JP3355304B2 - 圧力センサ装置 - Google Patents

圧力センサ装置

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JP3355304B2
JP3355304B2 JP16093298A JP16093298A JP3355304B2 JP 3355304 B2 JP3355304 B2 JP 3355304B2 JP 16093298 A JP16093298 A JP 16093298A JP 16093298 A JP16093298 A JP 16093298A JP 3355304 B2 JP3355304 B2 JP 3355304B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧力センサ装置に
係り、特に低圧、微圧領域の圧力を検出するのに用いら
れる圧力センサ装置に関する。
【0002】
【背景技術】従来より、圧力センサ装置においては通
常、特開平8−62076号公報、特開平8−1787
76号公報、あるいは特開平8−184515号公報に
示されているように、圧力を検出する圧力センサチップ
は樹脂製の材料によってパッケージングされており、こ
のパッケージに設けられた貫通孔を通して圧力センサチ
ップに被測定圧力が作用する構造になっている。また、
このような圧力センサでは、圧力センサチップと電気的
に導通した複数の端子がパッケージから突設されてお
り、これらの端子とパッケージが実装される電子回路基
板とを導通させることで圧力センサチップからの出力信
号を電気的に処理可能にしている。
【0003】一方、従来の圧力センサ装置は、前述の特
開平8−62076号公報における図1、および特開平
8−178776号公報の図1に示されるように、被固
定面に対してビス止め等されるケース部材を備えてお
り、このケース部材に前記パッケージが実装された電子
回路基板を取り付けている。そして、そのようなケース
部材には被測定圧力が導かれる圧力導入口が設けてあ
り、この圧力導入口とパッケージの貫通孔とをOリング
等でシールされた状態で連通させている。
【0004】しかし、これらの圧力センサ装置では、圧
力センサチップがパッケージで被われている分だけ部品
点数が多くなってコスト高になるうえ、パッケージの収
容スペースが必要となって小型化できないという問題が
ある。そこで、近年では、圧力センサチップを電子回路
基板上に直に実装(ベアチップマウント)することも行
われている。このようにすれば、パッケージを不要にで
きるので、コストの削減および小型化を達成できるのに
加え、パッケージングする工程を省いて生産性を向上さ
せることができるというメリットがある。
【0005】そして、このようなベアチップマウントタ
イプの圧力センサにおいては、貫通孔を有するパッケー
ジが省かれているため、同様な貫通孔を電子回路基板に
設けるとともに、この貫通孔とケース部材の圧力導入口
とをケース部材および基板間に形成された圧力室を介し
て連通させており、この圧力室をケース部材および基板
間に介装されたガスケットによってシールしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ベアチ
ップマウントタイプの圧力センサにおいて、電子回路基
板とケース部材との取付は、依然として特開平8−62
076号公報に示されているような方法、すなわちケー
ス部材に形成されたボスに電子回路基板を貫通させた後
にボスの先端を熱カシメすることで行われたり、あるい
は互いをビス止めすることで行われている。従って、電
子基板回路をケース部材に取り付けるにあたっては、作
業が繁雑になり、圧力室を形成するのに手間がかかると
いう問題がある。
【0007】また、電子回路基板で圧力室を形成する関
係上、電子回路基板にも被測定圧力が作用することにな
る。このため、特に被測定圧力が小さい100kPa以下
の低圧レンジまたは微圧レンジで使用される圧力センサ
装置においても、前述と同様な取付方法を採用したので
は、取付部に過剰な強度を付与することになるので、必
要以上に構造が複雑になったり、時には部品点数が減ら
せないという問題が生じる。
【0008】本発明の目的は、ベアチップマウントタイ
プの圧力センサ装置において、圧力室を形成する基板と
ケース部材との取付構造を簡素化することにより、その
取付作業を容易に行えるようにし、確実にシールされた
圧力室を簡単に形成することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の圧力センサ装置
は、ベアチップマウントタイプ、すなわち具体的には、
圧力導入口が設けられかつ被固定面に固定されるケース
部材と、このケース部材の圧力導入口に対応した位置に
弾性を有するガスケットを介して取り付けられる基板
と、この基板に直に取り付けられて圧力導入口から導か
れる被測定圧力を検出する圧力センサチップと、このセ
ンサチップが取り付けられた基板およびガスケットを被
うようにケース部材に取り付けられるカバー部材とを備
えているとともに、ガスケットによってシールされたケ
ース部材および基板間の空間が圧力導入口と連通した圧
力室になっている圧力センサ装置であって、ケース部材
には、基板を挟んで互いに対向して設けられて基板の外
面を係止可能なツメ部と、このツメ部から所定間隔をお
いて立設された壁部とが設けられ、カバー部材には、ケ
ース部材への取り付け時にツメ部と壁部との間に挿入さ
れることで当該ツメ部および壁部に接触してツメ部の広
がりを押さえるツメ押さえ部が設けられ、基板は、ツメ
部が当該基板の外側に開くことでワンタッチ式でケース
部材に取り付けられることを特徴とするものである。こ
こで、基板の「外面」とは、圧力室に臨む面とは反対側
の面をいう。また、基板の「外側」とは、基板の面内方
向の外側の意味である。
【0010】このような本発明によれば、ケース部材に
基板を係止可能なツメ部を設けるだけなので、基板とケ
ース部材との取付構造が簡素化され、また、その取付に
あたっては、基板をケース部材に対してワンタッチで係
止させればよく、取付作業が容易に行えるようになる。
従って、確実にシールされた圧力室が迅速かつ簡単に形
成されるようになり、前記目的が達成される。
【0011】また、本発明の圧力センサ装置において
は、ケース部材およびカバー部材の少なくとも一方に、
他方に対して係止可能な別のツメ部を設け、この別のツ
メ部によってケース部材およびカバー部材をワンタッチ
式で互いに取り付けることが望ましい。 この際、別のツ
メ部を、壁部の外側に設けることが好ましく、さらに
は、カバー部材に設けることが好ましい。
【0012】そして、本発明の圧力センサ装置において
は、ケース部材の壁部およびカバー部材のツメ押さえ部
の少なくとも一方に、当該ケース部材およびカバー部材
が互いに取り付けられた状態で他方に対して接触するテ
ーパ面を設けることが望ましい。
【0013】以上の圧力センサ装置においては、基板を
係止するツメ部をケース部材における基板の係止部分と
対向した外面の近傍位置から突設させることが好まし
い。
【0014】加えて、カバー部材には被固定面と当接す
る当接面を設け、この当接面を貫通する結合具で圧力セ
ンサ装置を被固定面に固定してもよい。
【0015】さらに、圧力室を形成する基板に圧力セン
サチップから出力される信号を電気的に処理する信号処
理回路を設けてもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施形態を図面
に基づいて説明する。 〔第1実施形態〕図1は、第1実施形態に係る圧力セン
サ装置10を示す分解斜視図、図2は、組み立てられた
圧力センサ装置10の断面図(図1におけるII−II線断
面図)である。
【0017】圧力センサ装置10は、例えば100kPa
以下の低圧あるいは微圧レンジの被測定圧力を検出する
ものであり、被固定面1(図2)に設けられた挿入孔2
に挿入配置されるケース部材20と、このケース部材2
0にガスケット30を介して取り付けられる基板として
の電子回路基板40と、電子回路基板40上に実装され
た圧力センサチップ50と、これらのガスケット30や
電子回路基板40を被うようにケース部材20に取り付
けられるカバー部材60とで構成されている。
【0018】ケース部材20は、絶縁性を有する樹脂製
とされ、略中央には挿入孔2にOリング3を介して挿入
される継手部21が設けられ、継手部21には図中の上
下にわたって貫通した圧力導入口22が設けられてい
る。なお、継手部21の突出方向や圧力導入口22の位
置等は、その実施にあたって任意に決められてよく、本
実施形態の限りではない。
【0019】ケース部材20の上面における圧力導入口
22周りは、ガスケット30が配置される平面矩形の平
坦な配置面23とされている。さらに、この配置面23
の外側には、鉛直に立ち上がった対向する一対の長辺側
壁部24、一方の短辺側から立ち上がった短辺側壁部2
5、および他方の短辺側から立ち上がった短辺側壁部2
6,27が設けられている。
【0020】各長辺、短辺側壁部24〜27は、ガスケ
ット30上に配置される電子回路基板40の外周を囲ん
でおり、電子回路基板40上の図示しない信号処理回路
を電気的な悪影響(絶縁抵抗の劣化、耐電圧の低下、雷
サージ、静電気など)から保護するとともに、電子回路
基板40の周端面が長辺側壁部24の両端側の内側面2
4Aおよび短辺側壁部25〜27の略全体の内側面25
A〜27Aに当接することで電子回路基板40の位置ズ
レを防止している。
【0021】これらの長辺、短辺側壁部24〜27のう
ち、長辺側壁部24の略中央部分であって、電子回路基
板40に当接する内側面24A(図1)を除く部分は、
電子回路基板40から若干外側に離間して設けられてお
り、その内側の面が、図2に示すように、上端に向かう
に従って外側に位置するようになるテーパ面24Bとな
っている。
【0022】各テーパ面24Bと前述した配置面23と
の間には下方に貫通した片側二個、計四つの開口部28
が設けられ、この開口部28内には下方から上方に向け
て突出した鉤状のツメ部200が設けられている。
【0023】各ツメ部200の上部側は、図3にも拡大
して示すように、下方に向かうに従って内側に位置する
ように傾斜した案内面201と、電子回路基板40(図
1、図2)の上面(圧力センサチップ50が実装された
面)41を係止する係止面202とを有する係止部20
3とされ、その下部側は開口部28の下端の内面と前記
係止部203とを連続させる柱状部204とされ、この
柱状部204がケース部材20における電子回路基板4
0の係止部分と対向した外面20Aの近傍位置から設け
られることで、ツメ部200の開き量すなわち係止面2
02の引っかかり長さを稼いでいる。
【0024】つまり、本実施形態では、ケース部材20
の配置面23にガスケット30を介して配置される電子
回路基板40が、各ツメ部200によって係止されるこ
とでワンタッチ式に固定される構造であり、この点が電
子回路基板をボスの熱カシメやビス止めによってケース
部材に取り付ける従来に比して大きく相違している一つ
である。
【0025】また、長辺側壁部24の外側には、計四つ
の係止孔29が設けられ、この係止孔29にはカバー部
材60の後述する別のツメ部が係止され、ケース部材2
0に対するカバー部材60の取り付けが行われるように
なっている。この際、これらの係止孔29やカバー部材
60のツメ部(後述)が長辺側壁部24の外側に位置す
るようになるため、それらの係止孔29やツメ部周辺の
隙間から内部に入り込もうとする塵やほこり等を長辺側
壁部24で阻むことができ、内部の防塵性が確保される
ようになっている。
【0026】ガスケット30は、例えばシリコーンゴム
等の弾性体とされているとともに、内側の領域が第1〜
第3区画31〜33に分けられ、中央の第2区画32、
ケース部材20の配置面23、および電子回路基板40
の下面42により、ケース部材20の圧力導入口22と
電子回路基板40に設けられた貫通孔43とを連通させ
る圧力室300(図2)が形成されるようになってい
る。なお、ガスケット30の外郭形状や区画割り等も本
実施形態に限定されるものではなく、ケース部材20お
よび電子回路基板40の形状や、圧力導入口22、貫通
孔43の相互の位置関係を勘案して任意に決められてよ
い。
【0027】このようなガスケット30の上面および下
面(電子回路基板40の下面42およびケース部材20
の配置面23に密着する面)には、金型転写等による微
細なシボ30Aが形成されている。このようなシボ30
Aは、圧力センサ装置10を自動組立機等を使用した組
立ラインで組み立てる際、パーツフィーダで自動的に供
給されるガスケット30とそのパーツフィーダとの接触
面積を減らすために設けられており、これによってガス
ケット30がフィーダに貼り付くのを防止している。
【0028】このガスケット30のシボ30Aが形成さ
れた面のゴム硬さHsは40°程度である。ゴム硬さH
sが70°を越えると、表面の密着性が極端に悪くな
り、良好なシール性が得られない。
【0029】また、ガスケット30は、ケース部材20
と電子回路基板40との間に介装されると圧着されてつ
ぶれるが、そのつぶし代(介装前の厚さ寸法とつぶれた
分の寸法の比の百分率)は一般的に10〜30%であ
り、この範囲内で使用されることが望まれる。つぶし代
が10%よりも小さいと、ガスケット30がケース部材
20と電子回路基板40との間に介装された際に十分に
弾性変形しないため、やはり良好なシール性が得られな
い。反対に30%を越えると、ガスケット30に過度の
押圧力が作用していわゆるつぶれ過ぎとなるから、損傷
や亀裂等が生じ易くなる。
【0030】さらに、シボ30Aが形成された面の表面
粗さRaは0.5〜0.8μmとされている。表面粗さ
Raが0.5μmよりも小さいと、表面の密着性が極端
に良好になってフィーダ面に貼り付き易いという問題が
生じる。反対に0.8μmより大きいと、10〜30%
のつぶし代内でガスケット30を有効に使えず、そのつ
ぶれ代を正確に管理する必要が生じて面倒である。
【0031】図5は、本発明人による実験によって得ら
れた表面粗さRaとつぶし代との関係をゴム硬さHsが
40°のガスケットについて示したグラフである。この
グラフは、所定の表面粗さRaに対して少なくともどの
程度のつぶし代で用いれば良好なシール性が得られるか
を示している。
【0032】つまり、例えば表面粗さRaが0.8μm
のガスケットでは、少なくとも10%のつぶし代で用い
れば良好なシール性が得られるうえ、前述のつぶし代の
範囲を考慮すれば、10〜30%(図中の矢印A1)と
いう広い範囲のつぶし代内で使用することができ、つぶ
し代を管理する負担が軽減される。また、このことは、
表面粗さRaが0.8μm以下のガスケットにおいても
同様である。
【0033】これに対して、例えば表面粗さRaが1.
0μmのガスケットでは、確実なシール性を得るために
は少なくとも17.5%のつぶし代が要求され、つぶし
代の範囲が17.5〜30%(図中の矢印A2)と狭く
なる。このため、つぶし代が範囲から外れやすくなるか
ら、その管理がより厳しく要求され、負担が増す。
【0034】電子回路基板40は、アルミナ等のセラミ
ック基板からなり、上面41には配線パターン上に二点
鎖線で示すようなIC44やコネクタ45等の電子・電
気部品を実装することで信号処理回路(図示略)が形成
され、この信号処理回路によって圧力センサチップ50
からの出力信号を電気的に処理している。そして、電子
回路基板40の略中央に設けられた貫通孔43を通って
被測定圧力が圧力センサチップ50の受圧面に作用する
ようになっている。
【0035】圧力センサチップ50は、上下のガラス基
板間に受圧面を有するシリコンダイアフラムが介装され
た構成であり、シリコンダイアフラムに作用する被測定
圧力を、そのシリコンダイアフラムに設けられた可動電
極と、これに対向するように設けられた上側ガラス基板
の固定電極間との静電容量変化として検出する静電容量
型のセンサチップである。なお、圧力センサチップとし
て、歪みゲージ型のものも適用できる。
【0036】このような圧力センサチップ50は、貫通
孔43を被うように電子回路基板40上に直に実装され
ており、電子回路基板40に対して弾性接着剤51によ
って固定され、この接着剤51が貫通孔43の周囲に連
続して塗布されることで電子回路基板40および圧力セ
ンサチップ50間のシール材を兼ね、圧力漏れを防止し
ている。また、圧力センサチップ50では可動電極、固
定電極がともに外部側に引き出されており、これらの引
出部分と電子回路基板40上の配線パターンとがワイヤ
ーボンディング等で結線されている。
【0037】カバー部材60は、ケース部材20と同様
に樹脂製とされ、平面形状が略正方形である。カバー部
材60の外側面にはケース部材20の係止孔29に係止
されるツメ部61が設けられている。各ツメ部61は、
カバー部材60をワンタッチ式でケース部材20に取付
可能にするものであり、その形状等はケース部材20の
ツメ部200と略同じ形状であるため、ここでのその詳
説を省略する。
【0038】カバー部材60の対角上にある一対の角部
は、圧力センサ装置10としての厚さ方向の全域にわた
って設けられた厚肉部62になっている。各厚肉部62
の下端面は、被固定面1と近接対向するケース部材20
の外面(下面)20Aよりも下方に突出した当接面63
とされ、これらの当接面63(図2では一方のみを図
示)が被固定面1と当接している。
【0039】そして、各当接面63(厚肉部62)には
上下に貫通する丸孔64が設けられ、これらの丸孔64
に挿通される結合具としてのビス65で圧力センサ装置
10全体が被固定面1に固定されるようになっている。
なお、ケース部材20に設けられた同様な当接面20B
は被固定面1に当接しているのみで、この当接面20B
にはビス65が挿通されない。
【0040】一方、カバー部材60の内部においては、
図2に示すように、下方に突出してケース部材20の長
辺側壁部24およびその内側のツメ部200間に挿入さ
れるツメ押さえ部67が設けられている。
【0041】ツメ押さえ部67は、内側の鉛直面67A
がツメ部200の背面(外側の面)と当接しており、ケ
ース部材20にカバー部材60が取り付けられると同時
にツメ部200が広がるのを防止している。
【0042】ツメ押さえ部67の外側の面は下方に向か
うに従って内側に位置するように傾斜したテーパ面67
Bとされ、このテーパ面67Bと長辺側壁部24のテー
パ面24Bとが互いに接触している。そして、このよう
なテーパ面24B,67Bは、ケース部材20およびカ
バー部材60を金型から抜き出す際の抜き勾配として設
けられたものである。
【0043】また、カバー部材60内には、ケース部材
20の短辺側壁部26,27と対応した上側壁部68,
69が設けられており、これらの上側壁部68,69に
よってコネクタ45用に設けられた切欠開口66周りに
おいても、前述した電気的な悪影響を回避できるように
なっている。すなわち、以上に説明した長辺、短辺側壁
部24〜27および上側壁部68,69によって本発明
の壁部が構成されている。そして、各上側壁部68,6
9により、(コネクタ45嵌合する)コネクタの脱着
の際の機械的な補強もなされている。
【0044】このような本実施形態においては、ケース
部材20の配置面23にガスケット30を配置した後、
予め圧力センサチップ50が実装された電子回路基板4
0をガスケット30上に押し込んでワンタッチ式で配置
する。
【0045】この際、電子回路基板40は先ず、ツメ部
200の案内面201に接触し、さらに押し込まれるこ
とでツメ部200が外側に開いてガスケット30上に配
置される。そして、これと同時に上面41がツメ部20
0の係止面202で係止され、ケース部材20および電
子回路基板40間にガスケット30で密閉された圧力室
300が形成される。
【0046】また、ガスケット30は電子回路基板40
が押し付けられることでつぶされるめ、ガスケット30
の弾性力によって電子回路基板40の下面42が係止面
202に向かって押圧され、このことによって、圧力室
300のシール性が確保されるとともに、電子回路基板
40の確実な固定がなされる。
【0047】次いでケース部材20にカバー部材60を
取り付けるが、この取付もカバー部材60のツメ部61
をケース部材20の係止孔29にはめ込むようにすれば
よく、ワンタッチで取付作業が完了する。なお、以上の
一連の工程を自動化された組立ライン等で行うが、作業
者による手作業によって行ってもよい。
【0048】このような本実施形態によれば、以下のよ
うな効果がある。 1)電子回路基板40のケース部材20に対する取付
は、電子回路基板40をケース部材20に設けられたツ
メ部200に係止させるだけで行えるため、それらを接
着や、ねじ止め、圧入、溶着等などのように高い部品精
度や条件管理が要求される面倒な手段で取り付ける必要
がなく、その取付作業を容易に行える。従って、電子回
路基板40をガスケット上に押し込むようにワンタッチ
で配置すればよいから、良好なシール性を有する圧力室
300を迅速かつ簡単に形成できる。そして、圧力室3
00を単純化された作業で形成できるので、自動組立機
による組立にも容易に対応できる。
【0049】2)また、ケース部材20にツメ部200
を設けるだけなので、ケース部材20と電子回路基板4
0との取付構造を簡素化でき、これによって少ない部品
点数で必要十分な取付強度を確保でき、さらに、小型化
も促進できる。
【0050】3)ツメ部200を構成する柱状部204
がケース部材20における電子回路基板40の係止部分
と対向した外面20Aの近傍位置から設けられているた
め、ツメ部200の揺動量すなわち係止面202の揺動
方向の引っかかり長さを大きくでき、電子回路基板40
をより安定した状態で係止できる。これにより、電子回
路基板40をガスケット30上に押し込む際にもツメ部
200の基端側に大きな応力が発生せず、容易に破損す
るといった心配もないから、信頼性を向上させることが
できる。
【0051】4)ツメ部200は電子回路基板40を外
面側から係止する構造になっているので、例えば電子回
路基板40に開口部を設け、この開口部にツメ部を挿通
して係止させる場合に比し、そのような開口部を設ける
手間を省くことができる。特に本実施形態においては、
電子回路基板40として開口部等を設けにくいセラミッ
ク基板を用いているため、そのような構造は有効であ
る。
【0052】5)ケース部材20には電子回路基板40
を囲う長辺、短辺側壁部24〜27が設けられ、カバー
部材60の切欠開口66近傍には上側壁部68,69が
設けられているから、絶縁抵抗の劣化、耐電圧の低下、
あるいは雷サージや静電気等による信号処理回路の破壊
など、電気的な悪影響を回避でき、信頼性をより向上さ
せることができる。このことにより、電子回路基板40
の縁面距離を大きくしたり、電子回路基板40を樹脂モ
ールドする必要がないので、電子回路基板40のサイズ
を小さくして小型化をより一層促進できるうえ、モール
ド等の工程を省いて組立工程をさらに簡略化できる。
【0053】6)そして、電子回路基板40はツメ部2
00によって上方へ外れるのが防止されている他、周端
面が長辺、短辺側壁部24〜27に当接するため、それ
ら長辺、短辺側壁部24〜27によって面内方向へ外れ
るおそれもなく、ガタ等も生じない。しかも、電子回路
基板40はガスケット30と密着し、さらに、このガス
ケット30によってツメ部200の係止面202側に押
されているため、この点からも容易にずれることはな
い。従って、圧力室300のシール性を確実に維持でき
る。
【0054】7)カバー部材60にはツメ部200の背
面と当接するツメ押さえ部67が設けられているため、
ケース部材20にカバー部材60が取り付けらると同時
にツメ部200が広がるのを防止でき、電子回路基板4
0が外れるのを確実に防ぐことができる。また、圧力室
300の内圧が大きくなり、電子回路基板40の下面4
2に作用する力が大きくなると、ツメ部200が広がる
方向に押しやられて電子回路基板40から外れ、電子回
路基板40が浮き上がって圧力室300のシール状態を
維持できないことが考えられる。しかし、本実施形態の
圧力センサ装置10では、ツメ押さえ部67が設けられ
ているので、このような問題も解決できる。
【0055】8)カバー部材60にもケース部材20の
係止孔29にはめ込まれるツメ部61が設けられている
ため、ケース部材20へのカバー部材60の取付作業も
ワンタッチで迅速かつ簡単にできる。
【0056】9)カバー部材60のツメ部61やケース
部材20の係止孔29が長辺側壁部24の外側に位置し
ているため、ツメ部61周辺の隙間や係止孔29から内
部に入り込もうとする塵やほこり等を長辺側壁部24で
阻むことができ、内部の防塵性を確保できる。なお、カ
バー部材60の切欠開口66はコネクタ45およびこれ
嵌合する他方のコネクタによって塞がれるため、防塵
性が損なわれることはない。このことにより、導電性を
有した異物による電気的な障害を回避できる。
【0057】10)ケース部材20の長辺側壁部24に
はテーパ面24Bが設けられ、カバー部材60のツメ押
さえ部67にはテーパ面67Bが設けられ、これらのテ
ーパ面24B,67B同士が接触しているため、ケース
部材20とカバー部材60とを互いに引き離す力を発生
させることができ、これによってカバー部材60のツメ
部61の係止面に面圧を加わえることができる。従っ
て、ケース部材20およびカバー部材60間に弾性部材
を介在させる等して部品点数を増やさなくとも、両部材
間のガタをなくすことができる。
【0058】11)圧力センサ装置10はカバー部材6
0の当接面63に設けられたビス65により被固定面1
に固定されるから、ビス65の締結によって受ける被固
定面1からの反力の殆どを当接面63で受けることがで
きる。これにより、その反力をカバー部材60とは別体
のケース部材20に伝えにくくでき、ケース部材20が
反力によって歪むのを防止できる。従って、そのような
歪みが電子回路基板40を介してセンサチップ50に伝
わらないので、圧力感度の高い微圧レンジの圧力センサ
チップ50を用いた場合でも、圧力センサチップ50の
出力が誤って変化するという問題がなく、圧力が作用し
ない状態で圧力センサチップ50からの出力が高めに出
たり、レンジ内の最高圧力が作用している状態で出力が
低めに出るといった不具合が生じない。また、これに伴
ってビス65の締付トルクの管理を不要にでき、圧力セ
ンサ装置10の設置作業を行う際の作業者の負担を軽減
できる。
【0059】12)電子回路基板40はセラミック製と
され、この電子回路基板40には圧力センサチップ50
を構成する下側のガラス基板が接着されている。つま
り、これらの電子回路基板40とガラス基板との熱膨張
係数をほぼ同じにでき、それらが熱膨張や熱収縮によっ
て互いに剥がれることもない。加えて、電子回路基板4
0と圧力センサチップ50とは弾性接着剤51によって
接着されているため、それぞれの熱膨張係数が厳密に一
致していなくとも、熱膨張や熱収縮時に生じる僅かな歪
みを弾性接着剤51で吸収でき、剥がれをより有効に防
止でき、信頼性を高めることができる。
【0060】13)圧力センサチップ50は信号処理回
路が形成された電子回路基板40に実装されているた
め、例えば圧力センサチップを単なる基板上に実装する
とともに、そのような基板で圧力室を形成する場合に比
し、圧力センサチップ50と信号回路基板との結線を容
易にでき、また、信号処理回路が設けられた電子回路基
板を別途製作する必要がないから、部品点数を削減でき
る。そして、部品点数を削減することでさらに小型化で
きる。
【0061】14)ガスケット30の上下面にはシボ3
0Aが設けられているため、圧力センサ装置10を自動
組立機等を使用した組立ラインで組み立てる際、パーツ
フィーダ等にガスケット30が貼り付くのを防止でき、
ガスケット30をスムーズに供給できる。このため、組
立ラインを正確なタクトタイムで稼働させることがで
き、生産効率を向上させることができる。
【0062】15)ガスケット30は、ゴム硬さHsが
略40°とされ、シボ30が設けられた面の表面粗さR
aが0.5〜0.8μmとされたていることから、図5
中の斜線で示した広い範囲内にあるといえる。従って、
本実施形態でのガスケット30では、パーツフィーダに
貼り付く心配がないのに加え、良好なシール性が得ら
れ、さらに、つぶし代の管理に対する負担も軽減できる
という効果がある。
【0063】〔第2実施形態〕本発明の第2実施形態と
して、ゴム硬さHsが60°程度のガスケットについて
説明する。このようなゴム硬さHsのガスケットも、一
般的に10〜30%のつぶし代内で用いられることが望
まれる。つぶし代が10%よりも小さいと、前述したよ
うに、良好なシール性が得られず、反対に30%を越え
ると、損傷や亀裂等が生じ易くなるからである。
【0064】また、本実施形態に係るガスケットは、表
面粗さRaが0.5〜0.7μmとされている。表面粗
さRaが0.5μmよりも小さいと、フィーダ面に貼り
付き易すく、反対に0.7μmより大きいと、つぶし代
を管理するのに手間がかかる。その他、このガスケット
の材質や形状等は第1実施形態のガスケット30と同様
である。
【0065】図6は、本発明人による実験によって得ら
れた表面粗さRaとつぶし代との関係をゴム硬さHsが
60°のガスケットについて示したグラフである。この
グラフは、図6と同様に、所定の表面粗さRaに対して
少なくともどの程度のつぶし代で用いれば良好なシール
性が得られるかを示している。
【0066】すなわち、図6によれば、ゴム硬さHsが
略60°とされ、表面粗さRaが0.5〜0.7μmと
された本実施形態のガスケット(図6中の斜線で示した
範囲内にあるガスケットの意味)でも、パーツフィーダ
に貼り付く心配がないうえ、良好なシール性が得られ、
さらに、ゴム硬さHsが60°のガスケットとしては、
10〜30%という最も広い範囲内でつぶし代を管理す
ればよいから、第2実施形態と同様に、その管理に対す
る負担を軽減できるという効果がある。
【0067】〔第3実施形態〕図7には、本発明の第3
実施形態として、ガスケット30のさらに別の実施形態
が示されている。このガスケット30は、第1実施形態
と同様にシリコーンゴム等の弾性体からなり、ガスケッ
ト30の上面および下面には、外郭形状に沿って複数の
溝34が略連続して設けられている。すなわち、本実施
形態では、各溝34によってパーツフィーダとの接触面
積を減らし、ガスケット30がパーツフィーダに貼り付
くのを防いでいる。
【0068】このようなガスケット30によれば、シボ
30Aが形成された第1、第2実施形態のガスケットと
は構成が異なるものの、各溝34の作用によって第1実
施形態での14)の効果を同様に得ることができる。ま
た、そのような溝34は、ケース部材の配置面と電子回
路基板の下面との間に介装された状態では、両側の壁部
分が略完全につぶれることはなく、いわゆるラビリンス
パッキンに設けられる溝と同様に作用するため、圧力室
のシール性を良好に維持できる。
【0069】なお、本発明は、前記実施形態に限定され
るものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等
を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、前記第1実施形態では、電子回路基板40がセ
ラミック基板であったが、セラミック以外の基板であっ
てもよい。セラミック以外の基板としては、例えばセン
サチップ50のガラス基板と同様なガラスからなる基板
を用いたり、あるいはコバールやインバー等の金属ベー
ス基板上にガラスコートによって絶縁層を形成し、さら
にその上に導電性の厚膜印刷被膜によって信号処理回路
を形成したものなど、圧力センサチップ50の熱膨張係
数に近い材質を好適に用いることができる。
【0070】また、第1実施形態では、圧力センサチッ
プ50が電子回路基板40の上面41に実装されていた
が、圧力室30内に収容されるように下面42に実装さ
れてもよい。
【0071】第1実施形態の圧力センサ装置10では、
ケース部材に長辺、短辺側壁部24〜27が設けられ、
カバー部材60に上側壁部68,69が設けられていた
が、本発明の壁部は、ケース部材およびカバー部材のう
ちの少なくともいずれか一方に設けられていればよく、
また、その具体的な構造等も実施にあたって任意に決め
られてよい。
【0072】ケース部材20とカバー部材60との取付
は、ケース部材側の係止孔29とカバー部材60側のツ
メ部61とを係止させることで行われるが、例えばケー
ス部材側にツメ部200とは別のツメ部を設け、カバー
部材側に係止孔を設けて互いに係止させた場合でも本発
明に含まれる。
【0073】本発明に係る圧力センサ装置に用いられる
ガスケットとしては、シボや溝付きのガスケットの他、
平坦な表面を有する通常のガスケットを用いることがで
きる。ただし、このような場合には、ガスケットをパー
ツフィーダによらずに作業者の手作業等によって供給す
る必要が生じるため、組立ラインの自動化を促進する観
点からも、前述の各実施形態のようなガスケットを用い
ることが望ましい。
【0074】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明によれば、
ベアチップマウントタイプの圧力センサ装置において、
圧力室を形成する基板とケース部材との取付構造を簡素
化し、その取付作業を容易に行え、確実にシールされた
圧力室を簡単に形成できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る圧力センサ装置を
示す分解斜視図である。
【図2】組み立てられた前記圧力センサ装置の断面図で
あり、図1のII−II線断面図である。
【図3】前記圧力センサの要部を拡大して示す斜視図で
ある。
【図4】前記圧力センサ装置の構成部材を示す断面図で
あり、図1のIV−IV線断面図である。
【図5】前記構成部材における表面粗さとつぶし代との
関係を示すグラフである。
【図6】本発明の第2実施形態としての前記構成部材の
別実施形態であって、その表面粗さとつぶし代との関係
を示すグラフである。
【図7】本発明の第3実施形態としての前記構成部材の
さらに別実施形態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 被固定面 10 圧力センサ装置 20 ケース部材 22 圧力導入口 24〜27,68,69 壁部 24B,67B テーパ面 30 ガスケット 40 基板としての電子回路基板 43 貫通孔 50 圧力センサチップ 60 カバー部材 61,200 ツメ部 63 当接面 65 結合具としてのビス 67 ツメ押さえ部 300 圧力室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−102121(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01L 9/00 - 9/12 G01L 19/14

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力導入口が設けられかつ被固定面に固
    定されるケース部材と、このケース部材の前記圧力導入
    口に対応した位置に弾性を有するガスケットを介して取
    り付けられる基板と、この基板に直に取り付けられて前
    記圧力導入口から導かれる被測定圧力を検出する圧力セ
    ンサチップと、このセンサチップが取り付けられた基板
    およびガスケットを被うように前記ケース部材に取り付
    けられるカバー部材とを備えているとともに、前記ガス
    ケットによってシールされた前記ケース部材および基板
    間の空間が前記圧力導入口と連通した圧力室になってい
    る圧力センサ装置であって、 前記ケース部材には、前記基板を挟んで互いに対向して
    設けられて前記基板の外面を係止可能なツメ部と、この
    ツメ部から所定間隔をおいて立設された壁部とが設けら
    れ、前記カバー部材には、前記ケース部材への取り付け時に
    前記ツメ部と前記壁部との間に挿入されることで当該ツ
    メ部および前記壁部に接触して前記ツメ部の広がりを押
    さえるツメ押さえ部が設けられ、 前記基板は、前記ツメ部が当該基板の外側に開くことで
    ワンタッチ式で前記ケース部材に取り付けられることを
    特徴とする圧力センサ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の圧力センサ装置におい
    て、前記ケース部材および前記カバー部材の少なくとも
    一方には、他方に対して係止可能な別のツメ部が設けら
    れ、この別のツメ部によって前記ケース部材および前記
    カバー部材がワンタッチ式で互いに取り付けられること
    を特徴とする圧力センサ装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の圧力センサ装置におい
    て、前記別のツメ部は、前記壁部の外側に設けられてい
    ることを特徴とする圧力センサ装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または3に記載の圧力センサ装
    置において、前記別のツメ部は、前記カバー部材に設け
    られていることを特徴とする圧力センサ。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の圧力セ
    ンサ装置において、前記ケース部材の壁部および前記カ
    バー部材のツメ押さえ部の少なくとも一方には、当該ケ
    ース部材および前記カバー部材が互いに取り付けられた
    状態で他方に対して接触するテーパ面が設けられている
    ことを特徴とする圧力センサ装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の圧力セ
    ンサ装置において、前記基板を係止するツメ部は、前記
    ケース部材における前記基板の係止部分と対向した外面
    の近傍位置から突設されていることを特徴とする圧力セ
    ンサ装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の圧力セ
    ンサ装置において、前記カバー部材には前記被固定面と
    当接する当接面が設けられ、この当接面を貫通する結合
    具で前記被固定面に固定されることを特徴とする圧力セ
    ンサ装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載の圧力セ
    ンサ装置において、前記基板には前記圧力センサチップ
    から出力される信号を電気的に処理する信号処理回路が
    設けられていることを特徴とする圧力センサ装置。
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