JP3356787B2 - メガネフレームのリムロック及びメガネフレーム - Google Patents

メガネフレームのリムロック及びメガネフレーム

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JP3356787B2
JP3356787B2 JP56417499A JP56417499A JP3356787B2 JP 3356787 B2 JP3356787 B2 JP 3356787B2 JP 56417499 A JP56417499 A JP 56417499A JP 56417499 A JP56417499 A JP 56417499A JP 3356787 B2 JP3356787 B2 JP 3356787B2
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eyeglass frame
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JP56417499A
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Inventor
馨 神谷
Original Assignee
株式会社メガネ流通センター
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02CSPECTACLES; SUNGLASSES OR GOGGLES INSOFAR AS THEY HAVE THE SAME FEATURES AS SPECTACLES; CONTACT LENSES
    • G02C1/00Assemblies of lenses with bridges or browbars
    • G02C1/06Bridge or browbar secured to or integral with closed rigid rims for the lenses
    • G02C1/08Bridge or browbar secured to or integral with closed rigid rims for the lenses the rims being tranversely split and provided with securing means

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Ophthalmology & Optometry (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Eyeglasses (AREA)
  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、メガネフレームのリムロックに関し、特
に、ビスなどのねじ部材を用いることなく、レンズをリ
ム内に簡単に固定することができるメガネフレームのリ
ムロックに関するものである。
背景技術 従来、メガネフレームのリム内にレンズを固定するリ
ムロックは、一般に、リムの智との接合部近傍や、リム
のブリッジとの接合部近傍を切断した切れ目(切断部)
に設けられており、主に、リムの切断箇所における両端
部にそれぞれ固着された一対のロック片と、その一対の
ロック片を連結するビスなどのねじ部材とを備えてい
る。このリムロックによれば、リム内にレンズを挿嵌し
た後で、一対のロック片を合わせ、両ロック片内にねじ
部材をねじ込み締め付けることにより、一対のロック片
が連結されリム内にレンズが固定される。
しかしながら、上述したリムロックでは、レンズの外
形が精度悪く加工された場合には、リムとレンズとの間
に隙間ができて、レンズがリム内でガタ付いてしまい、
レンズをしっかりと固定することができないという問題
点があった。また、一対のロック片はねじ部材で連結さ
れるため、リム内にレンズを着脱する際にねじ部材のね
じ込みや取り外しを専用ドライバーなどの特殊な工具で
行わなければならず、煩雑であるという問題点があっ
た。更に、メガネの使用中にねじ部材が徐々に緩んで、
レンズがリムから外れ落ちてしまうという問題点があっ
た。そこで、ねじ部材を一対のロック片内にねじ止め剤
などの接着剤を用いて固定することが考えられるが、か
かる場合には、両ロック片からねじ部材を取り外すこと
ができず、レンズ交換を行うことができないという問題
点がある。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたも
のであり、レンズの外形の加工精度が悪い場合にもレン
ズをリム内にガタつかせずにしっかりと固定することが
できると共に、レンズの着脱を容易に行うことができる
メガネフレームのリムロックを提供することを目的とし
ている。
発明の開示 この目的を達成するために第1発明のメガネフレーム
のリムロックは、一部が切断されたリム内にレンズを固
定するものであり、前記リムの切断部における一端側に
固設された第1ロック部材と、前記リムの切断部におけ
る他端側に設けられ、前記第1ロック部材と前記リムの
一端側との間に緩挿される第2ロック部材と、前記第1
及び第2ロック部材間に配設され、前記第2ロック部材
を前記リムの一端側へ付勢する付勢部材とを備え、更
に、前記第1ロック部材は、前記第2ロック部材または
前記リムの他端側の上下移動方向に沿って前記側壁板に
凹設された案内溝を備えており、前記第2ロック部材ま
たは前記リムの他端側には、その案内溝内に摺動可能に
填め込まれる係止突起が突設されている。
この第1発明のメガネフレームのリムロックによれ
ば、リムの切断部における両端側が引っ張られて開かれ
ると、第1ロック部材とリムの一端側との間に緩挿され
た第2ロック部材が付勢部材を押圧しつつ第1ロック部
材へ向けて移動される。この第2ロック部材の移動に伴
って、リムの他端側がリムの一端側から離れると、リム
の切断部が開かれリムの内形が広げられる。その状態の
リム内へレンズを挿嵌し、引っ張っていたリムを放す
と、付勢部材の付勢力により第2ロック部材がリムの一
端側へ向けて付勢され、この付勢により第2ロック部材
がリムの一端側へ向けて移動される。この移動によっ
て、リムの切断部が閉じられるとともにリムの内形が縮
小され、そのリム内に挿嵌されたレンズが固定される。
しかも、第2ロック部材またはリムの他端側に突設され
た係止突起は、第2ロック部材またはリムの他端側が一
対の案内部材によりリムの一端側へ案内される場合に、
案内溝内に填め込まれつつ摺動される。この係止突起の
案内溝内への填め込みにより、第2ロック部材またはリ
ムの他端側が摺動する際に第2ロック部材が第1ロック
部材とリムの一端側との間から外れ落ちることが防止さ
れる。
第2発明のメガネフレームのリムロックは、第1発明
のメガネフレームのリムロックにおいて、記第1ロック
部材は、前記第2ロック部材または前記リムの他端側を
挟み込み前記リムの一端側へ摺動可能に案内する一対の
案内部材を備えている。
第3発明のメガネフレームのリムロックは、第1また
は第2発明のメガネフレームのリムロックにおいて、前
記第1ロック部材は、前記第2ロック部材または前記リ
ムの他端側の摺動位置を制限する制限部材を備えてい
る。
第4発明のメガネフレームのリムロックは、第1から
第3発明のメガネフレームのリムロックにおいて、前記
付勢部材は、前記第2ロック部材に取着されている。
この第4発明のメガネフレームのリムロックによれ
ば、第1から第3発明のいずれかのメガネフレームのリ
ムロックと同様に作用する上、第1及び第2ロック部材
間に配設される付勢部材は第2ロック部材に取着される
ので、第2ロック部材が第1ロック部材とリムの一端側
との間へ緩挿されると、その緩挿に伴って、付勢部材が
第1及び第2ロック部材間に配設される。即ち、第2ロ
ック部材の第1ロック部材とリムの一端側との間への緩
挿作業と、付勢部材の第1及び第2ロック部材間への配
設作業とが一度にまとめて行われる。
第5発明のメガネフレームのリムロックは、一部が切
断されたリム内にレンズを固定するものであり、前記リ
ムの切断部における一端側に固設されると共に、1の側
面を開放して凹設された長溝状の緩挿溝と、その緩挿溝
の上部を塞ぐ天蓋板と、前記緩挿溝の下部を塞ぐ底壁板
と、前記緩挿溝の3側面を塞ぐ側壁板とを有する第1ロ
ック部材と、前記リムの切断部における他端側から前記
緩挿溝へ向けて延出され、その緩挿溝内に上下移動可能
に緩挿されると共に、その緩挿溝に緩挿された状態で前
記リムの他端側により前記緩挿溝の開放部分を塞ぐよう
に形成された第2ロック部材と、前記緩挿溝内に収容さ
れ、その緩挿溝に緩挿された前記第2ロック部材を前記
リムの一端側へ付勢するための弾性復元力を付与する付
勢部材とを備え、前記第1ロック部材は、前記緩挿溝内
に内設されると共にその緩挿溝の底壁板から天蓋板へ向
けて設けられた案内レール部材を備えており、前記第2
ロック部材には、その案内レール部材を嵌入可能な嵌入
孔が設けられている。
この第5発明のメガネフレームのリムロックによれ
ば、リムの切断部における両端側が引っ張られて開かれ
ると、第1ロック部材とリムの一端側との間に緩挿され
た第2ロック部材が付勢部材を押圧しつつ第1ロック部
材へ向けて移動される。この第2ロック部材の移動に伴
って、リムの他端側がリムの一端側から離れると、リム
の切断部が開かれリムの内形が広げられる。その状態の
リム内へレンズを挿嵌し、引っ張っていたリムを放す
と、付勢部材の付勢力により第2ロック部材がリムの一
端側へ向けて付勢され、この付勢により第2ロック部材
がリムの一端側へ向けて移動される。この移動によっ
て、リムの切断部が閉じられるとともにリムの内形が縮
小され、そのリム内に挿嵌されたレンズが固定される。
しかも、第2ロック部材に設けられた嵌入孔には第1ロ
ック部材の案内レール部材が嵌入される。よって、リム
の一端側へ向けた第2ロック部材の移動が案内レール部
材を介して案内されるとともに、第2ロック部材が第1
ロック部材とリムの一端側との間から外れ落ちることが
防止される。
第6発明のメガネフレームのリムロックは、第5発明
のメガネフレームのリムロックにおいて、前記付勢部材
には、前記案内レール部材を填め込み可能な係止孔が設
けられている。
第7発明のメガネフレームのリムロックは、一部が切
断されたリム内にレンズを固定するものであり、前記リ
ムの切断部における一端側に設けられた第1ロック部材
と、その第1ロック部材に設けられる第1固定部と、前
記リムの切断部における他端側に設けられた第2ロック
部材と、その第2ロック部材に設けられる第2固定部
と、前記第1及び第2ロック部材間に配設され、その第
1ロック部材または第2ロック部材の一方を他方へ付勢
するための弾性復元力を付与する付勢部材と、その付勢
部材の付勢方向両端側に設けられ、前記第1及び第2固
定部にそれぞれ係止される一対の係止部材とを備えてい
る。
この第7発明のメガネフレームのリムロックによれ
ば、リムにおける切断部の両端側が引っ張られて開かれ
ると、第1及び第2ロック部材間に配設された付勢部材
が引っ張られ、リムの切断部が開かれて、リムの内形が
広げられる。その状態のリム内へレンズを挿嵌し、引っ
張っていたリムを放すと、付勢部材の付勢力により第1
ロック部材または第2ロック部材の一方が他方へ向けて
付勢され、リムの切断部が閉じられるとともにリムの内
形が縮小され、そのリム内に挿嵌されたレンズが固定さ
れる。
第8発明のメガネフレームのリムロックは、第7発明
のメガネフレームのリムロックにおいて、前記第1及び
第2ロック部材の対向面は互いに適合した凹凸形状に形
成されている。
第9発明のメガネフレームは、第1から第8発明のい
ずれかのリムロックが智に設けられていることを特徴と
するメガネフレーム。
第10発明のメガネフレームは、レンズが填め込まれる
一対のリムと、その一対のリムを連結するブリッジとを
備えており、そのブリッジと前記リムとの接合部には第
1から第8発明のいずれかのリムロックが設けられてい
る。
図面の簡単な説明 図1は、本発明の第1実施の形態であるリムロックが
使用されるメガネフレームの部分的な外観斜視図であ
る。
図2は、リムロックの分解斜視図である。
図3は、図1のIII−III線における部分断面図であ
る。
図4は、第2実施の形態におけるメガネフレームに使
用されるリムロックの分解斜視図である。
図5は、第3実施の形態におけるメガネフレームに使
用されるリムロックの分解斜視図である。
図6は、第4実施の形態におけるメガネフレームに使
用されるリムロックの分解斜視図である。
図7は、第5実施の形態におけるメガネフレームに使
用されるリムロックの分解斜視図である。
図8は、第6実施の形態におけるメガネフレームに使
用されるリムロックの分解斜視図である。
図9は、第7実施の形態におけるメガネフレームに使
用されるリムロックの分解斜視図である。
図10は、第8実施の形態におけるメガネフレームに使
用されるリムロックの分解斜視図である。
図11は、第9実施の形態におけるメガネフレームに使
用されるリムロックの分解斜視図である。
図12(a)は、図11のXII A−XII A線における部分断
面図であって、弾性部材及び保持ピンが取着されたロッ
ク部材を緩挿溝内に緩挿した状態におけるリムロックの
部分断面図であり、図12(b)は、図12(a)のXII B
−XII Bにおける部分断面図である。
図13(a)は、第10実施の形態におけるメガネフレー
ムに使用されるリムロックの分解斜視図であり、図13
(b)は、図13(a)のXIII B−XII B線における部分
断面図であって、リムロックの組立状態における部分断
面図である。
符号の説明 1,20,30,40,50,60,70 メガネフレーム 2 レンズ 3 リム 3a 切れ目(リムの切断部) 3b 上端部(制限部材の一部、天蓋
板の一部) 4 ブリッジ 5,21,31,41,51,61,71 リムロック 6 よろい智(智) 9,10 ロック部材(第1ロック部材、
第2ロック部材) 9f 緩挿溝(第1ロック部材とリム
の一端皮との間) 9b,9c 案内板(側壁板の一部、緩挿溝
の両側を塞ぐ一対の側壁板) 9b1,9c1 案内溝 9a 天蓋板(制限部材の一部、天蓋
板の一部) 10c,10d 摺動ピン(係止突起) 93b,93c 摺動ピン(係止突起) 82b1,82c1,83b1,83c1 挿入溝(第1固定部、第2固定
部) 11 弾性部材(付勢部材) 22,32,42,52,62,72,84 弾性部材(付勢部材) 32a 内周部(係止孔) 80,90,100 メガネフレーム 81,91,101 リムロック 82,83,92,102,103 ロック部材(第1ロック部材、
第2ロック部材) 82f 下端面(第1及び第2ロック部
材の対向面) 83f 上端面(第1及び第2ロック部
材の対向面) 103a 嵌入孔 104 ガイドピン(案内レール部材) 発明を実施するための最良の形態 以下、本発明の好ましい実施の形態について、添付図
面を参照して説明する。図1は、本発明のメガネフレー
ムのリムロックの第1実施の形態であるリムロック5が
使用されるメガネフレーム1の部分的な外観斜視図であ
る。図1に示すように、メガネフレーム1は、金属材料
で左右対称に構成されたメタル枠であり、レンズ2が填
め込まれる一対のリム3,3と、その一対のリム3,3を連結
するブリッジ4と、リム3内にレンズ2を固定するリム
ロック5と、そのリムロック5に固着されるよろい智
(ち)6と、そのよろい智6に連結されるテンプル7
と、そのテンプル7をよろい智6に揺動可能に連結する
丁番8とを備えている。尚、図1では、メガネフレーム
1の左側に配設されるリム3の一部の図示を省略すると
共に、メガネフレーム1の左側に配設されるリムロック
5、よろい智6、テンプル7、及び、丁番8の図示を省
略している。
一対のリム3,3は、その内周部分にレンズ2が填め込
まれる(挿嵌される)部材であり、金属材料で正面視略
環状に形成されている。この一対のリム3,3は左右対称
に形成されており、その間部分がブリッジ4により連結
されている。このブリッジ4は、一対のリム3,3を連結
するための部材であり、その一端側がメガネフレーム1
における右側のリム3(図1の右側)にロウ(鑞)付け
により接合される一方、その他端側がメガネフレーム1
における左側のリム3(図1の左側)にロウ付けにより
接合されている。
尚、メガネフレーム1は左右対称に構成されているの
で、以下、メガネフレーム1の右側に配設されるリム
3、リムロック5、よろい智6、テンプル7、及び丁番
8について説明する。
リム3は、そのブリッジ4の接合された縁部分と反対
側(図1の右側)の縁部分が切断され、切れ目3aが設け
られている。リム3は、切り目3aを境にして上端部3bと
下端部3cとに分離されており、その上端部3bに後述する
リムロック5のロック部材9がロウ付けにより固着(固
設)され、その下端部3cに後述するロック部材10(図2
参照)が設けられている。尚、リムロック5の詳細につ
いては後述する。
リムロック5のロック部材9前面には、よろい智6の
一端側がロウ付けにより固着されている。よろい智6
は、リム3とテンプル7とを繋ぐ部材であり、ロック部
材9との固着端側との反対端側がメガネフレーム1の後
方(図1の奥側)へ向けて上面視略L字状に屈曲されて
いる。このよろい智6の屈曲部分の先端(図1の奥側)
には使用者の耳に掛けられるテンプル7が丁番8を介し
て揺動可能に連結されており、このテンプル7はメガネ
フレーム1の更に後方へ向けて延出されている。
次に、図2及び図3を参照して、リムロック5の詳細
について説明する。図2は、リムロック5の分解斜視図
であり、図3は、図1のIII−III線における部分断面図
である。尚、図2では、ロック部材9を部分的に断面視
し、そのロック部材9の一部を2点鎖線で図示してい
る。また、図2及び後述する図3乃至図10では、上述し
たレンズ2、よろい智6、テンプル7及び丁番8の図示
を省略している。
図2に示すように、リムロック5は、主に、リム3の
上端部3bに固着される略直方体状のロック部材9と、リ
ム3の下端部3cに設けられるロック部材10と、そのロッ
ク部材10を上方へ向けて、即ち、リム3の上端部3bへ向
けて付勢する弾性復元性を有する弾性部材11とを備えて
いる。
ロック部材9は、その上部に略板状の天蓋板9aを備
え、その天蓋板9aの両端辺(図2の前後方向両端)に
は、それぞれ略板状の案内板9b,9cが下方へ向けて立設
されている。この一対の案内板9b,9cの下端は、同じく
略板状の底壁板9dにより連設されており、これらの4枚
の天蓋板9a、案内板9b,9c及び底壁板9dの右端(図2の
右側)には略板状の側壁板(側壁板の一部)9cが連設さ
れている。よって、ロック部材9は、これらの5枚の天
蓋板9a、案内板9b,9c、底壁板9d及び側壁板9eにより、
一面(図2の左側面)が開放された直方体に形成され、
その開放部分から内部へ連通する緩挿溝9fが設けられて
いる。
この緩挿溝9fは、後述するロック部材10を上下移動可
能に緩挿するための溝であり、ロック部材9の上下方向
(図2の上下方向)へ向けて長溝状に凹設されている。
この緩挿溝9fにおける上部には、上述した天蓋板9aが配
設されており、この天蓋板9aにより後述するロック部材
10の上方へ向けた移動位置(摺動位置)を制限すること
ができる。
天蓋板9aの左端(図2の左側)、即ち、天蓋板9aのリ
ム3側端には、上述したリム3の上端部3bが一対の案内
板9b,9c間に挟み込まれつつロウ付けにより固着されて
いる。この天蓋板9aは、その下面が上述したリム3の上
端部3b下面と面一にされており(図3参照)、リム3に
おける上端部3bの下面に下端部3cの上面が当接すること
により、リム3における下端部3cの上方へ向けた移動位
置(摺動位置)を制限することができる。
一対の案内板9b,9cは、上述したリム3の下端部3c及
び後述するロック部材10の上下方向へ向けた移動を案内
する部材であり、リム3の下端部3c及びロック部材10を
摺動可能に挟み込みむように形成されている。案内板9
b,9cの対向面における側壁板9e側縁部分(図2の右側)
には上下方向へ向けて、即ち、緩挿溝9fの長手方向に沿
って連続した案内溝9b1,9c1がそれぞれ凹設されてい
る。この案内溝9b1,9c1は、後述するロック部材10にお
ける摺動ピン10c,10dを上下方向へ摺動可能に保持する
ための溝であり、その溝幅が摺動ピン10c,10dの外径と
略等しく、又は、若干大きく形成されている。
また、案内板9b,9cの対向面には、その間隔幅が緩挿
溝9fの開放側(図2の左側)から案内溝9b1,9c1へ向け
て狭まるように傾斜したテーパ面9b2,9c2が形成されて
いる。よって、ロック部材10の一対の係止片10c,10dが
緩挿溝9f内に緩挿される場合には、このテーパ面9b2,9c
2を介して、一対の係止片10a,10bにおける摺動ピン10c,
10d側端部をその対向面側、即ち、矢印A,B側へ弾性変形
させることができる。
ロック部材10は、リム3の下側端3cからリム3の外方
(図2の右側)へ向けて延出されており、上面視略U字
状に形成されている。このロック部材10は、その先端が
二股に分岐された一対の係止片10a,10bを備えており、
この一対の係止片10a,10bには、その先端(図2の右
側)に一対の略円柱状の摺動ピン10c,10dが係止片10a,1
0bの非対向面側へ向けてそれぞれ突設されている。この
一対の摺動ピン10c,10dは、上述したロック部材9の一
対の案内溝9b1,9c1に摺動可能にそれぞれ填り込み可能
に形成されており、ロック部材10がロック部材9の緩挿
溝9f内で摺動する際に案内溝9b1,9c1内で摺動移動され
る。
一対の係止片10a,10bは、その対向面間に上面視略U
字状の間隙W1が設けられており、その摺動ピン10c,10d
側端部をロック部材10の内方(又は、外方)、即ち、図
2の矢印A,B方向(又は、反矢印A,B方向)へ弾性変形可
能に形成されている。このように、一対の係止片10a,10
bにおける摺動ピン10c,10d側端部を弾性変形させること
により、かかる摺動ピン10c,10dをロック部材9の案内
溝9b1,9c1内にそれぞれ容易に填め込むことができるの
である。
弾性部材11は、弾性復元性を有する金属材料などの弾
性材料で構成された板状体を正面視略く字状に屈曲して
形成されており、一対の略平板状の板部11a,11bが屈曲
部11cを介して連設されている。弾性部材11は、その一
対の板部11a,11bを対向面側へ向けて圧縮することによ
り、屈曲部11cを介して弾性的に収縮する一方、その収
縮に伴って板部11a,11b非対向面側(図2の上下方向)
へ向けて弾性復元力を生じる圧縮ばねの一種である。
尚、「圧縮ばね」は、その圧縮方向に対する反対方向、
即ち、その圧縮ばねの伸長方向へ向けて弾性的な復元力
(弾性復元力又は付勢力)を付与する「ばね」である。
この弾性部材11は、上述したロック部材9の緩挿溝9f
内に収容可能に形成され(図1参照)、その板部11a,11
bにおける屈曲部11c側端部との反対側端部(図2の左
側)には、板部11a,11bの対向面側へ向けて略く字状に
それぞれ折り曲げられた板端部11a1,11b1が形成されて
いる(図3参照)。このため、図3に示すように、弾性
部材11の板端部11a1がロック部材10の下面に当接する場
合には、かかる板端部11a1でロック部材10の下面が傷付
けられることを防止して、ロック部材10の破損を防止す
ることができる。
尚、弾性部材11は、その両板端部11a1,11b1がそれぞ
れ折り曲げ形成されるので、図2に示す弾性部材11にお
ける板部11a,11bの上下位置を入れ替え、板部11bの板端
部11b1をロック部材10下面に当接させても、ロック部材
10の破損が防止されるのである。
このように構成された弾性部材11によれば、図3に示
すように、ロック部材9の底壁板9dとロック部材10下面
との間に配設される。即ち、弾性部材11は、その板部11
bの下面がロック部材9の底壁板9dの上面に当接しつつ
載置される一方、その板部11aの板端部11a1がロック部
材10下面に当接される。よって、ロック部材10が上方、
即ち、ロック部材9の天蓋板9aへ付勢され当接されると
共に、リム3の下端部3cの上面がリム3の上端部3aの下
面に当接されるのである。
また、図3に示すように、緩挿溝9fの開放部分(図3
の左側)は、リム3の下端部3cにより塞がれるので、弾
性部材11を緩挿溝9f内に固定しなくても、ロック部材10
下面とロック部材9の底壁板9dとの間に配設された弾性
部材11が緩挿溝9f内から抜け落ちることを防止すること
ができるのである。
次に、上記のように構成されたリムロック5の組立方
法について説明する。まず、弾性部材11がロック部材9
の緩挿溝9f内へ収容される。具体的には、弾性部材11の
屈曲部11cがロック部材9の緩挿溝9fへ向けられた状態
で、弾性部材11が緩挿溝9f内へ挿入され、その板部11b
がロック部材9の底壁板9dに載置される。一方、ロック
部材10がロック部材9の緩挿溝9f内へ緩挿される。
ロック部材10を緩挿溝9f内へ緩挿する場合には、ロッ
ク部材10の先端、即ち、摺動ピン10c,10d側端部が、緩
挿溝9f内に収容された弾性部材11の板端部11a1とロック
部材9の天蓋板9aとの間部分へ入れ込まれる。この際、
ロック部材10の摺動ピン10cが案内板9bのテーパ面9b2に
当接される一方、ロック部材10の摺動ピン10dが案内板9
cのテーパ面9c2に当接される。この摺動ピン10c,10dの
当接後、ロック部材10を更に緩挿溝9f内に入れ込むと、
テーパ面9b2,9c2を介して、一対の係止片10a,10bが内方
へ向けて、即ち、係止片10aが図2に示す矢印A方向へ
向けて弾性変形され、係止片10bが図2に示す矢印B方
向へ向けて弾性変形される。
この一対の係止片10a,10bの弾性変形に伴って、ロッ
ク部材10の先端における摺動ピン10c,10dの突設方向幅
が徐々に小さくなり、ロック部材10の緩挿溝9fへ入れ込
みが更に続行されると、摺動ピン10c,10dが案内板9b,9c
における案内溝9b1,9c1に到達する。摺動ピン10c,10dが
案内溝9b1,9c1に到達すると、テーパ面9b2,9c2により弾
性変形されていた一対の係止片10a,10bが外方へ向け
て、即ち、係止片10aが図2に示す反矢印A方向へ向け
て復元される一方、係止片10bが図2に示す反矢印B方
向へ向けて復元される。この一対の係止片10a,10bの復
元により、摺動ピン10cが案内溝9b1に填め込まれると共
に、摺動ピン10dが案内溝9c1に填め込まれる。
摺動ピン10c,10dが案内溝9b1,9c1内に填め込まれる
と、リム3の下端部3cにより緩挿溝9fの開放部分が塞が
れると共に、弾性部材11がロック部材10の下面およびロ
ック部材9における底壁板9d上面間に配設され、かかる
弾性部材11によって、ロック部材10がロック部材9の天
蓋板9aへ向けて付勢される。この弾性部材11の付勢によ
り、リム3の下端部3cがリム3の上端部3bへ向けて付勢
され、その上端部3bに下端部3cが当接しリム3の切れ目
3aが閉じられる。このようにして、ロック部材9,10およ
び弾性部材11が組み付けられ、リムロック5が組み立て
られる。
次に、上記のように構成されたリムロック5の動作に
ついて説明する。まず、リム3の上端部3bと下端部3cと
を掴み、上端部3bを上方へ向けて引っ張り、下端部3cを
下方へ向けて引っ張ると、リム3の切れ目3aが上下方向
へ開かれ拡大される。この切れ目3aの拡大に伴って、下
端部3cと共にロック部材10が緩挿溝9f内を下方へ向けて
移動される。ロック部材10が緩挿溝9f内を下方へ向けて
移動する場合には、一対の案内板9b,9c間で、ロック部
材10及びリム3の下端部3cが緩挿溝9f下側へ摺動して案
内されると共に、ロック部材10の摺動ピン10c,10dが案
内溝9b1,9c1内で摺動してロック部材9の底壁板9dへ向
けて移動される。
ロック部材10が下方へ向けて移動されると、そのロッ
ク部材10下面で弾性部材11の板部11aが押圧され、弾性
部材11が屈曲部11cを介して弾性的に屈曲されて、弾性
部材11がロック部材10下面とロック部材9の底壁板9dと
の間で圧縮される。この弾性部材11の圧縮に伴って、リ
ム3の内形が拡大されると共に、リム3内へレンズ2が
挿嵌な状態となる。この状態でレンズ2をリム3内へ挿
嵌し、引っ張っていたリム3を放すと、弾性部材11の弾
性復元性力によって、ロック部材10が上方へ向けて付勢
され、かかる付勢力によりリム3の下端部3cが上端部3b
へ向けて移動される。この下端部3bの上方への移動に伴
って、リム3の内形が徐々に小さくなり、その後、下端
部3cが上端部3bに当接すると共に、ロック部材10の上面
がロック部材9の天蓋板9a下面に当接して、レンズ2が
リム3によって確実に固定(保持)される。
以上説明したように、第1実施の形態におけるメガネ
フレーム1のリムロック5によれば、リム3の下端部3c
に固着されたロック部材10は、リム3の切れ目3aにおけ
る上端部3bに固設されたロック部材9における緩挿溝9f
内に緩挿され、かつ、ロック部材9の底壁板9dとロック
部材10との間に配設される弾性部材11によりリム3の上
端部3bへ付勢されるので、リム3内に挿嵌されるレンズ
2の外形の加工精度が悪くても、弾性部材11の弾性復元
力によりレンズ2を確実にリム3内に固定することがで
きる。
また、リム3の内形は、リム3の切れ目3aを引っ張り
開くことにより広げられ、リム3の切れ目3aを放し閉じ
ることにより弾性部材11を介して縮小されるので、専用
のドライバーを用いなくても、リム3内に挿嵌されるレ
ンズ2の交換を行うことができる。よって、メガネの専
門家でない素人、例えば、そのメガネの使用者がリム3
内に挿嵌されるレンズ2の交換を容易に行うことができ
るのである。従って、例えば、メガネフレーム1の使用
者は、そのリム3内に有色透明なレンズを挿嵌しメガネ
フレーム1をサングラスとして使用したり、そのリム3
内に無色透明な近眼用レンズを挿嵌しメガネフレーム1
を近眼用メガネとして使用したり、又は、そのリム3内
に偏光レンズを挿嵌しメガネフレーム1を釣り用メガネ
として使用したりすることができるのである。
弾性部材11によりリム3の上端部3b側へ付勢されるロ
ック部材10及びリム3の下端部3cは、ロック部材9にお
ける一対の案内板9b,9cにより挟み込まれ、リム3の上
端部3bへ摺動可能に案内されるので、弾性部材11により
付勢されるロック部材10をリム3の上端部3bへ向けてガ
タつかせることなく移動させることができる。よって、
弾性部材11の弾性復元力を介してリム3の切れ目3aが閉
じられる場合に、リム3の上端部3bとリム3の下端部3c
との位置ズレを防止して、リム3内にレンズ2を確実に
固定することができる。
ロック部材10に突設された摺動ピン10c,10dは、その
ロック部材10の摺動方向(図2の上下方向)に沿って案
内板9b,9cに凹設された案内溝9b1,9c1内に摺動可能に填
め込まれるので、ロック部材10及びリム3の下端部3cが
一対の案内板9b,9c間で摺動する際に、ロック部材10が
ロック部材9の緩挿溝9fから外れ落ちることを防止する
ことができる。よって、メガネフレーム1の使用時にロ
ック部材10が緩挿溝9fから外れ、リム3内からレンズ2
が外れ落ちることを防止できる。
弾性部材11の弾性復元力によりリム3の上端部3bへ付
勢されるロック部材10の摺動位置はロック部材9の天蓋
板9aにより制限され、かつ、リム3の下端部3cの摺動位
置はリム3の上端部3bにより制限されるので、リム3内
からレンズ2が取り外された場合に、そのロック部材10
が弾性部材11の弾性復元力によりロック部材9の緩挿溝
9fの上方へ飛び出すことを防止することができる。ま
た、リム3内からレンズ2が取り外された場合に、ロッ
ク部材9の天蓋板9a及びリム3の上端部3bによりロック
部材10及びリム3の下端部3cの摺動位置が制限されるこ
とによって、リム3の内形が弾性部材11の弾性復元力に
より過剰に縮小されることが防止されるので、かかるリ
ム3の形状の歪みを防止することができる。
ところで、例えば、リムの切れ目における両端部を引
張りばねで連結したメガネフレームによれば、かかる引
張りばねを介してリムの内形を拡大または縮小すること
ができる。しかしながら、かかるメガネフレームでは、
リムの内形を拡大させ過ぎると、引張りばねが過度に引
っ張られるために塑性変形し、引張りばねが破損するこ
とがある。しかしながら、弾性部材11は、その一対の板
部11a,11bをその対向面側へ向けて圧縮することによ
り、その圧縮方向と反対方向(板部11a,11bの非対向面
側)へ向けて弾性復元力を生じる圧縮ばねの一種で構成
されるので、上述した引張りばねのような塑性変形によ
る破損を抑制することができるのである。尚、「引張り
ばね」は、その引っ張り方向に対する反対方向、即ち、
その引っ張りばねの収縮方向へ向けて弾性的な復元力
(弾性復元力又は付勢力)を付与する「ばね」である。
リムロック5のロック部材9は、図1に示すように、
よろい智6の裏面側にロウ付けにより固着されるので、
メガネフレーム1を使用する者の目尻より外方にリムロ
ック5を設けることができる。よって、メガネフレーム
1を装着した際にリムロック5が使用者の視界を妨げる
ことを防止することができる。また、リムロック5は、
よろい智6により覆い隠されるので、メガネフレーム1
の美観を維持することができる。
次に、図4を参照して、第2実施の形態のメガネフレ
ーム20に使用されるリムロック21について説明する。図
4は、第2実施の形態におけるメガネフレーム20に使用
されるリムロック21の分解斜視図であり、図中では、ロ
ック部材9を部分的に断面視し、そのロック部材9の一
部を2点鎖線で図示している。図4に示すように、第2
実施の形態のメガネフレーム20は、前記した第1実施の
形態のメガネフレーム1に対して、リムロック5をリム
ロック21に変更したものである。以下、前記した第1実
施の形態のメガネフレーム1と同一の部分には同一の符
号を付して、その説明を省略し、異なる部分のみを説明
する。
図4に示すように、第2実施の形態のメガネフレーム
20におけるリムロック21では、第1実施の形態のリムロ
ック5の弾性部材11に代えて、弾性部材22を使用してい
る。この弾性部材22は、弾性復元性を有する金属材料な
どの弾性材料で構成された板材を略C字状の円筒体状に
丸めた渦巻ばねの一種であり、ロック部材9の緩挿溝9f
内に収容可能に形成されている。この弾性部材22は、そ
の上端部が上述したロック部材10下面に当接される一
方、その下端部が上述したロック部材9における底壁板
9d上面に載置されて、ロック部材10をリム3の上端部3b
へ向けて付勢する圧縮ばねの一種である。
この第2実施の形態のメガネフレーム20に使用される
リムロック21によれば、緩挿溝9f内に緩挿されるロック
部材10が下方へ向けて移動されると、そのロック部材10
下面で弾性部材22が押圧される。この押圧により、弾性
部材22の外径は収縮される一方、この弾性部材22の外径
の収縮に伴ってリム3の内形が拡大され、リム3内へレ
ンズ2が挿嵌な状態となる。この状態でレンズ2をリム
3内へ挿嵌し、引っ張っていたリム3を放すと、弾性部
材22の外径は弾性復元性力により拡大される。この弾性
部材22の外径の拡大によりロック部材10はリム3の上端
部3bへ向けて付勢されるので、リム3内に挿嵌されるレ
ンズ2の外形の加工精度が悪くても、レンズ2を確実に
リム3内に固定することができる。
次に、図5を参照して、第3実施の形態のメガネフレ
ーム30に使用されるリムロック31について説明する。図
5は、第3実施の形態におけるメガネフレーム30に使用
されるリムロック31の分解斜視図であり、図中では、ロ
ック部材9を部分的に断面視し、そのロック部材9の一
部を2点鎖線で図示している。図5に示すように、第3
実施の形態のメガネフレーム30は、前記した第1実施の
形態のメガネフレーム1に対して、リムロック5をリム
ロック31に変更したものである。以下、前記した第1実
施の形態のメガネフレーム1と同一の部分には同一の符
号を付して、その説明を省略し、異なる部分のみを説明
する。
図5に示すように、第3実施の形態のメガネフレーム
30におけるリムロック31では、第1実施の形態のリムロ
ック5の弾性部材11に代えて、弾性部材32を使用してい
る。この弾性部材32は、弾性復元性を有する金属材料な
どの弾性材料で構成された線材を螺旋状に丸めることに
より円筒体に形成された圧縮コイルばねの一種であり、
ロック部材9の緩挿溝9f内に収容可能に形成されてい
る。この弾性部材32は、その上端部が上述したロック部
材10下面に当接される一方、その下端部が上述したロッ
ク部材9における底壁板9d上面に載置されて、ロック部
材10をリム3の上端部3bへ向けて付勢する圧縮ばねの一
種である。
この第3実施の形態のメガネフレーム30に使用される
リムロック31によれば、緩挿溝9f内に緩挿されるロック
部材10が下方へ向けて移動されると、そのロック部材10
下面で弾性部材32が押圧される。この押圧により、弾性
部材32は圧縮される一方、この圧縮に伴ってリム3の内
形が拡大され、リム3内へレンズ2が挿嵌な状態とな
る。この状態でレンズ2をリム3内へ挿嵌し、引っ張っ
ていたリム3を放すと、弾性部材32は弾性復元性力によ
り伸長して復元する。この弾性部材32の復元により、ロ
ック部材10はリム3の上端部3bへ向けて付勢されるの
で、リム3内に挿嵌されるレンズ2の外形の加工精度が
悪くても,レンズ2を確実にリム3内に固定することが
できる。
次に、図6を参照して、第4実施の形態のメガネフレ
ーム40に使用されるリムロック41について説明する。図
6は、第4実施の形態におけるメガネフレーム40に使用
されるリムロック41の分解斜視図であり、図中では、ロ
ック部材9を部分的に断面視し、そのロック部材9の一
部を2点鎖線で図示している。図6に示すように、第4
実施の形態のメガネフレーム40は、前記した第1実施の
形態のメガネフレーム1に対して、リムロック5をリム
ロック41に変更したものである。以下、前記した第1実
施の形態のメガネフレーム1と同一の部分には同一の符
号を付して、その説明を省略し、異なる部分のみを説明
する。
図6に示すように、第4実施の形態のメガネフレーム
40におけるリムロック41では、第1実施の形態のリムロ
ック5の弾性部材11に代えて、弾性部材42を使用してい
る。この弾性部材42は、弾性復元性を有する金属材料な
どの弾性材料で構成された板材を螺旋状に丸めることに
より略円錐状に形成された竹の子コイルばねの一種であ
り、ロック部材9の緩挿溝9f内に収容可能に形成されて
いる。この弾性部材42は、その上端部が上述したロック
部材10下面に当接される一方、その下端部が上述したロ
ック部材9における底壁板9d上面に載置されて、ロック
部材10をリム3の上端部3bへ向けて付勢するものであ
る。
この第4実施の形態のメガネフレーム40に使用される
リムロック41によれば、緩挿溝9f内に緩挿されるロック
部材10が下方へ向けて移動されると、そのロック部材10
下面で弾性部材42が押圧される。この押圧により、弾性
部材42は圧縮される一方、この圧縮に伴ってリム3の内
形が拡大され、リム3内へレンズ2が挿嵌な状態とな
る。この状態でレンズ2をリム3内へ挿嵌し、引っ張っ
ていたリム3を放すと、弾性部材42は弾性復元性力によ
り伸長して復元する。この弾性部材42の復元によりロッ
ク部材10はリム3の上端部3bへ向けて付勢されるので、
リム3内に挿嵌されるレンズ2の外形の加工精度が悪く
ても、レンズ2を確実にリム3内に固定することができ
る。
次に、図7を参照して、第5実施の形態のメガネフレ
ーム50に使用されるリムロック51について説明する。図
7は、第5実施の形態におけるメガネフレーム50に使用
されるリムロック51の分解斜視図であり、図中では、ロ
ック部材9を部分的に断面視し、そのロック部材9の一
部を2点鎖線で図示している。図7に示すように、第5
実施の形態のメガネフレーム50は、前記した第1実施の
形態のメガネフレーム1に対して、リムロック5をリム
ロック51に変更したものである。以下、前記した第1実
施の形態のメガネフレーム1と同一の部分には同一の符
号を付して、その説明を省略し、異なる部分のみを説明
する。
図7に示すように、第5実施の形態のメガネフレーム
50におけるリムロック51では、第1実施の形態のリムロ
ック5の弾性部材11に代えて、弾性部材52を使用してい
る。この弾性部材52は、弾性復元性を有する金属材料な
どの弾性材料で構成された線材の略中央部分を螺旋状に
丸めて円筒状に形成されたコイル52aと、そのコイル部5
2aに連設され斜め上方へ向けて延出された上腕部52b
と、コイル部52aに連設され斜め下方へ向けて延出され
た下腕部52cとを備えており、これらのコイル部52a、上
腕部52bおよび下腕部52cにより略く字状に形成されてい
る。
この弾性部材52は、ねじりコイルばねの一種であり、
ロック部材9の緩挿溝9f内に収容可能に形成されてい
る。弾性部材52は、その上腕部52bの端部(図7の左上
側)がロック部材10の下面にロウ付けなどにより固着さ
れる一方、その下腕部52cがロック部材9の底壁板9dに
載置されて、ロック部材10をリム3の上端部3bへ向けて
付勢する圧縮ばねの一種である。ロック部材9の底壁板
9d上面には、弾性部材52の下腕部52cの端部(図7の左
下側)が填め込み可能な係止溝53が凹設されており、こ
の係止溝53内に弾性部材52の下腕部52cを填め込むこと
により、弾性部材52を緩挿溝9f内に位置決めして、下腕
部52cが底壁板9d上面でガタつくことを防止することが
できる。
この第5実施の形態のメガネフレーム50に使用される
リムロック51によれば、緩挿溝9f内に緩挿されるロック
部材10が下方へ向けて移動されると、そのロック部材10
下面で弾性部材52の上腕部52bが押圧され、その上腕部5
2bがコイル部52aを介して弾性的に上腕部52cへ向けて押
動される。この弾性部材52の上腕部52bの押動に伴っ
て、ロック部材10が緩挿溝9f内を下降しリム3の内形が
拡大され、リム3内へレンズ2が挿嵌な状態となる。
この状態でレンズ2をリム3内へ挿嵌し、引っ張って
いたリム3を放すと、弾性部材52の上腕部52bは、コイ
ル部52aの弾性復元性力を介して、ロック部材10を上方
へ向けて付勢し、かかる付勢力によりリム3の下端部3c
を上端部3bへ向けて移動させることができる。よって、
リム3内に挿嵌されるレンズ2の外形の加工精度が悪く
ても、レンズ2を確実にリム3内に固定することができ
る。
次に、図8を参照して、第6実施の形態のメガネフレ
ーム60に使用されるリムロック61について説明する。図
8は、第6実施の形態におけるメガネフレーム60に使用
されるリムロック61の分解斜視図であり、図中では、ロ
ック部材9を部分的に断面視し、そのロック部材9の一
部を2点鎖線で図示している。図8に示すように、第6
実施の形態のメガネフレーム60は、前記した第1実施の
形態のメガネフレーム1に対して、リムロック5をリム
ロック61に変更したものである。以下、前記した第1実
施の形態のメガネフレーム1と同一の部分には同一の符
号を付して、その説明を省略し、異なる部分のみを説明
する。
図8に示すように、第6実施の形態のメガネフレーム
60におけるリムロック61では、第1実施の形態のリムロ
ック5の弾性部材11に代えて、弾性部材62を使用してい
る。この弾性部材62は、ウレタン、シリコンゴム、EPDM
(エチレンプロピレンジメチレン)などの弾性復元性を
有する合成樹脂材料(弾性材料)で略円筒体に形成され
ており、ロック部材9の緩挿溝9f内に収容可能に形成さ
れている。この弾性部材62は、その上端部が上述したロ
ック部材10下面に当接される一方、その下端部が上述し
たロック部材9における底壁板9d上面に載置されて、ロ
ック部材10をリム3の上端部3bへ向けて付勢するもので
ある。
この第6実施の形態のメガネフレーム60に使用される
リムロック61によれば、緩挿溝9f内に緩挿されるロック
部材10が下方へ向けて移動されると、そのロック部材10
下面で弾性部材62が押圧される。この押圧により、弾性
部材62は圧縮される一方、この圧縮に伴ってリム3の内
形が拡大され、リム3内へレンズ2が挿嵌な状態とな
る。この状態でレンズ2をリム3内へ挿嵌し、引っ張っ
ていたリム3を放すと、弾性部材62は弾性復元性力によ
り伸長して復元する。この弾性部材62の復元によりロッ
ク部材10はリム3の上端部3bへ向けて付勢され、かつ、
この付勢によりリム3の下端部3cはリム3の上端部3bへ
向けて移動されるので、リム3内に挿嵌されるレンズ2
の外形の加工精度が悪くても、レンズ2を確実にリム3
内に固定することができる。
次に、図9を参照して、第7実施の形態のメガネフレ
ーム70に使用されるリムロック71について説明する。図
9は、第7実施の形態におけるメガネフレーム70に使用
されるリムロック71の分解斜視図であり、図中では、ロ
ック部材9を部分的に断面視し、そのロック部材9の一
部を2点鎖線で図示している。図9に示すように、第7
実施の形態のメガネフレーム70は、前記した第1実施の
形態のメガネフレーム1に対して、リムロック5をリム
ロック71に変更したものである。以下、前記した第1実
施の形態のメガネフレーム1と同一の部分には同一の符
号を付して、その説明を省略し、異なる部分のみを説明
する。
図9に示すように、第7実施の形態のメガネフレーム
70におけるリムロック71では、第1実施の形態のリムロ
ック5の弾性部材11に代えて、弾性部材72を使用してい
る。この弾性部材72は、伸縮性を有するゴム材などの合
成樹脂材料で袋状に形成された袋体72aを備え、その袋
体72a内に空気などの気体が圧入され、その袋体72aの内
圧が大気圧に比べて加圧されたものであり、ロック部材
9の緩挿溝9f内に収容可能に形成されている。この弾性
部材72は、その上端部が上述したロック部材10下面に当
接される一方、その下端部が上述したロック部材9にお
ける底壁板9d上面に載置されて、ロック部材10をリム3
の上端部3bへ向けて付勢するものである。
この第7実施の形態のメガネフレーム70に使用される
リムロック71によれば、緩挿溝9f内に緩挿されるロック
部材10が下方へ向けて移動されると、そのロック部材10
下面で弾性部材72が押圧される。この押圧により、弾性
部材72の袋体72aは圧縮される一方、この圧縮に伴って
リム3の内形が拡大され、リム3内へレンズ2が挿嵌な
状態となる。
この状態でレンズ2をリム3内へ挿嵌し、引っ張って
いたリム3を放すと、弾性部材72は、その袋体72aの弾
性およびその袋体72a内に圧入された気体の弾性によ
り、ロック部材10を上方へ向けて付勢する。よって、か
かる弾性部材72の付勢力によりロック部材10はリム3の
上端部3bへ向けて付勢されるので、リム3内に挿嵌され
るレンズ2の外形の加工精度が悪くても、レンズ2を確
実にリム3内に固定することができる。しかも、弾性部
材72は、その袋体72内へ圧入される気体の圧力を変更す
ることにより、そのロック部材10を付勢するための付勢
力を調節することができる。
次に、図10を参照して、第8実施の形態のメガネフレ
ーム80に使用されるリムロック81について説明する。図
10は、第8実施の形態におけるメガネフレーム80に使用
されるリムロック81の分解斜視図であり、図中では、リ
ム3を2点鎖線で図示している。る。図10に示すよう
に、第8実施の形態のメガネフレーム80は、前記した第
1実施の形態のメガネフレーム1に対して、リムロック
5をリムロック81に変更したものである。以下、前記し
た第1実施の形態のメガネフレーム1と同一の部分には
同一の符号を付して、その説明を省略し、異なる部分の
みを説明する。
図10に示すように、第8実施の形態のメガネフレーム
80では、リムロック81は、リム3の上端部3bに固着され
る略直方体状のロック部材82と、下端部3cに固着される
略直方体状のロック部材83と、そのロック部材83をロッ
ク部材82へ向けて付勢する弾性復元性を有する弾性部材
84とを備えている。
ロック部材82は、その上部にリム3の上端部3bに固着
される略板状の天蓋板82aを備え、その天蓋板82aの両端
辺(図10の前後方向両端)には、それぞれ略板状の案内
板82b,82cが下方へ向けて立設されている。これらの3
枚の天蓋板82a及び案内板82b,82cの右端(図10の右側)
には略板状の側壁板82dが連設されており、ロック部材8
2は、これらの4枚の天蓋板82a、案内板82b,82c及び側
壁板82dにより、その左側面(図10の左側)及び下側面
の二面が開放された直方体に形成され、その内部に収容
空間82eが設けられている。
また、一対の案内板82b,82cの対向面における上側縁
部には、側面視略コ字状の挿入溝82b1,82c1が天蓋板82a
と略平行に、ロック部材82における左側面の開放部分か
ら側壁板82d側へ沿って凹設されている。一方、この挿
入溝82b1,82c1が凹設された案内板82b,82c及び側壁板82
dの下端面、即ち、ロック部材82の下端面82fは、鋸歯状
の凹凸が設けられており、後述するロック部材83におけ
る上端端面83fの外形に適合して形成されている。
ロック部材83は、その下部にリム3の下端部3cに固着
される略板状の底壁板83aを備え、その底壁板83aの両端
辺(図10の前後方向両端)には、それぞれ略板状の案内
板83b,83cが上方へ向けて立設されている。これらの3
枚の底壁板83a及び案内板83b,83cの右端(図10の右側)
には略板状の側壁板83dが連設されており、ロック部材8
3は、これらの4枚の底壁板83a、案内板83b,83c及び側
壁板83dにより、その左側面(図10の左側)及び上側面
の二面が開放された直方体に形成され、その内部に収容
空間83eが設けられている。この収容空間83eは、上述し
たロック部材82の収容空間82eと連通されており、この
収容空間82e,83eにより後述する弾性部材84を収容する
ことができるのである。
また、一対の案内板83b,83cの対向面における下側縁
部には、側面視略コ字状の挿入溝83b1,83c1が底壁板83a
と略平行に、ロック部材83における左側面の開放部分か
ら側壁板83d側へ沿って凹設されている。一方、この挿
入溝83b1,83c1が凹設された案内板83b,83c及び側壁板83
dの上端面、即ち、ロック部材83の上端面83fは、鋸歯状
の凹凸が設けられており、上述したロック部材82の下端
面82fの外形に適合して形成されている。よって、弾性
部材84によりロック部材82,83の一方が他方へ付勢され
る場合に、ロック部材82の下端面82fにロック部材83の
上端面83fが合致して、両ロック部材82,83の位置決めを
行うことができる。よって、リム3の上端部3b及び下端
部3cの位置ズレを防止して、レンズ2をリム3内に確実
に固定することができる。
弾性部材84は、弾性復元性を有する金属材料などの弾
性材料で構成された線材を螺旋状に丸めることにより円
筒体状に形成された引張りコイルばねの一種であり、そ
の上部がロック部材82の収容空間82e内に収容される一
方、その下部がロック部材83の収容空間83e内に収容さ
れる。弾性部材84の上下方向(付勢方向)両端部には剛
性を有する金属材料で矩形平板状に形成された一対の係
止板84a,84bがロウ付けなどにより略水平に固着されて
いる。
この係止板84aの幅長W5は上述した挿入溝82b1,82c1の
対向面間幅W3より若干小さくされ(W3>W5)、かつ、係
止板84aの板厚は挿入溝82b1,82c1の上下方向(図10の上
下方向)幅長より若干小さくされている。一方、この係
止板84bの幅長W6は上述した挿入溝83b1,83c1の対向面間
幅W4より若干小さくされ(W4>W6)、かつ、係止板84b
の板厚は挿入溝83b1,83c1の上下方向(図10の上下方
向)幅長より若干小さくされている。よって、弾性部材
84の係止板84aを挿入溝82b1,82c1に沿ってロック部材82
内へ挿入することにより係止板84aをロック部材82に係
止することができ、かつ、弾性部材84の係止板84bを挿
入溝83b1,83c1に沿ってロック部材83内へ挿入すること
により係止板84bをロック部材83に係止することができ
るのである。
次に、上記のように構成されたリムロック81の動作に
ついて説明する。まず、リム3の上端部3bと下端部3cと
を掴み、上端部3bを上方へ向けて引っ張り、下端部3cを
下方へ向けて引っ張ると、弾性部材84が引っ張られ、ロ
ック部材83がロック部材82から離れる。この弾性部材84
の引っ張りに伴って、リム3の内形が拡大され、リム3
内へレンズ2が挿嵌な状態となる。この状態でレンズ2
をリム3内へ挿嵌し、引っ張っていたリム3を放すと、
弾性部材84の弾性復元性力によって、ロック部材82,83
の一方が他方へ向けて付勢され、かかる付勢力によりリ
ム3の下端部3cが上端部3bへ向けて移動される。この下
端部3bの上方への移動に伴って、リム3の内形が徐々に
小さくなり、その後、ロック部材82の下端面82fにロッ
ク部材83の上端面83fが合致しつつ当接することによ
り、両ロック部材82,83の位置決めされるとともに、レ
ンズ2がリム3によって確実に固定される。
第8実施の形態におけるメガネフレーム80のリムロッ
ク81によれば、リム3の上端部3bに固着されたロック部
材82とリム3の下端部3cに固着されたロック部材83との
間には両ロック部材82,83の一方を他方へ向けて付勢す
る弾性部材84が配設されるので、リム3内に挿嵌される
レンズの外形の加工精度が悪くても、弾性部材84の弾性
復元力によりレンズ2をリム3内に確実に固定すること
ができる。
また、リム3の内形は、リム3の上下端部3b,3cを引
っ張り開くことにより広げられ、リム3の上下端部3b,3
cを放し閉じることにより弾性部材84を介して縮小され
るので、専用のドライバーを用いなくても、リム3内に
挿嵌されるレンズ2の交換を行うことができる。
弾性部材84の上下両端部には一対の係止板84a,84bが
それぞれ固着されるとともに、その一方の係止板84aは
ロック部材82の挿入溝82b1,82c1に挿入されて係止さ
れ、かつ、その他方の係止板84bはロック部材83の挿入
溝83b1,83c1に挿入されて係止される。よって、弾性部
材84をロック部材82,83間に配設する際に弾性部材84の
両端部を両ロック部材82,83にロウ付けなどにより固着
(接合)する必要がなく、かかる弾性部材84の取付作業
を簡素化することができる。
更に、リムロック81は、そのロック部材82,83内部に
収容空間82e,83eが連通して設けられており、かかる収
容空間82e,83e内に弾性部材84を収容することができ
る。このように、弾性部材84はロック部材82,83の収容
空間82e,83eに収容されてリムロック81内に覆い隠され
るので、リムロック81の外部に弾性部材84が露出するこ
とを防止して、メガネフレーム80を維持することができ
るのである。
次に、図11及び図12を参照して、第9実施の形態のメ
ガネフレーム90に使用されるリムロック91について説明
する。図11は、第9実施の形態におけるメガネフレーム
90に使用されるリムロック91の分解斜視図であり、図12
(a)は、図11のXIIA−XIIA線における部分断面図であ
って、弾性部材52及び保持ピン93が取着されたロック部
材92をロック部材9の緩挿溝9f中に緩挿した状態におけ
るリムロック91の部分断面図であり、図12(b)は、図
12(a)のXIIB−XIIB線における部分断面図である。
尚、図11では、ロック部材9を部分的に断面視し、その
ロック部材9の一部を2点鎖線で図示している。
図11に示すように、第9実施の形態のメガネフレーム
90は、前記した第1及び第5実施の形態のメガネフレー
ム1,50に対して、リムロックを変更したものである。以
下、前記した第1及び第5実施の形態のメガネフレーム
1,50と同一の部分には同一の符号を付して、その説明を
省略し、異なる部分のみを説明する。
図11に示すように、第9実施の形態のメガネフレーム
90におけるリムロック91では、第1及び第5実施の形態
のリムロック5,51に代えて、リムロック91を使用してい
る。このリムロック91は、リム3の下側端3cからリム3
の外方(図2の右側)へ向けて延出されるロック部材92
を備えており、このロック部材92は上面視略U字状に形
成されている。ロック部材92は、その先端が二股に分岐
された一対の係止片92a,92bを備えており、この一対の
係止片92a,92bの間部分には上述した弾性部材52のコイ
ル部52aが収容され取着される者着凹部92cが設けられて
いる。
一対の係止片92a,92bの先端(図11の右側端)におけ
る対向面には、両係止片92a,92bの厚さ方向(略水平方
向)へ向けて貫通した通穴92d,92eがそれぞれ穿設され
ている。この通穴92d,92eは、後述する保持ピン93が挿
嵌される穴であり、両通穴92d,92eの穴中心は略水平方
向へ向けられている。よって、かかる一対の通穴92d,92
eに後述する保持ピン93が挿嵌され、かつ、ロック部材9
2がロック部材9の緩挿溝9f内に緩挿される場合に、保
持ピン93は、その両端部がロック部材9の一対の案内板
9b,9c側へそれぞれ向いてロック部材92に保持されるの
である(図12(a)参照)。
取着凹部92cは、上述した弾性部材52のコイル部52aが
収容されて取着される部位であり、ロック部材92の先端
側(図11の右側)が開放されるように上面視凹状(コ字
状)に形成されている。この取着凹部92cの幅長W7、即
ち、一対の係止片92a,92bの対向面間距離は弾性部材52
のコイル部52aの幅長W8と略等しく、又は、若干小さく
形成されている(W7≧W8)。よって、かかる取着凹部92
cに弾性部材52のコイル部52aを挟み込んで収容すること
ができるのである。また、ロック部材92の下面にはその
下側部分が開放された長溝状の収容溝92fが凹設されて
いる。
図12(b)に示すように、収容溝92fは、上述した弾
性部材52の上腕部52bを収容するための溝であり、その
長手方向一端側(図12(b)の右側)が上述した取着凹
部92cに連通され、かつ、ロック部材92の先端側(図12
(b)の右側)からリム3の下端部3c(図12(b)の左
側)へ向けて連続して凹設されている。ロック部材92の
取着凹部92cにコイル部52が収容された弾性部材52は、
その上腕部52bが収容溝92f内に収容されることにより、
ロック部材92下面に位置決めされるので、その緩挿溝9f
内でガタつくことが防止されるのである。
図11に示すように、保持ピン93は、ロック部材92に弾
性部材52を保持(取着)し、かつ、ロック部材92の緩挿
溝9f内での移動を案内するための部材であり、主に、主
軸部93aと、その主軸部93aの軸方向両端部から外方へ向
けてそれぞれ突設される一対の摺動ピン93b,93cと、主
軸部93aに内装されると共に、一対の摺動ピン93b,93cを
主軸部93aの軸方向における外方(図11中の矢印C,D方
向)へそれぞれ付勢するばね部材93dとを備えている。
この保持ピン93の主軸部93aは、図12(a)に示すよ
うに、上述したロック部材92の通穴92d,92e内に挿嵌可
能に形成され、かつ、弾性部材52のコイル部52eの内周
部へ挿嵌可能に形成されている。また、一対の摺動ピン
93b,93cは、上述したロック部材9の一対の案内溝9b1,9
c1に摺動可能にそれぞれ填り込み可能に形成されてお
り、ロック部材92がロック部材9の緩挿溝9f内で摺動す
る際に案内溝9b1,9c1内で摺動移動することができる
(図12(b)参照)。
次に、上記のように構成されたリムロック91の組立方
法について説明する。まず、弾性部材52のコイル部52a
がロック部材92の取着凹部92c内に収容され、かつ、弾
性部材52の上腕部52aがロック部材92の収容溝92f内に収
容される。その後、保持ピン93の主軸部93aがロック部
材92の通穴92d(又は、通穴92e)、弾性部材52のコイル
部52a内周部および通穴92e(又は、通穴92d)へ挿嵌さ
れると、保持ピン93を介して弾性部材52がロック部材92
に取着される。弾性部材52の取着後、ロック部材92がロ
ック部材9の緩挿溝9f内へ緩挿される。
ロック部材92を緩挿溝9f内へ緩挿する場合には、ロッ
ク部材92の先端、即ち、保持ピン93挿嵌側端部が、緩挿
溝9f内へ入れ込まれると、保持ピン93の摺動ピン93bが
案内板9bのテーパ面9b2に当接される一方、保持ピン93
の摺動ピン93cが案内板9cのテーパ面9c2に当接される。
この摺動ピン93b,93cの当接後、ロック部材92を更に緩
挿溝9f内に入れ込むと、テーパ面9b2,9c2を介して、一
対の摺動ピン93b,93cが主軸部93aの内方へ向けて、即
ち、摺動ピン93bが図11の反矢印C方向へ押し込まれ、
摺動ピン93cが図11の反矢印D方向へ押し込まれる。
この一対の摺動ピン93b,93cの押し込みに伴って、保
持ピン93の軸方向長さが徐々に小さくなり、ロック部材
92の緩挿溝9fへ入れ込みが更に続行されると、摺動ピン
93b,93cが案内板9b,9cにおける案内溝9b1,9c1に到達す
る。摺動ピン93b,93cが案内溝9b1,9c1に到達すると、テ
ーパ面9b2,9c2により主軸部93a内に押し込まれていた一
対の摺動ピン93b,93cがばね部材93dを介して主軸部93a
の外方へ向けて、即ち、摺動ピン93bが図11の矢印C方
向へ付勢され復元される一方、摺動ピン93cが図11の矢
印D方向へ付勢され復元される。この一対の摺動ピン93
b,93cの復元により、摺動ピン93bが案内溝9b1に填め込
まれると共に、摺動ピン93cが案内溝9c1に填め込まれ
る。
摺動ピン93b,93cが案内溝9b1,9c1内に填め込まれる
と、リム3の下端部3cにより緩挿溝9fの開放部分が塞が
れると共に、弾性部材52がロック部材92の下面およびロ
ック部材9における底壁板9d上面間に配設され、かかる
弾性部材52によって、ロック部材92がロック部材9の天
蓋板9aへ向けて付勢される。この弾性部材52の付勢によ
り、リム3の下端部3cがリム3の上端部3bへ向けて付勢
され、その上端部3bに下端部3cが当接される。このよう
にして、ロック部材9,92および弾性部材52が組み付けら
れ、リムロック5が組み立てられる。
この第9実施の形態のメガネフレーム90に使用される
リムロック91によれば、まず、リム3の上端部3bと下端
部3cとを掴み、上端部3bを上方へ向けて引っ張り、下端
部3cを下方へ向けて引っ張ると、リム3の下端部3cと共
にロック部材92が緩挿溝9f内を下方へ向けて移動され
る。ロック部材92が緩挿溝9f内を下方へ向けて移動する
場合には、一対の案内板9b,9c間で、ロック部材92及び
リム3の下端部3cが緩挿溝9f下側へ摺動して案内される
と共に、ロック部材92に取着された保持ピン93における
摺動ピン93b,93cが案内溝9b1,9c1内で摺動してロック部
材9の底壁板9dへ向けて移動される。
ロック部材92が下方へ向けて移動されると、そのロッ
ク部材92の収容溝92f内に収容された弾性部材52の上腕
部52bが押圧され、その上腕部52bがコイル部52aを介し
て弾性的に下腕部52cへ向けて押動される。この弾性部
材52の上腕部52bの押動に伴って、ロック部材92が緩挿
溝9f内を下降しリム3の内形が拡大され、リム3内へレ
ンズ2が挿嵌な状態となる。
この状態でレンズ2をリム3内へ挿嵌し、引っ張って
いたリム3を放すと、弾性部材52の上腕部52bは、コイ
ル部52aの弾性復元性力を介して、ロック部材10を上方
へ向けて付勢し、かかる付勢力によりリム3の下端部3c
を上端部3bへ向けて移動させることができる。よって、
リム3内に挿嵌されるレンズ2の外形の加工精度が悪く
ても、レンズ2を確実にリム3内に固定することができ
る。
しかも、第9実施の形態のリムロック91によれば、弾
性部材52は保持ピン93を介してロック部材92に取着され
るので、ロック部材92をロック部材9の緩挿溝9f内へ緩
挿することに伴わせて、弾性部材52をロック部材9の緩
挿溝9f内へ入れ込み、かつ、ロック部材9,92の間に配設
することができる。よって、リムロック91を組み立てる
際に、弾性部材52の緩挿溝9f内への配設作業と緩挿溝9f
内へのロック部材92の緩挿作業とをそれぞれ別々に行う
必要がなく、リムロック91の組立作業を簡素化すること
ができるのである。
次に、図13を参照して、第10実施の形態のメガネフレ
ーム100に使用されるリムロック101について説明する。
図13(a)は、第10実施の形態におけるメガネフレーム
100に使用されるリムロック101の分解斜視図であり、図
13(b)は、図13(a)のXIIIB−XIIIB線における部分
断面図であって、リムロック101の組立状態における部
分断面図である。尚、図13(a)では、ロック部材102
を部分的に断面視し、そのロック部材12の一部を2点鎖
線で図示している。
図13(a)に示すように、第10実施の形態のメガネフ
レーム100は、前記した第1及び第3実施の形態のメガ
ネフレーム1,30に対して、一対のロック部材を変更した
ものである。以下、前記した第1及び第3実施の形態の
メガネフレーム1,30と同一の部分には同一の符号を付し
て、その説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
リムロック101は、主に、リム3の上端部3bに固着さ
れる略直方体状のロック部材102と、リム3の下端部3c
に設けられるロック部材103と、そのロック部材103を上
方へ向けて、即ち、リム3の上端部3bへ向けて付勢する
弾性復元性を有する弾性部材32と、その弾性部材32によ
り付勢されるロック部材103の移動を案内するガイドピ
ン104とを備えている。
ロック部材102の天蓋板9aの略中央部分には、天蓋板9
aの上面から下面へと貫通した略円形状の通穴102aが穿
設される一方、底壁板9dの略中央部分には、その底壁板
9d上面から下面へと貫通した略円形状の通穴102bが穿設
されている。これらの通穴102a,102bは、後述するガイ
ドピン104の円筒部104aを挿入するための穴であり、こ
の通穴102a,102bの内径はガイドピン104の円筒部104aの
外径より若干大きく(又は、略等しく)形成されている
(図13(b)参照)。また、この通穴102a,102bは互い
に対向して穿設されており、これらの穴中心はロック部
材102の垂直方向(図13(a)の上下方向)における同
一直線上に配置されている。
ところで、ロック部材102における一対の案内板9b,9c
には、前記した第1及び第3実施の形態のロック部材9
に凹設された案内溝9b1,9c1が凹設されておらず、ロッ
ク部材102における一対の案内板9b,9cの対向面、即ち、
テーパ面9b2,9c2が緩挿溝9fの開放側(図13(a)の左
側)から側壁板9eとの連設部分(図13(a)の右側)ま
で連続した一面状にそれぞれ形成されている。
ロック部材103は、リム3の下側端3cからリム3の外
方(図13(a)、図13(b)の右側)へ向けて延出され
ており、略矩形板状に形成されている。このロック部材
103上面の略中央部分には、その上面から下面へと貫通
した略円形状の嵌入孔103aが穿設されている。この嵌入
孔103aは、後述するガイドピン104の円筒部104aが摺動
可能に嵌入される穴であり、この嵌入孔103aの内径は円
筒部104aの外径より若干大きく(又は、略等しく)形成
されている。よって、ロック部材103がロック部材102の
緩挿溝9f内で摺動する際に、ガイドピン104の円筒部104
aが嵌入孔103a内で相対的に摺動して、ロック部材103の
移動を案内することができるのである。
ガイドピン104は、上述したロック部材103の移動を案
内するためのものであり、例えば、剛性を有する金属材
料で形成されている。このガイドピン104は略円筒状の
円筒部104aを備えており、この円筒部104aの外径は、上
述したロック部材102の通穴102a,102bの内径より若干小
さく(又は、略等しく)形成され、かつ、弾性部材32に
おける内周部32aの内径より小さく形成されている(図1
3(b)参照)。
円筒部104aにおける一端側(図13(a)の上側端)の
外周には上面視略O字形の円盤状に形成されたフランジ
部104bが周設されている。このフランジ部104bは、ロッ
ク部材102の天蓋板9a上面に引っ掛けられてガイドピン1
04を係止するためのものであり、円筒部104aにおける一
端側から円筒部104aの外周方向(半径方向)へ向けて延
設されている。
一方、円筒部104aの軸方向(図13(a)の上下方向)
長さは、ロック部材102の天蓋板9a上面から底壁板9d下
面までの長さより大きく形成さており、ロック部材102
の通穴102aへ嵌入された円筒部104aの先端(図13(a)
の下側端)が通穴102bを貫通して、底壁板9d下面から突
出するように形成されている。よって、この突出する部
分をカシメ潰すことにより、図13(b)に示すように、
ガイドピン104にフランジ部104cを形成することができ
るのである。
図13(b)に示すように、フランジ部104cは、ガイド
ピン104の円筒部104aにおける他端側(図13(b)の下
側端)の外周に周設されており、上述したフランジ部10
4bと略同一形状、即ち、上面視略O字形の円盤状に形成
されている。このフランジ部104cは、ロック部材102の
底壁板9d下面に引っ掛けられてガイドピン104を係止す
るためのものであり、円筒部104aの外周方向(半径方
向)へ向けて延設されている。尚、このフランジ部104c
は、ガイドピン104における他端側をポンチなどの工具
によりカシメ潰すことにより形成される。
ガイドピン104の円筒部104aは、ロック部材102の緩挿
溝9f内に内設され、その緩挿溝9fの底壁板9d側端から天
蓋板9a側端へ向けて、即ち、弾性部材32の付勢方向(図
13(b)の上方)と略同一方向へ向けて連続して設けら
れている。この円筒部104aは、ロック部材103に穿設さ
れた嵌入孔103aに貫通して嵌入されており、かかるロッ
ク部材103を弾性部材32の付勢方向(図13(b)の上下
方向)に沿って案内することができる。よって、弾性部
材32により付勢されるロック部材103をリム3の上端部3
bへ向けてガタつかせることなく移動させることができ
る。このため、弾性部材32の弾性復元力を介してリム3
の切れ目3aが閉じられる場合に、リム3の上端部3bと下
端部3cとの位置ズレを防止して、リム3内にレンズ2を
確実に固定することができるのである。
弾性部材32は、ロック部材102の緩挿溝9f内に収容可
能に形成され、その上端部が上述したロック部材103下
面に当接される一方、その下端部が上述したロック部材
102における底壁板9d上面に載置されている。弾性部材3
2の内周部32a内にはガイドピン104の円筒部104aが挿嵌
(填め込み)されており、この挿嵌によって、弾性部材
32は、ロック部材102の緩挿溝9f内に係止(位置決め)
され固定されている。よって、かかるガイドピン104に
よる固定によって、弾性部材32が緩挿溝9f内から抜け落
ちることを防止することができる。
次に、上記のように構成されたリムロック101の組立
方法について説明する。まず、弾性部材32がロック部材
102の緩挿溝9f内へ収容されて底壁板9dに載置される。
その後、ロック部材103の先端(図13(a)の右側端)
が、緩挿溝9f内に収容された弾性部材32の上端(図13
(b)の上側端)とロック部材102の天蓋板9f下面との
間部分へ緩挿される。この際、ロック部材103が案内板9
bのテーパ面9b2と案内板9cのテーパ面9c2とに当接され
て緩挿溝9fの側壁板9e側、即ち、緩挿溝9fの奥側(図13
(a),(b)の右側)へ案内される。
ロック部材103の緩挿が完了すると、リム3の下端部3
cにより緩挿溝9fの開放部分が塞がれると共に、弾性部
材32がロック部材103の下面およびロック部材102におけ
る底壁板9d上面間に配設される。その際、図13(a)に
示す状態のガイドピン104、即ち、フランジ部104cの形
成前の状態におけるガイドピン104の円筒部104aがロッ
ク部材102の通穴102aへ挿入され、ロック部材103の嵌入
孔103aに嵌入される。この嵌入後、円筒部104aを挿入し
続けると、円筒部104aは、弾性部材32の内周部32aに挿
嵌され通穴102bを貫通し、円筒部104aの端部(図13
(b)の下側端)が底壁板9dの下面から突出される。そ
の後、この円筒部104aの突出部分をポンチ等の工具でカ
シメ潰すことによりフランジ部104cが形成される。
このフランジ部104cの形成に伴って、フランジ部104c
がロック部材102の底壁板9d下面に引っ掛かる一方、フ
ランジ部104bがロック部材102の天蓋板9a上面に引っ掛
かり、ガイドピン104がロック部材102に係止され固定さ
れて、リムロック101の組み立てが完了する。
この第10実施の形態におけるメガネフレーム100のリ
ムロック101によれば、ロック部材103が緩挿溝9f内を下
方へ向けて移動する場合には、ロック部材103の嵌入孔1
03a内に嵌入されたガイドピン104の円筒部104aが嵌入孔
103a内で相対的に摺動して、ロック部材103が緩挿溝9f
下側へ摺動して案内される。ロック部材103が移動され
ると、そのロック部材103下面で弾性部材32が押圧され
る。この押圧により、弾性部材32は圧縮される一方、こ
の圧縮に伴ってリム3の内形が拡大され、リム3内へレ
ンズ2が挿嵌な状態となる。この状態でレンズ2をリム
3内へ挿嵌し、引っ張っていたリム3を放すと、弾性部
材32は弾性復元性力により伸長して復元する。この弾性
部材32の復元により、ロック部材103はリム3の上端部3
bへ向けて付勢されるので、リム3内に挿嵌されるレン
ズ2の外形の加工精度が悪くても、レンズ2を確実にリ
ム3内に確実に固定することができる。
しかも、ロック部材103に穿設される嵌入孔103aに
は、ロック部材102の緩挿溝9f内に内設されたガイドピ
ン104の円筒部104aが嵌入されるので、ロック部材103が
ロック部材102の緩挿溝9fから外れることを防止するこ
とができる。よって、メガネフレーム100の使用時にロ
ック部材103がロック部材102の緩挿溝9fから外れ、リム
3内からレンズ2が外れ落ちることを防止できる。
以上、実施の形態に基づき本発明を説明したが、本発
明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本
発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能
であることは容易に推察できるものである。
例えば、第1から第7実施の形態、及び、第9及び第
10の実施の形態では、リム3の上端部3aに第1のロック
部材9,102を固着する一方、その第1のロック部材9,102
の緩挿溝9f内へリム3の下端部3bに設けられた第2のロ
ック部材10,103を緩挿したが、これらの第1及び第2の
ロック部材の配設位置は必ずしもこれに限られるもので
はなく、例えば、緩挿溝を備えた第1のロック部材をリ
ムの下端部に固着し、その第1のロック部材の緩挿溝に
緩挿される第2のロック部材をリムの上端部に設けて、
かかる第2のロック部材を第1のロック部材の緩挿溝へ
緩挿するようにリムロックを構成しても良い。
また、第1のロック部材9,102における一対の案内板9
b,9cは、第2のロック部材10,103及びリム3の下端部3b
の双方を挟み込むように構成されたが、一対の案内板は
必ずしもこれらの第2のロック部材およびリムの下端部
の双方を挟み込み案内する必要はなく、例えば、第2の
ロック部材またはリムの下端部の少なくとも一方を挟み
込み案内すれば良い。
第1から第10実施の形態では、メガネフレーム1,20,3
0,40,50,60,70,80,90,100に金属材料で構成されたメタ
ル枠を使用したが、メガネフレームは必ずしもメタル枠
である必要はなく、例えば、コンビネーション枠、プラ
スチック枠に本発明を適用しても良い。
リムロック5,21,31,41,51,61,71,81,91,101の配設位
置は、上記実施の形態のように、よろい智6の部分に限
られるものではなく、リム3とブリッジ4との接合部分
に設けるようにしても良い。このように、リムロックを
リムとブリッジとの接合部分に設けることにより、かか
るリムロックをメガネフレームを使用する者の鼻上部に
位置させることができる。よって、メガネフレームを装
着した際にリムロックが使用者の視界を妨げることを防
止することができる。また、ブリッジによりリムロック
を覆い隠すことによって、メガネフレームの美観を維持
することができるのである。
第5実施の形態では、弾性部材52は、その上腕部52b
がロック部材10下面に固着される一方、その下腕部52c
がロック部材9の底壁板9d上面に凹設された係止溝53内
に填め込まれることにより、ロック部材9の緩挿溝9f内
に配設されたが、弾性部材52の配設方法は必ずしもこれ
に限られるものではなく、例えば、ロック部材10の下面
に弾性部材52の上腕部52bを填め込み可能な係止溝を凹
設し、その係止溝内に弾性部材52の上腕部52bを填め込
む一方、弾性部材52の下腕部52cをロック部材9の底壁
板9d上面にロウ付けにより固着しても良い。
第6実施の形態では、弾性部材62は弾性復元性を有す
る合成樹脂材料などの弾性材料で略円筒体に形成された
が、弾性部材62の形状は必ずしもこれに限られるもので
はなく、ロック部材9の緩挿溝9f内に収容可能な形状で
あれば、例えば、直方体や球体であっても良い。
第7実施の形態では、弾性部材72の袋体72a内に気体
を圧入することにより、弾性部材72に弾性復元性を付与
したが、袋体72a内に圧入される物質は必ずしも気体で
ある必要はなく、例えば、液体やゲル状の物質であって
も良い。即ち、袋体72a内に圧入することにより弾性部
材72に弾性復元力を付与することができる物質であれば
良い。
第8実施の形態では、一対の係止板84a,84bにより弾
性部材84を一対のロック部材82,83に係止して固定した
が、弾性部材84の固定方法は必ずしもこれに限られるも
のではなく、例えば、弾性部材を構成する引張りコイル
ばねの両端にフックをそれぞれ設け、一対のロック部材
に弾性部材の両フックがそれぞれ引っ掛け可能な係止部
をそれぞれ設けて、これらの両係止部に弾性部材におけ
る両フックをそれぞれ引っ掛けても良い。また、例え
ば、弾性部材の上下両端部を一対のロック部材にそれぞ
れねじ止めすることにより固定しても良い。
更に、ロック部材82,83の下端面82f,83fには互いに外
形が適合した鋸歯状の凹凸が設けられたが、かかる鋸歯
状の凹凸をロック部材82,83の下端面82f,83fに必ずしも
設ける必要はなく、ロック部材82とロック部材83とを相
互に位置決めすることができるのであれば、例えば、矩
形状の凹凸をロック部材82,83の下端面82f,83fに設けて
も良い。
第10実施の形態では、ガイドピン104は、その円筒部1
04aが一対のフランジ部104b,104cによりロック部材102
に固定されたが、ガイドピンの固定方法は必ずしもこれ
に限られるものではなく、例えば、ガイドピンの両端部
をロック部材の天蓋板および底壁板にロウ付けなどによ
り固着しても良い。即ち、ガイドピンをロック部材に固
定することができれば良い。また、ガイドピン104に代
えて、丸リベット、さらリベット、平リベット、或い
は、丸さらリベットなどのリベットを使用しても良い。
更に、ガイドピン104の円筒部104aは弾性部材32の内周
部32a内に挿嵌されたが、弾性部材32がロック部材102の
緩挿溝9fから抜け落ちることを防止できる構成であれ
ば、必ずしもガイドピンの円筒部を弾性部材の内周部に
緩挿しなくても良い。
産業上の利用可能性 第1発明のメガネフレームのリムロックによれば、リ
ムの切断部における他端側に設けられた第2ロック部材
は、リムの切断部における一端側に固設された第1ロッ
ク部材とリムの一端側との間に緩挿され、かつ、第1及
び第2ロック部材間に配設される付勢部材によりリムの
一端側へ付勢されるので、リム内に挿嵌されるレンズの
外形の加工精度が悪くても、付勢部材の付勢力によりレ
ンズを確実にリム内に固定することができるという効果
がある。
また、リムの内形は、リムの切断部を引っ張り開くこ
とにより広げられ、リムの切断部を放し閉じることによ
り付勢部材を介して縮小されるので、専用のドライバー
を用いなくても、リム内に挿嵌されるレンズの交換を行
うことができるという効果がある。よって、メガネの専
門家でなくても、メガネの素人、例えば、そのメガネの
使用者がレンズの交換を容易に行うことができるのであ
る。
更に、第2ロック部材の係止突起は、第2ロック部材
またはリムの他端側に突設され、かつ、その第2ロック
部材またはリムの他端側の摺動方向に沿って案内部材に
凹設された案内溝内に摺動可能に填め込まれるので、第
2ロック部材またはリムの他端側が一対の案内部材間で
摺動する際に、第2ロック部材が第1ロック部材とリム
の切断部における一端側との間から外れ落ちることを防
止することができる。よって、メガネフレームの使用時
に第2ロック部材が第1ロック部材とリムの一端側との
間から外れ、リム内からレンズが外れ落ちることを防止
できるという効果がある。
第2発明のメガネフレームのリムロックによれば、第
1発明のメガネフレームのリムロックの奏する効果に加
え、付勢部材によりリムの一端側へ付勢される第2ロッ
ク部材、又は、リムの他端側は、第1ロック部材におけ
る一対の案内部材により挟み込まれ、リムの一端側へ摺
動可能に案内されるので、付勢部材により第2ロック部
材をリムの一端側へ向けてガタつかせることなく移動さ
せることができるという効果がある。よって、付勢部材
の付勢力を介してリムの切断部が閉じられる場合に、リ
ムの一端側とリムの他端側との位置ズレを防止して、リ
ム内にレンズを確実に固定することができるのである。
第3発明のメガネフレームのリムロックによれば、第
1または第2発明のメガネフレームのリムロックの奏す
る効果に加え、付勢部材の付勢力によりリムの一端側へ
付勢される第2ロック部材またはリムの他端側は、その
摺動位置が第1ロック部材の制限部材により制限される
ので、例えば、リム内からレンズが取り外された場合
に、その第2ロック部材が付勢部材の付勢力により第1
ロック部材とリムの一端側との間から飛び出すことを防
止することができるという効果がある。また、リム内か
らレンズが取り外された場合に、制限部材により第2ロ
ック部材またはリムの他端側の摺動位置が制限されるこ
とによって、リムの内形が付勢部材の付勢力により過剰
に縮小されることが防止されるので、かかるリムの形状
の歪みを防止することができるという効果がある。
第4発明のメガネフレームのリムロックによれば、第
1から第3発明のいずれかのメガネフレームのリムロッ
クの奏する効果に加え、第1及び第2ロック部材間に配
設される付勢部材はその第2ロック部材に取着されるの
で、第2ロック部材を第1ロック部材とリムの一端側と
の間へ緩挿することに伴わせて、付勢部材を第1及び第
2ロック部材間に配設することができる。よって、リム
ロックを組み立てる際に、付勢部材の配設作業と第2ロ
ック部材の緩挿作業とをそれぞれ別々に行う必要がな
く、リムロックの組立作業を簡素化することができると
いう効果がある。
第5発明のメガネフレームのリムロックによれば、リ
ムの切断部における他端側に設けられた第2ロック部材
は、リムの切断部における一端側に固設された第1ロッ
ク部材とリムの一端側との間に緩挿され、かつ、第1及
び第2ロック部材間に配設される付勢部材によりリムの
一端側へ付勢されるので、リム内に挿嵌されるレンズの
外形の加工精度が悪くても、付勢部材の付勢力によりレ
ンズを確実にリム内に固定することができるという効果
がある。
また、リムの内形は、リムの切断部を引っ張り開くこ
とにより広げられ、リムの切断部を放し閉じることによ
り付勢部材を介して縮小されるので、専用のドライバー
を用いなくても、リム内に挿嵌されるレンズの交換を行
うことができるという効果がある。よって、メガネの専
門家でなくても、メガネの素人、例えば、そのメガネの
使用者がレンズの交換を容易に行うことができるのであ
る。
更に、第2ロック部材に設けられる嵌入孔には、第1
ロック部材に設けられた案内レール部材が嵌入されるの
で、第2ロック部材が付勢部材により付勢される際に、
第2ロック部材が第1ロック部材とリムの切断部におけ
る一端側との間から外れ落ちることを防止して、リム内
からレンズが外れ落ちることを防止できるという効果が
ある。
また、案内レール部材は、第1ロック部材とリムの一
端側との間部分に付勢部材による付勢方向に沿って設け
られ、かつ、第2ロック部材に設けられる嵌入孔に嵌入
されるので、第2ロック部材を付勢部材の付勢方向に沿
って案内することができる。よって、付勢部材により付
勢される第2ロック部材を介してリムの切断部が閉じら
れる際に、リムの一端側と他端側との位置ズレを防止し
て、リム内にレンズを確実に固定することができるとい
う効果がある。
第6発明のメガネフレームのリムロックによれば、第
5発明のメガネフレームのリムロックの奏する効果に加
え、第2ロック部材を付勢する付勢部材には、第1ロッ
ク部材の案内レール部材が填り込み可能な係止孔が設け
られるので、この係止孔に案内レール部材が填り込むこ
とにより、その付勢部材を第1ロック部材に係止して固
定することができる。よって、第1及び第2ロック部材
間から付勢部材が外れ落ちるとを防止することができる
という効果がある。
第7発明のメガネフレームのリムロックによれば、リ
ムの切断部における一端側に設けられた第1ロック部材
とリムの切断部における他端側に設けられた第2ロック
部材との間には両ロック部材の一方を他方へ向けて付勢
する付勢部材が配設されるので、リム内に挿嵌されるレ
ンズの外形の加工精度が悪くても、付勢部材の付勢力に
よりレンズをリム内に確実に固定することができるとい
う効果がある。
また、リムの内形は、リムの切断部を引っ張り開くこ
とにより広げられ、リムの切断部を放し閉じることによ
り付勢部材を介して縮小されるので、専用のドライバー
を用いなくても、リム内に挿嵌されるレンズの交換を行
うことができるという効果がある。よって、メガネに関
する専門家でない素人、例えば、そのメガネフレームの
使用者がレンズの交換を容易に行うことができるのであ
る。
更に、付勢部材の付勢方向両端側には一対の係止部材
が設けられるとともに、その一方の係止部材は第1ロッ
ク部材に設けられる第1固定部に係止され、かつ、その
他方の係止部材は第2ロック部材の設けられる第2固定
部に係止される。よって、付勢部材を第1及び第2ロッ
ク部材間に配設する際に付勢部材の両端を第1及び第2
ロック部材にロウ付けなどにより接合する必要がなく、
かかる付勢部材の取付作業を簡素化することができると
いう効果がある。
第8発明のメガネフレームのリムロックによれば、第
7発明のメガネフレームのリムロックの奏する効果に加
え、第1及び第2ロック部材の対向面は互いに適合した
凹凸形状に形成されるので、付勢部材により第1及び第
2ロック部材の一方が他方へ付勢される場合に、第1及
び第2ロック部材の対向面が合致して、両ロック部材の
位置決めを行うことができる。よって、リムの切断部に
おける両端側の位置ズレを防止して、レンズをリム内に
確実に固定することができるという効果がある。
第9発明のメガネフレームによれば、第1から第8発
明のいずれかのリムロックは智に設けられるので、かか
るメガネフレームを使用する者の目尻より外方にリムロ
ックを設けることができる。よって、メガネフレームを
装着した際にリムロックが使用者の視界を妨げることを
防止することができるという効果がある。また、例え
ば、智によりリムロックを覆い隠すことによって、メガ
ネフレームの美観を維持することができるという効果が
ある。
第10発明のメガネフレームによれば、ブリッジと前記
リムとの接合部には第1から第8発明のいずれかのリム
ロックが設けられるので、かかるリムロックをメガネフ
レームを使用する者の鼻上部に位置させることができ
る。よって、メガネフレームを装着した際にリムロック
が使用者の視界を妨げることを防止することができると
いう効果がある。また、例えば、ブリッジによりリムロ
ックを覆い隠すことによって、メガネフレームの美観を
維持することができるという効果がある。

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一部が切断されたリム内にレンズを固定す
    るメガネフレームのリムロックにおいて、 前記リムの切断部における一端側に固設されると共に、
    1の側面を開放して凹設された長溝状の緩挿溝と、その
    緩挿溝の上部を塞ぐ天蓋板と、前記緩挿溝の下部を塞ぐ
    底壁板と、前記緩挿溝の3側面を塞ぐ側壁板とを有する
    第1ロック部材と、 前記リムの切断部における他端側から前記緩挿溝へ向け
    て延出され、その緩挿溝内に上下移動可能に緩挿される
    と共に、その緩挿溝に緩挿された状態で前記リムの他端
    側により前記緩挿溝の開放部分を塞ぐように形成された
    第2ロック部材と、 前記緩挿溝内に収容され、その緩挿溝に緩挿された前記
    第2ロック部材を前記リムの一端側へ付勢するための弾
    性復元力を付与する付勢部材とを備え、 更に、前記第1ロック部材は、前記第2ロック部材また
    は前記リムの他端側の上下移動方向に沿って前記側壁板
    に凹設された案内溝を備えており、 前記第2ロック部材または前記リムの他端側には、その
    案内溝内に摺動可能に填め込まれる係止突起が突設され
    ていることを特徴とするメガネフレームのリムロック。
  2. 【請求項2】前記第1ロック部材は、前記緩挿溝の両側
    を塞ぐ一対の側壁板により前記第2ロック部材または前
    記リムの他端側を挟み込み前記リムの一端側へ摺動可能
    に案内するように形成されていることを特徴とする請求
    の範囲第1項記載のメガネフレームのリムロック。
  3. 【請求項3】前記第1ロック部材は、前記第2ロック部
    材または前記リムの他端側の上下移動位置を制限する制
    限部材を備えていることを特徴とする請求の範囲第1か
    ら第2項のいれずれかに記載のメガネフレームのリムロ
    ック。
  4. 【請求項4】前記付勢部材は、前記第2ロック部材に取
    着されていることを特徴とする請求の範囲第1から第3
    項のいずれかに記載のメガネフレームのリムロック。
  5. 【請求項5】一部が切断されたリム内にレンズを固定す
    るメガネフレームのリムロックにおいて、 前記リムの切断部における一端側に固設されると共に、
    1の側面を開放して凹設された長溝状の緩挿溝と、その
    緩挿溝の上部を塞ぐ天蓋板と、前記緩挿溝の下部を塞ぐ
    底壁板と、前記緩挿溝の3側面を塞ぐ側壁板とを有する
    第1ロック部材と、 前記リムの切断部における他端側から前記緩挿溝へ向け
    て延出され、その緩挿溝内に上下移動可能に緩挿される
    と共に、その緩挿溝に緩挿された状態で前記リムの他端
    側により前記緩挿溝の開放部分を塞ぐように形成された
    第2ロック部材と、 前記緩挿溝内に収容され、その緩挿溝に緩挿された前記
    第2ロック部材を前記リムの一端側へ付勢するための弾
    性復元力を付与する付勢部材とを備え、 前記第1ロック部材は、前記緩挿溝内に内設されると共
    にその緩挿溝の底壁板から天蓋板へ向けて設けられた案
    内レール部材を備えており、 前記第2ロック部材には、その案内レール部材を嵌入可
    能な嵌入孔が設けられていることを特徴とするメガネフ
    レームのリムロック。
  6. 【請求項6】前記付勢部材には、前記案内レール部材を
    填め込み可能な係止孔が設けられていることを特徴とす
    る請求の範囲第5項記載のメガネフレームのリムロッ
    ク。
  7. 【請求項7】一部が切断されたリム内にレンズを固定す
    るメガネフレームのリムロックにおいて、 前記リムの切断部における一端側に設けられた第1ロッ
    ク部材と、 その第1ロック部材に設けられる第1固定部と、 前記リムの切断部における他端側に設けられた第2ロッ
    ク部材と、 その第2ロック部材に設けられる第2固定部と、 前記第1及び第2ロック部材間に配設され、その第1ロ
    ック部材または第2ロック部材の一方を他方へ付勢する
    ための弾性復元力を付与する付勢部材と、 その付勢部材の付勢方向両端側に設けられ、前記第1及
    び第2固定部にそれぞれ係止される一対の係止部材とを
    備えていることを特徴とするメガネフレームのリムロッ
    ク。
  8. 【請求項8】前記第1および第2ロック部材の対向面は
    互いに適合した凹凸形状に形成されていることを特徴と
    する請求の範囲第7項記載のメガネフレームのリムロッ
    ク。
  9. 【請求項9】請求の範囲第1から第8項のいずれかに記
    載のリムロックが智に設けられていることを特徴とする
    メガネフレーム。
  10. 【請求項10】レンズが填め込まれる一対のリムと、そ
    の一対のリムを連結するブリッジとを備えており、その
    ブリッジと前記リムとの接合部には請求の範囲第1から
    第8項のいずれかに記載のリムロックが設けられている
    ことを特徴とするメガネフレーム。
  11. 【請求項11】前記付勢部材は、一対の板部と、その一
    対の板部に連設された屈曲部とを備え、その屈曲部と前
    記一対の板部とは略く字状に構成されており、前記一対
    の板部を互いの対向面側へ向けて圧縮することにより、
    前記屈曲部を介して前記一対の板部が非対向面側へ向け
    て弾性復元力を付与するように形成されていることを特
    徴とする請求の範囲第1から第6項のいずれかに記載の
    メガネフレームのリムロック。
  12. 【請求項12】前記付勢部材は、略C字状に丸められた
    円筒体で構成されており、その円筒体の外径が圧縮され
    て収縮されることにより、その外径の拡大方向へ弾性復
    元力を付与するように形成されていることを特徴とする
    請求の範囲第1から第6項のいずれかに記載のメガネフ
    レームのリムロック。
  13. 【請求項13】前記付勢部材は、螺旋状に線材を丸めた
    圧縮コイルばねで構成されており、その圧縮コイルばね
    が圧縮にされて収縮されることにより、その圧縮コイル
    ばねの伸長方向へ弾性復元力を付与するように形成され
    ていることを特徴とする請求の範囲第1から第6項のい
    ずれかに記載のメガネフレームのリムロック。
  14. 【請求項14】前記付勢部材は、螺旋状に板材を丸める
    ことにより略円錐状に形成された竹の子コイルばねで構
    成されており、その竹の子コイルばねが圧縮にされて収
    縮されることにより、その竹の子ばねの伸長方向へ弾性
    復元力を付与するように形成されていることを特徴とす
    る請求の範囲第1から第6項のいずれかに記載のメガネ
    フレームのリムロック。
  15. 【請求項15】前記付勢部材は、螺旋状に線材を丸めて
    円筒状に形成されたコイル部と、そのコイル部に連設さ
    れ斜め上方へ向けて延出された上腕部と、前記コイル部
    に連設され斜め下方へ向けて延出された下腕部とを備
    え、その下腕部と前記コイル部と前記上腕部とは略く字
    状に構成されており、その上腕部および下腕部を互いの
    対向面側へ向けて圧縮することにより、前記コイル部を
    介して前記上腕部および下腕部が非対向面側へ向けて弾
    性復元力を付与するように形成されていることを特徴と
    する請求の範囲第1から第6項のいずれかに記載のメガ
    ネフレームのリムロック。
  16. 【請求項16】前記付勢部材は、弾性復元性を有する合
    成樹脂で形成されていることを特徴とする請求の範囲第
    1項から第6項のいずれかに記載のメガネフレームのリ
    ムロック。
  17. 【請求項17】前記付勢部材は、伸縮性を有する合成樹
    脂で袋状に形成された袋体を備え、その袋体の内部に気
    体、液体またはゲル状の物質を圧入することにより弾性
    復元性を付与するように形成されていることを特徴とす
    る請求の範囲第1項から第6項のいずれかに記載のメガ
    ネフレームのリムロック。
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