JP4652962B2 - センサ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被測定流体の状態を計測するセンサ装置に関する。
従来、気体や液体などの被測定流体の圧力を計測する圧力センサ装置として、流体圧力を電気信号に変換して計測する圧力センサ装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載のものは、ケース部材の上面に設けられた配置面の外側には、鉛直に立ち上がった対向する一対の長辺側壁部、短辺側から立ち上がった短辺側壁部が設けられている。また、長辺側壁部のテーパ面と配置面との間には下方に貫通した開口部が設けられ、この開口部内には電子回路基板を係止する鉤状のツメ部が設けられている。さらに、長辺側壁部の外側には、係止孔が設けられている。
一方、カバー部材の外側面には、ケース部材の係止孔に係止されるツメ部が設けられている。また、カバー部材の内部には、下方に突出してケース部材の長辺側壁部およびその内側のツメ部間に挿入されるツメ押さえ部が設けられている。
そして、カバー部材のツメ部をケース部材の係止孔にはめ込むことによりケース部材にカバー部材を取り付けた際に、電子回路基板を係止したケース部材のツメ部が広がるのをツメ押さえ部により防止する構成が採られている。
特許第3355304号公報(第3頁右欄−第8頁左欄)
ところで、上述したような特許文献1に記載のような構成では、ケース部材上面の長辺側壁部のテーパ面と配置面との間には下方に貫通した開口部が設けられ、この開口部内には電子回路基板を係止する鉤状のツメ部が設けられている。このようにケース部材に電子回路基板を係止するツメ部を設けた場合、ツメ部を形成するための開口部の他、開口部下端の内面と係止部とを連続させる柱状部を基板周辺に配置する必要から、基板面積に対してケース面積が大きくなる。
また、カバー部材のツメ部がケース部材に対して中央側から係止される状態に設けられており、このようにツメ部がケース部材に対して中央側から係止される構成では、ツメ部をケース部材中央側に弾性変形させて係止孔にはめ込むため、係止孔を上述した弾性変形可能な大きさにする必要があることから、さらに基板面積に対してのケース面積を大きくしている。
本発明は、上述したような実情に鑑みて、基板に対するケース部材の大型化を抑制可能なセンサ装置を提供することを1つの目的とする。
本発明のセンサ装置は、被取付面に接するケース部材と、このケース部材に取り付けられ被測定流体の状態を計測するセンサ素子が設けられた基板と、前記ケース部材を覆う状態で前記ケース部材に取り付けられるカバー部材と、前記カバー部材を覆う状態で前記ケース部材に取り付けられるホルダ部材と、前記ケース部材に設けられ前記基板の一面が載置される載置部と、前記カバー部材に設けられ前記カバー部材が前記ケース部材に取り付けられた際に前記基板の他面の周縁に当接する形状に形成された当接部と、前記カバー部材に設けられ前記ケース部材に対して外面側から係止可能ツメ部と、前記ホルダ部材または前記ケース部材に設けられ前記ホルダ部材と前記ケース部材を係止可能とする突起部と、前記ホルダ部材に設けられ前記ツメ部の前記ケース部材の外面から離れる方向への移動を抑制するツメ移動抑制部と、を備えたことを特徴とする。
この構成の発明では、被測定流体の状態を計測するセンサ素子が設けられた基板をケース部材に取り付けるとともに、ケース部材に対して外面側からツメ部を係止させてこのケース部材を覆う状態でカバー部材を取り付ける。また、カバー部材がケース部材に取り付けられた際に、カバー部材に設けられた当接部を、載置部に載置された基板の周縁に当接させることが可能となる。そして、突起部によりホルダ部材とケース部材を係止させ、ツメ移動抑制部によりツメ部のケース部材の外面から離れる方向への移動を抑制し、かつ、カバー部材を覆う状態でホルダ部材を取り付ける。
このため、基板の周縁に当接部を当接させることにより、基板をガラスエポキシで構成した場合であっても、カバー部材およびケース部材で固定した際の応力による歪みを抑制可能となる。一方、上述した従来の構成では、ツメ部で基板を係止しているので、基板をガラスエポキシで構成した場合、ツメ部で固定した際の応力による歪みが発生するおそれがある。したがって、基板を良好に固定可能となる。
また、ケース部材に基板を係止するツメ部を設けていないので、このツメ部を形成するための開口部や、開口部下端の内面と係止部とを連続させる柱状部を基板周辺に設ける必要がなく、基板を係止するツメ部を設ける従来の構成と比べて、基板に対するケース部材の大型化を抑制可能となる。
また、カバー部材のツメ部をケース部材に対して外面側から係止可能に設けているので、ツメ部をケース部材に対して中央側に弾性変形可能な大きさの係止孔をケース部材に設ける必要がなくなり、基板に対するケース部材の大型化をより抑制可能となる。
そして、本発明では、前記ホルダ部材は、取付部材により前記被取付面に取り付けられる取付部を備えた構成が好ましい。
この構成の発明では、ホルダ部材に、取付部材により被取付面に取り付けられる取付部を設けている。
このため、取付部の位置が異なる複数のホルダ部材をあらかじめ準備しておくことにより、例えば被取付面上での取付位置などに変更が生じた場合であっても、カバー部材をケース部材から取り外すことなく、ホルダ部材を交換するだけで対応可能となる。
一方、上述した従来の構成では、カバー部材に取付部を設けているので、被取付面の取付位置に変更が生じた場合、カバー部材をケース部材から取り外して別のカバー部材を取り付けることとなり、基板に設けられたセンサ素子などに塵埃が付着するおそれがあり好ましくない。
したがって、例えば被取付面の取付位置に変更が生じた場合であっても、良好に対応可能となる。
また、被取付面の取付位置が異なる仕様が複数存在しても、カバー部材が取り付けられた状態で在庫して出荷時にホルダ部材を取り付けるだけで対応可能となる。
一方、上述した従来の構成では、カバー部材が取り付けられた状態で在庫する際に、被取付面の取付位置が異なる仕様が複数存在する場合、それぞれ異なるカバー部材を取り付ける必要があり、管理が煩わしくなる。
したがって、容易に在庫管理可能となる。
さらに、本発明では、前記取付部は、フランジである構成が好ましい。
この構成の発明では、取付部としてフランジを設けている。
このため、フランジの長さを変更するだけで取付部材が取り付けられる位置を変更でき、仕様変更に容易に対応可能となる。
また、本発明では、前記ホルダ部材は、前記被取付面に取り付けられた際の応力を前記カバー部材および前記ケース部材に伝達しない応力伝達防止部を備えた構成が好ましい。
この構成の発明では、ホルダ部材に、被取付面に取り付けられた際の応力をカバー部材およびケース部材に伝達しない応力伝達防止部を設けている。
このため、センサ素子に、カバー部材およびケース部材を介して、ホルダ部材が被取付面に取り付けられた際の応力が伝達されるのを防止可能となり、より正確に被測定流体の状態を計測可能となる。
さらに、本発明では、前記応力伝達防止部は、前記カバー部材との間に形成された隙間である構成が好ましい。
この構成の発明では、応力伝達防止部として、カバー部材との間に形成された隙間を設けている。
このため、応力伝達防止部として、例えば緩衝部材を設ける構成と比べて、センサ装置の構成の簡略化や軽量化を図ることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施の形態に係る圧力センサ装置を示す斜視図である。図2は、圧力センサ装置の概略構成を示す分解斜視図である。図3は、圧力センサ装置の詳細な構成を示す斜め上方からの分解斜視図である。図4は、圧力センサ装置の詳細な構成を示す斜め下方からの分解斜視図である。図5は、図1のV−V線に沿った断面図である。図6は、図1のVI−VI線に沿った断面図である。図7は、図5のVII−VII線に沿った断面図である。
〔圧力センサ装置の構成〕
まず、圧力センサ装置の構成について説明する。
図1,2において、圧力センサ装置100は、図示しない被取付面に取り付けられ、被測定流体の状態としての被測定流体の圧力を検出する。具体的には、圧力センサ装置100は、例えば100kPa以下の低圧、あるいは、微圧レンジの被測定圧力を検出する。
圧力センサ装置100は、被測定流体の圧力を検出する圧力検出部材200と、この圧力検出部材200を覆う状態で圧力検出部材200および図示しない被取付面に取り付けられるホルダ部材700と、を備えている。
圧力検出部材200は、図3,4に示すように、被取付面の図示しない挿入孔に挿入配置されるケース部材300と、このケース部材300に載置部としてのガスケット380を介して取り付けられる電子回路部400と、この電子回路部400に取り付けられるセンサキャップ500と、このセンサキャップ500に取り付けられるフィルタ550と、これらガスケット380、電子回路部400、センサキャップ500、フィルタ550を覆う状態でケース部材300に取り付けられるカバー部材600と、を備えている。
ケース部材300は、絶縁性を有する樹脂材により上面が開口された略正方形箱状に形成されている。
このケース部材300の底面部(以下、ケース底面部と称す)310における左右方向略中央かつ背面部(以下、ケース背面部と称す)330側には、図4〜6に示すように、被取付面の挿入孔に挿入される略筒状の継手部360が下方に突出する状態で設けられている。この継手部360は、略中央に第1の圧力導入口361Aが設けられケース底面部310の下面から突出する略円筒状の第1の円筒部361と、略中央に第1の圧力導入口361Aに連通する第2の圧力導入口362Aが設けられ第1の円筒部361の下端内縁から下方に向けて略円筒状に突出する第2の円筒部362と、を備えている。
第2の円筒部362の下端側外側面には、先端に従って縮径する状態にテーパ面362Bが形成されている。
また、ケース底面部310の下面には、下方に向けて平面視で略格子状に突出する格子部311が一体的に設けられている。具体的には、格子部311は、ケース背面部330および前面部(以下、ケース前面部と称す)320にそれぞれ略沿った第1の線状部312と、第1の線状部312の中間にこれらと略平行に設けられた第2の線状部313と、右面部(以下、ケース右面部と称す)340および左面部(以下、ケース左面部と称す)350にそれぞれ略沿った第3の線状部314と、第3の線状部314の間に略等間隔にこれらと略平行に設けられた4個の第4の線状部315と、にて、格子状に形成されている。
第1の線状部312における長さ方向略中央には、ケース底面部310の中央側に略長方形状に凹む形状に屈曲した中央屈曲部312Aが設けられている。この中央屈曲部312Aは、後述するホルダ舌片部724,734の舌片突起部724B,734Bの幅寸法よりも若干大きい幅寸法で設けられている。また、中央屈曲部312Aは、突出方向の長さ寸法が、舌片突起部724B,734Bの奥行寸法より大きくなる形状に形成されている。
第1の線状部312におけるケース右面部340およびケース左面部350側には、ケース底面部310の中央側に長方形状に凹む形状に屈曲した側方屈曲部312Bがそれぞれ設けられている。この側方屈曲部312Bは、後述するカバーツメ部660,670のカバーツメ係止部663,673の幅寸法よりも若干大きい幅寸法に形成されている。さらに、側方屈曲部312Bは、凹み方向の寸法が、カバーツメ係止部663,673の厚さ寸法よりも若干大きくなる形状に形成されている。
ケース底面部310の上面には、図3,5,6に示すように、上方に向けて平面視で略四角筒状に突出する筒状突出部316が設けられている。この筒状突出部316のケース背面部330に対向する部分の略中央には、継手部360の第1の円筒部361の内縁形状に対応する円弧状に切り欠かれた円弧切欠部316Aが設けられている。
また、筒状突出部316と、ケース背面部330、ケース前面部320、ケース右面部340、および、ケース左面部350と、で区画形成される略リング状の部分は、ガスケット380が配置されるガスケット配置部317とされている。このガスケット配置部317は、幅寸法がガスケット380の幅寸法よりも大きくなる状態で設けられている。
ケース前面部320、ケース背面部330の上端側には、図2,3に示すように、下方に向けて長方形状に切り欠かれたケース切欠部321,331が左右方向に並んでそれぞれ2個ずつ設けられている。これらケース切欠部321,331は、カバーツメ部660,670のカバーツメ基部661,671の幅寸法よりも若干大きい幅寸法に形成されている。
ケース前面部320、ケース背面部330におけるケース切欠部321,331からケース底面部310にかけての略長方形状の部分には、図6,7に示すように、他の部分よりも厚さ寸法が小さく形成され、カバーツメ板状部662,672が嵌合されるカバーツメ嵌合部322,332が所定間隔離れた状態で設けられている。これらカバーツメ嵌合部322,332は、カバーツメ板状部662,672の幅寸法よりも若干大きい幅寸法、かつ、カバーツメ板状部662,672の厚さ寸法と略等しい深さ寸法に形成されている。また、カバーツメ嵌合部322,332の嵌合部下端面322A,332Aは、側方屈曲部312Bから下方に露出する状態に、かつ、ケース底面部310の中央に向けて上方に傾斜する状態に設けられている。
カバーツメ嵌合部322,332の間の部分は、図2〜4,7に示すように、ホルダ舌片部724,734の舌片板状部724A,734Aに対向するホルダ舌片対向部323,333とされている。これらホルダ舌片対向部323,333の上端側には、上方に従ってケース部材300の中央側に位置する状態で傾斜する対向部傾斜面323A,333Aが設けられている。また、ホルダ舌片対向部323の下端面(以下、対向部下端面と称す)323B、および、ホルダ舌片対向部333の図示しない対向部下端面は、中央屈曲部312Aの下方に露出する状態に設けられている。
ガスケット380は、図3〜6に示すように、例えばシリコンゴムなどの弾性変形可能な材料により平面視で略正方形のリング状に形成されている。このガスケット380は、ケース底面部310の筒状突出部316の高さ寸法よりも大きい厚さ寸法に形成されている。すなわち、ガスケット380は、ガスケット配置部317に配置された際に、上端が筒状突出部316の上端よりも上方に位置する形状に形成されている。
電子回路部400は、図3〜7に示すように、アルミナなどのセラミック材料により外縁形状がガスケット380の外縁形状と略等しい略正方形板状に形成された基板410を備えている。この基板410の中心よりも左側縁414側には、上面415および下面416を貫通する状態で基板貫通孔417が開口形成されている。
また、基板410の上面415には、図示しない配線パターンが設けられている。さらに、基板410の上面415には、基板貫通孔417を覆う状態でセンサ素子としての圧力センサチップ420が設けられている。
圧力センサチップ420は、上下のガラス基板間に受圧面を備えたシリコンダイアフラムが介装された構成を有し、シリコンダイアフラムに作用する被測定圧力を、そのシリコンダイアフラムに設けられた可動電極と、これに対向するように設けられた上側ガラス基板の固定電極間と、の静電容量変化として検出する静電容量型である。なお、圧力センサチップ420として、歪ゲージ型のものも適用できる。圧力センサチップ420は、上述したように基板貫通孔417を覆う状態で基板410に直に実装されており、基板410に対して弾性接着剤418により固定されている。そして、この弾性接着剤418が基板貫通孔417の周囲に連続して塗布されることで、基板410および圧力センサチップ420間のシール材を兼ね、圧力漏れを防止している。また、圧力センサチップ420は、可動電極、固定電極がともに外部側に引き出されており、これらの引き出し部分と基板410上の配線パターンとがワイヤーボンディングなどで結線されている。
また、基板410の上面415には、圧力センサチップ420に対して右側縁413側に隣接する状態で配置されたIC(Integrated Circuit)430と、このIC430に対して前側縁411側に隣接する状態で配置されたコネクタ440と、が設けられている。
コネクタ440は、カバー部材600がケース部材300に取り付けられた際に、カバー部材600の上端から突出しない高さ寸法を有している。
これらIC430およびコネクタ440は、例えば半田付けにより基板410に実装され、圧力センサチップ420からの被測定圧力に対応する出力信号を電気的に処理する。
センサキャップ500は、例えばゴム材により上面が略閉塞された略長方形筒状に形成され、圧力センサチップ420を覆う状態で基板410の上面415に配置される。具体的には、センサキャップ500は、略長方形筒状の第1の長方形筒部510と、この第1の長方形筒部510の内縁から上方に向けて略長方形筒状に突出する第2の長方形筒部520と、この第2の長方形筒部520の上面を閉塞する上面閉塞部530と、を備えている。
第1,第2の長方形筒部510,520は、平面視で1つの隅部が三角形状に切り欠かれた形状に形成されている。そして、この切り欠かれた部分は、キャップ切欠対応部511,521とされている。
上面閉塞部530には、キャップ切欠対応部521に連続しない短辺近傍の位置にキャップ貫通孔531が開口形成されている。
そして、センサキャップ500は、略長方形筒状の略中央に圧力センサチップ420が位置し、かつ、キャップ切欠対応部511,521がコネクタ440に対向する状態で、基板410の上面415に配置される。
フィルタ550は、平面視でセンサキャップ500の上面閉塞部530よりも若干小さい形状の薄板状に形成され、後述するキャップ嵌合部611のフィルタ配置部611Cに配置される。
カバー部材600は、図2〜7に示すように、例えば樹脂材により上面の一部および下面が開口され、ケース部材300の内部側に嵌合可能な略正方形箱状に形成されている。
このカバー部材600の前面部(以下、カバー前面部と称す)620、背面部(以下、カバー背面部と称す)630、右面部(以下、カバー右面部と称す)640、および、左面部(以下、カバー左面部と称す)650の下端面は、ケース部材300に取り付けられた際に、基板410の上面415の周縁全体に当接し、ガスケット380が弾性変形するように基板410をケース部材300に押し付け可能な形状を有している。すなわち、カバー前面部620、カバー背面部630、カバー右面部640、および、カバー左面部650は、本発明の当接部として機能している。
上面部(以下、カバー上面部と称す)610は、上面におけるカバー前面部620側を開口する状態で設けられている。この開口された部分は、コネクタ440の上端側を外部に露出するためのコネクタ露出部600Aとされている。
カバー上面部610の下面には、図2〜6に示すように、カバー左面部650側から下方に向けて略長方形筒状に突出し、センサキャップ500が嵌合されるキャップ嵌合部611が設けられている。このキャップ嵌合部611は、内周面形状がセンサキャップ500の第2の長方形筒部520の外周面形状と略等しい形状、すなわち平面視での1つの隅部にセンサキャップ500と同様に切り欠かれたカバー切欠対応部611Aを有する形状に形成されている。そして、キャップ嵌合部611は、長辺に対応する側面部がカバー左面部650と対向し、かつ、カバー切欠対応部611Aがカバー前面部620およびカバー右面部640の接続部分に対向する状態で設けられている。また、キャップ嵌合部611のカバー切欠対応部611Aに連続する短辺には、下端から上端近傍にかけてスリット状に切り欠かれたスリット部611Bが設けられている。このスリット部611Bにより、キャップ嵌合部611にセンサキャップ500が嵌合された際に、スリット部611Bおよびセンサキャップ500の隙間からフィルタ550を介して、圧力センサチップ420に大気が導入される。さらに、キャップ嵌合部611は、突出基端側の面積が突出先端側の面積よりも若干小さくなる形状に形成されている。そして、この突出基端側の部分は、フィルタ550が配置されるフィルタ配置部611Cとされている。
カバー前面部620、カバー背面部630には、図1〜4,6,7に示すように、下方に向けて突出する鉤状のカバーツメ部660,670がケース切欠部321,331と略等しい間隔離れて左右方向に並んだ状態で設けられている。これらカバーツメ部660,670は、カバー前面部620、カバー背面部630の上端側に設けられ軸がカバー部材600の上下方向と一致する長方形筒状のカバーツメ基部661,671と、このカバーツメ基部661,671の下端から下方に向けて長方形板状に延出するカバーツメ板状部662,672と、このカバーツメ板状部662,672のカバー部材600中央側の面から突出するカバーツメ係止部663,673と、を備えている。
カバーツメ基部661,671は、ホルダ舌片対向部323,333の厚さ寸法と略等しい厚さ寸法、かつ、ケース切欠部321,331の高さ寸法より大きい高さ寸法に形成されている。
カバーツメ板状部662,672は、カバーツメ嵌合部322,332の深さ寸法と略等しい厚さ寸法、かつ、カバーツメ嵌合部322,332および格子部311の高さ寸法の和より若干大きい高さ寸法に形成されている。このカバーツメ板状部662,672は、カバー前面部620およびカバー背面部630との間に隙間が形成される状態で設けられている。この隙間には、カバー部材600がケース部材300に取り付けられた際に、ケース背面部330およびケース前面部320の上端側が挿入される。また、カバーツメ板状部662,672は、カバー部材600の外側に向けて弾性変形可能とされている。
カバーツメ係止部663,673は、カバーツメ板状部662,672の下端面からカバー部材600の中央側に向かうに従って上方に位置する状態で傾斜する案内面663A,673Aと、この案内面663A,673Aの上端からカバー部材600の外側に向かうに従って下方に位置する状態で傾斜する係止面663B,673Bと、を備えている。
係止面663B,673Bの傾斜角度は、カバーツメ嵌合部322,332の嵌合部下端面322A,332Aの傾斜角度と略等しく設定されている。
そして、カバーツメ部660,670は、カバーツメ板状部662,672の外側面がホルダ舌片対向部323,333の外側面と同一面上に位置する状態でカバーツメ嵌合部322,332に嵌合し、かつ、係止面663B,673Bが嵌合部下端面322A,332Aに密着する状態でケース部材300に係止される。すなわち、カバーツメ部660,670は、ケース部材300に対して外面側から係止可能な構成を有している。
カバー部材600は、このようなカバーツメ部660,670の係止により、ケース部材300の内部側に嵌合する状態で取り付けられる。
また、このとき、カバー部材600は、上述したように、下端面にて基板410をケース部材300に押し付ける状態となる。これにより、ケース部材300に配置されたガスケット380が弾性変形して、基板410およびケース部材300の間をシールし、被測定流体の漏れを防止する。
ホルダ部材700は、図1〜7に示すように、例えば樹脂材によりケース部材300の外部側に嵌合可能な略正方形筒状に形成されている。
このホルダ部材700の下端面は、ケース部材300に取り付けられた際に、ケース部材300の下端面と同一面となる形状を有している。
また、上端面は、ケース部材300に取り付けられたカバー部材600の上端面よりも若干上方に突出する形状を有している。
さらに、内側面は、図5〜7に示すように、ケース部材300およびカバー部材600、すなわち圧力検出部材200との間に応力伝達防止部としての側方隙間770が形成される形状に形成されている。具体的には、ホルダ部材700は、前面部(以下、ホルダ前面部と称す)720から背面部(以下、ホルダ背面部と称す)730までの長さ寸法が、圧力検出部材200の前後方向の最大寸法よりも大きい寸法に形成されている。また、右面部(以下、ホルダ右面部と称す)740から左面部(以下、ホルダ左面部と称す)750までの長さ寸法が、圧力検出部材200の左右方向の最大寸法よりも大きい寸法に形成されている。そして、この側方隙間770は、被取付面に取り付けられた際の応力を、カバー部材600を介してケース部材300に伝達しない構成として設けられている。
なお、ここでは、ホルダ部材700の内側面全体にわたって側方隙間770が形成されている場合を図示しているが、圧力検出部材200がホルダ部材700の内部で位置決めされずに前後左右方向でがたつくため、例えばホルダ前面部720およびホルダ右面部740と、圧力検出部材200と、の間に側方隙間770が形成されず、ホルダ背面部730およびホルダ左面部750と、圧力検出部材200と、の間のみに側方隙間770が形成される場合もある。
ホルダ前面部720は、図1〜4,6,7に示すように、略正方形板状に形成され左右方向に所定間隔離れた状態で設けられた2つの側方部721と、これら側方部721の上端側を連結する長方形板状の連結部722と、側方部721および連結部722の上端からホルダ部材700の中央側に向けて鍔状に設けられた前鍔部723と、この前鍔部723の連結部722に対応する位置から下方に向けて突出する鉤状のホルダ舌片部724と、にて、略長方形板状に形成されている。
側方部721は、ホルダ部材700がケース部材300に取り付けられた際に、ケース前面部320に当接しない形状に形成されている。この側方部721には、ホルダ部材700の中央側に向けて突出し、ホルダ部材700がケース部材300に取り付けられた際にカバーツメ部660の外側面に対向するツメ移動規制部としての側方突出部721Aがそれぞれ2個ずつ設けられている。この側方突出部721Aは、カバーツメ部660の右側縁および左側縁に対応する位置にそれぞれ沿って上下方向に延びる線状に設けられている。また、側方突出部721Aとカバーツメ部660との間には、側方隙間770が適宜形成される。
前鍔部723は、左右方向両隅部に設けられた前隅鍔部723Aと、これら前隅鍔部723Aの間に設けられ前隅鍔部723Aよりも中央側への突出寸法が小さい前中鍔部723Bと、を備えている。
ホルダ舌片部724は、前中鍔部723Bの下端面から下方に向けて長方形板状に延出する舌片板状部724Aと、この舌片板状部724Aのホルダ部材700中央側の面から突出する舌片突起部724Bと、を備えている。
舌片板状部724Aは、側方部721の間隔よりも小さい幅寸法、かつ、側方部721の下端から下方に突出しない長さ寸法に形成されている。
舌片突起部724Bは、舌片板状部724Aの下端面からホルダ部材700の中央側に向かうに従って上方に位置する状態で傾斜する図示しない案内面と、この案内面の上端に水平に設けられた図示しない係止面と、を備えている。
ホルダ部材700のホルダ右面部740、ホルダ左面部750は、長方形板状に形成され、ケース部材300に取り付けられた際にケース右面部340、ケース左面部350の外側面に対向する状態で設けられている。このホルダ右面部740、ホルダ左面部750の上端には、ホルダ部材700の中央側に向けて鍔状に設けられた横鍔部741,751が設けられている。
横鍔部741,751は、図1,5,6に示すように、ケース部材300に取り付けられた際に、コネクタ440やカバー部材600との間に応力伝達防止部としての上方隙間771が形成される形状に形成されている。この上方隙間771は、側方隙間770と同様に、被取付面に取り付けられた際の応力を、コネクタ440やカバー部材600を介してケース部材300に伝達しない構成として設けられている。
具体的には、横鍔部741,751は、ホルダ前面部720側から順次設けられた、前面側鍔部741A,751Aと、この前面側鍔部741A,751Aよりも突出寸法が大きいコネクタ鍔部741B,751Bと、前面側鍔部741A,751Aと突出寸法が略等しい中側鍔部741C,751Cと、この中側鍔部741C,751Cよりも突出寸法が大きい背面側鍔部741D,751Dと、を備えている。
なお、コネクタ440がケース部材300のケース右面部340側に位置しているため、コネクタ鍔部751Bの突出寸法は、コネクタ鍔部741Bよりも大きく設定されている。
ホルダ右面部740、ホルダ左面部750と、ケース右面部340、ケース左面部350と、の間には、側方隙間770が適宜形成される。また、ホルダ右面部740、ホルダ左面部750の下端におけるホルダ背面部730側には、図1〜5,7に示すように、ホルダ部材700の外方に向けて三角形板状に突出し、被取付面に取り付けられる取付部としてのフランジ760が設けられている。このフランジ760の突出先端側には、例えばねじなどの図示しない取付部材が挿通される取付部材挿通孔761が開口形成されている。
ホルダ背面部730は、ホルダ前面部720の側方部721と略等しい構成の2つのツメ移動規制部としての側方部731と、これら側方部731の上端側を連結する長方形板状の連結部732と、この連結部732から下方に向けて突出する鉤状のホルダ舌片部734と、にて、略長方形板状に形成されている。
側方部731は、ケース部材300に取り付けられた際にケース背面部330およびカバーツメ部670の外側面に対向する状態で設けられている。また、側方部731とカバーツメ部670との間には、側方隙間770が適宜形成される。
ホルダ舌片部734は、ホルダ舌片部724と同様に、舌片板状部734Aと、舌片突起部734Bと、を備えている。また、舌片突起部734Bは、案内面734B1と、係止面734B2と、を備えている。
そして、ホルダ舌片部724,734は、舌片板状部724A,734Aがホルダ舌片対向部323,333に対向し、かつ、舌片突起部724B,734Bの図示しない係止面、係止面734B2が対向部下端面323B、図示しない対向部下端面に対向する状態でケース部材300に係止される。すなわち、舌片突起部724B,734Bは、ケース部材300に対して外面側から係止可能な構成を有している。
ホルダ部材700は、このようなホルダ舌片部724,734の舌片突起部724B,734Bの係止により、ケース部材300の外部側に嵌合する状態で取り付けられる。
〔圧力センサ装置の組み立て動作〕
次に、圧力センサ装置100の組み立て動作について説明する。
まず、カバー部材600のフィルタ配置部611Cにフィルタ550を配置し、キャップ嵌合部611にセンサキャップ500を嵌合させる。また、ケース部材300のガスケット配置部317に、ガスケット380を配置する。この後、このガスケット380上に、基板410に圧力センサチップ420、IC430などを配置した電子回路部400を載置する。
そして、カバー部材600をケース部材300に取り付ける作業、すなわち圧力検出部材200を組み立てる作業を実施する。
このカバー部材600を取り付ける際、カバーツメ部660,670の案内面663A,673Aがケース部材300のカバーツメ嵌合部322,332に接触する。この後、カバー部材600がさらに押し込まれることで、カバーツメ部660,670が外側に開いて、下端がカバーツメ嵌合部322,332の下端に到達する。そして、カバーツメ部660,670の係止面663B,673Bは、カバーツメ嵌合部322,332の嵌合部下端面322A,332Aで係止される。すなわち、カバーツメ部660,670は、ケース部材300に対して外面側から係止される。
また、カバー部材600が押し込まれると、カバー部材600の下端面で、基板410が下方に押し込まれる。この基板410の押し込みにより、ガスケット380が上下方向に縮む状態で弾性変形する。そして、カバーツメ部660,670がカバーツメ嵌合部322,332に係止されると、弾性変形したガスケット380は、基板410およびケース部材300間のシール材となり、基板410は、カバー部材600の下端面と、ガスケット380の上端面と、により挟み込まれた状態で強固に固定される。
この後、この組み立てられた圧力検出部材200に、ホルダ部材700を取り付ける。
このホルダ部材700を取り付ける際、カバー部材600の取り付け時と同様に、ホルダ部材700の押し込みに伴い、ホルダ舌片部724,734が外側に開き、下端がホルダ舌片対向部323,333の下端に到達する。そして、ホルダ舌片部724,734は、舌片突起部724B,734Bが中央屈曲部312Aの凹んだ部分に位置して係止される。すなわち、ホルダ舌片部724,734の舌片突起部724B,734Bは、ケース部材300に対して外面側から係止される。
〔圧力センサ装置の作用効果〕
このような本実施の形態によれば、以下のような作用効果がある。
(1)圧力センサ装置100を組み立てる際、基板410をケース部材300に取り付けるとともに、ケース部材300に対して外面側からカバーツメ部660,670を係止させてケース部材300を覆う状態でカバー部材600を取り付ける。そして、ホルダ舌片部724,734の舌片突起部724B,734Bによりホルダ部材700とケース部材300を係止させ、側方突出部721A、側方部731によりカバーツメ部660,670のケース部材300の外面から離れる方向への移動を抑制し、かつ、カバー部材600を覆う状態でホルダ部材700を取り付ける。
このため、ケース部材300に基板410を係止するツメ部を設けていないので、このツメ部を形成するための開口部や、開口部下端の内面と係止部とを連続させる柱状部を基板410周辺に設ける必要がなく、基板を係止するツメ部を設ける従来の構成と比べて、基板410に対するケース部材300の大型化を抑制できる。
また、カバーツメ部660,670をケース部材300に対して外面側から係止可能に設けているので、カバーツメ部660,670をケース部材300に対して中央側に弾性変形可能な大きさの係止孔をケース部材300に設ける必要がなくなり、基板410に対するケース部材300の大型化をより抑制できる。
(2)ホルダ部材700に、取付部材により被取付面に取り付けられるフランジ760を設けている。
このため、フランジ760の位置が異なる複数のホルダ部材700をあらかじめ準備しておくことにより、例えば被取付面上での取付位置に変更が生じた場合であっても、カバー部材600をケース部材300から取り外すことなく、ホルダ部材700を交換するだけで対応できる。
したがって、例えば被取付面の取付位置に変更が生じた場合であっても、良好に対応できる。
また、被取付面の取付位置が異なる仕様が複数存在しても、カバー部材600が取り付けられた状態で在庫して出荷時にホルダ部材700を取り付けるだけで対応でき、容易に在庫管理できる。
(3)本発明の取付部として、フランジ760を設けている。
このため、フランジ760の長さを変更するだけで取付部材が取り付けられる位置を変更でき、仕様変更に容易に対応できる。
(4)ホルダ部材700に、被取付面に取り付けられた際の応力をカバー部材600およびケース部材300に伝達しない側方隙間770、および上方隙間771を設けている。
このため、圧力センサチップ420に、カバー部材600およびケース部材300を介して、ホルダ部材700が被取付面に取り付けられた際の応力が伝達されるのを防止でき、より正確に被測定流体の状態を計測できる。
(5)本発明の応力伝達防止部として、圧力検出部材200との間に側方隙間770、および上方隙間771を形成している。
このため、被取付面に取り付けられた際の応力をカバー部材600およびケース部材300に伝達しない構成として、例えば緩衝部材を設ける構成と比べて、圧力センサ装置100の構成の簡略化や軽量化を図ることができる。
(6)カバー部材600がケース部材300に取り付けられた際に、カバー部材600の下端面をガスケット380に載置された基板410の周縁全体に当接させる構成としている。
このため、基板410の周縁全体にカバー部材600の下端面を当接させることにより、基板410をガラスエポキシで構成した場合であっても、カバー部材600およびケース部材300で固定した際の応力による歪みを抑制でき、基板410を良好に固定できる。
〔他の実施の形態〕
なお、本発明は上記実施の形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の改良ならびに設計の変更などが可能である。
すなわち、ホルダ前面部720の側方部721に側方突出部721Aを設けずに、側方部721を直接的にカバーツメ部660に対向させる構成としてもよい。
また、ホルダ背面部730の側方部731に、側方突出部721Aと同様の構成を設けてもよい。
さらに、ケース部材300に、ケース部材300とホルダ部材700を係止可能な突起部を設けてもよい。
そして、ホルダ部材700に、フランジ760を設けない構成としてもよい。
また、フランジ760の形状としては、三角形板状に限らず、四角形板状、半円板状など、他の形状としてもよい。
さらに、フランジ760に取付部材挿通孔761を設けずに、フランジ760の外縁に当接する状態でねじなどを螺合させて、被取付面に取り付ける構成としてもよい。
そして、ホルダ部材700を、被取付面に取り付けられた際の応力をカバー部材600およびケース部材300に伝達する状態でケース部材300に取り付ける構成としてもよい。
また、側方隙間770、および上方隙間771のうち、少なくともいずれか1つを設けない構成としてもよい。
さらに、応力伝達防止部としては、例えばゴムやスポンジなどの緩衝部材を設ける構成としてもよい。
そして、カバー部材600の下端面を、基板410の周縁に沿って略等間隔で当接可能な形状、一部が当接可能な形状、あるいは周縁に全く当接させない形状としてもよい。
さらに、図8に示すような構成としてもよい。
この図8に示す圧力センサ装置110は、ケース部材800およびカバー部材600を有する圧力検出部材210と、ホルダ部材900と、を備えている。
ケース部材800は、ケース底面部310と、ケース前面部820と、ケース背面部830と、ケース右面部840と、ケース左面部850と、を備えている。ケース底面部310に設けられた格子部811の第1の線状部812には、略半円状に凹む形状に屈曲した中央屈曲部812Aが設けられている。ケース前面部820には、ホルダ舌片対向部823が設けられている。このホルダ舌片対向部823の下端側には、上端側に向けて略半円板状に切り欠き形成された切欠部823Bが設けられている。また、ケース背面部830の図示しないホルダ舌片対向部にも、同様の切欠部が設けられている。
ホルダ部材900のホルダ前面部920およびホルダ背面部930には、ホルダ舌片部924,934が設けられている。これらホルダ舌片部924,934は、舌片板状部924A,934Aと、舌片板状部924A,934Aの下端側から内部に向けて円板状に突出する舌片突起部924B,934Bと、を備えている。
そして、舌片突起部924B,934Bが中央屈曲部812Aの凹んだ部分、切欠部823B、図示しない切欠部内に位置して係止され、ホルダ部材900が圧力検出部材210に取り付けられる。
このような構成にしても、基板410に対するケース部材800の大型化を抑制できる。
本発明を、流量、温度など、被測定流体の圧力以外の状態を計測する構成に適用してもよい。
その他、本発明は上述の実施の形態における具体的な構造および手順に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良、設計の変更などは本発明に含まれるものである。
本発明は、被測定流体の状態を計測するセンサ装置に利用することができる。
本発明の一実施の形態に係る圧力センサ装置を示す斜視図である。 前記一実施の形態における圧力センサ装置の概略構成を示す分解斜視図である。 前記一実施の形態における圧力センサ装置の詳細な構成を示す斜め上方からの分解斜視図である。 前記一実施の形態における圧力センサ装置の詳細な構成を示す斜め下方からの分解斜視図である。 前記一実施の形態における図1のV−V線に沿った断面図である。 前記一実施の形態における図1のVI−VI線に沿った断面図である。 前記一実施の形態における図5のVII−VII線に沿った断面図である。 本発明の他の実施の形態に係る圧力センサ装置の詳細な構成を示す斜め下方からの分解斜視図である。
符号の説明
100,110…圧力センサ装置
300,800…ケース部材
380…載置部としてのガスケット
410…基板
420…センサ素子としての圧力センサチップ
600…カバー部材
620…当接部としてのカバー前面部
630…当接部としてのカバー背面部
640…当接部としてのカバー右面部
650…当接部としてのカバー左面部
660,670…カバーツメ部
700,900…ホルダ部材
721A…ツメ移動規制部としての側方突出部
724B,734B,924B,934B…舌片突起部
731…ツメ移動規制部としての側方部
760…取付部としてのフランジ
770…応力伝達防止部としての側方隙間
771…応力伝達防止部としての上方隙間

Claims (5)

  1. 被取付面に接するケース部材と、
    このケース部材に取り付けられ被測定流体の状態を計測するセンサ素子が設けられた基板と、
    前記ケース部材を覆う状態で前記ケース部材に取り付けられるカバー部材と、
    前記カバー部材を覆う状態で前記ケース部材に取り付けられるホルダ部材と、
    前記ケース部材に設けられ前記基板の一面が載置される載置部と、
    前記カバー部材に設けられ前記カバー部材が前記ケース部材に取り付けられた際に前記基板の他面の周縁に当接する形状に形成された当接部と、
    前記カバー部材に設けられ前記ケース部材に対して外面側から係止可能ツメ部と、
    前記ホルダ部材または前記ケース部材に設けられ前記ホルダ部材と前記ケース部材を係止可能とする突起部と、
    前記ホルダ部材に設けられ前記ツメ部の前記ケース部材の外面から離れる方向への移動を抑制するツメ移動抑制部と、
    を備えたことを特徴とするセンサ装置。
  2. 請求項1に記載のセンサ装置であって、
    前記ホルダ部材は、取付部材により前記被取付面に取り付けられる取付部を備えた
    ことを特徴とするセンサ装置。
  3. 請求項2に記載のセンサ装置であって、
    前記取付部は、フランジである
    ことを特徴とするセンサ装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載のセンサ装置であって、
    前記ホルダ部材は、前記被取付面に取り付けられた際の応力を前記カバー部材および前記ケース部材に伝達しない応力伝達防止部を備えた
    ことを特徴とするセンサ装置。
  5. 請求項4に記載のセンサ装置であって、
    前記応力伝達防止部は、前記カバー部材との間に形成された隙間である
    ことを特徴とするセンサ装置。
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