JP3863307B2 - ディジタルカメラの撮像データ伝送システム - Google Patents

ディジタルカメラの撮像データ伝送システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディジタルカメラの撮像データ伝送システムに係り、特に、たとえば、自動車電話または携帯電話などの公衆電気通信網の無線回線を介して撮影画像のデータを伝送するディジタルカメラの撮像データ伝送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、ディジタルカメラにおいては撮影された被写界の画像を表わす画像信号がディジタルデータに変換されて記録される。その撮像データは、パーソナルコンピュータなどに取り込まれて表示あるいは処理して活用することができる。一方、近年、自動車電話および携帯電話ならびに PHS(Personal Handy-phone System )あるいは衛星電話など所定の基地局または通信衛星などを介して公衆電気通信網に呼接続する無線局が普及している。その無線回線および公衆回線を介してディジタルカメラからの撮像データをパソコン通信ネットワークあるいは所望の宛て先に接続されたパーソナルコンピュータなどに伝送することが可能となっている。
【0003】
従来、上記のようにディジタルカメラの撮像データを無線回線を介して送信する電子カメラのシステムとして、たとえば、特開平09-163203 号公報に記載の送信機能付き電子カメラシステムが提案されている。
【0004】
この電子カメラシステムは、撮影した被写体像を表わす画像信号をディジタルデータとして記録するディジタルカメラに、その撮像データを所定の無線基地局を介して送信する無線送信回路を搭載して、かつ、そのデータ送信の際に、パソコン通信ネットワークのアクセスポイントを検出するアクセスポイント検出装置を接続して、そのアクセスポイント検出装置にて検出したアクセスポイントを介して撮像データを所望の宛て先に送信するものであった。
【0005】
アクセスポイント検出装置は、複数の衛星からの位置情報を受信して現在地を検出する、いわゆるグローバル・ポジショニングシステム(以下、GPS という)を含み、その検出した現在地を発信位置として、あらかじめ地図情報と関連付けたパソコン通信アクセスポイント情報に照らして、発信位置からの最至近距離のパソコン通信アクセスポイントを選択するものであった。
【0006】
すなわち、アクセスポイント検出装置は、ディジタルカメラからの撮像データを送信する際に、最至近距離のパソコン通信ネットワークへのアクセスポイントを検出して、そのアクセスポイントに一旦撮像データを伝送して、後にパソコン通信ネットワークを介して所望の宛て先に送信することにより、直接所望の宛て先に遠距離通話によりデータ伝送する場合と比較して料金を安価にしようとするものであった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したように従来の技術においては、たとえば、送信スイッチをオンとした際にGPS を利用したアクセスポイント検出装置にてその現在地を発信位置として検出して、パソコン通信ネットワークへのアクセスポイントを探索するので、スイッチをオンとした場所が無線送信回路での通信圏外であったり、通信終了前に通信圏外に移動してしまう場合など、移動中の通信には適用できない場合があるという問題があった。
【0008】
より具体的には、たとえば、観光地などにて撮影した場所が通信圏外である場合、その帰路中の通信圏内にてデータを送信したい場合がある。たとえば、車で移動する場合、その運転中に通信圏内に入ったか否かを度々確認しつつ、送信スイッチをオンとしてから、さらにその通信が行なわれているか否かを確認しなければならず、車両を運転している場合には危険がともなうという問題があった。また、撮影枚数が多い場合、すなわち、データ量が多い場合、一旦送信が開始されてから、たとえば、トンネルなどの通信不能な箇所、あるいは地理上、基地局の通信領域が途切れる場合または電波の弱い地域などを通過する場合に、すべてのデータが送信されているか否かを判断することができず、再度送信し直すなど手間がかかったり、送信に時間がかかるなどの問題があった。
【0009】
本発明は、このような従来の技術の課題を解決して、少なくとも移動中に操作することなく、適切な場所にて撮像データを確実に送信することができるディジタルカメラの撮像データ伝送システムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明によるディジタルカメラの撮像データ伝送システムは上記課題を解決するために、撮影した被写体像を表わす撮像データを所定の無線回線を介して所望の宛て先に送信するディジタルカメラの撮像データ伝送システムであって、ディジタルカメラにて、撮像されて記録された送信しようとする所望の被写体像を表わす撮像データを読み出すデータ読出手段と、このデータ読出手段にて読み出された撮像データを送信可能なデータに変換して所定の無線回線にて所望の宛て先に送信する無線送信手段と、この無線送信手段にてデータを送信する際に、その現在地および移動経路を検出する位置検出手段と、データ読出手段および無線送信手段を制御して、所望の撮像データを所望の宛て先に送信させる送信制御手段とを含み、送信制御手段では、位置検出手段にて検出した現在地および移動経路ならびに無線送信手段で変換された撮像データの量に基づくこれらの情報を用いて無線送信手段から所望の宛て先に撮像データが完全に送信可能か否かを判定して、その判定結果に基づいて送信可能な位置から、少なくとも移動中に無線送信手段から撮像データを送信させる制御が行われることを特徴とする。
【0011】
ここで、位置検出手段には、複数の発振源からそれぞれ供給される信号を受信し、この受信した信号に基づいてこの受信位置を測定する測位手段が用いられ、送信制御手段では、測位手段からの位置情報に基づいて無線送信手段からの送信可能な位置の判定が行われて、この判定に応じて無線送信手段から所望の撮像データが送信されることが好ましい。特に、測位手段には、この場合、 GPS(グローバルポジショニングシステム)を利用した自動車などに搭載されたナビゲーション装置がある。
【0012】
さらに、送信制御手段は、位置検出手段から現在地および移動経路の位置情報とともに移動体の速度情報および渋滞状態などの交通情報を得て、送信しようとする撮像データを連続して送信できる移動経路中の区間を送信可能位置として判定すると有利である。
【0013】
また、無線送信手段は、所定の基地局を介して公衆電気通信網に接続する自動車電話または携帯電話を含み、本発明による撮像データ伝送システムは、基地局の通信領域を表わす情報を記憶する通信エリア記憶手段を有し、その通信エリア記憶手段からの情報に位置検出手段からの位置情報を照らして無線送信手段にて送信可能な領域か否かを送信制御手段にて判定して、所望の撮像データを送信させるとよい。
【0014】
この場合、通信エリア記憶手段の情報は、任意に書換え可能に形成され、このシステムは、通信エリア記憶手段の情報が通信の結果、送信不能の領域を検出した際にその領域の情報を書き換えて、次回の送信に利用すると有利である。
【0015】
また、送信制御手段およびデータ読出手段は、ディジタルカメラ本体に位置検出手段および無線送信手段の動作を制御するとともに、撮像データに対する信号処理も制御するシステム制御手段ならびにディジタルカメラ本体に搭載された記録媒体とのデータの入出力を制御する情報入出力制御手段をそれぞれに含み、ディジタルカメラ本体のメモリあるいはカメラ本体を介してその記録媒体から読み出した撮像データがシステム制御手段および情報入出力制御手段の制御により送信されるシステムであるとよい。
【0016】
そして、撮像データ伝送システムは、ディジタルカメラにて撮像データが記録された記録媒体を装着する装着端子を含み、その装着端子にディジタルカメラ本体から取り出した記録媒体を装着して送信するシステムであってもよい。
【0017】
また、撮像データ伝送システムの送信制御手段は、送信しようとする撮像データを選択するデータ選択手段と、選択された撮像データのデータ量を算出するデータ量算出手段と、そのデータ量の送信時間を算出する送信時間算出手段と、この送信時間にて送信可能な移動経路中の位置を判定する判定手段と、その判定結果に基づいて無線送信手段の通信開始および切断を制御する制御手段とを含むと有利である。
【0018】
この場合、判定手段は、送信しようとする撮像データのすべてを送信可能な位置を移動経路から判定するとよい。
【0019】
また、判定手段は、撮像データを複数回に分割して送信可能な複数の位置を判定するものであってもよい。
【0020】
その際、送信しようとする複数の撮像データは複数の宛て先を含み、本発明によるシステムでのデータ選択手段は、それぞれの宛て先毎の撮像データを選択し、データ量算出手段は、それぞれの宛て先毎のデータ量を算出し、送信時間算出手段は、それぞれ送信時間を算出し、判定手段は、それぞれの送信時間に応じた送信可能な位置を判定するものであるとよい。
【0021】
撮像データ伝送システムは、撮像データを送信する時刻をあらかじめまたは任意に指定する機能を有し、判定手段は、指定された時刻にて送信可能な移動経路中の位置を判定するとよい。
【0022】
また、送信制御手段は、無線送信手段の送信状態を監視する送信監視手段を含み、その送信監視手段の監視結果にて送信が途切れた場合に撮像データの未送信部分を検出して、さらに送信可能位置にて未送信部分から再送信すると有利である。
【0023】
さらに、撮像データ伝送システムは、音声メッセージまたはテキストデータあるいは動画データを入力して、撮像データとともに送信する機能を含むと有利である。
【0024】
また、無線送信手段は、連続的にデータを送信するデータ通信とパケット毎に送信するパケット通信とを含み、送信制御手段は、データ通信とパケット通信とを任意に選択する機能を含むとさらに有利である。
【0025】
本発明の撮像データ伝送システムは、ディジタルカメラにて、データ読出手段を介して読み出された撮像データを送信可能なデータに変換して送信する際、位置検出手段で現在地および移動経路を検出し送信制御手段に供給する。送信制御手段は、この検出された情報に基づいて所望の宛て先に所望の撮像データが現状のままで送信を完了させることができるかを判定して、この判定に応じて無線送信手段を制御し、無線送信手段から撮像データを送信させることにより、このデータ送信に際しユーザが判断することなく送信中の断状態に陥ることを回避して確実な送信を行わせることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
次に、添付図面を参照して本発明によるディジタルカメラの撮像データ伝送システムの一実施例を詳細に説明する。図1には、本発明におけるディジタルカメラの撮像データ伝送システムの一実施例が示されている。本実施例による撮像データ伝送システムは、所望の被写体像を撮影するディジタルカメラ10に、所定の基地局を介して公衆電気通信網に呼接続する携帯電話などの無線送信装置20と、車両等に搭載されてその位置および移動経路を検出するカーナビゲーション装置などの位置検出装置30とを接続したデータ伝送システムであり、ディジタルカメラ10に記録された撮像データを少なくとも車両の移動中に所望の宛て先に送信する自動送信機能付きのデータ伝送システムである。
【0027】
特に、本実施例では、ディジタルカメラ10のシステムコントローラ100 に、車載のナビゲーション装置、いわゆる、カーナビゲーション装置30からの位置情報を受けて携帯電話20での送信可能位置を判定して、その結果に基づいて携帯電話20を制御して、少なくとも車両の移動中にその移動経路の中にて撮像データを確実に送信する送信制御機能を搭載した点が主な特徴点である。
【0028】
各部の詳細を説明すると、本実施例の撮像データ伝送システムに適用されるディジタルカメラ10は、図1に示すように、レンズを含む光学系102 から被写体像を入射して、撮像デバイス104 に露光する。撮像デバイス104 は、 CCD(Charge Coupled Device ) などの固体撮像素子が有利に適用されて、光学系102 を介して入射される被写界を撮像し、その被写界像を表わすRGB カラー画像信号を出力する。撮像デバイス104 の出力は、アナログ−ディジタル(A-D) 変換器106 に接続されている。
【0029】
A-D 変換器106 は、撮像デバイス104 から供給されるアナログの画像信号を対応するディジタルデータに変換して出力する信号変換回路であり、たとえば、CCD 104 からのアナログの画像信号をそれぞれ、たとえば、10ビットのデータにディジタル化する。このA-D 変換器106 のディジタルデータ出力は、YC信号処理回路108 およびメモリコントローラ112 に接続されている。
【0030】
YC信号処理回路108 は、本実施例では、白バランス調整および諧調補正などの前処理と、RGB にて得られた各色のデータを輝度信号(Y) と色差信号(C) の画像データに変換する処理回路である。YC信号処理回路108 の出力は、データ圧縮回路110 およびメモリコントローラ112 に接続されている。
【0031】
データ圧縮回路110 は、YC信号処理回路108 からの画像データを圧縮処理する処理回路であり、たとえば、2次元直交変換などを含む所定の圧縮符号化方式にて画像データを圧縮する。圧縮された画像データは、メモリコントローラ112 を介してメモリカードなどの記録媒体120 に記録される。
【0032】
メモリコントローラ112 は、装着された記録媒体120 および内蔵のフレームメモリ114 へのデータの書込みおよび読出しを制御する制御回路であり、A-D 変換回路106 からのRGB データをフレームメモリ114 に展開して、たとえば、圧縮されたデータをインタフェース(I/F)122およびコネクタ124 を介してメモリカード120 に書き込みおよび読み出すデータ制御回路である。本実施例では、メモリカード120 に記録された撮像データを読み出して、接続されたモデム126 を介して携帯電話20に転送するデータ送信時のデータ読出回路10A である。
【0033】
フレームメモリ114 は、随時書込みおよび読出し可能なRAM が適用され、RGB データまたはYCデータが蓄積されるビデオメモリであり、信号処理あるいは圧縮処理の際の作業用メモリとして動作する記憶回路である。有利には複数枚の画像データを蓄積する画像メモリを含んでもよい。記録媒体120 は、RAM または電気的に消去および再書込み可能なEEPROMなどの記憶素子がカード状の基体に担持されたカード状の記憶回路であり、コネクタ124 を介してカメラ本体に着脱自在に形成された記録媒体である。
【0034】
一方、メモリコントローラ112 には、ビデオ再生回路116 が接続されている。ビデオ再生回路116 は、メモリコントローラ112 を介して供給される画像データを表示装置にて表示可能な画像信号に変換して出力する出力回路であり、本実施例では出力端子OUT からRGB またはYCの画像信号として出力可能となっている。このビデオ再生回路116 には、撮影時および再生時に被写体像および再生画像を表示する液晶ディスプレイ118 が接続されている。
【0035】
液晶ディスプレイ118 は、カメラ本体の背面などに操作ボタン類とともに配設され、撮影の際およびデータ送信の際の操作メニューなどが表示される。たとえば、本実施例では、撮影した後にその画像の撮像データを送信するか否かを選択する選択画面、送信する場合にその送信先の入力を指示する指示画面などが表示される。送信先の番号は、あらかじめ登録しておいてもよく、また複数の送信先からそれぞれの画像毎に選択するようにしてもよい。それらの選択および指示入力は、データ入力部130 を介してシステムコントローラ100 に供給され、さらにメモリコントローラ112 を介してメモリカード120 の管理領域に記録される。
【0036】
システムコントローラ100 は、撮影時に、撮像デバイス104 、YC信号処理回路108 、データ圧縮回路110 、メモリコントローラ112 およびビデオ再生回路116 などをそれぞれ制御する主制御回路であり、本実施例ではデータ送信時にメモリコントローラ112 および接続されたモデム126 ならび無線送信回路20を制御してメモリカード120 からの撮像データを送信する送信制御機能を含む。特に、本実施例では、カーナビゲーション装置30からの位置情報およびその近傍の基地局の通信領域情報が供給されて、その情報に基づいて移動経路中の送信可能位置を判定して、メモリコントーラ112 および携帯電話20を制御する。
【0037】
より具体的には、本実施例のシステムコントローラ100 は、たとえば、図2の機能ブロックに示すように、撮影時に上述した各部を制御する撮像制御部500 と、送信しようとする撮像データを選択するデータ選択部502 と、選択された撮像データのデータ量を算出するデータ量算出部504 と、そのデータ量の送信所要時間を算出する送信時間算出部506 と、その送信所要時間にて送信可能な移動経路中の位置を判定する送信判定部508 と、その判定結果に基づいて携帯電話20の通信開始および終了のタイミングを制御する呼制御部510 と、送信時の携帯電話20の通信状態を監視する送信監視部512 とを含む。
【0038】
さらに詳しく説明すると、データ選択部502 は、メモリコントローラ112 を介してメモリカード120 にアクセスする機能部であり、データ送信の際にメモリカード120 の管理領域にアクセスして、送信すべき撮像データがあるか否かを検出し、その管理データをデータ量算出部504 に供給する。送信時にデータ選択部502 は、送信判定部508 からの指示に応じて送信する撮像データのアドレスをメモリコントローラ112 に送り、順次データを読み出す。その際、それぞれの撮像データの宛て先を表わすダイヤル情報は、呼制御部510 に供給される。
【0039】
データ量算出部504 は、送信する撮像データの管理データからそれらのデータ量を求める演算部であり、本実施例では、送信しようとする撮像データの全データ量および個々の撮像データのデータ量を算出して、その結果を送信時間算出部506 に供給する。複数の宛て先がある場合は、それぞれの宛て先毎にデータ量を算出する。有利には、送信時に送信すべき残りのデータ量を随時求めて、たとえば、送信を複数回に分割する場合、あるいは送信が途切れた場合にその残りのデータ量を求めて出力する。
【0040】
送信時間算出部506 は、携帯電話20の送信速度に基づいてデータ量算出部504 からのそれぞれのデータ量の送信に要する時間を求める演算部であり、それぞれの結果を送信判定部508 に供給する。
【0041】
送信判定部508 は、カーナビゲーション装置30からの位置情報に基づいて移動中のいずれの位置にてデータを送信するか否かを判定する機能部である。そして、送信判定部508 はそれらの判定位置にてデータ選択部502 および呼制御部510 に送信開始および終了などの信号を供給する信号発生部でもある。特に、本実施例では情報として与えられる移動経路の中から通信可能領域を検出して、それらの位置に達したか否かを位置情報から判定する。より正確には、通信可能領域の中から送信時間算出部506 にて求めた送信時間と予測移動速度から送信区間をあらかじめ判定しておく。有利には、すべての撮像データを送信完了できる送信区間を求めるとよい。1つの送信区間にて送信完了できない場合あるいは複数の宛て先がある場合は、複数の送信区間を求めておくとよい。そして、移動速度および現在地ならびに交通状態などの情報から送信開始位置か否かを判定し、また送信終了位置を判定する。
【0042】
呼制御部510 は、送信判定部508 からの判定信号に応動して携帯電話20およびモデム126 の起動およびダイヤル情報の供給ならびに回線を断とする制御信号をそれぞれ供給する信号発生部である。
【0043】
送信監視部512 は、携帯電話20の送信状態を監視して送信が良好に行なわれているか否かを検出する機能部である。送信監視部512 は、たとえば、携帯電話20にて基地局からの制御信号が受信されているか否かを検出して、通信領域を外れていないか、あるいは電波状態が良好か否かを監視し、その結果を送信判定部508 に供給する。送信状態が良好でない場合は、携帯電話20をオフフックして送信判定部508 にて送信区間を判定し直して新たに送信をやり直すなどの処置がとられる。
【0044】
図1に戻って、モデム126 は、メモリコントローラ112 を介して供給される撮像データを携帯電話20にて送信可能なデータに変調する変調回路である。モデム126 は、たとえば本実施例では、あらかじめディジタルカメラ10に搭載されている。
【0045】
携帯電話20は、モデム126 を介してデータが入力するデータ入力端子と、システムコントローラ100 に接続される制御端子とを有し、それらが上記ディジタルカメラ10に所定のケーブルあるいはアダプタなどを介して着脱自在に形成されている。有利には、パーソナルコンピュータなどの情報機器との接続の際の通信ケーブルあるいはアダプタと同様の接続形態のものであるとよい。
【0046】
カーナビゲーション装置30は、本実施例ではGPS (グローバル・ポジショニングシステム)を利用して位置を検出する。車載の装置であり、GPS の受信回路と、CD-ROMなどの地図情報を与える情報再生回路と、その結果を表示する表示装置などを含む。有利には、FM受信回路を含み、交通情報などを所定の機関から受信し、それらの情報に基づいて目的地までの所要時間および移動経路などを求めて、表示および音声などにて報知する装置である。特に、本実施例では、地図情報とともに携帯電話20の基地局のそれぞれの通信領域を表わす情報を搭載しておく。これにより、ディジタルカメラ10に接続して移動する際に、目的地までの移動経路およびその近傍の基地局の通信領域情報、ならびに移動速度および現在地あるいは交通情報などをシステムコントローラ100 に供給する。
【0047】
次に、図3および図4を参照して本実施例における撮像データ伝送システムの動作を説明すると、たとえば、図3に示すように、携帯電話20の通信圏外である地域Aにて所望の被写体像を撮影して、その帰路などの車両Dの移動中に、撮影した画像の撮像データを所望の宛て先に送信する場合を例に挙げて説明する。
【0048】
まず、撮影者は、所望の被写体を撮影地Aにて撮影すると、その際、操作メニューに従って、撮影した被写体像を送信するか否かを選択して、その送信先を入力あるいは選択する。選択結果および送信先は、それぞれメモリカード120 の管理領域に記録される。
【0049】
撮影が終了すると、撮影者は、自動車Dに戻り、ディジタルカメラ10に携帯電話20およびカーナビゲーション装置30を接続して撮像データ伝送システムをシステムアップする。カメラや各装置のメインスイッチをそれぞれオンにして、たとえば、カーナビゲーション装置30には目的地などを入力する。これにより、カーナビゲーション装置30では、GPS にて現在地を検出して、目的地までの移動経路および所要時間などを求める。
【0050】
ディジタルカメラ10では、たとえば、図4に示すように、そのステップS10 にて携帯電話20およびカーナビゲーション装置30が接続されたか否かを呼制御部510 および送信判定部508 にて確認して、それぞれ接続されていれば、ステップS12 にて送信する撮像データがあるか否かをデータ選択部502 にて判定する。判定結果、撮像データがあるとき(Yes )、ステップS14 に進む。また、撮影データがないとき(No)、スイッチをオフにする。
【0051】
次にステップS14 では、送信するデータのデータ量をデータ量算出部504 にて算出し、それぞれのデータの送信所要時間を送信時間算出部506 にて算出する。ここで、送信所望時間が算出されると、ステップS16 では、カーナビゲーション装置30から目的地までの移動経路およびその予測移動速度ならびにそれらの間の基地局の通信領域情報を送信判定部508 にて受けて、接続された携帯電話20での通信可能領域を検出する。たとえば、図3に示すように、移動経路Eの中に第1の通信可能領域Fおよび第2の通信可能領域Gが検出される。この場合、第1の通信可能領域Fは、移動経路中にトンネルHがあるので、その部分は通信可能領域から外されている。
【0052】
さらに、ステップS18 では、それぞれの通信可能領域F, Gの中から送信所要時間および移動速度を加味して、撮像データを十分に送信可能な送信区間を判定する。本実施例では、たとえば、図3に示すように、第1の送信区間Iと第2の送信区間Jをそれぞれ送信可能位置と判定しておく。
【0053】
次にステップS20 では、車両の移動が開始、または移動中において、カーナビゲーション装置30により随時位置が検出されて、その現在地および移動速度がディジタルカメラ10に供給される。これにより、ディジタルカメラ10は、ステップS22 で現在地が第1の送信区間Iに達したか否かを送信判定部508 にて判定する。送信区間Iに達していなければ(No)、ステップS20 に戻ってさらに位置情報を受ける。これを繰り返して再び、ステップS22 にて送信可能位置か否かを判定する。ステップS22 で送信区間Iに達すると(Yes )、ステップS24 に進む。
【0054】
ステップS24 では、所望の宛て先に呼接続する。この呼接続の動作は、まず、システム制御部100 のデータ選択部502 がダイヤル情報を読み出して呼制御部510 に送る。供給されたダイヤル情報を基に呼制御部510 は携帯電話20を起動して、その所望の宛て先に呼接続する。
【0055】
次にステップS26 では、データ選択部502 は、メモリコントローラ110 を介して撮像データを選択して、順次読み出したデータをモデム126 を介して携帯電話20から送信する。その間、ステップS28 にて送信監視部512 は、携帯電話20の送信状態を監視して、送信が良好に行なわれているか否かを監視する。監視結果が正常の場合(Yes )、ステップS30 に進む。また、監視結果が異常だった場合(No)、ステップS20 に戻って以後の処理を繰り返す。この場合、1つの画像当たり、撮像データの容量がほぼ50kbyte 、送信速度が 9600bpsであるとすると、その所要時間は2分程度である。
【0056】
次にステップS30 では、第1の撮像データが送信されたか否かが判定されて、その送信が終了し、かつ次の撮像データが存在するとき、送信データがまだあるとして(No)ステップS26 に戻る。このとき、次の撮像データを読み出して上記と同様に送信し、ステップS28 にて送信状態が監視される。データ送信が完了したとき(Yes )、ステップS12 に戻る。
【0057】
以降、ステップS26 ないしステップS30 が繰り返されて、その間に、ステップS28 で説明したように、たとえば、電波状態の悪化などにより通信が途切れたとすると、送信監視部512 は、送信判定部508 に異常検出の結果を送る。この結果を受けて送信判定部508 は、その送信停止の判定を呼制御部510 に供給する。呼制御部510 は、この指示により一旦、携帯電話20をオフフックとして、所定の間隔をおいた後に再発呼する。この場合、送信判定部508 は、動作の処理手順をステップS28 からステップS20 に戻す。このとき、送信判定部508 は、現在地および移動速度の情報から送信可能な位置か否かを判定し、送信可能であれば、ステップS24 にて呼制御部510 に送信開始指示を送り、ステップS26 にて同様に送信開始指示をデータ選択部502 に与える。
【0058】
これにより、呼制御部510 にて携帯電話20を起動して再発呼して、データ選択部502 にて未送信のデータを読み出し、そのデータがメモリコントローラ110 からモデム126 を介して携帯電話20から送信される。以下、上記と同様にステップS26 ないしステップS30 を繰り返して残りのデータが送信される。
【0059】
一方、たとえば、通信が途切れた時間が長く、送信可能区間Iを通過してしまう場合には、ステップS20 およびステップS22 にて送信判定部508 は次の送信可能区間Jに達したか否かを判定する。送信可能区間Jに達すると、上記と同様にステップS24 にて所望の宛て先に発呼する。所望の宛て先に呼接続されると、上記と同様にステップS26 にて残りのデータを順次読み出して送信する。ステップS30 では、所望の宛て先への送信が終了すると、ステップS12 に戻り、他の宛て先への送信データがあるか否かを判定する。
【0060】
他の宛て先への送信データがある場合は、ステップS14 ないしステップS22 が繰り返されて、現在地が送信可能区間か否かが判定される。この場合、ステップS14 ないしステップS18 は、すでに処理済であるので、それらの処理は通過してもよい。そして、ステップS20 にて現在地および移動速度の情報を受けて送信可能か否かが判定される。送信可能であれば、上記と同様にステップS24 以降が実行されて、他の宛て先への撮像データの送信が実行される。そして、送信すべきすべてのデータの送信が終了すると、携帯電話20をオフフックとして通信が終了する。
【0061】
このように本実施例における撮像データ伝送システムによれば、ディジタルカメラ10のシステムコントローラ100 に携帯電話20を制御する送信制御機能を搭載し、かつカーナビゲーション装置30を接続して、その位置情報から携帯電話20での送信可能区間を判定して、それらの送信可能区間にて撮像データを送信する構成であるので、移動中に通信圏内に入る場合、あるいは通信圏が断続的に存在する地域を移動する場合に、送信操作を行なうことなく、確実にデータを送信することができる。また、送信可能区間であっても送信状態を監視して、通信状態が悪い場合には送信を停止して、所定の間隔をおいて送信可能区間か否かをさらに判定して、送信可能であれば、通信が途切れた際の未送信のデータから順次送信するので、送信可能区間にて効率よく確実にデータを送信することができる。
【0062】
なお、上記実施例においては、データ送信の際にディジタルカメラ10に携帯電話20を接続するようにしたが、本発明においては、携帯電話と同様の無線送信回路をディジタルカメラ本体に搭載しておいてもよい。その際、撮像データのみでなく、音声あるいはテキストないし動画などのデータを入力可能として、撮像データとともに送信するようにしてもよい。上記実施例では、携帯電話20をケーブルあるいはアダプタにてディジタルカメラ10に接続したが、たとえば、赤外線通信などにて非接触に接続してもよい。同様に、ナビゲーション装置30からの位置情報を赤外線通信により、ディジタルカメラ10に転送するようにしてもよい。
【0063】
また、上記実施例では、車載のカーナビゲーション装置30をディジタルカメラ10に接続するようにしたが、本発明においては、たとえばGPS を搭載した持ち運び可能な位置検出装置を適用してもよく、また、ディジタルカメラ本体にGPS の受信回路を搭載しておいてもよい。この場合、移動範囲が市街地に限られる場合は、無線送信回路として、PHS(Personal Handy-phone System )などの携帯電話を接続あるいはその送受信回路を搭載するようにしてもよい。また、構内通信などの場合は、公衆電気通信網を介さない他の無線装置あるいはその無線回路を適用してもよい。さらに、パケット通信可能な無線送信装置あるいは無線回路であってもよく、有利には、状況に応じてパケット通信に切り替え可能な装置あるいは無線システムを適用するとよい。
【0064】
さらに、上記実施例では、基地局の通信領域の情報をナビゲーション装置30からディジタルカメラ10のシステムコントローラ100 に供給するように構成したが通信領域情報を記憶する記憶回路をディジタルカメラ10に搭載あるいは外部記憶装置を接続するようにしてもよい。この場合、情報を書き換え可能として、通信不能の区間あるいは通信状態が悪かった区間などを更新して、次回同様の経路を通過する際に適用するようにしてもよい。
【0065】
また、上記実施例ではディジタルカメラ10のシステムコントローラ100 に送信制御機能を搭載した場合を例に挙げて説明したが、本発明においては、送信制御機能を搭載していない通常のディジタルカメラあるいはその記録媒体を接続してそれらから撮像データを読み出して送信するように構成してもよい。
【0066】
たとえば、図5には本発明によるディジタルカメラの撮像データ伝送システムの他の実施例が示されている。本実施例の撮像データ伝送システムは、図5に示すように、データ読出回路300 と、無線送信回路302 と、送信制御回路304 と、位置検出回路306 と、通信エリア記憶回路308 とが、たとえば、持ち運び可能な筐体に搭載されて、その外面に表示モニタ310 および操作部312 が配設された携帯型の装置であり、ディジタルカメラあるいはその記録媒体が装着されて、その記録された撮像データを送信するデータ伝送システムである。
【0067】
データ読出回路300 は、ディジタルカメラがケーブルあるいはアダプタなどを介して接続されて、ディジタルカメラの内蔵メモリまたは記録媒体に記録された撮像データを読み出す回路である。有利には、このシステムにディジタルカメラから着脱されたメモリカードなどの記録媒体が装着される装着端子を含むとよい。読み出された撮像データは無線送信回路302 から所望の宛て先に送信される。
【0068】
無線送信回路302 は、上記実施例と同様に、所定の基地局を介して公衆電気通信網に接続する携帯電話あるいはPHS などの送受信回路が有利に適用されて、本実施例ではデータを電話回線の信号に変調するモデムを含む。より有利には、パケット通信の際にデータをパケット化するパケット化回路などを含み、通常のデータ通信およびパケット通信を状況に応じて切り替える切替回路を含むとよい。この無線送信回路302 は、データ読出回路300 とともに送信制御回路304 にて制御される。
【0069】
送信制御回路304 は、上記実施例のディジタルカメラ10のシステムコントローラ100 と同様の送信制御機能を有している。送信制御回路304 は、本実施例では現在地および目的地から移動経路を予測して、その移動経路中の送信可能な位置を判定して無線送信回路302 にデータを送信させる主制御回路である。たとえば、図3に示すシステムコントローラ100 の撮像制御部500 を除く各機能部502 〜512 に、現在地および目的地から地図情報を検索して移動経路を予測するナビゲーション装置の機能を搭載した制御回路である。この送信制御回路304 には、位置検出回路306 から現在地および地図情報が供給され、かつ通信エリア記憶回路308 から基地局の通信領域の情報が供給される。
【0070】
位置検出回路306 は、複数の人工衛星(たとえば、ナブスター)から位置情報を受信する受信回路およびその受信結果から現在地の位置座標を求めて地図情報に当てはめて報知するグローバル・ポジショニングシステムの検出回路である。その結果は、送信制御回路304 を介して表示モニタ310 に表示される。
【0071】
通信エリア記憶回路308 は、無線送信回路302 にて通信しようとする基地局のそれぞれの通信領域を地図情報として記憶する記憶回路である。通信エリア記憶回路308 には、書き換え可能な記憶素子あるいは記録媒体にて供給されるとよい。その情報は、送信制御回路304 にて移動経路を検出する際に、位置情報とともに表示モニタ310 に表示される。
【0072】
表示モニタ310 は、液晶ディスプレイなどの表示装置であり、本実施例では操作メニュー、送信しようとする画像の選択画面、移動経路の探索画面あるいは現在地付近などの地図情報が表示される。操作部312 は、各表示画面に応じた選択ボタン、スクロールボタンおよび送信スイッチなどの操作ボタン類を含む。
【0073】
以上のような構成において、まず、所望の被写体像を撮影したディジタルカメラを本実施例の伝送装置に所定のケーブルにて接続あるいはカメラから取り出した記憶媒体を装着端子に装着すると、データ読出回路300 は、記録された画像を順次読み出して、送信制御回路304 を介して表示モニタ310 に表示する。有利には、圧縮されたデータにて表わされるサムネイル画像を表示して、記録された全画像を表わすインデックスを表示するとよい。たとえば、インデックス画像が表示されると、操作者はその中から送信しようとする画像を順次、操作ボタンを操作して選択する。
【0074】
送信しようとする画像が選択されると、それらを送信しようとする宛て先を入力あるいは画面選択により選択する。宛て先の番号が入力されると、送信制御回路304 は、上記実施例と同様にそれらのデータ量を算出して、送信所要時間を順次算出する。
【0075】
次いで、たとえば表示画面には目的地の入力を指示する画面が表示され、これに従って目的地を入力すると、送信制御回路304 は、位置検出装置306 から現在地と地図情報を読み出し、目的地入力に基づいてその移動経路を予測する。次いで、送信制御回路304 は、通信エリア記憶回路308 からその移動経路付近をカバーする基地局の通信領域情報を読み出して、予測した移動経路と通信領域情報を表示モニタ310 に表示し、上記実施例と同様にその中から送信可能区間を判定する。
【0076】
これにより、送信準備が完了し、移動が開始されると、上記実施例と同様に、位置検出回路306 によるGPS 受信が実行されて、順次、現在地および有利にはその移動速度が送信制御回路304 に供給され、送信可能区間に達したか否かが判定される。次いで、上記実施例と同様に、送信可能区間に達すると、無線送信回路302 が起動されて、所望の宛て先に呼接続され、さらにデータ読出回路300 を介してディジタルカメラから、または記録媒体から順次、撮像データが読み出されて送信される。
【0077】
以下、上記実施例と同様に、送信中にその送信状態を監視しつつ、異常があれば、送信を一時停止して、さらに送信可能区間であるか否かを判定して、送信可能であれば、再発呼してデータ送信を継続する。そして、送信可能区間を通過する場合は、送信を停止して、次の送信可能区間まで、その位置に達したか否かを判定する。次の送信可能区間に達すると、再び無線送信回路302 が起動されて所望の宛て先に発呼され、データ読出回路300 からの撮像データが送信される。
【0078】
このように本実施例の撮像データ伝送システムによれば、送信制御機能が搭載されていない通常のディジタルカメラにて撮像した撮像データを少なくとも移動中に送信することができる。この場合、本実施例のデータ伝送装置を携帯型に形成したので、カーナビゲーション装置が搭載されていない車両あるいはバスや電車などの乗り物で移動する場合にも適用することができる。さらに、本実施例では、無線送信回路300 にて通信する基地局の通信領域を表わす情報を記憶する記憶回路308 を書き換え自在なものにして、通信状態が悪かった区域などの情報を更新しておくことにより、次回同様の経路を通過した際などに有利に適用することができる。
【0079】
なお、本実施例では、無線送信回路302 および位置検出回路306 を装置に一体に搭載したが、上記実施例と同様に携帯電話などの無線通信装置あるいはGPS を搭載した装置を後に接続するように構成しておいてもよい。また、撮像データのみでなく、音声あるいはテキストデータさらに動画データなどを入力して送信するようにしてもよい。
【0080】
さらに、上記各実施例では、送信位置を判定してデータを送信するようにしたが、たとえば、夜間など通信料金が安くなる場合には、その時刻などを設定しておいて、その時刻以降に通過する送信可能位置を判定してデータを送信するようにしてもよい。
【0081】
【発明の効果】
本発明によるディジタルカメラの撮像データ伝送システムによれば、ディジタルカメラに記録された撮像データを伝送する際に、位置検出手段からの位置情報に基づいて、その移動経路から送信可能位置を判定して撮像データを送信するので、移動中に通信圏に入る場合、あるいは移動中に通信圏が途切れる場合などにも、移動の際にあらかじめシステムをセットしておくことにより、確実かつ有効に所望の撮像データを読み出して送信することができる。少なくとも車両などの移動中に適切な場所をドライバが探したり、ドライバが操作することなく、運転時におけるユーザの安全も確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるディジタルカメラの撮像データ伝送システムの一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1の実施例に適用されるディジタルカメラのシステムコントローラの機能構成例を示す機能ブロック図である。
【図3】図1の実施例の撮像データ伝送システムにおける動作を説明するための模式図である。
【図4】図1の実施例の撮像データ伝送システムの動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】本発明によるディジタルカメラの撮像データ伝送システムの他の実施例を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 ディジタルカメラ
20 携帯電話
30 カーナビゲーション装置
100 システムコントローラ
112 メモリコントローラ
120 メモリカード
300 データ読出回路
302 無線送信回路
304 送信制御回路
306 位置検出回路
308 通信エリア記憶回路

Claims (15)

  1. 撮影した被写体像を表わす撮像データを所定の無線回線を介して所望の宛て先に送信するディジタルカメラの撮像データ伝送システムであって、該システムは、
    前記ディジタルカメラにて撮像されて記録された送信しようとする所望の被写体像を表わす撮像データを読み出すデータ読出手段と、
    該データ読出手段にて読み出された撮像データを送信可能なデータに変換して所定の無線回線にて所望の宛て先に送信する無線送信手段と、
    該無線送信手段にて前記データを送信する際に、その現在地および移動経路を検出する位置検出手段と、
    前記データ読出手段および前記無線送信手段を制御して、所望の撮像データを前記所望の宛て先に送信させる送信制御手段とを含み、
    前記送信制御手段では、前記位置検出手段にて検出した現在地および移動経路ならびに前記無線送信手段で変換された撮像データの量に基づくこれらの情報を用いて前記無線送信手段から前記所望の宛て先に前記撮像データが完全に送信可能か否かを判定して、その判定結果に基づいて送信可能な位置から、少なくとも移動中に前記無線送信手段から前記撮像データを送信させる制御が行われ
    前記無線送信手段は、所定の基地局を介して公衆電気通信網に接続する自動車電話または携帯電話を含み、
    該システムは、前記基地局の通信領域を表わす情報を記憶する通信エリア記憶手段を有し、該通信エリア記憶手段からの情報に前記位置検出手段からの位置情報を照らして前記無線送信手段にて送信可能な領域か否かを前記送信制御手段にて判定して、前記所望の撮像データを送信させ、
    前記通信エリア記憶手段の情報は、任意に書換え可能に形成され、
    該システムは、前記通信エリア記憶手段の情報が通信の結果、送信不能の領域を検出した際にその領域の情報を書き換えて、次回の送信に利用することを特徴とするディジタルカメラの撮像データ伝送システム。
  2. 請求項1に記載のシステムにおいて、前記位置検出手段には、複数の発振源からそれぞれ供給される信号を受信し、該受信した信号に基づいて該受信位置を測定する測位手段が用いられ、
    前記送信制御手段では、前記測位手段からの位置情報に基づいて前記無線送信手段からの送信可能な位置の判定が行われて、該判定に応じて前記無線送信手段から前記所望の撮像データが送信されることを特徴とするディジタルカメラの撮像データ伝送システム。
  3. 請求項2に記載のシステムにおいて、前記送信制御手段は、前記位置検出手段から現在地および移動経路の位置情報とともに、移動体の速度情報および渋滞状態などの交通情報を得て、送信しようとする撮像データを連続して送信できる移動経路中の区間を送信可能位置として判定することを特徴とするディジタルカメラの撮像データ伝送システム。
  4. 請求項1に記載のシステムにおいて、前記送信制御手段および前記データ読出手段は、前記位置検出手段および前記無線送信手段の動作を制御するとともに、前記撮像データに対する信号処理も制御するシステム制御手段ならびに前記ディジタルカメラに搭載された記録媒体とのデータの入出力を制御する情報入出力制御手段をそれぞれに含み、
    前記ディジタルカメラのメモリあるいはカメラを介してその記録媒体から読み出した撮像データが前記システム制御手段および前記情報入出力制御手段の制御により送信されることを特徴とするディジタルカメラの撮像データ伝送システム。
  5. 請求項1に記載のシステムにおいて、該システムは、前記ディジタルカメラにて撮像データが記録された記録媒体を装着する装着端子を含み、該装着端子に装着された記録媒体から所望の撮像データを読み出して送信することを特徴とするディジタルカメラの撮像データ伝送システム。
  6. 請求項1ないし請求項のいずれか一項に記載のシステムにおいて、前記送信制御手段は、送信しようとする撮像データを選択するデータ選択手段と、
    選択された撮像データのデータ量を算出するデータ量算出手段と、
    そのデータ量の送信時間を算出する送信時間算出手段と、
    該送信時間にて送信可能な移動経路中の位置を判定する判定手段と、
    その判定結果に基づいて前記無線送信手段の通信開始および切断を制御する制御手段とを含むことを特徴とするディジタルカメラの撮像データ伝送システム。
  7. 請求項に記載のシステムにおいて、前記判定手段は、送信しようとする撮像データのすべてを送信可能な位置を移動経路から判定することを特徴とするディジタルカメラの撮像データ伝送システム。
  8. 請求項に記載のシステムにおいて、前記判定手段は、前記撮像データを複数回に分割して送信可能な複数の位置を判定することを特徴とするディジタルカメラの撮像データ伝送システム。
  9. 請求項に記載のシステムにおいて、送信しようとする複数の撮像データは複数の宛て先を含み、
    前記データ選択手段は、それぞれの宛て先毎の撮像データを選択し、
    前記データ量算出手段は、それぞれの宛て先毎のデータ量を算出し、
    前記送信時間算出手段は、それぞれ送信時間を算出し、
    前記判定手段は、それぞれの送信時間に応じた送信可能な位置を判定することを特徴とするディジタルカメラの撮像データ伝送システム。
  10. 請求項に記載のシステムにおいて、該システムは、撮像データを送信する時刻をあらかじめまたは任意に指定する機能を有し、
    前記判定手段は、指定された時刻にて送信可能な移動経路中の位置を判定することを特徴とするディジタルカメラの撮像データ伝送システム。
  11. 請求項に記載のシステムにおいて、前記送信制御手段は、前記無線送信手段の送信状態を監視する送信監視手段を含み、
    該送信監視手段の監視結果にて送信が途切れた場合に撮像データの未送信部分を検出して、さらに送信可能位置にて未送信部分から再送信することを特徴とするディジタルカメラの撮像データ伝送システム。
  12. 請求項1ないし請求項11のいずれか一項に記載のシステムにおいて、該システムは、音声メッセージまたはテキストデータあるいは動画データを入力して、撮像データとともに送信することを特徴とするディジタルカメラの撮像データ伝送システム。
  13. 請求項1ないし請求項11のいずれか一項に記載の撮像データ伝送システムにおいて、前記無線送信手段は、連続的にデータを送信するデータ通信とパケット毎に送信するパケット通信とを含み、
    前記送信制御手段は、データ通信とパケット通信とを任意に選択することを特徴とするディジタルカメラの撮像データ伝送システム。
  14. 撮影した被写体像を表わす撮像データを所定の無線回線を介して所望の宛て先に送信するディジタルカメラの撮像データ伝送システムであって、該システムは、
    前記ディジタルカメラにて撮像されて記録された送信しようとする所望の被写体像を表わす撮像データを読み出すデータ読出手段と、
    該データ読出手段にて読み出された撮像データを送信可能なデータに変換して所定の無線回線にて所望の宛て先に送信する無線送信手段と、
    該無線送信手段にて前記データを送信する際に、その現在地および移動経路を検出する位置検出手段と、
    前記データ読出手段および前記無線送信手段を制御して、所望の撮像データを前記所望の宛て先に送信させる送信制御手段とを含み、
    前記送信制御手段では、前記位置検出手段にて検出した現在地および移動経路ならびに前記無線送信手段で変換された撮像データの量に基づくこれらの情報を用いて前記無線送信手段から前記所望の宛て先に前記撮像データが完全に送信可能か否かを判定して、その判定結果に基づいて送信可能な位置から、少なくとも移動中に前記無線送信手段から前記撮像データを送信させる制御が行われ
    前記送信制御手段は、さらに、送信しようとする撮像データを選択するデータ選択手段と、選択された撮像データのデータ量を算出するデータ量算出手段と、
    そのデータ量の送信時間を算出する送信時間算出手段と、
    該送信時間にて送信可能な移動経路中の位置を判定する判定手段と
    その判定結果に基づいて前記無線送信手段の通信開始および切断を制御する制御手段とを含み、
    前記判定手段は、前記撮像データを複数回に分割して送信可能な複数の位置を判定することを特徴とするディジタルカメラの撮像データ伝送システム。
  15. 撮影した被写体像を表わす撮像データを所定の無線回線を介して所望の宛て先に送信するディジタルカメラの撮像データ伝送システムであって、該システムは、
    前記ディジタルカメラにて撮像されて記録された送信しようとする所望の被写体像を表わす撮像データを読み出すデータ読出手段と、
    該データ読出手段にて読み出された撮像データを送信可能なデータに変換して所定の無線回線にて所望の宛て先に送信する無線送信手段と、
    該無線送信手段にて前記データを送信する際に、その現在地および移動経路を検出する位置検出手段と、
    前記データ読出手段および前記無線送信手段を制御して、所望の撮像データを前記所望の宛て先に送信させる送信制御手段とを含み、
    前記送信制御手段では、前記位置検出手段にて検出した現在地および移動経路ならびに前記無線送信手段で変換された撮像データの量に基づくこれらの情報を用いて前記無線送信手段から前記所望の宛て先に前記撮像データが完全に送信可能か否かを判定して、その判定結果に基づいて送信可能な位置から、少なくとも移動中に前記無線送信手段から前記撮像データを送信させる制御が行われ
    前記送信制御手段は、さらに、送信しようとする撮像データを選択するデータ選択手段と、選択された撮像データのデータ量を算出するデータ量算出手段と、
    そのデータ量の送信時間を算出する送信時間算出手段と、
    該送信時間にて送信可能な移動経路中の位置を判定する判定手段と
    その判定結果に基づいて前記無線送信手段の通信開始および切断を制御する制御手段とを含み、
    該システムは、撮像データを送信する時刻をあらかじめまたは任意に指定する機能を有し、
    前記判定手段は、指定された時刻にて送信可能な移動経路中の位置を判定することを特徴とするディジタルカメラの撮像データ伝送システム。
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