JP2006267191A - 露光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 当て付け部材等を設けることなしに、基板を置く位置を容易に定めることが可能な露光装置を提供する。
【解決手段】 基板16において本来の位置にある第1、第2アライメント穴P1、P2間の距離と、第1、第2CCDカメラ32、34の撮影範囲の中心点間の距離とが一致するように、第1、第2CCDカメラ32、34を矢印Aの示すY軸方向に移動させる。そして、第1、第2CCDカメラ32、34が撮像する画像をスルー画像としてモニタに表示させながら、第1、第2アライメント穴P1、P2の位置が、第1、第2CCDカメラ32、34の各撮影範囲の中心点と略一致するように、基板16を描画テーブル14上に載置する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、被描画体に所定のパターンを描画する露光装置に関し、特に所定の位置への被描画体の載置を可能にする露光装置に関する。
従来の描画の代表例としては、フォトリゾグラフィの手法によるプリント回路基板への回路パターンの印刷が挙げられる。この場合、被描画体は、上面にフォトレジスト層を形成された基板であり、露光装置により、基板上のフォトレジスト層に所定の回路パターンが描画される。そして、回路パターンの描画の後に、必要な処理が施されることによりプリント回路基板が得られる。
回路パターンは、プリント基板上の予め定められた位置に描画される必要があるが、基板には、熱処理などにより微細な変形を生じる。そこで一般に、基板上の四隅といった所定の位置に予め位置決め穴等を設け、基板の変形による位置決め穴等の位置ずれをカメラで測定し、この位置ずれを補正することにより回路パターンの描画位置が調整されている。
このように、位置決め穴等に基づいて回路パターンの描画位置を調整するためには、露光装置の所定の位置に基板を配置する必要がある。このため、露光装置に設けられた描画テーブル上の基板の位置を検出するためのセンサーや、基板の側面に当て付けるための固定ピン等の当て付け部材を設けることが知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2004−85664号公報(段落[0038]〜[0045]、図4〜6等参照)
センサーもしくは当て付け部材を設けて基板を所定の位置に配置しても、基板の外形変化等によって、カメラの撮影範囲から位置決め穴が外れてしまう可能性がある。さらに、異なる大きさの基板を描画する場合には、当て付け部材の位置を調整することが必要となり、迅速な作業の妨げとなり得る。
そこで本発明は、当て付け部材等を設けることなしに、基板を配置する位置を容易に定めることが可能な露光装置の提供を目的とする。
本発明の第1の露光装置は、複数のマークが表面に設けられた被描画体を描画する露光装置であり、露光装置に置かれた被描画体を撮像するカメラと、カメラの撮影範囲を調整する撮影範囲調整手段とを備える。そして、撮影範囲調整手段が、被描画体の表面における複数のマークの本来の位置を示すマーク位置データに基づいて、被描画体が露光装置の所定の位置に置かれたときに複数のマークを撮像できるようにカメラの撮影範囲を調整する。
露光装置は、カメラが撮像した被描画体のスルー画像を表示する表示手段をさらに有することが好ましい。また撮影範囲調整手段は、例えばカメラを移動させるカメラ移動手段である。この場合、露光装置は、マーク位置データから、本来の位置にある複数のマーク間の距離を示すデータであるマーク間距離データを算出するデータ算出手段をさらに有し、カメラ移動手段が、マーク間距離データに基づいてカメラを移動させることが好ましい。そしてカメラ移動手段が、複数のカメラの撮像範囲の中心点間の距離が、本来の位置にある複数のマーク間の距離と一致するように、カメラを移動させることがより好ましい。
第1の露光装置は、被描画体を置くための描画テーブルと、描画テーブルを移動させるテーブル移動手段とをさらに有することが望ましい。そして例えば、撮影範囲調整手段がカメラを移動させるカメラ移動手段であり、カメラ移動手段が、露光装置が有する走査光学系の主走査方向に沿ってカメラを移動させ、テーブル移動手段が、露光装置の副走査方向に沿って描画テーブルを移動させる。
第1の露光装置は、被描画体を所定の位置に固定するための固定部材をさらに有することが好ましい。また露光装置は、カメラが撮像した被描画体のスルー画像を表示する表示手段をさらに有し、マーク位置データが示す被描画体の表面における複数のマークの本来の位置と、スルー画像における複数のマークの実際の位置との差に基づいて、被描画体に描画すべきパターンを示す描画データを補正する描画データ補正手段をも有することが望ましい。
カメラは、第1の倍率で複数のマークを拡大して撮像する位置決め用カメラと、第1の倍率よりも高い倍率である第2の倍率で被描画体を拡大して撮像するアライメント用カメラとを含むことが好ましい。またカメラは、第1の倍率と、第1の倍率よりも高い第2の倍率とで、被描画体を拡大して撮像可能であることが好ましい。
本発明の第2の露光装置は、複数のマークが表面に設けられた被描画体を描画する露光装置であって、被描画体を置くための描画テーブルと、描画テーブルに向けて位置決め光を照射する位置決め光照射部材と、位置決め光の描画テーブル上の照射位置を調整する照射位置調整手段とを備える。そして、照射位置調整手段が、被描画体の表面における複数のマークの本来の位置を示すマーク位置データに基づいて、被描画体が描画テーブルの所定の位置に置かれたときに複数のマークがある位置を照射位置とする。
照射位置調整手段は、例えば位置決め光照射部材を移動させる照射部材移動手段である。そして第2の露光装置は、複数のマークを撮像するためのアライメント用カメラをさらに有することが好ましい。さらにこの場合、位置決め光照射部材が、アライメント用カメラの近傍に設けられていることがより好ましい。また、位置決め光照射部材は、被描画体を感光させない位置決め光を照射することが望ましい。
本発明の第1の載置方法は、複数のマークが表面に設けられた被描画体を、露光装置の所定の位置に置く載置方法である。そして第1の載置方法は、被描画体の表面における複数のマークの本来の位置を示すマーク位置データに基づいて、被描画体が所定の位置に置かれたときに複数のマークを撮像できるように、被描画体を撮像するカメラの撮影範囲を調整し、複数のマークをカメラに撮像させ、複数のマークのスルー画像を表示部材に表示させながら、複数のマークがスルー画像に含まれるように被描画体を所定の位置に置くことを特徴とする。
本発明の第2の載置方法は、複数のマークが表面に設けられた被描画体を、露光装置が有する描画テーブルの所定の位置に置く載置方法である。そして第2の載置方法は、被描画体の表面における複数のマークの本来の位置を示すマーク位置データに基づいて、被描画体が所定の位置に置かれたときに複数のマークがある位置を照射位置とするように描画テーブルに向けて位置決め光を照射し、複数のマークの位置と照射位置とが一致するように、被描画体を所定に位置に置くことを特徴とする。
本発明によれば、当て付け部材等を設けることなしに、基板を配置する位置を容易に定めることが可能な露光装置を提供できる。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。図1は、本実施形態における露光装置10を概略的に示す図である。図2は、本実施形態における露光装置の外観を示す斜視図である。
露光装置10は、感光性を有する被描画体である基板16に、レーザビームによって回路パターンを直接描画するレーザ描画装置11を含む。レーザ描画装置11は、光学ユニット12と、基板16が水平に載置される描画テーブル14とを有する。基板16の四隅には、第1〜第4アライメント穴P1、P2、P3およびP4が設けられている。第1〜第4アライメント穴P1〜P4は、描画テーブル14上の基板16が置かれる位置を定めるためと、基板16に描画される回路パターンの位置を補正するために設けられている。光学ユニット12は、レーザ光源と光学系(図示せず)とを備え、描画テーブル14上の基板16に向かってレーザビームを主走査方向に沿って照射する。なお以下では、光学ユニット12の主走査方向をY軸方向、副走査方向をX軸方向とし、描画テーブル14上の所定の位置を原点とする2次元の描画座標系を規定する。
露光装置10は、レーザ描画装置11等の動作全般を制御する制御装置50を含む。制御装置50は、ROMやRAM等のメモリを備えたマイクロコンピュータであり、CADシステム52に接続されている。CADシステム52により作成された回路パターンのデータ(描画データ)が、制御装置50に送られ、制御装置50において所定の処理を施された後に光学ユニット12に送られる。
描画テーブル14は、基板16を置くときの位置である準備位置(実線で示す)と、光学ユニット12による描画のための描画位置(破線で示す)との間で、制御装置50に制御されたモータ(図示せず)によってX軸方向に移動可能である。基板16が、準備位置にある描画テーブル14上の所定の位置に置かれると、描画テーブル14は描画位置まで移動する。そして、基板16は、描画テーブル14上で描画位置から準備位置に向かってX軸の負の方向に微少量ずつ移動しながら、光学ユニット12によって描画される。このとき基板16に照射されるレーザビームは、Y軸方向に走査されるように光学ユニット12によって変調され、回路パターンが順次描画される。
露光装置10には、光学ユニット12を収容するハウジング18が設けられている(図2参照)。ハウジング18の側面18aには開口30が形成され、この開口30を通って描画テーブル14がハウジング18内を進退する。側面18aにはY軸に沿って延びる第1および第2レール36、38が設けられており、第1および第2レール36、38には、それぞれ第1および第2CCDカメラ32、34が取り付けられる。第1および第2CCDカメラ32、34は、制御装置50の指示に基づいて駆動するリニアモータ(図示せず)によって第1および第2レール36、38上を移動させられ、基板16の第1〜第4アライメント穴P1〜P4を撮影する。
図3は、基板16の第1、第2アライメント穴P1、P2を撮影する第1および第2CCDカメラ32、34を示す斜視図である。図4は露光装置に設けられたモニタの表示画面を示す図である。
コントローラ(図示せず)の操作によって、基板16の描画に使用される描画データが選択されて描画を開始する指示が出されると、描画データとともに、第1〜第4アライメント穴P1〜P4の基板16における本来の位置を示すデータ(マーク位置データ)が、CADシステム52から制御装置50(図1参照)に送られる。制御装置50は、これらのデータをメモリに格納するとともに、マーク位置データに基づいて、第1〜第4アライメント穴P1〜P4の本来の位置、すなわち基板16に全く変形が生じなかった場合の第1〜第4アライメント穴P1〜P4の位置を示すマーク位置データから、第1、第2アライメント穴P1、P2間の距離L1と、第1、第3アライメント穴P1、P3間の距離L2を示すマーク間距離データを算出する。
そして、制御装置50は、マーク間距離データに基づいて、第1および第2CCDカメラ32、34の撮影範囲の中心点間の距離が、第1、第2アライメント穴P1、P2間の距離に一致するように、リニアモータを制御する。この結果、基板16が描画テーブル14上の所定の位置に置かれたときの第1、第2アライメント穴P1、P2の位置と、第1および第2CCDカメラ32、34の撮影範囲の中心点とが一致するように、第1および第2CCDカメラ32、34は、矢印Aの示すようにY軸方向に移動する。
露光装置10にはモニタ40が設けられており、第1および第2CCDカメラ32、34が撮像する画像は、スルー画像としてモニタ40の表示部42に表示される(図4参照)。表示部42には、第1および第2CCDカメラ32、34の撮影範囲にある被写体をそれぞれ表示する第1および第2表示領域44、46が設けられている。そして、第1および第2CCDカメラ32、34の撮影範囲の中心点である第1および第2中心点45、47が、第1および第2表示領域44、46に映し出される破線の交点として表示される。
第1および第2CCDカメラ32、34は、各撮影範囲の中心点が描画テーブル14上の所定位置に置かれた基板16の第1、第2アライメント穴P1、P2の位置と一致するように移動されている。このため、基板16に全く変形が生じていない場合、図4に示すように、第1、第2アライメント穴P1、P2の中心点と、第1および第2中心点45、47とがそれぞれ完全に一致するように、基板16を描画テーブル14上の所定に位置に置くことが可能である。
一方、基板16にわずかな変形が生じていた場合、基板16は、第1、第2アライメント穴P1、P2が第1および第2表示領域44、46に含まれるように、なおかつ第1、第2アライメント穴P1、P2の中心が第1および第2中心点45、47付近に位置するように、描画テーブル14に載置される。
以上のように、基板16は、第1、第2アライメント穴P1、P2が確実に撮影される位置にあるように、描画テーブル14の所定位置に置かれる。この載置作業は、モニタ40の表示を確認しつつ作業するユーザによって行なわれるため、基板16を迅速に適当な位置に置くことができる。さらに、ハウジング18に設けられた基板固定スイッチ(図示せず)が押下されると、基板16は、基板固定バー(固定部材・図示せず)によって、パターンが描画されない領域が押圧されるとともに、描画テーブル14にバキューム吸着される。このため、基板16にわずかに生じているそりによる描画に対する悪影響を抑えつつ、モニタ40の表示に従って定められた位置から基板16がずれることが防止される。
さらに、ハウジング18に設けられた描画開始スイッチ(図示せず)が押下されると、第1および第2CCDカメラ32、34によって得られた画像データから、描画座標系における第1、第2アライメント穴P1、P2の実際の位置を示す情報が取得され、制御装置50に送られる。そして制御装置50は、矢印Bが示すように、マーク間距離データが示す第1、第3アライメント穴P1、P3間の距離L2だけ、描画テーブル14をX軸の正の方向に移動させるようにモータ(図示せず)を制御する。その結果、第1および第2CCDカメラ32、34の撮影範囲に第3、および第4アライメント穴P3、P4が含まれ、第1、第2アライメント穴P1、P2と同様に、描画座標系における第3、第4アライメント穴P3、P4の実際の位置を示す情報が取得される。
第1〜第4アライメント穴P1〜P4の実際の位置と、マーク位置データが示す第1〜第4アライメント穴P1〜P4の基板16における本来の位置との差に基づいて、描画するパターンの位置、もしくは形状を調整するために、制御回路50はメモリに格納されていた描画データを補正する。そして、補正後の描画データに基づいて、基板16にパターンが描画される。
図5は、第2の実施形態におけるカメラを示す斜視図である。本実施形態においては、第1および第2CCDカメラ32、34に代わって、第1および第2複合カメラ56、60が設けられている点のみが、第1の実施形態と異なる。以下、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
第1および第2複合カメラ56、60には、倍率の異なる2台ずつのCCDカメラが含まれている。すなわち、第1複合カメラ56には、第1低倍率カメラ57と第1高倍率カメラ58とが、第2複合カメラ60には、第2低倍率カメラ61と第2高倍率カメラ62とが、それぞれ含まれている。
基板16を載置する位置決めのために、第1、第2アライメント穴P1、P2をモニタ40の第1および第2表示領域44、46に表示させる場合には、高い倍率が必要とされず、第1、第2表示領域44、46は比較的広い範囲であることが好ましいために、第1、第2低倍率カメラ57、61が使用される。一方、描画データの補正のために、第1〜第4アライメント穴P1〜P4の実際の位置を検出する際には、より正確な位置情報を入手すべく、第1、第2高倍率カメラ58、62が使用される。
このため、第1、第2アライメント穴P1、P2の撮影により基板16が所定の位置に置かれると、描画テーブル14は、第1、第2アライメント穴P1、P2が第1、第2高倍率カメラ58、62の撮影範囲の中心にあるように、矢印Bの示すX軸の正の方向にわずかに移動する。その後、描画テーブル14はX軸の正の方向にさらに移動し、第3、第4アライメント穴P3、P4が撮影される。
以上のように、本実施形態によれば、比較的広い範囲内に第1、第2アライメント穴P1、P2が含まれるように基板16を置けばよいため、基板16の載置位置が速やかに定められるとともに、第1〜第4アライメント穴P1〜P4の実際の位置を検出するときには高い倍率でこれらを拡大、撮像することから、描画データのより正確な補正が可能になる。
また、第1低倍率カメラ57と第1高倍率カメラ58、第2低倍率カメラ61と第2高倍率カメラ62とが、それぞれ互いに近接して設けられているため、基板16の位置決めから、第1、第2アライメント穴P1、P2の撮影までの時間は短縮され、迅速な作業が可能である。
なお、本実施形態における、異なる倍率のカメラを2つずつ備えた第1および第2複合カメラ56、60に代わって、拡大倍率の変更が可能なカメラを2台用いても良い。
図6は、第3の実施形態における複合ユニットを示す斜視図である。本実施形態においては、第1および第2CCDカメラ32、34、もしくは第1および第2複合カメラ56、60に代わって、第1および第2複合ユニット64、68が設けられている点と、モニタ40が設けられていない点が、第1、第2の実施形態と異なる。以下、これらの実施形態との相違点を中心に説明する。
第1および第2複合ユニット64、68には、レーザ光照射ユニットとカメラとが含まれている。すなわち、第1複合ユニット64には、第1レーザ光照射ユニット65と第1アライメント用カメラ66とが、第2複合ユニット68には、第2レーザ光照射ユニット69と第2アライメント用カメラ70とが、それぞれ互いに近接するように設けられている。
そして、第1、第2レーザ光照射ユニット65、69は、マーク間距離データに基づいて、第1、第2アライメント穴P1、P2間の距離L1に一致する間隔で平行な補助レーザ光(位置決め光)を照射する。このため、描画テーブル14の所定の位置に基板16を置いたときに第1、第2アライメント穴P1、P2があるべき位置が、描画テーブル14の上面における補助レーザ光の照射位置として示される。従って基板16は、第1、第2アライメント穴P1、P2の中心が補助レーザ光の照射位置と一致するように、描画テーブル14上に載置される。
描画テーブル14は、描画テーブル14に載置された基板16の第1、第2アライメント穴P1、P2が、第1、第2アライメント用カメラ66、70の撮影範囲の中心にあるように、矢印Bの示すX軸の正の方向にわずかに移動し、第1、第2アライメント穴P1、P2が撮影される。さらに、描画テーブル14がX軸の正の方向に移動して、第3、第4アライメント穴P3、P4が撮影される。
以上のように、本実施形態によれば、描画テーブル14上の補助レーザ光の照射位置に第1、第2アライメント穴P1、P2があるように基板16を置けばよいことから、基板16の載置位置は速やかに定められる。さらに、第1レーザ光照射ユニット65と第1アライメント用カメラ66、第2レーザ光照射ユニット69と第2アライメント用カメラ70とが、互いに近接して設けられているため、基板16の位置決めから、第1、第2アライメント穴P1、P2の撮影までの時間が短縮され、迅速な作業が可能となる。
なお補助レーザ光は、描画のために光学ユニット12が照射するレーザ光よりも波長が高く、基板16を感光させないため、回路パターンの描画に悪影響を及ぼさない。
アライメント穴の数、およびカメラ、レーザ光照射ユニットの台数は、いずれの実施形態にも限定されない。例えば、アライメント穴は少なくとも2個あれば良く、カメラ、レーザ光照射ユニットをアライメント穴と同数設け、これらの移動時間をなくして迅速な測定作業を可能にしても良い。また、アライメント穴の代わりに、基板の描画面にマークが設けられても良い。
全ての実施形態において、第1、第2レール、36、38を設けて各カメラを移動させることにより撮影範囲を調整しているが、第1、第2レール、36、38を設けずに固定式のカメラを使用し、制御装置50の制御に基づいて、カメラの首振り運動等により撮影範囲を調整しても良い。同様に、第3の実施形態においても、第1、第2レール、36、38を設けずに、制御装置50が、第1、第2レーザ光照射ユニット65、69による補助レーザ光の照射角度を制御することにより、描画テーブル14上の照射位置を調整しても良い。
第1の実施形態における露光装置を概略的に示す図である。 第1の実施形態における露光装置の外観を示す斜視図である。 基板のアライメント穴を撮影するCCDカメラを示す斜視図である。 露光装置に設けられたモニタの表示画面を示す図である。 第2の実施形態におけるカメラを示す斜視図である。 第3の実施形態における複合ユニットを示す斜視図である。
符号の説明
10 露光装置
14 描画テーブル
16 基板(被描画体)
32 第1CCDカメラ(カメラ)
34 第2CCDカメラ(カメラ)
36 第1レール(撮影範囲調整手段・カメラ移動手段・照射位置調整手段・照射部材移動手段)
38 第2レール(撮影範囲調整手段・カメラ移動手段・照射位置調整手段・照射部材移動手段)
40 モニタ
50 制御装置(データ算出手段・描画データ補正手段)
57 第1低倍率カメラ(位置決め用カメラ)
58 第1高倍率カメラ(アライメント用カメラ)
61 第2低倍率カメラ(位置決め用カメラ)
62 第2高倍率カメラ(アライメント用カメラ)
65 第1レーザ光照射ユニット(位置決め光照射部材)
66 第1アライメント用カメラ(アライメント用カメラ)
69 第2レーザ光照射ユニット(位置決め光照射部材)
70 第2アライメント用カメラ(アライメント用カメラ)
1〜P4 第1〜第4アライメント穴(マーク)

Claims (18)

  1. 複数のマークが表面に設けられた被描画体に描画する露光装置であって、
    前記露光装置に置かれた前記被描画体を撮像するカメラと、
    前記カメラの撮影範囲を調整する撮影範囲調整手段とを備え、
    前記撮影範囲調整手段が、前記被描画体の表面における前記複数のマークの本来の位置を示すマーク位置データに基づいて、前記被描画体が前記露光装置の所定の位置に置かれたときに前記複数のマークを撮像できるように前記カメラの撮影範囲を調整することを特徴とする露光装置。
  2. 前記カメラが撮像した前記被描画体のスルー画像を表示する表示手段をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  3. 前記撮影範囲調整手段が、前記カメラを移動させるカメラ移動手段であることを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  4. 前記マーク位置データから、前記本来の位置にある前記複数のマーク間の距離を示すデータであるマーク間距離データを算出するデータ算出手段をさらに有し、
    前記カメラ移動手段が、前記マーク間距離データに基づいて前記カメラを移動させることを特徴とする請求項3に記載の露光装置。
  5. 前記カメラ移動手段が、複数の前記カメラの撮像範囲の中心点間の距離が、前記本来の位置にある前記複数のマーク間の距離と一致するように、前記カメラを移動させることを特徴とする請求項4に記載の露光装置。
  6. 前記被描画体を置くための描画テーブルと、
    前記描画テーブルを移動させるテーブル移動手段とをさらに有することを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  7. 前記撮影範囲調整手段が、前記カメラを移動させるカメラ移動手段であり、
    前記カメラ移動手段が、前記露光装置が有する走査光学系の主走査方向に沿って前記カメラを移動させ、前記テーブル移動手段が、前記露光装置の副走査方向に沿って描画テーブルを移動させることを特徴とする請求項6に記載の露光装置。
  8. 前記被描画体を、前記露光装置の所定の位置に固定するための固定部材をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  9. 前記カメラが撮像した前記被描画体のスルー画像を表示する表示手段と、
    前記マーク位置データが示す前記被描画体の表面における前記複数のマークの本来の位置と、前記スルー画像における前記複数のマークの実際の位置との差に基づいて、前記被描画体に描画すべきパターンを示す描画データを補正する描画データ補正手段とをさらに有することを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  10. 前記カメラが、第1の倍率で前記複数のマークを拡大して撮像する位置決め用カメラと、前記第1の倍率よりも高い倍率である第2の倍率で前記被描画体を拡大して撮像するアライメント用カメラとを含むことを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  11. 前記カメラが、第1の倍率と、前記第1の倍率よりも高い第2の倍率とで、前記被描画体を拡大して撮像可能であることを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  12. 複数のマークが表面に設けられた被描画体に描画する露光装置であって、
    前記被描画体を置くための描画テーブルと、
    前記描画テーブルに向けて位置決め光を照射する位置決め光照射部材と、
    前記位置決め光の前記描画テーブル上の照射位置を調整する照射位置調整手段とを備え、
    前記照射位置調整手段が、前記被描画体の表面における前記複数のマークの本来の位置を示すマーク位置データに基づいて、前記被描画体が前記描画テーブルの所定の位置に置かれたときに前記複数のマークがある位置を前記照射位置とすることを特徴とする露光装置。
  13. 前記照射位置調整手段が、前記位置決め光照射部材を移動させる照射部材移動手段であることを特徴とする請求項12に記載の露光装置。
  14. 前記複数のマークを撮像するためのアライメント用カメラをさらに有することを特徴とする請求項12に記載の露光装置。
  15. 前記位置決め光照射部材が、前記アライメント用カメラの近傍に設けられていることを特徴とする請求項14に記載の露光装置。
  16. 前記位置決め光照射部材が、前記被描画体を感光させない前記位置決め光を照射することを特徴とする請求項12に記載の露光装置。
  17. 複数のマークが表面に設けられた被描画体を、露光装置の所定の位置に置く載置方法であって、
    前記被描画体の表面における前記複数のマークの本来の位置を示すマーク位置データに基づいて、前記被描画体が前記所定の位置に置かれたときに前記複数のマークを撮像できるように、前記被描画体を撮像するカメラの撮影範囲を調整し、
    前記複数のマークを前記カメラに撮像させ、
    前記複数のマークのスルー画像を表示部材に表示させながら、前記複数のマークが前記スルー画像に含まれるように前記被描画体を前記所定の位置に置くことを特徴とする被描画体の載置方法。
  18. 複数のマークが表面に設けられた被描画体を、露光装置が有する描画テーブルの所定の位置に置く載置方法であって、
    前記被描画体の表面における前記複数のマークの本来の位置を示すマーク位置データに基づいて、前記被描画体が前記所定の位置に置かれたときに前記複数のマークがある位置を照射位置とするように前記描画テーブルに向けて位置決め光を照射し、
    前記複数のマークの位置と前記照射位置とが一致するように、前記被描画体を前記所定に位置に置くことを特徴とする被描画体の載置方法。

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