JP3357524B2 - ノーリンギング通信システム - Google Patents

ノーリンギング通信システム

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JP3357524B2 JP00414696A JP414696A JP3357524B2 JP 3357524 B2 JP3357524 B2 JP 3357524B2 JP 00414696 A JP00414696 A JP 00414696A JP 414696 A JP414696 A JP 414696A JP 3357524 B2 JP3357524 B2 JP 3357524B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電話回線を利用し
て端末発信およびノーリンギング通信による双方向通信
でガスメータや水道メータの自動検針システム等に使用
されるノーリンギング通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のノーリンギング通信システムは、
図5に示すように、センター側システム1では、ホスト
コンピュータ2とセンター側網制御装置3とが接続さ
れ、需要家に設置された端末側システム4では、端末用
網制御装置5に電文式ガスメータ6、端末機器である電
話機7あるいはファクシミリが接続されている。そし
て、両システム1,4が電話回線網を介して接続された
ものである。この電話回線網は、センター側交換局8と
ノーリンギングトランク9を備えた端末側交換局10と
が電話回線11を介して接続されて構成されている。
【0003】このような構成において、センター側シス
テム1と端末側システム4とでノーリンギング通信によ
るデータ伝送が行われ、センター側システム1からの電
文式ガスメータ6の自動検針や、端末発信による電文式
ガスメータ6からの異常等の通知が行われている。な
お、ノーリンギング通信中は、電話機7のオフフック検
出をノーリンギングトランク9で行うことによって、端
末用網制御装置5は電話回線11から電話機7を切り離
すことなく通信が行われている。一方、端末発信(例え
ばガスメータ等が異常を示したことをセンター側に通知
する発信)の時は、通常電話機7を電話回線11から切
り離し、電話機7のベルの共鳴りを防止している。
【0004】ところで、例えば今まで検針者が行ってい
たガスメータの検針を上記のようなノーリンギング通信
によって自動検針を行う場合、各端末側(需要家側)に
端末用網制御装置5の設置工事を行う必要がある。
【0005】この設置工事では、図6に示すように、電
文式ガスメータ6が接続される端末用網制御装置5を設
置し、設置工事前には保安器12を介して宅内の電話機
7等の端末機器に接続されていた電話回線11を端末用
網制御装置5に設けられた回線接続端子13に接続す
る。また、電話回線11に接続されていた宅内の電話機
5を電話機接続端子14に接続する。
【0006】この接続作業が完了すると、次に端末用網
制御装置5に需要家毎の初期設定データの書き込みを行
う必要がある。初期設定データの書き込み方法として
は、設置工事者が持ち運ぶデータ設定機による方法と、
運用者のセンター側システム1から通信によって行う方
法とがある。しかし、後者の方法がデータ設定機の接続
等の作業を必要とせず、設置工事の効率が上がるという
理由で通常よく用いられている。
【0007】ここで、後者の方法による端末用網制御装
置5の機器接続等の設置完了からシステム運用開始まで
を図7に基づいて説明する。まず、設置工事が終了する
と、運用者のセンター側システム1から顧客リストに従
って初期設定データをノーリンギング通信により端末用
網制御装置5にダウンロードする。そして、端末用網制
御装置5では、そのデータを受信して初期設定を行うと
共に、そのデータすなわちダウンロードコマンドに対す
る応答をセンター側システム1に送信する。その後、電
話機7と電話回線11との接続を元に戻して待機状態に
なる。
【0008】センター側システム1では、端末用網制御
装置5からの応答信号を受け取ることにより、端末用網
制御装置5の初期設定が完了したことを確認し、システ
ムの運用を開始する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、端末用網制
御装置5の設置工事において、端末用網制御装置5の各
接続端子に対する電話機7および電話回線11の接続を
逆にしてしまうといったミスがあった場合、ノーリンギ
ング通信は問題なく可能であるので、センター側システ
ムでは接続ミスを認識できずシステムの運用を開始する
ことになってしまう。
【0010】そのため、システム運用後に端末用網制御
装置5において端末発信の要因が発生したとき、電話機
7を電話回線11から切り離して端末発信を行うので接
続ミスがあると端末用網制御装置5から電話回線11が
切り離され、端末発信ができなくなる。そして、需要家
からクレームが起こることによってセンター側では初め
て接続ミスを認識することができ、再工事を実施すると
いう問題がある。
【0011】こうしたシステムの運用を開始した後に端
末発信ができないということは、双方向通信システムと
しては大きな欠点になっている。さらに、この端末発信
は主にガスメータ等からの異常信号(ガス漏れなど)を
センターに通知するものであるので、端末発信ができな
くなると大事故につながる可能性があり大きな問題とな
る。
【0012】上記の問題に対して、特開平3−1952
47号公報には、ノーリンギング通信と端末発呼通信
(端末発信)とを短時間で確認し、点検時に現地の需要
家へ出かけずにセンター側システムで通信の確認が行い
得ることを目的とするノーリンギング通信用端末網制御
装置が開示されている。これを用いたノーリンギング通
信システムでは、センター側システムから端末側システ
ムへ端末発信を指示する電文を通知し、端末側システム
では一度オンフックした後端末発信を行い、その端末発
信での応答の有無によって接続等の異常を確認するもの
である。つまり、需要家からのクレームによらずセンタ
ー側システムからの点検により接続等の異常を検出する
ものである。
【0013】しかしながら、このシステムにおいても端
末用網制御装置の設置工事終了後の接続の確認を行うも
のではなく、接続ミスがあってもシステムの運用は開始
されていることになる。また、接続ミスを発見した場
合、設置工事者等が端末用網制御装置が設置されている
需要家まで行き、接続をやり直さなければならず時間と
人件費がかかってしまう。
【0014】本発明は、上記に鑑み、設置工事の接続ミ
スを早期に検出し、速やかに対処できるノーリンギング
通信システムの提供を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明による課題解決手
段は、端末用網制御装置において、端末機器を電話回線
から切り離して、センター側システムからの送信に応答
し、センター側システムにおいて端末用網制御装置から
の送信の有無を検出することにより端末用網制御装置
に対する電話回線および端末機器の接続ミスを検出す
のである。このとき、ノーリンギング通信中の通信シ
ーケンスの予め定めたタイミング、例えば端末用網制御
装置が初期設定データを受信したときに端末機器を電話
回線から切り離すようにする。したがって、端末用網制
御装置の初期設定時にセンター側システムにおいて接続
ミスを発見できる。
【0016】ここで、初期設定データとは、IDや端末
発信先の電話番号など端末用網制御装置がシステムとし
て有効に動作するのに必要なデータを言う。
【0017】また、端末用網制御装置からの送信が終了
した後に切離手段を作動させて切り離されている端末機
器と電話回線との接続を元に戻すようになっており、セ
ンター側システムからのノーリンギング通信は接続の如
何を問わず可能なので、端末用網制御装置では対処コマ
ンド等が受信できる。
【0018】さらに、送信無しを検出した場合に接続ミ
スを報知する報知手段を設けることによって、システム
運用者がすぐに異常に気付づき速やかに対処できる。
【0019】また、端末用網制御装置に対する電話回線
の接続と端末機器の接続とを入れ換える入換手段を設け
ておく。これによって、センター側システムからの再度
のノーリンギング通信による指示により端末用網制御装
置では、正常な接続にすることができ、自動的に接続ミ
スに対処できる。
【0020】
【発明の実施の形態】(第一の実施形態) 本実施形態のノーリンギング通信システムは、図5に示
す従来のものと基本的に同様のシステム構成であり、端
末用網制御装置5に電話機7を電話回線11から切り離
す切離手段を設け、該切離手段を作動させた後、センタ
ー側システム1で端末用網制御装置5からの送信の有無
を検出することにより端末用網制御装置5に対する電話
回線11および電話機7の接続ミスを検出するものであ
る。
【0021】前記端末用網制御装置5は、図2に示すよ
うに、電話回線11を接続する回線接続端子13と、電
話機7を接続する電話機接続端子14と、マイクロコン
ピュータを有する制御部15と、電文式ガスメータ6等
が接続され検針データを送出するためのメータインター
フェース16と、電話機7を電話回線11に対して接続
したり切り離したりする前記切離手段としての切換回路
17と、電話機7の使用状態を検出するオフフック検出
回路A18と、端末発信時に電話機7の使用状態を検出
するオフフック検出回路B19と、通信において送受信
される信号の処理を行う通信回路20とが設けられてい
る。
【0022】そして、制御部15に、メータインターフ
ェース16と、通信回路20と、切換回路17と、オフ
フック検出回路B19とが接続され、さらに通信回路2
0にオフフック検出回路A18を介して回線接続端子1
3が接続されている。
【0023】また、切換回路17は、ノーリンギング通
信において従来から用いられている周知のものであり、
電話機接続端子14は、切換回路17で切換えられるこ
とによって、オフフック検出回路A18を介して電話回
線11に接続されたり、あるいは電話回線11から切り
離されてオフフック検出回路B19と接続されたりす
る。
【0024】接続ミスを検出するために通信システムで
、端末用網制御装置5の設置工事終了後端末用網制御
装置5にセンター側システム1から初期設定データをダ
ウンロードするためにノーリンギング通信を行う機能
と、端末用網制御装置5がこのノーリンギング通信によ
り初期設定データを受信したとき切換回路17を初期状
態の電話機接続用端子14が回線接続端子13に接続さ
れた状態から電話機接続用端子14と回線接続端子13
とを切り離した状態に作動させる機能と、端末用網制御
装置からセンター側システム1に端末発信を行う機能
と、端末発信の終了後切換回路17を初期状態に戻す機
能と、センター側システム1において端末用網制御装置
5からの応答が受信できたか否かを検出する機能と、受
信できた場合工事が正常に完了したとしてシステムの運
用を開始する機能と、受信できなかった場合接続ミスが
あったと判断してセンター側システム1の運用者に音、
光、通信等によって報知する機能とを有している。な
お、図2中、21は端末用網制御装置5の初期設定を行
うデータ設定機である。
【0025】上記構成において、ノーリング通信により
ガスメータの自動検針を行うために需要家に端末用網制
御装置5の設置工事を行った場合の端末用網制御装置5
の機器接続等の設置完了からシステム運用開始までを図
1に基づいて説明する。まず、端末用網制御装置5に対
する各機器等の接続が済み設置工事が終了すると、運用
者のセンター側システム1から顧客リストに従って端末
用網制御装置5の初期設定データがダウンロードコマン
ドと共にノーリンギング通信によりダウンロードされ
る。
【0026】端末網制御装置5では、ダウンロードコマ
ンドおよび初期設定等のデータを受信すると初期設定が
行われる。それと共に、電話機7を電話回線11から切
り離すために、切換回路17を作動させて接続を切換
え、受信完了の応答をセンター側システム1に送信す
る。その後切換回路17を再び作動させ、電話機7と電
話回線11とを接続して元に戻し、待機状態となる。
【0027】一方、センター側システム1では、ホスト
コンピュータ2により端末用網制御装置5からの送信
(応答信号)の有無を検出して、送信が有ったことを検
出すると、端末用網制御装置5の設置工事での接続が正
常として、システムの運用を開始する。
【0028】このとき、もし設置工事において、設置工
事者が回線接続端子13と電話機接続端子14とを間違
って、回線接続端子13に電話機7を、電話機接続端子
14に電話回線11を接続するような接続ミスがあった
とする。この場合、端末用網制御装置5はセンター側シ
ステム1に応答を送信する前に切換回路17によって接
続が切り換えられるので、電話回線11が端末用網制御
装置5から切り離され、応答の送信ができない。つま
り、端末用網制御装置5のダウンロードコマンドの受信
に対する応答が返送されるタイミングで電話回線11が
切れることになり、センター側システム1に端末用網制
御装置5からの応答が返送できなくなる。
【0029】したがって、センター側システム1におい
て、ホストコンピュータ2では端末用網制御装置5から
の応答を検出できないことになり、端末用網制御装置5
に対する電話機7および電話回線11の接続にミスがあ
ることを検出する。
【0030】このとき、システム運用者へ接続ミスを報
知し、接続ミスが報知されると、システム運用者は再工
事を実施する。なお、接続ミスをシステム運用者に報知
する手段として、ホストコンピュータが警告音を鳴らし
たり、モニター画面に警告表示したり、プリントアウト
出力を利用して警告を印字する等が考えられる。
【0031】さらに、初期設定データのダウンロード以
外のコマンドでも、センター側システム1と端末用網制
御装置5とが決めたタイミングで電話機接続端子14を
切り離すように制御することにより、システム運用開始
後において、何らかの電話回線の工事があり回線接続端
子13と電話機接続端子14とが逆に接続された場合で
あると、接続ミスを検出できる。
【0032】このように、端末用網制御装置5の初期設
定時に接続ミスを自動的に検出でき、システムの運用前
に速やかに再工事ができる。そのため、システム運用後
に端末発信ができないということがなくなり、システム
運用中に起きたガスメータ等の異常を確実に伝えること
ができるので、非常に信頼性が高いノーリンギング通信
システムを確立できる。
【0033】さらに、センター側で接続ミスが発見でき
るため、システム運用を開始した後で、需要家にて電話
回線の工事があったときの接続ミスをも発見できる。つ
まり、システム運用中に需要家の電話回線の接続状態の
監視が可能となる。
【0034】また、接続ミスが検出されると、システム
運用者に報知されるので、システム運用者による接続ミ
スの対処が迅速となり、異常時に端末発信ができないと
いう事態を回避できる。
【0035】(第二の実施形態)第一の実施形態では、
接続ミスが報知されると設置工事者等が需要家に行き、
接続の再工事をしなくてはならない。そこで本実施形態
では、端末用網制御装置5に電話回線11の接続と電話
機7の接続とを入れ換える入換手段を設ける。
【0036】前記入換手段は、図3に示すように、端末
用網制御装置5に接続入れ換え回路21が設けられ、セ
ンター側システム1からの入換コマンドを端末用網制御
装置5で受信すると、制御部15が接続入れ換え回路2
1を作動させ、回線接続端子13および電話機接続端子
14の端末用網制御装置5との接続を入れ換えるもので
ある。
【0037】前記接続入れ換え回路21は、制御部15
からの信号により連動して切り換わる2つのスイッチ2
1a,21bを備え、スイッチ21aはオフフック検出
回路A18に接続され、スイッチ21bは切換回路17
に接続されている。そして通常、回線接続端子13がス
イッチ21aを介してオフフック検出回路A18に接続
されており、電話機接続端子14がスイッチ21bを介
して切換回路17に接続されている。両スイッチ21
a,21bが切り換わると、回線接続端子13はスイッ
チ21bを介して切換回路17に接続され、電話機接続
端子14はスイッチ21aを介してオフフック検出回路
A18に接続される。なお、通常の位置を後者のような
接続としてもよい。その他の構成および動作は、第一の
実施形態と同様である。
【0038】上記構成において、第一の実施形態と同様
にノーリング通信によりガスメータの自動検針を行うた
めに需要家に端末用網制御装置5の設置工事を行った場
合の端末用網制御装置5の機器接続等の設置完了からシ
ステム運用開始までを図4に基づいて説明する。まず、
端末用網制御装置5に対する各機器等の接続が済み設置
工事が終了すると、運用者のセンター側システム1から
端末用網制御装置5の初期設定データがダウンロードコ
マンドと共にノーリンギング通信によりダウンロードさ
れる。
【0039】そして、端末用網制御装置5では、初期設
定を行うと共に、電話機7を電話回線11から切り離
し、センター側システム1に応答を送信し、そして電話
機7と電話回線11を元の接続に戻す。
【0040】ここで、接続ミスがある場合、端末網制御
装置5からの応答はセンター側システム1に届かず、応
答無しにより設置工事の接続ミスを検出すると、センタ
ー側システム1は端末用網制御装置5に対してノーリン
グ通信により接続入れ換えコマンドを送信する。
【0041】ここで、端末用網制御装置5が応答した
後、電話機7と電話回線11を元の接続に戻しているの
で、接続入れ換えコマンドを受信することが可能となっ
ている。そして、端末用網制御装置5では、その入れ換
えコマンドを受信すると、制御部15が接続入れ換え回
路21を作動させる。
【0042】すると、間違って電話機接続端子14に接
続されている電話回線11がスイッチ21aを介してオ
フフック検出回路A18に接続され、通信可能となる。
また、回線接続端子13に接続された電話機7はスイッ
チ21bを介して切換回路17に接続される。したがっ
て、接続ミスである電話機7および電話回線11の接続
が自動的に正常な接続に入れ換えられる。
【0043】その後、再びセンター側システム1は、端
末用網制御装置5に初期設定データをダウンロードし、
端末用網制御装置5ではそのデータにより初期設定し、
センター側システム1ではその応答を検出して接続が正
常になったことを確認すると、システムの運用を開始す
る。なお、センター側システム1で接続ミスを検出した
時点で、運用者に接続ミスを報知してもよい。
【0044】このように、端末用網制御装置5に対する
電話機7および電話回線11の接続ミスがあった場合で
も人手によらず自動的に速やかに対処されるので、再工
事をする必要がない。そのため、設置工事者が需要家ま
で行く必要がなくなり、人件費がかからない。
【0045】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多く
の修正および変更を加えることは勿論である。例えば、
センター側システムとは別に保守点検のみを行う部門を
設け、そこに設置したシステムから工事終了後に端末発
信により応答を行うように指示する内容の電文を端末用
網制御装置に送り、その応答送信をそのシステムで検出
することにより接続ミスを検出してもよい。
【0046】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明に
よると、センター側システムから端末用網制御装置にノ
ーリンギング通信を行ったとき、その応答の有無を検出
することにより端末用網制御装置に対する電話回線お
よび端末機器の接続ミスの有無を判断して、端末用網制
御装置での接続ミスを端末発信が行われる前に自動的に
発見できる。さらにこれによって、ノーリンギング通信
および端末発信が可能なことも一度に確認することがで
きる。
【0047】また、ノーリンギング通信により端末用網
制御装置が初期設定データを受信したときに端末機器を
電話回線から切り離して、端末用網制御装置に対する電
話回線および端末機器の接続ミスを検出すると、システ
ムの運用前に速やかに再工事を行い、接続ミスを修正で
きる。そのため、システム運用後に端末発信できないと
いうことがなくなり、信頼性の高い通信システムを実現
できる。
【0048】そして、端末用網制御装置からの送信が終
了した後に切離手段を作動させて切り離されている端末
機器と電話回線との接続を元に戻すことにより、接続ミ
スが検出されてからでも、端末用網制御装置はコマンド
等を受信することができ、接続ミスに対するセンター側
システムからの対処命令を受け付けることができる。
【0049】また、送信が無いことを検出した場合に接
続ミスを報知する報知手段を設けられているため、速や
かに設置工事者やシステム運用者等が接続ミスを確認で
き、対処が迅速になる。
【0050】そして、端末用網制御装置に対する電話回
線の接続と端末機器の接続とを入れ換える入換手段が設
けられているので、端末用網制御装置に対する端末機器
および電話回線の接続ミスがあった場合でも端末用網制
御装置において自動的に速やかに接続ミスを解消でき、
再工事をする必要がなくなる。そのため、システム運用
者や設置工事者等が需要家まで行く必要がなくなり、人
件費がかからない。
【0051】以上のことから、より信頼性の高い双方向
のノーリンギング通信システムを実現でき、総合的なコ
ストダウンにつながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の実施形態のノーリンギング通信システム
における運用開始までのフローチャート
【図2】同じく端末用網制御装置のブロック図
【図3】第二の実施形態の端末用網制御装置のブロック
【図4】同じくノーリンギング通信システムにおける運
用開始までのフローチャート
【図5】従来のノーリンギング通信システムの構成図
【図6】端末用網制御装置の設置工事前後の機器接続図
【図7】従来のノーリンギング通信システムにおける運
用開始までのフローチャート
【符号の説明】
1 センター側システム 4 端末側システム 5 端末用網制御装置 7 電話機 11 電話回線 17 切換回路 21 接続入れ換え回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−11870(JP,A) 特開 平3−175865(JP,A) 特開 昭61−230456(JP,A) 特開 平4−323946(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 11/00 - 11/10 H04M 3/22 - 3/36 H04Q 9/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話機等の端末機器およびメータを接続
    する端末用網制御装置を有した端末側システムと、セン
    ター側システムとの間で電話回線を介してノーリンギン
    グ通信によるデータ伝送を行う通信システムにおいて、 前記端末用網制御装置に、前記端末機器を接続する接続
    端子および前記電話回線を接続する回線接続端子が設け
    られ、前記端末用網制御装置は、両接続端子を接続した
    り切り離したりする切離手段と、設置工事後に前記セン
    ター側システムから発信先の電話番号を含む信号を受信
    したとき両接続端子を接続した状態から切り離した状態
    に切換える手段と、前記回線接続端子に接続され、両接
    続端子を切り離した状態に切換えた後に、前記センター
    側システムに応答する手段とを備え、 前記センター側システムは、設置された前記端末用網制
    御装置に前記信号を送信する手段と、前記端末用網制御
    装置からの応答を検出する手段と、応答を受信した場合
    システムの運用を開始する手段と、応答を受信できなか
    った場合、前記端末機器と電話回線とが各接続端子に間
    違って接続された接続ミスがあったと判断する手段とを
    備えたことを特徴とするノーリンギング通信システム。
  2. 【請求項2】 端末用網制御装置は、応答後に切離手段
    を作動させて両接続端子を切り離した状態から接続した
    状態に戻すことを特徴とする請求項1記載のノーリンギ
    ング通信システム。
  3. 【請求項3】 センター側システムの代わりに別の保守
    点検用システムを設け、該システムから端末発信による
    応答を行うように指示する信号を送信することを特徴と
    する請求項1または2記載のノーリンギング通信システ
    ム。
  4. 【請求項4】 端末用網制御装置に対する電話回線の接
    続と端末機器の接続とを入れ換える入換手段が設けられ
    たことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の
    ーリンギング通信システム。
  5. 【請求項5】 センター側システムは、接続ミスを検出
    したとき接続入れ換え信号を送信することを特徴とする
    請求項4記載のノーリンギング通信システム。
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