JP3357046B2 - ドキュメントを偽造から保護する透明オーバーレイ - Google Patents

ドキュメントを偽造から保護する透明オーバーレイ

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JP3357046B2 JP24856990A JP24856990A JP3357046B2 JP 3357046 B2 JP3357046 B2 JP 3357046B2 JP 24856990 A JP24856990 A JP 24856990A JP 24856990 A JP24856990 A JP 24856990A JP 3357046 B2 JP3357046 B2 JP 3357046B2
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 発明の分野 本発明は、ドキユメントを偽造から保護するための透
明オーバーレイに関し、しかも偽造が困難な図形および
文字を含有し、しかもドキユメントを認証するようにも
機能するこのようなドキユメントに特に関する。
関係技術の説明 ドキユメントは、汚れ、湿気および一般的摩滅に対す
る保護を与える接着性透明オーバーレイを有することが
多い。代表的透明オーバーレイは、プラスチツクフイル
ムがドキユメント面に永久に接着できるアグレシブ接着
剤層を有するプラスチツクフイルムを有する。このプラ
スチツクフイルムは、下層に設けられた情報を見えなく
することのない図形のようなメツセージを組み込んだ場
合、特にメツセージ含有プラスチツクフイルムを破壊せ
ずに除去するのが困難であり、しかも偽造が困難である
場合に透明オーバーレイは、保護をさらに与え得る。例
えば、多くのクレジツトカードは、現在透明であつても
よいが、不透明であることが多く、従つて情報を有しな
い部分に限られたホログラフ像を示すようになつてい
る。
オーバーレイのプラスチツクフイルムは、単一片とし
て除去するのを阻止するように脆いか、あるいは除去し
ても、再適用できないように歪曲する傾向がある場合に
おいても、賢明、器用なヒトが不当に破損することなく
(例えば熱または非常に冷温の何れかを用いることによ
つて)オーバーレイを除き、かつ(例えば携帯者を確認
する肖像または写真を置換することによつて)ドキユメ
ントの面を変更できるかも知れないということが悩みの
関心事である。こうすることが専門家による検査では識
別できる場合にも、多くのドキユメントを普通に使用す
る場合には、異常な状態でない限りこのような検査は通
常除かれる。例えば、ドキユメントがパスポートの場
合、一層厳密な検査を示唆する若干の外的証拠がない限
り、税関吏に対して、ドキユメントとその携帯者の両者
のチエツクに、1分または2分以上が許されることはめ
つたにない。
下層に設けられた情報を見えなくすることのない図形
または文字を含み得る透明オーバーレイは、米国特許第
3,801,103号(Sevelinら)明細書に開示されている。こ
の図形または文字は、散光下では肉眼には見えないかま
たはかすかにしか見えず、しかも再帰反射的に見た場合
にのみ容易に判読できるようになる。このようなオーバ
ーレイは、現在ミネソタ・マイニング・アンド・マニユ
フアクチユアリング・カンパニーによつてコンフアーム
(COMFIRM)ブランド保証フイルムとして製造および販
売されている。
コンフアームブランド保証フイルムは脆く、しかもア
グレシブ接着剤の層によつて保証フイルムがドキユメン
トに永久に接着されるアグレシブ接着剤の層を有する故
に、偽造の容易に認められる証拠を残すことなく、ドキ
ユメントからシート材料を剥離できず、しかもそれを再
適用できないであろう。しかしながら、ドキユメントの
若干の発行者は、偽造に対して一層大きい保証を要求す
る。
前記の米国特許第3,801,103号明細書に続いて、各々
再帰反射的に見た場合にのみ認められる図形または文字
の像形成でき、しかもドキユメントの面を隠すことな
く、ドキユメントに接着剤で接着できる他の透明オーバ
ーレイを開示する多数の特許明細書が発行された。例え
ば、オーバーレイが背景部分の反射色を像部分の反射色
と異ならせる追加の特徴を有する、米国特許第4,099,83
8号(Cookら)明細書を参照されたい。また、各々透明
オーバーレイをドキユメントに接着剤で接着した後に認
証メツセージをオーバーレイに形成できる追加能力を有
するが、Sevelinの特許明細書と同様に働く透明オーバ
ーレイを開示している米国特許第4,688,894号(Hocker
t)および同第4,691,993号(Porterら)明細書をも参照
されたい。しかしながら、これらの3件の特許明細書の
透明オーバーレイは、人目につかない偽造に対して、コ
ンフアーム商標保証フイルムの米国特許第3,801,103号
明細書のオーバーレイよりも一層良い保証を与えない。
熱像形成技術 米国特許第4,713,365号(Harrison)明細書は、多色
像を身分証明書に貼付するためにプリントをカラービデ
オカメラから得る既知の熱転写系の利用に関する。これ
は、染料受容シートによつて染料供与体要素を対面して
配置することによつて行われる。線型熱印刷ヘツドは染
料供与体要素の背面から熱を加えて、染料受容シートに
選択的に色を転写し、しかも追加の2色を用いて、この
方法を繰り返すことにより3色染料転写像を与えること
も可能である。次いで、透明カバーシートは、Harrison
の特許明細書のホツトメルト接着剤、すなわち「1種ま
たはそれ以上の芳香族二塩基酸および1種またはそれ以
上の脂肪族ジオールの、30モル%までの1種またはそれ
以上の脂肪族二塩基酸で変性され、150℃において溶融
粘度約1,000ポイズ〜約20,000ポイズを有する線状ラン
ダムコポリエステルを含む」ホツトメルト接着剤(特許
請求の範囲第1項)を用いて像上に積層される。好まし
い透明カバーシートは、ポリカーボネートまたはポリ
(エチレンテレフタレート)のようなポリエステルのよ
うな重合体状フイルムであり、染料転写像を有するいわ
ゆる熱プリント要素の表裏両面を被覆するのが好まし
い。
同様の熱転写系においては、供与体要素は、例えば米
国特許第3,898,086号(Franerら)明細書に記載された
ろう含有被覆に分散された顔料を用いている。顔料は、
染料に比べて優れた耐光堅牢度を与える傾向があるが、
顔料の使用によつて、像の連続色調能力が限定される。
最近の総説には、転写機構を、繊維捺染に伴う昇華とは
明らかに異なる「溶融状態」拡散プロセスとして記載さ
れている〔P.Gregoryのケミストリー・イン・ブリテン
(Chem.Brit.)、25、47(1989)を参照されたい〕。
他の熱像形成系においては、供与体シートに、捺染さ
れる布帛と接触する1種またはそれ以上の図形を被覆
し、次いである場合は真空を付随して加えて、均一に加
熱する。転写プロセスは、大いに研究され、しかも染料
は、気相における昇華によつて転写されることが一般に
認められている。関連引例としては、C.J.Bentらのジヤ
ーナル・オブ・ソサイテー・オブ・ダイヤーズ・アンド
カラリスツ(J.Soc.Dyers Clour.)、85、606(196
9)、J.GriffithsおよびF.Jones、同93、176、(197
7)、相原ら、アメリカン・ダイスタフ・リポーター(A
m.Dyest.Rep.)64、46(1975)、C.E.Vellinsの「ザ・
ケミスリー・オブ・シンセテイツク・ダイズ(The Chem
istry of Synthetic Dyes)」、K.Venkataraman編、8
巻、191、アカデミツク・プレス、ニユーヨーク所在、1
978がある。
発明の要約 本発明は、ドキユメント、例えば携帯者の肖像と組み
合さつた情報を像形成できるドキユメントに永久に積層
される透明オーバーレイを提供する。像は、オーバーレ
イの1部であるので、オーバーレイがドキユメントに積
層された後に、像を偽造するためにオーバーレイを破壊
する必要があろう。本発明のオーバーレイの透明可撓性
カバーシートは、再帰反射的に見た場合にのみ容易に判
読できる図形または文字を組み込むのが好ましい、例え
ば前記米国特許第3,801,103号、同第4,099,838号、同第
4,688,894号および同第4,691,933号明細書の何れかの透
明シート。前記のように、このようなシート材料は、各
々再帰反射的に見た場合にのみ容易に判読でき、しかも
不鮮明な、すなわち散光下に肉眼に見えないかまたはか
すかに見えるのみである図形または文字の生成手段を組
み込んでいる。このようなシート材料は、代表的には脆
いので、アグレシブ接着剤で接着された基体から単一の
未変形片を除くことは事実上できない。その高級な構造
のために、偽造しようと望むヒトはその再帰反射的に見
ることのできる図形または文字を再生できてはならな
い。さらに、これらの特許明細書の何れかの透明シート
材料は、合わせるのが困難または不可能な再帰反射的図
形または文字を有するドキユメントを作製することによ
つて、2個のドキユメントを切離し、次いで単一の詐欺
ドキユメントに組み合わすのを防止でき、しかも2個の
反射部分の間の交差点は再帰反射的に見た場合に悪く見
えるであろう。
新規なオーバーレイの透明カバーシートは、単純熱可
塑性フイルムであり得る。なぜならば、不当な変形なし
に、フイルムをドキユメントから除くことができるとし
ても、このカバーシートは、重合体状像受容層に形成さ
れた任意の像の少なくとも1部分を担持し、従つて偽造
後オーバーレイ−ドキユメント積層体を事実上再構築で
きないからである。
簡単には、本発明のオーバーレイは、 (a) 透明可撓性カバーシート、 (b) 前記透明カバーシートの1面上に、ガラス転移
温度(Tg)少なくとも約−15℃を有するホツトメルト接
着剤の層および (c) 前記ホツトメルト接着剤層の露出面上に厚さ約
50μmより大きくない重合体像受容層 を含む。
新規なオーバーレイおよびそのカバーシートを特徴づけ
るに用いる「透明」とは、下に存在する像がオーバーレ
イおよびその覆いを通して容易に見ることができること
を意味する。
(新規なオーバーレイの好ましい接着剤である前記米
国特許明細書第4,713,365号明細書のものと同様な)ホ
ツトメルト接着剤は、代表的には、強力な耐剥離性結合
を形成するのが好ましいが、そうする必要がない。この
特許明細書の複合材料中で破壊するホツトメルト接着剤
は、新規なオーバーレイにおいて非常に有用である。な
ぜならば、新規なオーバーレイの離層および保護された
ドキユメントはオーバーレイを破壊し、しかもそれによ
つて像を破壊するからであろう。例えば、像が肖像を含
む場合、肖像と同様に多くの重合体像受容層を若干除く
ことなく、しかもそれによつて他の肖像をホツトメルト
接着剤層の少なくとも隣接部分と置換できないであろ
う。また、これらの層を再構築し、次いで新しい肖像に
貼付する必要があろう。これらのすべてを実施できる技
術を有するものは誰でも、それが一層容易であることが
判明しながら、初めからドキユメントを偽造する技術を
有しなければならない。
新規のオーバーレイの重合体状像受容層は、米国特許
第4,713,365号明細書に示唆されたような数種の既知の
技術の何れかによつて像形成できる。すなわち、染料供
与体要素が新規なオーバーレイの像受容層と対向して位
置する場合、熱プリントヘツドは、染料供与体要素の背
面から熱を加えて、色を選択的に像受容層に転写でき
る。このプロセスを、追加の2色を用いて繰り返し、3
色染料転写像を提供できる。他の有用な技術は、乾トナ
ー、液体トナーまたはインキジエツトプリンテイングを
用いる。
重合体状像受容層が新規なオーバーレイのホツトメル
ト接着剤層を被覆することを考慮して、その厚さが約50
μmを越えないならばいつも(今日までの試験におい
て)本発明の原型透明オーバーレイで形成された結合
は、重合体像受容層の省略以外は同一であるオーバーレ
イで形成された結合と同様に強力かつ永久的であること
は注目すべきである。
像受容層が染料供与体要素から像形成される場合、熱
プリントヘツドによつて加えられた熱は、下に存在する
ホツトメルト接着剤層の局部軟化を起こし、従つて像の
にじみを起こすと考えられることを考慮すると、得られ
た像は驚異的に鮮明である。像が接着剤に移行する傾向
によつて分かるように局部軟化が起こるが、予想された
にじみは起こらなかつた。
また、熱を加えて、新規なオーバーレイをドキユメン
トの面に積層すると、重合体像受容層に形成された像は
その元の鮮鋭度を保有し得ることも注目すべきである。
具体的態様の詳細な説明 重合体像受容層用材料の好ましい種類は、塩素含量約
62%〜74%、ビカーB値約110℃〜約170℃、約180℃よ
り低くないTgおよび約0.4〜約1.5の固有粘度を有する塩
素化されたポリ(塩化ビニル)を包含する。この種類の
重合体像受容層は、米国特許第4,847,238号(Jongewaar
dら)明細書(この記載を参照することにより本明細書
に組み入れる)に開示およびクレームされている。この
種類の塩素化されたポリ(塩化ビニル)の像受容層は、
全く薄く、しかもなお熱プリントヘツドを用いて、高密
度像を染料供与体要素から転写できる。
重合体状像受容層用材料の、好ましさが少し低いが他
の有用である種類としては、ポリ(塩化ビニル)、ポリ
エステル、セルロース系誘導体、ポリビニルピロリド
ン、ポリカーボネート、ブチラールビニルアセテート、
アクリレート、メタクリレートおよびスチレン/アクリ
ロニトリル共重合体がある。塩素化されたポリ(塩化ビ
ニル)と比べて、ポリカーボネートを好ましい厚さに被
覆することは一層困難であり、ポリ(塩化ビニル)およ
びブチラールビニルアセテートは一層低いTgを有する傾
向があり、従つて像変形に対して抵抗性が一層少ない。
かつ他は染料に対して一層低い受容性を有する。染料受
容性の増進に有用なことが知られている添加剤、例えば
界面活性剤とブレンドすることによつて染料受容性を増
進できるであろう。
重合体像受容層は、ホツトメルト接着剤層を実質的に
均一に被覆しながら出来るだけ薄いのが好ましい。実質
的に約50μmより大きい厚さにおいては、重合体状像受
容層は、新規なオーバーレイおよび保護されるドキユメ
ントの間に強力な永久結合の形成を阻害する傾向がある
かも知れない。現在好ましい範囲の厚さは、約8μm〜
約25μmであり、しかも理想的には平滑なドキユメント
上に用いるこの範囲の下端である。このような厚さは、
非常に小さいので、この厚さを直接測定よりもむしろ析
出した材料の重量から計算する必要があろう。
重合体状像受容層の主重合体状成分のTgは約60℃〜約
150℃が好ましい。そのTgが好ましい範囲よりも実質的
に低い場合、像は長時間にわたつて徐々ににじむように
なる恐れがある。好ましい範囲よりも実質的に高いTgに
は、エネルギー消費および安全の両者に関して、望まし
くない高接着温度が必要であろう。
新規なオーバーレイのホツトメルト接着剤は、保護さ
れるドキユメントが製造される紙および他の材料に対し
て強力な結合を形成するのが好ましい。強力な結合を形
成するホツトメルト接着剤の好ましい種類は、前記米国
特許第4,713,365号明細書におけるような約30モル%ま
での1種またはそれ以上の脂肪族二塩基酸で変性され
た、1種またはそれ以上の芳香族二塩基酸および1種ま
たはそれ以上の脂肪族ジオールの、線状ランダムコポリ
エステルである。ホツトメルト接着剤の他の有用な種類
には、エチレン/ビニルアセテート(EVA)共重合体、
エチレン/アクリル酸(EAA)共重合体、エチレン/エ
チルアクリレート(EEA)共重合体、エチレン/メチル
アクリレート(EMA)共重合体およびポリエチレンであ
る。
新規なオーバーレイのホツトメルト接着剤のTgは、約
−15℃〜約150℃でなければならない。実質的に一層低
いTgにおいては、特に像受容層が、米国特許第4,713,36
5号明細書に記載された技術により、染料で像形成され
る場合に像がにじむ恐れがあろう。前記の好ましい範囲
よりも実質的に一層高いTgにおいては、新規なオーバー
レイをドキユメントに積層するのに望ましくない高温を
用いる必要があろう。ホツトメルト接着剤のTgは約40℃
〜約100℃が好ましい。
ホツトメルト接着剤の層は、オーバーレイが貼付され
るドキユメントが紙のように多孔性である場合、厚さは
少なくとも約50μmが好ましい。ドキユメントが平滑
な、例えばプラスチツクフイルムまたはプラスチツク被
覆された紙の場合、厚さ約25μmが適当であろう。ドキ
ユメントが平滑であつても、新規なオーバーレイの透明
被覆が再帰反射性シート材料の場合は、ホツトメルト接
着剤の厚さは少なくとも約50μmが好ましく、しかも染
料を用いて、重合体状受容層に像形成する。実質的に一
層薄い層は、像形成染料を像受容層から再帰反射性シー
ト材料のビード結合層に移行させる。他方、ホツトメル
ト接着剤の厚さが約200μmを越えるならば、これは原
料の浪費であろう。さらに、実質的に一層大きい厚さに
おいて、ホツトメルト接着剤の均一な被覆を形成するの
が困難となる可能性がある。
新規なオーバーレイの透明な可撓性カバーシートが単
純な熱可塑性フイルムの場合、保護されるドキユメント
の面に、先ず像形成して(例えば印刷によつて)、ドキ
ユメント毎に位置が異なる図形を示すのが好ましい。次
いで、2件のドキユメントを(例えば、1個のパスポー
トから写真を切り出して異なつたパスポートで用いるこ
とによつて)組み合せる場合、その背景図形を合わせる
ことが事実上不可能であろう。
新規なオーバーレイの透明可撓性カバーシートが単純
な熱可塑性フイルムである場合、このシートは二軸配向
ポリ(エチレンテレフタレート)が好ましい。なぜなら
ば、このようなフイルムは代表的に耐引掻性であり、し
かも広範囲の温度にわたつて良好な透明性および良好な
寸法安定性を有するからである。他の有用な単純熱可塑
性プラスチツクフイルムとしては、ポリカーボネート、
ポリイミド、セルロースアセテートおよびポリエチレン
がある。単一の透明なフイルムは、新規なオーバーレイ
をドキユメントから剥離しようと如何に努力しても透明
なフイルムが破壊または変形するようになるように薄い
のが好ましい。
染料を用いて、重合体像受容層に像形成し、そして、
透明カバーシートが再帰反射性シート材料の場合、ホツ
トメルト接着剤の層は、接着剤と透明カバーシートの間
に、再帰反射性シート材料のビード結合層への染料の移
行を阻害するバリヤー層を用いることによつてホツトメ
ルト接着剤の層は非常に薄くなり得る。好ましいバリヤ
ー層はイソプロピルアルコールおよび脱イオン水に溶解
されたポリビニルアルコールであるスコツチ(Scotc
hTM)Y−110剥離液(3M社から)である。このバリヤー
材料は、約1μmほどの厚さで有効である。
新規なオーバーレイを使用してドキユメントを保護す
る際に、好ましい操作は、(a)ドキユメントにドキユ
メントと全く同様の情報標準、例えば携帯者の氏名、住
所、生年月日などを受容するために標識されたボツクス
でプリプリントし、(b)任意に携帯者の肖像を初め携
帯者に特定の情報の鏡像を、像受容層に形成し次いで
(c)ホツトメルト接着剤層によつて、標準情報上にオ
ーバーレイを接着する工程が含まれる。続いてオーバー
レイを剥離できる場合、このオーバーレイは像の少なく
とも若干をオーバーレイと共に保存し、ドキユメント上
上に標準情報および像のなんらかの残留部分をも残すで
あろう。次いで、像を変化させるために、ドキユメント
またはオーバーレイの上に新しい像を構成しながら、ド
キユメントとオーバーレイの両者の上に残留する像のす
べての部分を消去する必要があろう。なぜならば、像を
両面で再構築して像を再組立時に合わせることは事実上
不可能だからであろう。
図 面 本発明は、すべて略図である図である図面に関して一
層容易に理解されるであろう。
第1図において、透明オーバーレイ10は透明可撓性カ
バーシート12、特に熱可塑性フイルムを有する。カバー
シート上に、ホツトメルト接着剤層14およびその露出面
が例えば熱転写系(図示せず)によつて形成された鏡像
18を受容した重合体像受容層16がある。
第2図において、結合された剥離可能支持体21を有す
る透明オーバーレイ20は、ガラスビーズ24の単一層、選
択的にインプリントされた透明ラツカー層25、光の波長
の約1/4の光学厚さの透明誘電体層26およびビード接着
された層28を含む可撓性カバーシート22を有する。ラツ
カー層は、再帰反射的に見た場合にのみ認められ得る図
形または説明文を与える。また、透明オーバーレイ20
は、染料の、ビード接着層28への移行を防止するバリヤ
ー層30は、ホツトメルト接着剤層32およびその露出面が
鏡像36を受容した像受容層34をも有する。
透明オーバーレイ20は、選択的にプリントされてラツ
カー層25を与える支持体21の(代表的に紙層38に結合さ
れた)剥離材料37上にガラスビーズの実質的単一層をカ
スケードし、次いで誘電体層26で蒸着し、次に層28、3
0、32および34を被覆することによつて組み立てられ
る。鏡像36を形成し、次いで像受容層34を(パスポート
の頁のような)基体40上に配置した後に、熱を加えて、
透明オーバーレイ20を基体に積層し、その後仮支持体21
を第2図に示すように剥離した。
例 本発明は、下記の例示的例によつてさらに説明され
る。
例において用いる材料は、 であつた。
また、例において、 熱プリンターA 熱プリンターAは8ドツト/mmおよび0.25ワツト/ド
ツトを有する京セラ浮出し艶付薄膜熱プリントヘツドを
有する。通常の像形成においては、電気エネルギーは、
9V〜20Vのヘツド電圧に相当する2.64モジユール/cm2
6.43ジユール/cm2に変化した。グレースケール像は、パ
ルス幅変調または印加電圧の変動によつて生成された32
個の電気水準を用いて生成した。
熱プリンターB イーストマン・コダツクからの市販熱染料転写プリン
ターSV6500型。
染料供与体要素A 日立VY−S100A染料供与体要素。
染料供与体要素B 三菱CK100L染料供与体要素。
90゜剥離試験 試料を調製し、次いで少なくとも16時間室温において
放置する。幅1インチ(2.54cm)のストリツプを切断
し、次いでインストロン1122型ユニバーサルテスター
で、角度90゜において速度5インチ/分(12.5cm/分)
で密着性を評価する。
例において、特記しない限り、量はすべて重量部で示
す。
例 1 第2図に図示した透明再帰反射性カバーシートにイン
プリントし、再帰反射性光中においてのみ見ることので
きる文字を記録させた。そのホツトメルト接着剤層は、
厚さ約50μmのDMF899であつた。このホツトメルト接着
剤層上に、#8線巻メイヤー・バーを用いて、下記の溶
液を塗布した。
成 分 0.20 テンプライト (TEMPRITE)678x512 0.25 アトラク (ATLAC)382ES 0.04 エポン (EPON)1002 0.04 バイテル (VITEL)PE200 0.05 フルオラド (FLUORAD)FC430 0.15 チヌビン (TINUVIN)328 0.04 ユニビル (UVINUL)N539 0.05 サーム・チエツク (THERM−CHECK)1237 0.08 DOBP 4.56 テトラヒドロフラン 1.85 2−ブタノン 湿潤厚さ18μmを有する被覆を風乾して、良好な染料
受容性を有する像受容層を得た。これをシアン染料供与
体要素Aと接触して配置し、熱プリンターAを用いて像
形成した。像形成後、構成は、染料供与体要素のステッ
キングまたは裂け目なしに密度可変入力のすぐれた再生
を与えた。次いで黄色およびマゼンタ染料供与体要素
を、同様に別のオーバーレイ上に上首尾に像を形成し
た。
比較例1−C 像受容層を省略した以外は、例1におけるように透明
オーバーレイを製造した。そのホツトメルト接着剤層を
シンアン染料供与体要素Aと接触して配置し、次いで、
例1におけるように熱プリンターAを用いて像形成した
場合は、接着剤層上に許容できない低密度の像を形成し
た。染料が接着剤層に転写された全部分に、染料供与体
要素Aのステッキングおよび裂けがあつた。同じ結果
は、黄色およびマゼンタ色についても見られた。
例 2 そのカバーシートが厚さ50μmの二軸延伸ポリ(エチ
レンテレフタレート)フイルムであつた以外は、例1に
おけるように透明オーバーレイを製造した。そのホツト
メルト接着剤層は、厚さ約75μmを有するエルバツクス
550であり、しかもその像受容層は例1のものと同一で
あつた。これに、黄色、マゼンタ色、シアン色染料供与
体B系列を用いた以外は、例1におけるように熱プリン
ターAを用いて像形成した。像密度および解像度はすぐ
れていた。GRETAG D186濃度計から得られた最大反射光
学密度は、黄色について1.15、マゼンタ色については1.
06およびシアン色については1.23であつた。
本発明のこの像形成された透明オーバーレイを、その
像受容層を普通複写紙と接触して置き、次いで両者を10
0℃において熱ロール圧力貼合せ機(TLC600型卓上貼り
合せ機)を通した。貼合せ後も像の品質は良好であつ
た。最終構成の90゜剥離試験では、紙層内に裂けが生じ
た。
例 3 平滑なウレタンビード結合を有する第2図に示す透明
再帰反射性カバーシートを用いて、本発明の透明オーバ
ーレイを作製した。ビード結合に、メチルエチルケトン
中のバイテルPE222接着剤(溶液粘度2000cpsを有する固
形分50%)の125μmの湿潤層をもつてナイフ塗布し
た。被覆を炉中で乾燥した。例1の像受容体溶液を#8
メイヤー・バー(湿潤厚さ18μm)を用いて乾燥バイテ
ル層上に塗布し、次いで熱風乾燥した。3色染料供与体
要素B系列を、プリンターA上で像形成された乾燥像受
容層と接触させた。得られた像は、良好な解像度を有し
た。像形成されたオーバーレイを(150℃でした以外
は)例2におけるような普通複写紙に貼り合せ、像品質
は低下しなかつた。貼り合せた試料を、65℃の炉中にお
いて4か月熟成した。像濃度および解像度はこの期間中
良好であつた。
例 4 下記を変えて、例3を4回繰り返した。
A.透明スコツチブランドY110溶液を用いてビード結合上
に斜のストライプを印刷し、次いで数マイクロメートル
の厚さまで乾燥した。
B.剥離ストリツプ上にバイテルPE222コポリエステル接
着剤を塗布し、次いでそれぞれ厚さ約25μm、31μm、
47μmおよび50μmに乾燥した。
C.熱プリンターBを用いて、4個の試料の各々の像受容
層に像形成して、カラー肖像を含む身分証明書をシミユ
レートした。得られた像の各々は、紙に貼り合せ前後の
両者においてすぐれた解像度および濃度を有した。65℃
において熟成2か月後、25μmおよび31μmバイテルコ
ポリエステル接着剤層を有する試料上の像は、スコツチ
ブランドY110層が存在する部分以外は著しいにじみ(染
料移行)を示し、しかもこれらの部分および一層厚いコ
ポリエステル接着剤層を有する2個の試料の全部分にお
いて、著しくは変化しなかつた。
例 5 ポリエステルカバーシートが厚さ175μmであり、そ
してホツトメルト接着層が厚さ約125μmを有するバイ
テルPE222ポリエステルであつた以外は、3個の透明オ
ーバーレイを例2におけるように製造した。3個のオー
バーレイは、像受容溶液を3本の異なつた線巻メイヤー
・バー、すなわち#3、#8および#16で塗布して、そ
れぞれ湿潤厚さ7μm、18μmおよび36μmを与えた点
で異なつた。比較のために、第4のオーバーレイは、像
受容溶液を省略した。次いで3個の透明オーバーレイ
を、白色硬質PVC基体(厚さ0.37μm)に、150℃の熱ロ
ール圧力貼り合せ機を用いて貼り合せた。
これらの結果から、接着剤と基体の間の像受容層の存在
にかかわらず適切な密着性が保たれたことが分かる。剥
離試験性能少なくとも約500N/mは、多くの用途につい
て、十分な耐離層性を与えると考えられる。
例 6 例5のオーバーレイの各々の片に、例2の試験プリン
ターおよび方法を用いて像形成した。像受容層を含有す
るオーバーレイの各々上の得られた像は、均一で良好な
濃度および解像度を有した。比較オーバーレイ(像受容
層なし)上の像は、限られた解像度および不良の連続色
調能を生じる染料供与体要素のステッキングのために許
容できない。像形成されたオーバーレイの各々は、例5
におけるような白色PVCに貼り合せた。像濃度および解
像度は変化しなかつた。90゜剥離試験の結果、オーバー
レイの裂けまたはオーバーレイと基体の間の像のスプリ
ツトが生じ、従つて偽造に対して良好な抵抗性を示し
た。
本発明の種々の修正および変形は、本発明の範囲およ
び精神から逸脱することなく当業者に明らかである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の透明オーバーレイの部分断面図であ
り、かつ 第2図は、再帰反射的に見た場合にのみ認め得る図形を
組み込んでいる本発明の他の透明オーバーレイの部分断
面図であり、このオーバーレイは偽造に対して保護する
ためにドキユメントの面に積層される所定位置で示さ
れ、その仮支持体を剥ぎ取つている。 10:透明オーバーレイ 12:透明可撓性カバーシート 14:ホツトメルト接着剤層 16:重合体像受容層 18:鏡像 20:透明オーバーレイ 21:支持体 22:可撓性カバーシート 24:ガラスビーズ 25:透明ラツカー層 26:透明誘電体層 28:ビーズ結合層 30:バリヤー層 32:ホツトメルト接着剤層 34:像受容層 36:鏡像 37:剥離材料 38:紙層 40:基体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョン ウィリアム マッコンビル アメリカ合衆国 ミネソタ州 セント ポール,3エム センター(番地なし) (56)参考文献 特開 昭64−61294(JP,A) 特開 昭62−238791(JP,A) 特開 昭63−170086(JP,A) 米国特許3801183(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B42D 5/00 - 15/10 B41M 3/14 G02B 5/128 G03B 27/62

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドキュメントを偽造から保護し得る透明オ
    ーバーレイにおいて、前記オーバーレイは、 (a)透明可撓性カバーシート、 (b)前記透明カバーシートの1面上に、ガラス転移温
    度(Tg)が約−15℃〜約150℃のホットメルト接着剤の
    層および (c)前記ホットメルト接着剤層の露出面上に厚さ約50
    μmより大きくない重合体像受容層を含む ことを特徴とする、前記透明オーバーレイ。
  2. 【請求項2】下記 (a)前記カバーシートは熱可塑性フィルムであるかま
    たは (b)前記カバーシートは、再帰反射的に見た場合にの
    み容易に判読できる図形または文字を有する手段を組み
    込んだ再帰反射性シート材料である、 の少なくとも1つをさらに特徴とする、特許請求の範囲
    第1項に記載の透明オーバーレイ。
  3. 【請求項3】下記 (a)前記像受容層の主要重合体成分がポリ(塩化ビニ
    ル)、ポリエステル、セルロース系誘導体、ポリビニル
    ピロリドン、ポリカーボネート、ブチラールビニルアセ
    テート、アクリレート、メタクリレートおよびスチレン
    /アクリロニトリル共重合体から選ばれるか、または (b)前記像受容層の主要重合体成分のガラス転移温度
    が約60℃〜約150℃であるかあるいは (c)約80℃より低くないガラス転移温度および約0.4
    〜約1.5の固有粘度を有する塩素化されたポリ(塩化ビ
    ニル)を含むかまたは (d)前記像受容層の厚さが約8ミクロン〜約25ミクロ
    ンであるかの、 少なくとも一つをさらに特徴とする、特許請求の範囲第
    1項記載の透明オーバーレイ。
  4. 【請求項4】下記 (a)前記ホットメルト接着剤はガラス転移温度約40℃
    〜約100℃を有するかまたは (b)前記ホットメルト接着剤が、約30モル%までの1
    種またはそれ以上の脂肪族二塩基酸で変性された1種ま
    たはそれ以上の芳香族二塩基酸および1種またはそれ以
    上の脂肪族ジオールの、線状ランダムコポリエステルを
    含むかあるいは (c)前記ホットメルト接着剤の厚さが約25ミクロン〜
    約200ミクロンである、 の少なくとも1つをさらに特徴とする、特許請求の範囲
    第1項に記載の透明オーバーレイ。
  5. 【請求項5】前記ホットメルト接着剤層と前記カバーシ
    ートとの間にバリヤー層をさらに含む、特許請求の範囲
    第1項に記載の透明オーバーレイ。
  6. 【請求項6】透明オーバーレイを有するドキュメントに
    おいて、前記オーバーレイが、 (a)透明カバーシート、 (b)前記透明カバーの1面上にガラス転移温度が約−
    15℃〜約150℃のホットメルト接着剤の層および (c)前記ホットメルト接着剤層の露出面上に、厚さ約
    50ミクロンより大きくない重合体像受容層を含み、 前記オーバーレイが前記ホットメルト接着剤によってド
    キュメントに接着されていることを特徴とする、透明オ
    ーバーレイを有するドキュメント。
  7. 【請求項7】前記像受容層が、透明オーバーレイによっ
    て偽造から保護された像を有することをさらに特徴とす
    る、特許請求の範囲第6項に記載のドキュメント。
  8. 【請求項8】下記 (a)前記カバーシートが再帰反射性シート材料を含む
    かまたは (b)前記カバーシートが、ドキュメントを再帰反射的
    に見た場合にのみ容易に判読できる図形または文字を有
    する再帰反射性シート材料を含むかあるいは (c)前記カバーシートが熱可塑性フィルムである、 の少なくとも1つをさらに特徴とする、特許請求の範囲
    第7項に記載のドキュメント。
  9. 【請求項9】1)(a)透明カバーシート、 (b)前記透明カバーシート上に、ガラス転移温度が約
    −15℃〜約150℃のホットメルト接着剤の層および (c)前記ホットメルト接着剤層の露出面上に、厚さ約
    50ミクロンより大きくない重合体像受容層 を含む透明オーバーレイを生成し、 2)前記像受容層上に像を形成し、次いで 3)そのホットメルト接着剤によって前記オーバーレイ
    をドキュメントに接着する ことを特徴とする、ドキュメントを偽造から保護する方
    法。
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