JPH07154502A - 無線通信機能付き電話機 - Google Patents

無線通信機能付き電話機

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Publication number
JPH07154502A
JPH07154502A JP29868693A JP29868693A JPH07154502A JP H07154502 A JPH07154502 A JP H07154502A JP 29868693 A JP29868693 A JP 29868693A JP 29868693 A JP29868693 A JP 29868693A JP H07154502 A JPH07154502 A JP H07154502A
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JP
Japan
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function
data
cordless
dtmf signal
telephone
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Application number
JP29868693A
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English (en)
Inventor
Koichi Kobayashi
浩一 小林
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、手動操作を行なうことなく無線通信
機能付き電話機に設けられた機能の実行を可能にする。 【構成】子機12は、パソコン18とデータ通信用モデ
ム16を介して接続可能なマイク・イヤホンジャック3
8と、データ通信用モデム16から送出されたDTMF
(Dual Tone Multi Frequency )信号を検出すると共
に、DTMF信号が表わす無線通信機能付き電話機に設
けられた特定の機能に関するデータに変換するDTMF
デコーダ34と、DTMFデコーダ34によって得られ
たデータに応じて、親機10との間で通信可能な状態に
して該当する機能を実行するために必要な制御データを
親機10に送信すると共に、機能を実行するマイコン3
2とを具備し、親機10は、マイコン32による制御に
よって送信された制御データを用いて、該当する機能を
実行するマイコン23を具備して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無線通信機能付き電話
機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、公衆回線に接続された親機と子
機によって構成されるコードレス電話機では、コードレ
ス子機から電話をかける場合、子機のダイヤルボタンが
押されると、親子機間で定められた特別なプロトコルに
従って入力番号(ローカルコマンド)を送信する。
【0003】コードレス親機は、接続された公衆回線
(トーン回線、ダイヤルパルス回線)に応じて、受信し
た信号を解読して受信信号に相当する番号の信号(DT
MF(Dual Tone Multi Frequency )信号またはダイヤ
ルパルス信号)を公衆回線に送出する。これにより、コ
ードレス子機から公衆回線を介して電話をかけることが
できる。
【0004】ところで、近年では、パーソナルコンピュ
ータを公衆回線に接続してデータ伝送を行なう、例えば
パソコン通信が盛んに行なわれている。この場合、パー
ソナルコンピュータは、モデム、電話機を介して公衆回
線と接続される。多くの場合、パーソナルコンピュータ
に接続されたモデムは、公衆回線と直接接続された電話
機、つまりコードレス電話機であれば親機側に接続され
て使用されることが多い。
【0005】この構成の場合、公衆回線に応じてモデム
からDTMF信号またはダイヤルパルス信号を送出する
ことで、直接、公衆回線を介して電話することが可能で
あるので、公衆回線がトーン回線、ダイヤル回線の何れ
であってもパーソナルコンピュータによるオートダイヤ
ルが可能となる。
【0006】また、前述した構成に対して、コードレス
子機側にパーソナルコンピュータを接続して、データ伝
送可能にする構成も考えられる。コードレス子機に接続
する構成では、コードレス子機に設けられているマイク
・イヤホンジャックと、パーソナルコンピュータに接続
されたモデムとを接続する。
【0007】コードレス電話機の親子機間の通信プロト
コルは、音声通話を目的として設計されているので、音
声帯域のみで通話が可能となっている。従って、この構
成の場合、オートダイヤルを行なう際、公衆回線がトー
ン回線であって、モデムの出力信号がDTMF信号であ
ればダイヤル信号を公衆回線に送出することができる。
すなわち、ダイヤル信号であるDTMF信号は、音声帯
域の信号であるため、親子機間の通信チャンネル(通話
チャンネル)を通って、直接、トーン回線(公衆回線)
に送出される。
【0008】パーソナルコンピュータによってオートダ
イヤル機能を実現する場合、まずコードレス子機の「外
線ボタン」が押されることによって、コードレス親子機
間の通信チャンネルを確立し、コードレス親機を経由し
て公衆回線に接続し、発信音(ダイヤルトーン)が確認
される。この後、データ通信用のモデムからDTMF信
号を送出することにより、コードレス子機、親機を経由
して公衆回線にDTMF信号が送出され、公衆回線に接
続されたホスト局につながる。これにより、パソコン通
信が実行できる状態となる。
【0009】しかしながら、一般のコードレス電話機の
機能では、コードレス親子機間の通話チャンネルを確立
した後、コードレス子機に設けられた「ダイヤルボタ
ン」が押されることにより、相手先電話番号が入力され
て公衆回線に送出することによって実現されるため、通
話チャンネルが確立された後、所定時間以上、「ダイヤ
ルボタン」が押されない場合には、相手先電話番号が入
力されないものとして通話チャンネルを強制的に切断す
るようになっている。
【0010】また、コードレス電話機に設けられた外線
通話以外の機能(内線通話、リモコン、短縮/登録、リ
ダイヤル、保留、等)も、コードレス電話機に設けられ
た所定のボタンが押されることにより実現されるように
構成されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の無線
通信機能付き電話機では、パーソナルコンピュータに接
続されているデータ通信用のモデムをコードレス子機に
接続し、DTMF信号を送出することによって、トーン
回線の公衆回線を介してパソコン通信を実行可能な状態
にすることができる。
【0012】しかしながら、コードレス親子機間の通信
プロトコルを確立して、親子機間で通信(通話)できる
状態にするためには、まずコードレス子機に設けられた
「外線ボタン」を押す必要があった。
【0013】すなわち、パーソナルコンピュータからの
オートダイヤル機能を実現することは可能であるが、そ
の前に親子機間の通信を確立して公衆回線に接続する操
作は手動でやらなければならなかった。
【0014】また、コードレス子機の「外線ボタン」
(または「内線ボタン」)が押されて親子機間の通信を
確立(通話チャンネルが確立)した後、所定の時間内に
通話先の電話番号がコードレス子機に設けられたダイヤ
ルボタンから入力されないと、有限な通信チャンネルを
有効に利用するため、一度確立した親子機間の通信チャ
ンネルを強制的に切断してしまう。
【0015】従って、データ通信用のモデムをコードレ
ス子機に接続し、DTMF信号を送出することによっ
て、トーン回線の公衆回線を介してパソコン通信を実行
可能な状態にすることができたとしても、コードレス子
機のダイヤルボタンから相手の電話番号を入力するボタ
ン操作を行なっていないので、所定の時間が経過すると
親子機間の通信チャンネルを強制的に切ってしまい、結
局はパソコン通信等ができなくなってしまう。
【0016】また、外線通話の機能だけでなく、その他
の機能を実行するためには、コードレス電話機に設けら
れた所定のダイヤルボタンを押すという手動操作が必須
であるため、より操作性の向上が要望されている。
【0017】本発明は前記のような事情を考慮してなさ
れたもので、手動操作を行なうことなくコードレス電話
機に設けられた機能を実行することが可能な無線通信機
能付き電話機を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、公衆回線に接
続された親機、及び子機によって構成される無線通信機
能付き電話機において、前記子機は、外部の情報処理機
器とデータ通信用モデムを介して接続可能なインタフェ
ースと、前記インタフェースに接続された前記情報処理
機器によって制御される前記データ通信用モデムから送
出されたDTMF(Dual Tone Multi Frequency )信号
を検出すると共に、前記DTMF信号が表わす無線通信
機能付き電話機に設けられた特定の機能に関するデータ
に変換するDTMF信号変換手段と、前記DTMF信号
変換手段によって得られたデータに応じて、前記親機と
の間で通信可能な状態にして該当する機能を実行するた
めに必要な制御信号を前記親機に送信すると共に、機能
を実行する子機制御手段とを具備し、前記親機は、前記
制御手段によって送信された制御信号を用いて、該当す
る機能を実行する親機制御手段を具備し、外部から与え
られるDTMF信号によって制御可能であることを特徴
とする。
【0019】また、前記子機制御手段は、前記DTMF
信号変換手段によって無線通信機能付き電話機に設けら
れた機能を示すデータが得られた場合に、前記親機との
間で通信可能な状態にする通信チャンネル確立手段と、
前記通信チャンネル確立手段によって通信可能な状態と
された後、前記DTMF信号変換手段によって該当する
機能に関するデータを示すDTMF信号が検出された場
合に機能を実行する実行手段とを具備し、外部から与え
られるDTMF信号の検出によって親子機間の通信チャ
ンネルを保持することを特徴とする。
【0020】また、前記子機制御手段は、コードレス電
話機に設けられた機能を示すデータの他に前記親機に接
続された公衆回線の種類を示す回線選択データを受信し
て格納する回線選択データ格納手段をさらに具備し、前
記実行手段は、前記回線選択データ格納手段によって格
納された回線選択データに応じて機能を実行することを
特徴とする。
【0021】また、前記親機は、公衆回線がトーン回線
であるかダイヤル回線であるかを設定する回線選択設定
手段を有し、親子機間で通信可能な状態となった後、前
記子機の前記子機制御手段によって制御信号が送信され
た際に、前記回線選択設定手段に設定された状態に基づ
いて、機能を実行することを特徴とする。
【0022】また、前記DTMF信号変換手段によって
外線通話機能を実現するために電話番号を示すデータが
得られた場合に、同データを記憶する電話番号記憶手段
と、前記DTMF信号変換手段によってリダイヤル機能
の実行を示すデータが得られた場合に、前記電話番号記
憶手段に記憶された電話番号を示すデータを用いて公衆
回線にダイヤル信号を送出するダイヤル手段とを具備し
たことを特徴とする。
【0023】さらに、前記子機制御手段は、前記DTM
F信号変換手段によって無線通信機能付き電話機に設け
られた機能に関するデータが得られた場合に、同データ
を記憶するデータ記憶手段と、前記データ記憶手段によ
ってデータが記憶された後、前記親機との間で通信可能
な状態にする通信チャンネル確立手段と、前記通信チャ
ンネル確立手段によって通信可能な状態とされた後、前
記データ記憶手段に記憶された機能に関するデータに基
づいて機能を実行する実行手段とを具備し、外部から与
えられるDTMF信号の検出によって親子機間の通信チ
ャンネルを保持することを特徴とする。
【0024】
【作用】このような構成によれば、子機に外部から与え
られるDTMF信号を検出し、子機内部で処理可能なデ
ータに変換するDTMF信号変換手段を設けることによ
り、DTMF信号変換手段に予め特定のDTMF信号を
定義しておくことにより、電話機に設けられた機能をD
TMF信号を用いて制御することができる。従って、デ
ータ通信用のモデムを介してパーソナルコンピュータ等
の情報処理装置によって電話機を制御することができ、
電話機に設けられたボタンを操作することなく、情報処
理装置で動作するアプリケーションを用いて簡単な操作
により電話機を利用することができる。すなわち、一般
の無線通信機能付き電話機では、限られたボタンで多く
の機能を制御しなければならず、その操作(ボタンの組
み合わせ等)が複雑となっていたが、情報処理装置を用
いることで、例えば表示画面中のメニューから機能を選
択するなど、簡単な操作に置き換えることができる。
【0025】また、外部からのDTMF信号が機能を示
すデータであった場合に、該当する機能を実行すること
により、一般のコードレス電話機等では親子機間で通信
チャンネルが確立された後、何等かのボタン操作が所定
時間内にない場合には強制的に通信可能な状態を解除し
ていたものを、ボタン操作のない情報処理装置等による
制御によっても電話機能を実現することができる。
【0026】また、公衆回線の種類(トーン回線、ダイ
ヤル回線)を示す回線選択データを用いることにより、
回線に応じた機能の実行が可能となる。例えば、外線通
話機能であれば、公衆回線に応じてDTMF信号または
ダイヤルパルス信号を送出する必要があるが、その切り
替えができる。
【0027】また、子機側で公衆回線の種類に応じた処
理をするのではなく、子機からは回線の種類に関係なく
機能に関するデータを親機に送出し、親機に設けられた
回線選択設定手段の設定状態に基づいて、親機側で切り
替えを行なうこともできる。
【0028】また、外線通話機能を実行する場合に、公
衆回線がトーン回線であり、親子機間の通信チャンネル
が確立された後、電話番号を示すDTMF信号が子機に
入力されると、親機を介して公衆回線にそのまま送出さ
れてしまう。この場合、リダイヤル機能を実行する際
に、前回の外線通話機能に用いた電話番号が必要となる
ため、DTMF信号変換手段によって得られた電話番号
を示すデータを記憶しておくことで実現できる。このデ
ータは、子機側あるいは親機側の何れで記憶しておいて
も、機能の手順を変更することで実現できる。
【0029】さらに、DTMF信号変換手段によって電
話機に設けられた機能に関するデータが一括して得られ
る場合、このデータを記憶しておき、所定のタイミング
で用いることにより、情報処理装置側での制御負担が軽
減される。
【0030】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。図1は本発明の一実施例に係わる無線通信機能
付き電話機(コードレス電話機)の構成を示すブロック
図である。図1に示すように無線通信機能付き電話機
は、コードレス親機10、コードレス子機12によって
構成されている。
【0031】コードレス親機10は、公衆回線14に接
続されている。コードレス子機12は、データ通信用モ
デム16を介してパーソナルコンピュータ18(以下、
パソコンと称する)に接続されている。
【0032】コードレス親機10は、無線ユニット2
0、スピーチネットワーク21、モデム22、マイクロ
コンピュータ23(以下、マイコンと称する)、ダイヤ
ルボタン24、マイク25、及びスピーカ26が設けら
れている。
【0033】無線ユニット20は、コードレス子機12
に設けられた無線ユニット30との間で、所定のプロト
コルによってデータの送受信を行なう。本実施例では、
MCA(Multi channel access)方式によって通信を行
なうものとする。すなわち、制御チャンネルを通して送
られる発呼信号に応じて、複数の通話チャンネルから通
話に使用すべき通話チャンネル指定することにより、通
信チャンネルが確立される。
【0034】スピーチネットワーク21は、電話機能を
実現するための基本的な機能が設けられた公衆回線14
とのインタフェースであり、無線ユニット20を介した
コードレス子機12による通話(データ通信)や、マイ
ク25及びスピーカ26を用いたコードレス親機10に
よる通話を介するものである。スピーチネットワーク2
1は、マイコン23によって制御されており、所定のコ
マンドに応じて公衆回線14に対してダイヤルパルス信
号またはトーン信号を送出することができる。
【0035】モデム22は、コードレス子機12との間
で信号の送受を行なうためのもので、無線ユニット20
を介して得られたコードレス子機12からのデータの復
調や、マイコン23から出力されるコードレス子機12
に送出すべきデータの変調を行なう。
【0036】マイコン23は、モデム22による復調に
よって得られたコードレス子機12からの制御信号(後
述する)の解読、ダイヤルボタン24のボタンが押され
ることによって発生する信号の検出、スピーチネットワ
ーク21との各種情報の授受(各種コマンドの送出、呼
び出しの通知等)等を行なう。
【0037】制御信号は、コードレス電話機に設けられ
た機能を実現するための、コードレス親機10とコード
レス子機12との間で送受されるコマンド(信号)であ
る。本実施例における制御信号には、データ通信用モデ
ム16から出力されたDTMF信号に応じて、コードレ
ス子機12からコードレス親機10に出力されるもの
で、相手先電話番号の情報を含むものとする。
【0038】ダイヤルボタン24は、コードレス親機1
0からダイヤルする際に用いられるもので、0〜9まで
の数字ボタン、「*」「#」ボタンの他に、外線(公衆
回線14)か内線(コードレス子機12)の何れにダイ
ヤルするかなどの各種機能ボタンを含んでいる。
【0039】マイク25は、スピーチネットワーク21
に接続されており、通話相手に送出する音声を入力する
ものである。スピーカ26は、スピーチネットワーク2
1に接続されており、通話相手からの音声を出力するも
のである。
【0040】コードレス子機12は、無線ユニット3
0、モデム31、マイコン32、ダイヤルボタン33、
DTMFデコーダ34、マイク36、スピーカ37、及
びマイク・イヤホンジャック38によって構成されてい
る。
【0041】無線ユニット30は、コードレス親機10
に設けられた無線ユニット20との間で、所定のプロト
コルによってデータの送受信を行なう。モデム31は、
コードレス親機10との間で信号の送受を行なうための
もので、無線ユニット30を介して得られたコードレス
親機10からのデータの復調や、マイコン32から出力
されるコードレス親機10に送出すべきデータの変調を
行なう。
【0042】マイコン32は、モデム31による復調に
よって得られたコードレス親機10からの制御信号の解
読、ダイヤルボタン33のボタンが押されることによっ
て発生する信号の検出、データ通信用モデム16から出
力されたダイヤルパルス信号に応じたDTMFデコーダ
34からの信号の検出等を行なう。
【0043】ダイヤルボタン33は、コードレス子機1
2からダイヤルする際に用いられるもので、0〜9まで
の数字ボタン、「*」「#」ボタンの他に、外線(公衆
回線14)か内線(コードレス子機12)の何れにダイ
ヤルするかなどの各種機能ボタンを含んでいる。
【0044】DTMFデコーダ34は、データ通信用モ
デム16から出力されたトーン信号を検出し、この信号
をデコードすることによってコードレス電話機に設けら
れた機能を示すデータあるいは電話番号を表わす数値列
のデータ(その他、機能によって用いられる各種デー
タ)に変換し、デコード結果に応じて、マイコン32が
ダイヤルボタン33から検出する信号と同一の信号を発
生してマイコン32に出力する。
【0045】マイク36は、無線ユニット30に接続さ
れており、通話相手(コードレス親機10または公衆回
線14を介して)に送出する音声を入力するものであ
る。スピーカ37は、無線ユニット30に接続されてお
り、通話相手からの音声を出力するものである。
【0046】マイク・イヤホンジャック38は、マイク
またはイヤホンジャックを接続するため、さらにデータ
通信用のデータ通信用モデム16(後述する)を専用ケ
ーブル39を介して接続するためのものである。マイク
・イヤホンジャック38は、無線ユニット30、モデム
31、及びDTMFデコーダ34と接続されている。
【0047】データ通信用モデム16は、パソコン18
によるデータ通信用のもので、マイク・イヤホンジャッ
ク38との間が専用ケーブル39によって接続されてい
る。パソコン18は、コードレス子機12、コードレス
親機10、及び公衆回線14を介してデータ通信等を行
なう。パソコン18からはオートダイヤル機能によって
公衆回線14を介して相手先との接続を行なう。
【0048】次に、本実施例の動作について説明する。
ここでは、パソコン18からデータ通信用モデム16を
介してコードレス子機12を制御して、コードレス電話
機に設けられた機能を実行する際の動作について説明す
る。ここでは、パソコン18によって制御されたコード
レス子機12を介して、データ通信(パソコン通信)を
行なうために、外線通話の機能を実行して、公衆回線1
4に接続されたホスト局に電話をかける場合を例にして
説明する。
【0049】本発明では、パソコン18の制御のもとに
データ通信用モデム16から所定のDTMF信号をコー
ドレス子機12に出力させることによって、コードレス
子機12を制御する。第1実施例は、パソコン18によ
って、実行すべき機能を示すDTMF信号と相手先電話
番号を示すDTMF信号を、それぞれ所定のタイミング
で出力させる方式であり、第2実施例は、機能を示すD
TMF信号と相手先電話番号を示すDTMF信号を一度
に出力させる方式である。
【0050】まず、第1実施例の動作について、図2乃
至図4に示すフローチャートを参照しながら説明する。
図2は、パソコン18における、コードレス子機12の
機能を実行させるための処理手順を示すフローチャート
である。
【0051】パソコン18は、データ通信(パソコン通
信)を実行するために、公衆回線14に接続されたホス
ト局に対するオートダイヤルを実行する。まず、パソコ
ン18は、コードレス親機10に接続された公衆回線1
4がダイヤル回線かトーン回線(プッシュ回線)である
かを示す回線選択情報をコードレス子機12に出力させ
る。すなわち、データ通信用モデム16から回線選択情
報を示す所定のDTMF信号を出力させる(ステップA
1)。
【0052】次に、パソコン18は、データ通信用モデ
ム16に対してコードレス子機12に対して外線接続の
機能を実行を指示する所定のDTMF信号を出力させる
(ステップA2)。
【0053】なお、回線選択情報を示すDTMF信号、
及び機能を実行を指示するDTMF信号は、例えば基本
的には相手先電話番号に用いられない「#」「A」〜
「D」とその他のボタンに対応するDTMF信号の組み
合わせによって規定されているものとする。
【0054】コードレス電話機に設けられた各機能に関
するDTMF信号は、例えば図5に示すように規定され
ているものとする。従って、ここでは外線ボタンによっ
て指示される機能を示す「#A01」のDTMF信号
が、ステップA2において、コードレス子機12に対し
て出力されることになる。
【0055】パソコン18は、機能の実行を指示するD
TMF信号を出力させた後、所定の時間が経過するのを
判別する(ステップA3)。すなわち、コードレス電話
機において、機能の実行を指示するDTMF信号に応じ
て、機能を実行することができるまでの時間、待ち状態
となる。本実施例の場合では、コードレス子機12とコ
ードレス親機10間の通信チャンネルが確立され、さら
に公衆回線14に対してダイヤル信号を送信可能な状態
となるまでに必要な時間が待ち状態となる。
【0056】所定の時間が経過した後、パソコン18
は、相手先の電話番号を示すDTMF信号をデータ通信
用モデム16から送出させる(ステップA4)。次に、
コードレス子機12における処理について説明する。図
3及び図4は、コードレス子機12における処理手順を
示すフローチャートである。コードレス子機12のマイ
コン32は、DTMFデコーダ34、またはダイヤルボ
タン33からの入力を監視している(ステップB1,B
2)。
【0057】ここで、ステップA1,A2で出力された
DTMF信号が、マイク・イヤホンジャック38を介し
て入力されると、DTMFデコーダ34は、この信号を
受信し、この旨を示す制御信号をマイコン32に出力す
る。また、DTMFデコーダ34は、受信したDTMF
信号をデコードして、マイコン32が処理可能なデータ
に変換する(ステップB3)。
【0058】マイコン32は、DTMFデコーダ34に
よって変換されたデータを入力し、公衆回線14がダイ
ヤル回線であるかトーン回線であるかを示す回線選択情
報を内部に有するメモリに格納する(ステップB4)。
【0059】コードレス子機12のマイコン32は、D
TMFデコーダ34からのデータを解釈し、実行すべき
機能を判別する。ここでは、外線通話の機能が指示され
ているので、マイコン32は、無線ユニット30とを制
御し、親子機間の通信チャンネルを確立する処理を実行
させる(ステップB5)。
【0060】なお、入力待ち状態において、ダイヤルボ
タン33に設けられた機能ボタン、ここでは「外線ボタ
ン」が押された場合、マイコン32は、押されたボタン
を判別して、処理可能なデータに変換する(ステップB
6)。また、マイコン32は、回線選択情報を格納する
(ステップB7)。
【0061】こうして機能実行の指示が入力されると、
無線ユニット30は、コードレス親機10の無線ユニッ
ト20との間で、親子機間の通信チャンネルを確立する
ための処理を行なう。すなわち、無線ユニット30は、
制御チャンネルの空き状態を判別する(ステップB
8)。ここで空き制御チャンネルがない場合、制御チャ
ンネルを監視し、空き状態となるまで待ち状態となる
(ステップB9)。
【0062】無線ユニット30は、制御チャンネルが空
くと、この制御チャンネルを用いて通話チャンネルの空
き状態を判別する(ステップB10)。ここで空き通話
チャンネルがない場合、通話チャンネルを監視し、空き
状態となるまで待ち状態となる(ステップB11)。通
話チャンネルが空くと、無線ユニット30は、コードレ
ス親機10の無線ユニット20との間で、親子機間の通
信チャンネルを確立する(ステップB12)。
【0063】次に、マイコン32は、DTMFデコーダ
34、またはダイヤルボタン33からの入力を監視する
状態となる(ステップB13,B14)。ここで、パソ
コン18による制御によって、ステップA4において、
所定の時間経過した後、相手先の電話番号を示すDTM
F信号がデータ通信用モデム16から送出されると、D
TMFデコーダ34は、この信号を受信し、この旨を示
す制御信号をマイコン32に出力する。また、DTMF
デコーダ34は、受信したDTMF信号をデコードし
て、マイコン32が処理可能なデータに変換する(ステ
ップB13)。
【0064】マイコン32は、公衆回線14がダイヤル
回線であるかトーン回線であるかを、メモリ中に格納さ
れた回線選択情報を参照して判別する(ステップB1
5,B16)。
【0065】回線選択情報がトーン回線であることを示
す場合、マイコン32は、ステップB19の処理に移
る。すなわち、外線通話機能を実行することによって、
ステップB12において、親子機間の通信チャンネルが
確立され、コードレス子機12と公衆回線14とが接続
された(公衆回線網の交換機からのダイヤルトーンがコ
ードレス子機12に入力されている)状態となってい
る。この状態で、相手先電話番号を示すDTMF信号が
マイク・イヤホンジャック38に入力されると、無線ユ
ニット30,20、スピーチネットワーク21を介して
公衆回線14にそのまま送出される。従って、通信チャ
ンネルが確立された状態を保持するだけで良い(ステッ
プB19)。
【0066】一方、回線選択情報がダイヤル回線である
ことを示す場合、DTMFデコーダ34は、ステップB
13において受信したDTMF信号をデコードして、マ
イコン32が処理可能なデータに変換する(ステップB
17)。
【0067】マイコン32は、DTMFデコーダ34に
よって変換された相手先電話番号を示すデータに基づい
て制御信号に変換する。制御信号は、コードレス電話機
に設けられた機能を実現するための、コードレス親機1
0とコードレス子機12との間で送受されるコマンド
(信号)であり、本実施例では、コードレス子機12か
らコードレス親機10に出力される、相手先電話番号の
情報を含むダイヤル信号(コマンド)とする。
【0068】マイコン32は、制御信号をモデム31に
出力する。モデム31は、制御信号を変調して、無線ユ
ニット30を介してコードレス親機10に送出する(ス
テップB18)。これにより、通信チャンネルが確立さ
れた状態を保持する(ステップB19)。
【0069】コードレス親機10は、無線ユニット20
を介して制御信号を受信するとモデム22によって復調
し、マイコン23に入力する。マイコン23は、制御信
号を解読し、公衆回線14に送出すべき相手先電話番号
を判別する。ここでは、公衆回線14がダイヤル回線で
あるので、マイコン23は、スピーチネットワーク21
を制御して、判別した電話番号に応じたダイヤルパルス
を公衆回線14に送出させる。
【0070】なお、通信チャンネルが確立された後、ス
テップB13におけるDTMF信号の入力、及びステッ
プB14におけるダイヤルボタン33からの入力がな
く、所定の時間が経過した場合には(ステップB2
1)、親子機間の通信チャンネルを強制的に切断する
(ステップB22)。
【0071】以上のようにして外線通話の機能を実行す
ることができる。このようにして、所定のDTMF信号
をコードレス子機12に出力することによって、DTM
Fデコーダ34によってデコードされた結果が、ダイヤ
ルボタン33の機能ボタンが押された際と同様にマイコ
ン32に与えられるので、該当する機能を実現すること
ができる。
【0072】なお、前記第1実施例では回線選択情報を
コードレス子機12に格納する方式となっているが、次
のようにすることもできる。一般に、コードレス親機1
0には公衆回線14の種類(トーン回線、ダイヤル回
線)を切り替える回線選択スイッチが設けられている。
パソコン18は、コードレス子機12に対して回線選択
情報を出力せず、コードレス子機12は、回線選択情報
に関係する処理は行わない。コードレス子機12は、ス
テップB13において受信したDTMF信号を公衆回線
14の種類に関係なく制御データとしてコードレス親機
10に送出する(ステップB18)。
【0073】コードレス親機10は、コードレス子機1
2からの制御データに対して、回線選択スイッチの状態
を参照して、ダイヤル回線であればスピーチネットワー
ク21からダイヤルパルス信号を発信させる。
【0074】また、回線選択スイッチの状態がトーン回
線を示すものであれば、通信チャンネルが確立された状
態(公衆回線14と接続された状態)を保持し、制御デ
ータに応じたダイヤル信号を公衆回線14に送出しな
い。すなわち、公衆回線14がトーン回線である場合、
ステップB13で受信したDTMF信号が既に、無線ユ
ニット30,20、スピーチネットワーク21を介して
公衆回線14に送出されているためである。
【0075】以上のような方式であっても、同じ機能を
実現することができる。また、前記実施例では「外線通
話」の機能について説明したが、図5に示すその他の機
能についても同様にして、機能を示すDTMF信号をD
TMFデコーダ34によってデコードして、その結果に
応じてコードレス親機10に所定のコマンド(制御デー
タ)を送出する等の処理を実行する(ステップB5,B
18)ことによって機能が実現される(ただし、機能に
よっては図3及び図4に示すフローチャート中で不要な
ステップ(回線選択情報に関するステップ)や実行され
る内容が異なるステップがある)。
【0076】なお、「リダイヤル」の機能を実現するた
めには、データ通信用モデム16から出力された相手先
電話番号を示すDTMF信号をもとに、電話番号を記憶
しておかなければならない。
【0077】図3及び図4に示すフローチャートを用い
て説明した方式では、公衆回線14がトーン回線であれ
ば、コードレス子機12に入力された電話番号を示すD
TMF信号がそのまま公衆回線14に送出されるため、
コードレス親機10に電話番号は記憶されない。従っ
て、次のような方式を用いることができる。
【0078】すなわち、コードレス子機12において外
線通話を行なう際に入力された電話番号を示すDTMF
信号を、DTMFデコーダ34によってデコードして記
憶しておく。そして、「リダイヤル」の機能を示すDT
MF信号が入力された際に、コードレス親機10に対し
て、「外線通話」の機能を示すデータと、記憶してある
電話番号を示すデータを含む制御データを送出する。
【0079】また、公衆回線14がダイヤル回線である
場合には、コードレス親機10は制御データとして電話
番号を示すデータを受信するので、このデータを記憶し
ておき、「リダイヤル」を示す制御データが入力された
際に、記憶したデータに基づいてダイヤルパルス信号を
公衆回線14に送出する。
【0080】さらに、回線の種類に関係なく、コードレ
ス子機12からコードレス親機10に対して電話番号を
示す制御データを送信する方式(回線選択情報を用いな
い方式)でも、コードレス親機10側で電話番号を示す
データを記憶しておくようにしても良い。
【0081】次に、第2実施例の動作について、図6及
び図7に示すフローチャートを参照しながら説明する。
第2実施例は、機能を示すDTMF信号と相手先電話番
号を示すDTMF信号をデータ通信用モデム16から一
度に出力させる方式である。
【0082】パソコン18は、データ通信(パソコン通
信)を実行するために、公衆回線14に接続されたホス
ト局に対するオートダイヤルを実行する。すなわち、パ
ソコン18は、データ通信用モデム16に対してコード
レス子機12に対して外線接続の機能を実行を指示する
所定のDTMF信号と、相手先の電話番号を示すDTM
F信号を連続して送出させる。
【0083】なお、回線選択情報を示すDTMF信号、
及び機能を実行を指示するDTMF信号は、第1実施例
と同様にして、例えば基本的には相手先電話番号に用い
られない「#」「A」〜「D」とその他のボタンに対応
するDTMF信号の組み合わせによって規定されている
ものとする。
【0084】一方、コードレス子機12のマイコン32
は、DTMFデコーダ34、またはダイヤルボタン33
からの入力を監視している(ステップC1,C2)。こ
こで、パソコン18から出力されたDTMF信号が、マ
イク・イヤホンジャック38を介して入力されると、D
TMFデコーダ34は、この信号を受信し、受信したこ
とを示す制御信号をマイコン32に出力する。
【0085】そして、DTMFデコーダ34は、受信し
たDTMF信号をデコードして、マイコン32が処理可
能なデータに変換する(ステップC3)。すなわち、マ
イコン32は、DTMFデコーダ34によって得られ
た、実行すべき機能(ここでは「外線通話」)を示すデ
ータと、相手先電話番号を示すデータとを入力し、内部
に有するメモリに格納する(ステップC4)。
【0086】コードレス子機12のマイコン32は、D
TMFデコーダ34からのデータを解釈し、実行すべき
機能を判別する。ここでは、外線通話の機能が指示され
ているので、マイコン32は、無線ユニット30とを制
御し、親子機間の通信チャンネルを確立する処理を実行
させる(ステップC5)。
【0087】なお、入力待ち状態において、ダイヤルボ
タン33に設けられた機能ボタン、ここでは「外線ボタ
ン」が押された場合、マイコン32は、押されたボタン
を判別して、処理可能なデータに変換する(ステップC
6)。
【0088】無線ユニット30は、コードレス親機10
の無線ユニット20との間で、親子機間の通信チャンネ
ルを確立するための処理を行なう。すなわち、無線ユニ
ット30は、制御チャンネルの空き状態を判別する(ス
テップC7)。ここで空き制御チャンネルがない場合、
制御チャンネルを監視し、空き状態となるまで待ち状態
となる(ステップC8)。
【0089】無線ユニット30は、制御チャンネルが空
くと、この制御チャンネルを用いて通話チャンネルの空
き状態を判別する(ステップC9)。ここで空き通話チ
ャンネルがない場合、通話チャンネルを監視し、空き状
態となるまで待ち状態となる(ステップC10)。通話
チャンネルが空くと、無線ユニット30は、コードレス
親機10の無線ユニット20との間で、親子機間の通信
チャンネルを確立する(ステップC11)。
【0090】次に、マイコン32は、親子機間の通信チ
ャンネルの確立が、DTMF信号による制御によって行
なわれたのか、ダイヤルボタン33による指示によって
行われたのかを判別する(ステップC12)。この判別
は、例えばマイコン32において、ステップC1または
ステップC2の何れから指示が入力されたかを示すフラ
グをセットしておき、このフラグを参照することによっ
て行なう。
【0091】DTMF信号による制御によって親子機間
の通信チャンネルが確立された場合、マイコン32は、
ステップC4において、メモリに格納した相手先電話番
号を示すデータを読み込み(ステップC14)、このデ
ータに基づいてコードレス親機10に送信するための制
御データに変換する。
【0092】制御データは、コードレス電話機に設けら
れた機能を実現するための、コードレス親機10とコー
ドレス子機12との間で送受されるコマンド(信号)で
あり、本実施例では、コードレス子機12からコードレ
ス親機10に出力される、相手先電話番号の情報を含む
ものとする。
【0093】マイコン32は、制御データをモデム31
に出力する。モデム31は、制御データを変調して、無
線ユニット30を介してコードレス親機10に送出する
(ステップC15)。これにより、通信チャンネルが確
立された状態を保持する(ステップC16)。
【0094】コードレス親機10は、無線ユニット20
を介して制御データを受信するとモデム22によって復
調し、マイコン23に入力する。マイコン23は、制御
データを解読し、公衆回線14に送出すべき相手先電話
番号を判別する。マイコン23は、スピーチネットワー
ク21を制御して、判別した電話番号に応じたダイヤル
信号(ダイヤルパルス信号、またはトーン信号)を公衆
回線14に送出させる。
【0095】なお、ステップC12において、ダイヤル
ボタン33からの入力によって親子機間の通信チャンネ
ルが確立されたと判別された場合、マイコン32は、ダ
イヤルボタン33からの入力を監視する状態となる(ス
テップC13)。
【0096】ここで、ダイヤルボタン33からの入力が
あった場合、相手先電話番号としてマイコン32に入力
される。マイコン32は、入力された電話番号を示すデ
ータを制御データに変換し、モデム31、無線ユニット
30を介してコードレス親機10に送出する(ステップ
C17,C15)。
【0097】なお、通信チャンネルが確立された後、ス
テップC17におけるダイヤルボタン33からの入力が
なく、所定の時間が経過した場合には(ステップC1
8)、親子機間の通信チャンネルを強制的に切断する
(ステップC19)。
【0098】以上のようにして外線通話の機能を実行す
ることができる。このようにして、機能と相手先電話番
号を示す所定のDTMF信号をコードレス子機12に出
力することによって、DTMFデコーダ34によってデ
コードされた結果が、ダイヤルボタン33の機能ボタ
ン、及び数字ボタンが押された際と同様にマイコン32
に与えられるので、該当する機能を実現することができ
る。
【0099】また、パソコン18からは、機能を示す信
号と相手先電話番号とを同時に出力することで機能の実
行が可能な構成となっているので、パソコン18による
制御が単純にすることができる。
【0100】また、前記実施例では「外線通話」の機能
について説明したが、図5に示すその他の機能について
も同様にして、機能を示すDTMF信号と、機能に対応
して必要な情報を示すDTMF信号を一度にコードレス
子機12に対して出力し、DTMFデコーダ34によっ
てデコードして、その結果を一時記憶し、必要に応じて
記憶した内容を読出しコードレス親機10に所定のコマ
ンド(制御データ)を送出する等の処理を実行する(ス
テップC15)ことによって機能が実現される(ただ
し、機能によっては図6、図7に示すフローチャート中
で不要なステップや実行される内容が異なるステップが
ある)。
【0101】さらに、コードレス親機10に対して制御
データとして送出することにより、コードレス親機10
側で必要なデータを記憶しておくことができ、各機能の
実行に対応することができる。
【0102】なお、前記実施例の説明においては、コー
ドレス電話機を用いて説明したが、自動車電話や携帯電
話等の、その他の無線通信を用いた電話機に応用するこ
とが可能である。
【0103】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、パーソナ
ルコンピュータ等の情報処理装置によって制御されたデ
ータ通信用のモデムから出力されたDTMF信号が、コ
ードレス子機内でデコードされ、その内容に従って該当
する機能が実行されるので、手動操作を行なうことなく
コードレス電話機に設けられた各種機能を利用すること
が可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係わる無線通信機能付き電話
機の構成を示すブロック図。
【図2】第1実施例におけるパーソナルコンピュータ1
8の動作の概略を説明するためのフローチャート。
【図3】第1実施例におけるコードレス子機12の動作
を説明するための一部のフローチャート。
【図4】第1実施例におけるコードレス子機12の動作
を説明するための部分的なフローチャート。
【図5】本発明におけるコードレス電話機に設けられた
各機能に対応するDTMF信号の一例を示す図。
【図6】第2実施例におけるコードレス子機12の動作
を説明するための部分的なフローチャート。
【図7】第2実施例におけるコードレス子機12の動作
を説明するための部分的なフローチャート。
【符号の説明】
10…コードレス親機、12…コードレス子機、14…
公衆回線、16…モデム、18…パーソナルコンピュー
タ、20…無線ユニット、21…スピーチネットワー
ク、22…モデム、23…マイクロコンピュータ、2
4,33…ダイヤルボタン、25…マイク、26…スピ
ーカ、30…無線ユニット、31…モデム、32…マイ
クロコンピュータ、34…DTMFデコーダ、36…マ
イク、37…スピーカ、38…マイク・イヤホンジャッ
ク。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 公衆回線に接続された親機、及び子機に
    よって構成される無線通信機能付き電話機において、 前記子機は、 外部の情報処理機器とデータ通信用モデムを介して接続
    可能なインタフェースと、 前記インタフェースに接続された前記情報処理機器によ
    って制御される前記データ通信用モデムから送出された
    DTMF(Dual Tone Multi Frequency )信号を検出す
    ると共に、前記DTMF信号が表わす無線通信機能付き
    電話機に設けられた特定の機能に関するデータに変換す
    るDTMF信号変換手段と、 前記DTMF信号変換手段によって得られたデータに応
    じて、前記親機との間で通信可能な状態にして該当する
    機能を実行するために必要な制御信号を前記親機に送信
    すると共に、機能を実行する子機制御手段と、 を具備し、 前記親機は、 前記制御手段によって送信された制御信号を用いて、該
    当する機能を実行する親機制御手段を具備し、 外部から与えられるDTMF信号によって制御可能であ
    ることを特徴とする無線通信機能付き電話機。
  2. 【請求項2】 前記子機制御手段は、 前記DTMF信号変換手段によって無線通信機能付き電
    話機に設けられた機能を示すデータが得られた場合に、
    前記親機との間で通信可能な状態にする通信チャンネル
    確立手段と、 前記通信チャンネル確立手段によって通信可能な状態と
    された後、前記DTMF信号変換手段によって該当する
    機能に関するデータを示すDTMF信号が検出された場
    合に機能を実行する実行手段と、 を具備し、 外部から与えられるDTMF信号の検出によって親子機
    間の通信チャンネルを保持することを特徴とする請求項
    1記載の無線通信機能付き電話機。
  3. 【請求項3】 前記子機制御手段は、 コードレス電話機に設けられた機能を示すデータの他に
    前記親機に接続された公衆回線の種類を示す回線選択デ
    ータを受信して格納する回線選択データ格納手段をさら
    に具備し、 前記実行手段は、前記回線選択データ格納手段によって
    格納された回線選択データに応じて機能を実行すること
    を特徴とする請求項2記載の無線通信機能付き電話機。
  4. 【請求項4】 前記親機は、 公衆回線がトーン回線であるかダイヤル回線であるかを
    設定する回線選択設定手段を有し、 親子機間で通信可能な状態となった後、前記子機の前記
    子機制御手段によって制御信号が送信された際に、前記
    回線選択設定手段に設定された状態に基づいて、機能を
    実行することを特徴とする請求項1記載の無線通信機能
    付き電話機。
  5. 【請求項5】 前記DTMF信号変換手段によって外線
    通話機能を実現するために電話番号を示すデータが得ら
    れた場合に、同データを記憶する電話番号記憶手段と、 前記DTMF信号変換手段によってリダイヤル機能の実
    行を示すデータが得られた場合に、前記電話番号記憶手
    段に記憶された電話番号を示すデータを用いて公衆回線
    にダイヤル信号を送出するダイヤル手段と、 を具備したことを特徴とする請求項1記載の無線通信機
    能付き電話機。
  6. 【請求項6】 前記子機制御手段は、 前記DTMF信号変換手段によって無線通信機能付き電
    話機に設けられた機能に関するデータが得られた場合
    に、同データを記憶するデータ記憶手段と、 前記データ記憶手段によってデータが記憶された後、前
    記親機との間で通信可能な状態にする通信チャンネル確
    立手段と、 前記通信チャンネル確立手段によって通信可能な状態と
    された後、前記データ記憶手段に記憶された機能に関す
    るデータに基づいて機能を実行する実行手段と、 を具備し、 外部から与えられるDTMF信号の検出によって親子機
    間の通信チャンネルを保持することを特徴とする請求項
    1記載の無線通信機能付き電話機。
JP29868693A 1993-11-29 1993-11-29 無線通信機能付き電話機 Pending JPH07154502A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003502962A (ja) * 1999-06-23 2003-01-21 クゥアルコム・インコーポレイテッド 無線端末の構成

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003502962A (ja) * 1999-06-23 2003-01-21 クゥアルコム・インコーポレイテッド 無線端末の構成
JP2011066914A (ja) * 1999-06-23 2011-03-31 Qualcomm Inc 無線端末の構成

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