JPH11260963A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JPH11260963A
JPH11260963A JP6091898A JP6091898A JPH11260963A JP H11260963 A JPH11260963 A JP H11260963A JP 6091898 A JP6091898 A JP 6091898A JP 6091898 A JP6091898 A JP 6091898A JP H11260963 A JPH11260963 A JP H11260963A
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semiconductor element
semiconductor device
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semiconductor
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JP6091898A
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Hiroshi Murayama
啓 村山
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Shinko Electric Industries Co Ltd
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Shinko Electric Industries Co Ltd
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    • H01L2924/1531Connection portion the connection portion being formed only on the surface of the substrate opposite to the die mounting surface
    • H01L2924/15311Connection portion the connection portion being formed only on the surface of the substrate opposite to the die mounting surface being a ball array, e.g. BGA

Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体装置の薄型化、軽量化を図り、信頼性
の高い製品として提供する。 【解決手段】 放熱板12の一方の面に半導体素子10
の裏面側が接合され、前記半導体素子と電気的に接続さ
れる配線パターンが設けられた基板16が、前記放熱板
の一方の面側に、前記半導体素子の表面側の電極22と
前記配線パターンの一端側とが電気的に接続されて該半
導体素子が搭載された基板の周囲が接着されるようにし
て支持された半導体装置であって、前記基板16が、前
記半導体素子10が搭載された領域と前記放熱板12に
接着された領域の境界部分で段差状に成形されており、
前記基板16の放熱板12に接着された領域の他面側
に、前記配線パターンと電気的に接続された外部接続端
子18aが、前記基板16の半導体素子10が搭載され
た領域の他面側の面よりも突出して形成されていること
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置及びその
製造方法に関し、より詳細には放熱板を有するBGA
(Ball Grid Array)タイプの半導体装置とその好適な製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体素子の多ピン化、高機能化ととも
にパッケージの実装面を外部接続端子の配置領域として
使用するBGAタイプの製品が提供されるようになって
きた。図5はBGAタイプの半導体装置のうちTBGA
(Tape BGA) と呼ばれる半導体装置の構成を示す。この
半導体装置は半導体素子10の裏面に放熱板12を設け
たもので、半導体素子10を挟んで放熱板12と対向す
る側に固定板14を介して基板16を接合している。
【0003】半導体素子10はフリップチップ接続によ
り配線パターンの一端側に電気的に接続される。20は
半導体素子10の電極22を形成した面を封止するアン
ダーフィル材である。固定板14は半導体素子10を囲
む矩形の枠状に形成された部材であり、パッケージが反
ったりしないように保持する作用を有している。基板1
6には基材として樹脂基板や樹脂テープが使用される
が、樹脂テープを基材としたような場合には固定板14
によって樹脂テープを支持することにより、パッケージ
全体を保形することができる。固定板14はパッケージ
の放熱性を向上させる作用も有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、BGA等の
半導体装置には小型化、薄型化、軽量化が求められてい
るが、上述した従来の半導体装置では固定板14を設け
ていることから、製品の重量が増し、部品点数が増えて
製造コストがかかるという問題があった。そこで、本発
明は、製品の小型化、薄型化を好適に図ることができ、
製造も容易で、製造コストも好適に引き下げることがで
きる放熱板を有するBGAタイプの半導体装置とその好
適な製造方法を提供することを目的としてなされたもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため次の構成を備える。すなわち、放熱板の一方の
面に半導体素子の裏面側が接合され、前記半導体素子と
電気的に接続される配線パターンが設けられた基板が、
前記放熱板の一方の面側に、前記半導体素子の表面側の
電極と前記配線パターンの一端側とが電気的に接続され
て該半導体素子が搭載された基板の周囲が接着されるよ
うにして支持された半導体装置であって、前記基板が、
前記半導体素子が搭載された領域と前記放熱板に接着さ
れた領域の境界部分で段差状に成形されており、前記基
板の放熱板に接着された領域の他面側に、前記配線パタ
ーンと電気的に接続された外部接続端子が、前記基板の
半導体素子が搭載された領域の他面側の面よりも突出し
て形成されていることを特徴とする。
【0006】また、前記半導体素子と前記基板の片面側
とが異方性導電膜を介して接着され、該異方性導電膜に
より前記半導体素子の電極形成面が覆われるとともに、
前記半導体素子と前記配線パターンの一端側とが電気的
に接続されていることにより、半導体素子と配線パター
ンとの電気的接続が確実にかつ容易になされる。また、
前記半導体素子がフリップチップ接続により前記配線パ
ターンの一端側に電気的に接続され、前記半導体素子の
電極形成面がアンダーフィル材により覆われていること
により、半導体素子の封止性が良好になり、半導体装置
の反り等を抑えることができる。また、前記半導体素子
の電極形成面と前記基板の片面側との間に異方性導電膜
またはアンダーフィル材が充填されて前記半導体素子の
側面部分まで覆われるとともに該半導体素子の側面と前
記基板との間にメニスカスが形成されていることによ
り、半導体素子の封止性が向上し、半導体装置の信頼性
が向上する。また、前記基板が、電気的絶縁性のフィル
ム、テープ等の可撓性を有するものは、基板の成形が容
易であり、好適に半導体装置の薄型化を図ることができ
る。また、前記基板の半導体素子が搭載された領域の他
面側に、外部接続端子が形成されていることを特徴とす
る。
【0007】また、半導体装置の製造方法において、半
導体素子を搭載する部位の基板の形状に合わせて成形凹
部が形成された成形面に、基板の配線パターンが形成さ
れた片面側の半導体素子を搭載する部位に異方性導電膜
を被着した基板の他面側をセットし、該基板の片面側に
前記半導体素子の電極形成面と前記配線パターンの一端
側とを位置合わせしてセットした下型治具と、前記半導
体素子の裏面側と対応する部位と前記基板の片面側の周
囲を接着する部位に接着剤を被着した放熱板を支持した
上型治具とを対向して組み合わせて前記基板と前記放熱
板とを挟圧することにより、前記成形凹部の形状になら
って前記基板を段差状に成形するとともに前記基板と前
記放熱板とを一体に接合し、前記半導体素子を搭載した
部位では、前記異方性導電膜を介して前記半導体素子と
前記基板の他面側に設けられる外部接続端子とを電気的
に接続する前記配線パターンの一端側とを電気的に接続
し、次に、前記基板の他面側に外部接続端子を形成する
ことを特徴とする。
【0008】また、半導体素子を搭載する部位の形状に
合わせて成形凹部が形成された成形面に、前記基板の片
面側に形成された配線パターンの一端側に半導体素子が
フリップチップ接続されて前記基板の他面側に設けられ
る外部接続端子と電気的に接続する前記配線パターンの
一端側に電気的に接続されるとともに、前記半導体素子
の電極形成面がアンダーフィル材により覆われた基板が
セットされた下型治具と、前記半導体素子の裏面側に対
応する部位と前記基板の片面側の周囲を接着する部位に
接着剤を被着した放熱板を支持した上型治具とを対向し
て組み合わせて前記基板と前記放熱板とを挟圧すること
により、前記成形凹部の形状にならって前記基板を段差
状に成形するとともに前記基板と前記放熱板とを一体に
接合し、次に、前記基板の他面側に外部接続端子を形成
することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る半導体装置と
その製造方法の実施形態について、添付図面とともに詳
細に説明する。図1は本発明に係る半導体装置の一実施
形態の構成を示す断面図である。本実施形態の半導体装
置は放熱板12に基板16を接合する際に、固定板14
を介することなくじかに基板16を放熱板12に接合し
たことを特徴とする。
【0010】半導体素子10は放熱板12の中央部に接
着剤24により接合される。接着剤24には熱伝導性の
よいものを使用し、半導体素子10から有効に熱放散さ
れるようにする。半導体素子10と基板16とをフリッ
プチップ法により接続する方法は従来と同様であるが、
本実施形態では半導体素子10の電極22を形成した面
と半導体素子10の側面部分までアンダーフィル材20
によって封止される。
【0011】図2に半導体素子10を基板16とを接合
した部位を拡大して示す。放熱板12上で半導体素子1
0が接合された部位では、半導体素子10を収容する空
間を確保するため基板16は凹部状に形成される。凹部
状に形成された周囲で基板16は接着剤26により放熱
板12にじかに接着される。したがって、基板16が凹
部状に形成された部位と放熱板12に接着される部位と
の境界部分で基板16は傾斜壁16aとなる。
【0012】半導体素子10を収容する基板16の凹部
の内寸は半導体素子10の外形寸法よりも若干大きく設
定され、半導体素子10の側面と傾斜壁16aとの間で
アンダーフィル材20がメニスカス状に這い上がり、半
導体素子10の側面を確実に封止する。半導体素子10
の側面部分までアンダーフィル材20で封止するように
すると、基板16の凹部内に残る空き空間28の容積が
小さくなるから、半導体素子10が発熱した際に空き空
間28内に残留したエアが膨張することによって生じる
影響を抑えることができるという利点もある。
【0013】図2に示すように、放熱板12上で半導体
素子10を接合した周囲部分には基板16がじかに接着
されているから、この部分のパッケージの厚さは半導体
素子10を搭載しているパッケージの中央部分の厚さよ
りも薄くなっている。したがって、半導体素子10を搭
載した領域よりも外側の領域内に設ける外部接続端子1
6aについては、パッケージの中央部分の厚さを考慮し
てその突出寸法(バンプの高さ)を設定する必要があ
る。
【0014】図1、2では半導体装置の厚さ方向を強調
して外部接続端子18aを細長く図示しているが、これ
は外部接続端子18aが実装基板に接続できるようにそ
の高さ等を設定することを意味するものであって、外部
接続端子18aを細長形状に形成しなければならないも
のではない。半導体素子10の厚さは0.5mm程度、
基板16の厚さは0.1mm程度であるから、外部接続
端子18aは通常の球形に形成することによって実装に
必要なバンプの高さを十分に得ることができる。
【0015】このように、放熱板12にじかに基板16
を接着して外部接続端子18aを取り付ける構成とした
場合は、外部接続端子18aが実装基板に接続されるよ
うにその突出寸法を設定すればよいから、従来のように
固定板14を介して外部接続端子18aを取り付けた場
合に比較して半導体装置全体としての厚さを薄くするこ
とができる。放熱板12に半導体素子10を取り付けた
部位の厚さは半導体素子10、基板16等の厚さで規制
されるから、半導体装置全体の厚さを薄くする方法とし
て本実施形態の構成はもっとも有効である。
【0016】もちろん、外部接続端子は基板18上で半
導体素子10を搭載した領域に設けることもできる。図
1、2で18bは半導体素子10を搭載した領域に設け
た外部接続端子である。この外部接続端子18bは上記
の半導体素子10を搭載した領域の周囲に設けた外部接
続端子18aとその突出寸法(バンプの高さ)を合わ
せ、半導体装置を実装した際に、すべての外部接続端子
18a、18bが実装基板側の電極等に接続されるよう
にする。
【0017】基板16には上記の外部接続端子18a、
18bと半導体素子10とを電気的に接続する配線パタ
ーンが設けられている。配線パターンの一端側には半導
体素子10の電極22が電気的に接続され、配線パター
ンの他端側には外部接続端子18a、18bが電気的に
接続される。なお、半導体素子10を搭載した領域に設
ける外部接続端子18bについては、とくに半導体素子
10の電極22と電気的に接続させず、熱放散用のサー
マルバンプとして利用してもよい。
【0018】続いて、本発明に係る半導体装置の製造方
法について説明する。図3、4に半導体装置の製造方法
の実施形態を示す。図3は異方性導電膜30を使用して
半導体素子10を基板16に搭載して製造する例、図4
はアンダーフィル材40により半導体素子10を封止し
て製造する例である。
【0019】まず、図3に示す半導体装置の製造方法に
ついて説明する。この製造方法では、電極22を形成し
た半導体素子10と、半導体素子10を接合する領域に
異方性導電膜30を被着した基板16を用意する。基板
16としては絶縁性テープ等のテープ状のものの他、押
圧治具による加圧によって変形可能な樹脂板等の電気的
絶縁性を有する基板を使用する。これらの基板16には
外部接続端子18を接合するためのランドと、外部接続
端子18と半導体素子10とを電気的に接続するための
配線パターンが設けられている。図3(a) は半導体素子
10と、異方性導電膜30を被着した基板16を示す。
【0020】次に、半導体素子10と放熱板12と基板
16とを一体に接合するための下型治具32の上に基板
16を位置合わせしてセットする。下型治具32の成形
面には基板16と放熱板12との間に半導体素子10を
収容して半導体素子10と放熱板12とを一体に接合す
るための成形凹部32aが設けられている。次に、基板
16に位置合わせして半導体素子10をセットする。図
3(b) は基板16の上に半導体素子10をセットした状
態である。異方性導電膜30は半導体素子10を基板1
6に押接した際に、バンプ状に形成されている電極22
部分でのみ基板16に設けた配線パターンと電気的に導
通し、その他の部位では電気的に絶縁される。
【0021】図3(c) は上型治具34で放熱板12を支
持し、下型治具32にセットされている基板16および
半導体素子10と放熱板12とを接合する状態を示す。
放熱板12の接着面には半導体素子10を放熱板12に
接着するための接着剤24と、基板16を放熱板12に
接着するための接着剤26が設けられている。接着剤2
4、26はシート状のものを被着して用いてもよいし、
コーティングして設けてもよい。
【0022】このように基板16と放熱板12とを位置
合わせした状態で下型治具32と上型治具34とで基板
16と放熱板12とを挟圧することにより、半導体素子
10を内部に封止して収容したかたちで基板16と放熱
板12とを一体に接合することができる。下型治具32
と上型治具34を用いて放熱板12と基板16を挟圧し
て接合することにより、基板16は下型治具32の成形
面に形成した成形凹部32aの形状にならって成形さ
れ、成形凹部32aの外側領域では基板16が放熱板1
2に接着される。
【0023】半導体素子10を搭載した領域では、この
下型治具32と上型治具34を用いた接合操作により、
異方性導電膜30を介して半導体素子10と基板16に
設けた配線パターンとが電気的に導通されて半導体素子
10の電極形成面が封止される。また、この操作の際に
半導体素子10の側面部分では異方性導電膜30がメニ
スカス状に這い上がり、半導体素子10の側面部分が確
実に封止される。また、半導体素子10と放熱板12と
は半導体素子10の裏面で接着剤24によって接着され
る。
【0024】このようにして、放熱板12と基板16と
を一体に接合した後、基板16に設けたランドに外部接
続端子18aもしくは必要に応じて外部接続端子18b
を接合して半導体装置を得る。本実施形態の半導体装置
の製造方法によれば、下型治具32と上型治具34を用
いて基板16を成形しつつ放熱板12と一体に接合する
から、高度の成形精度を有する半導体装置を容易に得る
ことが可能である。また、固定板14を使用しないこと
から、部品点数を減らすことができて製造コストを引き
下げることができる。
【0025】図4に示す半導体装置の製造方法は、半導
体素子10を基板16にフリップチップ接続し、アンダ
ーフィル材40を用いて半導体素子10を封止すること
を特徴とする。本製造方法では、図4(a) に示すよう
に、下型治具32に基板16をセットした後、基板16
上に半導体素子10をフリップチップ接続する。下型治
具32には上記実施形態と同様に成形凹部32aが設け
られている。
【0026】図4(b) は基板16にフリップチップ接続
した半導体素子10の電極22を形成した面にアンダー
フィル材40を流し込んで封止した状態を示す。なお、
基板16に半導体素子10をフリップチップ接続した
後、フリップチップ接続した基板16を下型治具32に
セットするようにしてもよい。半導体素子10を基板1
6にフリップチップ接続することにより、半導体素子1
0と基板16に設けた配線パターンとが電気的に接続さ
れる。
【0027】図4(c) は上型治具34で放熱板12を支
持し、下型治具32と上型治具34とで基板16と放熱
板12とを挟圧して、半導体素子10を内部に封止して
一体に接合する方法を示す。基板16と放熱板12とを
加熱、加圧して接着剤24、26を硬化させることによ
り、強固に接合することができる。下型治具32と上型
治具34とにより基板16と放熱板12とが挟圧される
ことにより、基板16が成形凹部32aの形状にならっ
て成形され、半導体素子10の搭載領域の外側部分では
基板16が一体に接合され、半導体素子10の電極形成
面と側面部分がアンダーフィル材40によって確実に封
止して得られる。基板16はテープ状のものであった
り、押圧治具によって簡単に成形できるものであるから
下型治具32と上型治具34によって挟圧することによ
って簡単に成形することができる。
【0028】基板16と放熱板12とを一体に接合した
後、外部接続端子18a、18bを接合することによ
り、半導体装置が得られる。以上のように、半導体素子
10をフリップチップ接続により基板16に接合し、ア
ンダーフィル材40によって封止して半導体装置とする
こともできる。本実施形態の製造方法によって得られる
半導体装置も、薄く、コンパクトな製品として容易に製
造することができ、また、ばらつきのない高精度の製品
として提供することができる。
【0029】本発明に係る半導体装置は放熱板12の保
形性によって基板16を支持するが、TABテープ等に
よって形成される基板16は成形によって内部応力が残
留したりするものではないから、半導体装置の反り等が
問題になることはなく、信頼性の高い半導体装置として
提供することができる。
【0030】なお、基板16と放熱板12とを接合する
際に、基板16と放熱板12に挟まれた内部のエアを逃
がすため、放熱板12に通気孔50を設けてもよい。図
2に通気孔50を設けた例を示す。このように通気孔5
0を設ければ、基板16と放熱板12とを接合する際
に、内部の空気を逃がすことができ、空気を余分に残留
させて封止することをなくすことができる。また、放熱
板12に通気孔50を設けておけば、半導体装置を実装
した際、半導体素子10が発熱して半導体装置内部の空
気が膨張したような場合でも、内部空気を外部に逃がす
ことができるという利点もある。
【0031】
【発明の効果】本発明に係る半導体装置によれば、上述
したように、半導体装置の薄型化および軽量化を効果的
に図ることができ、よりコンパクトな製品として提供す
ることが可能となる。また、本発明に係る半導体装置の
製造方法によれば、放熱板と基板とを一体に接合して半
導体素子を搭載した信頼性の高い半導体装置を容易にか
つ効率的に製造することができる等の著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】半導体装置の一実施形態の構成を示す断面図で
ある。
【図2】半導体装置の構成を拡大して示す断面図であ
る。
【図3】半導体装置の製造方法を示す説明図である。
【図4】半導体装置の他の製造方法を示す説明図であ
る。
【図5】半導体装置の従来例の構成を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
10 半導体素子 12 放熱板 14 固定板 16 基板 16a 傾斜壁 18、18a、18b 外部接続端子 20 アンダーフィル材 24、26 接着剤 30 異方性導電膜 32 下型治具 32a 成形凹部 34 上型治具 40 アンダーフィル材 50 通気孔

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放熱板の一方の面に半導体素子の裏面側
    が接合され、 前記半導体素子と電気的に接続される配線パターンが設
    けられた基板が、前記放熱板の一方の面側に、前記半導
    体素子の表面側の電極と前記配線パターンの一端側とが
    電気的に接続されて該半導体素子が搭載された基板の周
    囲が接着されるようにして支持された半導体装置であっ
    て、 前記基板が、前記半導体素子が搭載された領域と前記放
    熱板に接着された領域の境界部分で段差状に成形されて
    おり、 前記基板の放熱板に接着された領域の他面側に、前記配
    線パターンと電気的に接続された外部接続端子が、前記
    基板の半導体素子が搭載された領域の他面側の面よりも
    突出して形成されていることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記半導体素子と前記基板の片面側とが
    異方性導電膜を介して接着され、該異方性導電膜により
    前記半導体素子の電極形成面が覆われるとともに、 前記半導体素子と前記配線パターンの一端側とが電気的
    に接続されていることを特徴とする請求項1記載の半導
    体装置。
  3. 【請求項3】 前記半導体素子がフリップチップ接続に
    より前記配線パターンの一端側に電気的に接続され、前
    記半導体素子の電極形成面がアンダーフィル材により覆
    われていることを特徴とする請求項1記載の半導体装
    置。
  4. 【請求項4】 前記半導体素子の電極形成面と前記基板
    の片面側との間に異方性導電膜またはアンダーフィル材
    が充填されて前記半導体素子の側面部分まで覆われると
    ともに該半導体素子の側面と前記基板との間にメニスカ
    スが形成されていることを特徴とする請求項2または3
    記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記基板が、電気的絶縁性のフィルム、
    テープ等の可撓性を有するものであることを特徴とする
    請求項1、2、3または4記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記基板の半導体素子が搭載された領域
    の他面側に、外部接続端子が形成されていることを特徴
    とする請求項1、2、3、4または5記載の半導体装
    置。
  7. 【請求項7】 半導体素子を搭載する部位の基板の形状
    に合わせて成形凹部が形成された成形面に、基板の配線
    パターンが形成された片面側の半導体素子を搭載する部
    位に異方性導電膜を被着した基板の他面側をセットし、
    該基板の片面側に前記半導体素子の電極形成面と前記配
    線パターンの一端側とを位置合わせしてセットした下型
    治具と、 前記半導体素子の裏面側と対応する部位と前記基板の片
    面側の周囲を接着する部位に接着剤を被着した放熱板を
    支持した上型治具とを対向して組み合わせて前記基板と
    前記放熱板とを挟圧することにより、 前記成形凹部の形状にならって前記基板を段差状に成形
    するとともに前記基板と前記放熱板とを一体に接合し、
    前記半導体素子を搭載した部位では、前記異方性導電膜
    を介して前記半導体素子と前記基板の他面側に設けられ
    る外部接続端子とを電気的に接続する前記配線パターン
    の一端側とを電気的に接続し、 次に、前記基板の他面側に外部接続端子を形成すること
    を特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 半導体素子を搭載する部位の形状に合わ
    せて成形凹部が形成された成形面に、前記基板の片面側
    に形成された配線パターンの一端側に半導体素子がフリ
    ップチップ接続されて前記基板の他面側に設けられる外
    部接続端子と電気的に接続する前記配線パターンの一端
    側に電気的に接続されるとともに、前記半導体素子の電
    極形成面がアンダーフィル材により覆われた基板がセッ
    トされた下型治具と、 前記半導体素子の裏面側に対応する部位と前記基板の片
    面側の周囲を接着する部位に接着剤を被着した放熱板を
    支持した上型治具とを対向して組み合わせて前記基板と
    前記放熱板とを挟圧することにより、 前記成形凹部の形状にならって前記基板を段差状に成形
    するとともに前記基板と前記放熱板とを一体に接合し、 次に、前記基板の他面側に外部接続端子を形成すること
    を特徴とする半導体装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6404070B1 (en) 1999-08-03 2002-06-11 Shinko Electric Industries Co., Ltd. Semiconductor device
DE10308095B3 (de) * 2003-02-24 2004-10-14 Infineon Technologies Ag Elektronisches Bauteil mit mindestens einem Halbleiterchip auf einem Schaltungsträger und Verfahren zur Herstellung desselben
JP2013115290A (ja) * 2011-11-30 2013-06-10 Fujitsu Semiconductor Ltd 半導体装置及び半導体装置の製造方法

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