JP3355695B2 - プロトコル作成方法とプロトコル作成システム - Google Patents

プロトコル作成方法とプロトコル作成システム

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JP3355695B2 JP11281993A JP11281993A JP3355695B2 JP 3355695 B2 JP3355695 B2 JP 3355695B2 JP 11281993 A JP11281993 A JP 11281993A JP 11281993 A JP11281993 A JP 11281993A JP 3355695 B2 JP3355695 B2 JP 3355695B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信などのプロトコル
の作成技術に係わり、特に、新規のプロトコルおよび制
御プログラムの作成を効率良く行なうのに好適なプロト
コル作成技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ウィンドウシステムやデータベ
ース管理システム(DBMS:Data Base M
anaging System)などでは、いわゆる、
クライアント/サーバーモデルを採用している。例え
ば、ウィンドウシステムでは、ディスプレイやマウスの
状態などの複数のアプリケーションが共通に必要とする
情報を管理する部分を「サーバー」、また、実際のユー
ザアプリケーションが、サーバーの情報を利用するため
のライブラリを「クライアント」として独立させてい
る。これらが、あるプロトコル(規約)に従って相互に
通信し、クライアントであるアプリケーションは、サー
バーが持っている情報を随時入出しながら実行される。
【0003】このような通信を行うシステム作成におい
ては、通信に不可欠な通信手順となる通信規約(プロト
コル)を作成し、通信手順および制御システムを作成す
る必要がある。このようなプロトコルの作成に係わる技
術としては、例えば、特開昭62−114358号公報
や特開昭62−118655号公報、および、特開昭6
3−245752号公報などに記載のものがある。特開
昭62−114358号公報では、不完全なプロトコル
を入力して、状態遷移を数学的に有限状態遷移ととら
え、完全なプロトコルにして作成する技術が記載されて
いる。また、特開昭62−118655号公報、およ
び、特開昭63−245752号公報では、状態遷移
図、あるいは、状態遷移表を作成してプロトコルの作成
を行なう技術が記載されている。また、このようなプロ
トコルに対応した制御プログラムの作成技術として、例
えば、特開昭62−224144号公報に記載のものが
ある。
【0004】しかし、これらの従来技術では、プロトコ
ルおよび制御プログラムの作成以前に、状態遷移図や状
態遷移表の作成が必要であり、また、送受信するデータ
項目は考慮されていない。さらに、これらの従来技術で
は、予め作成されプロトコルを有効利用するものであ
り、新規のプロトコルの効率的な作成に関しての考慮が
十分ではない。例えば、特開昭63−245752号公
報では、新たなプロトコルをサポートする場合には、状
態遷移表で未定義のステータスやイベントの定義や、新
たな処理部の作成を行なうものであり、ステータスやイ
ベントが全て未定義の独自のプロトコルの作成時には、
利用することができない。また、特開昭62−2241
44号公報に記載の制御プログラムの作成技術では、状
態遷移表及び処理表を用いて作成するため、状態遷移表
及び処理表を作成する必要があった。また、基本的制御
を行う動作プログラム部や、状態判断プログラム部およ
びイベント判別プログラム部に分解して制御プログラム
を作成する必要があった
【0005】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、従来の技術では、新規のプロトコルを作成する場
合には、送受信するデータ項目の選出から設計までを手
作業で入力しなければならず、また、アセンブリソース
を最適化して制御プログラムを生成するためには、状態
遷移表および処理表を作成しなければならないなど、新
規のプロトコルおよび制御プログラムの効率的な作成に
関しての配慮がなされていない点である。本発明の目的
は、これら従来技術の課題を解決し、新規のプロトコル
の作成と、このプロトコルに対応する制御プログラムの
生成に係わる人手の負荷を軽減し、新規のプロトコルと
制御プログラムの作成の高効率化と高信頼化を可能とす
るプロトコル作成技術を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のプロトコル作成方法は、(1)操作者の操
作に基づき画面上で描画されるプロトコルの状態遷移図
における状態と状態遷移条件とを対応付けた状態遷移情
報を生成するステップと、状態遷移情報を記憶手段に格
納するステップと、操作者の定義操作に基づきプロトコ
ルに基づき送受信される各データ項目を、オブジェクト
指向分析により階層化されたクラスの属性情報として生
するステップと、階層化されたクラスの承継関係情報
および属性情報をオブジェクト定義情報として記憶手段
に格納するステップと、画面上に描画されたプロトコル
の状態遷移図における状態遷移条件に対する操作者の選
択操作に応じて、記憶手段に格納したオブジェクト定義
情報に基づきクラスの一覧表を表示するステップと、ク
ラスの一覧表から操作者が選択したクラスのメソッドと
して、プロトコルの状態遷移図において操作者が選択し
た状態遷移条件を定義付けし、このクラスを状態遷移条
件での状態遷移時に送受信されるデータ項目として対応
付けるステップと、状態遷移条件に対応付けたクラスを
送受信されるデータ項目としたプロトコルの作成を行う
ステップとを有することを特徴とする。 また、(2)上記(1)に記載のプロトコル作成方法に
おいて、クラスの一覧表から操作者が選択したクラスに
対する操作者の属性選択操作指示があれば、記憶手段に
格納したオブジェクト定義情報に基づき当該クラスの属
性一覧を表示し、この属性の一覧表に対する操作者の選
択操作に基づき、選択したクラスのデータ項目の詳細定
義を行うステップを有することを特徴とする。 また、(3)上記(1)、もしくは、(2)のいずれか
に記載のプロトコル作成方法において、作成したプロト
コルを印字して、プロトコル仕様書として出力すること
を特徴とする。 (4)上記(1)から(3)のいずれかに記載のプロト
コル作成方法において、作成したプロトコルに基づき、
対応する制御プログラムを生成することを特徴とする。(5)上記(1)から(4)のいずれかに記載のプロト
コル作成方法において、状態遷移図が描画されている同
一画面上に、オブジェクト指向分析により階層 化したク
ラスの一覧表を、選択指示可能なメニュー画面として表
示することを特徴とする。 (6)また、本例のプロトコル作成システムは、操作者
の操作に基づき画面上で描画されるプロトコルの状態遷
移図における状態と状態遷移条件とを対応付けた状態遷
移情報を生成する状態遷移定義部と、状態遷移情報を格
納する状態遷移定義情報記憶部と、操作者の定義操作に
基づきプロトコルに基づき送受信される各データ項目
を、オブジェクト指向分析により階層化されたクラスの
属性情報として生成するオブジェクト指向分析部と、階
層化されたクラスの承継関係情報および属性情報をオブ
ジェクト定義情報として格納するオブジェクト定義情報
記憶部と、画面上に描画されたプロトコルの状態遷移図
における状態遷移条件に対する操作者の選択操作に応じ
て、オブジェクト定義情報記憶部で格納したオブジェク
ト定義情報に基づきクラスの一覧表を表示し、このクラ
スの一覧表から操作者が選択したクラスのメソッドとし
て、プロトコルの状態遷移図において操作者が選択した
状態遷移条件を定義付けし、このクラスを状態遷移条件
での状態遷移時に送受信されるデータ項目として対応付
けし、状態遷移条件に対応付けたクラスを送受信される
データ項目としたプロトコルの作成を行うプロトコル作
成部とを有することを特徴とする。 (7)上記(6)に記載のプロトコル作成システムであ
って、クラスの一覧表から操作者が選択したクラスに対
する操作者の属性選択操作指示があれば、オブジェクト
定義情報記憶部で格納したオブジェクト定義情報に基づ
き当該クラスの属性一覧を表示し、この属性の一覧表に
対する操作者の選択操作に基づき、選択したクラスのデ
ータ項目の詳細定義を行う手段を有することを特徴とす
る。 (8)上記(6)もしくは(7)のいずれかに記載のプ
ロトコル作成システムであって、作成したプロトコルを
印字して、プロトコル仕様書として出力するプロトコル
仕様書生成部を有することを特徴とする。 (9)上記(6)から(8)のいずれかに記載のプロト
コル作成システムにおいて、作成したプロトコルに基づ
き、対応する制御プログラムを生成する制御プログラム
作成処理部を有することを特徴とする。 (10)上記(6)から(9)のいずれかに記載のプロ
トコル作成システムに おいて、状態遷移図が描画されて
いる同一画面上に、オブジェクト指向分析により階層化
したクラスの一覧表を、選択指示可能なメニュー画面と
して表示するメニュー画面表示制御部を有することを特
徴とする。
【0007】
【作用】本発明においては、新規に作成する独自のプロ
トコルで送受信するデータ項目を、オブジェクト指向分
析を用いてクラスとして表現し、各クラスの関連を定義
したオブジェクト定義情報を作成する。そして、各クラ
スの振舞を、プロトコルの状態遷移図の状態として定義
することにより、送受信するデータ項目を考慮したプロ
トコルを作成する。このことにより、作成したプロトコ
ルの仕様書と制御プログラムの自動作成が可能となる。
また、プロトコルの状態遷移図を定義する画面と同じ画
面上に、データ項目をオブジェクト化したクラス一覧
や、このクラスのインスタンス一覧などのメニュー画面
を表示し、操作者が、直接、送受信するデータ項目を、
画面上で選択する。このことにより、新規のプロトコル
の作成に伴う状態遷移図や状態遷移表の作成の時間、お
よび、データ項目選定の時間を短縮することができる。
また、このようにして作成したプロトコルを参照して、
制御プログラムの自動作成ができ、従来行われていた、
基本的制御を行う動作プログラム部、状態判断プログラ
ム部、イベント判別プログラム部に分解することにより
制御プログラムを作成する方法と異なり、プロトコル定
義情報記憶部のプロトコル定義情報を基に自動的に制御
プログラムを作成することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面により詳細に
説明する。図1は、本発明のプロトコル作成方法を実現
するシステムの本発明に係わる構成の一実施例を示すブ
ロック図である。本図において、1は、送受信するデー
タ項目を、オブジェクト指向分析によりクラス階層化す
る本発明のオブジェクト指向分析部としてのオブジェク
ト図作成処理部、2は、オブジェクト図作成処理部1で
作成したクラス階層をオブジェクト定義情報として格納
するオブジェクト定義情報記憶部、3は、操作者の操作
に基づき画面上で描画されるプロトコルの状態遷移図に
対応して、このプロトコルの状態遷移情報を生成する本
発明の状態遷移定義部としての状態遷移図作成処理部、
4は、状態遷移図作成処理部3で生成した状態遷移情報
を格納する状態遷移定義情報記憶部、5は、操作者から
の選択指定に基づき、状態遷移定義情報記憶部4に格納
した状態遷移情報の遷移条件を、オブジェクト定義情報
記憶部2に格納した各クラスに対するメソッドとして対
応付けて、プロトコルを作成する本発明のプロトコル作
成部としてのプロトコル作成処理部、6は、プロトコル
作成処理部5で作成したプロトコルを格納するプロトコ
ル定義情報記憶部、7は、プロトコル作成処理部5で作
成したプロトコルを印字してプロトコル仕様書として出
力する本発明のプロトコル仕様書生成部としての出力
部、8は、CRT(Cathode Ray Tub
e、陰極線管)などからなる画面表示部、9は、キーボ
ードやマウスなどからなる入力部、10は、プロトコル
定義情報記憶部6に格納したプロトコルから、対応する
制御プログラムを生成する本発明に係わる制御プログラ
ム作成処理部、11は、制御プログラム作成処理部10
で生成した制御プログラムを格納する制御プログラム記
憶部、12は、状態遷移図が描画されている画面表示部
8の同一画面上に、オブジェクト図作成処理部1で階層
化したクラスの一覧表およびクラスのインスタンスの一
覧表を、選択指示可能なメニュー画面として表示するメ
ニュー画面表示制御部12である。
【0009】本実施例のプロトコルシステムにおいて
は、オブジェクト図作成処理部1で、送受信するデータ
項目をオブジェクト指向分析によりクラス階層化するこ
とにより、送受信するデータ構造を、プロトコル作成時
に定義することが容易になる。このオブジェクト図作成
処理部1によるデータ項目のクラス階層化定義と、状態
遷移図作成処理部3による状態遷移図の定義を、それぞ
れ個別に行ない、それぞれの定義情報を、オブジェクト
定義情報記憶部2と状態遷移定義情報記憶部4に格納す
る。
【0010】プロトコル作成処理部5は、プロトコルの
作成時に、オブジェクト定義情報記憶部2および状態遷
移定義情報記憶部4を参照して、メニュー画面表示制御
部12を介して、画面表示部8の画面上に、状態遷移図
と共に、後述の図7、8で示すようにクラス一覧表もし
くは属性一覧表を再現する。そして、操作者は、入力部
9を用いて、この画面表示部12に表示された状態遷移
図とクラス一覧表もしくは属性一覧表から、直接、プロ
トコルに用いるコマンド(遷移条件)や送受信するデー
タ項目の選択および削除などの操作を行なう。送受信す
るデータ項目の選択や削除を操作者が画面上で直接行っ
た後、プロトコル作成処理部5は、操作者が選択したデ
ータ項目と遷移条件(アーク)を基に、統合処理を行い
プロトコルを作成する。このようにして作成したプロト
コルを、プロトコル定義情報記憶部6で記憶する。ある
いは、必要に応じて出力部7で印字してプロトコル仕様
書として出力する。以下、図2〜図9を用いて、本実施
例のプロトコル作成システムの動作の詳細を説明する。
【0011】図2は、図1におけるオブジェクト図作成
処理部の編集画面の一具体例を示す説明図である。本例
は、図1のオブジェクト定義情報記憶部2に格納される
情報を作成するための図1のオブジェクト図作成処理部
1の編集画面を表し、20〜22は、送受信するデータ
項目を、オブジェクト指向分析してクラスA〜Cとして
表現したオブジェクトである。オブジェクト21,22
は、クラスAのオブジェクト20と関連を持つデータ項
目を表現したものであり、オブジェクト20で定義した
属性(1)〜(3)を継承して、それぞれの属性(1)
〜(7)として含む。操作者は、このような編集画面に
より、オブジェクト20〜22に関する属性情報、すな
わち送受信するデータ項目を定義する。そして、このよ
うにして定義された情報は、次の図3で示すテーブル構
成で図1のオブジェクト定義情報記憶部2に格納され
る。
【0012】図3は、図1のオブジェクト定義情報記憶
部におけるオブジェクト定義情報の格納形式の一具体例
を示す説明図である。本例は、図1のオブジェクト図作
成処理部1の編集画面で操作者が定義した情報を、図1
のオブジェクト定義情報記憶部2に格納する際の格納形
式の一例を表し、オブジェクト定義情報格納テーブル3
0においては、図1のオブジェクト図作成処理部1によ
り作成されたクラスA〜Cと属性(1)〜(7)が、そ
れぞれ、クラス名欄31と属性欄32に格納されてい
る。クラス名欄31は、図1のオブジェクト図作成処理
部1で操作者により定義されたクラスに対応し、属性欄
32は定義した個々のクラスについて詳細定義した属性
を示している。また、継承関係欄33では、各クラスの
継承関係が示されている。図1のプロトコル作成処理部
5は、クラス名欄31を参照して、クラス名一覧表を画
面表示し、さらに、各クラスの属性名一覧表を画面表示
する際に、属性欄32を参照して、画面上に表示する処
理を行う。
【0013】図4は、図1における状態遷移図作成処理
部の編集画面の一具体例を示す説明図である。本例は、
図1の状態遷移定義情報記憶部4に格納される情報を作
成するための図1の状態遷移図作成処理3の編集画面を
表し、この編集画面上で、操作者は、個々のクラスの振
舞いを定義した状態(あ)40a〜(う)40cと、状
態遷移の遷移条件となるアーク(a)41a〜(f)4
1fを作成する。そして、このようにして作成された情
報は、次の図5で示すテーブル構成で、図1の状態遷移
定義情報記憶部4に格納される。
【0014】図5は、図1の状態遷移定義情報記憶部に
おける状態遷移定義情報の格納形式の一具体例を示す説
明図である。本例は、図1の状態遷移図作成処理部3の
編集画面で操作者が定義した情報を、図1の状態遷移定
義情報記憶部4に格納する際の格納形式の一例を表し、
本例の状態遷移定義情報格納テーブル50においては、
図1の状態遷移図作成処理部3により作成された状態遷
移定義情報が、すなわちアーク(a)〜(f)および状
態(あ)〜(う)が、それぞれ、アーク欄51および状
態欄52に格納されている。アーク欄51は、図1の状
態遷移図作成処理部3の編集画面で操作者により定義さ
れた状態遷移条件として縦軸に表現し、状態欄52は、
定義されたクラスの状態を横軸に示している。この縦軸
と横軸の交点には、アーク、すなわち処理要求の発生時
に遷移する状態遷移先が入る。そして、図1のプロトコ
ル作成処理部5は、アーク欄51と状態欄52の内容を
基に、図1の画面表示部8の画面上に状態遷移図を再現
する。
【0015】図6は、図1におけるプロトコル作成処理
部の本発明に係わるプロトコル作成処理動作の一具体例
を示すフローチャートである。本例は、プロトコルの自
動作成処理手順を示すものであり、まず、図1の状態遷
移定義情報記憶部4より状態遷移定義情報を読み込み
(ステップ601)、かつ、図1のオブジェクト定義情
報記憶部2よりオブジェクト定義情報を読み込む(ステ
ップ602)。そして、読み込んだ状態遷移定義情報を
基に、図1の画面表示部8の画面上に、状態遷移図を再
現する(ステップ603)。操作者が、この状態遷移図
上のあるアークを選択したならば(ステップ604)、
このアーク選択に伴い、図1のオブジェクト定義情報記
憶部2から読み出したオブジェクト定義情報を基にクラ
ス一覧表を自動作成して、同じ画面上に表示し(ステッ
プ605)、このクラス一覧表に対する操作者の指示入
力を待つ(ステップ606)。
【0016】操作者が、このクラス一覧表から「拡張」
指示を選択した場合には、操作者が選択したクラスの属
性一覧表を、ステップ602で読み込んだオブジェクト
定義情報を基に表示し、この属性一覧表に対して操作者
が選択指示入力した属性で詳細定義し、送受信するデー
タ項目として登録する(ステップ607)。また、操作
者が、クラス一覧表から幾つかのクラスを選択した後に
「了解」指示を選択した場合は、ステップ604におい
て操作者が選択したアークの状態遷移条件を、選択した
クラスのメソッド(振舞)として定義し、選択した各ク
ラス項目を、その状態遷移条件に基づく状態遷移時に
受信するデータ項目として登録する(ステップ60
8)。このようにして各データ項目を登録した後に、プ
ロトコル自動作成を行う(ステップ609)。そして、
作成したプロトコルを図1のプロトコル定義情報記憶部
6に格納して(ステップ610)、処理を終了する。
【0017】図7は、図1におけるプロトコル作成シス
テムによるプロトコル作成操作手順の第1の具体例を示
す説明図である。本図において、70、71は、図1の
プロトコル作成処理部5により、図1の画面表示部8の
同じ画面上に表示された状態遷移図、および、クラス一
覧表である。状態遷移図70は、図1の状態遷移定義情
報記憶部4から読み出した状態遷移情報を基に、また、
クラス一覧表71は、図1のオブジェクト定義情報記憶
部2から読み出したオブジェクト定義情報を基に、図1
のプロトコル作成処理部5が、図1のメニュー画面表示
制御部12を介して、図1の画面表示部8に表示するも
のである。
【0018】操作者は、このような状態遷移図70とク
ラス一覧表71に対する直接入力により、それぞれの状
態遷移時に送受信する各データ項目の選択や削除などの
操作を行なう。例えば、操作者が、状態遷移図70上の
アークa72を選択すると、このアークa72の選択を
切っ掛けとして、クラス一覧表71を、状態遷移図と同
一の画面上に同時に表示する。そして、操作者は、この
クラス一覧表71上でクラスB73とクラスN74を選
択して、アークa72に、送受信するデータ項目を対応
付ける。これにより、送受信するデータ項目をクラスと
して定義することとなる。尚、このクラスの選択時に
は、図1のプロトコル作成処理部5は、選択されたクラ
スを、画面上で明示表示する。このことにより、送受信
するデータ項目の選択や削除する作業が容易となる。そ
して、クラス一覧表71において、操作者が了解ボタン
75を選択すると、図1のプロトコル作成処理部5は、
操作者が選択したアークの状態遷移条件を、選択したク
ラスのメソッド(振舞)として定義し、各クラス項目
を、その状態遷移条件に基づく状態遷移時に送受信する
データ項目として、プロトコルの作成を行う。また、ク
ラス一覧表71において、操作者が拡張ボタン76を選
択すると、図1のプロトコル作成処理部5は、次の図8
で示す属性一覧表を表示する。また、取消しボタン77
を選択すると、前に選択して明示表示したクラスの選択
を取消す。
【0019】図8は、図1におけるプロトコル作成シス
テムによるプロトコル作成操作手順の第2の具体例を示
す説明図である。本例は、図7で示したプロトコルの作
成操作時に、データ項目をさらに詳細に定義するため
に、図7のクラス一覧表71で選択されたクラスの属性
を再現した属性一覧表80の内容を示している。図1の
画面表示部8の画面上に再現された状態遷移図70に対
し、操作者が、図7のクラス一覧表71の各クラスを選
択指定した後に拡張ボタン76を選択することにより、
当該クラスの属性一覧を表示する属性一覧表80が、図
7のクラス一覧表71の代わりに表示される。
【0020】この属性一覧表80では、図7のクラス一
覧表71で選択された個々のクラスに対応する各属性が
示されており、操作者が、この属性一覧表80から必要
な属性(2)81を選択すると、図1のプロトコル作成
処理部5は、選択された属性(2)81を明示表示す
る。このことにより、操作者のデータ項目の選択や削除
を指示する作業を容易となる。そして、属性一覧表80
において、操作者がYESボタン82を選択すると、図
1のプロトコル作成処理部5は、選択したデータ項目
(属性)を基に、プロトコルの作成を行う。尚、NOボ
タン83が選択されると、既に図7のクラス一覧表71
で選択された個々のクラスをデータ項目としたプロトコ
ルの作成が行なわれる。また、誤った属性を選択した場
合には、取消しボタン84により、選択の取消しができ
る。
【0021】以上、図1〜図8を用いて説明したよう
に、本実施例のプロトコル作成システムでは、送受信す
るデータ項目など、新規のプロトコルの作成に必要な情
報を、オブジェクト指向分析を用いてクラス階層化する
ことにより、予め設計段階で入力することができる。そ
して、クラス階層を定義する情報と状態遷移図を定義す
る情報とを統合することにより、送受信するデータ項目
を考慮したプロトコルを自動的に作成することができ
る。そして、作成したプロトコルを基にして、プロトコ
ルの仕様書の自動作成、および、作成したプロトコルに
対応する制御プログラムを自動作成することができる。
また、データ項目と状態遷移の定義を、同一画面上での
選択操作により行なうことができる。このことにより、
プロトコル、および、制御プログラムの作成に係わる工
数の削減と誤りの低減を図ることができる。
【0022】尚、本発明は、図1〜図8を用いて説明し
た実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲において種々変更可能である。例えば、本実施
例では、通信に係わるプロトコルや制御プログラムを作
成する例を示したが、送受信するデータ項目をビット列
として、制御プログラムを作成する集積回路のプロトコ
ル作成にも適用できる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、新規のプロトコルを作
成する場合に、送受信するデータ項目の選出から設計ま
での手作業での入力負荷を軽減でき、また、アセンブリ
ソースを最適化して制御プログラムを生成するための状
態遷移表および処理表の作成が不要となり、新規のプロ
トコルおよび制御プログラムの作成を、高効率に、か
つ、高信頼に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のプロトコル作成方法を実現す
システムの本発明に係わる構成の一実施例を示すブロ
ック図である。
【図2】図1におけるオブジェクト図作成処理部の編集
画面の一具体例を示す説明図である。
【図3】図1のオブジェクト定義情報記憶部2における
オブジェクト定義情報の格納形式の一具体例を示す説明
図である。
【図4】図1における状態遷移図作成処理部の編集画面
の一具体例を示す説明図である。
【図5】図1の状態遷移定義情報記憶部における状態遷
移定義情報の格納形式の一具体例を示す説明図である。
【図6】図1におけるプロトコル作成処理部の本発明に
係わるプロトコル作成処理動作の一具体例を示すフロー
チャートである。
【図7】図1におけるプロトコル作成システムによるプ
ロトコル作成操作手順の第1の具体例を示す説明図であ
る。
【図8】図1におけるプロトコル作成システムによるプ
ロトコル作成操作手順の第2の具体例を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 オブジェクト図作成処理部 2 オブジェクト定義情報記憶部 3 状態遷移図作成処理部 4 状態遷移定義情報記憶部 5 プロトコル作成処理部 6 プロトコル定義情報記憶部 7 出力部 8 画面表示部 9 入力部 10 制御プログラム作成処理部 11 制御プログラム記憶部 12 メニュー画面表示制御部 20〜22 オブジェクト 30 オブジェクト定義情報格納テーブル 31 クラス名欄 32 属性欄 33 継承関係欄 40a〜40c 状態(あ)〜状態(う) 41a〜41f アーク(a)〜アーク(f) 50 状態遷移定義情報格納テーブル 51 アーク欄 52 状態欄 70 状態遷移図 71 クラス一覧表 72 アーク(a) 73 クラスB 74 クラスN 75 了解ボタン 76 拡張ボタン 77 取消しボタン 80 属性一覧表 81 属性(2) 82 YESボタン 83 NOボタン 84 取消しボタン
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−129337(JP,A) 特開 平3−91855(JP,A) 特開 昭63−94354(JP,A) 高橋正孝,今井克則,武山信也,中井 正一郎,OSI管理のための管理情報モ デル開発支援ツール,1991年電子情報通 信学会春季全国大会講演論文集(3), 日本,社団法人電子情報通信学会,1991 年3月15日,p.3/206 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 13/00 G06F 9/06 G06F 9/44

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作者の操作に基づき画面上で描画され
    るプロトコルの状態遷移図における状態と状態遷移条件
    とを対応付けた状態遷移情報を生成するステップと、上記状態遷移情報を記憶手段に格納するステップと、 操作者の定義操作に基づき 上記プロトコルに基づき送受
    信される各データ項目を、オブジェクト指向分析により
    階層化されたクラスの属性情報として生成するステップ
    と、上記階層化されたクラスの承継関係情報および属性情報
    をオブジェクト定義情報として記憶手段に格納するステ
    ップと、 上記画面上に描画された上記プロトコルの状態遷移図に
    おける状態遷移条件に対する操作者の選択操作に応じ
    て、上記記憶手段に格納したオブジェクト定義情報に基
    づきクラスの一覧表を表示するステップと、 該クラスの一覧表から操作者が選択したクラスのメソッ
    ドとして、上記プロトコルの状態遷移図において操作者
    が選択した状態遷移条件を定義付けし、該クラスを上記
    状態遷移条件での状態遷移時に送受信されるデータ項目
    として対応付けるステップと、 上記 状態遷移条件に対応付けたクラスを上記送受信され
    るデータ項目としたプロトコルの作成を行うステップと
    を有することを特徴とするプロトコル作成方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のプロトコル作成方法に
    おいて、 上記クラスの一覧表から操作者が選択したクラスに対す
    る操作者の属性選択操作指示があれば、上記記憶手段に
    格納したオブジェクト定義情報に基づき当該クラスの属
    性一覧を表示し、該属性の一覧表に対する操作者の選択
    操作に基づき、上記選択したクラスのデータ項目の詳細
    定義を行うステップを有することを特徴とするプロトコ
    ル作成方法。
  3. 【請求項3】 請求項1、もしくは、請求項2のいずれ
    かに記載のプロトコル作成方法において、上記作成した
    プロトコルを印字して、プロトコル仕様書として出力す
    ることを特徴とするプロトコル作成方法。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
    のプロトコル作成方法において、上記作成したプロトコ
    ルに基づき、対応する制御プログラムを生成することを
    特徴とするプロトコル作成方法。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれかに記載
    のプロトコル作成方法において、上記状態遷移図が描画
    されている同一画面上に、上記オブジェクト指向分析に
    より階層化したクラスの一覧表を、選択指示可能なメニ
    ュー画面として表示することを特徴とするプロトコル作
    成方法。
  6. 【請求項6】 操作者の操作に基づき画面上で描画され
    るプロトコルの状態遷移図における状態と状態遷移条件
    とを対応付けた状態遷移情報を生成する状態遷移定義手
    段と、 上記状態遷移情報を格納する状態遷移定義情報記憶手段
    と、 操作者の定義操作に基づき上記プロトコルに基づき送受
    信される各データ項目を、オブジェクト指向分析により
    階層化されたクラスの属性情報として生成するオブジェ
    クト指向分析手段と、 上記階層化されたクラスの承継関係情報および属性情報
    をオブジェクト定義情報として格納するオブジェクト定
    義情報記憶手段と、 上記画面上に描画された上記プロトコルの状態遷移図に
    おける状態遷移条件に対する操作者の選択操作に応じ
    て、上記オブジェクト定義情報記憶手段で格納したオブ
    ジェクト定義情報に基づきクラスの一覧表を表示し、 該クラスの一覧表から操作者が選択したクラスのメソッ
    ドとして、上記プロトコルの状態遷移図において操作者
    が選択した状態遷移条件を定義付けし、該クラスを上記
    状態遷移条件での状態遷移時に送受信されるデータ項目
    として対応付けし、 上記状態遷移条件に対応付けたクラスを上記送受信され
    るデータ項目としたプロトコルの作成を行うプロトコル
    作成手段とを有することを特徴とするプロトコル作成シ
    ステム。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のプロトコル作成システ
    ムにおいて、 上記クラスの一覧表から操作者が選択したクラスに対す
    る操作者の属性選択操作指示があれば、上記オブジェク
    ト定義情報記憶手段で格納したオブジェクト定義 情報に
    基づき当該クラスの属性一覧を表示し、該属性の一覧表
    に対する操作者の選択操作に基づき、上記選択したクラ
    スのデータ項目の詳細定義を行う手段を有することを特
    徴とするプロトコル作成システム。
  8. 【請求項8】 請求項6、もしくは、請求項7のいずれ
    かに記載のプロトコル作成システムにおいて、上記作成
    したプロトコルを印字して、プロトコル仕様書として出
    力するプロトコル仕様書生成手段を有することを特徴と
    するプロトコル作成システム。
  9. 【請求項9】 請求項6から請求項8のいずれかに記載
    のプロトコル作成システムにおいて、上記作成したプロ
    トコルに基づき、対応する制御プログラムを生成する制
    御プログラム作成処理手段を有することを特徴とするプ
    ロトコル作成システム。
  10. 【請求項10】 請求項6から請求項9のいずれかに記
    載のプロトコル作成システムにおいて、上記状態遷移図
    が描画されている同一画面上に、上記オブジェクト指向
    分析により階層化したクラスの一覧表を、選択指示可能
    なメニュー画面として表示するメニュー画面表示制御手
    段を有することを特徴とするプロトコル作成システム。
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高橋正孝,今井克則,武山信也,中井正一郎,OSI管理のための管理情報モデル開発支援ツール,1991年電子情報通信学会春季全国大会講演論文集(3),日本,社団法人電子情報通信学会,1991年3月15日,p.3/206

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