JP3353454B2 - 表面実装部品及びその製造方法 - Google Patents

表面実装部品及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基板の端面に抵抗体を
形成した表面実装部品及びその製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の基板の端面に抵抗体を形成した表
面実装部品は、実開平5−13004号公報に開示され
ており、その部分断面図を図5に示し、部分断面斜視図
を図6に示す。
【0003】図5及び図6において、31は所望の内部
回路(図示せず)が形成された基板であり、基板31の
表面から端面に回り込んで内部回路から引き出された内
部回路電極32が形成され、内部回路電極32の基板3
1の端面に形成された部分を覆うように抵抗体33が形
成され、さらに、抵抗体33を覆い内部回路電極32と
絶縁した端面電極34が形成されて、表面実装部品35
が構成されている。
【0004】なお、内部回路電極32は、主に薄膜で形
成され、抵抗体33は、例えば酸化ルテニウム又はカー
ボン等の厚膜材料が印刷、焼成されて形成されるか、若
しくは、ニッケルクローム合金、チッ化タンタル等の薄
膜が形成され、エッチングにより薄膜の不要部分が除去
されることにより形成される。また、端面電極34は、
銀や銅などの厚膜材料が印刷、焼成されて形成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
表面実装部品35においては、内部回路電極32と端面
電極34が接近しているため、接触する危険があった。
特に、薄型の表面実装部品では、端面電極34の高さt
を低くすることができないため、端面電極34の上部
で、内部回路電極32と端面電極34とが接触すること
があった。
【0006】また、内部回路電極32、抵抗体33及び
端面電極34が、個々の基板31ごとに形成されるた
め、その形成作業に時間がかかり量産化に適さず、表面
実装部品35のコストが高くなっていた。
【0007】本発明は、このような問題を解消するため
になされたものであり、マザー基板にスルーホールを形
成し、マザー基板の表裏面及びスルーホール内に、内部
回路電極、抵抗体及び端面電極を所定の形状にメッキに
より形成した後、スルーホールを通ってマザー基板を切
断することにより、抵抗体が基板の表裏面に回り込み、
内部回路電極と端面電極との接触を防止するとともに、
量産化に適した表面実装部品及びその製造方法を提供す
ることを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の表面実装部品は、基板の表面から端面に回
り込んで第1の電極を形成し、前記基板の端面の前記第
1の電極上に抵抗体を形成し、該抵抗体上に第2の電極
を形成した表面実装部品において、前記抵抗体を前記基
板の表裏面に回り込んで形成するとともに、前記第2の
電極を前記基板の裏面に回り込んで形成したことを特徴
とする。
【0009】また、本発明の表面実装部品の製造方法
は、マザー基板にスルーホールを形成し、該スルーホー
ルの内壁からマザー基板の表面にかけて第1の電極を形
成し、該第1の電極の少なくとも前記スルーホール内の
電極の表面及び前記マザー基板の表裏面に回り込んで
抗体を形成し、少なくとも前記抵抗体の表面に第2の電
極を形成し、前記スルーホールを通って前記マザー基板
を切断したことを特徴とする。
【0010】また、前記第1の電極、抵抗体及び第2の
電極をメッキにより形成したことを特徴とするものであ
る。
【0011】
【作用】上記の構成によれば、基板の端面の抵抗体が基
板の表裏面に回り込んで形成されているため、第1の電
極と第2の電極との距離が離れ、第1の電極と第2の電
極との接触を防止することができる。また、第1の電
極、抵抗体及び第2の電極が、スルーホールを形成した
マザー基板の状態でメッキにより形成されるため、その
形成作業時間が短縮される。
【0012】
【実施例】以下、本発明による表面実装部品及びその製
造方法の実施例を図面を用いて説明する。図1に本発明
の実施例による表面実装部品の部分断面図を示す。図1
において、1は所望の内部回路(図示せず)が形成され
た基板であり、基板1の表面から端面に回り込んで内部
回路から引き出された内部回路電極2が形成され、基板
1の端面に形成された内部回路電極2を完全に覆うとと
もに、基板1の表裏面に回り込んで抵抗体3が形成さ
れ、さらに、基板1の端面の抵抗体3及び、基板1の裏
面の抵抗体3を覆い、内部回路電極2と接触しないよう
に端面電極4が形成され、表面実装部品5が構成されて
いる。
【0013】このように構成された表面実装部品5は、
抵抗体3が基板1の表裏面に回り込んで形成されている
ため、内部回路電極2と端面電極4との距離が離れ、内
部回路電極2と端面電極4との接触を防止することがで
きる。
【0014】次に、表面実装部品5を方向性結合器に使
用した場合の製造方法を、図2乃至図4を用いて説明す
る。図2はマザー基板の平面図であり、図3は図2のA
−A線断面図である。図2及び図3において、11はマ
ザー基板であり、マザー基板11には、切断線11aに
沿ってマザー基板11の表裏面に貫通する複数のスルー
ホール12が形成される。そして、内部回路電極とし
て、マザー基板11の表面に方向性結合器を構成する、
入力ポート13a及び第一の出力ポート13bを有する
ストリップ線路13と、第二の出力ポート14a及びグ
ランドポート14bを有するストリップ線路14と、ス
ルーホール12の内壁に、ストリップ線路13,14の
入力ポート13a,出力ポート13b,出力ポート14
a及びグランドポート14bと接続される下地電極15
が、例えば金や銅等を用いてメッキにより形成される。
なお、ストリップ線路13,14は、切断線11aで囲
まれた範囲内の全てに形成されるものであるが、図2に
おいては、一か所のみ記載し他の部分は省略している。
【0015】次に、ストリップ線路14のグランドポー
ト14bと接続するスルーホール12内の下地電極15
の表面から、マザー基板11の表裏面にかけて抵抗体1
6が、例えばニッケルリン等の導電率の低い金属を用い
てメッキにより形成される。
【0016】その後、マザー基板11の裏面及びスルー
ホール12内の抵抗体16の表面に、グランド電極17
が、例えば金や銅等を用いてメッキにより形成される。
なお、グランド電極17は、ストリップ線路13の入力
ポート13a,出力ポート13b及びストリップ線路1
4の出力ポート14aと接続されたスルーホール12内
の下地電極15と絶縁されている。
【0017】そして、マザー基板11が切断線11aに
沿って切断され、図4に示すように、下地電極15及び
グランド電極17の抵抗体16を覆う部分が端面に露出
された方向性結合器20が得られる。なお、端面に露出
された下地電極15及びグランド電極17の抵抗体16
を覆う部分は、外部回路と接続される端面電極となる。
また、抵抗体16は、ストリップ線路14のグランドポ
ート14bとグランド電極17との間に形成され、方向
性結合器20の終端抵抗となり、その抵抗値は材料の導
電率、膜厚及び下地電極15とグランド電極17が対向
する面積により決定される。
【0018】以上の方法により、方向性結合器20の表
裏面及び端面に設けられる、ストリップ線路13,1
4,下地電極15,抵抗体16及びグランド電極17
が、マザー基板11の状態でメッキにより形成されるた
め、その形成作業時間が短縮される。なお、裏面に形成
されたグランド電極17は、必要に応じて省略すること
ができる。
【0019】また、本発明は、方向性結合器を例にして
説明したが、方向性結合器以外に発振器、増幅器等、抵
抗体が必要な表面実装部品についても適用することが可
能である。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる表
面実装部品及びその製造方法によれば、基板の端面に形
成された抵抗体が、基板の表裏面に回り込んでいるた
め、内部回路電極と端面電極との距離が離れ、内部回路
電極と端面電極との接触を防止することができる。ま
た、内部回路電極、抵抗体及び端面電極が、スルーホー
ルを形成したマザー基板の状態でメッキにより形成され
るため、その形成作業時間が短縮されて量産化が図れ、
低コストの表面実装部品を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による表面実装部品の部分断面
図である。
【図2】本発明の実施例による表面実装部品の製造方法
を示す、マザー基板の平面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】本発明の実施例による表面実装部品の、(a)
は平面図であり、(b)は底面図である。
【図5】従来の表面実装部品の部分断面図である。
【図6】図5の部分断面斜視図である。
【符号の説明】
1 基板 2 内部回路電極 3,16 抵抗体 4 端面電極 5 表面実装部品 11 マザー基板 12 スルーホール 13,14 ストリップ線路 15 下地電極 17 グランド電極 20 方向性結合器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H05K 3/40 H05K 3/40 D

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板の表面から端面に回り込んで第1の電
    極を形成し、前記基板の端面の前記第1の電極上に抵抗
    体を形成し、該抵抗体上に第2の電極を形成した表面実
    装部品において、前記抵抗体を前記基板の表裏面に回り
    込んで形成するとともに、前記第2の電極を前記基板の
    裏面に回り込んで形成したことをを特徴とする表面実装
    部品。
  2. 【請求項2】マザー基板にスルーホールを形成し、該ス
    ルーホールの内壁からマザー基板の表面にかけて第1の
    電極を形成し、該第1の電極の少なくとも前記スルーホ
    ール内の電極の表面及び前記マザー基板の表裏面に回り
    込んで抵抗体を形成し、少なくとも前記抵抗体の表面に
    第2の電極を形成し、前記スルーホールを通って前記マ
    ザー基板を切断したことを特徴とする表面実装部品の製
    造方法。
  3. 【請求項3】 前記第1の電極、抵抗体及び第2の電極
    をメッキにより形成したことを特徴とする請求項2に記
    載の表面実装部品の製造方法。
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