JP3357851B2 - モータの起動制御回路 - Google Patents

モータの起動制御回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はモータの起動制御回
路に係り、特に、インバータモータのように比較的高い
駆動電圧で回転駆動するモータの起動を制御する起動制
御回路の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般のモータ、例えばブラシレスモータ
Mは、図5に示すように、概略的に比較部1、駆動部3
および速度検出部5からなる回転制御部7によって回転
制御される。
【0003】すなわち、駆動部3でモータMの駆動コイ
ルへモータドライブ電流を流してロータを回転させ、速
度検出部5で検出したモータMの回転速度(回転数)と
外部から設定した回転制御信号(サーボ信号)Vsとを
比較部1で比較し、この比較部1からの偏差が小さくな
るようにその駆動部3でモータMを回転制御し、所望の
回転速度を得ている。駆動コイルおよびロータの図示は
省略した。
【0004】そして、インバータモータのように比較的
高い駆動電圧(例えば140V〜150V)で回転駆動
される大出力モータMでは、この特性又は安全等の観点
から、比較的ゆっくり起動させる必要があり、図5に示
すように、起動制御回路9を介して回転制御信号Vsを
回転制御部7の比較部1へ印加する構成が知られてい
る。
【0005】この起動制御回路9は、電源Vccをトラ
ンジスタQ1のエミッタに接続するとともに接地間に抵
抗R1、R2および起動スイッチSWからなる直列回路
を接続し、抵抗R1、R2の接続点をトランジスタQ1
のベースに接続し、トランジスタQ1のコレクタを負荷
抵抗R3を介して接地する一方、コレクタに一端を接続
した抵抗R4とこの他端と接地間に接続したコンデンサ
C1からなるRC時定数回路11を介してトランジスタ
Q1のコレクタを回転制御部7に接続した構成を有して
いる。符号P1は出力端である。
【0006】一般に、モータMを回転駆動するために回
転制御部7へ供給される電源Vと起動制御回路9へ供給
される電源Vccは、図示しない電源回路から別系統で
形成供給されており、やはり図示しないメインスイッチ
等によって起動・停止されるが、上述した起動スイッチ
SWはメインスイッチの一部又はこれに連動するスイッ
チである。
【0007】そして、この起動制御回路9では、起動ス
イッチSWをオフ(停止)状態にすると、トランジスタ
Q1のベース電位が高レベルとなってトランジスタQ1
がオフ状態となり、時定数回路11から回転制御信号V
sが出力されない。
【0008】他方、起動スイッチSWをオン(起動)操
作すると、ベース電位が低下してトランジスタQ1がオ
ン状態となって負荷抵抗R3の両端には所定の電圧が発
生するが、時定数回路11の出力端P1の回転制御信号
Vsは、図6のように過渡的に上昇し、すぐには負荷抵
抗R3と同電位まで上昇しない。
【0009】そのため、オン(起動)操作によって直ち
に電源Vが供給された回転制御部7へ、起動スイッチS
Wの動作に基づきゆっくり立上がる回転制御信号Vsが
加えられ、モータMが比較的ゆっくり起動される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た起動制御回路9においてモータMを停止させる場合、
起動スイッチSWをオフ(停止)操作してトランジスタ
Q1がオフ状態となっても、RC時定数回路11の出力
端の回転制御信号Vsは、コンデンサC1からの放電に
よってすぐに低下せず、図6のように比較的ゆっくり立
ち下がることになる。その結果、回転制御部7の駆動部
3を形成するIC回路等が破損するおそれがある。
【0011】すなわち、駆動部3は、定常時には比較部
1からの偏差(モータコントロール信号)レベルより高
いモータドライブ電圧を駆動コイルに印加してモータM
を回転駆動するのが一般的であるが、モータMのがオフ
(停止)操作がなされると、回転制御部7への電源Vが
直ちに切られてモータドライブ電圧が急激に低下するも
のの、起動スイッチSWがオフ動作しても起動制御回路
9からの回転制御信号Vsが比較的ゆっくり立ち下がる
ので、モータコントロール信号レベルがモータドライブ
電圧より高くなり易く、駆動部3を形成するIC回路等
が破損されるおそれがある。
【0012】本発明はこのような従来の課題を解決する
ためになされたもので、モータを比較的ゆっくり起動さ
せることが可能である一方、停止時のモータ駆動部の破
損を防止できるモータの起動制御回路の提供を目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明の第1の構成は、モータを回転制御する
回転制御部へ回転制御信号を出力するとともに、回転制
御部を介してモータの起動および停止を制御する起動制
御回路であって、その回転制御部への電源供給に連動す
る起動のオンオフ操作に基づいて回転制御信号を出力お
よび遮断する第1の半導体スイッチと、一端が第1の半
導体スイッチに接続され、他端が回転制御部に接続され
て、起動がオンされたときその第1の半導体スイッチか
ら出力された回転制御信号を過渡的に立上げて回転制御
部側へ出力する時定数回路と、時定数回路と並列に、回
転制御信号と逆方向に電荷が流れる向きに接続され、起
動がオフされたときその時定数回路の回転制御信号をシ
ャントさせる第2の半導体スイッチとを具備している。
【0014】この第1の構成において、第1の半導体ス
イッチの出力側に一端を接続した抵抗とこの他端に接続
されたコンデンサとを有して上記時定数回路を形成し、
上記第1の半導体スイッチの出力側から抵抗に逆方向並
列接続されたダイオードで上記第2の半導体スイッチを
形成すると良い。
【0015】また、本発明に係る第2の構成は、モータ
を回転制御する回転制御部へ回転制御信号を出力し、回
転制御部を介してモータの起動および停止を制御する起
動制御回路であって、その回転制御部への電源供給に連
動する起動のオン操作に基づいてその回転制御信号を過
渡的に立上げて回転制御部側へ出力する時定数回路と、
時定数回路の入力端および出力端に接続され、さらに一
端が接地されて、起動のオフ操作によりオン動作し、電
荷を接地方向に流すことでその時定数回路の出力側の回
転制御信号をシャントさせる第3の半導体スイッチとを
具備している。
【0016】そして、この第2の構成において、その回
転制御信号の信号系に直列接続された抵抗とこの出力端
に接続されたコンデンサとを有して上記時定数回路を形
成し、その停止によってその回転制御信号系の出力側を
シャントする方向に接続されたトランジスタで上記第3
の半導体スイッチを形成すると良い。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。なお、従来例と共通する部分には
同一の符号を付す。
【0018】図1は本発明に係る起動制御回路の実施の
形態として第1の構成を示す回路図である。図1におい
て、電源Vccと接地間には抵抗R1、R2および起動
スイッチSWの直列回路が接続されており、抵抗R1と
R2の接続点は第1の半導体スイッチとしてのトランジ
スタQ1のベースに接続されている。
【0019】トランジスタQ1のエミッタは電源Vcc
に接続され、そのコレクタは負荷抵抗R3を介して接地
されるとともに、抵抗R4の一端に接続されている。
【0020】抵抗R4の他端は、コンデンサC1を介し
て接地されるとともに回転制御信号Vsの出力端P1に
接続されており、抵抗R4およびコンデンサC1によっ
て所定の時定数を有するRC時定数回路11が形成され
ている。
【0021】すなわち、トランジスタQ1の出力側は、
時定数回路11を介して回転制御信号Vsが出力される
ようになっている。なお、抵抗R3は抵抗R4より十分
小さく設定されており、R3<<R4の関係になってい
る。
【0022】時定数回路11の時定数は、抵抗R4およ
びコンデンサC1を適当に選定することにより、後述す
るモータMを比較的ゆっくり起動させる値(時間)に適
するように設定されている。
【0023】トランジスタQ1のコレクタと、抵抗R4
とコンデンサC1との接続点の間、すなわち抵抗R4の
両端には、第2の半導体スイッチとしてのダイオードD
がトランジスタQ1のコレクタ側(出力側)から見て逆
方向接続されており、本発明の起動制御回路13が形成
されている。
【0024】回転制御部7は、従来公知のものであり、
起動制御回路13の出力端P1に直接又は間接的に接続
され回転制御信号(サーボ信号)Vsと速度(回転数)
信号を比較する比較部1と、モータMの図示しない駆動
コイルへモータドライブ電流を流して当該モータのロー
タを回転させるとともにその偏差が小さくなるように当
該モータを駆動する駆動部3と、モータMの速度(回転
数)を検出して比較部1へ速度(回転数)信号を出力す
る速度検出部5を有して形成されている。
【0025】回転制御部7には図示しない電源回路から
電源Vccとは別系統でこれより高電圧の電源Vが供給
されており、やはり図示しないメインスイッチ等によっ
て起動・停止される。上述した起動スイッチSWはメイ
ンスイッチの一部又はこれに連動するスイッチである。
【0026】モータMは例えば公知のブラシレスモータ
であるが、これに限定されるものではなく、回転制御部
7とともに従来公知の構成であれば任意である。
【0027】次に、本発明に係る第1の構成の動作を説
明する。まず、起動スイッチSWが開放されたオフ(停
止)状態では、トランジスタQ1のベース電位が電源V
ccとほぼ同じ高レベルとなってトランジスタQ1がオ
フ状態となっており、時定数回路11から回転制御信号
Vsが出力されない。
【0028】起動スイッチSWを操作してオン(起動)
状態にすると、抵抗R1、R2で分割された電圧がトラ
ンジスタQ1のベースに印加されてこれがオン状態とな
り、負荷抵抗R3に電流が流れるとともに時定数回路1
1の抵抗R4を介してコンデンサC1が所定の時定数で
チャージされる。
【0029】そして、コンデンサC1の両端の電位すな
わち出力端P1からの回転制御信号Vsは、図2に示す
ように、所定の時定数に従って電位が過渡的に上昇出力
されて安定する。そのため、起動操作によって電源Vの
供給された回転制御部7は、モータMを比較的ゆっくり
起動制御し、その後、定常回転駆動させる。
【0030】他方、起動スイッチSWを操作してオフ
(停止)状態にすると、トランジスタQ1のベースに電
源Vccとほぼ同じレベルの電圧が印加され、トランジ
スタQ1がオフ状態となるとともに、コレクタが接地状
態となる。
【0031】すると、トランジスタQ1のコレクタより
もコンデンサC1の両端電位、すなわち出力端P1の電
位の方が高くなるし、抵抗R3が抵抗R4より十分小さ
いから、コンデンサC1にチャージされた電荷がダイオ
ードD、抵抗R3を介して流れる。すなわち、コンデン
サC1にチャージされた電荷がシャントされる。
【0032】そのため、起動制御回路13からの回転制
御信号Vsは、図2に示すように、起動スイッチSWの
オフ(停止)操作に連動してすぐに低下して遮断される
とともに、回転制御部7への電源Vの供給も停止される
からモータMが停止する。
【0033】しかも、モータの停止操作時に、回転制御
部7の駆動部3では、モータドライブ電圧とともに回転
制御信号Vsが急激に低下するので、モータコントロー
ル信号レベルがモータドライブ電圧より高くなり難い。
【0034】このように本発明に係る第1の構成は、起
動スイッチSWによる起動のオンオフ操作に基づいて回
転制御信号Vsを出力および遮断するトランジスタQ1
と、起動のオン操作によってトランジスタQ1から出力
されたその回転制御信号Vsを過渡的に立上げる時定数
回路11に加えて、起動がオフ操作されたときにその時
定数回路11からの回転制御信号Vsをシャントするダ
イオードDを時定数回路11に接続したから、起動時に
は回転制御信号Vsが過渡的に立上がり、電源Vの供給
されている回転制御部7を介してモータを比較的ゆっく
り起動させることが可能となる。
【0035】他方、停止時には回転制御信号Vsが急激
に低下するから、電源Vの供給が停止された回転制御部
7では、モータコントロール信号レベルがモータドライ
ブ電圧とともに速やかに低下し、駆動部3のIC回路等
が破損され難い。
【0036】しかも、起動時にモータをゆっくり起動さ
せる時定数回路11が、抵抗R4とコンデンサC1のR
C回路から形成される一方、停止時に回転制御信号Vs
をシャントして急激に低下させる第2の半導体スイッチ
がダイオードDからなるので、回路構成が簡単で安価と
なる利点がある。
【0037】次に、本発明に係る起動制御回路の第2の
構成を、図3を参照して説明する。なお、回転制御部7
の図示および動作説明は図1と同様であるから省略す
る。
【0038】図3において、回転制御信号系15を形成
する入出力端P2、P3の間には、抵抗R5、R6の直
列回路が直列挿入されており、出力端P3が図1中の回
転制御部7側へ接続されている。
【0039】図示しない回路から回転制御信号Vsが供
給される入力端P2には抵抗7の一端が接続されてお
り、この抵抗R7の他端は第3の半導体スイッチとして
のトランジスタQ2のベースに接続されている。
【0040】このトランジスタQ2のエミッタは抵抗R
6の出力側にて回転制御信号系15に接続され、コレク
タが接地されるとともに、ベース電位レベルによってト
ランジスタQ2がオンオフ動作するようになっている。
【0041】抵抗R5、R6の接続点と接地間にはコン
デンサC2が接続されており、抵抗R5とによって時定
数回路17が形成されている。この時定数回路17は、
抵抗R5およびコンデンサC2を適当に選定することに
よってモータMの比較的ゆっくりした起動に適した時定
数が設定されている。
【0042】トランジスタQ2のベースと接地間には、
例えばノイズによる誤動作を防止するコンデンサC3が
接続され、起動制御回路19が形成されている。
【0043】次に、この本発明に係る第3の構成の動作
を説明する。まず、図示しない起動スイッチがオフ(停
止)状態となっている場合には、回転制御信号系15が
低いレベル又は接地電位とほぼ等しい状態となり、トラ
ンジスタQ2のエミッタ電位も接地電位とほぼ同レベル
となってこれがオフ状態となっており、回転制御信号系
15の出力端P3から回転制御信号Vsが出力されな
い。
【0044】起動スイッチを操作してオン(起動)状態
にすると、入力端P2には図4Aのように回転制御信号
Vsが供給され、抵抗R7を介してトランジスタQ2の
ベースとエミッタ電位がほぼ同電位となってオフ状態が
継続される一方、抵抗R5を介して回転制御信号Vsが
コンデンサC2に所定の時定数でチャージされ、抵抗R
5、R6の接続点の電位、すなわち出力端P3の出力電
位が、同図Bのように過渡的に立上がる。そのため、起
動時には、第1の構成と同様に、起動制御回路19に接
続された回転制御部7がモータMをゆっくり起動制御す
る。
【0045】他方、起動スイッチを操作してオフ(停
止)状態にすると、入力端P2は図4Aのように、回転
制御信号Vsの供給が断たれ、トランジスタQ2のベー
ス電位が接地電位とほぼ同じレベルに低下するが、トラ
ンジスタQ2のエミッタ電位はコンデンサC2のチャー
ジ電位によってベースより高くなっているからオン動作
し、回転制御信号系15の出力端P3側がシャントさ
れ、同図Bのように出力端P3からの回転制御信号Vs
が急速に低下して出力されなくなる。
【0046】そのため、起動制御回路19からの回転制
御信号Vsは、起動スイッチのオフ(停止)操作に連動
してすぐに低下して出力されなくなり、モータMが速や
かに停止する。
【0047】このように第2の構成では、起動のオン操
作に基づいて回転制御信号を過渡的に立上げて回転制御
部7側へ出力する時定数回路17を回転制御信号系15
に配置する一方、起動のオフ操作に基づいてその時定数
回路17の出力側において回転制御信号系15の回転制
御信号VsをシャントさせるトランジスタQ2とを有す
るから、第1の構成と同様に、起動時には回転制御信号
Vsを過渡的に立上げてモータを比較的ゆっくり起動さ
せることが可能となる一方、停止時には回転制御信号V
sを急激に低下させることが可能となり、モータの回転
制御部7においてモータコントロール信号レベルがモー
タドライブ電圧とともに速やかに低下し、駆動部3のI
C回路等が破損され難い。
【0048】しかも、時定数回路17が、抵抗R5とコ
ンデンサC2のRC回路から形成される一方、停止時に
回転制御信号Vsを急激に低下させる半導体スイッチが
トランジスタQ2からなるので、回路構成が簡単で安価
となる利点がある。
【0049】また、上述した第1および第2の構成にお
いて、時定数回路11、17は抵抗R4又はR5とコン
デンサC1又はC2からなるRC回路で形成したが、本
発明においては任意構成の時定数回路を用いることが可
能であるものの、RC回路の方が回路構成が簡単で極め
て安価であるので、製品化に当って好適する。
【0050】さらに、上述した第1の構成ではスイッチ
としてトランジスタQ1やダイオードDを用い、第2の
構成ではスイッチとしてトランジスタQ2を用いたが、
本発明では一般的な半導体スイッチで実施可能である。
【0051】ところで、上述した構成では、定常時には
回転制御信号Vsが一定である場合を例にして説明した
が、回転制御部7の比較部1より以前の段階で回転制御
信号Vsのレベルを外部から又は内部的に可変する構成
とすれば、モータMの回転速度を可変できることは言う
までもない。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明の第1の構成
は、モータを回転駆動する回転制御部への電源供給のオ
ンオフに連動する起動のオンオフ操作に基づいて回転制
御信号を第1の半導体スイッチで出力および遮断し、起
動がオンされたとき第1の半導体スイッチから出力され
た回転制御信号を、一端が第1の半導体スイッチに接続
され、他端が回転制御部に接続された時定数回路で過渡
的に立上げ出力し、起動がオフされたときその時定数回
路の回転制御信号を、時定数回路と並列に、回転制御信
号と逆方向に電荷が流れる向きに接続された第2の半導
体スイッチでシャントさせる構成としたから、モータを
比較的ゆっくり起動させることが可能であるうえ、停止
時のモータ駆動回路の破損を防止できる利点がある。し
かも、この第1の構成において、上記時定数回路を抵抗
とコンデンサで形成し、上記第2の半導体スイッチをダ
イオードで形成する構成では、特に、回路構成が簡単
で、大幅な回路変更や構成部品の追加が不要となって安
価となる。また、本発明に係る第2の構成は、モータを
回転駆動する回転制御部への電源供給のオンオフに連動
する起動のオン操作に基づいて回転制御信号を時定数回
路で過渡的に立上げて回転制御部側へ出力し、時定数回
路の入力端および出力端に接続され、さらに一端が接地
された第3の半導体スイッチが、起動のオフ操作により
オン動作し、電荷を接地方向に流すことで時定数回路の
出力側の回転制御信号をシャントさせる構成としたか
ら、モータを比較的ゆっくり起動させることが可能であ
るうえ、停止時のモータ駆動回路の破損を防止できる利
点がある。そして、この第2の構成において、上記時定
数回路を抵抗とコンデンサから形成する構成とすれば、
回路構成が簡単で、大幅な回路変更や構成部品の追加が
不要となって安価となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る起動制御回路の実施の形態を回転
制御部とともに示す回路図である。
【図2】図1の起動制御回路の動作を説明する図であ
る。
【図3】本発明に係る起動制御回路の他の実施の形態を
示す回路図である。
【図4】図3の起動制御回路の動作を説明する図であ
る。
【図5】従来の起動制御回路を回転制御部とともに示す
回路図である。
【図6】図5に示す起動制御回路の動作を説明する図で
ある。
【符号の説明】
1 比較部 3 駆動部 5 速度検出部 7 回転制御部 9、13、19 起動制御回路 11、17 時定数回路 15 回転制御信号系 C1、C2、C3 コンデンサ D ダイオード(第2の半導体スイッチ) M モータ Q1 トランジスタ(第1の半導体スイッチ) Q2 トランジスタ(第3の半導体スイッチ) R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7 抵抗 SW スイッチ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02P 3/00 - 3/26 H02P 5/00 H02P 5/28 - 5/412 H02P 6/00 - 6/24 H02P 7/00 - 7/01 H02P 7/36 - 7/632

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータを回転制御する回転制御部へ回転
    制御信号を出力するとともに、前記回転制御部を介して
    前記モータの起動および停止を制御する起動制御回路で
    あって、 前記回転制御部への電源供給に連動する前記起動のオン
    オフ操作に基づいて前記回転制御信号を出力および遮断
    する第1の半導体スイッチと、 一端が前記第1の半導体スイッチに接続され、他端が前
    記回転制御部に接続されて、前記起動がオンされたとき
    前記第1の半導体スイッチから出力された前記回転制御
    信号を過渡的に立上げて前記回転制御部側へ出力する時
    定数回路と、 前記時定数回路と並列に、前記回転制御信号と逆方向に
    電荷が流れる向きに接続され、前記起動がオフされたと
    き前記時定数回路の前記回転制御信号をシャントさせる
    第2の半導体スイッチと、 を具備することを特徴とするモータの起動制御回路。
  2. 【請求項2】 前記時定数回路は、前記第1の半導体ス
    イッチの出力側に一端を接続した抵抗とこの他端に接続
    されたコンデンサとを有する抵抗・コンデンサ構成とな
    っており、前記第2の半導体スイッチは、前記第1の半
    導体スイッチの出力側から前記抵抗に逆方向並列接続さ
    れてなるダイオードである請求項1記載のモータの起動
    制御回路。
  3. 【請求項3】 モータを回転制御する回転制御部へ回転
    制御信号を出力し、前記回転制御部を介して前記モータ
    の起動および停止を制御する起動制御回路であって、 前記回転制御部への電源供給に連動する前記起動のオン
    操作に基づいて前記回転制御信号を過渡的に立上げて前
    記回転制御部側へ出力する時定数回路と、 前記時定数回路の入力端および出力端に接続され、さら
    に一端が接地されて、前記起動のオフ操作によりオン動
    作し、電荷を接地方向に流すことで前記時定数回路の出
    力側の前記回転制御信号をシャントさせる第3の半導体
    スイッチと、 を具備することを特徴とするモータの起動制御回路。
  4. 【請求項4】 前記時定数回路は、前記回転制御信号の
    信号系に直列接続された抵抗とこの出力端に接続された
    コンデンサとを有する抵抗・コンデンサ構成となってお
    り、前記第3の半導体スイッチは、前記停止によって前
    記回転制御信号系の出力側をシャントする方向に接続さ
    れたトランジスタである請求項3記載のモータの起動制
    御回路。
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