JP3355544B2 - 通信端末装置 - Google Patents

通信端末装置

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JP3355544B2
JP3355544B2 JP00914398A JP914398A JP3355544B2 JP 3355544 B2 JP3355544 B2 JP 3355544B2 JP 00914398 A JP00914398 A JP 00914398A JP 914398 A JP914398 A JP 914398A JP 3355544 B2 JP3355544 B2 JP 3355544B2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/38Transceivers, i.e. devices in which transmitter and receiver form a structural unit and in which at least one part is used for functions of transmitting and receiving
    • H04B1/40Circuits
    • H04B1/44Transmit/receive switching

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Transmitters (AREA)
  • Transceivers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プレストークス
イッチを備えた通信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、移動体無線通信の繁栄により情報
を様々な方法で入手する通信サービスが提供されてい
る。例えば、プレストークスイッチを備えた通信端末装
置においては、通常、通信したいチャネルの選択によ
り、基地局や他局からの通信サービスを受信して各種の
情報をリアルに取得し、操作者が送話の要求をするとき
のみプレストークスイッチを押下するだけであるので、
特に、繁雑な運転操作中や携帯の際に使用する場合は便
利である。
【0003】図9は従来の通信端末装置Bを示すブロッ
ク図である。この図9において、1は操作者が押下もし
くはリリースといった操作をするプレストークスイッ
チ、2はスピーカ4を制御する受信機、3はマイク5を
制御する送信機、6はプレストークスイッチ1が押され
ているかどうかを検出するプレストークスイッチ検出
部、7はプレストークスイッチ検出部6からの検出情報
および基地局8からの通知に応じて受信機2および送信
機3を制御する通信制御部、8は通信端末装置Bに通信
サービスを提供する基地局、9は基地局8と通信端末装
置Bとのチャネルである。そして、プレストークスイッ
チ1、受信機2、送信機3、スピーカ4、マイク5、プ
レストークスイッチ検出部6、通信制御部7は、通信端
末装置Bの内部に設けられている。
【0004】前記従来の通信端末装置Bの動作を説明す
る。通信端末装置Bが基地局8からの通信サービスを受
信する場合、通信制御部7がチャネル9を使用して基地
局8からの情報を受信し、通信制御部7が受信機2を動
作させる。それにより、基地局8からの音声がスピーカ
4から出力されて受話することができる。また、チャネ
ル9上で通信端末装置Bから送話を要求する場合は、操
作者がプレストークスイッチ1を押下し、それをプレス
トークスイッチ検出部6が検出して通信制御部7に通知
する。これにより、通信制御部7が送信機3を動作さ
せ、受信機2の動作を停止させる。これと同時に、通信
制御部7は基地局8への送話の手順処理を実施する。そ
れにより、スピーカ4による基地局8からの音声出力が
停止し、マイク5からの音声が基地局8へ出力されて送
話することができる。その後、操作者がプレストークス
イッチ1の押下を止めることにより、プレストークスイ
ッチ1がリリースされると、それをプレストークスイッ
チ検出部6が検出して通信制御部7に通知する。これに
より、通信制御部7が送信機3の動作を停止させ、受信
機2を再度動作させる。これと同時に、通信制御部7は
基地局8へ送話終了の手順処理を実施する。それによ
り、基地局8からの音声が再びスピーカ4より出力され
て受話することができる。このように、従来の通信端末
装置Bは、プレストークスイッチ1の操作が押下とリリ
ースとに切り替わる毎に、送話と受話とが切り替わるこ
とになり、送話を継続している間は、プレストークスイ
ッチ1の押下を継続しておく必要がある。
【0005】図10は従来の通信端末装置Bの通信した
いチャネルの選択から切断までの操作手順を示したフロ
ーチャートである。この図10を参照し、複数のチャネ
ルを利用する場合の操作の複雑さについて説明する。ま
ず、操作者が複数のチャネルから通信したいチャネルを
選択して通信端末装置Bに設定する(ステップ501参
照)。このときの操作として、通信端末装置Bに設けら
れたチャネルの番号入力機能やスキャン機能などが使用
される。これが一つ目の操作となる。この状態におい
て、操作者が自分の通信端末装置Bから通信したいチャ
ネルへの接続を要求する場合は、プレストークスイッチ
1を押下する(ステップ502,503参照)。これに
より、通信端末装置Bはチャネルへの接続を行う。接続
後においてもプレストークスイッチ1の押下が継続され
ている場合は、通信端末装置Bが送話に移行する(ステ
ップ504,505)。これらが2つ目および3つ目の
操作となる。
【0006】一方、通信したいチャネルへの接続を着信
にて行う場合は、操作者は通信したいチャネルを選択
後、基地局8からの通信したいチャネルからの着信を待
つ(ステップ501,506参照)。着信後、通信端末
装置Bは通信したいチャネルに接続する。これにより、
通信端末装置Bは受話に移行する(ステップ508参
照)。その後、操作者が送話する場合、操作者がプレス
トークスイッチ1を押下し続けることで、通信端末装置
Bが受話から送話に切り替わり、送話を継続することが
できる(ステップ509,504,505参照)。これ
らも2つ目の操作となる。この状態において、送話を終
了し受話に戻る場合、操作者がプレストークスイッチ1
をリリースすることにより、通信端末装置Bが送話から
受話に切り替わり、送話の終了および受話の再開となる
(ステップ504,508参照)。これらは送話後の操
作であり4つ目もしくは3つ目の操作となる。その後、
操作者が接続しているチャネルを切断し通信を止める場
合もしくは別の通信したいチャネルを選択したい場合、
チャネル接続要求の操作を行う。これにより、通信端末
装置Bは最初の通信したいチャネルの選択状態に戻る
(ステップ509,501参照)。このように、従来の
通信端末装置Bでは、通信したいチャネルの選択から切
断まで、操作者はプレストークスイッチ1の押下、押下
継続、リリースなどといった複数回の操作を実行しなけ
ればならなかった。特に、緊急通信においても同じ様な
操作が必要となっていた。
【0007】また、チャネルの切断後新しく通信したい
チャネルの選択を行う場合には、接続していた前のチャ
ネルを着信してしまい、新しく通信したいチャネルを選
択できない場合が生じることを図10を用いて説明す
る。まず、今接続しているチャネルを切断して新しく通
信したいチャネルの選択可能な状態に移るが、この時、
通信端末装置Bではステップ509,501に示すよう
に今まで接続していたチャネルが選択されている。この
状態において、操作者が新しいチャネルを選択しようと
して通信端末装置Bを操作する。しかし、先に説明した
ように、通信端末装置Bがチャネルを選択した状態は、
ステップ501,506に示すように、着信を待つ状態
でもあるので、基地局8から選択されているチャネルの
着信が発生すると、通信端末装置Bはそのチャネルに接
続してしまう。したがって、新しいチャネルを選択する
という操作が中断されてしまい、通信端末装置Bは受話
に移行してしまう。このように従来の通信端末装置Bで
は、チャネルの選択がチャネルへの接続率向上のために
中断され、自由にチャネルを選択できずに操作の煩わし
さが発生していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のプレストークス
イッチ1を備えた通信端末装置Bは、上記のように通信
したいチャネルの選択から切断までと、接続後の新しい
チャネルの選択とが、複数回のプレストークスイッチ1
の操作を必要とし複雑であった。従って、上記通信端末
装置Bを繁雑な運転操作中や携帯の際に使用する場合
は、その操作の複雑さと、安全性の欠如の問題があっ
た。
【0009】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、操作の簡略化と軽減化が図れる
通信端末装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明に関わる通信
端末装置は、通信したいチャネルの選択および接続後に
送話する際に操作者により押されるプレストークスイッ
チを備えた通信端末装置において、プレストークスイッ
チを押した送話後にそのプレストークスイッチ をリリー
スしても送話を設定時間だけ継続する自動送話継続手段
と、自動送話継続手段による自動送話が提供されている
間にプレストークスイッチを再度押下し続けると自動送
話の設定時間が過ぎてもそのプレストークスイッチを押
下している間送話を継続させる自動送話延長手段とを有
することを特徴とする
【0011】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の実施の形態1に
おける通信端末装置Aのブロック図を示し、図2はこの
発明の実施の形態1における操作手順のフローチャート
を示す。
【0012】図1において、通信端末装置Aがプレスト
ークスイッチ1、受信機2、送信機3、スピーカ4、マ
イク5、プレストークスイッチ検出部6、通信制御部7
を内部に備えること、及び、基地局8、チャネル9は従
来と同一である。この発明の実施の形態1では、通信端
末装置Aの内部に操作軽減制御部10を有し、この操作
軽減制御部10がプレストークスイッチ検出部6からの
検出情報および基地局8からの着信通知を処理し、有効
となる信号のみを通信制御部7に出力する、特徴を有す
る。操作軽減制御部10は自動送話を継続する時間を定
める自動送話継続手段としての自動送話継続タイマを有
する。
【0013】次に、この発明の実施の形態1の動作につ
いて説明する。選択されたあるチャネル上で通信端末装
置Aから基地局8に送話を要求する場合は、操作者がプ
レストークスイッチ1を押すと、プレストークスイッチ
検出部6がプレストークスイッチ1の押されたことを検
出して操作軽減制御部10に通知する。そして、操作軽
減制御部10は、プレストークスイッチ検出部6からの
通知が受話から送話への切替となるプレストークスイッ
チ1の押下信号であることを判断し、通信制御部7へ送
話開始の旨を通知する。この通知により、通信制御部1
0は送信機3を動作させ、受信機2の動作を停止させ、
同時に、基地局8へ送話の手順処理を実施する。
【0014】上記操作軽減制御部10の動作について図
2のフローチャートを参照しながら説明する。操作軽減
制御部10はステップ101での受話中においてプレス
トークスイッチ検出部6による受話から送話への送話開
始の旨の通知を受け取ると、ステップ102においてプ
レストークスイッチ1が押下されたことを判断し、ステ
ップ103において自動送話継続タイマをスタートし、
ステップ104の自動送話継続起動中の送話となる。従
って、スピーカ4による基地局8からの音声出力が停止
し、マイク5からの音声入力が基地局8へ出力され、同
時に、通信端末装置Aでの操作軽減制御部10による自
動送話継続が開始される。
【0015】その後、プレストークスイッチ1がリリー
スされると、プレストークスイッチ検出部6がプレスト
ークスイッチ1のリリースされたことを検出して操作軽
減制御部10に通知する。しかし、操作軽減制御部10
は、ステップ106での自動送話タイマのタイムアウト
以前であり、ステップ105において自動送話継続起動
中の送話におけるプレストークスイッチ1の1回目のリ
リースの信号であることを判断し、その信号を廃棄す
る。これにより、操作軽減制御部10から通信制御部7
へは送話終了の旨が通知されず、通信制御部10は基地
局8へ送話終了の手順処理を実施しない。従って、基地
局8の側の選択されたチャネル9および通信端末装置A
の内部での送信機4の動作は継続され、送話が継続され
る。
【0016】このように、この発明の実施の形態1によ
れば、プレストークスイッチ1が操作者により一度押下
されると、操作軽減制御部10の自動送話継続タイマが
スタートし、その自動送話継続タイマのタイムアウト前
に、プレストークスイッチ1が操作者によりリリースさ
れても、送話が終了することなく継続する。したがっ
て、送話中に、操作者がプレストークスイッチ1を必ず
押下し続ける必要はない。
【0017】前記発明の実施の形態1では自動送話継続
タイマによる自動送話継続時間が決められた所定のタイ
マ値としたが、この発明の実施の形態2は、図3に示す
ように、操作者が自動送話継続時間を任意のタイマ値に
設定し得る機能を設けた、特徴を有する。
【0018】図3は発明の実施の形態2における通信端
末装置Aのブロック図を示す。この図3において、11
は自動送話設定時間変更手段としての自動送話継続時間
設定・メモリ機能部であって、操作者の操作により自動
送話継続時間を設定かつメモリできる機能を有する。つ
まり、自動送話継続時間設定・メモリ機能部11は、発
明の実施の形態1における自動送話継続タイマによる自
動送話継続時間であるタイマ値を操作者が任意の値に設
定し、その設定されたタイマ値をメモリする。
【0019】よって、この発明の実施の形態2によれ
ば、操作者が自動送話継続時間設定・メモリ機能部11
を操作して自動送話継続時間を任意の値に設定すること
により、操作軽減制御部10に予め設定されている自動
送話継続時間を操作者がハンズフリー状態で設定し直す
ことができ、操作者がプレストークスイッチ1を押し続
ける必要のない所望する自動送話の継続を提供すること
できる。
【0020】前記発明の実施の形態2では操作者が自動
送話継続時間を設定し直せるようにしたが、この発明の
実施の形態3は、図4に示すように、自動送話延長手段
として操作者が自動送話継続タイマのタイムアウトの前
後に渡りプレストークスイッチ1を押し続けることによ
り、送話を継続し得る機能を設けた、特徴を有する。
【0021】図4は発明の実施の形態3における操作軽
減処理部10での自動送話継続の延長処理のフローチャ
ートを示す。この図4において、ステップ201〜20
5は図2のステップ101〜105と同じである。そし
て、ステップ206において操作者が自動送話継続起動
中の送話期間内にプレストークスイッチ1を再度押下
し、その押下状態をステップ207(図2のステップ1
06と同じ)の自動送話継続タイマのタイムアウト後も
押下続けると、ステップ208においてプレストークス
イッチ1が押下されたままかリリースされたかを判断す
る。そして、プレストークスイッチ1が押下されたまま
の場合は、ステップ209において通常の送話を送話継
続起動中のまま維持する。逆に、プレストークスイッチ
1がリリースされた場合は、ステップ201の受話へ移
行する。
【0022】このように、この発明の実施の形態3によ
れば、プレストークスイッチ1が自動送話継続時間内に
押下され、その押下が自動送話継続時間後も維持されて
いる間だけ、自動送話継続起動中の送話が終了すること
なく継続された通常の送話を提供することができる。
【0023】前記発明の実施の形態3では自動送話継続
起動中の送話をプレストークスイッチ1の押下継続によ
り延長したが、この発明の実施の形態4は、図5に示す
ように、自動送話中断手段として自動送話継続起動中の
送話をプレストークスイッチ1の操作により中断し得る
機能を設けた、特徴を有する。
【0024】図5は発明の実施の形態4における操作軽
減制御部10での自動送話継続の中断処理のフローチャ
ートを示す。この図5において、ステップ301〜30
5は図2のステップ101〜105と同じである。そし
て、操作者が自動送話継続タイマの送話期間内において
プレストークスイッチ1の1回目のリリース後にプレス
トークスイッチ1を再度押下してリリースすると、ステ
ップ306においてプレストークスイッチ1の2回目の
リリースの信号であることを判断してステップ301の
受話へ移行する。また、操作者が自動送話継続の送話期
間内でのプレストークスイッチ1の1回目のリリース後
にプレストークスイッチ1を再度押下しないかまたは再
度の押下をし続ければ、ステップ307の(図2のステ
ップ106と同じ)の自動送話継続タイマのタイムアウ
ト後にステップ301の受話へ移行する。
【0025】このように、この発明の実施の形態4によ
れば、プレストークスイッチ1が一度押下されて自動送
話継続起動中の送話期間内にリリースされた後、操作者
が自動送話継続起動中の送話期間内にプレストークスイ
ッチ1を再度押下してリリースすることにより、自動送
話継続タイマのタイムアウト前でも自動送話継続起動中
の送話を中断することができる。
【0026】前記発明の実施の形態1〜3ではあるチャ
ネルが選択された受話中でのプレストークスイッチ1の
操作による送受話切替であったが、この発明の実施の形
態5は、図6に示すように、ワンタッチ手段としてチャ
ネルの選択から送受話切替までをワンタッチで行える機
能を設けた、特徴を有する。
【0027】図6は発明の実施の形態5における通信端
末装置Aのブロック図を示す。この図6において、12
はチャネルの選択から送受話切替までをワンタッチで行
う要求となるためのワンタッチスイッチである。13は
ワンタッチスイッチ接続先チャネル設定・メモリ機能部
であって、操作者の操作により接続されるチャネルの番
号を設定およびメモリできる機能を有する。この機能
は、通常のチャネルの選択のような番号入力機能やスキ
ャン機能を用いて実現すればよい。
【0028】よって、この発明の実施の形態5によれ
ば、操作者がワンタッチスイッチ接続先チャネル設定・
メモリ機能部13を操作することにより、チャネルの番
号を前もって設定し、その設定された番号をワンタッチ
スイッチ接続先チャネル設定・メモリ機能部13に前も
ってメモリしておく。そして、操作者がチャネルの選択
から送受話切替までを一つの操作で要求する場合、操作
者はプレストークスイッチ1に代えてワンタッチスイッ
チ12を押下して操作軽減制御部10にワンタッチスイ
ッチ12の押下を通知する。これにより、操作軽減制御
部10はチャネルの選択を次のように行う。操作軽減制
御部10は、ワンタッチスイッチ接続先チャネル設定・
メモリ機能部13から、接続先のチャネルの番号を読み
出す。それから、操作軽減制御部10は、読み出された
番号の設定を通信制御部7に指示する。これにより、通
信制御部7は操作軽減制御部10より指示のあった番号
に相当するチャネルにより基地局8と接続して基地局8
からの通信サービスを受信し、受信機3がスピーカ4よ
り基地局8からの音声を出力する。この状態において、
操作者がプレストークスイッチ1を押下することによ
り、操作軽減制御部10が自動送話継続起動中の送話の
動作となり、マイク5からの音声が基地局8へ出力され
る。
【0029】要するに、この発明の実施の形態5では、
ワンタッチスイッチ12を押下することで、チャネルの
選択、接続、送話までの3つの操作の代わりに1つの操
作のみで通信端末装置Aを操作することができる。
【0030】前記発明の実施の形態5ではチャネルの選
択から送受話切替までをワンタッチで行えたが、この発
明の実施の形態6は、図7及び図8に示すように、接続
したチャネルの不要な再接続を拒否する機能を設けた、
特徴を有する。
【0031】図7はこの発明の実施の形態6における通
信端末装置Aのブロック図を示す。図8はこの発明の実
施の形態6における操作手順のフローチャートを示す。
【0032】図7において、14は新チャネル優先接続
手段として基地局8からの着信を有効とするか否かを判
断する着信判断処理部であって、接続チャネル切断要求
によるチャネルの番号をメモリする着信拒否チャネルメ
モリと、その番号に相当するチャネルの着信拒否となる
時間を定める拒否時間タイマとを有する。
【0033】次に、この発明の実施の形態6の動作を図
8を参照しながら説明する。ステップ401において通
信端末装置AがあるチャネルCに接続されて受話してい
る状態とする。そして、着信判断処理部14が接続チャ
ネル切断要求の通知を受け取ると、ステップ411にお
いてチャネル切断要求があったことを判断し、ステップ
412において上記切断要求によるチャネルCの番号を
メモリすると共に拒否時間タイマをスタートする。この
処理後、再び、ステップ401に戻る。上記チャネルC
に対する着信拒否チャネルメモリのメモリ処理と、拒否
時間タイマのスタートとの処理とは、着信判断処理部1
4が通信制御部7からの通信切断通知を受信したときに
実施される。
【0034】この状態において、基地局8からチャネル
Cの着信信号を受信した場合、着信判断処理部14にて
以下の判断が実行される。即ち、ステップ410におい
て今着信したチャネルCが着信拒否か否かの判断を実行
する。この今着信の前に、チャネルCに対する着信拒否
チャネルメモリと拒否時間タイマのスタートとが起動し
ていることから、着信判断処理部14にて上記今着信が
廃棄される(着信拒否)。これにより、通信端末装置A
は新しいチャネルの選択操作を中断させることはない。
【0035】その後、基地局8からチャネルCとは異な
るチャネルDの着信信号を受信した場合、着信判断処理
部14にて以下の判断が実行される。ステップ410に
おける今着信したチャネルDが着信拒否か否かの判断が
実行される。この今着信はその着信の前に着信拒否チャ
ネルメモリにメモリされたチャネルCと異なるチャネル
Dからの着信であることから、着信判断処理部14にて
上記チャネルDの着信を許可し、通常の受話処理が実行
される。
【0036】また一方、ステップ406の着信拒否タイ
マがタイムアウトした場合を説明する。タイムアウト後
はステップ407において着信判断処理部14で拒否す
べき前接続チャネルのメモリはクリアされる。その後、
基地局8から再びチャネルCの着信信号を受信した場
合、着信判断処理部14にて以下の判断が実行される。
即ち、ステップ410において今着信したチャネルCが
着信拒否か否かの判断が実行される。拒否すべきチャネ
ルの番号が着信拒否チャネルメモリにないことから、チ
ャネルCの着信を許可し、通常の受話処理が実行され
る。
【0037】このように、この発明の実施の形態6によ
れば、着信判断処理部14が着信拒否タイマに設定され
た一定時間だけ前接続チャネルの接続を拒否することに
より、上記一定時間後での新しいチャネルの選択操作は
中断されることがない。それに加えて、着信判断処理部
14の着信拒否チャネルメモリにメモリされたチャネル
と異なる別のチャネルの着信は常時許可することから、
操作者が望むチャネルの着信率、着信性能には影響がな
い。
【0038】
【発明の効果】請求項1の発明に関わる通信装置は、
レストークスイッチを一度押下するこ とで、その後のリ
リースによる送話を終了せず送話を所定時間だけ自動継
続する手段を備えたので、プレストークスイッチの押下
継続操作が不要となり、操作性を向上できる。また、プ
レストークスイッチ押下継続不要の送話において、その
送話が自動継続可能時間を延長する手段を備えたので、
設定時間内での送話の自動継続を確実に保証し、また、
設定時間を改めて設定変更する必要もなく送話時間の延
長を自由に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の通信端末装置のブ
ロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1の通信処理のフロー
チャートである。
【図3】 この発明の実施形態2の通信端末装置のブロ
ック図である。
【図4】 この発明の実施形態3の通信処理のフローチ
ャートである。
【図5】 この発明の実施形態4の通信処理のフローチ
ャートである。
【図6】 この発明の実施形態5の通信端末装置のブロ
ック図である。
【図7】 この発明の実施形態6の通信端末装置のブロ
ック図である。
【図8】 この発明の実施形態6の通信処理のフローチ
ャートである。
【図9】 従来の通信端末装置のブロック図である。
【図10】 従来の通信処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1 プレストークスイッチ、2 受信機、3 送信機、
4 スピーカ、5 マイク、6 プレストークスイッチ
検出部、7 通信制御部、8 基地局、9 チャネル、
10 操作軽減制御部、11 自動送話継続時間設定・
メモリ機能部、12 ワンタッチスイッチ、13 ワン
タッチスイッチ接続先チャネル設定・メモリ機能部、1
4 着信判断処理部。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−117437(JP,A) 特開 平2−135925(JP,A) 特開 昭56−20339(JP,A) 特開 平2−137523(JP,A) 特開 昭62−97432(JP,A) 特開 昭61−214824(JP,A) 特開 昭60−30229(JP,A) 特開 昭55−159633(JP,A) 特開 昭62−161225(JP,A) 特開 平6−90189(JP,A) 特開 平8−335889(JP,A) 実開 昭60−163842(JP,U) 実開 昭60−111150(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 1/02 - 1/04 H04B 1/38 - 1/58

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信したいチャネルの選択および接続後
    に送話する際に操作者により押されるプレストークスイ
    ッチを備えた通信端末装置において、 プレストークスイッチを押した送話後にそのプレストー
    クスイッチをリリースしても送話を設定時間だけ継続す
    る自動送話継続手段と、 自動送話継続手段による自動送話が提供されている間に
    プレストークスイッチを再度押下し続けると自動送話の
    設定時間が過ぎてもそのプレストークスイッチを押下し
    ている間送話を継続させる自動送話延長手段とを有する
    ことを特徴とする 通信端末装置。
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