JP3355297B2 - エレベータ用電磁ブレーキ装置の分解方法 - Google Patents
エレベータ用電磁ブレーキ装置の分解方法Info
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Description
機を保守点検する際に好適なエレベータ用電磁ブレーキ
装置の分解方法に関する。
キ装置は、一般に、図6に示すような構成になってい
る。すなわち、同図において符号1で総括的に示す電磁
ブレーキ装置は、巻上機用ブレーキドラム2と、このブ
レーキドラム2の外周面に摺接可能な一対のシュー3
a,3bと、ブレーキドラム2の側方に配置されてシュ
ー3a,3bをそれぞれ支持している一対の制動レバー
4a,4bと、Lレバー17a,17bを介して各制動
レバー4a,4bをブレーキドラム2から隔離する向き
に押し開くことのできる電磁石本体5と、各制動レバー
4a,4bを閉じる向きに常時付勢している一対の制動
ばね6a,6bとを備えた構成になっている。
ように、上下動可能なプッシュロッド7や、外殻を形成
する容器状のケーシング8や、このケーシング8内の底
部に固定されている円筒状の固定鉄心9や、ケーシング
8内の上部に上下動可能に配置されてプッシュロッド7
が取着されている可動鉄心10や、固定鉄心9の径方向
外側に配置されて可動鉄心10を下方へ吸引可能な電磁
コイル11や、ケーシング8の上部開口を蓋閉している
エンドブラケット12や、このエンドブラケット12の
上面に配設されている図示せぬスイッチ類や、このスイ
ッチ類ならびにスイッチ作動板14を覆うスイッチカバ
ー13や、前記スイッチ作動板14を可動鉄心10に連
結しているスタッドボルト15や、前記プッシュロッド
7の螺合部7aに螺着されている固定ナット16などか
ら構成されている。また、前記エンドブラケット12の
下面周縁部には、ケーシング8の上端部8aが嵌合する
円環状の段部12aが形成されており、このエンドブラ
ケット12の中央部には、前記プッシュロッド7の上端
部を挿通させた挿通口12bが形成されている。なお、
このエンドブラケット12の上面に設けられているスイ
ッチカバー用取付ねじ穴29にボルト33を螺着させる
ことにより、前記スイッチカバー13はエンドブラケッ
ト12上に固定されている。
置1は、電磁コイル11への通電がなされると可動鉄心
10が下方へ吸引されて、この可動鉄心10と連動する
プッシュロッド7の下端がLレバー17a,17bを回
転させ、これらのLレバー17a,17bに駆動されて
各制動レバー4a,4bがブレーキドラム2から隔離す
る向きに押し開かれるので、ブレーキドラム2はシュー
3a,3bの制動力を受けなくなって回動可能な状態と
なる。また、電磁コイル11への通電が停止されると、
下方へ吸引されていた可動鉄心10が釈放されるため、
一対の制動ばね6a,6bのばね力により、Lレバー1
7a,17bが元の位置まで戻されて可動鉄心10およ
びプッシュロッド7が上方へ移動するとともに、各制動
レバー4a,4bが閉じる向きに付勢されてシュー3
a,3bがブレーキドラム2の外周面に圧接されるの
で、ブレーキドラム2は制動状態となる。
動しないとエレベータの安全を著しく損なう虞があるの
で、定期的に保守点検を行う必要がある。かかる保守点
検における電磁石本体5の分解整備作業に際しては、制
動ばね6a,6bやシュー3a,3bを取り外した後、
まずスイッチカバー13を外し、次いでスイッチ作動板
14や前記スイッチ類を電磁コイル11との配線を解除
してから取り外し、さらにエンドブラケット12をケー
シング8から取り外したうえで、可動鉄心10やプッシ
ュロッド7等を順次引っ張り上げてケーシング8から取
り外していくという手順で、電磁石本体5を分解してい
く。そして、このような電磁石本体5の分解作業は、通
常、巻上機のモータ上を作業足場として利用するなどし
て、複数の作業員により行われている。
磁ブレーキ装置1のエンドブラケット12や可動鉄心1
0、プッシュロッド7等はかなりの重量物であり、エレ
ベータによっては、その電磁石本体5に約34kgのエ
ンドブラケット12や約29kgの可動鉄心10を組み
込んだものもあるほどなので、このような電磁ブレーキ
装置1の分解作業を巻上機のモータ上を足場として行う
ことは容易ではなかった。しかも、かかる分解作業は高
所作業であり、モータ上の作業員が把持して持ち上げた
エンドブラケット12や可動鉄心10、プッシュロッド
7等の重量物はすべて機械室床面まで降ろさなければな
らないので、これら重量物を誤って落下させたときに大
事故を引き起こす危険性があった。
なされたもので、その目的は、電磁ブレーキ装置の分解
整備を安全に効率よく行うことができる、エレベータ用
電磁ブレーキ装置の分解方法を提供することにある。
は、巻上機のモータの側方に踏台を設置するとともに、
このモータ上に設置した作業台を足場として各種脱着治
具が使用できるように準備しておく分解作業準備工程
と、この分解作業準備工程終了後に、電磁ブレーキ装置
のエンドブラケット上に組み付けられているスイッチカ
バーを取り外すスイッチカバー取外し工程と、このスイ
ッチカバー取外し工程終了後に、前記エンドブラケット
の上面に設けられているスイッチカバー用取付ねじ穴を
利用してエンドブラケット脱着治具を装着し、この脱着
治具を引っ張り上げることにより前記電磁ブレーキ装置
のケーシングからエンドブラケットを取り外すエンドブ
ラケット取外し工程と、このエンドブラケット取外し工
程終了後に、前記電磁ブレーキ装置のプッシュロッドに
螺着されている固定ナットを取り除くとともに、この電
磁ブレーキ装置の可動鉄心の上面に設けられているねじ
穴を利用して可動鉄心脱着治具を装着し、この脱着治具
を引っ張り上げることにより前記ケーシングから可動鉄
心を取り外す可動鉄心分解工程と、この可動鉄心分解工
程終了後に、前記プッシュロッドの外周面に設けられて
いる前記固定ナット取付用の螺合部を利用してプッシュ
ロッド脱着治具を装着し、この脱着治具を引っ張り上げ
ることにより前記ケーシングからプッシュロッドおよび
固定鉄心を取り外すプッシュロッド分解工程とを含む分
解方法を採用することによって達成される。
に足場として作業台が設けられているとともに、各種脱
着治具を螺着させてエンドブラケットや可動鉄心等の重
量物を引っ張り上げるので、これらの重量物をモータ上
に乗った作業員が手で把持して持ち上げていた従来の手
法に比べて、安全に効率よく電磁ブレーキ装置を分解す
ることができる。また、作業台に十分な広さを確保して
おけば、取り外した可動鉄心やプッシュロッド、固定鉄
心等の点検整備を該作業台上で行うことができるので、
これら重量物をわざわざ機械室床面まで降ろす必要がな
くなって、安全性や作業効率の一層の向上が図れる。
電磁ブレーキ装置の分解方法の実施形態を、図1ないし
図5に基づいて説明する。ただし、図1は本発明の一実
施形態に係る分解作業の手順を示すフローチャート、図
2は同実施形態に係る作業台や踏台を設置した巻上機の
外観図、図3は同実施形態に係るエンドブラケット脱着
治具を装着してエンドブラケットを取り外している様子
を示す説明図、図4は同実施形態に係る可動鉄心脱着治
具を装着して可動鉄心を取り外している様子を示す説明
図、図5は同実施形態に係るプッシュロッド脱着治具を
装着してプッシュロッドおよび固定鉄心を取り外してい
る様子を示す説明図であり、先に説明した図6,7と対
応する部分には同一符号が付してある。
は、モータ部19と電磁ブレーキ装置1とを備えた構成
になっていて、これらは、機械室床面に固定されている
マシンベース18上に設置されている。そして本実施形
態においては、巻上機Aの保守点検で電磁ブレーキ装置
1の分解整備作業を行う際に、モータ部19上に作業台
20を設置するとともに、このモータ部19の側方に踏
台25を設置する。
19の上面に固定される平面視方形の足場ベース21
と、この足場ベース21の四隅に予め立設されているパ
イプ状の4本のポール立て22a,22b,22c,2
2dと、これら4本のポール立て22a〜22dのうち
の2本(図2では22cと22d)に挿着されて起立す
る2本のポール24a,24bと、これら2本のポール
24a,24bの間に架け渡された安全鎖23とを備え
て構成されており、前記足場ベース21は、巻上機Aを
揚重するためにモータ部19に設けられている図示せぬ
チェーン取付穴を利用して、該モータ部19に固定され
ている。そして、本実施形態においては、板厚3.2m
mの縞鋼板からなる足場ベース21の四辺全周を折り曲
げて、高さ約40mmの垂直壁21a,21b,21
c,21dが形成してあるので、足場ベース21の強度
が高まっているとともに、この足場ベース21上に載せ
た脱着工具類の落下が防止されており、また、足場ベー
ス21上で作業する作業員が足を踏み外す心配もない。
なお、各ポール24a,24bは任意のポール立て22
a〜22dに対して着脱可能である。また、足場ベース
21の大きさは、図3〜図5に示すエンドブラケット1
2や可動鉄心10、プッシュロッド7、固定鉄心9、お
よび図示せぬ道具箱等を置いても所定の作業が行える、
ある程度の広さが確保されていると都合がよいので、本
実施形態においては、足場ベース21の縦寸法を約87
0mm、横寸法を約1035mmとしてある。
置される前記踏台25は、複数本のL鋼を箱枠状に組ん
で溶接した箱型枠体26と、縞鋼板からなり箱型枠体2
6の上面に溶接した踏板27とで構成されている。そし
て、本実施形態においては、前記L鋼として幅40mm
のものを用い、踏台25の全体の大きさを、縦寸法約6
30mm、横寸法約350mm、高さ寸法約450mm
としてある。
の分解作業に際して、各種の脱着治具を使用する。例え
ば、エンドブラケット12を取り外す際には図3に示す
ような同形状の2本のエンドブラケット脱着治具28を
使用し、可動鉄心10を取り外す際には図4に示すよう
な同形状の2本の可動鉄心脱着治具30を使用し、プッ
シュロッド7および固定鉄心9を取り外す際には図5に
示すようなプッシュロッド脱着治具32を使用する。
に示すように、スイッチカバー13(図2参照)を締結
するためにエンドブラケット12の上面に設けられてい
るスイッチカバー用取付ねじ穴29に対して螺着可能な
雄ねじ部28aと、略O字状に形成された把っ手部28
bと、これらの雄ねじ部28aと把っ手部28bを連結
する連結杆部28cとを備えた、1本の丸棒からなる治
具であり、この丸棒の太さは例えば8mm程度が好まし
い。なお、分解作業時には、一人の作業員が2本のエン
ドブラケット脱着治具28の各把っ手部28bを握っ
て、両手でエンドブラケット12を引っ張り上げてもよ
いし、二人の作業員がそれぞれ別のエンドブラケット脱
着治具28の把っ手部28bを握って、協力してエンド
ブラケット12を引っ張り上げてもよい。
示すように、可動鉄心10の上面に設けられているねじ
穴31に螺着可能な雄ねじ部30aと、略O字状に形成
された把っ手部30bと、これらの雄ねじ部30aと把
っ手部30bを連結する連結杆部30cとを備えた、1
本の丸棒からなる治具であり、その大きさは例えば、丸
棒の太さを12mm程度とし連結杆部30cの長さを8
5mm程度としておけば扱いやすい。なお、雄ねじ部3
0aが螺着される前記ねじ穴31は、先に図7を用いて
説明したように、エンドブラケット12の上方に配置さ
れるスイッチ作動板14を可動鉄心10に連結せしめる
スタッドボルト15用のねじ穴である。
図5に示すように、プッシュロッド7の外周面に設けら
れている螺合部7aに螺着可能な嵌合リング部材32a
と、この嵌合リング部材32aから径方向外側へ一直線
状に突設された2本の把っ手部材32b,32cとを備
えた治具で、その全長は例えば300mm程度が好まし
い。なお、嵌合リング部材32aの内周面には雌ねじ部
32dが形成されている。また、プッシュロッド7の前
記螺合部7aは、先に図7を用いて説明した固定ナット
16を螺着させるためのねじ山である。
ブレーキ装置1の分解作業を図1に示すような手順で実
施する。すなわち、まず分解作業準備工程S1におい
て、巻上機Aのモータ部19上に作業台20を設置し
て、エンドブラケット脱着治具28や可動鉄心脱着治具
30、プッシュロッド脱着治具32等の各種治具を用意
するとともに、このモータ部19の側方に踏台25を設
置する。ここで、作業台20の設置作業とは、モータ部
19上に載置固定した足場ベース21の隅部に位置する
ポール立て22c,22dにそれぞれ、ポール24a,
24bを挿着して起立させた後、これら2本のポール2
4a,24bに安全鎖23を取り付けて橋絡させるとい
う作業である。
後に行うスイッチカバー取外し工程S2において、電磁
ブレーキ装置1のエンドブラケット12上に組み付けら
れているスイッチカバー13を取り外すとともに、この
スイッチカバー13に覆われている図示せぬスイッチ本
体を取り外す。
S2が終了したなら、図2に示す制動ばね6a,6bを
取り除いた後、エンドブラケット取外し工程S3を行
う。この工程S3においては、前記スイッチカバー用取
付ねじ穴29を利用してエンドブラケット12にエンド
ブラケット脱着治具28を装着し、この脱着治具28を
作業員が上方へ引っ張り上げることにより、エンドブラ
ケット12をケーシング8から取り外す(図3参照)。
S3の終了後に行う可動鉄心分解工程S4において、プ
ッシュロッド7に螺着されている前記固定ナット16を
取り除くとともに、前記スタッドボルト15用のねじ穴
31を利用して可動鉄心10に可動鉄心脱着治具30を
装着し、この脱着治具30を作業員が上方へ引っ張り上
げることにより、可動鉄心10をケーシング8から取り
外す(図4参照)。
後に行うプッシュロッド分解工程S5において、嵌合リ
ング部材32aを前記螺合部7aに螺着させることでプ
ッシュロッド脱着治具32をプッシュロッド7に装着
し、この脱着治具32を作業員が上方へ引っ張り上げる
ことにより、ケーシング8からプッシュロッド7および
固定鉄心9を取り外す(図5参照)。
なら、先に図6,7を用いて説明したLレバー17a,
17b等を取り外して電磁ブレーキ装置1の分解作業が
完了するので、その後、取り出した可動鉄心10やプッ
シュロッド7、固定鉄心9、Lレバー17a,17b等
の点検を行う。なお、かかる点検作業は、踏台25を利
用して作業台20から機械室床面まで可動鉄心10等を
降ろした後、この機械室床面上で行ってもよいが、十分
なスペースが確保されている作業台20上で行ってもよ
い。
機Aのモータ部19上に足場として作業台20が設けら
れているので、電磁ブレーキ装置1の分解作業を安全に
行うことができる。また、本実施形態では、エンドブラ
ケット脱着治具28や可動鉄心脱着治具30、プッシュ
ロッド脱着治具32等の脱着治具を使用し、これらの脱
着治具を螺着させてエンドブラケット12や可動鉄心1
0、プッシュロッド7および固定鉄心9等を引っ張り上
げるという取外し方法を採用しているので、作業効率が
よい。しかも、これらの脱着治具28,30,32はい
ずれも安価に製作できる。また、本実施形態では作業台
20に十分な広さが確保してあるので、取り外した可動
鉄心10やプッシュロッド7、固定鉄心9等の点検整備
を該作業台20上で行うことができ、それゆえ、これら
重量物をわざわざ機械室床面まで降ろす必要がなくなっ
て、安全性や作業効率の一層の向上が図られている。
され、以下に記載されるような効果を奏する。
けられているとともに、各種脱着治具を螺着させてエン
ドブラケットや可動鉄心等の重量物を引っ張り上げるの
で、これらの重量物をモータ上に乗った作業員が手で把
持して持ち上げていた従来の手法に比べて、安全に効率
よく、エレベータ用電磁ブレーキ装置を分解することが
できる。また、前記作業台に十分な広さを確保しておけ
ば、取り外した可動鉄心やプッシュロッド、固定鉄心等
の点検整備を該作業台上で行うことができるので、これ
ら重量物をわざわざ機械室床面まで降ろす必要がなくな
って、安全性や作業効率の一層の向上が図れる。
すフローチャートである。
機の外観図である。
装着してエンドブラケットを取り外している様子を示す
説明図である。
可動鉄心を取り外している様子を示す説明図である。
着してプッシュロッドおよび固定鉄心を取り外している
様子を示す説明図である。
説明するための正面図である。
部構成を説明するための断面図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 巻上機のモータの側方に踏台を設置する
とともに、このモータ上に設置した作業台を足場として
各種脱着治具が使用できるように準備しておく分解作業
準備工程と、この分解作業準備工程終了後に、電磁ブレ
ーキ装置のエンドブラケット上に組み付けられているス
イッチカバーを取り外すスイッチカバー取外し工程と、
このスイッチカバー取外し工程終了後に、前記エンドブ
ラケットの上面に設けられているスイッチカバー用取付
ねじ穴を利用してエンドブラケット脱着治具を装着し、
この脱着治具を引っ張り上げることにより前記電磁ブレ
ーキ装置のケーシングからエンドブラケットを取り外す
エンドブラケット取外し工程と、このエンドブラケット
取外し工程終了後に、前記電磁ブレーキ装置のプッシュ
ロッドに螺着されている固定ナットを取り除くととも
に、この電磁ブレーキ装置の可動鉄心の上面に設けられ
ているねじ穴を利用して可動鉄心脱着治具を装着し、こ
の脱着治具を引っ張り上げることにより前記ケーシング
から可動鉄心を取り外す可動鉄心分解工程と、この可動
鉄心分解工程終了後に、前記プッシュロッドの外周面に
設けられている前記固定ナット取付用の螺合部を利用し
てプッシュロッド脱着治具を装着し、この脱着治具を引
っ張り上げることにより前記ケーシングからプッシュロ
ッドおよび固定鉄心を取り外すプッシュロッド分解工程
とを含んでいることを特徴とするエレベータ用電磁ブレ
ーキ装置の分解方法。 - 【請求項2】 前記作業台が、鋼板からなり前記モータ
の上面に固定された足場ベースと、この足場ベースの隅
部に配設された複数のポール立てと、このポール立てに
保持されて起立する複数のポールと、これら複数のポー
ルどうしの間に架け渡された橋絡部材とを備えた構成で
あることを特徴とする請求項1記載のエレベータ用電磁
ブレーキ装置の分解方法。 - 【請求項3】 前記踏台が、L鋼からなる箱型枠体と、
鋼板からなり前記箱型枠体上に固定された踏板とを備え
た構成であることを特徴とする請求項1もしくは2記載
のエレベータ用電磁ブレーキ装置の分解方法。 - 【請求項4】 前記エンドブラケット脱着治具が、前記
スイッチカバー用取付ねじ穴に螺着可能な雄ねじ部と、
略O字状に形成された把っ手部と、これらの雄ねじ部と
把っ手部を連結する連結杆部とを備えた1本の丸棒から
なることを特徴とする請求項1ないし3いずれかに記載
のエレベータ用電磁ブレーキ装置の分解方法。 - 【請求項5】 前記可動鉄心の上面に設けられている前
記ねじ穴が、前記エンドブラケットの上方に配置される
スイッチ作動板を前記可動鉄心に連結せしめるスタッド
ボルト用のねじ穴であることを特徴とする請求項1ない
し4いずれかに記載のエレベータ用電磁ブレーキ装置の
分解方法。 - 【請求項6】 前記可動鉄心脱着治具が、前記スタッド
ボルト用のねじ穴に螺着可能な雄ねじ部と、略O字状に
形成された把っ手部と、これらの雄ねじ部と把っ手部を
連結する連結杆部とを備えた1本の丸棒からなることを
特徴とする請求項1ないし5いずれかに記載のエレベー
タ用電磁ブレーキ装置の分解方法。 - 【請求項7】 前記プッシュロッド脱着治具が、前記固
定ナット取付用の螺合部に螺着可能な嵌合リング部材
と、この嵌合リング部材から径方向外側へ突設された把
っ手部材とを備えた構成であることを特徴とする請求項
1ないし6いずれかに記載のエレベータ用電磁ブレーキ
装置の分解方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP00580498A JP3355297B2 (ja) | 1998-01-14 | 1998-01-14 | エレベータ用電磁ブレーキ装置の分解方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP00580498A JP3355297B2 (ja) | 1998-01-14 | 1998-01-14 | エレベータ用電磁ブレーキ装置の分解方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH11199150A JPH11199150A (ja) | 1999-07-27 |
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Family
ID=11621280
Family Applications (1)
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JP00580498A Expired - Lifetime JP3355297B2 (ja) | 1998-01-14 | 1998-01-14 | エレベータ用電磁ブレーキ装置の分解方法 |
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1998
- 1998-01-14 JP JP00580498A patent/JP3355297B2/ja not_active Expired - Lifetime
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