JP3353003B2 - 自走式泥土吸い込み装置 - Google Patents

自走式泥土吸い込み装置

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JP3353003B2
JP3353003B2 JP2001007702A JP2001007702A JP3353003B2 JP 3353003 B2 JP3353003 B2 JP 3353003B2 JP 2001007702 A JP2001007702 A JP 2001007702A JP 2001007702 A JP2001007702 A JP 2001007702A JP 3353003 B2 JP3353003 B2 JP 3353003B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基礎工事などにお
いて発生する泥土、泥水を回収して処理するための自走
式泥土吸い込み装置に関する。
【0002】
【従来の技術】基礎工事現場などにおいては、掘削した
地盤に湧水等により泥土や泥水が発生することがあり、
工事を行ううえにおいてこれらを排除する必要がある。
【0003】上記の泥土や泥水の排除には、従来油圧シ
ョベル等のバケットによるすくい出し、サンドポンプま
たはスラリーポンプによる吸引により残土ピットあるい
は振動分離機へ送り、一次処理を行うようになされてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに上記油圧ショ
ベル等のバケットによる排除では、オペレータによるバ
ケットの旋回操作やバケットを支持するブームの上下動
を断続的に行いながら作業を進めるものであるから、泥
土や泥水を連続的に排除することができず、作業性はも
とより作業能率の点で難点があった。
【0005】前記サンドポンプまたはスラリーポンプに
よる吸引排除によるものでは、バケットによるものと異
なり連続排除ができる利点を有する反面、クレーン等に
より吸引装置を移動させる必要があって操作性に難点が
ある。
【0006】これらの難点を除去するものとして、図4
に示すように自走式台車1にクレーンを構成するブーム
2を積載し、このブーム2の先端に吸入ヘッド3を吊持
するとともに吸入ヘッド3にホース4を接続し、このホ
ース4をブーム2に吊具5により吊持し、このホース4
をブーム2の伸縮に応じてリール6に巻きとりまたは巻
き出しするようになされたものがある。
【0007】しかし上記装置によると、吸い込み位置の
如何によりホース4をその都度リール6に巻きとるか巻
き出すことを要するほか、図4(B)に示すようにブー
ム2の伸縮時にホース4に弛みを生じ、その始末を要す
るのでその作業が煩雑になり、多くの手数を要するばか
りでなく前記リール6を含むホース4の巻きとり装置や
ホース4の吊具5等の部材が必要となって装置全体が著
しく大型になるという問題点があった。
【0008】本発明は上記従来の技術が有する問題点を
解消することを課題としてなされたもので、吸引ホース
の取り廻しを不要とし、装置全体をコンパクトに構成す
ることができる自走式泥土吸い込み装置を提供するもの
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として本発明は、自走可能な台車と、この台車に
起伏および旋回自在に搭載された複数本の中空管状部材
を水密でかつテレスコピック状に摺動可能に接続されて
なる中空ブームと、この中空ブームの基端の中空管状部
材に搭載されピストンロッドの先端を中空ブームの先端
に位置する中空管状部材に連結して中空ブームを伸縮さ
せる油圧シリンダと、前記中空ブームの先端に懸吊支持
され中空ブームにホースを介して連通する吸入ヘッド
と、前記中空ブームの基端にホースを介して接続され泥
土を吸引するポンプとを具有し、前記吸入ヘッドから吸
入された泥土を前記中空ブーム内を通じて処理部へ導く
ようにしたことを特徴とする。
【0010】こうしたことにより、ブームを伸縮または
旋回させてもホースを引きずることがなく、また弛んだ
ホースを巻きとる必要もないので装置周りが煩雑になる
ことがないとともにリール等が不要となるので装置をコ
ンパクトに構成することができ、操作性を著しく改善す
ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態を参照して説明する。図1は本発明による自走式泥
土吸い込み装置の一実施形態のブームを伸長させた状態
のブームを断面とした側面図を示し、図2は平面図を、
図3(A)はブームを短縮した状態の側面図を示してい
る。
【0012】上記自走式泥土吸い込み装置は、自走式台
車10と、この台車10に起伏および旋回自在に搭載さ
れた中空ブーム11と、この中空ブーム11の先端に懸
吊支持された吸入ヘッド12とを有している。
【0013】前記中空ブーム11は、複数本(図示の例
では3本)の中空管状部材11,11,11をテ
レスコピック状に接続し、その接続部には摺動パッキン
13,13を介在させて水密状態を保って伸縮自在とさ
れている。
【0014】前記中空ブーム11の基端側の中空管状部
材11の基部は、前記自走式台車10にモータ14の
駆動により旋回動可能に設けられた支持台15にピン1
6により上下方向揺動自在に枢支されるとともに、上記
中空管状部材11の先端部と前記支持台15とを起伏
用油圧シリンダ17により連結してこの油圧シリンダ1
7の伸縮作動により中空管状部材11を起伏動させ、
中空ブーム11全体を起伏させるようになっている。
【0015】また前記基端側の中空管状部材11
は、中空ブーム11を伸縮させる伸縮用油圧シリンダ1
8の基端がピン19により枢支され、そのピストンロッ
ド18aの先端は先端側の中空管状部材11にピン2
0により枢支されていて、この油圧シリンダ18を伸縮
作動させることにより中空ビーム11を図1の伸長状態
から図3(A)の短縮状態にわたって伸縮させるように
なっている。
【0016】前記中空ブーム11の先端側の中空管状部
材11の先端には短いホース21が接続され、このホ
ース21の下端は前記中空管状部材11の先端に吊持
部材22により吊持された前記吸入ヘッド12に接続さ
れている。この吸入ヘッド12自体は公知のもので、塊
状物を吸入しないようにするため周囲および底面は網目
材12aにより構成されている。
【0017】前記中空ブーム11の基端側の中空管状部
材11の基端にはホース23が接続され、このホース
23の他端は自走式台車10上に搭載されたポンプ24
の吸入側に接続されている。またこのポンプ24の吐出
側にはホース25が接続され、このホース25の他端は
図示しない残土ピットあるいは振動分離機等の処理部へ
導かれている。
【0018】図において符号26は掘削地盤を示し、こ
の部分に溜まる泥土や泥水を吸入排除する。
【0019】したがって基礎工事現場において泥土や泥
水が発生した場合には自走式台車10をその近隣へ走行
移動させ、次いで伸縮用油圧シリンダ18および起伏用
油圧シリンダ17を伸縮作動して中空ブーム11の先端
に懸吊支持されている吸入ヘッド12を湧水箇所に浸漬
させる(図1の状態)。
【0020】このようにしたのちポンプ24を駆動して
吸引すると、泥水は吸入ヘッド12の網目材12aを通
して吸い込まれ、吸い込まれた泥土や泥水はホース21
を通って中空ブーム11内に送り込まれ、この中空ブー
ム11の内部を通ってその基部からホース23、25を
通じ処理部へ送られる。
【0021】吸入ヘッド12による吸い込み位置を変更
する場合は、モータ14を駆動して支持台15を回転さ
せることにより中空ブーム11を左右任意方向に旋回さ
せることができ、最大で図2に鎖線で示す真横位置へ振
ることができる。また中空ブーム11を伸縮させること
により自走式台車10に対し遠近任意位置へ移行させる
ことができる。
【0022】さらに作業終了後等に自走式台車10を走
行させるときは、図3(A)のうように中空ブーム11
を最小長さに短縮させるとともに若干仰角にして固定す
れば、走行に支障をきたすことなくどこへでも自走して
移動することができる。
【0023】なお中空ブーム11を構成する中空管状部
材の本数は、使用目的に応じ適宜本数とすることができ
る。また他の構成部分についても図示の実施形態に限ら
れる必要はない。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、吸
引した泥土や泥水を中空ブームの内部を通して回収する
ようにしたので、従来のように長いホースを引き廻すこ
とがなく、ホースの処理が不要となって作業現場が頻雑
になることがないとともに、自走式台車にホースリール
およびその駆動装置を搭載する必要がないので装置全体
を頗る小型に構成することができ、さらにホースをブー
ムに懸吊支持する吊具等も不要になるので使用部材も少
なくてすむなどの種々の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示し、中空ブームを伸長
状態として断面表示した側面図。
【図2】同、平面図。
【図3】(A)は中空ブームを短縮した状態時の側面
図、(B)は吸入ヘッド部分の正面図。
【図4】従来の技術を示し、(A)は側面図、(B)は
平面図。
【符号の説明】
10 自走式台車 11 中空ブーム 11、11、11 中空管状部材 12 吸入ヘッド 15 支持台 17 起伏用油圧シリンダ 18 伸縮用油圧シリンダ 24 ポンプ
フロントページの続き (72)発明者 寺 尾 主 東京都中央区日本橋小網町6番7号 川 商ジェコス株式会社内 (72)発明者 志 村 肇 東京都中央区日本橋茅場町2丁目4番9 号 三和機材株式会社内 (72)発明者 浜 野 衛 千葉県千葉市花見川区天戸町1293 三和 機材株式会社千葉工場内 (56)参考文献 特開 平2−58640(JP,A) 特開 昭62−282609(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02F 3/88 - 3/90 E02F 3/39

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自走可能な台車と、この台車に起伏および
    旋回自在に搭載され複数本の中空管状部材を水密でかつ
    テレスコピック状に摺動可能に接続されてなる中空ブー
    ムと、この中空ブームの基端の中空管状部材に搭載され
    ピストンロッドの先端を中空ブームの先端に位置する中
    空管状部材に連結して中空ブームを伸縮させる油圧シリ
    ンダと、前記中空ブームの先端に懸吊支持され中空ブー
    ムにホースを介して連通する吸入ヘッドと、前記中空ブ
    ームの基端にホースを介して接続され泥土を吸引するポ
    ンプとを具有し、前記吸入ヘッドから吸入された泥土を
    前記中空ブーム内を通じて処理部へ導くようにしたこと
    を特徴とする自走式泥土吸い込み装置。
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