JP2005150941A - 情報提供システム及び方法 - Google Patents

Abstract

【課題】 煩雑な操作を行うことなく、地域情報を取得する。
【解決手段】 情報提供システム１０は、携帯電話１１と情報提供サーバ１２とからなる。情報提供サーバ１２は、携帯電話１１から送られる撮影画像データ及び位置情報を受信すると、位置情報に基づいて地図ＤＢ２２から、電話本体の現在地を検出する。情報抽出部１６は、この現在地に基づいて、地域情報及びイベント情報の各ＤＢ２４，２５から、地域情報データを抽出する。アプリケーション生成部２０は、地域情報データと撮影画像データとを携帯電話１１で再生表示するためのアプリケーションを生成する。このアプリケーションが所定のメンバーに送信され、各携帯電話１１にダウンロードされる。アプリケーションを携帯電話１１で実行すると、アプリケーション画面として地域情報データ付き撮影画像データが表示される。
【選択図】 図１

Description

本発明は、位置情報を利用して端末に情報を提供する情報提供システム及び方法に関するものである。

近年、携帯電話は、その情報処理能力が向上し、インターネット接続機能や撮影機能を備えたものが普及している。また、ＧＰＳ（Global Positioning System ）などによる位置情報取得機能を設け、電話本体の所在地に関連する情報を取得できるようにしたものもある。

この位置情報取得機能を利用した情報提供サービスとして、特許文献１のように、携帯電話から受信した経度及び緯度の情報に基づいて、ユーザー（電話本体）の現在所在地とその周辺の地図を検索するサービスがある。このサービスでは、検索した地図と、その地図が示す地域に関連する情報とを対応付けてデータベースに登録する。地域に関連する情報は、文字（地名、地域の説明）や画像（地域での撮影画像）などの地域情報であり、ユーザー自らが携帯電話から入力する。これら地図及び地域情報が登録されると、データベースが更新されたことを通知する電子メールを、ユーザが指定するグループのメンバーに対して配信する。

特開２００３−２３３５５５号公報

しかしながら、上記特許文献１記載の情報提供サービスでは、ユーザーが自ら情報を入力してサーバーへ送信しているため、データ登録に手間がかかり、使い勝手が悪いという問題がある。

本発明は、上記問題を鑑みてなされたものであり、煩雑な操作を行うことなく、地域情報を取得することができる情報提供システム及び方法を提供することを目的とする。

本発明は、撮影画像データを出力する撮像手段と、現在位置情報を取得する位置情報取得手段とを備えた端末に用いられ、この端末から送られる現在位置情報から端末が所在する地域を特定し、この地域に関連する情報を地域情報データとして抽出する。そして、抽出された地域情報データと、前記撮影画像データとを前記端末で再生表示するためのアプリケーションを生成し、このアプリケーションを予め設定されたメンバーに送信することを特徴とする。

また、予め設定されたメンバーに対して、前記アプリケーションを送信する代わりに、前記アプリケーションを前記各端末毎にダウンロードするためのＵＲＬを生成し、このＵＲＬを通知することも可能である。

また、前記地域情報データの抽出では、前記アプリケーションで再生する地域情報データのキーワードを定めたテンプレートをランダムに選択し、前記テンプレートで設定されたキーワードに対応する地域情報データを抽出するようにしても良い。さらに、前記撮影画像データ及び位置情報を取得した日時に基づいて抽出しても良い。

本発明は、端末から送信された位置情報に基づいて、地域情報データを抽出し、前記端末からの撮影画像データとともに再生表示するためのアプリケーションを生成し、これをユーザーを含む所定のメンバー各々に送信するから、自ら情報を入力するといった煩雑な操作を行うことなく、地域情報データを取得できるとともに、この地域情報データを予め設定されたメンバーに対して配布することができる。

図１に示す情報提供システム１０は、携帯端末として用いられる携帯電話１１と、情報提供サーバー１２とからなる。各携帯電話１１と情報提供サーバー１２とは、移動体通信網やインターネットなどの通信ネットワーク１３を介してデータ通信可能に接続される。

図２に示すように、携帯電話１１は、コントローラ２８、操作部３０、通話／通信部３１、マイク３２、スピーカ３３、表示パネル３４、撮像部３５、位置情報取得部３６からなる。コントローラ２８は、操作部３０からの操作指示に従って携帯電話１１の各部を制御する。通話／通信部３１は、マイク３２から入力された音声をアンテナ３１ａから送信する電波に変換したり、アンテナ３１ａが受信した電波を変換してスピーカ３３から音声を出力したりする通話制御を行う。また、通話／通信部３１は、画像やＧＰＳ情報などの各種データの送受信を制御する。

撮像部３５は、操作部３０からの撮影指示を受けて、表示パネル３４に映し出される被写体像を撮像する。被写体像は、携帯電話１１本体に設けられた撮影レンズを通してＣＣＤ面に結合し、このＣＣＤに撮像信号として取り込まれる。この後、撮像信号はデジタル変換され、デジタル化した撮影画像データがコントローラ２８に送られる。

位置情報取得手段である位置情報取得部３６は、内蔵されたＧＰＳアンテナ３６ａによって複数のＧＰＳ衛星１４と交信し、経度及び緯度などのＧＰＳ情報を受信する。受信したＧＰＳ情報は、コントローラ２８に送られる。

コントローラ２８には、メモリ２９が設けられている。メモリ２９には、各種設定情報の他に、撮像部３５からの撮影画像データ、及び位置情報取得部３６からのＧＰＳ情報が記憶される。ユーザーは、これら撮影画像データ及びＧＰＳ情報をメモリ２９から読み出して観賞用や所在地確認用に使用したり、通信ネットワーク１３を介して情報提供サーバ１２や他の端末に送信したりする。

本発明では、ＧＰＳ情報を通信ネットワーク１３を介して情報提供サーバ１２に送信するだけで、予め設定されたグループのメンバー（ユーザーを含む）に対して地域情報を提供する。本実施形態では、情報提供サーバ１２は、撮影画像データと、ＧＰＳ情報に基づいて抽出される地域情報データとを対応付けてＤＢ（データベース）に登録する情報管理サービスと、地域情報データを撮影画像データとともに予め設定されたグループのメンバーに対して配信する情報配信サービスとからなる情報提供サービスを提供する。

情報提供サーバー１２には、システムコントローラ１５、情報抽出部１６、データ登録部１７、ＵＲＬ生成部１８、ＵＲＬ配信部１９、アプリケーション生成部２０、通信インターフェース２１及び各種ＤＢ２２〜２７が設けられている。システムコントローラ１５は、情報提供サーバー１２の各部を制御する。通信インターフェース２１は、ユーザーＡが携帯電話１１から送信する撮影画像データ及びＧＰＳ情報を受信するとともに、電子メールを利用して、後述するアプリケーションをダウンロードするためのＵＲＬを、配信先のグループに属するメンバーＢ，Ｃ及びユーザーＡに送信する。

各種ＤＢは、地図ＤＢ２２、テンプレートＤＢ２３、地域情報ＤＢ２４、イベント情報ＤＢ２５、情報管理ＤＢ２６及びグループ管理ＤＢ２７からなる。地図ＤＢ２２は、携帯電話１１からのＧＰＳ情報に対応する所在地（例えば、市区町村）を検出する。検出された所在地は、現在地情報としてシステムコントローラ１５に送られる。

図３に示すように、テンプレートＤＢ２３には、複数のテンプレートと、各テンプレート毎に定められた複数のキーワードとが記憶されている。各テンプレートは、キーワードに対応した画像の表示態様（点滅表示、流動表示など）を記述したコードを有している。さらに、各テンプレートは、フレーム画像や装飾画像のデータファイルを備えていても良い。キーワードとしては、「地名」、「名所」、「天気」、「イベント」などを定めることができる。

地域情報ＤＢ２４及びイベント情報ＤＢ２５には、各地の地域情報データが記憶されている。図４（Ａ）に示すように、地域情報ＤＢ２４には、各地の市区町村に関連するあらゆるジャンルの画像データファイル（画像ファイル）が、対応する市区町村のフォルダ内に記憶されている。各フォルダ内の画像ファイルは、上述のキーワードによってインデックス化されており、キーワードに対応する画像ファイルを読み出すことができる。図４（Ｂ）に示すように、イベント情報ＤＢ２５は、各地の各市区町村で催されるイベントの実施日、及びイベントを示す画像ファイルが、各市区町村のフォルダ内に記憶されている。なお、各ＤＢ２２〜２５は、一定期間毎にデータの更新がなされる。

情報抽出部１６は、ユーザーＡの現在地情報に基づいて、地域に関連する情報、すなわち地域情報データを抽出する。まず、テンプレートＤＢ２３からランダムに１つのテンプレートを選択する。次に、現在地情報に基づいて、地域情報ＤＢ２４から、該当する市区町村のフォルダを特定する。そして、特定したフォルダ内から、テンプレートに属するキーワードに対応する画像ファイルを抽出する。

テンプレートに属するキーワードに「イベント」がある場合には、現在地情報に基づいて、イベント情報ＤＢ２４から、該当する市区町村のフォルダを特定する。そして、特定したフォルダ内から、撮影画像及びＧＰＳ情報を取得した日時情報に基づいて、実施日が最も近いイベントの画像ファイルを抽出する。

データ登録部１７は、各地で撮像された撮影画像データに対する地域情報データを構築する。データ登録部１７は、撮影画像データ、テンプレート、及び、地域情報及びイベント情報の各ＤＢ２４，２５から抽出された複数の画像ファイル（地域情報データ）を対応付けて情報管理ＤＢ２６に登録する。情報管理ＤＢ２６内に記憶された各データは、所定のグループのメンバーによってダウンロード可能である。

ＵＲＬ生成部１８は、情報管理ＤＢ２６内の各データを１つの画面に再生表示するアプリケーションをダウンロードするためのＵＲＬ（Uniform Resource Locator）を生成し、ＵＲＬ配信部１９に送る。ＵＲＬ配信部１９は、このＵＲＬを本文に記載したメールを、例えば、ユーザーＡと、ユーザーＡが属するグループに所属するメンバーＢ，Ｃとに送信する。各メンバーのメールアドレスは、予めグループ管理ＤＢ２７に記録されている。

グループ管理ＤＢ２７は、各グループのメンバーリストを管理する。例えば、ユーザーＡがメンバーＢ，Ｃに情報を配信するためには、ユーザーＡが属するグループのメンバーリストにメンバーＢ，Ｃを登録しておく必要がある。メンバー登録は、グループ管理ＤＢ２６に対して、携帯電話１１から各メンバーＢ，ＣのユーザＩＤを入力することでなされる。本実施形態では、ユーザＩＤとしてメールアドレスを使用する。

アプリケーション生成部２０は、情報管理ＤＢ２６内のテンプレート及び画像ファイルを読み出し、ＵＲＬにアクセスする携帯電話毎に、携帯電話用プログラムであるアプリケーションを生成する。このアプリケーションは、例えばＪａｖａ（登録商標）で書かれており、携帯電話１１に内蔵されるＪａｖａ（登録商標）仮想計算機環境下で実行可能である。

図５は、携帯電話１１でアプリケーションが再生され、表示パネル３４に表示されるアプリケーション画面４０を示す。アプリケーション画面４０は、フレーム画像を表示するテンプレート４１に従って示される。このアプリケーション画面４０では、撮影画像４２が背景に配置され、地域情報である地名、特産品、イベントの各画像４３〜４５が所定の位置に配置されている。各画像４３〜４５は、時間毎に点滅したり、流動したりして段階的に変化する。

アプリケーションは、ＵＲＬにアクセスした携帯電話１１毎にダウンロードされる。ダウンロードしたアプリケーションが実行されると、携帯電話１１の表示パネル３４にアプリケーション画面４０が再生される。

以下、上記構成による作用について、図６のフローチャートを参照しながら説明する。例えば、観光地にいるユーザーＡがその地域の情報を知りたいときには、携帯電話１１の撮影部３５によって観光地あるいはその周辺で撮影を行った後、位置情報取得部３６によってＧＰＳ情報を取得する。ユーザーＡは、取得した撮影画像及びＧＰＳ情報を情報提供サーバー１２に送信する。

情報提供サーバー１２は、携帯電話１１から撮影画像及びＧＰＳ情報を受信すると、まず、ＧＰＳ情報に基づいて所在地を検出する。このときに検出された現在地を「○県△市Ａ町」とする。次に、テンプレートＤＢ２３からランダムに１つのテンプレートを選択する。このとき、「テンプレートＡ」を選択したとする。情報抽出部１６は、地域情報及びイベント情報の各ＤＢ２４，２５から、現在地「○県△市Ａ町」、日付情報「５月３０日」、及び３つのキーワード「地名」、「特産品」、「イベント」に基づいて、地域情報データを抽出する。抽出された地域情報データを”０１２３．ｊｐｇ”（地名）、”××ｒｉｎｇｏ．ｊｐｇ”（特産品）、”０１２３ｅ−ｆｉｒｅｆｌｙ．ｊｐｇ”（イベント）の３つの画像ファイルとする。

地域情報データとしての３つの画像ファイルを抽出すると、これら画像ファイル、撮影画像データ及びテンプレートデータを対応付けて情報管理ＤＢ２６に登録する。この後、登録された各データを再生表示するアプリケーションをダウンロードするためのＵＲＬを生成し、このＵＲＬを記載した電子メールを、所定のグループに属するユーザーＡ及びメンバーＢ，Ｃに対して送信する。

電子メールを受信したユーザーＡ及びメンバーＢ，Ｃは、各々の携帯電話１１からＵＲＬにアクセスする。情報提供サーバ１２は、ＵＲＬにアクセスした携帯電話１１毎に、アプリケーションを生成して、これを返信する。返信されたアプリケーションは、各携帯電話１１にダウンロードされ、各携帯電話１１で実行される。これにより、表示パネル３４にアプリケーション画面４０が表示され、地域情報付きの撮影画像が提供される。

上記実施形態では、アプリケーションダウンロード用のＵＲＬを生成し、これにアクセスすることでアプリケーション画面４０を再生表示したが、アプリケーションを携帯電話１１に直接に送信しても良い。

上記実施形態では、地域情報データは、単なる画像データであるが、画像にリンクを貼り、さらに詳しい情報を提供するサイトに導くようにしても良い。また、地域情報データとして画像ファイルを用いたが、これに限定されず、文字、動画あるいは音楽であっても良い。

上記実施形態では、全てのＤＢ２２〜２７を同一の情報提供サーバ１２に設けたが、これを異なる複数のサーバに設け、ネットワークを介してデータの送受信を行うようにしても良い。

上記実施形態では、端末装置として携帯電話を例に説明したが、携帯電話以外にも、撮像機能及び位置情報取得機能を備えたＰＤＡ（Personal Digital Assistant）端末などの携帯端末に適用しても良い。

情報提供システムの説明図である。 携帯電話の電気構成を示すブロック図である。 テンプレートＤＢの説明図である。 地域情報及びイベント情報の各ＤＢの説明図である。 再生表示されたアプリケーションの内容を示す説明図である。 アプリケーションを再生するまでの手順を示すフローチャートである。

符号の説明

１０ 情報提供システム
１１ 携帯電話
１２ 情報提供サーバー
１６ 情報抽出部
１８ ＵＲＬ生成部
１９ ＵＲＬ配信部
２０ アプリケーション生成部
２２ 地図ＤＢ
２３ テンプレートＤＢ
２４ 地域情報ＤＢ
２５ イベント情報ＤＢ
２６ 情報管理ＤＢ
３５ 撮像部
３６ 位置情報取得部
４０ アプリケーション画像

Claims (5)

1. 被写体を撮像して撮影画像データを出力する撮影手段と、現在位置情報を取得する位置情報取得手段とを備えた端末と、
   前記現在位置情報より、前記端末が所在する地域を特定する所在地検出部と、
   前記端末が所在する地域に関連する情報を地域情報データとして抽出する地域情報抽出部と、
   前記地域情報データと前記撮影画像データとを前記端末で再生表示するためのプログラムをアプリケーションとして生成するアプリケーション生成部と、
   前記アプリケーションを予め設定されたメンバーに送信するアプリケーション送信部とを設けたことを特徴とする情報提供システム。
2. 前記アプリケーションを前記各端末毎にダウンロードするためのＵＲＬを生成するＵＲＬ生成部と、前記ＵＲＬを予め設定されたメンバーに通知するＵＲＬ配信部とを設けることを特徴とする請求項１記載の情報提供システム。
3. 前記アプリケーションで再生する地域情報データのキーワードを定めたテンプレートをランダムに選択するテンプレート選択部を備え、前記地域情報抽出部は、前記テンプレートで設定されたキーワードに対応する地域情報データを抽出することを特徴とする請求項１または２記載の情報提供システム。
4. 前記地域情報抽出部は、前記撮影画像データ及び位置情報を取得した日時に基づいて、前記地域情報データを抽出することを特徴とする請求項１ないし３いずれか一つ記載の情報提供システム。
5. 被写体を撮像して撮影画像データを出力する撮影手段と、現在位置情報を取得する位置情報取得手段とを備えた端末に対して情報の提供が可能であり、
   前記現在位置情報より、前記端末が所在する地域を特定する所在地検出手段と、
   前記端末が所在する地域に関連する情報を地域情報データとして抽出する地域情報抽出手段と、
   前記地域情報データと前記撮影画像データとを前記端末で再生表示するためのプログラムをアプリケーションとして生成するアプリケーション生成手段と、
   前記アプリケーションを予め設定されたメンバーに送信するアプリケーション送信手段とを設けたことを特徴とする情報提供方法。

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