JP3354121B2 - Phs用交換機を介するcsとnms間のo&m通信方法及び方式 - Google Patents

Phs用交換機を介するcsとnms間のo&m通信方法及び方式

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JP3354121B2 JP32821399A JP32821399A JP3354121B2 JP 3354121 B2 JP3354121 B2 JP 3354121B2 JP 32821399 A JP32821399 A JP 32821399A JP 32821399 A JP32821399 A JP 32821399A JP 3354121 B2 JP3354121 B2 JP 3354121B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PHSにおける基
地局(CS)とネットワーク管理システム(NMS)間
の運用・保守(O&M)通信に関し、特に、NMSのみ
でCSを集中管理することが可能なPHS用交換機を介
するCSとNMS間のO&M通信方法及び方式に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のPHSにおける基地局(CELL STA
TION、セルステーション:「CS」という。)とネット
ワーク管理システム(Network Management System:
「NMS」という。)の間の運用・保守(Operation An
d Maintenance:「O&M」という。)通信方式につい
て図面を参照して説明する。
【0003】図5は、従来のCSとNMS間のO&M通
信方式を示すブロック図である。PHSのCS(基地
局)1、2と、PHS用交換機における遠隔加入者装置
3と、前記遠隔加入者装置3と伝送路11により接続さ
れた加入者収容装置4と、通話チャネルのスイッチイン
グを行う時分割スイッチ5と、パケット交換処理を行う
パケット交換処理装置14と、時分割スイッチ5等を制
御するプロセッサ6と、加入者収容装置7と、前記CS
1、2の運用、保守を行う装置であるNMS(ネットワ
ーク管理システム)8とから構成され、加入者収容装置
4には加入者信号終端装置9が内蔵され、加入者収容装
置7には加入者信号終端装置9が内蔵されている。
【0004】従来方式のCSとNMS間のO&M通信方
式では、加入者収容装置4はCSからDchパケットを
受信した場合、内蔵する加入者信号終端装置9が前記D
chパケットを処理する機能を有しないものであったか
ら、パケットの交換処理を行うためのパケット処理装置
14を設け、これに前記Dchパケットデータを中継し
パケット交換処理装置14でパケット交換処理を行うよ
うに構成されていた。
【0005】パケット交換処理装置14では、受信した
Dchパケットを処理する時、加入者収容装置4の加入
者情報とパケット交換処理装置14の入力回線との対応
をとり、かつDchパケットのLayer3を一度終端
し、NMSに接続されているBchの加入者情報とパケ
ット交換処理装置14の出力回線の対応をとることで、
CSとNMS間のパケット通信サービスを行っていた。
また、パケット交換処理装置14では、パケット通信の
手順の異常が発生した場合には、これをNMSへ知らせ
るように構成されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のPHSにおける
CSとNMS間のO&M通信方式においては、次のよう
な問題がある。
【0007】第1に、パケット処理装置を使ってPHS
用交換機内でパケット交換処理を実施していたため、処
理遅延が大きく、パケット通信の高速化が困難であっ
た。
【0008】第2に、NMSはCSとの通信のみでCS
を保守するように構成され、パケットの通信ルート等の
障害の発生時に、障害情報をNMSへ知らせる手段がな
かったので、CSとの通信ができなくなった時は、一
度、PHS用交換機の保守端末を使用して、CSおよび
その周辺における通信が異常になったのか、伝送装置を
含む伝送路での障害や交換機等の装置の障害により通信
が異常になったのか、を交換機の保守者が確認しなけれ
ばならなかった。
【0009】第3に、PHSにおけるCSとNMS間の
O&M通信は、通信chの多重を利用するものであり、
X.25のPVC(Permanent Virtual Connection:相
手固定接続)を使った半固定的接続のみが必要であるに
もかかわらず、従来方式ではPHS用交換機を構成する
時、いろいろなパケット通信サービスを提供できるパケ
ット交換機が必要となり、PHS用交換機のコストが高
くなる要因になっていた。
【0010】(発明の目的)本発明の目的は、PHS用
交換機においてパケット交換処理を行わないことでパケ
ット通信の高速化を可能とするとともに、通信異常時の
障害情報をNMSへ送出することを可能するPHS用交
換機を介するCSとNMS間のO&M通信方法及び方式
を提供することにある。
【0011】本発明の他の目的は、NMSのみでCSに
対する保守を実施することが可能なPHS用交換機を介
するCSとNMS間のO&M通信方法及び方式を提供す
ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、CS(基地
局)とNMS(ネットワーク管理システム)間のO&M
(保守・管理)通信方法及び方式において、CS及びN
MSを加入者として収容するPHS用交換機で、CSを
Dchパケットで接続し、NMSをBchパケットで接
続することで、CSをNMSにより集中管理できるよう
パケット多重化し、通信時のパケット交換処理を行うこ
となくLayer3情報を双方向に転送することと、デ
ータ転送の起動、停止を制御するとともにPHS用交換
機で各種の障害を検出した時、その障害発生場所および
内容等を前記データ転送の停止を制御する停止指示パケ
ット(RI(障害))に付加し、NMSに知らせる機能
をもたせるようにしたものである。つまり、本発明のP
HS用交換機を介するCSとNMS間のO&M通信方法
は、PHS用交換機を介するCSとNMS間のO&M通
信方法において、前記PHS用交換機は、CSをDch
パケットにより接続するとともに、NMSをBchパケ
ットにより接続し、前記BchパケットにおいてDch
パケットをパケット多重化することにより、パケット交
換処理を行うことなくLayer3情報をCSとNMS
の間で双方向に転送するとともに、CSとNMSの間の
データ転送の起動、停止を制御し、パケット通信の障害
が検出されたとき、障害の要因を前記データ転送の停止
を指示する停止指示パケットに付加してNMSに通知す
ることにより、CSをNMSにより集中管理することを
特徴とする。また、前記PHS用交換機は、パケット通
信の障害の要因として障害の発生場所および内容を前記
停止指示パケットの診断コードに付加し、NMSは受信
した前記停止指示パケットの診断コードを解析すること
により、障害情報を取得してCSの保守を行うことを特
徴とする。
【0013】本発明のPHS用交換機を介するCSとN
MS間のO&M通信方式は、遠隔加入者装置等からの複
数のCSのDchパケットを収容する第1の加入者収容
装置と、NMSのBchパケットを収容する第2の加入
者収容装置と、前記第1及び第2の加入者収容装置に接
続された時分割スイッチと、それぞれ制御通信路で接続
され前記第1及び第2の加入者収容装置及び前記時分割
スイッチを制御するプロセッサとからなるPHS用交換
機を介するCSとNMS間のO&M通信方式において、
前記第1の加入者収容装置は、前記Dchパケットと前
記Dchパケットが多重化された前記Bchパケットと
の間でのパケットの変換処理を行い、前記プロセッサ
は、前記第1及び第2の加入者収容装置に対しCSとN
MS間のデータ転送の起動、停止を制御するとともに、
前記制御通信路を介してパケット通信の障害が検出され
たとき、障害の要因を前記第2の加入者収容装置からN
MSへのデータ転送の停止を指示する停止指示パケット
に付加してNMSに通知することにより、CSをNMS
により集中管理することを特徴とする。
【0014】また、本発明の他のPHS用交換機を介す
るCSとNMS間のO&M通信方式は、遠隔加入者装置
等からの複数のCSのDchパケットを収容する第1の
加入者収容装置と、NMSのBchパケットを収容する
第2の加入者収容装置と、トランク装置と、前記第1及
び第2の加入者収容装置に接続された時分割スイッチ
と、それぞれ制御通信路で接続され前記第1及び第2の
加入者収容装置、前記トランク装置及び前記時分割スイ
ッチを制御するプロセッサとからなるPHS用交換機を
介するCSとNMS間のO&M通信方式において、前記
第1の加入者収容装置及び前記トランク装置は、前記制
御通信路を介して前記Dchパケットを送受し、前記ト
ランク装置は前記Dchパケットと前記Dchパケット
が多重化された前記Bchパケットとの間でのパケット
の変換処理を行い、前記プロセッサは、前記第1及び第
2の加入者収容装置に対しCSとNMS間のデータ転送
の起動、停止を制御するとともに、前記制御通信路を介
してパケット通信の障害が検出されたとき、障害の要因
を前記第2の加入者収容装置からNMEへのデータ転送
の停止を指示する停止指示パケットに付加してNMSに
通知することにより、CSをNMSにより集中管理する
ことを特徴とする。
【0015】(作用)PHS用交換機において、パケッ
トのデータ転送時X.25のLayer3データを終端
するようなパケット交換処理の機能を持たせることなし
にパケットを転送することと、データ転送の停止指示パ
ケットの診断コード等にパケット通信障害の要因を付加
してNMSに知らせる機能を持たせることで、PHS用
交換機内のパケットの転送遅延を少なくでき、NMSが
対CSとの通信異常情報をPHS用交換機から得られ、
NMSのみでCSの保守を的確に行うことを可能とす
る。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明のPHS用交換機に
おけるCSとNMS間のO&M通信方法及び方式の一実
施の形態について図1を参照して説明する。
【0017】本実施の形態は、PHSのCS(CELL STA
TION:基地局)1、2と、CS1、2の運用、保守を行
う装置であるNMS(Network Management System:ネ
ットワーク管理システム)8と、PHS用交換機を構成
するところの、遠隔加入者装置3、前記遠隔加入者装置
3と伝送路11により接続された加入者収容装置4、通
話チャネルのスイッチイングを行う時分割スイッチ5、
加入者収容装置7及び加入者収容装置4、7、時分割ス
イッチ5を制御するプロセッサ6とから構成され、加入
者収容装置4には加入者信号終端装置9が内蔵され、加
入者収容装置7には加入者信号終端装置9が内蔵されて
いる。図1に示す本実施の形態の各部の機能概要は以下
のとおりである。
【0018】PHS用交換機における遠隔加入者装置3
は、PHSの基地局のCSからの3B+Dインタフェー
スを収容し、DchのLayer2を終端し、親局側の
加入者収容装置4へ加入者識別子を付加し、Dchパケ
ットデータや呼処理信号を転送する。
【0019】加入者信号収容装置4は、伝送路11によ
り遠隔加入者装置3と接続され通話路の集線処理を行
う。また、加入者信号収容装置4内の加入者信号終端装
置9は、加入者からのDch信号をサービスアクセス点
識別子SAPI(Service Access Point Identifier)
の値により識別し、Dchパケット(SAPI=16)
の場合はBchパケットとしてスイッチングし、呼処理
信号(SAPI=0)の場合は制御信号通信路10を介
してプロセッサに報告する。
【0020】更に、加入者信号終端装置9はDchパケ
ットデータを処理する機能を有し、CS制御用のDch
の収容装置番号及び収容回線番号からそれに対応した通
話チャネルの位置とそのチャネルを使うBchパケット
の論理チャネル番号を割り出し、PHS用交換機で定義
しているDchパケットの内部信号フォーマットからB
chパケットのフォーマットに変換し、Bchパケット
として送信する。前記通話チャネルは、NMS8に接続
されているBchの通話路と時分割スイッチを介して接
続される。
【0021】時分割スイッチ5は、通話チャネルのスイ
ッチイングを行い音声信号やパケットデータを加入者間
で通信できるようパスを確保する。プロセッサ6は、加
入者収容装置4からの呼処理信号を終端し、時分割スイ
ッチ5を制御して加入者の通話路の接続を行う。
【0022】加入者収容装置7は、NMS8をISDN
加入者として収容しており、NMS8は、ISDN加入
者としてCS1、2の運用、保守を行う。CSとのO&
M(運用・保守)用データの通信はPHS用交換機のB
chパケットサービスのPVC(Permanent Virtual Co
nnection:相手固定接続)を使って行う。
【0023】(動作の説明)次に、図1に示す実施の形
態の動作を説明する。
【0024】いま、CS1がO&M情報をDchパケッ
トにして、NMS8へ送信する時、PHS用交換機では
遠隔加入者装置3でDchのLayer3信号を交換機
内の信号フォーマットに変換して、伝送路11経由でホ
ストの加入者収容装置4へ転送する。
【0025】加入者収容装置4は、内蔵する加入者信号
終端装置9において、遠隔加入者装置3から転送された
DchのLayer3信号をSAPI(Service Access
Point Identifier)=16(パケットデータ用の表
示)であることによりパケットデータと識別し、固定的
に割り当てられ対応を付けられているBchのLaye
r3の論理チャネルへBchパケットとしてフォーマッ
ト変換したデータとし、時分割スイッチの通話チャネル
へ送出する。また、SAPI=0により呼処理信号と識
別した場合はプロセッサに報告する。CS2からのDc
hパケットについても同様である。
【0026】このような処理により、CS1のパケット
a、CS2のパケットb、即ち、加入者(D-1)、(D-
2)のパケットデータが、同じBch上の違う論理チャ
ネル番号に変換されたパケット(B-1)、(B-2)として
送出される。これらのパケットは時分割スイッチ5で収
容チャネルが変換され、NMS8が収容されている加入
者収容装置7を介してNMS8へ送られる。
【0027】CS1、2から、NMS8へ転送されるパ
ケットは論理チャネル情報までは、PHS用交換機で割
り当てるデータの変換処理がされるが、X.25 La
yer3のシーケンス番号やMbit及びGFIフィー
ルドで定義されているDbit、QbitはPHS用交
換機では制御することなく、CSとNMS間で直接処理
されることで、パケット通信の手順が保証される。
【0028】以上のDchパケットとBchパケットと
の変換処理の流れと同様に、NMSからCSへの逆のル
ート、つまりBchパケットからDchパケットへの変
換処理においては上記と逆の流れで行なわれる。
【0029】図2は、データ転送フェーズでのプロトコ
ルスタックとデータ(DT)パケットのフレームフォー
マットを示す図である。CS−NMS間のO&M情報は
X.25 PVCで接続され、CS側の通信chをNM
S側のBch上にパケット多重している。PHS用交換
機の遠隔加入者装置、加入者収容装置ではlayer1
及びlayer2を終端するが、layer3は終端し
ない。ここで、CSと遠隔加入者収容装置との間はDc
hパケット(SAPI=16)で例えば、論理chはL
CGN=0、LCN=1を使用して通信する。
【0030】加入者収容装置では、CSが収容されてい
る装置番号と、Bchの収容位置、Bch上の論理ch
番号によりデータをスイッチングする。Bchパケット
ではLCGN、LCNに複数の論理chを設定して多重
化される。信号フォーマット(1)〜(3)の間では、
PHS用交換機でパケット交換処理をすることがないの
で、モジュロ変換を行うことやLayer3情報のGF
I、P(S)、P(R)、Mの各フィールドは処理する
ことなく、転送のみをしていることが分かる。
【0031】ここで、PHS用交換機でデータ交換を行
う時の“対NMSのBchに接続されている通話チャネ
ルとそのチャネル上のBchパケットの論理チャネル番
号”と、“対象とするCSの収容装置番号、収容回線番
号”との対応は、局データとしてPHS用交換機に登録
され、パケットの通信をするための初期データとして、
プロセッサ6から制御信号通信路10を介して、加入者
信号終端装置9へ転送され、加入者収容装置4のデータ
として設定されている。
【0032】図3は、以上の動作におけるPHS用交換
機のBchパケットサービスのPVCの制御及び制御手
順(パケットの信号処理シーケンス)を示す図である。
【0033】PVCの制御手順としては、まず、PHS
用交換機のプロセッサ6は、制御信号通信路10を介し
て、加入者信号終端装置9、13に対し、パケットのデ
ータ転送の起動指示RI(網運用可)をNMSとCSへ
送出してパケット通信を開始するように指示する(PC
V起動信号送出指示)。PHS用交換機からのRI(網
運用可)の送出に対して、NMSとCSは前記RI(網
運用可)への応答RFをPHS用交換機に送出する。次
に、NMSからCSに対してデータパケットDTを送出
し、CSからはNMSに対し正常受信の応答RRが送出
され、更にデータパケットDTの送出等が行われ、NM
SからのDTの送出等が行われる。
【0034】また、パケット通信において、CSの障害
や途中の通信ルートの障害により通信が不通になった場
合には、PHS用交換機のプロセッサ6が制御信号通信
路10を介して加入者信号終端装置9、13に対し、障
害発生個所、発生内容の情報を付加したデータ転送の停
止指示(RI(障害))の送出を指示する(PCV停止
信号送出指示+障害情報)。加入者信号終端装置9は、
NMSへデータ転送の停止指示RI(障害)を送出す
る。ここで障害発生時のRIの要因には、1(障害)、
128以上の値(診断)を使って具体的な障害発生場
所、要因を定義することにより、NMSはデータ転送の
停止指示RI(障害)を受信するとパケット転送を停止
するとともに、障害発生個所、発生内容の情報が入って
いる診断コードを解釈することで、PHS用交換機で認
識している障害発生を認知することができる。
【0035】保守者は、NMS8を介してCS1、2を
監視することにより、パケット通信が異常になった要因
(障害情報)からCSに対する保守作業を実行すべきか
否かを判断することが可能となる。具体的には、障害情
報に基づき、例えば伝送路障害時や遠隔加入者装置の装
置障害時にはCSを保守対象とせず、U点のパワーダウ
ン障害時や同期はずれ障害時にはCSを保守対象にする
といった対応をとることも可能である。
【0036】以上のように本実施の形態のPHS用交換
機では、具体的には、CS側のインタフェースのDch
パケットはQ.921(Layer2)/X.25(L
ayer3)であり、NMS側のインタフェースのBc
hパケットはX.25(Layer2/Layer3)
である。また、Dchパケットの論理ch情報+CSの
収容位置情報と、Bchパケットの論理ch情報+TS
W上のTS情報(TS情報はNMSの収容情報+B1/B2
情報と等価)の半固定マッピングを行い、CSとNMS
間のパケット通信をサポートする時、交換機の中でX.
25のLayer3を終端ぜず、Layer3情報をフ
レームレベルのスイッチング処理を行うように構成して
いるから、パケット交換処理を行わないことによるパケ
ット通信の高速化が可能となり、また、パケット通信の
異常を障害として検出した場合、データ転送の停止指示
をNMSへ送出する時、障害発生場所や発生原因を付加
して知らせるように構成しているから、NMSのみでC
Sに対する前述のような保守を実施すべきか判断するこ
と可能となり、更にPHS交換機をパケット交換機なし
で低コストで構成することが可能となる。
【0037】(他の実施の形態)前述の実施の形態にお
いては、特定の加入者収容装置4に収容されるCSにつ
いてのみDchパケットを対NMSのBchパケットに
多重化して通信することができない。
【0038】図4は、この点を改善する実施の形態を示
すブロック図である。図4においては、一度、加入者信
号終端装置9から制御信号及びDchパケット信号通信
路10を介して、Dchパケットをプロセッサ6経由で
Bchパケットトランク装置15に転送することで、C
Sの加入者収容装置によらず任意のCSがNMS8のB
chでパケット多重することが可能になる。この時パケ
ットのスイッチング処理は加入者信号終端装置9で行わ
ず、プロセッサ6で行うように構成する。
【0039】なお、以上の実施の形態では、CSは、遠
隔加入者収容装置を介して加入者収容装置に収容した例
を示したが、本発明においては加入者収容装置にCSを
直接収容するように構成することも可能である。
【0040】
【発明の効果】本発明においては、PHS用交換機がパ
ケット交換処理機能を持たないので、パケット交換処理
装置で構成したPHS用交換機と比べて、パケットの処
理遅延が軽減され、パケット通信の高速化が実現でき
る。
【0041】具体的には、Layer3の情報転送状態
で、CSのDchを収容している加入者収容位置情報と
NMSのBchに接続されている通話チャネル番号及び
Bchパケットの論理チャネル番号との間の接続用デー
タを元に半固定的、かつ双方向のCSのDchパケット
データとNMSのBchパケットとのスイッチング処理
を行ことができ、Layer3のシーケンス番号やMb
it、GFIに定義されるDbit、Qbitの制御等
を行う必要がないから、パケット通信の高速化が可能と
なる。
【0042】また、NMSがCSとパケット通信ができ
なくなった時、PHS用交換機からNMSへ、障害場所
情報等を付加したデータ転送の停止指示パケットを(例
えば診断コードにPHS用交換機が認識している障害情
報を含めて)送るように構成しているので、NMSが停
止指示パケットの障害情報を取得できCSの保守への対
応が可能となる。具体的には、前記障害情報に基づき、
例えば、伝送路障害時や遠隔加入者装置の装置障害時に
はCSを保守対象とせず、U点のパワーダウン障害時や
同期はずれ障害時にはCSを保守対象にするといった対
応をとることが可能である。
【0043】更に、PHS用交換機にパケット交換処理
機能を持たせる必要がないので、PHS用交換機のコス
トを軽減することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す構成例である。
【図2】本実施の形態におけるプロトコルスタック及び
信号のフォーマットを示す図である。
【図3】本実施の形態における信号処理シーケンスを示
す図である。
【図4】他の実施の形態の構成図である。
【図5】従来のCSとNMS間のO&M通信方式を示す
構成図である。
【符号の説明】
1、2 CS(基地局) 3 遠隔加入者装置 4、7 加入者収容装置 5 時分割スイッチ 6 プロセッサ 8 NMS(ネットワーク管理システム) 9、13 加入者信号終端装置 10 制御信号通信路 14 パケット交換処理装置 15 Bchパケットトランク装置

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 PHS用交換機を介するCSとNMS間
    のO&M通信方法において、 前記PHS用交換機は、CSをDchパケットにより接
    続するとともに、NMSをBchパケットにより接続
    し、前記BchパケットにおいてDchパケットをパケ
    ット多重化することにより、パケット交換処理を行うこ
    となくLayer3情報をCSとNMSの間で双方向に
    転送するとともに、CSとNMSの間のデータ転送の起
    動、停止を制御し、パケット通信の障害が検出されたと
    き、障害の要因を前記データ転送の停止を指示する停止
    指示パケットに付加してNMSに通知することにより、
    CSをNMSにより集中管理することを特徴とするPH
    S用交換機を介するCSとNMS間のO&M通信方法。
  2. 【請求項2】 前記PHS用交換機は、パケット通信の
    障害の要因として障害の発生場所および内容を前記停止
    指示パケットの診断コードに付加し、NMSは受信した
    前記停止指示パケットの診断コードを解析することによ
    り、障害情報を取得してCSの保守を行うことを特徴と
    する請求項1記載のPHS用交換機を介するCSとNM
    S間のO&M通信方法。
  3. 【請求項3】 遠隔加入者装置等からの複数のCSのD
    chパケットを収容する第1の加入者収容装置と、NM
    SのBchパケットを収容する第2の加入者収容装置
    と、前記第1及び第2の加入者収容装置に接続された時
    分割スイッチと、それぞれ制御通信路で接続され前記第
    1及び第2の加入者収容装置及び前記時分割スイッチを
    制御するプロセッサとからなるPHS用交換機を介する
    CSとNMS間のO&M通信方式において、 前記第1の加入者収容装置は、前記Dchパケットと前
    記Dchパケットが多重化された前記Bchパケットと
    の間でのパケットの変換処理を行い、前記プロセッサ
    は、前記第1及び第2の加入者収容装置に対しCSとN
    MS間のデータ転送の起動、停止を制御するとともに、
    前記制御通信路を介してパケット通信の障害が検出され
    たとき、障害の要因を前記第2の加入者収容装置からN
    MSへのデータ転送の停止を指示する停止指示パケット
    に付加してNMSに通知することにより、CSをNMS
    により集中管理することを特徴とするPHS用交換機を
    介するCSとNMS間のO&M通信方式。
  4. 【請求項4】 遠隔加入者装置等からの複数のCSのD
    chパケットを収容する第1の加入者収容装置と、NM
    SのBchパケットを収容する第2の加入者収容装置
    と、トランク装置と、前記第1及び第2の加入者収容装
    置に接続された時分割スイッチと、それぞれ制御通信路
    で接続され前記第1及び第2の加入者収容装置、前記ト
    ランク装置及び前記時分割スイッチを制御するプロセッ
    サとからなるPHS用交換機を介するCSとNMS間の
    O&M通信方式において、 前記第1の加入者収容装置及び前記トランク装置は、前
    記制御通信路を介して前記Dchパケットを送受し、前
    記トランク装置は前記Dchパケットと前記Dchパケ
    ットが多重化された前記Bchパケットとの間でのパケ
    ットの変換処理を行い、前記プロセッサは、前記第1及
    び第2の加入者収容装置に対しCSとNMS間のデータ
    転送の起動、停止を制御するとともに、前記制御通信路
    を介してパケット通信の障害が検出されたとき、障害の
    要因を前記第2の加入者収容装置からNMEへのデータ
    転送の停止を指示する停止指示パケットに付加してNM
    Sに通知することにより、CSをNMSにより集中管理
    することを特徴とするPHS用交換機を介するCSとN
    MS間のO&M通信方式。
  5. 【請求項5】 前記第1の加入者収容装置は、パケット
    通信の障害の要因として障害の発生場所および内容を前
    記停止指示パケットの診断コードに付加し、NMSは受
    信した前記停止指示パケットの診断コードを解析するこ
    とにより、障害情報を取得してCSの保守を行うことを
    特徴とする請求項3又は4記載のPHS用交換機を介す
    るCSとNMS間のO&M通信方式。
  6. 【請求項6】 前記DchパケットとBchパケットと
    の変換処理は、CSのDchを収容している第1の加入
    者収容装置の位置情報とNMSのBchに接続されてい
    る通話チャネル番号及びBchパケットの論理チャネル
    番号との間の接続用データに基づいて行う半固定的かつ
    双方向のパケットの変換処理であることを特徴とする請
    求項3、4又は5記載のPHS用交換機を介するCSと
    NMS間のO&M通信方式。
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