JP4050849B2 - 自動検針システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、集合住宅の各住戸に設置されているガスメータ、水道メータ等を検針する自動検針システムにおける双方向通信型集中伝送装置備えた自動検針システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動検針システムにおける集中検針盤が特開平3−62769号で公知である。以下これを第1の従来技術という。
【0003】
この集中検針盤は、集合住宅に設置されている複数個のガス、水道などのメータ端末と通信線にて接続され、更にT−NCUを介して一般公衆電話回線と接続され、センターからの要求による検針及びメータ端末からの警報発報等の中継機能を有する双方向通信型集中検針盤であって、センター網制御装置からノーリンギング手順によって呼び出されたT−NCUを通して、初期設定電文を受け各住戸に接続されているメータ端末を接続端子番号順に接続して検針指令を出し、検針電文を受信し、その電文中の需要家識別コードを抽出し、接続端子番号との対応表をつくりあげる初期設定機能と、前記センター網制御装置からノーリンギング手順によって呼び出されたT−NCUを通して、メータ端末に対するデータ設定要求制御電文を受け、その電文中に含まれる需要家識別コードをもとに対応するメータ端末を選択的に接続し、前記センター網制御装置とメータ端末の通信中継を通信手順に従って行うセンターポーリング通信中継機能と、複数個のうちの一つのメータ端末が発するセンター呼び出し要求電文の先頭をとらえるとその電文をそのままT−NCUに送信し、そのメータ端末を選択的に接続保持し、T−NCUが行った通常の電話発呼により接続された受信用センター網制御装置とメータ端末の通信中継を通信手順に従って行う端末発呼通信中継機能と、外部に設定器を接続することによって接続端子番号順に定間隔で検針し、集中検針盤またはメータ端末の内部データをモニターし、集中検針盤の初期設定を行うことができる設定器通信機能を有する。
【0004】
ところで、この種の集中検針盤を用いた自動検針システムでメータ端末として通信機能付マイコンメータを使用するガス供給事業者では、通信機能付マイコンメータから「遮断の5分前予告アラーム」が発呼できたときに、センター側からその需要家(顧客)に対して「何か異常はないか」等の確認を電話で行うセキュリティサービスを有料で提供している。
【0005】
通信機能付マイコンメータからの発呼通信が仮にセンターポーリング通信と重なる等で失敗した場合、マイコンメータには通信が成功するまで約3分間隔で再発呼をするリトライ機能がある為最終的にはメータからの発呼情報はセンターに届くようになっている。
【0006】
マイコンメータはガスの異常使用を検知してガスの供給を自動的に遮断するセキュリティ機能を備えており、遮断する5分前にはもうすぐ遮断する旨をセンターに通報する「遮断の5分前予告アラーム」を発呼する機能を備えている。
【0007】
また、集中検針盤は、センターからのポーリング通信、メータ端末からの発呼通信の区別なく、先着優先で通信の中継を行うようになっていた。そして、集中検針盤に接続されている数十個〜数百個のすべてのメータ端末の指針値をセンターポーリングで検針するには、一度のポーリング通信の時間が数分〜数十分と言う長時間を要するものであった。
【0008】
前記第1の従来技術では、集中検針盤(以下集中伝送盤と言う)に接続されている多数の通信機能付ガスメータをセンターポーリングで検針中に、マイコンメータから緊急を要する「遮断の5分前予告アラーム」の発呼があっても、先着優先で継続してセンターポーリング通信を行うため、ガスメータ(マイコンメータ)からのリトライ発呼でセンターにアラーム情報が届いたときには、ガスの供給を遮断した後であって、メータが遮断する前に顧客に連絡をとれない場合が生じ、前記セキュリティサービスの役に立たない情報となってしまうという欠点があった。
【0009】
この欠点を無くして、需要家(顧客)に十分なサービスを提供する集中伝送盤が特開平10−285292号で提案されている。以下これを第2の従来技術という。
【0010】
この自動検針用集中伝送盤は、集合住宅の各住戸に設置されている複数個の発信機能付マイコンガスメータ等のメータ端末と通信線にて接続され、更に端末用網制御装置を介して一般公衆電話回線と接続され、センターからの要求による検針及びメータ端末からの警報発報等の中継機能を有する双方向通信型集中伝送盤において、センターポーリング通信中にメータ端末から「遮断の5分前予告アラーム発呼」等の発呼があった場合、ポーリングを中断し、センターに成り代わってメータ端末からの発呼電文を受信し、受信したメータ端末からの発呼データをメータ端末に成り代わってセンターに発呼するようになっていた。
【0011】
こうすることによって、第1の従来技術ではポーリング通信と重なって発呼に失敗した場合、発呼のデータがセンターに届くのは早くても約3分後のリトライ時であったものが、集中伝送盤がメータに成り代わって発呼することにより、最初の発呼からせいぜい30〜40秒程度の遅れでメータの発呼情報がセンターに届くようになる。
【0012】
この第2の従来技術を図5、図6及び図7に従って具体的に説明する。
図5において、1,…,X,…,Nは通信機能付マイコンガスメータ(メータ端末)、11はセンター、12は集合住宅、13はセンター11内のセンターコンピュータ、14は集中伝送盤、15は電話交換機、16は双方向通信型端末用網制御装置、17はノーリンギング回線に接続されセンターポーリングを行うセンター網制御装置、18は通常の電話回線に接続され端末発呼を自動受信する受信用網制御装置、19は電話局内に設置されるノーリンギングサービス用のトランクである。
【0013】
図6に示す集中伝送盤14において、20はCPU及び周辺回路からなる制御部で、その機能は電文監視機能と電文判別機能と電文送受信機能と接続テーブル作成機能の四つに大別される。21は回線切換及び発呼検知部、22は回線接続部、23は電源部である。
【0014】
メータからの発呼を優先するために、ポーリング通信で電話回線使用中に発呼があった場合は、電話回線を開けるために、集中伝送盤14はポーリング通信を無視する。
【0015】
その結果、タイムアウトによってポーリング通信が終了し、電話回線が開き状態となる。集中伝送盤14がセンター11に成り代わってメータからの発呼を受信する。その後電話回線が開くのを待って、集中伝送盤14が先に得たメータの発呼情報をメータに成り代わってセンター11へ発呼する。
【0016】
集中伝送盤14は図6のように構成されていて、常にセンターポーリング通信の有無及びメータからの発呼の有無を監視している。
端末用網制御装置16からセンターポーリング通信がかかると、CPUがそれを検知し、ポーリング通信を開始する。
【0017】
ポーリング通信中にメータから発呼があると、発呼検知部21からCPUに発呼割り込み信号が入る。
CPUは発呼割り込み信号が入ると、現在行っているポーリング通信を中断して、回線選択制御信号を回線切換部に送り、発呼のあったメータの回線を選択してCPUと接続し、メータからの発呼情報を受信して読み取る。
【0018】
メータからの発呼情報を読み取った後、センターポーリング通信がタイムアウトで終了し、端末用網制御装置(T−NCU)16の回線が開く(ポーリング通信を中断してから20秒経過すればポーリング通信はタイムアウトで終了し、T−NCUの回線は開き状態となる)まで待って、集中伝送盤14は発呼のあったメータに成り代わってCPUからT−NCUへメータの発呼電文を送信し、センター11に発呼情報を送る(図7参照)。従って代理発呼方式と呼ばれている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
前記第2の従来技術では、集中伝送盤がセンター装置に成り代わってメータのアラーム情報等を取得し、このときメータのみが持っている発呼履歴が更新されてしまうため(メータは発呼通信の正常終了で発呼履歴を更新するような仕様となっているため)、メータのアラーム履歴が消えてしまうという問題点があった。
【0020】
メータのアラーム履歴が消えてしまうと、集中伝送盤がメータのアラーム情報を取得し代理発呼をしたものの、その代理発呼が失敗した場合、センターへは発呼があったことが伝わらず、後にメータの情報を呼んでも履歴が残らない(判らない)ことになる。
【0021】
また、メータのアラーム情報はアラーム事象の発生と同時に発呼情報が更新されるが、代理発呼の場合、最小でも20秒程度以前の状態しかセンターに伝わらない(必ず20秒以上前の古いデータとなる)。
【0022】
即ち、代理発呼方式では、メータのアラーム情報が最新の情報ではなく、時間的に古くなったデータとなってしまうという問題点があった。
また、代理発呼方式は集中伝送盤がメータの端末情報信号を取得(送受信)しなければならないため、その分のバッファメモリを確保しなければならなかった。
【0023】
また、代理発呼方式は、集中伝送盤がメータの発呼情報信号を取得(送受信)しなければならず、さらにメータに成り代わって発呼するには、代理発呼が失敗したときを考慮して、メータが持っている、いわゆる発呼のリトライ機能も集中伝送盤が代理で実施しなければならないため、その分制御部での処理が煩雑となってしまうという問題点もあった。
【0024】
そこで、本発明はこれらの問題点を解消でき、かつ前記バッファメモリが不要な集中伝送装置備えた自動検針システムを提供することを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1の発明は、下記A、B、Cの構成要件を具備した自動検針システムである。
A.複数の端末装置と通信線にて接続され、また回線端末装置を介して一般公衆回線又は専用回線でセンター装置に接続された集中伝送装置において、
前記端末装置からの端末発呼起動信号を検出するための発呼検出部と、前記センター装置とのセンターポーリング通信を中断するための通信中断手段と、前記端末発呼起動信号を発呼した前記端末装置に回線を優先的に接続するための発呼優先接続手段と、前記端末装置からの前記端末発呼起動信号を受信するとともに、受信した端末発呼起動信号を前記センター装置に送信する発呼起動信号送受信手段と、受信した信号を中継して送信するための通信中継手段とを備え、
前記センター装置とのセンターポーリング通信中に前記端末装置から前記端末発呼起動信号が発呼されると、前記発呼検出部が前記端末発呼起動信号を検知して発呼割込信号を生成し、この発呼割込信号に基づいて前記通信中断手段はセンターポーリング通信を中断するとともに、前記発呼優先接続手段は前記端末発呼起動信号を発呼した前記端末装置に回線を接続し、前記発呼起動信号送受信手段は回線を接続した前記端末装置から前記端末発呼起動信号を受信するとともに、前記センター装置に前記回線端末装置を介して前記端末発呼起動信号を送信し、その後前記通信中継手段は前記センター装置からの発呼情報要求信号を中継して前記端末装置に伝送するとともに、前記端末装置からの発呼情報信号を中継して前記センター装置に伝送することを特徴とする集中伝送装置。
B.複数のメータ端末と、これらメータ端末と通信線にて接続された集中伝送装置と、この集中伝送装置と回線端末装置を介して一般公衆回線または専用回線で接続されたセンター装置と、を備えた自動検針システムであって、
前記集中伝送装置は、前記センター装置とのセンターポーリング通信中に前記メータ端末が前記端末発呼起動信号を発呼すると、それを検知してセンターポーリング通信を中断するとともに、前記メータ端末からの前記端末発呼起動信号を受信し、前記センター装置は、センターポーリング通信がタイムアウトにて中断したことを検知して回線を開放し、
その後、前記集中伝送装置は、前記回線端末装置に、前記メータ端末から受信した前記端末発呼起動信号を送信し、前記センター装置は前記回線端末装置の回線接続動作によって、再び回線が接続されると、前記端末発呼起動信号に応答して、発呼情報要求信号を前記集中伝送装置を介して前記メータ端末に伝送し、前記メータ端末は前記発呼情報要求信号に応答して、発呼情報信号を前記集中伝送装置を介して前記センター装置に伝送することを特徴とする自動検針システム。
C.前記センター装置は、発呼優先禁止信号を前記集中伝送装置に送信する発呼優先禁止信号生成手段を備え、
前記集中伝送装置は、前記メータ端末からの前記端末発呼起動信号を優先的に処理することを禁止する発呼優先禁止手段を備え、
前記センター装置の前記発呼優先禁止信号生成手段が、前記発呼優先禁止信号を前記集中伝送装置に伝送すると、前記集中伝送装置の前記発呼優先禁止手段は前記発呼優先禁止信号に基づいて、その有効期間中、前記端末発呼起動信号の優先的処理を禁止することを特徴とする自動検針システム。
【0031】
また、請求項の発明は、請求項の自動検針システムにおいて、前記集中伝送装置がセンター装置からの終了信号を受信するまで、あるいは通信エラー等によって通信が中断されたことを検知するまでを、前記有効期間とするものである。
【0032】
センターポーリング通信中に端末装置からの端末発呼起動信号を発呼検出部が検出すると、集中伝送装置はセンターポーリング通信を中断して、端末装置からの端末発呼起動信号(発呼先電話番号)を受信部で受信して読み取る。
端末装置からの端末発呼起動信号を読み取った後、センターポーリング通信がタイムアウトで終了し、回線端末装置の回線が開くまで待って、集中伝送装置は発呼のあった端末装置に成り代わって回線端末装置へ端末発呼起動信号を送信する。
回線端末装置は端末発呼起動信号を受信すると、その発呼先電話番号へ電話をかけ、センターとの回線を接続する。その後はセンターと端末装置が1対1で回線接続状態となる。
メータ端末がガスメータの場合、端末発呼のなかには圧力低下遮断発呼や感震遮断発呼などのアラーム発呼があり、これらのアラーム発呼は複数のガスメータに殆ど同時に発生することがある。このような場合、メータ発呼優先機能をもつ集中伝送盤を利用した自動検針システムでは、メータがリトライ発呼機能によって次々に発呼しセンターポーリング通信がなかなか成功しない虞れがあるが、端末発呼起動信号の優先処理を禁止することによりこの虞れを回避する。
【0033】
【発明の実施の形態】
次に本発明の好ましい実施の形態を図1〜図3の実施例に基いて説明する。
図1において、1,…,X,…,Nは通信機能付マイコンガスメータ(メータ端末)、11はセンター装置、12は集合住宅、13はセンター装置11内のセンターコンピュータ、14Aは本発明に係る集中伝送装置、15は電話交換機、16Aは回線端末装置(例えばT−NCUなど)、17はノーリンギング回線に接続されセンターポーリングを行うセンター網制御装置、18は通常の電話回線に接続され端末発呼を自動受信する受信用網制御装置、19は電話局内に設置されるノーリンギングサービス用のトランクである。
【0034】
図2に示す集中伝送装置14Aにおいて、20AはCPU及び周辺回路からなる制御部、21Aは回線切換部、21Bは端末発呼起動信号を検出する発呼検出部、22Aは第1回線接続部、22Bは第2回線接続部、23は電源部、24は接続テーブル記憶部である。
【0035】
制御部20Aは、従来技術と同様な信号(電文)監視手段20a、信号(電文)判別手段20b、接続テーブル作成手段20cの他に、センター装置11との通信を中断する通信中断手段20dと、端末発呼起動信号を発呼した端末装置に回線を優先的に接続するための発呼優先接続手段20eと、端末装置から端末発呼起動信号を受信するとともに、受信した端末発呼起動信号をセンター装置11に送信する発呼起動信号送受信手段20fと、受信した信号を中継して送信するための通信中継手段20gを備えている。
【0036】
集中伝送装置14Aは図2のように構成されていて、常にセンターポーリング通信の有無、及びメータ端末からのアラーム発呼などの端末発呼の有無を監視している。センター装置11からデータ要求が出て、回線端末装置16Aからセンターポーリング通信がかかると、信号監視手段20aがそれを検知し、ポーリング通信を開始する。
【0037】
ポーリング通信中にメータ端末からの発呼があると、発呼検出部21Bが検知して発呼割り込み信号を生成し、制御部20Aに発呼割り込み信号を送出する。制御部20Aは発呼割り込み信号を受け付けると、通信中断手段20dにより回線(第1回線)を強制的に切断することによって、現在行っているポーリング通信を中断するとともに回線選択制御信号を回線切換部21Aに送り、発呼のあったメータ端末の回線(第2回線)を選択して制御部20Aと接続し、発呼起動信号送受信手段20fによりメータ端末からの端末発呼起動信号(発呼先電話番号)を受信して読み取る。
【0038】
メータ端末からの端末発呼起動信号を読み取った後、センターポーリング通信がタイムアウトで終了し、回線端末装置(例えばT−NCU)16Aの回線が開く(ポーリング通信を中断してから20秒経過すればポーリング通信はタイムアウトで終了し、回線端末装置16Aの回線は開き状態となる)まで待って、集中伝送装置14Aは発呼のあったメータ端末に成り代わって発呼起動信号送受信手段20fから回線端末装置(例えばT−NCU)16Aなどへメータ端末の端末発呼起動信号を送信する。
【0039】
回線端末装置(例えばT−NCU)16Aは端末発呼起動信号を受信すると、その発呼先電話番号へ電話をかけ、センター装置11との回線を接続する。その後は通信制御をすべてセンター装置11及びメータ端末に委託する通信中継手段20gの作用により、集中伝送装置14Aを中継しないセンター装置11とメータ端末が1対1で回線接続状態となる従来と同様の通信シーケンスとなる。
【0040】
即ち、センター装置11はメータ端末に対して発呼情報の要求を出し、メータ端末は発呼情報を前記センター装置11に伝え、その後センター装置11が終了信号をメータ端末に伝える。このとき、集中伝送装置14Aは通信の中継だけを行う。
【0041】
センター装置11とのセンターポーリング通信中に端末装置からの端末発呼起動信号が発呼されると、この端末発呼起動信号を発呼検出部21Bが検知して発呼割込信号を生成し、この発呼割込信号に基づいて通信中断手段20dはセンターポーリング通信を中断するとともに、発呼優先接続手段20eは端末発呼起動信号を発呼した前記端末装置に回線を接続し、発呼起動信号送受信手段20fは回線を接続した前記端末装置から端末発呼起動信号を受信するとともに、センター装置11に回線端末装置(例えばT−NCU)16Aを介して前記端末発呼起動信号を送信し、その後通信中継手段20gはセンター装置11からの発呼情報要求信号を中継して前記端末装置に伝送するとともに、前記端末装置からの発呼情報信号を中継してセンター装置11に伝送する。
【0042】
このように、実施例ではメータ端末からの発呼を優先するために、ポーリング通信で電話回線使用中に発呼があった場合は、メータ端末からの端末発呼起動信号を受信するとともに、電話回線を開けるため、集中伝送装置14Aはポーリング通信を無視する。
【0043】
その結果、タイムアウトによってポーリング通信が終了し、電話回線が開き状態となる。その後集中伝送装置14Aは、先に受信した端末発呼起動信号を回線端末装置(例えばT−NCU)16Aに送信して発呼する。メータ端末側にもタイムアウトはあるが、通常、端末発呼起動信号のあとのタイムアウトは長く設定されているため、その後は通常のメータ発呼と同様の通信シーケンスとなる。
【0044】
ところで、発明は、多数のメータ端末からのリトライ発呼の続出によるセンターポーリング通信の不成功を回避するためのもので、図2のように集中伝送装置14Aの制御部20Aに、センター装置11からの発呼優先禁止信号(端末発呼禁止信号と呼んでも良い)を受信したときは発呼検出機能を一時的に止める、いわば発呼優先禁止手段(端末発呼禁止機能と呼んでも良い)20hを備えることで具体化でき、その通信手順の例を図4に示す。センター装置11は、発呼優先禁止信号を集中伝送装置14Aに伝送する図示されていない発呼優先禁止信号生成手段を備えている。
【0045】
【発明の効果】
本発明の自動検針用集中伝送装置と自動検針システムは、集中伝送装置がセンター装置に成り代わってメータ端末の発呼情報を取得しメータ端末に対し終了信号を送出するのではなく、集中伝送装置がメータ端末からの端末発呼起動信号のみ受け取ってから電話回線の開きを待ち、その後端末発呼起動信号を送出して発呼通信を開始する方式であり、発呼優先したときにメータ端末に対し終了信号を送出するのはセンター装置から終了信号を受け取ったときのみであって、集中伝送装置が独自に終了信号を送出していないため、集中伝送装置がメータ端末のアラーム履歴の情報を消してしまうことがない。
【0046】
また、集中伝送装置はメータ端末の発呼情報を先取りせずに発呼優先を実施しているので、電話回線がつながるまでにメータ端末の発呼情報等が更新されても、その更新された情報は最速でセンター装置に届くことになる。従ってセンター装置へはメータ端末の最新の情報が伝わる。
【0047】
また、集中伝送装置は、端末装置としてのメータ端末の発呼情報を送受信するためのバッファメモリが不要となり、かつ発呼優先が失敗してもメータ端末が持つリトライ機能に任せれば良いため、集中伝送装置にはリトライ機能が不要となるため、その分制御手段での処理が簡単で良いことになる。
更にまた、ータ端末がガスメータの場合に、リトライ発呼によるセンターポーリング通信の不成功を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動検針システムの全体構成図である。
【図2】本発明の集中伝送装置の実施例のブロック図である。
【図3】本発明における通信手順を示す図である。
【図4】本発明の別の実施例の通信手順を示す図である。
【図5】従来技術の全体構成図である。
【図6】従来技術の集中伝送盤のブロック図である。
【図7】従来技術の通信手順を示す図である。
【符号の説明】
1,…,X,…,N 端末装置、メータ端末(通信機能付マイコンガスメータ)
11 センター装置
12 集合住宅
14A 集中伝送装置
15 電話交換機
16A 回線端末装置(例えばT−NCUなど)
20A 制御部
20d 通信中断手段
20e 発呼優先接続手段
20f 発呼起動信号送受信手段
20g 通信中継手段
20h 発呼優先禁止手段
21B 発呼検出部

Claims (2)

  1. 下記A、B、Cの構成要件を具備した自動検針システム。
    A.複数の端末装置と通信線にて接続され、また回線端末装置を介して一般公衆回線又は専用回線でセンター装置に接続された集中伝送装置において、
    前記端末装置からの端末発呼起動信号を検出するための発呼検出部と、前記センター装置とのセンターポーリング通信を中断するための通信中断手段と、前記端末発呼起動信号を発呼した前記端末装置に回線を優先的に接続するための発呼優先接続手段と、前記端末装置からの前記端末発呼起動信号を受信するとともに、受信した端末発呼起動信号を前記センター装置に送信する発呼起動信号送受信手段と、受信した信号を中継して送信するための通信中継手段とを備え、
    前記センター装置とのセンターポーリング通信中に前記端末装置から前記端末発呼起動信号が発呼されると、前記発呼検出部が前記端末発呼起動信号を検知して発呼割込信号を生成し、この発呼割込信号に基づいて前記通信中断手段はセンターポーリング通信を中断するとともに、前記発呼優先接続手段は前記端末発呼起動信号を発呼した前記端末装置に回線を接続し、前記発呼起動信号送受信手段は回線を接続した前記端末装置から前記端末発呼起動信号を受信するとともに、前記センター装置に前記回線端末装置を介して前記端末発呼起動信号を送信し、その後前記通信中継手段は前記センター装置からの発呼情報要求信号を中継して前記端末装置に伝送するとともに、前記端末装置からの発呼情報信号を中継して前記センター装置に伝送することを特徴とする集中伝送装置。
    B.複数のメータ端末と、これらメータ端末と通信線にて接続された集中伝送装置と、この集中伝送装置と回線端末装置を介して一般公衆回線または専用回線で接続されたセンター装置と、を備えた自動検針システムであって、
    前記集中伝送装置は、前記センター装置とのセンターポーリング通信中に前記メータ端末が前記端末発呼起動信号を発呼すると、それを検知してセンターポーリング通信を中断するとともに、前記メータ端末からの前記端末発呼起動信号を受信し、前記センター装置は、センターポーリング通信がタイムアウトにて中断したことを検知して回線を開放し、
    その後、前記集中伝送装置は、前記回線端末装置に、前記メータ端末から受信した前記端末発呼起動信号を送信し、前記センター装置は前記回線端末装置の回線接続動作によって、再び回線が接続されると、前記端末発呼起動信号に応答して、発呼情報要求信号を前記集中伝送装置を介して前記メータ端末に伝送し、前記メータ端末は前記発呼情報要求信号に応答して、発呼情報信号を前記集中伝送装置を介して前記センター装置に伝送することを特徴とする自動検針システム。
    C.前記センター装置は、発呼優先禁止信号を前記集中伝送装置に送信する発呼優先禁止信号生成手段を備え、
    前記集中伝送装置は、前記メータ端末からの前記端末発呼起動信号を優先的に処理することを禁止する発呼優先禁止手段を備え、
    前記センター装置の前記発呼優先禁止信号生成手段が、前記発呼優先禁止信号を前記集中伝送装置に伝送すると、前記集中伝送装置の前記発呼優先禁止手段は前記発呼優先禁止信号に基づいて、その有効期間中、前記端末発呼起動信号の優先的処理を禁止することを特徴とする自動検針システム。
  2. 前記有効期間とは、前記集中伝送装置がセンター装置からの終了信号を受信するまで、あるいは通信エラー等によって通信が中断されたことを検知するまでとすることを特徴とする請求項記載の自動検針システム。
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