JPH1055339A - オンライン型業務処理システム - Google Patents
オンライン型業務処理システムInfo
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- JPH1055339A JPH1055339A JP8213453A JP21345396A JPH1055339A JP H1055339 A JPH1055339 A JP H1055339A JP 8213453 A JP8213453 A JP 8213453A JP 21345396 A JP21345396 A JP 21345396A JP H1055339 A JPH1055339 A JP H1055339A
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- processing
- program
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- gui
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 操作性の向上と豊かな表現力を用いた分かり
やすい表示を行うためにGUIを用いてオンライン型業
務処理を行うことを可能とするオンライン型業務処理シ
ステムを安価に提供すること。 【解決手段】 オンライン業務プログラムがホスト端末
装置と通信するデータの形式が、ホスト端末装置の仕様
によって決められているため、多くのオンライン業務プ
ログラムに共通の形式であることに着目し、この形式を
合わせるという手段により、既存のオンライン業務プロ
グラムを修正せずにそのまま利用して、これと通信して
動作するホストアクセスプログラムをGUI処理プログ
ラムとして作成することを可能としたもの。
やすい表示を行うためにGUIを用いてオンライン型業
務処理を行うことを可能とするオンライン型業務処理シ
ステムを安価に提供すること。 【解決手段】 オンライン業務プログラムがホスト端末
装置と通信するデータの形式が、ホスト端末装置の仕様
によって決められているため、多くのオンライン業務プ
ログラムに共通の形式であることに着目し、この形式を
合わせるという手段により、既存のオンライン業務プロ
グラムを修正せずにそのまま利用して、これと通信して
動作するホストアクセスプログラムをGUI処理プログ
ラムとして作成することを可能としたもの。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信手段を介して
ホスト計算機(「汎用計算機,メインフレーム計算機」と
も呼ばれる)にアクセスして、業務処理を行うオンライ
ン型業務処理システムに関し、特に、文字や罫線を主体
とした、従来の使いにくい画面インタフェースに換え
て、使いやすく美しいグラフィカル・ユーザインタフェ
ース(以下、「GUI」という)を用いて業務処理を行うこ
とを可能とするオンライン型業務処理システムに関する
ものである。
ホスト計算機(「汎用計算機,メインフレーム計算機」と
も呼ばれる)にアクセスして、業務処理を行うオンライ
ン型業務処理システムに関し、特に、文字や罫線を主体
とした、従来の使いにくい画面インタフェースに換え
て、使いやすく美しいグラフィカル・ユーザインタフェ
ース(以下、「GUI」という)を用いて業務処理を行うこ
とを可能とするオンライン型業務処理システムに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来は、例えば、米国 Wall Data In
c.社のホスト・コネクティビティ・プロダクト「RUM
BA」という製品の広告によれば、MicrosoftのWindow
sアプリケーション開発ツールであるVisual Basicで
利用可能なプログラム部品が提供され、これを用いて、
ホスト計算機にアクセスするプログラムをVisual Bas
ic言語で作成することができる。また、蝶理情報システ
ム(株)のVisual Basic対応アプリケーション開発支援
キット「EVB−SDK」という製品の広告によれば、ホ
スト計算機との通信接続やキー入力制御,キーシミュレ
ーションなどを行う10種類のVisual Basic用プログ
ラム部品が提供されている。
c.社のホスト・コネクティビティ・プロダクト「RUM
BA」という製品の広告によれば、MicrosoftのWindow
sアプリケーション開発ツールであるVisual Basicで
利用可能なプログラム部品が提供され、これを用いて、
ホスト計算機にアクセスするプログラムをVisual Bas
ic言語で作成することができる。また、蝶理情報システ
ム(株)のVisual Basic対応アプリケーション開発支援
キット「EVB−SDK」という製品の広告によれば、ホ
スト計算機との通信接続やキー入力制御,キーシミュレ
ーションなどを行う10種類のVisual Basic用プログ
ラム部品が提供されている。
【0003】また、これとは別に、(株)日立製作所の端
末メッセージマッピング支援システム「XMAP2E2」
によれば、情報を画面表示するための領域の名称と座標
と表示するデータのデータ型を定義する画面定義情報に
基づき、端末に画面表示のための情報を送信するオンラ
イン型業務プログラムを容易に開発するための、端末メ
ッセージマッピング支援システムがある。また、First
Class誌,March/April,1994,Vol.IV,IssueII
のp.10,p.20に掲載されたWRAPPING LEGAC
Y APPLICATIONSによれば、端末インタフ
ェースを介して古いアプリケーションを制御するという
概念が開示されている。
末メッセージマッピング支援システム「XMAP2E2」
によれば、情報を画面表示するための領域の名称と座標
と表示するデータのデータ型を定義する画面定義情報に
基づき、端末に画面表示のための情報を送信するオンラ
イン型業務プログラムを容易に開発するための、端末メ
ッセージマッピング支援システムがある。また、First
Class誌,March/April,1994,Vol.IV,IssueII
のp.10,p.20に掲載されたWRAPPING LEGAC
Y APPLICATIONSによれば、端末インタフ
ェースを介して古いアプリケーションを制御するという
概念が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のオンライン型業
務プログラムは、ホスト計算機上で実行され、ホスト端
末にオンライン型業務の画面表示を行うものであった。
この画面は、文字を主体とするユーザインタフェースで
あり、例えば、複数の選択肢から一つを選ぶときは、各
選択肢に対応付けられたコード番号をキーボードから入
力しなければならなかった。また、画面表示の表現力に
乏しく、情報を分かりやすく整理して表示したり、強調
したい部分を強調の度合に応じて様々な大きさで表示し
たりすることが困難であった。これに対して、GUIを
用いれば、例えば、上述の複数の選択肢からの選択操作
では、選択したいものをマウスクリックすることで指示
することができ、文字の大きさを何通りにも変化させる
ことも、あるいは、枠で囲んだり、画像データを用いて
絵を表示したりすることもできる。
務プログラムは、ホスト計算機上で実行され、ホスト端
末にオンライン型業務の画面表示を行うものであった。
この画面は、文字を主体とするユーザインタフェースで
あり、例えば、複数の選択肢から一つを選ぶときは、各
選択肢に対応付けられたコード番号をキーボードから入
力しなければならなかった。また、画面表示の表現力に
乏しく、情報を分かりやすく整理して表示したり、強調
したい部分を強調の度合に応じて様々な大きさで表示し
たりすることが困難であった。これに対して、GUIを
用いれば、例えば、上述の複数の選択肢からの選択操作
では、選択したいものをマウスクリックすることで指示
することができ、文字の大きさを何通りにも変化させる
ことも、あるいは、枠で囲んだり、画像データを用いて
絵を表示したりすることもできる。
【0005】近年、パソコン(パーソナル・コンピュー
タ)などの小型の計算機が安価に入手可能となり、しか
も、GUIにより操作性の向上と表現力の向上が図れる
ようになってきた。しかし、ホスト計算機上には、既に
数十万本にも及ぶ極めて多数の業務プログラムがあり、
それらの殆んどが文字を主体とするユーザインタフェー
スであるため、これらを改造することなくそのまま利用
でき、なお、かつ、上述のGUIの利点を活用するため
の技術が求められている。ホスト計算機上の業務プログ
ラムと通信しながら動作し、かつ、GUIを提供するよ
うなプログラムを新たに作成するためには、ホスト計算
機上の業務プログラムと通信を行うプログラムと、GU
Iを提供するプログラムとが必要である。前述の従来技
術によれば、ホスト計算機にアクセスするプログラムの
作成を容易にするためのプログラム部品が提供されてい
るため、ホスト計算機との通信プログラムの作成は容易
になっているが、プログラム自体は、人手で作成しなけ
ればならなかった。
タ)などの小型の計算機が安価に入手可能となり、しか
も、GUIにより操作性の向上と表現力の向上が図れる
ようになってきた。しかし、ホスト計算機上には、既に
数十万本にも及ぶ極めて多数の業務プログラムがあり、
それらの殆んどが文字を主体とするユーザインタフェー
スであるため、これらを改造することなくそのまま利用
でき、なお、かつ、上述のGUIの利点を活用するため
の技術が求められている。ホスト計算機上の業務プログ
ラムと通信しながら動作し、かつ、GUIを提供するよ
うなプログラムを新たに作成するためには、ホスト計算
機上の業務プログラムと通信を行うプログラムと、GU
Iを提供するプログラムとが必要である。前述の従来技
術によれば、ホスト計算機にアクセスするプログラムの
作成を容易にするためのプログラム部品が提供されてい
るため、ホスト計算機との通信プログラムの作成は容易
になっているが、プログラム自体は、人手で作成しなけ
ればならなかった。
【0006】更に、ユーザがホスト計算機にアクセスす
るためのユーザインタフェースを提供するためには、ホ
スト計算機からデータを受信して適切な形式に変換した
後これを表示する処理や、ユーザが入力したデータを適
切な形式に変換した後これをホスト計算機に送信する処
理も必要であるが、このような処理のプログラムも人手
で作成しなければならなかった。しかも、オンライン型
業務プログラムは、一般的に数十〜数百画面、多いもの
では数千画面から構成されるにもかかわらず、その一方
で、ホスト計算機とこれにアクセスするプログラムとの
間の通信内容は、ホスト計算機上で実行されるオンライ
ン型業務プログラムが表示する画面毎に異なり、同様
に、ユーザインタフェースも画面毎に異なるため、画面
毎にプログラムが必要になり、作成作業は多大な労力を
必要としていた。このようなプログラムを自動的に作成
できる技術は、従来存在しなかった。
るためのユーザインタフェースを提供するためには、ホ
スト計算機からデータを受信して適切な形式に変換した
後これを表示する処理や、ユーザが入力したデータを適
切な形式に変換した後これをホスト計算機に送信する処
理も必要であるが、このような処理のプログラムも人手
で作成しなければならなかった。しかも、オンライン型
業務プログラムは、一般的に数十〜数百画面、多いもの
では数千画面から構成されるにもかかわらず、その一方
で、ホスト計算機とこれにアクセスするプログラムとの
間の通信内容は、ホスト計算機上で実行されるオンライ
ン型業務プログラムが表示する画面毎に異なり、同様
に、ユーザインタフェースも画面毎に異なるため、画面
毎にプログラムが必要になり、作成作業は多大な労力を
必要としていた。このようなプログラムを自動的に作成
できる技術は、従来存在しなかった。
【0007】また、前述の「EVB−SDK」という製品
に見られる技術では、ユーザインタフェースの作成に便
利なプログラム部品が提供されているが、これらのプロ
グラム部品を配置したり、他のデータとのやりとりをコ
ーディングしたりする手間がかかる。更に、ホスト計算
機のデータの種類に応じて、利用するユーザインタフェ
ースの部品を選択しなければならないが、複数の画面の
それぞれに対して適切な選択を行うことは困難であると
いう問題があった。更に、前述の「XMAP2E2」に示
される技術では、ホスト計算機で実行する業務処理プロ
グラムの作成において、画面定義データを利用すること
でプログラムの作成を支援していた。しかし、この業務
処理プログラムにアクセスする方法ないし装置では、業
務処理の内容によらない固定の機能を有する端末装置な
いしは端末プロトコルに基づくアクセスに限定されてい
た。従って、業務の内容に応じて適切な表示を行うこと
ができず、使いやすく美しいインタフェースの実現が困
難となるという問題があった。
に見られる技術では、ユーザインタフェースの作成に便
利なプログラム部品が提供されているが、これらのプロ
グラム部品を配置したり、他のデータとのやりとりをコ
ーディングしたりする手間がかかる。更に、ホスト計算
機のデータの種類に応じて、利用するユーザインタフェ
ースの部品を選択しなければならないが、複数の画面の
それぞれに対して適切な選択を行うことは困難であると
いう問題があった。更に、前述の「XMAP2E2」に示
される技術では、ホスト計算機で実行する業務処理プロ
グラムの作成において、画面定義データを利用すること
でプログラムの作成を支援していた。しかし、この業務
処理プログラムにアクセスする方法ないし装置では、業
務処理の内容によらない固定の機能を有する端末装置な
いしは端末プロトコルに基づくアクセスに限定されてい
た。従って、業務の内容に応じて適切な表示を行うこと
ができず、使いやすく美しいインタフェースの実現が困
難となるという問題があった。
【0008】一方、ホスト計算機で実行する業務処理プ
ログラムでは、計算やデータベースの更新などの業務処
理の中核をなす処理以外に、画面入出力のためにホスト
端末を制御する処理やエラーチェック処理などを行って
いたため、プログラムの大きさが大きくなり、後から機
能を追加したり機能の変更をしたりするのが困難になっ
ていた。また、前述の First Class誌の記事に見られ
る技術では、ホスト計算機と他の計算機とで互いに情報
をやりとりする方法が示されていたが、この方法は従来
の端末エミュレータなどに見られるものと同じであり、
しかも、具体的なプログラムを作成する方法ないし装置
は開示されていなかった。本発明は上記事情に鑑みてな
されたもので、その目的とするところは、操作性の向上
と豊かな表現力を用いた分かりやすい表示を行うために
GUIを用いてオンライン型業務処理を行うことを可能
とするオンライン型業務処理システムを安価に提供する
ことにある。
ログラムでは、計算やデータベースの更新などの業務処
理の中核をなす処理以外に、画面入出力のためにホスト
端末を制御する処理やエラーチェック処理などを行って
いたため、プログラムの大きさが大きくなり、後から機
能を追加したり機能の変更をしたりするのが困難になっ
ていた。また、前述の First Class誌の記事に見られ
る技術では、ホスト計算機と他の計算機とで互いに情報
をやりとりする方法が示されていたが、この方法は従来
の端末エミュレータなどに見られるものと同じであり、
しかも、具体的なプログラムを作成する方法ないし装置
は開示されていなかった。本発明は上記事情に鑑みてな
されたもので、その目的とするところは、操作性の向上
と豊かな表現力を用いた分かりやすい表示を行うために
GUIを用いてオンライン型業務処理を行うことを可能
とするオンライン型業務処理システムを安価に提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、図
1に示す如く、ホスト計算機となる第1の計算機(1)
と、通信手段(3)とキーボードおよびディスプレイを備
えかつグラフィックス表示機能を有する第2の計算機
(2)とを有するオンライン型業務処理システムであっ
て、前記第1の計算機(1)は、業務プログラムのソース
コード(7)と、オンライン型業務処理画面における画面
中のデータフィールドのフィールド名称,表示座標,少
くとも入力か出力かを区別する入出力区分の対応表を定
義する第1の画面定義情報(6)とを有し、前記業務プロ
グラムのソースコード(7)と前記第1の画面定義情報
(6)とから、該第1の画面定義情報(6)に従って前記通
信手段(3)に接続された他の装置に画面表示を行って、
前記業務プログラムのソースコード(7)に記述された処
理手順に従ってオンライン業務処理を実行するオンライ
ン業務プログラム(9)を生成する手段(8)を有し、前記
第2の計算機(2)は、前記第1の画面定義情報(6)をコ
ピーして得られる第2の画面定義情報(6)と、該第2の
画面定義情報(6)から、GUIを表示して利用者との対
話処理を行い、かつ、前記通信手段(3)を介して前記オ
ンライン業務プログラム(9)との通信処理を行うGUI
処理プログラム(40)を生成する手段(30)を有するこ
とを特徴とするオンライン型業務処理システムによって
達成される。
1に示す如く、ホスト計算機となる第1の計算機(1)
と、通信手段(3)とキーボードおよびディスプレイを備
えかつグラフィックス表示機能を有する第2の計算機
(2)とを有するオンライン型業務処理システムであっ
て、前記第1の計算機(1)は、業務プログラムのソース
コード(7)と、オンライン型業務処理画面における画面
中のデータフィールドのフィールド名称,表示座標,少
くとも入力か出力かを区別する入出力区分の対応表を定
義する第1の画面定義情報(6)とを有し、前記業務プロ
グラムのソースコード(7)と前記第1の画面定義情報
(6)とから、該第1の画面定義情報(6)に従って前記通
信手段(3)に接続された他の装置に画面表示を行って、
前記業務プログラムのソースコード(7)に記述された処
理手順に従ってオンライン業務処理を実行するオンライ
ン業務プログラム(9)を生成する手段(8)を有し、前記
第2の計算機(2)は、前記第1の画面定義情報(6)をコ
ピーして得られる第2の画面定義情報(6)と、該第2の
画面定義情報(6)から、GUIを表示して利用者との対
話処理を行い、かつ、前記通信手段(3)を介して前記オ
ンライン業務プログラム(9)との通信処理を行うGUI
処理プログラム(40)を生成する手段(30)を有するこ
とを特徴とするオンライン型業務処理システムによって
達成される。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に係るオンライン型業務処
理システムにおいては、従来から、オンライン業務プロ
グラムがホスト端末装置と通信するデータの形式が、ホ
スト端末装置の仕様によって決められているため、多く
のオンライン業務プログラムに共通の形式であることに
着目し、この形式を合わせるという手段により、既存の
オンライン業務プログラムを修正せずにそのまま利用し
て、これと通信して動作するホストアクセスプログラム
をGUI処理プログラムとして作成することを可能とし
たものである。しかも、このGUI処理プログラムは、
ホスト計算機となる第1の計算機の画面の内容を定義す
る画面定義情報を用いて自動的に生成するという手段に
より、プログラム開発の労力を削減し、安価に作成する
ことができる。すなわち、本発明に係るオンライン型業
務処理システムにおいては、文字や罫線を主体とした従
来の使いにくい画面インタフェースを備えたホスト計算
機上の既存のオンライン型業務プログラムを修正するこ
となくそのまま利用しつつ、このプログラムとの通信お
よびGUIの制御を行うGUI処理プログラムを自動的
に作成するものである。
理システムにおいては、従来から、オンライン業務プロ
グラムがホスト端末装置と通信するデータの形式が、ホ
スト端末装置の仕様によって決められているため、多く
のオンライン業務プログラムに共通の形式であることに
着目し、この形式を合わせるという手段により、既存の
オンライン業務プログラムを修正せずにそのまま利用し
て、これと通信して動作するホストアクセスプログラム
をGUI処理プログラムとして作成することを可能とし
たものである。しかも、このGUI処理プログラムは、
ホスト計算機となる第1の計算機の画面の内容を定義す
る画面定義情報を用いて自動的に生成するという手段に
より、プログラム開発の労力を削減し、安価に作成する
ことができる。すなわち、本発明に係るオンライン型業
務処理システムにおいては、文字や罫線を主体とした従
来の使いにくい画面インタフェースを備えたホスト計算
機上の既存のオンライン型業務プログラムを修正するこ
となくそのまま利用しつつ、このプログラムとの通信お
よびGUIの制御を行うGUI処理プログラムを自動的
に作成するものである。
【0011】また、ホストアクセスプログラムであるG
UI処理プログラムが既存のオンライン業務プログラム
と通信するためには、上述のホスト端末装置の仕様に従
った形式のデータとプログラム内部の形式との相互の変
換が必要であるが、本発明に係るオンライン型業務処理
システムにおいては、画面定義情報に含まれているデー
タの名称と、そのデータが従来のホスト端末装置に表示
されるときの座標との情報を、通信データに含まれる座
標情報と照合することで相互の変換を可能としている。
更に、GUI処理プログラムはGUIを画面表示した
り、ユーザからの指示を受け付けたりする処理が必要で
あるが、本発明に係るオンライン型業務処理システムに
おいては、画面定義情報に含まれているデータの名称と
データの座標の情報を用いることで、GUIを画面表示
するための座標を決定し、更に、画面定義情報に含まれ
ているデータの名称と、そのデータが利用者が入力する
データなのか利用者に表示するデータなのかという区分
との情報を用いることで、どのような種類のGUIを用
いるかを決定し、これらの処理を行うためのプログラ
ム、つまりGUI処理プログラムを自動的に生成する。
UI処理プログラムが既存のオンライン業務プログラム
と通信するためには、上述のホスト端末装置の仕様に従
った形式のデータとプログラム内部の形式との相互の変
換が必要であるが、本発明に係るオンライン型業務処理
システムにおいては、画面定義情報に含まれているデー
タの名称と、そのデータが従来のホスト端末装置に表示
されるときの座標との情報を、通信データに含まれる座
標情報と照合することで相互の変換を可能としている。
更に、GUI処理プログラムはGUIを画面表示した
り、ユーザからの指示を受け付けたりする処理が必要で
あるが、本発明に係るオンライン型業務処理システムに
おいては、画面定義情報に含まれているデータの名称と
データの座標の情報を用いることで、GUIを画面表示
するための座標を決定し、更に、画面定義情報に含まれ
ているデータの名称と、そのデータが利用者が入力する
データなのか利用者に表示するデータなのかという区分
との情報を用いることで、どのような種類のGUIを用
いるかを決定し、これらの処理を行うためのプログラ
ム、つまりGUI処理プログラムを自動的に生成する。
【0012】更に、前述のXMAP2E2に示される従
来技術を用いてオンライン型業務プログラムを開発した
場合、ホスト画面の内容を定義する画面定義情報が既に
作成されているため、これを用いることにより、画面定
義情報を作成する労力を削減する。また、従来のホスト
端末装置の代わりにパソコンやワースクテーションなど
のグラフィックス表示が可能な計算機をホスト計算機と
通信手段を介して接続する構成とし、かつ、パソコンや
ワースクテーション上でホストアクセスプログラムであ
るGUI処理プログラムを実行することにより、オンラ
イン型業務プログラムを変更しなくても、ホストアクセ
スプログラムであるGUI処理プログラムの方を変更す
るだけでエラーチェック処理などの新たな機能を追加し
たり、入力方法の変更などの機能変更をしたりできるた
め、修正箇所が限定されるために変更が容易となる。更
に、パソコンやワースクテーションのグラフィックス表
示機能を活用して、例えば、業務処理の内容を説明した
り入力方法を説明したりする表示を、美しく表示するよ
うに変更することもできる。
来技術を用いてオンライン型業務プログラムを開発した
場合、ホスト画面の内容を定義する画面定義情報が既に
作成されているため、これを用いることにより、画面定
義情報を作成する労力を削減する。また、従来のホスト
端末装置の代わりにパソコンやワースクテーションなど
のグラフィックス表示が可能な計算機をホスト計算機と
通信手段を介して接続する構成とし、かつ、パソコンや
ワースクテーション上でホストアクセスプログラムであ
るGUI処理プログラムを実行することにより、オンラ
イン型業務プログラムを変更しなくても、ホストアクセ
スプログラムであるGUI処理プログラムの方を変更す
るだけでエラーチェック処理などの新たな機能を追加し
たり、入力方法の変更などの機能変更をしたりできるた
め、修正箇所が限定されるために変更が容易となる。更
に、パソコンやワースクテーションのグラフィックス表
示機能を活用して、例えば、業務処理の内容を説明した
り入力方法を説明したりする表示を、美しく表示するよ
うに変更することもできる。
【0013】以下、本発明の実施例を図面に基づいてよ
り詳細に説明する。最初に、本発明の概要を、図1〜4
を参照して説明する。図3は、従来の一般的なオンライ
ン業務プログラムが端末装置に表示する画面の一例を示
している。また、図4は、本発明に係るオンライン型業
務処理システムにより作成できるホストアクセスプログ
ラムであるGUI処理プログラムの画面表示例を示して
おり、パソコンやワークステーション計算機に搭載され
たウィンドウシステムの機能を活用することで、使いや
すくしかも表示が美しいGUIを提供することができ
る。前述の如く、本発明の特徴は、既存のオンライン業
務プログラムを変更することなく、オンライン型業務処
理装置をより使いやすく、より美しい表示にすることを
可能とする点にある。
り詳細に説明する。最初に、本発明の概要を、図1〜4
を参照して説明する。図3は、従来の一般的なオンライ
ン業務プログラムが端末装置に表示する画面の一例を示
している。また、図4は、本発明に係るオンライン型業
務処理システムにより作成できるホストアクセスプログ
ラムであるGUI処理プログラムの画面表示例を示して
おり、パソコンやワークステーション計算機に搭載され
たウィンドウシステムの機能を活用することで、使いや
すくしかも表示が美しいGUIを提供することができ
る。前述の如く、本発明の特徴は、既存のオンライン業
務プログラムを変更することなく、オンライン型業務処
理装置をより使いやすく、より美しい表示にすることを
可能とする点にある。
【0014】まず、従来のオンライン型業務処理装置に
ついて説明する。図2は、従来のオンライン型業務処理
装置の構成例を示すブロック図である。図2において、
1はホスト計算機である。ホスト計算機1は、汎用計算
機とかメインフレーム計算機と呼ばれることもあるが、
本明細書中では「ホスト計算機」または単に「ホスト」と記
載する。14はディスプレイとキーボードを有し、画面
表示したり利用者の入力を受付けるホスト端末装置であ
る。3はホスト計算機1とホスト端末装置14との間の
通信に用いる通信手段である。ホスト計算機1におい
て、6は画面定義情報である。画面定義情報6はオンラ
イン業務プログラム9の生成に用いる。7は業務プログ
ラムソースであり、オンライン業務処理の処理手順をプ
ログラミング言語で記述したものである。
ついて説明する。図2は、従来のオンライン型業務処理
装置の構成例を示すブロック図である。図2において、
1はホスト計算機である。ホスト計算機1は、汎用計算
機とかメインフレーム計算機と呼ばれることもあるが、
本明細書中では「ホスト計算機」または単に「ホスト」と記
載する。14はディスプレイとキーボードを有し、画面
表示したり利用者の入力を受付けるホスト端末装置であ
る。3はホスト計算機1とホスト端末装置14との間の
通信に用いる通信手段である。ホスト計算機1におい
て、6は画面定義情報である。画面定義情報6はオンラ
イン業務プログラム9の生成に用いる。7は業務プログ
ラムソースであり、オンライン業務処理の処理手順をプ
ログラミング言語で記述したものである。
【0015】また、ホスト計算機1において、8はオン
ライン業務プログラム生成手段であり、画面定義情報6
に従ってホスト端末装置14に定義通りの画面を表示す
る処理を生成すると共に、業務プログラムソース7をコ
ンパイルしてオンライン業務処理を生成し、更に、これ
らを組み合わせることでオンライン業務プログラム9を
生成する。オンライン業務プログラム9はこのようにし
て生成されたものであり、これを実行すると、通信制御
装置4および通信手段3を経由して、通信回線に接続さ
れたホスト端末装置14にオンライン業務画面を表示す
る。利用者はこの画面を操作して業務を遂行する。
ライン業務プログラム生成手段であり、画面定義情報6
に従ってホスト端末装置14に定義通りの画面を表示す
る処理を生成すると共に、業務プログラムソース7をコ
ンパイルしてオンライン業務処理を生成し、更に、これ
らを組み合わせることでオンライン業務プログラム9を
生成する。オンライン業務プログラム9はこのようにし
て生成されたものであり、これを実行すると、通信制御
装置4および通信手段3を経由して、通信回線に接続さ
れたホスト端末装置14にオンライン業務画面を表示す
る。利用者はこの画面を操作して業務を遂行する。
【0016】次に、本発明に係るオンライン型業務処理
システムについて説明する。本発明に係るオンライン型
業務処理システムでは、前述の如く、従来のオンライン
型業務処理装置で作成済みのオンライン業務プログラム
9を変更せずにそのまま利用することで、開発を容易と
している。このために画面定義情報6を利用する点につ
いて、以下に説明する。図1は、本発明に係るオンライ
ン型業務処理システムの構成を示すブロック図である。
図1において、1はホスト計算機、2は計算機、3はホ
スト計算機1と計算機2との間で画面表示データおよび
画面入力データを相互に通信するための通信手段であ
る。計算機2としては、パソコンやワークステーション
計算機などを用いることができる。
システムについて説明する。本発明に係るオンライン型
業務処理システムでは、前述の如く、従来のオンライン
型業務処理装置で作成済みのオンライン業務プログラム
9を変更せずにそのまま利用することで、開発を容易と
している。このために画面定義情報6を利用する点につ
いて、以下に説明する。図1は、本発明に係るオンライ
ン型業務処理システムの構成を示すブロック図である。
図1において、1はホスト計算機、2は計算機、3はホ
スト計算機1と計算機2との間で画面表示データおよび
画面入力データを相互に通信するための通信手段であ
る。計算機2としては、パソコンやワークステーション
計算機などを用いることができる。
【0017】ホスト計算機1に含まれる構成要素は、既
に説明した図2のホスト計算機1と同じである。計算機
2に含まれる構成要素について、以下、説明する。6は
ホスト計算機1に含まれる画面定義情報を計算機2にコ
ピーしたものである。図7に基づいて、画面定義情報6
の詳細について説明する。90は定義している画面の名
称を示す。91は画面中に含まれるフィールドの名称を
示す。これら90と91とがキーであり、図7の各々の
行は、ある画面中のあるフィールド1個についての定義
を示している。92はそのフィールドの入出力区分を示
す。93と94はそのフィールドを画面中のどこに配置
するかを示す座標である。95はそのフィールドの長さ
であり、その長さ分の文字列の表示や入力ができる。9
6はそのフィールドで扱うデータの型を示す。97はフ
ィールドの色や文字の大きさなどの属性情報を示し、こ
こではそれぞれのフィールドの色を定義した例を示して
いる。98は入出力区分が固定のときだけ使われるもの
で、固定的に表示する文字列を示す。
に説明した図2のホスト計算機1と同じである。計算機
2に含まれる構成要素について、以下、説明する。6は
ホスト計算機1に含まれる画面定義情報を計算機2にコ
ピーしたものである。図7に基づいて、画面定義情報6
の詳細について説明する。90は定義している画面の名
称を示す。91は画面中に含まれるフィールドの名称を
示す。これら90と91とがキーであり、図7の各々の
行は、ある画面中のあるフィールド1個についての定義
を示している。92はそのフィールドの入出力区分を示
す。93と94はそのフィールドを画面中のどこに配置
するかを示す座標である。95はそのフィールドの長さ
であり、その長さ分の文字列の表示や入力ができる。9
6はそのフィールドで扱うデータの型を示す。97はフ
ィールドの色や文字の大きさなどの属性情報を示し、こ
こではそれぞれのフィールドの色を定義した例を示して
いる。98は入出力区分が固定のときだけ使われるもの
で、固定的に表示する文字列を示す。
【0018】図1に戻って、他の構成要素について説明
する。13は処理文テンプレートであり、ホストアクセ
スプログラムであるGUI処理プログラム40の処理手
順を各部分ごとに記述したものである。この処理文テン
プレート13を画面定義情報6から得られる情報に従っ
て組み合わせたり、処理文テンプレート13中の可変部
分に画面定義情報6から得られる座標値などの具体的な
値を設定したりすることで、GUI処理プログラム40
が得られる。このようにしてGUI処理プログラム40
を生成するのが、GUI処理プログラム生成手段30で
ある。GUI処理プログラム生成手段30では、表示情
報設定処理生成手段32において表示情報設定処理19
を、入力情報取得処理生成手段33において入力情報取
得処理20を、また、これらを組み合わせてサブルーチ
ン生成手段35においてサブルーチン18を各画面ごと
に生成し、また、表示画面制御処理生成手段31におい
て表示画面制御処理22を生成し、これと全体の初期化
処理とを組み合わせてメインルーチン17を生成する。
する。13は処理文テンプレートであり、ホストアクセ
スプログラムであるGUI処理プログラム40の処理手
順を各部分ごとに記述したものである。この処理文テン
プレート13を画面定義情報6から得られる情報に従っ
て組み合わせたり、処理文テンプレート13中の可変部
分に画面定義情報6から得られる座標値などの具体的な
値を設定したりすることで、GUI処理プログラム40
が得られる。このようにしてGUI処理プログラム40
を生成するのが、GUI処理プログラム生成手段30で
ある。GUI処理プログラム生成手段30では、表示情
報設定処理生成手段32において表示情報設定処理19
を、入力情報取得処理生成手段33において入力情報取
得処理20を、また、これらを組み合わせてサブルーチ
ン生成手段35においてサブルーチン18を各画面ごと
に生成し、また、表示画面制御処理生成手段31におい
て表示画面制御処理22を生成し、これと全体の初期化
処理とを組み合わせてメインルーチン17を生成する。
【0019】表示情報設定処理生成手段32は、表示情
報設定処理に対応する処理文テンプレート13を用い
て、表示情報設定処理19を生成する。処理文テンプレ
ート13には、画面表示情報21から得られる情報に基
づいて画面表示を行うための定型的な処理が含まれてい
るが、画面表示情報21は画面内容に応じて変化するた
め、これを解析して適切な表示をするためには画面定義
情報6が必要である。このため、表示情報設定処理生成
手段32は、画面定義情報6から得られる入出力区分に
従って、画面表示に用いられるフィールドか否かを識別
し、座標,長さ,属性に従って、指定の位置・長さに指
定の属性で画面表示を行う処理を生成する。また、固定
的にある文字列を表示するフィールドでは、画面定義情
報6の文字列の指定に従って表示する処理を生成する。
報設定処理に対応する処理文テンプレート13を用い
て、表示情報設定処理19を生成する。処理文テンプレ
ート13には、画面表示情報21から得られる情報に基
づいて画面表示を行うための定型的な処理が含まれてい
るが、画面表示情報21は画面内容に応じて変化するた
め、これを解析して適切な表示をするためには画面定義
情報6が必要である。このため、表示情報設定処理生成
手段32は、画面定義情報6から得られる入出力区分に
従って、画面表示に用いられるフィールドか否かを識別
し、座標,長さ,属性に従って、指定の位置・長さに指
定の属性で画面表示を行う処理を生成する。また、固定
的にある文字列を表示するフィールドでは、画面定義情
報6の文字列の指定に従って表示する処理を生成する。
【0020】また、GUI処理プログラム40では、G
UI部品ライブラリ15を用いてGUIを表示する。G
UI部品ライブラリ15を呼び出す処理は、処理文テン
プレート13に含まれており、従って、表示情報設定処
理生成手段32が生成する表示情報設定処理19がGU
I部品ライブラリ15を呼び出す。例えば、固定的にあ
る文字列を表示するときは、入力機能を持たないGUI
部品を用いて表示し、また、文字の入力と出力の両方が
必要な処理については、文字の入力編集機能を持つGU
I部品を用いて表示する処理を処理文テンプレート13
に指定することで、GUI部品ライブラリ15を呼び出
す処理が生成される。
UI部品ライブラリ15を用いてGUIを表示する。G
UI部品ライブラリ15を呼び出す処理は、処理文テン
プレート13に含まれており、従って、表示情報設定処
理生成手段32が生成する表示情報設定処理19がGU
I部品ライブラリ15を呼び出す。例えば、固定的にあ
る文字列を表示するときは、入力機能を持たないGUI
部品を用いて表示し、また、文字の入力と出力の両方が
必要な処理については、文字の入力編集機能を持つGU
I部品を用いて表示する処理を処理文テンプレート13
に指定することで、GUI部品ライブラリ15を呼び出
す処理が生成される。
【0021】同様に、入力情報取得処理生成手段33
は、入力情報取得処理20に対応する処理文テンプレー
ト13を用いて、入力情報取得処理20を生成する。画
面内容に応じて変化する部分については、画面定義情報
6から得られる情報に従って生成する。入力情報取得処
理20は、表示情報設定処理19が表示した画面に対し
て、GUI処理プログラム40の利用者が画面入力した
とき、入力された情報を取得する処理である。
は、入力情報取得処理20に対応する処理文テンプレー
ト13を用いて、入力情報取得処理20を生成する。画
面内容に応じて変化する部分については、画面定義情報
6から得られる情報に従って生成する。入力情報取得処
理20は、表示情報設定処理19が表示した画面に対し
て、GUI処理プログラム40の利用者が画面入力した
とき、入力された情報を取得する処理である。
【0022】サブルーチン生成手段35は、サブルーチ
ンに対応する処理文テンプレート13を用いてサブルー
チン18を生成する。サブルーチン18の中で、表示情
報設定処理19の部分は、表示情報設定処理生成手段3
2にて生成したものを処理文テンプレートに埋め込んで
生成し、また、入力情報取得処理20の部分は、入力情
報取得処理生成手段33にて生成したものを処理文テン
プレートに埋め込んで生成する。画面定義情報6には複
数の画面に関する定義を含み、サブルーチン18は画面
ごとに一つずつに必要であるから、GUI処理プログラ
ム生成手段30ではサブルーチン生成生成手段35を繰
り返し用いて、すべての画面についてサブルーチンを生
成する。
ンに対応する処理文テンプレート13を用いてサブルー
チン18を生成する。サブルーチン18の中で、表示情
報設定処理19の部分は、表示情報設定処理生成手段3
2にて生成したものを処理文テンプレートに埋め込んで
生成し、また、入力情報取得処理20の部分は、入力情
報取得処理生成手段33にて生成したものを処理文テン
プレートに埋め込んで生成する。画面定義情報6には複
数の画面に関する定義を含み、サブルーチン18は画面
ごとに一つずつに必要であるから、GUI処理プログラ
ム生成手段30ではサブルーチン生成生成手段35を繰
り返し用いて、すべての画面についてサブルーチンを生
成する。
【0023】表示画面制御処理22は、画面表示情報6
に含まれる画面名に従って、その画面に対応するサブル
ーチン18を呼び出す処理である。表示画面制御処理生
成手段31は、表示画面制御処理22の処理文テンプレ
ートに、画面表示情報6から得られる画面名を用いて画
面を識別する処理を埋め込むことで、表示画面制御処理
22を生成する。メインルーチン生成手段34は、メイ
ンルーチン17の処理文テンプレート13を用いて全体
初期化処理を生成し、これに表示情報設定処理生成手段
32が生成した表示画面制御処理22を組み合わせてメ
インルーチン17を生成する。
に含まれる画面名に従って、その画面に対応するサブル
ーチン18を呼び出す処理である。表示画面制御処理生
成手段31は、表示画面制御処理22の処理文テンプレ
ートに、画面表示情報6から得られる画面名を用いて画
面を識別する処理を埋め込むことで、表示画面制御処理
22を生成する。メインルーチン生成手段34は、メイ
ンルーチン17の処理文テンプレート13を用いて全体
初期化処理を生成し、これに表示情報設定処理生成手段
32が生成した表示画面制御処理22を組み合わせてメ
インルーチン17を生成する。
【0024】以下、図1を参照しながら、GUI処理プ
ログラム40の動作について、説明する。メインルーチ
ン17では、通信制御装置5を制御してオンライン業務
プログラム9からの通信データを受信し、画面表示情報
21を得る。データの受信処理は通信処理ライブラリ1
2が行う。通信処理ライブラリ12を呼び出す処理は、
メインルーチン生成手段34が用いたメインルーチンの
処理文テンプレートに含まれる。続いて、メインルーチ
ン17では、得られた画面表示情報21を、表示画面制
御処理22を用いて、画面名に応じてその画面に対応す
るサブルーチン17を呼び出す。
ログラム40の動作について、説明する。メインルーチ
ン17では、通信制御装置5を制御してオンライン業務
プログラム9からの通信データを受信し、画面表示情報
21を得る。データの受信処理は通信処理ライブラリ1
2が行う。通信処理ライブラリ12を呼び出す処理は、
メインルーチン生成手段34が用いたメインルーチンの
処理文テンプレートに含まれる。続いて、メインルーチ
ン17では、得られた画面表示情報21を、表示画面制
御処理22を用いて、画面名に応じてその画面に対応す
るサブルーチン17を呼び出す。
【0025】そのサブルーチン中の表示情報設定処理1
9が画面を表示する。表示された画面に対する利用者の
入力指示を入力情報取得処理20が処理し、オンライン
業務プログラム9に送信すべき画面表示情報を作成す
る。メインルーチン17では、この画面表示情報をオン
ライン業務プログラム9に送信する。オンライン業務プ
ログラム9への送信処理は、通信処理ライブラリ12が
行う。通信処理ライブラリ12を呼び出す処理はメイン
ルーチン生成手段34が用いたメインルーチンの処理文
テンプレートに含まれる。以後、これらの処理を繰り返
すことで、オンライン業務プログラム9とのデータの送
受信を繰り返しながら、画面表示と、利用者からの入力
指示の処理を繰り返す。
9が画面を表示する。表示された画面に対する利用者の
入力指示を入力情報取得処理20が処理し、オンライン
業務プログラム9に送信すべき画面表示情報を作成す
る。メインルーチン17では、この画面表示情報をオン
ライン業務プログラム9に送信する。オンライン業務プ
ログラム9への送信処理は、通信処理ライブラリ12が
行う。通信処理ライブラリ12を呼び出す処理はメイン
ルーチン生成手段34が用いたメインルーチンの処理文
テンプレートに含まれる。以後、これらの処理を繰り返
すことで、オンライン業務プログラム9とのデータの送
受信を繰り返しながら、画面表示と、利用者からの入力
指示の処理を繰り返す。
【0026】図2に示した従来のオンライン型業務処理
装置の構成では、ホスト端末装置14がオンライン業務
プログラム9とデータの送受信を行いながら画面表示と
ユーザの入力指示の受付けをしていたが、図1の構成で
は、通信処理ライブラリ12を用いることでホスト端末
装置14の動作を模擬することにより、元来はホスト端
末装置14と通信して動作するように作成されたオンラ
イン業務プログラム9とのデータ送受信を可能とし、し
かも、画面定義情報によって生成された表示情報設定処
理19がGUI部品ライブラリ15を用いてGUI画面
を表示することで、GUIを提供する構成としている。
装置の構成では、ホスト端末装置14がオンライン業務
プログラム9とデータの送受信を行いながら画面表示と
ユーザの入力指示の受付けをしていたが、図1の構成で
は、通信処理ライブラリ12を用いることでホスト端末
装置14の動作を模擬することにより、元来はホスト端
末装置14と通信して動作するように作成されたオンラ
イン業務プログラム9とのデータ送受信を可能とし、し
かも、画面定義情報によって生成された表示情報設定処
理19がGUI部品ライブラリ15を用いてGUI画面
を表示することで、GUIを提供する構成としている。
【0027】以下、図1〜13を用いて、本発明の具体
的実施例を詳細に説明する。まず、本実施例で用いるオ
ンライン型業務例について、簡単に説明する。図3は会
社の出張旅費を必要経費として清算するため、出張者本
人が旅費を申告する、従来の一般的なオンライン型業務
画面例を示す。図3において、80の部分は常に「氏名」
と表示する固定領域である。81は出張者の氏名を表示
する出力領域である。82は経費の分類のために必要な
番号を出張者本人が入力するための入出力領域を示す。
但し、この番号は特別な出張の場合を除き、出張者によ
って固定的に決っているため、予めその番号を表示す
る。特別な出張の場合にのみ、出張者が番号を入力す
る。87は旅費の金額を入力するための入力領域であ
る。出張者はこの画面に必要事項を入力して、入力完了
を示すキーボード入力を行う。
的実施例を詳細に説明する。まず、本実施例で用いるオ
ンライン型業務例について、簡単に説明する。図3は会
社の出張旅費を必要経費として清算するため、出張者本
人が旅費を申告する、従来の一般的なオンライン型業務
画面例を示す。図3において、80の部分は常に「氏名」
と表示する固定領域である。81は出張者の氏名を表示
する出力領域である。82は経費の分類のために必要な
番号を出張者本人が入力するための入出力領域を示す。
但し、この番号は特別な出張の場合を除き、出張者によ
って固定的に決っているため、予めその番号を表示す
る。特別な出張の場合にのみ、出張者が番号を入力す
る。87は旅費の金額を入力するための入力領域であ
る。出張者はこの画面に必要事項を入力して、入力完了
を示すキーボード入力を行う。
【0028】オンライン業務プログラム9は、上述の入
力データに従って、旅費精算処理を実行する。以下、本
実施例の処理手順を説明する。図5は、本実施例に係る
オンライン型業務処理システムにおける処理手順を示す
フローチャートである。図5において、まず、画面定義
情報6に従ってオンライン業務プログラム9を生成する
(ステップ51)。画面定義情報の一例を、図7に示す。
画面定義情報は画面の構成要素に関する座標やデータ型
などの情報を有し、図3に示す如きオンライン型業務の
画面中の個々の要素に対応している。
力データに従って、旅費精算処理を実行する。以下、本
実施例の処理手順を説明する。図5は、本実施例に係る
オンライン型業務処理システムにおける処理手順を示す
フローチャートである。図5において、まず、画面定義
情報6に従ってオンライン業務プログラム9を生成する
(ステップ51)。画面定義情報の一例を、図7に示す。
画面定義情報は画面の構成要素に関する座標やデータ型
などの情報を有し、図3に示す如きオンライン型業務の
画面中の個々の要素に対応している。
【0029】次に、画面定義情報に従って、ホストアク
セスプログラムであるGUI処理プログラム40を生成
する(ステップ52)。GUI処理プログラム40は1個
のメインルーチン17と、1個または複数のサブルーチ
ン18とからなり、それぞれのサブルーチンは1つのオ
ンライン業務画面に対応している。上述のステップ5
1,ステップ52の処理と、以下に述べるステップ53
以下の処理とは、処理を行う時刻に隔たりがある。その
意味で、ステップ51,ステップ52およびステップ5
3以下に、191,192,193という符号を付与し
ている。
セスプログラムであるGUI処理プログラム40を生成
する(ステップ52)。GUI処理プログラム40は1個
のメインルーチン17と、1個または複数のサブルーチ
ン18とからなり、それぞれのサブルーチンは1つのオ
ンライン業務画面に対応している。上述のステップ5
1,ステップ52の処理と、以下に述べるステップ53
以下の処理とは、処理を行う時刻に隔たりがある。その
意味で、ステップ51,ステップ52およびステップ5
3以下に、191,192,193という符号を付与し
ている。
【0030】つまり、本実施例に係るオンライン型業務
処理システムは、ホスト計算機上の既存のオンライン業
務プログラムを修正することなく、パソコンなどの安価
な計算機から継続利用するためのものである。通常、オ
ンライン業務プログラムは図2に示した構成で利用する
ために作成され、しばらくは、図2に示した構成で運用
された後に、本発明に係る処理手順が適用される(19
1)。従って、例えば、191でのオンライン業務プロ
グラムの作成は10年前のことであり、192でのGU
I処理プログラム40の生成が現時点でのことで、今後
はステップ53以下(193)の処理を行い、GUIを用
いて業務処理を行うということが行われる。
処理システムは、ホスト計算機上の既存のオンライン業
務プログラムを修正することなく、パソコンなどの安価
な計算機から継続利用するためのものである。通常、オ
ンライン業務プログラムは図2に示した構成で利用する
ために作成され、しばらくは、図2に示した構成で運用
された後に、本発明に係る処理手順が適用される(19
1)。従って、例えば、191でのオンライン業務プロ
グラムの作成は10年前のことであり、192でのGU
I処理プログラム40の生成が現時点でのことで、今後
はステップ53以下(193)の処理を行い、GUIを用
いて業務処理を行うということが行われる。
【0031】以下、193のステップ53以下の処理手
順を説明する。まず、ホスト計算機中のオンライン業務
プログラム9と、ステップ52で生成したGUI処理プ
ログラムを起動する(ステップ53)。次に、オンライン
業務プログラム9がGUI処理プログラム40へ画面表
示情報を送信する(ステップ54)。オンライン業務プロ
グラム9は、これを21に記憶する。オンライン業務プ
ログラム9は、図2のような従来の構成で動作していた
ものを、変更せずにそのまま動作させている。このた
め、オンライン業務プログラム9が、図1中の通信手段
3を介して送信する画面表示情報は、図2の構成のとき
と同じものである。
順を説明する。まず、ホスト計算機中のオンライン業務
プログラム9と、ステップ52で生成したGUI処理プ
ログラムを起動する(ステップ53)。次に、オンライン
業務プログラム9がGUI処理プログラム40へ画面表
示情報を送信する(ステップ54)。オンライン業務プロ
グラム9は、これを21に記憶する。オンライン業務プ
ログラム9は、図2のような従来の構成で動作していた
ものを、変更せずにそのまま動作させている。このた
め、オンライン業務プログラム9が、図1中の通信手段
3を介して送信する画面表示情報は、図2の構成のとき
と同じものである。
【0032】図8に、画面表示情報の一例を示す。図8
において、130は画面名を表わす。131の「F」と表
記した部分は、固定フィールドに関するデータが後に続
くことを表わす。132と133とは、それぞれ、固定
フィールドのX座標,Y座標を示す。134は固定的に
表示する文字列である。以後、同様に、フィールドの種
別を表わすコードとX座標,Y座標,文字列のデータが
続く。なお、135は出力フィールド、136は入出力
フィールド、137は入力フィールドを表わしている。
入力フィールドは文字列データはなく、座標だけであ
る。
において、130は画面名を表わす。131の「F」と表
記した部分は、固定フィールドに関するデータが後に続
くことを表わす。132と133とは、それぞれ、固定
フィールドのX座標,Y座標を示す。134は固定的に
表示する文字列である。以後、同様に、フィールドの種
別を表わすコードとX座標,Y座標,文字列のデータが
続く。なお、135は出力フィールド、136は入出力
フィールド、137は入力フィールドを表わしている。
入力フィールドは文字列データはなく、座標だけであ
る。
【0033】次に、画面表示情報の画面名に対応する表
示情報設定処理19を起動する(ステップ55)。表示情
報設定処理19では、画面表示情報21の残りの部分の
情報に従って、図4に示すようなGUIを表示する(ス
テップ56)。ステップ57では、ユーザ入力を受け付
ける。このステップ57は、図1中のGUI部品ライブ
ラリ15で実行する。利用者がデータを入力すると、G
UI部品ライブラリ15は、現在処理中のオンライン業
務画面に対応する入力情報取得処理20を起動する。
示情報設定処理19を起動する(ステップ55)。表示情
報設定処理19では、画面表示情報21の残りの部分の
情報に従って、図4に示すようなGUIを表示する(ス
テップ56)。ステップ57では、ユーザ入力を受け付
ける。このステップ57は、図1中のGUI部品ライブ
ラリ15で実行する。利用者がデータを入力すると、G
UI部品ライブラリ15は、現在処理中のオンライン業
務画面に対応する入力情報取得処理20を起動する。
【0034】ステップ58では、入力情報取得処理20
において、入力情報を画面表示情報の形式に変換してオ
ンライン業務プログラム9へ送信する。次に、ステップ
59で、オンライン業務プログラムにおいて、入力情報
を処理する。以上に説明した処理手順によれば、画面定
義情報に従ってオンラインプログラム生成手段8が生成
した、既存のオンライン業務プログラム9を変更するこ
となく、図1の構成の中で実行する。
において、入力情報を画面表示情報の形式に変換してオ
ンライン業務プログラム9へ送信する。次に、ステップ
59で、オンライン業務プログラムにおいて、入力情報
を処理する。以上に説明した処理手順によれば、画面定
義情報に従ってオンラインプログラム生成手段8が生成
した、既存のオンライン業務プログラム9を変更するこ
となく、図1の構成の中で実行する。
【0035】GUI処理プログラム生成手段30は、画
面表示情報21と図4のようなGUIとの情報の設定と
取得の処理を、画面定義情報を用いて生成し、これを実
行する。従って、この方法により、ホスト計算機上の既
存のオンライン業務プログラムを有効に活用しながら、
かつ、図4のような使いやすく美しいGUIを表示する
ことが可能となる。以下、図6を参照しながらステップ
52の処理手順を詳細に説明する。図6は本発明に係る
GUI処理プログラム生成処理の処理手順を示すフロー
チャートである。
面表示情報21と図4のようなGUIとの情報の設定と
取得の処理を、画面定義情報を用いて生成し、これを実
行する。従って、この方法により、ホスト計算機上の既
存のオンライン業務プログラムを有効に活用しながら、
かつ、図4のような使いやすく美しいGUIを表示する
ことが可能となる。以下、図6を参照しながらステップ
52の処理手順を詳細に説明する。図6は本発明に係る
GUI処理プログラム生成処理の処理手順を示すフロー
チャートである。
【0036】図6において、まず、変数Kに空文字列を
代入する(ステップ61)。変数Kは後のステップ75に
おいて、表示画面制御処理22の生成に用いる。表示画
面制御処理22は、ステップ55を実行する部分であ
る。次に、画面定義情報ごとの繰り返し処理により、1
個または複数のオンライン業務画面を各画面単位に処理
する(ステップ62)。次に、画面定義情報を1画面分取
得する(ステップ63)。画面定義情報の一例を図7に示
す。図7において、100は図3の80に対応する定義
を示し、100の中での文字列98の項目によれば、図
3の80のように表示される文字列「氏名」を定義してい
る。
代入する(ステップ61)。変数Kは後のステップ75に
おいて、表示画面制御処理22の生成に用いる。表示画
面制御処理22は、ステップ55を実行する部分であ
る。次に、画面定義情報ごとの繰り返し処理により、1
個または複数のオンライン業務画面を各画面単位に処理
する(ステップ62)。次に、画面定義情報を1画面分取
得する(ステップ63)。画面定義情報の一例を図7に示
す。図7において、100は図3の80に対応する定義
を示し、100の中での文字列98の項目によれば、図
3の80のように表示される文字列「氏名」を定義してい
る。
【0037】図3と図7を参照しながら、図7の他の項
目について以下説明する。90は定義している画面の名
称を示す。ここでは1画面分について処理中なのですべ
て同じ名称である。91は画面中に含まれるフィールド
の名称を示す。図7の各々の行は、ある画面中のあるフ
ィールド1個についての定義を示している。92はその
フィールドの入出力区分を示し、固定フィールドはある
固定の文字列を常に表示するものであり、出力フィール
ドはホスト計算機から送られる情報を表示するものであ
り、入力フィールドは利用者が入力したデータをホスト
に送るためのものであり、入出力フィールドは最初にホ
ストから送られる情報を表示し、かつ、利用者が入力し
たデータをホスト計算機に送るためのものである。
目について以下説明する。90は定義している画面の名
称を示す。ここでは1画面分について処理中なのですべ
て同じ名称である。91は画面中に含まれるフィールド
の名称を示す。図7の各々の行は、ある画面中のあるフ
ィールド1個についての定義を示している。92はその
フィールドの入出力区分を示し、固定フィールドはある
固定の文字列を常に表示するものであり、出力フィール
ドはホスト計算機から送られる情報を表示するものであ
り、入力フィールドは利用者が入力したデータをホスト
に送るためのものであり、入出力フィールドは最初にホ
ストから送られる情報を表示し、かつ、利用者が入力し
たデータをホスト計算機に送るためのものである。
【0038】93と94はそのフィールドを画面中のど
こに配置するかを示す座標である。95はそのフィール
ドの長さであり、その長さ分の文字列の表示や入力を行
うことができる。96はそのフィールドで扱うデータの
型を示し、日本語は日本語の文字列であり、英数はアル
ファベットと数字と記号文字からなる文字列であり、数
字は数字文字列である。97はフィールドの色や文字の
大きさなどの属性情報を示し、ここではそれぞれのフィ
ールドの色を定義した例を示している。98は入出力区
分が固定のときだけ使われるもので、固定的に表示する
文字列を示す。なお、画面名、フィールド名には任意の
文字列を用いることができるが、一般的には名称規則を
決めることが多い。
こに配置するかを示す座標である。95はそのフィール
ドの長さであり、その長さ分の文字列の表示や入力を行
うことができる。96はそのフィールドで扱うデータの
型を示し、日本語は日本語の文字列であり、英数はアル
ファベットと数字と記号文字からなる文字列であり、数
字は数字文字列である。97はフィールドの色や文字の
大きさなどの属性情報を示し、ここではそれぞれのフィ
ールドの色を定義した例を示している。98は入出力区
分が固定のときだけ使われるもので、固定的に表示する
文字列を示す。なお、画面名、フィールド名には任意の
文字列を用いることができるが、一般的には名称規則を
決めることが多い。
【0039】例えば、この場合、最初の「AB」がオンラ
イン業務処理全体に共通な識別コードであり、次の「P」
ないしは「F」は、それぞれ画面名,フィールド名を表わ
す。フィールド名の4文字目は入出力区分に応じて、F
は固定,Oは出力などを表わす。残りの部分は、各フィ
ールドごとに異る名称を表わす。図6において、次に、
変数Pに画面名を代入する(ステップ64)。次に変数
I,Sに空文字列を代入する(ステップ66)。変数Iは
後のステップ73において表示情報設定処理19の生成
に用い、変数Sは同じくステップ73において入力情報
取得処理20の生成に用いる。
イン業務処理全体に共通な識別コードであり、次の「P」
ないしは「F」は、それぞれ画面名,フィールド名を表わ
す。フィールド名の4文字目は入出力区分に応じて、F
は固定,Oは出力などを表わす。残りの部分は、各フィ
ールドごとに異る名称を表わす。図6において、次に、
変数Pに画面名を代入する(ステップ64)。次に変数
I,Sに空文字列を代入する(ステップ66)。変数Iは
後のステップ73において表示情報設定処理19の生成
に用い、変数Sは同じくステップ73において入力情報
取得処理20の生成に用いる。
【0040】次に、画面定義情報中のフィールド1個分
の定義について、繰り返し処理する(ステップ67)。次
に、フィールド1個分の情報を取得して、変数Fにフィ
ールド名を、変数FKに入出力区分を、変数FXにX座
標を、変数FYにY座標を、変数FLに長さを、変数F
Aに属性を、変数FSに文字列をそれぞれ代入する(ス
テップ68)。例えば、図7の100によれば、変数F
に「ABFFNAME」という文字列を代入する。
の定義について、繰り返し処理する(ステップ67)。次
に、フィールド1個分の情報を取得して、変数Fにフィ
ールド名を、変数FKに入出力区分を、変数FXにX座
標を、変数FYにY座標を、変数FLに長さを、変数F
Aに属性を、変数FSに文字列をそれぞれ代入する(ス
テップ68)。例えば、図7の100によれば、変数F
に「ABFFNAME」という文字列を代入する。
【0041】次に、処理文テンプレート13からフィー
ルド設定処理のテンプレートを取得して、テンプレート
中の変数を変数の値に置換することでフィールド設定処
理を生成し、結果を変数Iに追加する(ステップ69)。
フィールド設定処理のテンプレートは、フィールドの入
出力区分に応じて別々のものを容易しており、変数FK
の値に対応するテンプレートを取得する。図10に、固
定フィールドに用いるフィールド設定処理のテンプレー
トの一例を示す。図10において、「$」記号がある部分
が変数を示す。例えば、151の部分では、「$F」の部
分を変数Fの値「ABFFNAME」に置き換えること
で、「f_ABFFNAME」という文字列になる。
ルド設定処理のテンプレートを取得して、テンプレート
中の変数を変数の値に置換することでフィールド設定処
理を生成し、結果を変数Iに追加する(ステップ69)。
フィールド設定処理のテンプレートは、フィールドの入
出力区分に応じて別々のものを容易しており、変数FK
の値に対応するテンプレートを取得する。図10に、固
定フィールドに用いるフィールド設定処理のテンプレー
トの一例を示す。図10において、「$」記号がある部分
が変数を示す。例えば、151の部分では、「$F」の部
分を変数Fの値「ABFFNAME」に置き換えること
で、「f_ABFFNAME」という文字列になる。
【0042】処理結果を、図9の143に示す。143
は図4において、110の「氏名」という文字列を表示す
るためのプログラムである。変数Iはステップ69の処
理結果を、すべてのフィールドの定義について蓄積して
ゆく。次に、ステップ69と同様に、フィールド取得処
理のテンプレートを用いてフィールド取得処理を生成
し、結果を変数Sに追加する(ステップ71)。以上の繰
り返しにより、すべてのフィールドの定義についての処
理結果が変数I,Sに蓄積されたので、次に、処理文テ
ンプレート13からサブルーチンのテンプレートを取得
し、同様に変数の置換を行うことでサブルーチンを生成
し、記憶する(ステップ73)。
は図4において、110の「氏名」という文字列を表示す
るためのプログラムである。変数Iはステップ69の処
理結果を、すべてのフィールドの定義について蓄積して
ゆく。次に、ステップ69と同様に、フィールド取得処
理のテンプレートを用いてフィールド取得処理を生成
し、結果を変数Sに追加する(ステップ71)。以上の繰
り返しにより、すべてのフィールドの定義についての処
理結果が変数I,Sに蓄積されたので、次に、処理文テ
ンプレート13からサブルーチンのテンプレートを取得
し、同様に変数の置換を行うことでサブルーチンを生成
し、記憶する(ステップ73)。
【0043】図11に、サブルーチンのテンプレートの
一例を示す。152の部分にフィールド設定処理を置換
し、153の部分にフィールド取得処理を置換する。サ
ブルーチンの生成結果を、図9に示す。図9において、
141の部分がフィールド設定処理とその他の画面初期
化処理からなる表示情報設定処理19の一例を示す。ま
た、142の部分はフィールド取得処理他からなる入力
情報取得処理20の一例を示す。次に、処理文テンプレ
ート13から表示画面制御処理のテンプレートを取得し
て、変数Pの置換を行うことで表示画面制御処理を生成
し、これを変数Kに追加する(ステップ74)。ここで
は、変数Pに記憶した画面名は「ABP010」であるか
ら、この画面に関する表示画面制御処理を追加する。図
12において、154の部分が今回変数Kに追加する部
分である。
一例を示す。152の部分にフィールド設定処理を置換
し、153の部分にフィールド取得処理を置換する。サ
ブルーチンの生成結果を、図9に示す。図9において、
141の部分がフィールド設定処理とその他の画面初期
化処理からなる表示情報設定処理19の一例を示す。ま
た、142の部分はフィールド取得処理他からなる入力
情報取得処理20の一例を示す。次に、処理文テンプレ
ート13から表示画面制御処理のテンプレートを取得し
て、変数Pの置換を行うことで表示画面制御処理を生成
し、これを変数Kに追加する(ステップ74)。ここで
は、変数Pに記憶した画面名は「ABP010」であるか
ら、この画面に関する表示画面制御処理を追加する。図
12において、154の部分が今回変数Kに追加する部
分である。
【0044】以上の繰り返しにより、すべての画面につ
いての処理結果が変数Kに得られるので、次に、これを
メインルーチンのテンプレートに適用してメインルーチ
ンを生成し、記憶する(ステップ75)。図12に、生成
したメインルーチンの一例を示す。以上、説明した処理
手順によれば、画面定義情報を用いて、オンライン業務
プログラムと互いに通信しながら動作するGUI処理プ
ログラムを自動的に生成する。このプログラムを、GU
I部品ライブラリ15と、通信制御装置5を用いて通信
するための通信処理ライブラリ12で、ともにコンパイ
ルして実行モジュールを作成し実行することで、ステッ
プ54〜59を処理する。
いての処理結果が変数Kに得られるので、次に、これを
メインルーチンのテンプレートに適用してメインルーチ
ンを生成し、記憶する(ステップ75)。図12に、生成
したメインルーチンの一例を示す。以上、説明した処理
手順によれば、画面定義情報を用いて、オンライン業務
プログラムと互いに通信しながら動作するGUI処理プ
ログラムを自動的に生成する。このプログラムを、GU
I部品ライブラリ15と、通信制御装置5を用いて通信
するための通信処理ライブラリ12で、ともにコンパイ
ルして実行モジュールを作成し実行することで、ステッ
プ54〜59を処理する。
【0045】生成したプログラムの動作を、図9と図1
2を参照しながら説明する。図12において、まず、初
期化処理およびホスト計算機との通信回線の接続を行う
(ステップ161)。この処理は、通信処理ライブラリ1
2を呼び出すことで行う。次に、オンライン業務プログ
ラムから画面表示情報を受信し、変数msgに代入する
(ステップ162)。このステップはステップ54におい
て、GUI処理プログラム側の受信処理である。次に、
「formSet」において、画面表示情報から画面名を取得す
る(ステップ163)。
2を参照しながら説明する。図12において、まず、初
期化処理およびホスト計算機との通信回線の接続を行う
(ステップ161)。この処理は、通信処理ライブラリ1
2を呼び出すことで行う。次に、オンライン業務プログ
ラムから画面表示情報を受信し、変数msgに代入する
(ステップ162)。このステップはステップ54におい
て、GUI処理プログラム側の受信処理である。次に、
「formSet」において、画面表示情報から画面名を取得す
る(ステップ163)。
【0046】図8によれば、130の部分を取得する。
次に画面名に対応する表示情報設定処理を起動する。1
30によれば画面名は「ABP010」であるから154
の部分の処理により「w_ABP010_Set」を起動す
る。次に、図9において、画面表示情報をメモリ中での
記憶構造に変換して記憶する(ステップ164)。図13
に、画面表示情報の記憶構造を示す。図13において、
各領域は1バイトのデータに対応し、全体では2次元配
列を構成している。
次に画面名に対応する表示情報設定処理を起動する。1
30によれば画面名は「ABP010」であるから154
の部分の処理により「w_ABP010_Set」を起動す
る。次に、図9において、画面表示情報をメモリ中での
記憶構造に変換して記憶する(ステップ164)。図13
に、画面表示情報の記憶構造を示す。図13において、
各領域は1バイトのデータに対応し、全体では2次元配
列を構成している。
【0047】以下、説明の都合上、この配列変数の名称
を「G」とすると、右方向の順位を第一の添字、下方向の
順位を第二の添字とすることで、例えば、180の部分
はG(0,0)と表現できる。同様にして、181はG
(1,0)と表現でき、182はG(0,1)と表現でき
る。この2次元配列変数Gの要素を、図3に示す従来の
オンライン業務画面と対応づけて記憶することにより、
オンライン業務プログラムとの通信に用いるデータ形式
と、内部での形式との相互の変換を行う。例えば、図8
の131〜134によれば、文字列「氏名」は座標(2,
2)に表示されるべきもので、(漢字文字は1文字につき
2バイト必要なので)これをメモリ中では、183のG
(2,2),G(2,3),G(2,4),G(2,5)の4バ
イトのメモリ領域に記憶する。
を「G」とすると、右方向の順位を第一の添字、下方向の
順位を第二の添字とすることで、例えば、180の部分
はG(0,0)と表現できる。同様にして、181はG
(1,0)と表現でき、182はG(0,1)と表現でき
る。この2次元配列変数Gの要素を、図3に示す従来の
オンライン業務画面と対応づけて記憶することにより、
オンライン業務プログラムとの通信に用いるデータ形式
と、内部での形式との相互の変換を行う。例えば、図8
の131〜134によれば、文字列「氏名」は座標(2,
2)に表示されるべきもので、(漢字文字は1文字につき
2バイト必要なので)これをメモリ中では、183のG
(2,2),G(2,3),G(2,4),G(2,5)の4バ
イトのメモリ領域に記憶する。
【0048】次に、GUIを表示するウィンドウを初期
化する(ステップ165)。次に、図7の100に定義さ
れた固定文字列を表示するための表示GUI部品を初期
化する(ステップ166)。関数「labelCreate」は表示G
UI部品の初期化を行う。次に、固定的に表示すべき文
字列「氏名」を設定する(ステップ167)。次に、97の
属性に応じて表示色を設定する(ステップ168)。以
上、ステップ166〜168によりフィールド1個分に
対応するGUIを設定する。これにより、図4の110
のGUIを表示する。以下、他のフィールドについて同
様の処理を行う。但し、101に対応する出力フィール
ドでは、表示する文字列は毎回変化するので、オンライ
ン業務プログラムから受信した画面表示情報を、図13
のような変数Gを参照しながら取得する。
化する(ステップ165)。次に、図7の100に定義さ
れた固定文字列を表示するための表示GUI部品を初期
化する(ステップ166)。関数「labelCreate」は表示G
UI部品の初期化を行う。次に、固定的に表示すべき文
字列「氏名」を設定する(ステップ167)。次に、97の
属性に応じて表示色を設定する(ステップ168)。以
上、ステップ166〜168によりフィールド1個分に
対応するGUIを設定する。これにより、図4の110
のGUIを表示する。以下、他のフィールドについて同
様の処理を行う。但し、101に対応する出力フィール
ドでは、表示する文字列は毎回変化するので、オンライ
ン業務プログラムから受信した画面表示情報を、図13
のような変数Gを参照しながら取得する。
【0049】ここでは、184のG(12,2)以降に格
納している「鈴木 一」を取得して設定する(ステップ1
69)。関数「messageGet」は 第一引数にX座標、第二
引数にY座標、第三引数に取得する文字列の長さを指定
することで、変数Gを用いて、オンライン業務プログラ
ム9から受信した画面表示情報の中の、当該座標部分の
文字列を取得する。また、102に対応する入出力フィ
ールドでは、画面表示とユーザ入力の両方が必要なの
で、入出力GUIを初期化する(ステップ170)。関数
「textCreate」は 入出力GUI部品の初期化を行う。ま
た、103に対応する入力フィールドでは入力だけなの
で表示情報の設定は行わない。
納している「鈴木 一」を取得して設定する(ステップ1
69)。関数「messageGet」は 第一引数にX座標、第二
引数にY座標、第三引数に取得する文字列の長さを指定
することで、変数Gを用いて、オンライン業務プログラ
ム9から受信した画面表示情報の中の、当該座標部分の
文字列を取得する。また、102に対応する入出力フィ
ールドでは、画面表示とユーザ入力の両方が必要なの
で、入出力GUIを初期化する(ステップ170)。関数
「textCreate」は 入出力GUI部品の初期化を行う。ま
た、103に対応する入力フィールドでは入力だけなの
で表示情報の設定は行わない。
【0050】次に、ユーザが入力終了を指示するための
ボタンGUIを初期化し、ボタン押下時に、処理「w_A
BP010_Get」を起動するように設定する(ステップ
171)。以上の処理により、図4に示すGUI画面を
表示する。次に、GUI部品がユーザからの入力を受
付、ボタン押下時に処理「w_ABP010_Get」を起
動する。次に、図4中の 利用者が112に入力した振
替番号を取得する(ステップ172)。関数「textGetCa
ption」は、入出力GUIに入力された文字列を取得す
る。
ボタンGUIを初期化し、ボタン押下時に、処理「w_A
BP010_Get」を起動するように設定する(ステップ
171)。以上の処理により、図4に示すGUI画面を
表示する。次に、GUI部品がユーザからの入力を受
付、ボタン押下時に処理「w_ABP010_Get」を起
動する。次に、図4中の 利用者が112に入力した振
替番号を取得する(ステップ172)。関数「textGetCa
ption」は、入出力GUIに入力された文字列を取得す
る。
【0051】次に、これを変数Gに設定する(ステップ
173)。関数「messageSet」は 第一引数に設定する文
字列,第二引数にX座標,第三引数にY座標,第四引数
に設定する文字列の長さを指定することで、変数Gの当
該座標部分に対応する要素に文字列を設定する。以下、
他の入力フィールド,入出力フィールドについて同様に
変数Gに設定する。次に、変数Gから画面表示情報を取
得して、オンライン業務プログラムに送信する(ステッ
プ174)。このステップはステップ58において、ホ
ストアクセスプログラムの側の送信処理である。次に、
GUI画面を消去し、ステップ162以下の処理を継続
する(ステップ175)。
173)。関数「messageSet」は 第一引数に設定する文
字列,第二引数にX座標,第三引数にY座標,第四引数
に設定する文字列の長さを指定することで、変数Gの当
該座標部分に対応する要素に文字列を設定する。以下、
他の入力フィールド,入出力フィールドについて同様に
変数Gに設定する。次に、変数Gから画面表示情報を取
得して、オンライン業務プログラムに送信する(ステッ
プ174)。このステップはステップ58において、ホ
ストアクセスプログラムの側の送信処理である。次に、
GUI画面を消去し、ステップ162以下の処理を継続
する(ステップ175)。
【0052】以上、説明した処理手順によれば、図2に
示す従来のオンライン型業務処理装置において使用して
いたオンライン業務プログラム9を、修正することな
く、かつ、図4に示す使いやすく美しいGUIにより操
作可能な、オンライン型業務処理を得る。なお、上記実
施例は本発明の一例を示したものであり、本発明はこれ
に限定されるべきものではないことは言うまでもないこ
とである。例えば、オンライン業務プログラム9はホス
ト計算機以外の計算機で実行することも可能で、例えば
オンライン業務プログラムをワークステーション計算機
上の言語コンパイラで再コンパイルしてワークステーシ
ョン計算機上で実行することもできる。この場合でも通
信手段3を経由して通信するデータの内容は、例え通信
プロトコルに違いはあっても意味的には等価なものであ
り、従って本発明を同様に適用することは容易である。
示す従来のオンライン型業務処理装置において使用して
いたオンライン業務プログラム9を、修正することな
く、かつ、図4に示す使いやすく美しいGUIにより操
作可能な、オンライン型業務処理を得る。なお、上記実
施例は本発明の一例を示したものであり、本発明はこれ
に限定されるべきものではないことは言うまでもないこ
とである。例えば、オンライン業務プログラム9はホス
ト計算機以外の計算機で実行することも可能で、例えば
オンライン業務プログラムをワークステーション計算機
上の言語コンパイラで再コンパイルしてワークステーシ
ョン計算機上で実行することもできる。この場合でも通
信手段3を経由して通信するデータの内容は、例え通信
プロトコルに違いはあっても意味的には等価なものであ
り、従って本発明を同様に適用することは容易である。
【0053】
【発明の効果】以上、詳細に説明した如く、本発明によ
れば、ホスト計算機上の既存のオンライン業務プログラ
ムの修正も追加のプログラム記述もなしに、このプログ
ラムを用いたオンライン業務の画面表示を、使いやすく
美しいGUIにすることができるという顕著な効果を奏
するものである。表示のための装置として、従来のホス
ト端末装置の代わりにパソコンやワークステーションな
どの、グラフィックス表示が可能な計算機が必要となる
が、これらは近年非常に安価に入手できる。
れば、ホスト計算機上の既存のオンライン業務プログラ
ムの修正も追加のプログラム記述もなしに、このプログ
ラムを用いたオンライン業務の画面表示を、使いやすく
美しいGUIにすることができるという顕著な効果を奏
するものである。表示のための装置として、従来のホス
ト端末装置の代わりにパソコンやワークステーションな
どの、グラフィックス表示が可能な計算機が必要となる
が、これらは近年非常に安価に入手できる。
【0054】特に、画面表示をGUIにするホストアク
セスプログラムは、オンライン業務プログラムを作成す
るために既に作成されている画面定義情報を利用するた
め、画面定義のための労力を必要とせず、自動的に作成
する。しかもこの、画面定義情報を用いてホストアクセ
スプログラムを自動的に作成するプログラムは、ホスト
計算機上の様々な既存のオンライン業務プログラムに共
通して適用できるため、一度これを作成すれば他のオン
ライン業務プログラムにも利用できる。また、自動的に
作成したホストアクセスプログラムを更に修正して、利
用者の入力ミスに対するエラーチェック処理を追加する
こともできる。これにより、ホスト計算機との通信をす
ることなく入力の誤りをチェックするため、レスポンス
が向上する。しかもエラーチェック処理のためにホスト
計算機に負荷をかけずに済む。
セスプログラムは、オンライン業務プログラムを作成す
るために既に作成されている画面定義情報を利用するた
め、画面定義のための労力を必要とせず、自動的に作成
する。しかもこの、画面定義情報を用いてホストアクセ
スプログラムを自動的に作成するプログラムは、ホスト
計算機上の様々な既存のオンライン業務プログラムに共
通して適用できるため、一度これを作成すれば他のオン
ライン業務プログラムにも利用できる。また、自動的に
作成したホストアクセスプログラムを更に修正して、利
用者の入力ミスに対するエラーチェック処理を追加する
こともできる。これにより、ホスト計算機との通信をす
ることなく入力の誤りをチェックするため、レスポンス
が向上する。しかもエラーチェック処理のためにホスト
計算機に負荷をかけずに済む。
【図1】本発明の一実施例に係るオンライン型業務処理
システムの構成を示すブロック図である。
システムの構成を示すブロック図である。
【図2】従来のオンライン型業務処理装置の構成例を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図3】従来の一般的なオンライン業務プログラムが端
末装置に表示する画面の一例を示す図である。
末装置に表示する画面の一例を示す図である。
【図4】実施例に係るオンライン型業務処理システムに
より作成できるGUI処理プログラムの画面表示例を示
す図である。
より作成できるGUI処理プログラムの画面表示例を示
す図である。
【図5】実施例に係るオンライン型業務処理システムに
おける処理手順を示すフローチャートである。
おける処理手順を示すフローチャートである。
【図6】実施例に係るホストアクセスプログラム生成処
理(ステップ52)の処理手順を示すフローチャートであ
る。
理(ステップ52)の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図7】実施例に係る画面定義情報6の一例を示す図で
ある。
ある。
【図8】実施例に係る、通信手段3を介して通信する画
面表示情報の一例を示す図である。
面表示情報の一例を示す図である。
【図9】実施例に係る、ステップ52で生成されるホス
トアクセスプログラムにおけるサブルーチン部分の一例
を示す図である。
トアクセスプログラムにおけるサブルーチン部分の一例
を示す図である。
【図10】図9のプログラムの生成に用いる、処理文テ
ンプレート13の一例を示す図である。
ンプレート13の一例を示す図である。
【図11】図9のプログラムの生成に用いる、処理文テ
ンプレート13の他の例を示す図である。
ンプレート13の他の例を示す図である。
【図12】ステップ52で生成されるホストアクセスプ
ログラムにおけるメインルーチン部分の一例を示す図で
ある。
ログラムにおけるメインルーチン部分の一例を示す図で
ある。
【図13】画面表示情報21の記憶構造を示す図であ
る。
る。
1 ホスト計算機 2 計算機 3 通信手段 4 通信制御装置 5 通信制御装置 6 画面定義情報 9 オンライン業務プログラム 12 通信処理ライブラリ 13 処理文テンプレート 15 GUI部品ライブラリ 17 メインルーチン 18 サブルーチン 19 表示情報設定処理 20 入力情報取得処理 21 画面表示情報 22 表示画面制御処理 30 GUI処理プログラム生成手段 40 GUI処理プログラム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小泉 忍 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内
Claims (2)
- 【請求項1】 ホスト計算機となる第1の計算機と、通
信手段と、キーボードおよびディスプレイを備えかつグ
ラフィックス表示機能を有する第2の計算機とを有する
オンライン型業務処理システムであって、 前記第1の計算機は、業務プログラムのソースコード
と、オンライン型業務処理画面における画面中のデータ
フィールドのフィールド名称,表示座標,少くとも入力
か出力かを区別する入出力区分の対応表を定義する第1
の画面定義情報とを有し、前記業務プログラムのソース
コードと前記第1の画面定義情報とから、該第1の画面
定義情報に従って前記通信手段に接続された他の装置に
画面表示を行い、前記業務プログラムのソースコードに
記述された処理手順に従ってオンライン業務処理を実行
するオンライン業務プログラムを生成する手段を有し、 前記第2の計算機は、前記第1の画面定義情報をコピー
して得られる第2の画面定義情報と、該第2の画面定義
情報から、GUIを表示して利用者との対話処理を行
い、かつ、前記通信手段を介して前記オンライン業務プ
ログラムとの通信処理を行うGUI処理プログラムを生
成する手段を有することを特徴とするオンライン型業務
処理システム。 - 【請求項2】 前記GUI処理プログラムを生成する手
段は、 前記第2の計算機上に、前記第2の画面定義情報の前記
入出力区分が出力であるものについて、文字データの表
示のための文字表示GUIを用い、前記表示座標で示さ
れる位置に表示する処理を生成する手段,前記第2の画
面定義情報の前記入出力区分が入力であるものについ
て、文字データの入力のための文字入力GUIを用い、
前記表示座標で示される位置から利用者の入力指示を受
付る処理を生成する手段,利用者がデータ入力の終了を
指示するためのボタンGUI処理を生成する手段,前記
通信手段を介して前記オンライン業務プログラムからデ
ータを受信して該文字表示GUIに表示する処理を生成
する手段、および、前記ボタンGUIによってデータ入
力の終了が指示されたときに、前記文字入力GUIに入
力された文字データを、前記通信手段を介して前記オン
ライン業務プログラムに送信する処理を生成する手段を
有することを特徴とする請求項1記載のオンライン型業
務処理システム。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8213453A JPH1055339A (ja) | 1996-08-13 | 1996-08-13 | オンライン型業務処理システム |
US08/911,441 US6061516A (en) | 1996-08-13 | 1997-08-12 | Online application processing system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8213453A JPH1055339A (ja) | 1996-08-13 | 1996-08-13 | オンライン型業務処理システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1055339A true JPH1055339A (ja) | 1998-02-24 |
Family
ID=16639475
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8213453A Pending JPH1055339A (ja) | 1996-08-13 | 1996-08-13 | オンライン型業務処理システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1055339A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000002179A3 (en) * | 1998-07-07 | 2000-08-03 | Jihan Data Tech Co Ltd | Apparatus for unattendedly furnishing multi-picture synthetic information |
JP2003108184A (ja) * | 2001-04-24 | 2003-04-11 | Microsoft Corp | 入力モードバイアスを適用するための方法およびシステム |
JP2006277577A (ja) * | 2005-03-30 | 2006-10-12 | Hitachi High-Technologies Corp | 処理装置及び処理装置システム |
US7316000B2 (en) | 2001-08-27 | 2008-01-01 | International Business Machines Corporation | Interactive agent for a topological multi-tier business application composer |
JP2013105286A (ja) * | 2011-11-11 | 2013-05-30 | Hitachi Ltd | プログラム自動生成装置およびプログラム自動生成方法 |
-
1996
- 1996-08-13 JP JP8213453A patent/JPH1055339A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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