JP3356542B2 - 燃料集合体 - Google Patents

燃料集合体

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JP3356542B2
JP3356542B2 JP09469794A JP9469794A JP3356542B2 JP 3356542 B2 JP3356542 B2 JP 3356542B2 JP 09469794 A JP09469794 A JP 09469794A JP 9469794 A JP9469794 A JP 9469794A JP 3356542 B2 JP3356542 B2 JP 3356542B2
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rod
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fuel rods
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靖 平野
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、沸騰水型原子炉の燃料
集合体、特にプルトニウムを富化した燃料棒を有する燃
料集合体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、原子力発電の経済性向上のため
に、燃料の高燃焼度化が進められている。このような高
燃焼度用燃料集合体の一例を図14(A)〜(C)により
説明する。なお、図14(A)は燃料集合体の全体構造を
示し、(B)は(A)のB−B矢視断面を、(C)は
(A)のC−C矢視断面を示している。
【0003】すなわち、燃料集合体1は、通常の長尺燃
料棒2、上部の燃料を欠如させた短尺燃料棒3および太
径ウォータロッド6をスペーサ8で正方格子状に束ね
て、これを上部タイプレート4および下部タイプレート
5に固定して燃料棒束とし、この燃料棒束をチャンネル
ボックス7で包囲して構成されている。なお、長尺燃料
棒2と上部タイプレート4との間には外部スプリング9
が介在されている。
【0004】図15は、図14に示した燃料集合体1と同様
の構成で、濃縮ウランのみを燃料とする燃料集合体(以
下ウラン燃料と略称)を構成した場合のチャンネルボッ
クス7内での燃料棒の配置関係を示す横断面図である。
【0005】図15中に記入された数字10〜13は燃料棒
で、数字10を最高とし13を最低とするウラン−235 濃縮
度を示し、濃縮度種類数は4種類(Gと12が同じ濃縮
度)であり、7はチャンネルボックスを示している。ま
た、文字Wはウォータロッド、Gは可燃性毒物であるガ
ドリニアを添加した可燃性毒物入り燃料棒、Pは短尺燃
料棒、CRは制御棒を示している。
【0006】図16は、図15の燃料集合体と運転サイクル
末期の余剰反応度特性がほぼ等価となるように、プルト
ニウムを富化した燃料棒(MOX燃料棒)を使用した燃
料集合体(以下、MOX燃料と略称)のチャンネルボッ
クス7内での燃料棒14〜17の配置を示している。数字14
〜17はプルトニウムの富化度を示し、数字14を最高とし
17を最低としている。富化度種類数は4種類である。
【0007】図15のウラン燃料では、最高濃縮度の燃料
棒10をチャンネルボックス7内面側の外周部に配置した
が、図16では、最高富化度の燃料棒14を燃焼初期の運転
時の局所出力ピーキング係数(LPF)低減のためにチ
ャンネルボックス7内面から一列隔てた内部のみに配置
している。
【0008】図15および図16からわかるように、MOX
燃料ではウラン燃料よりも可燃性毒物入り燃料棒Gの本
数が多く(14本→18本)なっている。これは、MOX燃
料ではウラン燃料に比べて中性子スペクトルが硬く、ガ
ドリニアの反応度価値が下がるためである。さらに、ガ
ドリニアの反応度価値が下がる分、ガドリニアの燃焼速
度が遅くなる。
【0009】したがって、MOX燃料でガドリニアによ
る反応度制御をウラン燃料と同様に行うためには、ウラ
ン燃料よりもガドリニア濃度を低くし可燃性毒物入り燃
料棒Gの本数を多くする必要がある。
【0010】軽水炉用MOX燃料集合体の設計は大別し
て、以下の2種類に分けられている。すなわち、第1の
設計例は、燃料集合体の制御棒から離れた中央部分にM
OX燃料(全本数の約1/2以下)を使用し、外周部は
ウラン燃料棒を使用するアイランド型設計であり、例え
ば特公昭55-26437号公報において実例が開示されてい
る。
【0011】一方、第2の設計例は燃料集合体あたりの
プルトニウム装荷量を極力増すために、可燃性毒物入り
燃料棒を除くすべての燃料棒にMOX燃料棒を使用する
ディスクリート型設計(可燃性毒物入り燃料棒は製造上
の観点よりウラン燃料棒とする)である。
【0012】図16に示したものはこれに含まれる。ま
た、第1と第2の中間の設計例として、一部の燃料棒と
してウラン燃料棒を使用した設計(変形ディスクリート
型設計)も考えられている。
【0013】なお、MOX燃料は、成型加工費、輸送費
がウラン燃料より高いことから、加工体数、輸送体数を
減らすことを考える必要がある。この場合、燃料集合体
一体当りのプルトニウム装荷量を増加させ少数の燃料集
合体でプルトニウムを集中利用できるディスクリート型
設計または変形ディスクリート型設計が有利である。
【0014】一般に、MOX燃料では、プルトニウムに
よる人体への内部被曝を防止するため燃料ペレットの成
型加工を完全密封容器(グローブボックス)内で行うた
め、成型加工費はウラン燃料よりも高くなる。
【0015】前述したように、ディスクリート型設計を
採用した場合は、LPFを低減して炉心の熱的特性を良
好にするために、図16に示したように、プルトニウム富
化度の異なるMOX燃料棒を数種類使用して燃料集合体
内部に富化度分布を設ける必要がある。
【0016】しかし、プルトニウム富化度種類が多くな
ると、燃料ペレットの製造ライン数が増加するか、もし
くは、グローブボックスの洗浄回数が増加することにな
る。前者は設備費を増加させ、また、後者は設備の不稼
働時間の増加となるため、共に成型加工費増加の要因と
なる。
【0017】したがって、MOX燃料では、成型加工費
を低く抑えるために、炉心特性を損なわない範囲内でで
きるだけ富化度分布を単純にし、富化度種類数を減らす
ことが必要となる。
【0018】また、MOX燃料棒にガドリニアを混入す
る場合は、ガドリニア、酸化ウラン、酸化プルトニウム
の3種類を取扱うことになり、製造工程、装置は一層複
雑化し、高価となるので、ウラン燃料棒にガドリニアを
混入する方が成型加工費低減の観点からは望ましい。
【0019】なお、富化度設計を単純にすることは、成
型加工費の低減だけでなく、実績の少ないMOX燃料に
おいて核特性解折の精度を高くするのにも有利となる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】MOX燃料の成型加工
費を抑えるためには、富化度分布をできるだけ単純化し
MOX燃料棒種類数を減らす必要がある。例えば特公平
4-60236号公報の燃料集合体では、MOX燃料集合体に
おいて、可燃性毒物を添加した燃料棒にはプルトニウム
を含まないものとし、かつそれを水ギャップ近傍の燃料
集合体最外周位置に配置している。
【0021】可燃性毒物入り燃料棒の最外周配置は、燃
料集合体外周部の局所出力を低減でき、その分、富化度
種類数を減らすことが可能となる。また、水ギャップ近
傍はガドリニアの反応度価値が高いので可燃性毒物入り
燃料棒の本数を削減でき、MOX燃料棒の装荷本数を増
加できる。しかし、燃料集合体最外周位置にガドリニア
が燃え残っている期間は低温時の制御棒価値が減少する
ので、炉停止余裕が課題となる。
【0022】一方、例えば特開平 5-17296号公報記載の
炉心では、ウラン燃料集合体およびMOX燃料集合体の
混在炉心において、MOX燃料集合体の取出平均燃焼度
をウラン燃料集合体の取出平均燃焼度より小さくするこ
とにより、富化度種類数を減らしている。しかし、これ
では、MOX燃料集合体の取出平均燃焼度をウラン燃料
集合体と同程度に高めることはできない課題がある。
【0023】本発明は上記課題を解決するためになされ
たもので、前述のディスクリート型または変形ディスク
リート型のMOX燃料集合体において、炉心の熱的特
性、炉停止余裕、取出平均燃焼度を犠牲にすることな
く、富化度分布を単純化してMOX燃料棒の種類数を減
らすことができる原子炉用燃料集合体を提供することに
ある。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明の第1は横断面が
正方形状のチャンネルボックス内にプルトニウムを富化
した燃料棒、可燃性毒物を添加した可燃性毒物入り燃料
棒および上部の燃料を欠如させた短尺燃料棒を正方格子
状に配置した燃料集合体において、前記チャンネルボッ
クス内での最外周位置に、可燃性毒物入り燃料棒および
短尺燃料棒を配置し、かつ、最外周位置の可燃性毒物入
り燃料棒にはプルトニウムを含まないことを特徴とす
る。
【0025】本発明の第2は横断面が正方形のチャンネ
ルボックス内にプルトニウムを富化した燃料棒、可燃性
毒物を添加した可燃性毒物入り燃料棒および上部の燃料
を欠如させた短尺燃料棒を正方格子状に配置した燃料集
合体において、前記チャンネルボックス内の四隅部に短
尺燃料棒を配置し、四隅部を除く最外周位置に可燃性毒
物入り燃料棒を配置し、かつ、最外周位置の可燃性毒物
入り燃料棒にはプルトニウムを含まないことを特徴とす
る。
【0026】本発明の第3は横断面が正方形のチャンネ
ルボックス内にプルトニウムを富化した燃料棒、可燃性
毒物を添加した可燃性毒物入り燃料棒および上部の燃料
を欠如させた短尺燃料棒を正方格子状に配置した燃料集
合体において、前記チャンネルボックス内の四隅部に短
尺燃料棒を配置し、四隅部に隣接する8箇所の最外周位
置に可燃性毒物入り燃料棒を配置し、かつ、最外周位置
の可燃性毒物入り燃料棒にはプルトニウムを含まないこ
とを特徴とする。
【0027】また、本発明の第4は上記第2または第3
の燃料集合体において、四隅部の短尺燃料棒を削除し、
燃料集合体四隅部には燃料棒を配置しないことを特徴と
する。 さらに、本発明の第5は上記第2または第3の
燃料集合体において、四隅部の短尺燃料棒の代りに、全
長ウォータロッド、または上部を欠如させた短尺ウォー
タロッドあるいは上部を細径化したウォータロッドを配
置したことを特徴とする。
【0028】また、本発明の第6は上記第2または第3
の燃料集合体において、四隅部の第1群の短尺燃料棒と
それ以外の第2群の短尺燃料棒の長さが異なり、第1群
の短尺燃料棒の方が第2群の短尺燃料棒より短いことを
特徴とする。
【0029】
【作用】可燃性毒物入り燃料棒をチャンネルボックス内
での最外周位置(水ギャップ近傍)に配置したことによ
り、燃料集合体外周部の運転時の局所出力を低減でき、
この分だけ富化度種類数を減らすことができる。
【0030】また、水ギャップ近傍はガドリニアの反応
度価値が高いので可燃性毒物入り燃料棒の本数を削減で
き、その分、MOX燃料棒の装荷本数を増加できる。た
だし、最外周位置にガドリニアが燃え残っている期間
は、低温時の制御棒価値が減少するので炉停止余裕が問
題となる。
【0031】そこで、短尺燃料棒を水ギャップ近傍の最
外周位置(特にチャンネルボックス内の四隅部)に配置
した。これにより、低温時において燃料集合体上部断面
に中性子の減速過剰領域(水による吸収の反応度効果が
減速による反応度効果を上回る領域)を作り、低温時の
無限増倍率を下げることにより炉停止余裕を改善でき
る。
【0032】本発明においては、可燃性毒物入り燃料棒
と短尺燃料棒を同時に最外周位置に配置することで、炉
停止余裕、取出平均燃焼度を確保しつつ局所出力ピーキ
ング係数を低減することが可能となり、この分だけ富化
度種類数を減らすことができる。特に、本発明の第3の
ように短尺燃料棒と可燃性毒物入り燃料棒を配置すれ
ば、それ自体で図16に示した通常のディスクリート型設
計から富化度種類数を2種類削減したことになる。
【0033】なお、本発明の構成はMOX燃料集合体に
おいて可燃性毒物入り燃料棒を最外周位置に配置した燃
料集合体と四隅部に短尺燃料棒を配置した燃料集合体の
組み合わせである。
【0034】しかしながら、本発明はそれぞれ単独では
成立性の少ない両者を組み合わせてはじめて各種設計条
件を満足できる燃料集合体を達成できる。すなわち、前
者の燃料集合体では、燃料集合体最外周部の局所出力を
抑えることで富化度種類数を減らすことは可能であるが
制御棒価値の悪化に伴い炉停止余裕が問題となってい
る。
【0035】後者の燃料集合体では炉停止余裕を改善す
ることはできるが、燃料集合体外周部の運転時の局所出
力、または燃料集合体上部断面で短尺燃料棒に隣接する
位置の低温時の局所出力が問題となるので、富化度種類
数を減らすことはできない。
【0036】一方、燃料集合体四隅部の短尺燃料棒の長
さを短くすることは、その分だけ低温時における中性子
の減速過剰領域が軸方向に増加することになり、炉停止
余裕をより一層改善できる。本発明の第4から第6はこ
の効果を目的としたもので、本発明の第4では四隅部の
短尺燃料棒を全て削除している。
【0037】本発明の第5では四隅部の短尺燃料棒を全
て全長ウォータロッドまたは上部を欠如させた短尺ウォ
ータロッド又は上部を細径化したウォータロッドに置換
している。ここで、上部を欠如させた短尺ウォータロッ
ドを用いれば、上部断面での圧損低減に効果がある。
【0038】上部を細径化したウォータロッドを用いる
と、細径化による圧損低減の他に、流れにせん回流を発
生させる機構を装着可能となり、熱的特性の改善ができ
る。また、本発明の第6では、燃料集合体あたりの燃料
重量をできるだけ削減しないように、炉停止余裕の改善
効果が最も顕著な燃料集合体四隅部の短尺燃料棒をその
他の短尺燃料棒より短くしている。
【0039】さらに、本発明は、短尺燃料棒と可燃性毒
物入り燃料棒をウラン燃料棒とした場合は、従来のアイ
ランド型MOX燃料、または、燃料集合体外周部のMO
X燃料棒を単にウラン燃料棒と置き換えた変形ディスク
リート型MOX燃料に比べ、毒物入り燃料棒の本数を削
減できる分、MOX燃料棒の装荷本数を多くできる。
【0040】なお、可燃性毒物入り燃料棒と短尺燃料棒
の位置については、運転期間、取出平均燃焼度などの設
計条件によって調整すべきであり、本発明の第1におい
ては燃料集合体の最外周位置の中で特に限定していな
い。本発明の第2においては、短尺燃料棒の位置は炉停
止余裕改善効果の大きい燃料集合体の四隅部に限定し、
可燃性毒物入り燃料棒は燃料集合体の四隅部を除く最外
周位置としている。
【0041】本発明の第3については、短尺燃料棒の位
置は燃料集合体の四隅部、可燃性毒物入り燃料棒は燃料
集合体の四隅に隣接する8箇所の最外周位置に限定して
いる。本発明の第3は、図16と比べ富化度種類数が2種
類削減されており、ガドリニア入り燃料棒に隣接する位
置のMOX燃料棒の燃焼初期の局所出力を押さえる効果
もある。
【0042】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る燃料集合体の第1実施例である。
ここで、7はチャンネルボックス、Uは通常のウラン燃
料棒、Pは短尺燃料棒(ウラン燃料棒)、Gは可燃性毒
物入り燃料棒(ウラン燃料棒)を示す。Mおよび文字の
ない燃料棒は1種類の富化度からなるMOX燃料棒を示
し、燃焼初期の運転時の局所出力の厳しい位置をMで表
す。
【0043】この実施例によれば、短尺燃料棒P8本を
チャンネルボックス内での、四隅部の外周に配置するこ
とにより、低温時の無限増倍率を下げ、炉停止余裕を改
善している。なお、チャンネルボックス7内の四隅部4
本の燃料棒Uは通常のウラン燃料棒としている。
【0044】図2は、本発明に係る燃料集合体の第2実
施例である。記号の意味は図1と同じである。この燃料
集合体では、チャンネルボックス7内の四隅部に短尺燃
料棒P4本を配置し、また、その四隅部に隣接する8箇
所の最外周位置および(1,5)位置とその対称位置の
4箇所の最外周位置に計12本の可燃性毒物入りの燃料棒
Gを配置している。
【0045】さらに、MOX燃料棒Mの富化度種類数は
1種類とし、チャンネルボックス7内に残りの短尺燃料
棒Pを配置している。この実施例によれば、最外周位置
の可燃性毒物入りの燃料棒Gを多くして、燃焼初期の運
転時の無限増倍率を下げている。なお、燃料集合体の最
外層の内側の4本の短尺燃料棒Pは、MOX燃料棒とし
てもよい。
【0046】図3は、本発明に係る燃料集合体の第3実
施例である。記号の意味は図1と同じである。この燃料
集合体では、チャンネルボックス7内の四隅部に短尺燃
料棒Pを4本配置し、隣接する8箇所の最外周位置に可
燃性毒物入り燃料棒Gを配置している。
【0047】また、MOX燃料棒の富化度種類数は1種
類とし、短尺燃料棒Pと可燃性毒物入り燃料棒G以外に
は通常のウラン燃料棒を使用していない。さらに、チャ
ンネルボックス7内中央部の4本の短尺燃料棒Pは、低
温時に減速過剰領域を作り低温時の無限増倍率を下げる
ために2本の大径ウォータロッドWに隣接して配置し
た。
【0048】図4は、本発明に係る燃料集合体の第4実
施例である。記号の意味は図1と同じである。この燃料
集合体では、図3に示したチャンネルボックス7内の四
隅部の短尺燃料棒Pを削除して炉停止余裕を大幅に改善
している。
【0049】また、チャンネルボックス7内の四隅部に
隣接する8箇所の最外周位置に可燃性毒物入り燃料棒G
を配置し、かつチャンネルボックス7内部の4本の短尺
燃料棒Pも含めて残りの燃料棒は、全て富化度種類数1
種類のMOX燃料棒としている。
【0050】図5は、本発明に係る燃料集合体の第5実
施例である。記号の意味は図1と同じである。この燃料
集合体では、チャンネルボックス7内の四隅部に細径ウ
ォータロッドWを配置し、チャンネルボックス7の四隅
部に隣接する8箇所の最外周位置に可燃性毒物入り燃料
棒Gを配置する。
【0051】この実施例によれば、低温時の無限増倍率
を下げて炉停止余裕を大幅に改善すると同時に、図4の
燃料集合体に比べ運転時のGd反応度価値を高めてい
る。また、チャンネルボックス7内部の4本の短尺燃料
棒Pも含めて残りの燃料棒は、全て富化度種類数1種類
のMOX燃料棒としている。
【0052】図6は、本発明に係る燃料集合体の第6実
施例である。記号の意味は図1と同じである。この燃料
集合体では、2種類の長さの短尺燃料棒P1 ,P2 を使
用し、チャンネルボックス7内の四隅部に長さの短い短
尺燃料棒P1 を、燃料集合体の内部に長さの残りの4本
の短尺燃料棒P2 を配置している。
【0053】この燃料集合体は、図4および図5に比べ
燃料集合体あたりの燃料重量が多くなっている。なお、
短尺燃料棒の長さの種類数は場合によって2種類以上と
してもよい。
【0054】図7は、本発明に係る燃料集合体の第7実
施例である。記号の意味は図1と同じである。この燃料
集合体は10行10列に燃料棒を配置した例で、チャンネル
ボックス7の四隅部および(1,5)、(1,6)位置
と対称位置8箇所に計12本の短尺燃料棒Pを配置し、チ
ャンネルボックス四隅部に隣接する8箇所の最外周位置
に可燃性毒物入り燃料棒Gを配置している。
【0055】また、MOX燃料棒Mの富化度種類数は1
種類とし、チャンネルボックス7内の中央部に残りの短
尺燃料棒Pおよび可燃性毒物入り燃料棒Gを配置してい
る。この燃料集合体によれば、最外周位置の短尺燃料棒
Pを多くして、低温時の無限増倍率を大幅に低減させ、
炉停止余裕の改善効果をより高めている。
【0056】ただし、(1,5)、(1,6)位置と対
称位置8箇所に短尺燃料棒Pを配置すると、その隣の
(1,4)、(1,7)位置と対称位置8箇所で燃料上
部断面において低温時の局所出力が高くなるので、これ
を抑えるため、(2,4)、(2,7)位置と対称位置
8箇所に可燃性毒物入り燃料棒Gを配置している。
【0057】図8は、本発明に係る燃料集合体の第8実
施例である。記号の意味は図1と同じである。この燃料
集合体も図7と同様に10行10列に燃料棒を配置した例
で、チャンネルボックス7の四隅部に短尺燃料棒P4本
を配置し、隣接する8箇所の最外周位置に通常のウラン
燃料棒Uを配置し、さらに、その隣の8箇所の最外周位
置に可燃性毒物入り燃料棒Gを配置している。
【0058】また、MOX燃料棒Mの富化度種類数は1
種類とし、チャンネルボックス7内部に残りの短尺燃料
棒Pおよび可燃性毒物入り燃料棒Gを配置している。こ
の燃料集合体によれば、チャンネルボックス7内にUで
示した通常のウラン燃料棒を8本使用しており、その
分、燃料集合体中のMOX燃料棒の装荷本数が減少して
いる。
【0059】これは、局所出力の厳しいMOX燃料棒M
を(1,3)位置から(1,4)位置にずらすことによ
り、LPFを低減するか、またはその分だけMOX燃料
棒Mの富化度を高めるために行ったものである。なお、
MOX燃料棒の装荷本数を高めたい場合は、燃料集合体
の内部の8本の短尺燃料棒は、MOX燃料棒としてもよ
い。
【0060】図9は、本発明に係る燃料集合体の第9実
施例である。記号の意味は図1と同じである。この燃料
集合体では、チャンネルボックス7の四隅部の燃料棒の
削除を利用して、チャンネルボックス7の四隅部を削除
して構造を変え、チャンネルボックス7の外部の非沸騰
水領域を大きくすることにより、制御棒価値を増加させ
るとともに、ウラン燃料よりも、通常絶対値が大きくな
るボイド計数をウラン燃料並に近づけている。
【0061】図10は、本発明に係る燃料集合体の第10実
施例である。Ws は、短尺ウォータロッドを表し、それ
以外の記号の意味は図1と同じである。この燃料集合体
は10行10列に燃料棒を配列した例で、チャンネルボック
ス7の四隅部には短尺ウォータロッドWs を配置し、チ
ャンネルボックス7内の四隅部に隣接する8箇所の最外
周位置に短尺燃料棒Pを配置する。
【0062】また、その隣の8箇所の最外周位置に可燃
性毒物入り燃料棒Gを配置している。さらに、MOX燃
料棒の富化度種類数は1種類とし、チャンネルボックス
7の内部に残りの短尺燃料棒Pおよび可燃性毒物入り燃
料棒Gを配置している。
【0063】この燃料棒集合体によれば、チャンネルボ
ックス7の四隅部およびその四隅部に隣接する8箇所の
最外周位置に短尺ウォータロッドWs および短尺燃料棒
Pを配置したので、低温時の無限増倍率の低減効果は顕
著である。なお、短尺ウォータロッドWs は燃料集合体
上部断面における圧損低減にも役立つ効果がある。
【0064】つぎに図11により図10における燃料集合体
の他の例を説明する。図10の他の例としては、短尺ウォ
ータロッドWs の上部を細径化して上部細径化ウォータ
ロッドを構成したことにある。ウォータロッドを細径化
すると、冷却水のぬれ面積が減少し、流路が拡大できる
ため、冷却材の圧損が低減できるが、一方、燃料棒の冷
却に対する冷却材の有効利用性が若干低下する恐れが生
じる。
【0065】そこで、細径化した部分の外周に冷却材の
流れを旋回流などに変えるフロー制御材を装着して冷却
特性の向上をはかることもできる。図11はこのような考
えを具体化する例を示したものである。
【0066】図11(A)は全長の外径が一様の燃料棒
2、(B)は上部を細径化したウォータロッド6で、外
径が燃料棒2とほぼ等しい管部6aと、この管部6aよ
り細い細径管6bとからなっている。
【0067】図11(C)は(B)の拡大図、(D)は
(C)の(d)部の詳細図、(E)は(C)の(e)部
拡大図、(F)は(E)に代る他のフロー制御材の例で
ある。冷却材の流れは矢印で示したが、自明であるた
め、その説明は省略する。細径部は必要に応じて中実棒
とすることもできる。
【0068】図11(C)から明らかなように、スペーサ
当接部(d)の外側には短尺外管がフロー制御材として
旋回羽根6dを介して装着されているため、ウォータロ
ッドの細径化されていない部分とほぼ同じである。
【0069】細径管6bの部分は通常のスペーサで適切
に保持されるとともに、燃料集合体の組立や万一時の解
体時も他の通常の燃料棒と同様に取扱うことが出来ると
いうメリットがある。また、細径管6bの部分でスペー
サ8と当接する以外の大部分の部位は、高速炉燃料にお
けるワイヤスペーサと類似のワイヤ6cがゆるやかなら
せん状に巻回して固着される。
【0070】このワイヤ6cによって、圧力損失の影響
をあまり受けないで冷却材の流れに回転力を与えること
が可能となり、隣接する燃料棒の冷却に大きく寄与させ
る事が出来る。なお、このワイヤ6cを含めた細径管6
b部の最大外径は(d)部の外径とほぼ等しいかやや細
めとするのは当然である。
【0071】また、(e)に示すようなワイヤ状のもの
で流れにせん回力を与える事は細径管6b部に反動とし
ての回転力が発生することになる。この反動を抑制する
ために、たとえば(d)部をはさんで上流側(図では下
側)と下流側(図では上側)とで、ワイヤ6cの巻く方
向を逆転させることができる。
【0072】図11(F)は旋回羽根6dに代る他のフロ
ー制御材10の一例を示している。このフロー制御材10に
よれば細径管6bの部位に回転力が発生することはな
い。
【0073】以上説明した第1から第10の実施例では、
燃料集合体最外周位置のMOX燃料棒Mに隣接する位置
には、必ず可燃性毒物入り燃料棒Gを配置している。こ
れより、MOX燃料棒Mの局所出力を押さえ、燃焼初期
の運転時のLPFを低減している。
【0074】仮に、この位置に通常のウラン燃料棒また
は短尺燃料棒を配置すると、可燃性毒物入り燃料棒を配
置した場合に比べ熱中性子が多く供給されることになり
局所出力が高くなる。
【0075】つぎに、実際の計算例を示して本実施例の
効果を説明する。図12に、図3に示した1種類の富化度
からなるMOX燃料と、図16に示した4種類の富化度か
らなる従来のディスクリート型MOX燃料の低温時運転
時反応度差を比較する。ここで、運転時の無限増倍率は
ほぼ同程度となるように調整している。
【0076】図12から明らかなように、炉停止余裕の厳
しい無限増倍率のピーク付近の燃焼度(10GWd/st
程度)では、本発明によるMOX燃料の方が低温時運転
時反応度差が小さくなっており(すなわち、低温時の無
限増倍率が小さくなる)、制御棒価値は悪化するものの
炉停止余裕上は問題ないと思われる。
【0077】ただし、燃焼初期においては低温時運転時
反応度差が改善されないので、移行サイクル炉心など場
合によっては、MOX新燃料の炉心装荷位置を炉停止余
裕上問題とならない場所(コントロール・セル隣接位
置、または炉心外周部など)に限定する必要がある。
【0078】図13に、図3に示したMOX燃料と、図16
に示した従来のディスクリート型MOX燃料の運転時L
PFを示す。本発明によるMOX燃料では、燃焼期間を
通じて(1,7)位置と対称位置4本の燃料棒で局所出
力が最大値となっている。LPFの値は、従来のディス
クリート型MOX燃料と比べ、燃焼初期および10GWd
/stでは同程度となっている。
【0079】以上説明したように、図3のMOX燃料で
は、炉停止余裕、熱的特性など炉心特性を悪化させるこ
となく、富化度種類数を4種類から1種類まで削減でき
ることがわかる。
【0080】なお、本発明は前述の実施例のみに限定さ
れない。例えば、MOX燃料棒の燃料棒種類数または富
化度種類数を2種類以上まで許容し、燃料集合体外周部
に低富化度MOX燃料棒を配置してLPFの低減を図る
か、あるいは、短尺燃料棒をMOX燃料棒とするなどし
て、燃料集合体あたりのプルトニウム装荷量を高めても
よい。
【0081】また、熱的特性を改善するには、燃料集合
体軸方向の出力分布を制御することも有効であり、その
ために、軸方向下部のみに可燃性毒物を添加したウラン
燃料棒を用いたり、実効的な軸方向濃縮度差(または富
化度差)を付けるために短尺燃料棒の濃縮度または富化
度を平均値より下げた設計を採用してもよい。
【0082】
【発明の効果】本発明によれば、可燃性毒物入り燃料棒
を燃料集合体の最外周位置に配置したことにより、燃料
集合体外周部の局所出力を低減でき、その分だけ富化度
種類数を減らすことができる。また、水ギャップ近傍は
ガドリニアの反応度価値が高いので、可燃性毒物入り燃
料棒の本数を削減でき、MOX燃料棒の装荷本数を増加
できる。
【0083】さらに、短尺燃料棒を水ギャップ近傍の燃
料集合体最外周位置、特に、燃料集合体四隅部に配置す
るか、燃料集合体四隅の短尺燃料棒を削除するか、ウォ
ータロッドに置換するかまたは短尺化したり上部細径化
することにより、低温時の無限増倍率を下げ炉停止余裕
を改善できる。ウォータロッドの上部を細径化して冷却
特性の向上に役立てることもできる。
【0084】なお、通常のディスクリート型設計(可燃
性毒物入り燃料棒、短尺燃料棒ウラン燃料棒とした場
合)で、各々1種類ずつのプルトニウム富化度を要する
燃料集合体の四隅部および四隅部に隣接する8箇所の最
外周位置に短尺燃料棒および可燃性毒物入り燃料棒を配
置すれば、富化度種類数の低減がより効果的となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る燃料集合体の第1実施例を示す横
断面図。
【図2】本発明に係る燃料集合体の第2実施例を示す横
断面図。
【図3】本発明に係る燃料集合体の第3実施例を示す横
断面図。
【図4】本発明に係る燃料集合体の第4実施例を示す横
断面図。
【図5】本発明に係る燃料集合体の第5実施例を示す横
断面図。
【図6】本発明に係る燃料集合体の第6実施例を示す横
断面図。
【図7】本発明に係る燃料集合体の第7実施例を示す横
断面図。
【図8】本発明に係る燃料集合体の第8実施例を示す横
断面図。
【図9】本発明に係る燃料集合体の第9実施例を示す横
断面図。
【図10】本発明に係る燃料集合体の第10実施例を示す
横断面図。
【図11】図10における他の例を説明するための図で
(A)は燃料棒を概略的に示す側面図、(B)は先細り
のウォータロッドを示す側面図、(C)は(B)を拡大
し一部断面で示す斜視図、(D)は(C)の(d)部を
示す拡大図、(E)は(C)のe部を示す拡大図、
(F)は(C)における他のフロー制御材を示す斜視
図。
【図12】本発明に係る燃料集合体の第1実施例と従来
のディスクリート型設計例の低温時運転時反応度差の燃
焼変化を示す曲線図。
【図13】本発明に係る燃料集合体の第3実施例と従来
のディスクリート型設計例の運転時局所出力ピーキング
係数の燃焼変化を示す曲線図。
【図14】(A)は高燃焼度用燃料集合体を一部断面で
示す立面図、(B)は(A)のB−B矢視断面図、
(C)は(A)のC−C矢視断面図。
【図15】従来の濃縮ウランのみを燃料とする燃料集合
体のチャンネルボックス内での燃料棒の配置関係を示す
横断面図。
【図16】従来のプルトニウムを富化した燃料棒(MO
X燃料棒)を使用した燃料集合体のチャンネルボックス
内での燃料棒の配置関係を示す横断面図。
【符号の説明】
1…燃料集合体、2…長尺燃料棒、3…短尺燃料、4…
上部タイプレート、5…下部タイプレート、6…太径ウ
ォータロッド、6a…管部、6b…細径管部、6c…ワ
イヤ、6d…旋回羽根、7…チャンネルボックス、8…
スペーサ、9…外部スプリング、10…フロー制御材、U
…通常のウラン棒、P…短尺燃料棒、G…可燃性毒物入
り燃料棒、M…MOX燃料棒、W…ウォータロッド。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−220596(JP,A) 特開 平6−34779(JP,A) 特開 平3−246488(JP,A) 特開 昭59−13981(JP,A) 特開 昭58−129385(JP,A) 特開 昭59−137886(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G21C 3/328 G21C 3/326

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横断面が正方形状のチャンネルボックス
    内にプルトニウムを富化した燃料棒、可燃性毒物を添加
    した可燃性毒物入り燃料棒および上部の燃料を欠如させ
    た短尺燃料棒を正方格子状に配置した燃料集合体におい
    て、前記チャンネルボックス内での最外周位置に、前記
    可燃性毒物入り燃料棒および短尺燃料棒を配置し、か
    つ、前記最外周位置の前記可燃性毒物入り燃料棒にはプ
    ルトニウムを含まないことを特徴とする燃料集合体。
  2. 【請求項2】 横断面が正方形のチャンネルボックス内
    にプルトニウムを富化した燃料棒、可燃性毒物を添加し
    た可燃性毒物入り燃料棒および上部の燃料を欠如させた
    短尺燃料棒を正方格子状に配置した燃料集合体におい
    て、前記チャンネルボックス内の四隅部に短尺燃料棒を
    配置し、前記四隅部を除く前記最外周位置に前記可燃性
    毒物入り燃料棒を配置し、かつ、前記最外周位置の前記
    可燃性毒物入り燃料棒にはプルトニウムを含まないこと
    を特徴とする燃料集合体。
  3. 【請求項3】 横断面が正方形のチャンネルボックス内
    にプルトニウムを富化した燃料棒、可燃性毒物を添加し
    た可燃性毒物入り燃料棒および上部の燃料を欠如させた
    短尺燃料棒を正方格子状に配置した燃料集合体におい
    て、前記チャンネルボックス内の四隅部に前記短尺燃料
    棒を配置し、前記四隅部に隣接する8箇所の最外周位置
    に前記可燃性毒物入り燃料棒を配置し、前記最外周位置
    の可燃性毒物入り燃料棒にはプルトニウムを含まないこ
    とを特徴とする燃料集合体。
  4. 【請求項4】 前記チャンネルボックス内の四隅部に短
    尺燃料棒を配置する代りに、前記四隅部には前記燃料棒
    を配置しないことを特徴とする請求項2または3記載の
    燃料集合体。
  5. 【請求項5】 前記チャンネルボックス内の四隅部の短
    尺燃料棒の代りに、全長ウォータロッド、または上部を
    欠如させた短尺ウォータロッドあるいは上部を細径化し
    たウォータロッドを配置したことを特徴とする請求項
    または3記載の燃料集合体。
  6. 【請求項6】 前記チャンネルボックス内の四隅部の第
    1群の短尺燃料棒とそれ以外の第2群の短尺燃料棒の長
    さが異なり、前記第1群の短尺燃料棒の方が前記第2群
    の短尺燃料棒より短いことを特徴とする請求項2または
    3記載の燃料集合体。
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