴とする情報収集支援システム。
  10. 【請求項10】 請求項9に於いて、前記 第1の携帯端末装置のデータ取得場所の近辺に位置
    する第2の少なくとも1つ以上の携帯端末装置に指定の
    場所に移動するよう、前記第1の携帯端末装置またはサ
    ーバが第2の携帯端末装置に指示を出すことを特徴とす
    る情報収集支援システム。
  11. 【請求項11】 請求項9または10に於いて、前記 携帯端末装置が前記端末装置の利用者の声を入力す
    る音声入力手段を有し、入力した音声をデータ化して記
    憶して、前記音声データを各種データの一つとしてサー
    バに転送することを特徴とする情報収集支援システム。
  12. 【請求項12】 請求項9、10または11に於いて、前記 携帯端末装置は静止画像または動画像を入力する画
    像入力手段を有し、入力された静止画像または動画像デ
    ータを、データ圧縮処理を施した上で前記サーバに転送
    し、前記サーバは受信した画像データを前記データベー
    スに記録し復号処理を施して表示することを特徴とする
    情報収集支援システム。
  13. 【請求項13】 請求項12に於いて、前記 画像データの圧縮、転送の方法として、前記画像デ
    ータを周波数の低い成分と、周波数の高い成分に分け、
    周波数の低い成分をまず転送し、次に周波数の高い成分
    を転送することを特徴とする情報収集支援システム。
  14. 【請求項14】 請求項13に於いて、前記 動画像デ−タの圧縮、転送、表示方法として、低周
    波成分の動画像デ−タと高周波成分の動画像デ−タとの
    間に高周波成分の画像デ−タ長を転送し、受信したサー
    バは、転送を受けた低周波成分の画像をその転送と同時
    に再生し、その後、前記画像デ−タ長により、高周波成
    分の転送終了時刻に高周波成分の画像再生が終了するよ
    うに、高周波成分の画像再生を開始するよう調整するこ
    とを特徴とする情報収集支援システム。
  15. 【請求項15】 請求項12、13または14に於い
    て、前記 携帯端末装置と別体に設けられた画像入力手段が、
    前記携帯端末装置と有線または無線により接続されてい
    ることを特徴とする情報収集支援システム。
  16. 【請求項16】 無線通信機能を有し、文字・図形デー
    タ、画像データを含み、更に、位置データ、音声デー
    タ、温度を一例とする環境データの内1つのデータを前
    無線通信機能を用いてサーバや他の情報収集用携帯端
    末装置等の転送先に転送可能な情報収集用携帯型端末装
    置であって、前記 情報収集用携帯端末装置前記各種データを取得
    するデータ取得手段と、前記取得したデータを記憶する
    記憶手段と、が設けられ、 前記 情報収集用携帯端末装置前記記憶した各種デー
    タのうち少なくとも一つが更新された時点、且つ情報収
    集用携帯端末装置と前記転送先との接続が確保された時
    点で、まだ転送されていない取得データをまとめて転送
    先に転送可能とするとともに、前記サーバに対して前記
    サーバ内の情報収集データを選択的に送 信要求し得、更
    に、前記サーバに接続された編集室からの指示データを
    受信可能とすることを特徴とする情報収集用携帯端末装
    置。
  17. 【請求項17】 請求項16に於いて、前記 情報収集用携帯端末装置は、前記情報収集用携帯端
    末装置の現在位置を検出する位置検出手段を有すること
    を特徴とする情報収集用携帯端末装置。
  18. 【請求項18】 請求項17に於いて、前記 情報収集用携帯端末装置が有する位置検出手段は、
    GPSを用いて構成されることを特徴とする情報収集用
    携帯端末装置。
  19. 【請求項19】 請求項17に於いて、前記 情報収集用携帯端末装置が有する位置検出手段は、
    携帯電話の接続されている基地局の場所を中心に、基地
    局の電波の到達範囲を示す一定の大きさの円の内部とい
    う形で位置を判断する位置検出手段を用いることを特徴
    とする情報収集用携帯端末装置。
  20. 【請求項20】 請求項17に於いて、前記 情報収集用携帯端末装置が有する位置検出手段は、
    3次元方向に向けた加速度センサの出力を積分して得る
    ことを特徴とする情報収集用携帯端末装置。
  21. 【請求項21】 請求項17ないし20のいずれか一つ
    の項に於いて、前記 情報収集用携帯端末装置が有する位置検出手段の検
    出誤差を、前記情報収集用携帯端末装置の使用者が、
    情報収集用携帯端末装置が表示する地図上で正確な現
    在位置を指定することにより補正することを特徴とする
    情報収集用携帯端末装置。
  22. 【請求項22】 請求項21に於いて、前記 情報収集用携帯端末装置の出発点となる情報収集用
    車両を含む情報収集基地の絶対位置を、情報収集基地内
    で表示する地図上で前記情報収集基地の正確な現在位置
    を指定し、前記情報収集用携帯端末装置と前記情報収集
    基地の相対位置を、前記位置検出手段で検出することに
    より、前記情報収集用携帯端末装置の位置の検出精度を
    高めることを特徴とする情報収集用携帯端末装置。
  23. 【請求項23】 請求項22に於いて、前記 情報収集基地と前記情報収集用携帯端末装置の相対
    位置の検出を、前記情報収集基地と前記情報収集用携帯
    端末装置の両方が有するGPSまたは前記情報収集用携
    帯端末装置が受けた加速度を検出し演算して得ることを
    特徴とする情報収集用携帯端末装置。
  24. 【請求項24】 請求項16ないし23のいずれか一つ
    の項に於いて、前記 第1の情報収集用携帯端末装置が取得したデータま
    たは前記取得データを元に第1の情報収集用携帯端末装
    置が加工し作成したデータを、前記第1の情報収集用携
    帯端末装置が選択した第2の少なくとも1つ以上の情報
    収集用携帯端末装置に送信することを特徴とする情報収
    集用携帯端末装置。
  25. 【請求項25】 請求項24に於いて、前記 第1の情報収集用携帯端末装置のデータ取得場所の
    近辺に位置する第2の少なくとも1つ以上の情報収集用
    携帯端末装置に指定の場所に移動するよう、前記第1の
    情報収集用携帯端末装置が前記第2の情報収集用携帯端
    末装置に指示を出すことを特徴とする情報収集用携帯端
    末装置。
  26. 【請求項26】 請求項24または25に於いて、前記 情報収集用携帯端末装置が前記端末装置の利用者の
    声を入力する音声入力手段を有し、入力した音声をデー
    タ化して記憶して、前記音声データを各種データの一つ
    として転送先に転送することを特徴とする情報収集用携
    帯端末装置。
  27. 【請求項27】 請求項24、25または26に於い
    て、前記 情報収集用携帯端末装置は静止画像または動画像を
    入力する画像入力手段を有し、入力された静止画像また
    は動画像データを、データ圧縮処理を施した上で転送先
    に転送することを特徴とする情報収集用携帯端末装置。
  28. 【請求項28】 請求項27に於いて、前記 画像データの圧縮、転送の手段として、画像データ
    を周波数の低い成分と、周波数の高い成分に分け、前記
    周波数の低い成分をまず転送し、次に前記周波数の高い
    成分を転送することを特徴とする情報収集用携帯端末装
    置。
  29. 【請求項29】 請求項27または28に於いて、前記 情報収集用携帯端末装置と別体に設けられた画像入
    力手段が、前記情報収集用携帯端末装置と有線または無
    線により接続されていることを特徴とする情報収集用携
    帯端末装置。
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