JP3357024B2 - 印刷版加工装置およびそのレジスタマーク位置検出方法 - Google Patents
印刷版加工装置およびそのレジスタマーク位置検出方法Info
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- JP3357024B2 JP3357024B2 JP2000064782A JP2000064782A JP3357024B2 JP 3357024 B2 JP3357024 B2 JP 3357024B2 JP 2000064782 A JP2000064782 A JP 2000064782A JP 2000064782 A JP2000064782 A JP 2000064782A JP 3357024 B2 JP3357024 B2 JP 3357024B2
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- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
- Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理領域中に
画像表示されたレジスタマークの２値画像データに基づ
いて、レジスタマークの中心座標を検出する印刷版加工
装置およびそのレジスタマーク位置検出方法に関する。
画像表示されたレジスタマークの２値画像データに基づ
いて、レジスタマークの中心座標を検出する印刷版加工
装置およびそのレジスタマーク位置検出方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の印刷版加工装置のレジスタマーク
位置検出方法について図９から図１１を参照して説明す
る。図９はレジスタマークの位置を検出するフローチャ
ートを示し、図１０（イ）は黒色バックに白色レジスタ
マークの２値画像データを示し、図１０（ロ）は図１０
（イ）の２値画像データを走査して各走査線ごとの各画
素の濃度ヒストグラムを演算して得られたヒストグラム
曲線を示し、図１１（イ）は従来例の白色バックに黒色
レジスタマークの２値画像データを示し、図１１（ロ）
は図１１（イ）の２値画像データを走査して各走査線ご
との各画素の濃度ヒストグラムを演算して得られたヒス
トグラム曲線を示している。
位置検出方法について図９から図１１を参照して説明す
る。図９はレジスタマークの位置を検出するフローチャ
ートを示し、図１０（イ）は黒色バックに白色レジスタ
マークの２値画像データを示し、図１０（ロ）は図１０
（イ）の２値画像データを走査して各走査線ごとの各画
素の濃度ヒストグラムを演算して得られたヒストグラム
曲線を示し、図１１（イ）は従来例の白色バックに黒色
レジスタマークの２値画像データを示し、図１１（ロ）
は図１１（イ）の２値画像データを走査して各走査線ご
との各画素の濃度ヒストグラムを演算して得られたヒス
トグラム曲線を示している。
【０００３】前記レジスタマークの位置を検出する場
合、以下のような条件が前提となる。 １．Ｔ字形状、Ｌ字形状等のレジスタマークを十字形状
のレジスタマークと同等であるとみなすこと。２．走査
方向に対してレジスタマークの傾きが許容範囲内に収ま
ること。３．レジスタマークの周辺に、レジスタマーク
と混同を生じる高コントラストの汚れや模様がないこ
と。４．レジスタマークが移動式カメラの撮影領域内に
入ってること。
合、以下のような条件が前提となる。 １．Ｔ字形状、Ｌ字形状等のレジスタマークを十字形状
のレジスタマークと同等であるとみなすこと。２．走査
方向に対してレジスタマークの傾きが許容範囲内に収ま
ること。３．レジスタマークの周辺に、レジスタマーク
と混同を生じる高コントラストの汚れや模様がないこ
と。４．レジスタマークが移動式カメラの撮影領域内に
入ってること。
【０００４】そして、例えば、図１０（イ）に示すよう
に、モニタには画像処理領域内の画像が表示されてお
り、画像中のレジスタマークの２値画像データに基づい
て、レジスタマークの位置検出が図９に示すフローにし
たがって行われる。まず、画像処理領域の左下端を原点
（０，０）とし、縦軸をＹ、横軸をＸとし、Ｙ＝０のＸ
方向の直線上に並んだ各画素を起点としてＹ方向に走査
し、各走査線ごとの各画素の濃度（白さの度合、以下白
レベルという）ヒストグラムを演算（Ｓ１）し、この演
算結果を、縦軸を白レベルとし、横軸をＸ軸としてグラ
フにする（Ｓ２）と、図１０（ロ）に示すようなヒスト
グラム曲線が得られる。
に、モニタには画像処理領域内の画像が表示されてお
り、画像中のレジスタマークの２値画像データに基づい
て、レジスタマークの位置検出が図９に示すフローにし
たがって行われる。まず、画像処理領域の左下端を原点
（０，０）とし、縦軸をＹ、横軸をＸとし、Ｙ＝０のＸ
方向の直線上に並んだ各画素を起点としてＹ方向に走査
し、各走査線ごとの各画素の濃度（白さの度合、以下白
レベルという）ヒストグラムを演算（Ｓ１）し、この演
算結果を、縦軸を白レベルとし、横軸をＸ軸としてグラ
フにする（Ｓ２）と、図１０（ロ）に示すようなヒスト
グラム曲線が得られる。
【０００５】つぎに、図１０（ロ）において、白レベル
の最大値を示す縦ラインをＡ、白レベルの最大値をＢ、
白レベルの最小値を示す縦ラインをＣ、白レベルの最小
値をＤとし、全縦ラインの白レベルの総和の平均値Ｅを
計算する（Ｓ３）。
の最大値を示す縦ラインをＡ、白レベルの最大値をＢ、
白レベルの最小値を示す縦ラインをＣ、白レベルの最小
値をＤとし、全縦ラインの白レベルの総和の平均値Ｅを
計算する（Ｓ３）。
【０００６】つぎに、最大値Ｂおよび平均値Ｅの差Ｒ
と、最小値Ｄおよび平均値Ｅの差Ｌとの大小を比較し
（Ｓ４）、差Ｌよりも差Ｒが大きい場合は黒色バックに
白色レジスタマークと判定し（Ｓ５）、差Ｒよりも差Ｌ
が大きい場合は白色バックに黒色レジスタマークと判定
する（Ｓ６）。
と、最小値Ｄおよび平均値Ｅの差Ｌとの大小を比較し
（Ｓ４）、差Ｌよりも差Ｒが大きい場合は黒色バックに
白色レジスタマークと判定し（Ｓ５）、差Ｒよりも差Ｌ
が大きい場合は白色バックに黒色レジスタマークと判定
する（Ｓ６）。
【０００７】そして、差Ｌ＜差Ｒの場合、すなわち、図
１０（イ）に示すように、黒色バックに白色レジスタマ
ークの場合、図１０（ロ）に示すように、（最大値Ｂ＋
平均値Ｅ）／２をスライスレベルとして、走査線毎の白
レベルの総和とスライスレベルとの比較を、Ａラインを
起点として左右Ｆ方向に行っていき、一の走査線の白レ
ベルの総和とスライスレベルとが一致するＧライン，Ｈ
ラインを検出し（Ｓ７）、（Ｇ＋Ｈ）／２をＸ方向の中
心と判定する（Ｓ８）。そして、画像処理領域内におい
て、Ｇライン，Ｈラインを検出できない場合は、Ａライ
ンをレジスタマークのＸ方向の中心と判定する（Ｓ
９）。
１０（イ）に示すように、黒色バックに白色レジスタマ
ークの場合、図１０（ロ）に示すように、（最大値Ｂ＋
平均値Ｅ）／２をスライスレベルとして、走査線毎の白
レベルの総和とスライスレベルとの比較を、Ａラインを
起点として左右Ｆ方向に行っていき、一の走査線の白レ
ベルの総和とスライスレベルとが一致するＧライン，Ｈ
ラインを検出し（Ｓ７）、（Ｇ＋Ｈ）／２をＸ方向の中
心と判定する（Ｓ８）。そして、画像処理領域内におい
て、Ｇライン，Ｈラインを検出できない場合は、Ａライ
ンをレジスタマークのＸ方向の中心と判定する（Ｓ
９）。
【０００８】前記白色レジスタマークのＹ方向の中心座
標を求める場合については、前記と同様に、画像処理領
域の左下端を原点とし、Ｘ＝０のＹ方向の直線上に並ん
だ各画素を起点としてＸ方向に走査し、各走査線ごとの
各画素の濃度ヒストグラムを、前記と同様に、ステップ
（Ｓ１）からステップ（Ｓ９）のフローに従って演算し
て中心座標の検出を行う。
標を求める場合については、前記と同様に、画像処理領
域の左下端を原点とし、Ｘ＝０のＹ方向の直線上に並ん
だ各画素を起点としてＸ方向に走査し、各走査線ごとの
各画素の濃度ヒストグラムを、前記と同様に、ステップ
（Ｓ１）からステップ（Ｓ９）のフローに従って演算し
て中心座標の検出を行う。
【０００９】つぎに、差Ｌ＞差Ｒの場合、すなわち、図
１１（イ）に示すように、白色バックに黒色レジスタマ
ークの場合、図１１（ロ）に示すように、（最小値Ｄ＋
平均値Ｅ）／２をスライスレベルとし、走査線毎の白レ
ベルの総和とスライスレベルとの比較を、Ｃラインを起
点として左右Ｆ方向に行っていき、一の走査線の白レベ
ルの総和とスライスレベルとが一致するＩライン，Ｊラ
インを検出し（Ｓ７）、（Ｉ＋Ｊ）／２をＸ方向の中心
と判定する（Ｓ８）。そして、画像処理領域内におい
て、Ｉライン，Ｊラインを検出できない場合は、Ｃライ
ンをレジスタマークのＸ方向の中心と判定する（Ｓ
９）。
１１（イ）に示すように、白色バックに黒色レジスタマ
ークの場合、図１１（ロ）に示すように、（最小値Ｄ＋
平均値Ｅ）／２をスライスレベルとし、走査線毎の白レ
ベルの総和とスライスレベルとの比較を、Ｃラインを起
点として左右Ｆ方向に行っていき、一の走査線の白レベ
ルの総和とスライスレベルとが一致するＩライン，Ｊラ
インを検出し（Ｓ７）、（Ｉ＋Ｊ）／２をＸ方向の中心
と判定する（Ｓ８）。そして、画像処理領域内におい
て、Ｉライン，Ｊラインを検出できない場合は、Ｃライ
ンをレジスタマークのＸ方向の中心と判定する（Ｓ
９）。
【００１０】前記黒色レジスタマークのＹ方向の中心座
標を求める場合については、前記白色レジスタマークの
場合と同様、Ｘ方向の各走査線ごとの各画素の濃度ヒス
トグラムを、ステップ（Ｓ１）からステップ（Ｓ９）の
フローに従って中心座標の検出を行う。
標を求める場合については、前記白色レジスタマークの
場合と同様、Ｘ方向の各走査線ごとの各画素の濃度ヒス
トグラムを、ステップ（Ｓ１）からステップ（Ｓ９）の
フローに従って中心座標の検出を行う。
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
前記印刷版加工装置のレジスタマーク位置検出方法の場
合、画像処理領域の左下端を原点（０，０）として画像
処理領域の全画素の濃度ヒストグラムに基づいて位置検
出しているため、中心座標の検出に手間が掛かる。ま
た、例えば、レジスタマークが印刷画像と近接している
場合には、画像処理領域内の２値画像データを演算して
求められたＸ方向およびＹ方向の濃度ヒストグラムに印
刷画像の濃度ヒストグラムも含まれることになり、大き
な誤差が生じる。よって、前記アルゴリズムでは、レジ
スタマークの中心座標を迅速に、且つ、正確に検出する
ことができないという問題がある。
前記印刷版加工装置のレジスタマーク位置検出方法の場
合、画像処理領域の左下端を原点（０，０）として画像
処理領域の全画素の濃度ヒストグラムに基づいて位置検
出しているため、中心座標の検出に手間が掛かる。ま
た、例えば、レジスタマークが印刷画像と近接している
場合には、画像処理領域内の２値画像データを演算して
求められたＸ方向およびＹ方向の濃度ヒストグラムに印
刷画像の濃度ヒストグラムも含まれることになり、大き
な誤差が生じる。よって、前記アルゴリズムでは、レジ
スタマークの中心座標を迅速に、且つ、正確に検出する
ことができないという問題がある。
【００１２】そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、レ
ジスタマークと印刷画像が画像処理領域内に存在する場
合でも、レジスタマークの中心座標を正確に、且つ、迅
速に検出できる印刷版加工装置およびそのレジスタマー
クの位置検出方法を提供することを課題とする。
ジスタマークと印刷画像が画像処理領域内に存在する場
合でも、レジスタマークの中心座標を正確に、且つ、迅
速に検出できる印刷版加工装置およびそのレジスタマー
クの位置検出方法を提供することを課題とする。
【００１３】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項１記載の印刷版加工装置のレジスタマーク位
置検出方法は、印刷版の左右にそれぞれ焼き付けられた
レジスタマークを、カメラの画像処理領域内に撮影し、
その画像データに基づいてレジスタマークのＸ方向とＹ
方向の中心座標を検出する印刷版加工装置のレジスタマ
ーク位置検出方法において、右側のレジスタマークのＸ
方向の中心座標は画像処理領域全体の画像データに基づ
いて検出し、右側の前記レジスタマークのＹ方向の中心
座標はＸ方向の中心座標より右側の画像データに基づい
て検出し、左側のレジスタマークのＸ方向の中心座標は
画像処理領域全体の画像データに基づいて検出し、左側
の前記レジスタマークのＹ方向の中心座標はＸ方向の中
心座標より左側の画像データに基づいて検出するように
したものである。
に、請求項１記載の印刷版加工装置のレジスタマーク位
置検出方法は、印刷版の左右にそれぞれ焼き付けられた
レジスタマークを、カメラの画像処理領域内に撮影し、
その画像データに基づいてレジスタマークのＸ方向とＹ
方向の中心座標を検出する印刷版加工装置のレジスタマ
ーク位置検出方法において、右側のレジスタマークのＸ
方向の中心座標は画像処理領域全体の画像データに基づ
いて検出し、右側の前記レジスタマークのＹ方向の中心
座標はＸ方向の中心座標より右側の画像データに基づい
て検出し、左側のレジスタマークのＸ方向の中心座標は
画像処理領域全体の画像データに基づいて検出し、左側
の前記レジスタマークのＹ方向の中心座標はＸ方向の中
心座標より左側の画像データに基づいて検出するように
したものである。
【００１４】本発明に係る前記方法によれば、例えば、
印刷画像が左側レジスタマークの右側もしくは右側レジ
スタマークの左側の画像処理領域内に位置した場合で
も、レジスタマークの中心座標を正確に検出できる。
印刷画像が左側レジスタマークの右側もしくは右側レジ
スタマークの左側の画像処理領域内に位置した場合で
も、レジスタマークの中心座標を正確に検出できる。
【００１５】さらに、請求項２記載のレジスタマーク位
置検出方法は、左側のレジスタマークの位置検出におい
て、画像処理領域の左端数ラインの濃度で左側のレジス
タマークが白マークあるいは黒マークであるかを判定
し、右側のレジスタマークの位置検出において、画像処
理領域の右端数ラインの濃度で右側のレジスタマークが
白マークあるいは黒マークであるかを判定するようにし
たものである。
置検出方法は、左側のレジスタマークの位置検出におい
て、画像処理領域の左端数ラインの濃度で左側のレジス
タマークが白マークあるいは黒マークであるかを判定
し、右側のレジスタマークの位置検出において、画像処
理領域の右端数ラインの濃度で右側のレジスタマークが
白マークあるいは黒マークであるかを判定するようにし
たものである。
【００１６】したがって、従来のように、全ラインのデ
ータ総和によってレジスタマークの識別をするのではな
く、画像処理領域端の数ラインの濃度でレジスタマーク
の識別するため、左側レジスタマークの右側および右側
レジスタマークの左側へ印刷画像が存在しても、正確な
レジスタマークの識別ができる。
ータ総和によってレジスタマークの識別をするのではな
く、画像処理領域端の数ラインの濃度でレジスタマーク
の識別するため、左側レジスタマークの右側および右側
レジスタマークの左側へ印刷画像が存在しても、正確な
レジスタマークの識別ができる。
【００１７】さらに、本発明の請求項３記載の印刷版加
工装置は、レジスタマークを撮影するカメラと、該カメ
ラによって撮影された前記レジスタマークを２値画像デ
ータに演算する画像処理手段と、画像処理領域内の前記
２値画像データから前記レジスタマークのＸ方向および
Ｙ方向の中心座標を検出する中心座標検出手段と、右側
のレジスタマークのＸ方向の中心座標は画像処理領域全
体の画像データに基づいて検出し、右側の前記レジスタ
マークのＹ方向の中心座標はＸ方向の中心座標より右側
の画像データに基づいて検出し、左側のレジスタマーク
のＸ方向の中心座標は画像処理領域全体の画像データに
基づいて検出し、左側の前記レジスタマークのＹ方向の
中心座標はＸ方向の中心座標より左側の画像データに基
づいて検出するように制御する制御手段とを備えたもの
である。
工装置は、レジスタマークを撮影するカメラと、該カメ
ラによって撮影された前記レジスタマークを２値画像デ
ータに演算する画像処理手段と、画像処理領域内の前記
２値画像データから前記レジスタマークのＸ方向および
Ｙ方向の中心座標を検出する中心座標検出手段と、右側
のレジスタマークのＸ方向の中心座標は画像処理領域全
体の画像データに基づいて検出し、右側の前記レジスタ
マークのＹ方向の中心座標はＸ方向の中心座標より右側
の画像データに基づいて検出し、左側のレジスタマーク
のＸ方向の中心座標は画像処理領域全体の画像データに
基づいて検出し、左側の前記レジスタマークのＹ方向の
中心座標はＸ方向の中心座標より左側の画像データに基
づいて検出するように制御する制御手段とを備えたもの
である。
【００１８】したがって、制御手段によって、右側の前
記レジスタマークのＹ方向の中心座標はＸ方向の中心座
標より右側の画像データで検出し、左側の前記レジスタ
マークのＹ方向の中心座標はＸ方向の中心座標より左側
の画像データで検出するように制御するようにしたた
め、印刷画像が左側レジスタマークの右側もしくは右側
レジスタマークの左側の画像処理領域内に位置した場合
でも、レジスタマークの中心座標を正確に検出できる。
記レジスタマークのＹ方向の中心座標はＸ方向の中心座
標より右側の画像データで検出し、左側の前記レジスタ
マークのＹ方向の中心座標はＸ方向の中心座標より左側
の画像データで検出するように制御するようにしたた
め、印刷画像が左側レジスタマークの右側もしくは右側
レジスタマークの左側の画像処理領域内に位置した場合
でも、レジスタマークの中心座標を正確に検出できる。
【００１９】また、本発明の請求項４記載の印刷版加工
装置は、左側の前記レジスタマークの位置検出におい
て、前記画像処理領域の左端数ラインの濃度で左側の前
記レジスタマークが白マークあるいは黒マークであるか
を判定し、右側の前記レジスタマークの位置検出におい
て、前記画像処理領域の右端数ラインの濃度で右側の前
記レジスタマークが白マークあるいは黒マークであるか
を判定する比較判定手段を付加したものである。
装置は、左側の前記レジスタマークの位置検出におい
て、前記画像処理領域の左端数ラインの濃度で左側の前
記レジスタマークが白マークあるいは黒マークであるか
を判定し、右側の前記レジスタマークの位置検出におい
て、前記画像処理領域の右端数ラインの濃度で右側の前
記レジスタマークが白マークあるいは黒マークであるか
を判定する比較判定手段を付加したものである。
【００２０】したがって、左側レジスタマークの右側お
よび右側レジスタマークの左側へ印刷画像が存在して
も、正確なレジスタマークの識別ができる。
よび右側レジスタマークの左側へ印刷画像が存在して
も、正確なレジスタマークの識別ができる。
【００２１】
【発明の実施の形態】以下、一実施形態につき、図１か
ら図５を参照して説明する。それらの図において、ま
ず、印刷版加工装置の外観図およびその操作パネルの構
成を示した図１から図３において、１は印刷版加工装置
であり、印刷版測定部２と、該測定部２の右側開口部に
連設された操作部３とからなる。４，５は印刷版測定部
２の左側，上部の両開口部にそれぞれ装着された左側板
および上板、６は印刷版測定部２の前面開口部の下側に
開閉自在に設けられた前扉である。
ら図５を参照して説明する。それらの図において、ま
ず、印刷版加工装置の外観図およびその操作パネルの構
成を示した図１から図３において、１は印刷版加工装置
であり、印刷版測定部２と、該測定部２の右側開口部に
連設された操作部３とからなる。４，５は印刷版測定部
２の左側，上部の両開口部にそれぞれ装着された左側板
および上板、６は印刷版測定部２の前面開口部の下側に
開閉自在に設けられた前扉である。
【００２２】８，９，１０は操作部３の上部，前部，右
側に装着された天板，前板および右側板、１１は印刷版
測定部２および操作部３の後面に装着された後板、１２
は天板８の前部に取り付けられたモニタであり、後述す
る移動式カメラによって撮影されたレジスタマーク等の
映像およびメッセージを表示する。１３は前板９の上部
に設けられた操作パネルであり、図３に示すように、装
置１の動作を開始するスタートキーＫ1 ，前記移動式カ
メラの移動キーＫ2 ，刷版用プレートを移動する移動キ
ーＫ3 ，画像処理精度等を設定するモード設定キー
Ｋ4 ，レジスタマークの中心座標を検出する際に操作す
る画像処理キーＫ5 等が設けられている。１４は右側板
１０の後側上部に設けられた電源スイッチである。
側に装着された天板，前板および右側板、１１は印刷版
測定部２および操作部３の後面に装着された後板、１２
は天板８の前部に取り付けられたモニタであり、後述す
る移動式カメラによって撮影されたレジスタマーク等の
映像およびメッセージを表示する。１３は前板９の上部
に設けられた操作パネルであり、図３に示すように、装
置１の動作を開始するスタートキーＫ1 ，前記移動式カ
メラの移動キーＫ2 ，刷版用プレートを移動する移動キ
ーＫ3 ，画像処理精度等を設定するモード設定キー
Ｋ4 ，レジスタマークの中心座標を検出する際に操作す
る画像処理キーＫ5 等が設けられている。１４は右側板
１０の後側上部に設けられた電源スイッチである。
【００２３】つぎに、印刷版測定部２について図２を参
照して説明する。１５は印刷版測定部２の前面開口部の
上側に設けられたフレーム、１６はフレーム１５に移動
自在に設けられた刷版用プレート、１７は刷版用プレー
ト１６にセットされた印刷版であり、印刷版１７が浮き
上がらないように数個の吸着孔（図示せず）によって刷
版用プレート１６に吸着される。
照して説明する。１５は印刷版測定部２の前面開口部の
上側に設けられたフレーム、１６はフレーム１５に移動
自在に設けられた刷版用プレート、１７は刷版用プレー
ト１６にセットされた印刷版であり、印刷版１７が浮き
上がらないように数個の吸着孔（図示せず）によって刷
版用プレート１６に吸着される。
【００２４】１８はフレーム１５の右側に装着された上
下方向のＹ軸ボールねじ、１９は回転軸がＹ軸ボールね
じ１８の基部に連結されたＹ軸モータであり、Ｙ軸ボー
ルねじ１８を回転させる。１９ａはフレーム１５の左右
両サイドに設けられたＹ軸同期ラック、２０はＹ軸同期
ラック１９ａの内側にそれぞれ設けられた上下方向のＹ
軸リニアガイド、２１は両Ｙ軸同期ラック１９ａおよび
両Ｙ軸リニアガイド２０に移動自在に設けられた左右方
向のＹ軸同期シャフトであり、Ｙ軸モータ１９の駆動に
よるＹ軸ボールねじ１８の回転によりＹ軸リニアガイド
２０にガイドされて上下方向に移動する。
下方向のＹ軸ボールねじ、１９は回転軸がＹ軸ボールね
じ１８の基部に連結されたＹ軸モータであり、Ｙ軸ボー
ルねじ１８を回転させる。１９ａはフレーム１５の左右
両サイドに設けられたＹ軸同期ラック、２０はＹ軸同期
ラック１９ａの内側にそれぞれ設けられた上下方向のＹ
軸リニアガイド、２１は両Ｙ軸同期ラック１９ａおよび
両Ｙ軸リニアガイド２０に移動自在に設けられた左右方
向のＹ軸同期シャフトであり、Ｙ軸モータ１９の駆動に
よるＹ軸ボールねじ１８の回転によりＹ軸リニアガイド
２０にガイドされて上下方向に移動する。
【００２５】２２はＹ軸同期シャフト２１の内部の両側
に設けられたプーリ、２３は両側のプーリ２２に巻回さ
れたスチールベルト、２４はスチールベルト２３の内側
の両側に設けられた水平方向のＸ軸リニアガイド、２５
は右側のＸ軸リニアガイド２４の直下に平行に設けられ
たＸ軸ボールねじ、２６は回転軸がＸ軸ボールねじ２５
に連結されたＸ軸モータ、２７は左，右に設けられた２
個の移動式のＣＣＤモノクロカメラ（以下移動式カメラ
という）であり、左側の移動式カメラ２７がスチールベ
ルト２３およびＸ軸リニアガイド２４に移動自在に設け
られ、右側の移動式カメラ２７がスチールベルト２３，
Ｘ軸リニアガイド２４およびＸ軸ボールねじ２５に移動
自在に設けられ、Ｘ軸モータ２６の駆動によるＸ軸ボー
ルねじ２５の回転により、両移動式カメラ２７がスチー
ルベルト２３を介してＸ軸リニアガイド２４にガイドさ
れて互いに近接する方向および離間する方向に移動す
る。これら移動式カメラ２７は図１に示すように、前側
がカメラカバー２７ａによって覆われている。２８は印
刷版測定部２の前面開口部の下部に設けられたセンタリ
ング装置であり、印刷版１７を刷版用プレート１６にセ
ットする時の横ずれをセンターに合わせる。
に設けられたプーリ、２３は両側のプーリ２２に巻回さ
れたスチールベルト、２４はスチールベルト２３の内側
の両側に設けられた水平方向のＸ軸リニアガイド、２５
は右側のＸ軸リニアガイド２４の直下に平行に設けられ
たＸ軸ボールねじ、２６は回転軸がＸ軸ボールねじ２５
に連結されたＸ軸モータ、２７は左，右に設けられた２
個の移動式のＣＣＤモノクロカメラ（以下移動式カメラ
という）であり、左側の移動式カメラ２７がスチールベ
ルト２３およびＸ軸リニアガイド２４に移動自在に設け
られ、右側の移動式カメラ２７がスチールベルト２３，
Ｘ軸リニアガイド２４およびＸ軸ボールねじ２５に移動
自在に設けられ、Ｘ軸モータ２６の駆動によるＸ軸ボー
ルねじ２５の回転により、両移動式カメラ２７がスチー
ルベルト２３を介してＸ軸リニアガイド２４にガイドさ
れて互いに近接する方向および離間する方向に移動す
る。これら移動式カメラ２７は図１に示すように、前側
がカメラカバー２７ａによって覆われている。２８は印
刷版測定部２の前面開口部の下部に設けられたセンタリ
ング装置であり、印刷版１７を刷版用プレート１６にセ
ットする時の横ずれをセンターに合わせる。
【００２６】つぎに、装置１のブロック回路図について
図４を参照して説明する。２９はレジスタマークの２値
画像データから演算した濃度ヒストグラムを濃度ヒスト
グラム曲線に変換する変換手段、３０は比較判定手段で
あり、白レベルの平均値および白レベルの最大値の差
と、白レベルの平均値および白レベルの最小値の差との
大小を比較してレジスタマークが白色マークか黒色マー
クかを判定する。３１は中心座標検出手段であり、濃度
ヒストグラムのヒストグラム曲線とスライスレベルとの
交点を検出してレジスタマークのＸ方向およびＹ方向の
中心座標を検出する。３２は画像処理手段であり、濃度
ヒストグラムの演算、白レベルの最大値，白レベルの最
小値，白レベルの平均値の演算、白レベルの最大値およ
び白レベルの平均値の差，白レベルの最小値および白レ
ベルの平均値の差の演算、スライスレベルの演算等を行
う。３３は画像処理手段３２により得られたデータを記
憶する記憶手段、３４は前記各手段２９〜３３を制御す
る制御手段である。
図４を参照して説明する。２９はレジスタマークの２値
画像データから演算した濃度ヒストグラムを濃度ヒスト
グラム曲線に変換する変換手段、３０は比較判定手段で
あり、白レベルの平均値および白レベルの最大値の差
と、白レベルの平均値および白レベルの最小値の差との
大小を比較してレジスタマークが白色マークか黒色マー
クかを判定する。３１は中心座標検出手段であり、濃度
ヒストグラムのヒストグラム曲線とスライスレベルとの
交点を検出してレジスタマークのＸ方向およびＹ方向の
中心座標を検出する。３２は画像処理手段であり、濃度
ヒストグラムの演算、白レベルの最大値，白レベルの最
小値，白レベルの平均値の演算、白レベルの最大値およ
び白レベルの平均値の差，白レベルの最小値および白レ
ベルの平均値の差の演算、スライスレベルの演算等を行
う。３３は画像処理手段３２により得られたデータを記
憶する記憶手段、３４は前記各手段２９〜３３を制御す
る制御手段である。
【００２７】つぎに、装置１の操作手順について説明す
る。刷版用プレート１６に印刷版１７を吸着させてセッ
トし、操作パネル１３のスタートキーＫ1 をオンにし、
センタリング装置２８を作動させて印刷画像１７の横ず
れをセンターに合わせ、操作パネル１３のカメラ移動キ
ーＫ2 を操作して画像処理領域内にレジスタマークが位
置するように、左右の両移動式カメラ２７を移動してレ
ジスタマークを撮影してモニタ１２に表示する。この両
移動式カメラ２７が上下方向に移動する場合、Ｙ軸モー
タ１９が駆動してＹ軸ボールねじ１８を回転し、Ｙ軸同
期シャフト２１とともに、両移動式カメラがＹ軸リニア
ガイド２０に沿ってＹ方向に移動する。また、水平方向
に両移動式カメラ２７が移動する場合、Ｘ軸モータ２６
が駆動してＸ軸ボールねじ２５を回転し、スチールベル
ト２３を介してＸ軸リニアガイド２４に沿って両移動式
カメラ２７がＸ方向に移動する。
る。刷版用プレート１６に印刷版１７を吸着させてセッ
トし、操作パネル１３のスタートキーＫ1 をオンにし、
センタリング装置２８を作動させて印刷画像１７の横ず
れをセンターに合わせ、操作パネル１３のカメラ移動キ
ーＫ2 を操作して画像処理領域内にレジスタマークが位
置するように、左右の両移動式カメラ２７を移動してレ
ジスタマークを撮影してモニタ１２に表示する。この両
移動式カメラ２７が上下方向に移動する場合、Ｙ軸モー
タ１９が駆動してＹ軸ボールねじ１８を回転し、Ｙ軸同
期シャフト２１とともに、両移動式カメラがＹ軸リニア
ガイド２０に沿ってＹ方向に移動する。また、水平方向
に両移動式カメラ２７が移動する場合、Ｘ軸モータ２６
が駆動してＸ軸ボールねじ２５を回転し、スチールベル
ト２３を介してＸ軸リニアガイド２４に沿って両移動式
カメラ２７がＸ方向に移動する。
【００２８】そして、操作パネル１３の画像処理キーＫ
5 をオンにし、画像処理、すなわちレジスタマークの中
心座標の検出を行う。
5 をオンにし、画像処理、すなわちレジスタマークの中
心座標の検出を行う。
【００２９】つぎに、例えば、図６（イ）および図７
（イ）に示すように、画像処理領域内にレジスタマーク
Ａ，Ｃと印刷画像Ｂが存在する場合のレジスタマークの
中心座標を検出する手順について図５から図８を参照し
て説明する。
（イ）に示すように、画像処理領域内にレジスタマーク
Ａ，Ｃと印刷画像Ｂが存在する場合のレジスタマークの
中心座標を検出する手順について図５から図８を参照し
て説明する。
【００３０】この場合、以下のような条件が前提とな
る。 １．Ｔ字形状、Ｌ字形状等のレジスタマークを十字形状
のレジスタマークと同等であるとみなすこと。２．走査
方向に対してレジスタマークの傾きが許容範囲内に収ま
る程度に小さいこと。３．レジスタマークの周辺に、レ
ジスタマークと混同を生じる高コントラストの汚れや模
様がないこと。４．レジスタマークが移動式カメラ２７
の撮影内で入ってること。５．これらの条件に加えて、
レジスタマークよりも先に印刷画像が走査されるような
走査方法でないこと。
る。 １．Ｔ字形状、Ｌ字形状等のレジスタマークを十字形状
のレジスタマークと同等であるとみなすこと。２．走査
方向に対してレジスタマークの傾きが許容範囲内に収ま
る程度に小さいこと。３．レジスタマークの周辺に、レ
ジスタマークと混同を生じる高コントラストの汚れや模
様がないこと。４．レジスタマークが移動式カメラ２７
の撮影内で入ってること。５．これらの条件に加えて、
レジスタマークよりも先に印刷画像が走査されるような
走査方法でないこと。
【００３１】まず、レジスタマークのＸ方向の中心座標
を求める。例えば、左側のレジスタマークＡの場合、図
６（イ）に示すように、画像処理領域には、Ｔの横棒を
挟んで縦棒と反対側に印刷画像Ｂが表示されており、こ
のレジスタマークＡの２値画像データに基づいて、レジ
スタマークの位置検出が図５に示すフローにしたがって
行われる。まず、画像処理領域の左下端すなわち、画像
処理領域の四隅のうち、印刷版１７の一角の近傍に位置
する一隅を原点（０，０）とし、縦軸をＹ、横軸をＸと
し、Ｙ＝０のＸ方向の直線上に並んだ各画素を起点とし
てＹ方向に走査し、各走査線ごとの各画素の濃度（白レ
ベル）ヒストグラムを演算（Ｓ01）し、この演算結果
を、縦軸を白レベルとし、横軸をＸ軸としてグラフにす
ると（Ｓ02）、図６（ロ）に示すようなヒストグラム曲
線が得られる。
を求める。例えば、左側のレジスタマークＡの場合、図
６（イ）に示すように、画像処理領域には、Ｔの横棒を
挟んで縦棒と反対側に印刷画像Ｂが表示されており、こ
のレジスタマークＡの２値画像データに基づいて、レジ
スタマークの位置検出が図５に示すフローにしたがって
行われる。まず、画像処理領域の左下端すなわち、画像
処理領域の四隅のうち、印刷版１７の一角の近傍に位置
する一隅を原点（０，０）とし、縦軸をＹ、横軸をＸと
し、Ｙ＝０のＸ方向の直線上に並んだ各画素を起点とし
てＹ方向に走査し、各走査線ごとの各画素の濃度（白レ
ベル）ヒストグラムを演算（Ｓ01）し、この演算結果
を、縦軸を白レベルとし、横軸をＸ軸としてグラフにす
ると（Ｓ02）、図６（ロ）に示すようなヒストグラム曲
線が得られる。
【００３２】つぎに、図６（ロ）において、白レベルの
最大値を示す縦ラインをａ、白レベルの最大値をｂ、白
レベルの最小値を示す縦ラインをｃ、白レベルの最小値
をｄとし、画像処理領域左端の数本の縦ライン、例え
ば、４本の縦ラインの白レベルの総和の平均値ｅを計算
する（Ｓ03）。
最大値を示す縦ラインをａ、白レベルの最大値をｂ、白
レベルの最小値を示す縦ラインをｃ、白レベルの最小値
をｄとし、画像処理領域左端の数本の縦ライン、例え
ば、４本の縦ラインの白レベルの総和の平均値ｅを計算
する（Ｓ03）。
【００３３】つぎに、最大値ｂおよび平均値ｅの差ｒ
と、最小値ｄおよび平均値ｅの差ｌとの大小を比較し
（Ｓ04）、差ｌよりも差ｒが大きい場合は黒色バックに
白色レジスタマークと判定し（Ｓ05）、差ｒよりも差ｌ
が大きい場合は白色バックに黒色レジスタマークと判定
する（Ｓ06）。
と、最小値ｄおよび平均値ｅの差ｌとの大小を比較し
（Ｓ04）、差ｌよりも差ｒが大きい場合は黒色バックに
白色レジスタマークと判定し（Ｓ05）、差ｒよりも差ｌ
が大きい場合は白色バックに黒色レジスタマークと判定
する（Ｓ06）。
【００３４】差ｒ＞差ｌの場合、すなわち、図６（イ）
に示すように、黒色バックに白色レジスタマークＡの場
合、図６（ロ）に示すように、（最大値ｂ＋平均値ｅ）
／２をスライスレベルとし、走査線毎の白レベルの総和
とスライスレベルとの比較を、Ｘ＝０を起点としてＸ＋
方向に走っていき、一の走査線の白レベルの総和とスラ
イスレベルとが最初に一致するｇライン、および次に一
致するｈラインを検出し（Ｓ07）、（ｇ＋ｈ）／２をＸ
方向の中心と判定する（Ｓ08）。そして、画像処理領域
内において、ｇライン，ｈラインを検出できない場合は
検出不能とし（Ｓ09）、ブザー等により外部に報知する
（Ｓ10）。
に示すように、黒色バックに白色レジスタマークＡの場
合、図６（ロ）に示すように、（最大値ｂ＋平均値ｅ）
／２をスライスレベルとし、走査線毎の白レベルの総和
とスライスレベルとの比較を、Ｘ＝０を起点としてＸ＋
方向に走っていき、一の走査線の白レベルの総和とスラ
イスレベルとが最初に一致するｇライン、および次に一
致するｈラインを検出し（Ｓ07）、（ｇ＋ｈ）／２をＸ
方向の中心と判定する（Ｓ08）。そして、画像処理領域
内において、ｇライン，ｈラインを検出できない場合は
検出不能とし（Ｓ09）、ブザー等により外部に報知する
（Ｓ10）。
【００３５】前記白色レジスタマークのＹ方向の中心座
標を求める場合については、前記と同様に、画像処理領
域の左端を原点とし、Ｘ＝０のＹ方向の直線上に並んだ
各画素を起点としてＸ方向に走査するが、従来と異なる
ところは、画像処理領域の右端まで走査を行うのではな
く、上述のフローによって求められたＸ方向の中心座標
までしか走査を行わないことである。そして、この走査
方法により得られたレジスタマークの２値画像データに
基づいて図８に示すようなヒストグラム曲線が得られ
る。その後、図９に示すようなフローに基づいてＹ方向
の中心座標を検出する。
標を求める場合については、前記と同様に、画像処理領
域の左端を原点とし、Ｘ＝０のＹ方向の直線上に並んだ
各画素を起点としてＸ方向に走査するが、従来と異なる
ところは、画像処理領域の右端まで走査を行うのではな
く、上述のフローによって求められたＸ方向の中心座標
までしか走査を行わないことである。そして、この走査
方法により得られたレジスタマークの２値画像データに
基づいて図８に示すようなヒストグラム曲線が得られ
る。その後、図９に示すようなフローに基づいてＹ方向
の中心座標を検出する。
【００３６】つぎに、差ｒ＜差ｌの場合、すなわち、図
７（イ）に示すように、白色バックに黒色レジスタマー
クＣの場合、図７（ロ）に示すように、（最小値ｄ＋平
均値ｅ）／２をスライスレベルとし、走査線毎の白レベ
ルの総和とスライスレベルとの比較を、Ｘ＝０を起点と
してＸ＋方向に走っていき、一の走査線の白レベルの総
和とスライスレベルとが最初に一致するｉライン、およ
び次に一致するｊラインを検出し（Ｓ07）、（ｉ＋ｊ）
／２をＸ方向の中心と判定する（Ｓ08）。そして、画像
処理領域内において、ｉライン，ｊラインを検出できな
い場合は、前記と同様に、検出不能とし（Ｓ09）、ブザ
ー等により外部に報知する（Ｓ10）。
７（イ）に示すように、白色バックに黒色レジスタマー
クＣの場合、図７（ロ）に示すように、（最小値ｄ＋平
均値ｅ）／２をスライスレベルとし、走査線毎の白レベ
ルの総和とスライスレベルとの比較を、Ｘ＝０を起点と
してＸ＋方向に走っていき、一の走査線の白レベルの総
和とスライスレベルとが最初に一致するｉライン、およ
び次に一致するｊラインを検出し（Ｓ07）、（ｉ＋ｊ）
／２をＸ方向の中心と判定する（Ｓ08）。そして、画像
処理領域内において、ｉライン，ｊラインを検出できな
い場合は、前記と同様に、検出不能とし（Ｓ09）、ブザ
ー等により外部に報知する（Ｓ10）。
【００３７】前記黒色レジスタマークのＹ方向の中心座
標を求める場合については、前記白色レジスタマークの
場合と同様、図６に示すフローのステップ（Ｓ１）〜ス
テップ（Ｓ９）にしたがって中心座標の検出を行う。
標を求める場合については、前記白色レジスタマークの
場合と同様、図６に示すフローのステップ（Ｓ１）〜ス
テップ（Ｓ９）にしたがって中心座標の検出を行う。
【００３８】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
左側のレジスタマークのＹ方向の中心座標はＸ方向の中
心座標より左側の画像データで検出し、右側のレジスタ
マークのＹ方向の中心座標はＸ方向の中心座標より右側
の画像データで検出するようにしたため、レジスタマー
クと印刷画像が画像処理領域内に存在する場合でも、レ
ジスタマークの中心座標を迅速に、且つ、正確に検出で
きる効果がある。
左側のレジスタマークのＹ方向の中心座標はＸ方向の中
心座標より左側の画像データで検出し、右側のレジスタ
マークのＹ方向の中心座標はＸ方向の中心座標より右側
の画像データで検出するようにしたため、レジスタマー
クと印刷画像が画像処理領域内に存在する場合でも、レ
ジスタマークの中心座標を迅速に、且つ、正確に検出で
きる効果がある。
【００３９】また、左側のレジスタマークの位置検出に
おいて、画像処理領域の左端数ラインの濃度で左側のレ
ジスタマークが白マークあるいは黒マークであるかを判
定し、右側のレジスタマークの位置検出において、画像
処理領域の右端数ラインの濃度で右側のレジスタマーク
が白マークあるいは黒マークであるかを判定するように
したため、左側レジスタマークの右側および右側レジス
タマークの左側へ印刷画像が存在しても、レジスタマー
クが白マークであるか黒マークであるかの正確な識別が
できる効果がある。
おいて、画像処理領域の左端数ラインの濃度で左側のレ
ジスタマークが白マークあるいは黒マークであるかを判
定し、右側のレジスタマークの位置検出において、画像
処理領域の右端数ラインの濃度で右側のレジスタマーク
が白マークあるいは黒マークであるかを判定するように
したため、左側レジスタマークの右側および右側レジス
タマークの左側へ印刷画像が存在しても、レジスタマー
クが白マークであるか黒マークであるかの正確な識別が
できる効果がある。
【図１】本発明の一実施形態の印刷版加工装置の全体斜
視図である。
視図である。
【図２】図１の機構図である。
【図３】図１の操作パネルの拡大図である。
【図４】図１のブロック回路図である。
【図５】図１の印刷版加工装置のレジスタマーク位置検
出方法のフローチャートを示す図である。
出方法のフローチャートを示す図である。
【図６】（イ）は図１の移動カメラで撮影された黒色バ
ックに白色レジスタマークの２値画像データを示す図、
（ロ）は図６（イ）の２値画像データを走査して各走査
線ごとの各画素の濃度ヒストグラムを演算して得られた
ヒストグラム曲線を示す図である。
ックに白色レジスタマークの２値画像データを示す図、
（ロ）は図６（イ）の２値画像データを走査して各走査
線ごとの各画素の濃度ヒストグラムを演算して得られた
ヒストグラム曲線を示す図である。
【図７】（イ）は図１の移動カメラで撮影された白色バ
ックに黒色レジスタマークの２値画像データを示す図、
（ロ）は図７（イ）の２値画像データを走査して各走査
線ごとの各画素の濃度ヒストグラムを演算して得られた
ヒストグラム曲線を示す図である。
ックに黒色レジスタマークの２値画像データを示す図、
（ロ）は図７（イ）の２値画像データを走査して各走査
線ごとの各画素の濃度ヒストグラムを演算して得られた
ヒストグラム曲線を示す図である。
【図８】図６の（イ）の２値画像データを走査して各走
査線ごとの各画素の濃度ヒストグラムを演算して得られ
たヒストグラム曲線を示す図である。
査線ごとの各画素の濃度ヒストグラムを演算して得られ
たヒストグラム曲線を示す図である。
【図９】従来例のレジスタマークの位置を検出するフロ
ーチャートを示す図である。
ーチャートを示す図である。
【図１０】（イ）は従来例の黒色バックに白色レジスタ
マークの２値画像データを示す図、（ロ）は図１０
（イ）の２値画像データを走査して各走査線ごとの各画
素の濃度ヒストグラムを演算して得られたヒストグラム
曲線を示す図である。
マークの２値画像データを示す図、（ロ）は図１０
（イ）の２値画像データを走査して各走査線ごとの各画
素の濃度ヒストグラムを演算して得られたヒストグラム
曲線を示す図である。
【図１１】（イ）は従来例の白色バックに黒色レジスタ
マークの２値画像データを示す図、（ロ）は図１１
（イ）の２値画像データを走査して各走査線ごとの各画
素の濃度ヒストグラムを演算して得られたヒストグラム
曲線を示す図である。
マークの２値画像データを示す図、（ロ）は図１１
（イ）の２値画像データを走査して各走査線ごとの各画
素の濃度ヒストグラムを演算して得られたヒストグラム
曲線を示す図である。
１…印刷版加工装置、１２…モニタ、２７…カメラ、２
９…変換手段、３０…比較判定手段、３１…中心座標検
出手段、３２…画像処理領手段、３３…記憶手段、３４
…制御手段。
９…変換手段、３０…比較判定手段、３１…中心座標検
出手段、３２…画像処理領手段、３３…記憶手段、３４
…制御手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平４−76555（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−191605（ＪＰ，Ａ) 特開 平８−52862（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B41F 33/14 G01B 11/00 G03F 9/00
Claims (4)
- 【請求項１】 印刷版の左右にそれぞれ焼き付けられた
レジスタマークを、カメラの画像処理領域内に撮影し、
その画像データに基づいてレジスタマークのＸ方向とＹ
方向の中心座標を検出する印刷版加工装置のレジスタマ
ーク位置検出方法において、右側のレジスタマークのＸ
方向の中心座標は画像処理領域全体の画像データに基づ
いて検出し、右側の前記レジスタマークのＹ方向の中心
座標はＸ方向の中心座標より右側の画像データに基づい
て検出し、左側のレジスタマークのＸ方向の中心座標は
画像処理領域全体の画像データに基づいて検出し、左側
の前記レジスタマークのＹ方向の中心座標はＸ方向の中
心座標より左側の画像データに基づいて検出することを
特徴とする印刷版加工装置のレジスタマーク位置検出方
法。 - 【請求項２】 左側の前記レジスタマークの位置検出方
法において、前記画像処理領域の左端数ラインの濃度で
左側の前記レジスタマークが白マークあるいは黒マーク
であるかを判定し、右側の前記レジスタマークの位置検
出において、前記画像処理領域の右端数ラインの濃度で
右側の前記レジスタマークが白マークあるいは黒マーク
であるかを判定することを特徴とする請求項１記載の印
刷版加工装置のレジスタマーク位置検出方法。 - 【請求項３】 レジスタマークを撮影するカメラと、該
カメラによって撮影された前記レジスタマークを２値画
像データに演算する画像処理手段と、画像処理領域内の
前記２値画像データから前記レジスタマークのＸ方向お
よびＹ方向の中心座標を検出する中心座標検出手段と、
右側のレジスタマークのＸ方向の中心座標は画像処理領
域全体の画像データに基づいて検出し、右側の前記レジ
スタマークのＹ方向の中心座標はＸ方向の中心座標より
右側の画像データに基づいて検出し、左側のレジスタマ
ークのＸ方向の中心座標は画像処理領域全体の画像デー
タに基づいて検出し、左側の前記レジスタマークのＹ方
向の中心座標はＸ方向の中心座標より左側の画像データ
に基づいて検出するように制御する制御手段とを備えた
ことを特徴とする印刷版加工装置。 - 【請求項４】 左側の前記レジスタマークの位置検出に
おいて、前記画像処理領域の左端数ラインの濃度で左側
の前記レジスタマークが白マークあるいは黒マークであ
るかを判定し、右側の前記レジスタマークの位置検出に
おいて、前記画像処理領域の右端数ラインの濃度で右側
の前記レジスタマークが白マークあるいは黒マークであ
るかを判定する比較判定手段を付加したことを特徴とす
る請求項３記載の印刷版加工装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000064782A JP3357024B2 (ja) | 1999-04-19 | 2000-03-09 | 印刷版加工装置およびそのレジスタマーク位置検出方法 |
| DE10017836A DE10017836B4 (de) | 1999-04-19 | 2000-04-11 | Druckplattenverarbeitungsvorrichtung und Verfahren zum Ermitteln der Position einer Paßmarkierung auf einer Druckplatte |
| US09/552,166 US6502511B1 (en) | 1999-04-19 | 2000-04-18 | Printing plate processing apparatus and method of detecting the location of a register mark on a printing plate |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11-111192 | 1999-04-19 | ||
| JP11119299 | 1999-04-19 | ||
| JP2000064782A JP3357024B2 (ja) | 1999-04-19 | 2000-03-09 | 印刷版加工装置およびそのレジスタマーク位置検出方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001001507A JP2001001507A (ja) | 2001-01-09 |
| JP3357024B2 true JP3357024B2 (ja) | 2002-12-16 |
Family
ID=26450652
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000064782A Expired - Fee Related JP3357024B2 (ja) | 1999-04-19 | 2000-03-09 | 印刷版加工装置およびそのレジスタマーク位置検出方法 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6502511B1 (ja) |
| JP (1) | JP3357024B2 (ja) |
| DE (1) | DE10017836B4 (ja) |
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|---|---|---|---|---|
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| JP2010089384A (ja) * | 2008-10-08 | 2010-04-22 | Seiken Graphics Kk | 刷版加工装置 |
| CN103398735B (zh) * | 2013-07-23 | 2016-08-10 | 中国电子科技集团公司第四十五研究所 | 印刷机用ccd调节装置 |
| CN103558741B (zh) * | 2013-11-20 | 2015-03-11 | 上海现代先进超精密制造中心有限公司 | 探测板的加工方法 |
| CN110363905B (zh) * | 2019-07-31 | 2021-09-17 | 浪潮金融信息技术有限公司 | 基于滑轨的售卖机检测区域定位及检测出货的方法 |
Family Cites Families (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3136703C1 (de) * | 1981-09-16 | 1982-11-04 | M.A.N.- Roland Druckmaschinen AG, 6050 Offenbach | Einrichtungen an Druckmaschinen mit Registerverstelleinrichtungen |
| US4489652A (en) * | 1981-10-15 | 1984-12-25 | Dai Nippon Insatsu Kabushiki Kaisha | Method, system, and plate bending machine for registering in an offset printing press |
| DE3302798A1 (de) * | 1983-01-28 | 1984-08-02 | M.A.N.- Roland Druckmaschinen AG, 6050 Offenbach | Vorrichtung zum voreinstellen an druckmaschinen |
| DE4228904A1 (de) | 1992-08-29 | 1994-03-03 | Heidelberger Druckmasch Ag | Verfahren zum Prüfen von Druckformen vor dem Druck |
| JP2766161B2 (ja) * | 1993-07-29 | 1998-06-18 | 大日本スクリーン製造株式会社 | 印刷版パンチング装置 |
| US5987949A (en) * | 1997-03-18 | 1999-11-23 | Heidelburg Harris, Inc. | Plate scanner--bending device |
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