JP3354084B2 - 電解水生成装置 - Google Patents

電解水生成装置

Info

Publication number
JP3354084B2
JP3354084B2 JP21528397A JP21528397A JP3354084B2 JP 3354084 B2 JP3354084 B2 JP 3354084B2 JP 21528397 A JP21528397 A JP 21528397A JP 21528397 A JP21528397 A JP 21528397A JP 3354084 B2 JP3354084 B2 JP 3354084B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
electrolyzed water
predetermined
electrolytic
display lamp
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP21528397A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1157712A (ja
Inventor
弘城 山口
史幸 堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoshizaki Electric Co Ltd
Original Assignee
Hoshizaki Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hoshizaki Electric Co Ltd filed Critical Hoshizaki Electric Co Ltd
Priority to JP21528397A priority Critical patent/JP3354084B2/ja
Publication of JPH1157712A publication Critical patent/JPH1157712A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3354084B2 publication Critical patent/JP3354084B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水又は希釈塩水等
を電気分解して電解水を生成する電解水生成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば特開平7−15576
4号公報に開示されるこの種の電解水生成装置は外部か
らの水(原水)を連続的に電解槽に供給して電気分解
し、電解水を生成している。また、この種の電解水生成
装置にあっては、装置が作動中であるか否か、即ち電解
水を生成中であるか否かを表示ランプにて表示して、装
置の作動状態が確認できるようにすることが一般的に行
われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電解水生成装置においては、装置が作動中であり電
解水を生成中であるか否か、即ち、電解水を生成するた
めの動作を行っているか否かは表示ランプにて確認する
ことはできるが、所定の電解水が実際に生成されている
か否かは確認することはできない。これは、電解水生成
装置が電解水の生成を開始した直後(電気分解開始直
後)においては直ちに所定の電解水が得られないので、
電解水生成装置が作動中であるからといっても、必ずし
も所定電解水が得られているとは限らないからである。
従って、使用者は、装置が作動中であることは確認でき
ても、注出されている水が所定の電解水であるか否かを
知ることができず使い勝手が良好でないという問題があ
った。
【0004】
【発明の概要】本発明は上記した問題に対処すべくなさ
れたものであり、電解水生成装置により所定の電解水が
生成されているか否かを検出することで、電解水生成装
置が作動中にあるが所定の電解水が得られていない場合
と電解水生成装置が作動中であって且つ所定の電解水が
得られている場合とを区別し、一つの表示ランプをそれ
ぞれの場合で異なる表示態様(表示モード)で表示させ
ることにより、使い勝手が良好な電解水生成装置を提供
することを目的としている。
【0005】上記目的を達成するために、本発明の第1
の構成上の特徴は、一対の電極を収容してなる電解槽
と、電解水生成の開始指示を行う操作スイッチと、前記
操作スイッチの開始指示に応じて前記電解槽に外部から
の水を供給する供給手段と、前記操作スイッチの開始指
示に応じて前記一対の電極間に所定の電圧を印加する電
圧印加手段とを備えた電解水生成装置において、前記電
解水生成装置の運転状態を表示する表示ランプと、前記
電解水生成装置により所定の電解水が生成されているか
否かを検出する電解水検出手段と、前記操作スイッチの
開始指示があった時点から前記電解水検出手段により所
定の電解水が生成されていることが検出されるまでの期
間は第1の表示態様で前記表示ランプを表示させ、所定
の電解水が生成されていることが検出された後は第1の
表示態様とは異なる第2の表示態様にて前記表示ランプ
を表示させる表示ランプ制御手段とを備えたことを特徴
としている。
【0006】上記第1の構成によれば、操作スイッチに
よる電解水生成開始指示があった時点から電解水検出手
段が所定の電解水が生成されたことを検出するまでは、
表示ランプ制御手段が表示ランプを第1の表示態様で表
示させる。一方、電解水検出手段が所定の電解水が生成
されたことを検出した後は、表示ランプ制御手段は表示
ランプを第2の表示態様で表示させる。従って、本電解
水生成装置では、電解水生成装置が作動中にあるが所定
の電解水が得られていない電解水生成開始直後の場合
と、電解水生成装置が作動中であって且つ所定の電解水
が得られている安定した状態にある場合とを区別して表
示することが可能となる。又、一つの表示ランプの表示
態様を異なるようにして表示させるようにしたため、追
加の表示ランプが不要となり装置のコスト上昇を抑制で
きる。
【0007】本発明の第2の構成上の特徴は、上記第1
の構成における前記電解水検出手段を、前記電極間の電
流値を計測し、計測電流値が所定基準値以上であるか否
かを判断することで電解水が生成されているか否かを判
断する電流値判断手段としたことにある。
【0008】上記第2の構成によれば、もともと具備さ
れた電極を検出手段の構成要素として利用できるため、
余分なPhセンサーや導電率センサーなどが不要であ
り、装置のコスト上昇を一層抑制できる。
【0009】本発明の第3の構成上の特徴は、一対の電
極を収容してなる電解槽と、電解水生成の開始指示を行
う操作スイッチと、前記操作スイッチの開始指示に応じ
て前記電解槽に外部からの水を供給する供給手段と、前
記操作スイッチの開始指示に応じて前記一対の電極間に
所定の電圧を印加する電圧印加手段と、前記電解槽内の
電解水を外部に注出するための通路とを備えた電解水生
成装置において、前記電解水生成装置の運転状態を表示
する表示ランプと、前記電解槽内に所定の電解水が生成
されているか否かを検出する電解水検出手段と、前記操
作スイッチの開始指示があった時点から、前記電解水検
出手段により所定の電解水が生成されていることが検出
された後所定時間が経過するまでの期間は第1の表示態
様で前記表示ランプを表示させ、前記期間の経過後は第
1の表示態様とは異なる第2の表示態様にて前記表示ラ
ンプを表示させる表示ランプ制御手段とを備えたことを
備えたことを特徴としている。
【0010】上記第3の構成によれば、電解槽内に所定
の電解水が生成されているか否かを検出し、所定の電解
水の検出後も所定時間は表示ランプの第1の表示状態を
継続するようにし、その後第2の表示態様にて表示する
ようにしたので、前記表示ランプが所定の電解水が生成
されている状態を示すとき(第2の表示態様にて表示さ
れているとき)には、実際に外部に注出される水が所定
の電解水になっていることを保証することができる。即
ち、電解槽内で所定の電解水が生成されてから電解水が
外部に注出されるまでには電解槽から電解水注出口まで
の通路(管路)長等に応じた時間遅れがあるので、電解
水検出手段により電解槽内により所定の電解水が生成さ
れていることが検出された直後に第2の表示態様でラン
プ表示を行うと注出される水が所定の電解水でない場合
がありうるが、上記第3の構成では、前記電解水検出手
段により電解水が生成されていることが検出された後通
路内に残る未電解水が排出されてしまうに必要な所定時
間が経過するまでは第1の表示状態を維持し、その所定
時間経過後に始めて第2の表示態様にて表示ランプを表
示させるので、こうした問題が発生しないのである。従
って第3の構成によれば、「電解水生成装置が作動中に
あるが通路を介して注出される水が所定の電解水でない
場合」と、「電解水生成装置が作動中であって通路を介
して注出される水が所定の電解水である場合」とを確実
に区別して表示ランプにて表示させることができる。ま
た、第1の構成同様、一つの表示ランプの表示態様を異
なるようにして表示させるので、追加の表示ランプが不
要であり装置のコスト上昇を抑制できる。
【0011】更に、本発明の第4の構成上の特徴は、上
記第3の構成における前記電解水検出手段を、前記電極
間の電流値を計測し、計測電流値が所定基準値以上であ
るか否かを判断することで電解水が生成されているか否
かを判断する電流値判断手段としたことにある。
【0012】上記第4の構成によれば、もともと具備さ
れた電極を検出手段の構成要素として利用できるため、
余分なPhセンサーや導電率センサーなどが不要であ
り、装置のコスト上昇を一層抑制できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の第1実施形態及
び第2実施形態を図面に基づいて説明する。図1はいず
れの実施形態にも共通する電解水生成装置を概略的に示
しており、この電解水生成装置は生成器本体1と濃塩水
タンク30とリモートコントローラ45等を備えてい
る。また、生成器本体1は電解槽10を含む水路系部品
と電気制御回路60を含む電気系部品とからなってい
る。
【0014】電解槽10の内部は隔膜11によって一対
の電極室12,13に区画されており、各電極室12,
13にはそれぞれ給水管20を介して水(原水)が供給
される。各電極室12,13はそれぞれ電極14,15
を互いに対向させて収容しており、電源40が両電極1
4,15に正負の直流電圧を印加するように接続されて
いる。この電源から直流電圧が両電極14,15に印加
されることで前記供給された水が電気分解されて電解水
が生成される。電解槽10の各電極室12,13には導
出管16,17(通路)が接続されており、電解水はそ
の先端部である注出口16a,17aから外部へ注出さ
れる。一方、電源40から電極14,15への直流電圧
の供給回路には分流器42を介した電流計50が接続さ
れており、電流計50は両電極14,15間を流れる電
流が計測電流値Iとして計測されるように電気制御回路
60に接続されている。また、前記した電源40は電気
制御回路60に接続され、制御回路60からの制御信号
により出力電圧が調整可能に構成されている。
【0015】給水管20は、図示しない外部給水源(例
えば水道)から水が圧送されるよう構成されるととも
に、上流から下流に向かう順に減圧弁21及び開閉弁で
あるウオーターバルブ22(WV)を介装している。減
圧弁21は外部給水源から圧送される水の圧力を低下さ
せて所定範囲に保つ。ウオーターバルブ22は電気制御
回路60と電気的に接続されて開閉制御され、開状態
(オン)にて外部からの水を供給管20を介して電解槽
10へ供給する。
【0016】濃塩水タンク30は生成器本体1とは別体
であり、内部に濃塩水を蓄えている。この濃塩水タンク
30には電気制御回路60に接続された水位センサ33
と、塩水吸い込み管55がタンク30上部から挿入され
ている。塩水吸い込み管は生成器本体1内でポンプ38
の入力部に接続される。ポンプ38の出力部は濃塩水供
給管37に接続され、この濃塩水供給管37は逆止弁3
9を介して前述の給水管20のウオーターバルブ22下
流の位置に接続される。ポンプ38は電動式であり、電
気制御回路60と電気的に接続され、圧送量が可変に制
御されるよう構成されている。従って、ポンプ38は前
記濃塩水タンク30から、その送出量に応じた濃塩水を
吸引し、出力部から濃塩水供給管37に送出し、その結
果、電解槽10には濃塩水タンク30からの濃塩水と外
部給水源からの水とが混合された希塩水が給水管20を
介して供給されることになる。
【0017】リモートコントローラ45も、生成器本体
1とは別体に構成され、導出管16,17の注出口16
a,17a付近に配置される。このリモートコントロー
ラ45には、電気制御回路60に接続された表示ランプ
43及び注水スイッチ41(操作スイッチ)が備えられ
る。表示ランプ43は電気制御回路60から表示制御信
号を受けて点灯制御される。又、注水スイッチ41は生
成器本体1内の各部に電解水生成の作動の開始、終了を
指示するための開始信号、終了信号を含む操作信号を電
気制御回路60に送出する。尚、この注水スイッチ41
は、いわゆるモーメンタリタイプのスイッチで、使用者
が押圧している間のみオン状態を保ち、自然状態ではオ
フ状態となるよう構成されているが、オフ状態にて一度
押圧したらオン状態となり、次回押圧されるまでオン状
態を保ついわゆるオルタネイトタイプのスイッチを用い
ることもできる。
【0018】この電解水生成装置は、上記ウオーターバ
ルブ22、ポンプ38、電源40、表示ランプ43、注
水スイッチ41及び電流計50に接続された電気制御回
路60を備えている。電気制御回路60はマイクロコン
ピュータにより構成され、第1の実施形態においては図
2及び図3に示すフローチャート(ルーチン)に対応し
たプログラムを、又、第2の実施形態においては図5及
び図6に示すフローチャートに対応したプログラムを実
行して、ウオーターバルブ22の開閉、ポンプ38、電
源40及び表示ランプ43の作動制御を行う。尚、第1
の実施形態及び第2の実施形態における上記ウオーター
バルブ22等の動作及び後述するフラグの状態が、図4
及び図7にそれぞれ示されている。また、図2、図3、
図5及び図6のルーチンは前述のマイクロコンピュータ
により所定時間毎に実行される。
【0019】次に、上記のように構成した第1の実施形
態の動作を説明する。尚、電解水生成装置の図示しない
メイン電源が投入された段階で、制御に使用されるフラ
グF及びフラグGは同じく図示しないイニシャルルーチ
ンにより0にされる。電気制御回路60は所定時間毎に
図3のルーチンをステップ300からスタートし、ステ
ップ305ではフラグFが1か否かを判断する。この時
点ではイニシャルルーチンでフラグFは0であるので、
プログラムをステップ355に進め、電解水生成を停止
する処理を行う。具体的にはウオーターバルブ22をオ
フ(閉)し、電源40による電圧印可を停止し、ポンプ
38を停止する制御信号を出力する。但し、この時点に
おいては、ウオーターバルブ22はオフ、電源40は電
圧印可停止、及びポンプ38は作動を停止しており、前
記制御信号は実質的な意味も持たない。その後ステップ
360にて表示ランプ43を消灯するための制御信号を
発生し、ステップ395にて一旦このルーチンを終了す
る。
【0020】また、電気制御回路60は所定時間毎に図
2のルーチンをステップ200からスタートし、プログ
ラムをステップ210に進める。ステップ210では注
水スイッチ41が使用者によってオフからオンに変更さ
れたか否かをモニターする。従って、注水スイッチ41
がオフからオンされるまでは、プログラムはステップ2
10からステップ260へ直接進められ、ステップ26
0においてはフラグFが1か否かが判断される。この時
点ではフラグFは0であるのでステップ260は否定判
断され、プログラムはステップ295に直接進められて
一旦このルーチンを終了する。ここまでの状態は図4に
おける時刻t1以前の状態である。
【0021】次に、使用者は電解水を使用するため、注
水スイッチ41をオフからオンに変更する(図4におけ
る時刻t1)。この注水スイッチ41の変化は、電気制
御回路60が図2のルーチンを実行した際のステップ2
10で検出される。この場合にはステップ210は肯定
判断され、続くステップ220及びステップ230に
て、電解水の生成を行う処理のために使用される(又は
電解水生成を行っていることを示す)フラグFを1に変
更する。具体的には、ステップ220においてはフラグ
Fが0か否かが判断され、この時点でもフラグFは依然
0であるので、プログラムはステップ230に進めら
れ、フラグFが1に変更される。即ち、フラグFは電解
水生成装置が電解水生成を停止している状態で注水スイ
ッチ41がオフからオンに変更されたときに0から1に
変更される。
【0022】続いてプログラムはステップ260へと進
められ、ステップ260以降のステップにより「注水ス
イッチ41がオフからオンに変更(電解水生成開始指
示)されて以降、計測電流値Iが所定基準値I0に達し
たか否か」をモニターする。具体的にはステップ260
でフラグFが1か否かが判断され、フラグFは前述のス
テップ230にて1に変更されているのでステップ26
0は肯定判断されてステップ270の実行に移る。ステ
ップ270ではフラグGが0か否かが判断されるが、こ
の時点ではフラグGは0であるのでプログラムはステッ
プ280へと進められる。ステップ280では電流計5
0の計測電流値Iが所定基準値I0以上か否かを判断す
る。これが前述のモニター動作であり、この所定基準値
I0は、「一定電圧を電極14,15間に与えた場合に
電解槽10内に所定の電解水が生成されたときに取り得
る値」に選ばれている。この時点(時刻t1)では電解
水生成が開始されていないので、図4に示すように計測
電流値Iは0であり、従って、ステップ280は否定判
断される。そしてプログラムはステップ295にて本ル
ーチンを一旦終了する。尚、このステップ280の計測
電流値Iが所定基準値I0以上であるか否かの判断は、
所定の(所定Phを有する)電解水が生成されているか
否かを検出する電解水検出手段(の一部)を構成し、同
時に電流値判断手段ともなる。
【0023】この状態で電気制御回路60が図3のルー
チンをステップ300から開始すると、フラグFは1に
変更されているのでステップ305は肯定判断され、電
解水の生成を開始すべくステップ310にてウオーター
バルブ22をオン(開)とし、電解槽10への水の供給
を開始する。続くステップ315では、所定の電解水が
生成されるまでと生成された後とで、電源40、ポンプ
38、及び表示ランプ43の制御を変更させる必要があ
るので、電解水生成の有無を示すフラグGの値を確認す
る。この時点ではフラグGは0であるので、ステップ3
15は肯定判断され、続くステップ320において電解
水生成のため電源40から電極14,15間へ一定電圧
を印可し、続いてステップ325にてポンプ38の送出
を開始(送出量を0から増加)する。この動作により電
解水の生成が開始することになる。又、この状態、即
ち、「電解水生成装置が電解水の生成動作を実行中では
あるが、未だ電解槽10内には所定の電解水が生成され
ていないこと」を表示するために、表示ランプ43を第
1の表示態様である点滅状態に制御(ステップ330)
した上で、ステップ395にて本ルーチンを終了する。
【0024】この状態が続くと、電解槽10内には電解
水が生成されてくるので計測電流値Iは次第に上昇し
(図4の時刻t1〜時刻t2)、時刻t2で所定基準値
I0に達する。この状態が図2のルーチンを実行中のス
テップ280にて検出判断されると、プログラムはステ
ップ290に進められ、「電解水生成装置が電解水の生
成動作を実行中であり、且つ、電解槽10内には所定の
電解水が生成されていること」を示すべくフラグGを1
へと変更する。
【0025】これに伴い、図3のルーチンの実行におけ
るステップ315が否定判断されることとなり、続くス
テップ335、ステップ340及びステップ345によ
り計測電流値Iが所定基準値I0となるように電源40
による電極14,15間への印可電圧を制御する電圧フ
ィードバック制御が実行される。具体的にはステップ3
35にて計測電流値Iが所定基準値I0と比較され、計
測電流値Iが所定基準値I0より大きい場合には印可電
圧を減少させ(ステップ340)、小さい場合には印可
電圧を増大させる(ステップ345)制御を行う。
【0026】続いてプログラムはステップ350へと進
められ、「電解水生成装置が電解水の生成動作を実行中
であり、且つ、電解槽10内には所定の電解水が生成さ
れていること」を表示するために、表示ランプ43を第
2の表示態様である点灯継続状態に制御した上で、ステ
ップ395にて本ルーチンを終了する。
【0027】以上の制御によって、表示ランプ43が点
滅状態であるか点灯継続状態であるかにより「電解水生
成装置が電解水の生成動作を実行中ではあるが、未だ電
解槽10内には所定の電解水が生成されていない」のか
「電解水生成装置が電解水の生成動作を実行中であり、
且つ、電解槽10内には所定の電解水が生成されてい
る」のかを区別して表示する。そして、この状態で所定
のPhを有する電解水が導出管16,17を介して注出
される。
【0028】その後使用者が注水スイッチ41を再びオ
フからオンに変更すると、図2のルーチンのステップ2
10が再び肯定判断され、ステップ220へと進められ
る。この時点(時刻t3直前)ではフラグFは1となっ
ているので、次回の処理のためにフラグF及びフラグG
を0に変更すべく、プログラムはステップ240、ステ
ップ250へと進められ、次いでステップ260及びス
テップ295にて本ルーチンを終了する。
【0029】この後、図3のルーチンが実行されると、
フラグFが0と変更されているためにステップ305が
否定判断され、プログラムはステップ355に進めら
れ、電解水生成装置の電解水生成動作を終了すべく、ウ
オーターバルブ22をオフ(閉)し、電源40からの電
極14,15間への電圧印可を停止し、更にポンプ38
を停止する。次いで、ステップ360において、電解水
生成装置が電解水生成動作を行っていないことを表示す
るために表示ランプ43を消灯し、本ルーチンを終了す
る。
【0030】以上から明らかなように、この第1の実施
形態によれば、電解水生成装置が電解水の生成を開始し
たものの未だ所定の電解水が得られていない場合には表
示ランプ43を点滅状態とし、所定の電解水が得られた
時点以降は表示ランプ43を点灯継続状態とすることで
区別して表示するので、使用者は電解水生成装置の動作
を知ることができるとともに、注出される水が所期の殺
菌効果等を有する所定の電解水となっているか否かを知
ることができる。
【0031】また、所定の電解水が得られているか否か
を、電圧印加の為に電解水生成装置が本来的に具備する
電解槽内の電極を用いて検出するので、余分なセンサー
類を設ける必要がなくコスト上昇が少ない効果がある。
尚、一定電圧を印加させる期間(図4におけるt1〜t
2)の計測電流値は電解水のPhと強い相関があること
を利用している。
【0032】次に第2の実施形態の動作を説明する。第
1の実施形態との主たる違いは、電解水の生成開始後に
計測電流値Iが所定基準値I0を越えてから、更に所定
時間だけ表示ランプ43の点滅状態を継続する点にある
(図7における時刻t2〜t3)。ウオーターバルブ2
2、電源40、及びポンプ38の制御自体は第1の実施
形態と同じであるので、図5及び図6における図2及び
図3と同一のステップには同一符号を付してその詳細説
明を省略する。尚、第2の実施形態においてもフラグ
F,G,Hは電源投入時に0にセットされる。また、後
述のタイマーを構成するカウンタCも0にクリアされ
る。
【0033】図示しないメイン電源が投入された状態下
で使用者が注水スイッチ41をオフからオン(時刻t
1)とすると、図5のステップ210にて、この注水ス
イッチ41の状態変化が検出され、続くステップ22
0,230及び515でフラグF及びフラグHを1に変
更する。次いでプログラムはステップ260,270及
び280により「注水スイッチ41がオフからオンに変
更されて以降、計測電流値Iが所定基準値I0に達した
か否か」をモニターする。この所定基準値I0も第1の
実施形態同様の値に設定されている。注水スイッチ41
がオフからオンに変更された当初はステップ280は否
定判断され、従ってフラグGは0を保ち、続くステップ
545を経由してステップ555に進められる。ステッ
プ555では後述のカウンタCを0にクリアし、ステッ
プ595にて本ルーチンを一旦終了する。
【0034】この状態ではフラグFは1、フラグGは0
になっているため、図6のルーチンが実行された際には
プログラムはステップ305,310,315,320
及び325と進められ、電解水生成開始のための処理
(即ち、ステップ310におけるウオーターバルブ22
のオン(開)、ステップ320における電源40による
一定電圧印可、ステップ325におけるポンプ38によ
る濃塩水送出量増加の各制御)が行われる。又、フラグ
Hは前述のステップ515にて1に変更されているの
で、プログラムはステップ650からステップ655を
経由し、ステップ660に進められて表示ランプ43を
第1の表示態様である点滅状態とし、ステップ695で
本ルーチンを一旦終了する。
【0035】この状態が続くと電解槽10内には電解水
が生成されてくるので計測電流値Iは次第に上昇し(図
7における時刻t1〜時刻t2)、時刻t2にて所定基
準値I0に達する。この状態で図5のルーチンが実行さ
れると、ステップ280が肯定判断されてステップ29
0にてフラグGが1へと変更された後、続くステップ5
45及びステップ550により時刻t2からの経過時間
を計測するタイマーが起動される。具体的にはステップ
545が肯定判断されてステップ550に進められ、ス
テップ550にてタイマー動作に相当するカウンタCの
値を1だけ増加させる。そして、カウンタCが所定値C
0に達したか否かをステップ560によりモニターす
る。カウンタCが所定値C0に到達するまでは、ステッ
プ560からステップ595へ直接進み、ステップ56
5が実行されることはないので、フラグHの0への変更
はなされない。
【0036】即ち、この期間は図7における時刻t2か
らt3に相当し、電解水生成装置が作動状態であって、
且つ、電解槽10内に所定の電解水は生成されている。
しかし、例えば図1において電解槽10から導出管1
6,17の先端部の注出口16a,17aまでの距離が
大きい場合(通路が長い場合)には、導出管内に所定の
電解水に至っていない未電解水が残存しているので、こ
れを排出するまでは注出口から注出される水が所定の電
解水ではない。従って、第2の実施形態においては、こ
の期間についても所定の電解水が注出されていないこと
を示すめに、表示ランプ43の点滅状態を維持する。具
体的には、この期間はフラグF、フラグHとも1とされ
ているので、図6のルーチン実行時においてステップ6
50,655とも肯定判断され、ステップ660で表示
ランプ点滅制御を継続する。
【0037】以上から明らかな通り、前述のステップ5
60における所定値C0は「電解槽10内に所定の電解
水が生成されてから、導出管16,17内の未電解水を
排出してしまうのに必要な時間に相当する値」に設定さ
れる。尚、時刻t2にてフラグGは1に変更されている
(前述のステップ290)ので、図6のルーチン実行時
に計測電流値Iを所定基準値I0とするための電源40
による電極14,15間への印可電圧制御(ステップ3
35,340及び345)が実行されることとなる。
【0038】そして未電解水の排出が終了した時点(時
刻t3)以降は、「電解水生成装置が電解水の生成動作
を実行中であり、注出口から所定の電解水が注出されて
いる」ことを示すように表示ランプ43を第2の表示態
様である点灯継続状態に制御する。具体的には、電解水
の排出が完了した時点になると、即ち、カウンタCが所
定値C0に達すると、図5のルーチンの実行においてス
テップ560が肯定判断され、ステップ565にてフラ
グHを0に変更し、続くステップ570にてカウンタC
のオーバーフローガードをかける。このフラグHの変更
により、フラグFは1、フラグHは0となるので、図6
のルーチンが実行された際にはステップ650,655
を経由してステップ665に進められて、表示ランプ4
3を第2の表示態様である点灯継続状態に制御する。そ
して、この状態で所定のPhを有する電解水が導出管1
6,17を介して注出口16a,17aから注出され
る。
【0039】尚、使用者が再び注水スイッチ41をオフ
からオンに変更すると、図5のルーチンにおけるステッ
プ210,220及び240にてフラグFが0に変更さ
れ、従って図6のルーチンにおけるステップ305及び
ステップ355により電解水生成動作が停止されるとと
もに、ステップ650及びステップ670にて表示ラン
プ43は第3の表示態様である消灯状態とされる。
【0040】以上の第2の実施形態によれば、電解水生
成装置が電解水の生成を開始したものの未だ所定の電解
水が得られていない場合に加え、電解槽10内に所定の
電解水が得られた後、導出管16,17内に残存する未
電解水が排出されるまでは表示ランプ43を点滅状態と
し、その後は表示ランプ43を点灯状態とすることで区
別して表示するので、使用者が電解水生成装置の動作を
知ることができるとともに、注出される水が所期の殺菌
効果等を有する所定の電解水となっているか否かを知る
ことができ、使い勝手が非常に改善される。また、第1
の実施形態に比べ、導出管16,17が長い場合におい
ても、注出されている水が所定の電解水である場合にの
み確実に表示ランプ43を点灯状態とすることができる
ので、導出管の長さや電解槽の位置の自由度が阻害され
ることがない。
【0041】また、所定の電解水が得られているか否か
を、電圧印加の為に電解水生成装置が本来的に具備する
電解槽内の電極を用いて検出するので、余分なセンサー
類を設ける必要がなくコスト上昇が少ない効果がある。
【0042】尚、第1の実施形態、第2の実施形態のい
ずれにおいても、電極14,15間の電流値(計測電流
値I)を電解水の生成程度を示す指標値として用いてい
るが、別途Phセンサーや導電率センサー等を設けても
よい。この場合、第1の実施形態においては導出間排出
口16a,17a近傍に配置すると効果的である。更
に、第2の実施形態において、表示ランプ43の表示態
様を、時刻t1〜t2間(フラグF=1、G=0、H=
1)を第4表示態様、時刻t2〜t3間(フラグF=G
=H=1)を第5表示態様、時刻t3〜t4間(フラグ
F=1、G=1、H=0)を第6表示態様となるよう
に、互いに異なる態様で各フラグF,G及びHを参照し
て表示させてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る電解水生成装置の全
体図である。
【図2】 図1の電気制御回路(マイクロコンピュー
タ)により実行される第1の実施形態に係るフローチャ
ートである。
【図3】 図1の電気制御回路(マイクロコンピュー
タ)により実行される第1の実施形態に係るフローチャ
ートである。
【図4】 図1の電解水生成装置の作動を示す第1の実
施形態に係るタイムチャートである。
【図5】 図1の電気制御回路(マイクロコンピュー
タ)により実行される第2の実施形態に係るフローチャ
ートである。
【図6】 図1の電気制御回路(マイクロコンピュー
タ)により実行される第2の実施形態に係るフローチャ
ートである。
【図7】 図1の電解水生成装置の作動を示す第2の実
施形態に係るタイムチャートである。
【符号の説明】
10…電解槽、14,15…電極、20…給水管、22
…ウオーターバルブ、38…ポンプ、40…電源、41
…注水スイッチ(操作スイッチ)、43…表示ランプ、
45…リモートコントローラ、50…電流計、60…電
気制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−155456(JP,A) 特開 平8−215684(JP,A) 特開 平6−343959(JP,A) 特開 平8−323359(JP,A) 特開 平9−85245(JP,A) 特開 平7−24464(JP,A) 特開 平7−8955(JP,A) 実開 昭61−8495(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C02F 1/46

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の電極を収容してなる電解槽と、 電解水生成の開始指示を行う操作スイッチと、 前記操作スイッチの開始指示に応じて前記電解槽に外部
    からの水を供給する供給手段と、 前記操作スイッチの開始指示に応じて前記一対の電極間
    に所定の電圧を印加する電圧印加手段とを備えた電解水
    生成装置において、 前記電解水生成装置の運転状態を表示する表示ランプ
    と、 前記電解水生成装置により所定の電解水が生成されてい
    るか否かを検出する電解水検出手段と、 前記操作スイッチの開始指示があった時点から前記電解
    水検出手段により所定の電解水が生成されていることが
    検出されるまでの期間は第1の表示態様で前記表示ラン
    プを表示させ、所定の電解水が生成されていることが検
    出された後は第1の表示態様とは異なる第2の表示態様
    にて前記表示ランプを表示させる表示ランプ制御手段と
    を備えたことを特徴とする電解水生成装置。
  2. 【請求項2】前記請求項1に記載の電解水生成装置にお
    いて、 前記電解水検出手段は、前記電極間の電流値を計測し、
    計測電流値が所定基準値以上であるか否かを判断するこ
    とで電解水が生成されているか否かを判断する電流値判
    断手段であることを特徴とする電解水生成装置。
  3. 【請求項3】一対の電極を収容してなる電解槽と、 電解水生成の開始指示を行う操作スイッチと、 前記操作スイッチの開始指示に応じて前記電解槽に外部
    からの水を供給する供給手段と、 前記操作スイッチの開始指示に応じて前記一対の電極間
    に所定の電圧を印加する電圧印加手段と、 前記電解槽内の電解水を外部に注出するための通路とを
    備えた電解水生成装置において、 前記電解水生成装置の運転状態を表示する表示ランプ
    と、 前記電解槽内に所定の電解水が生成されているか否かを
    検出する電解水検出手段と、 前記操作スイッチの開始指示があった時点から、前記電
    解水検出手段により所定の電解水が生成されていること
    が検出された後所定時間が経過するまでの期間は第1の
    表示態様で前記表示ランプを表示させ、前記期間の経過
    後は第1の表示態様とは異なる第2の表示態様にて前記
    表示ランプを表示させる表示ランプ制御手段とを備えた
    ことを特徴とする電解水生成装置。
  4. 【請求項4】前記請求項3に記載の電解水生成装置にお
    いて、 前記電解水検出手段は、前記電極間の電流値を計測し、
    計測電流値が所定基準値以上であるか否かを判断するこ
    とで電解水が生成されているか否かを判断する電流値判
    断手段であることを特徴とする電解水生成装置。
JP21528397A 1997-08-08 1997-08-08 電解水生成装置 Expired - Lifetime JP3354084B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21528397A JP3354084B2 (ja) 1997-08-08 1997-08-08 電解水生成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21528397A JP3354084B2 (ja) 1997-08-08 1997-08-08 電解水生成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1157712A JPH1157712A (ja) 1999-03-02
JP3354084B2 true JP3354084B2 (ja) 2002-12-09

Family

ID=16669762

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21528397A Expired - Lifetime JP3354084B2 (ja) 1997-08-08 1997-08-08 電解水生成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3354084B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1157712A (ja) 1999-03-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6168692B1 (en) Apparatus for generating alkali ion water
JPH07299458A (ja) 電解水生成装置
EP2233441A1 (en) Electrolysis water generator
JP3354084B2 (ja) 電解水生成装置
JP3432123B2 (ja) 電解水生成装置
JP3767983B2 (ja) 電解水生成装置
JP3571258B2 (ja) 電解水生成装置
JP2001327968A (ja) 電解水生成装置
JPH1066973A (ja) 電解水生成装置
JPH07155764A (ja) 酸性イオン水生成装置
JP3393585B2 (ja) 電解水生成装置
JP4460713B2 (ja) 電解水生成装置
KR100476095B1 (ko) 이온수 생성기의 제어구조
JP2002248471A (ja) 電解水生成装置
JP3694107B2 (ja) 電解水生成装置
JP3575714B2 (ja) 電解水生成装置
JPH1080685A (ja) アルカリイオン整水器
JPH0985245A (ja) 電解水生成器
JP3432119B2 (ja) 電解水生成装置
JP4689817B2 (ja) 電解水生成装置
JPH07185551A (ja) 強酸性水生成器
JPH1076271A (ja) 次亜塩素酸殺菌水生成装置のpH及び次亜塩素酸濃度維持運転方法及びこの方法を実施する制御手段を備えた次亜塩素酸殺菌水生成装置
JPH09113483A (ja) 強電解水測定用orpセンサ装置および強電解水のorp測定方法
JPH07290059A (ja) イオン水生成装置
JPH11138168A (ja) 電解水生成装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080927

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090927

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100927

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110927

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110927

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120927

Year of fee payment: 10