JP3352912B2 - 内照式看板 - Google Patents

内照式看板

Info

Publication number
JP3352912B2
JP3352912B2 JP14999797A JP14999797A JP3352912B2 JP 3352912 B2 JP3352912 B2 JP 3352912B2 JP 14999797 A JP14999797 A JP 14999797A JP 14999797 A JP14999797 A JP 14999797A JP 3352912 B2 JP3352912 B2 JP 3352912B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
guide
lid
locking
advertisement display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP14999797A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10321011A (ja
Inventor
恒男 古沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SAMHWA PLASTIC IND.CO.
Original Assignee
SAMHWA PLASTIC IND.CO.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SAMHWA PLASTIC IND.CO. filed Critical SAMHWA PLASTIC IND.CO.
Priority to JP14999797A priority Critical patent/JP3352912B2/ja
Publication of JPH10321011A publication Critical patent/JPH10321011A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3352912B2 publication Critical patent/JP3352912B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、内照式看板に関
するものであり、詳しくは、蛍光灯等の光源の交換が容
易なように、開口を開閉することが可能な内照式看板に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、内照式看板は、ビルなどの壁面に
固定されるハウジングと、ハウジング内部に設けられる
蛍光灯などの光源と、ハウジングと別体に形成された広
告表示部材とを備えるものである。ハウジングは、箱型
の枠体であり、ボルト等の固定具をハウジングの内側か
らハウジングの背面側へ通すことによって、ハウジング
背面がビルなどの壁面に固着される。このハウジングの
正面は、開口している。広告表示部材は、広告を表示す
る面を提供するものであり、且つ、上記ハウジングの正
面の開口を閉ざす蓋体としてハウジングに配設され、ハ
ウジングの正面を形成する。広告表示部材は、少なくと
も広告を表示する部位が光を透過する素材によって形成
されており、光源からの光を受けて、広告を外部に向け
て表示するものである。
【0003】上記の光源は、ハウジング内部に設けられ
たソケットに差し込まれるものであり、切れたり消耗す
れば、ソケットより外され、上記ハウジング正面の開口
より、取り出され、新しいものに交換される。このた
め、ハウジングに設けられた上記の広告表示部は、開閉
が可能な構造が求められている。
【0004】しかし、蝶番にて広告表示部をハウジング
へ固定し、広告表示部とハウジングとを一体にしてしま
うと、ハウジングを建造物の壁面へ取付ける際に、この
広告表示部が邪魔になり、ボルト締めなどの作業が非常
に行い難い。
【0005】このため、蓋体となっている広告表示部材
は、ハウジングの壁面への取付け時は、ハウジング1か
ら完全に分離した状態にされ、ハウジングを壁面へ取り
付けた後に簡単にハウジングへ装着することが可能なも
のが必要とされた。このようなニーズに応えるため、図
4及び図5へ示すような、広告表示部材はハウジングへ
後から簡単に装着できるものが提案されている。
【0006】この図4及び図5に示す内照式看板につい
て説明する。1はハウジング、2は光源、3は広告表示
部材、10はハウジングの開口、11はハウジング1の
背面、20は光源のソケットを示している。尚図4
(A)は広告表示部材3を閉じた状態の略縦断面図を示
し、図4(B)は広告表示部材3を開いた状態の略縦断
面図を示している。図5(A)は図4(A)の要部拡大
断面図であり、図5(B)は図4(B)の要部拡大断面
図である。図6は図5(B)より更に広告表示部材3を
開いた状態の要部拡大断面図である。
【0007】図示の通り、この看板は、鉤状の係止部4
を、ハウジング1の開口10の縁上部に備える。図5
(A)へ示すように、係止部4は縦断面視略J字状に形
成された部位である。そして、広告表示部材3の上部に
は、上記係止部4に対応する被係止部5が設けられてい
る。図5(A)へ示すように、この被係止部5は下方に
伸びる突起55を備える。
【0008】ハウジング1を壁面へ固定した後、図4
(A)及び図5(A)へ示すように、ハウジング1正面
において上方より広告表示部材3を押し込むことによ
り、係止部4へ簡単に被係止部5を係止することがで
き、この係止によって広告表示部材3がハウジング1へ
固定される。広告表示部材3の固定後、図4(A)に示
す状態において、広告表示部材3の下部と、ハウジング
1の開口10の縁下部は、係止ボルト7にて固着されて
いるが、この係止ボルト7は外部より工具にて簡単に外
すことができる。
【0009】開口10より蛍光灯(光源2)を交換する
際上記の係止ボルト7を外した状態において、被係止部
5を支点とし、係止中、係止部4即ち広告表示部材3
を、ハウジング1に対して回動することにより、図4
(B)へ示す通り、ハウジング1正面の開口10を開く
ことができる。
【0010】このように、この看板は、ハウジング1か
ら広告表示部3が完全に外れ、後から係止部4と被係止
部5との引っ掛かり合いによって、広告表示部材3は回
動自在にハウジング1へ簡単に係止されるようになって
いるのである。
【0011】ところが、蛍光灯(光源2)交換時、上記
の回動によって図5(B)に示す状態に広告表示部材3
を開くと、係止部4と被係止部5の引っ掛かりが浅くな
り、広告表示部材3をハウジング1へ装着する際と逆の
過程を経ることになって、係止部4の懐40から、被係
止部5が脱落してしまうといった危惧が生じる。これ
は、被係止部5の備える突起55は、図5(B)へ示す
看板前方Nへの抜け止めとはなるが、広告表示部材3の
解放方向Mに対する抜け止めとはなっていないからであ
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本願発明は、建造物に
設置する際には、ハウジングに設けられた光源交換のた
めの開口を封ずる広告表示部材などの蓋体を、分離して
おくことが可能であり、設置後光源の交換作業を行う際
には光源の出し入れのために、蓋体を回動することが可
能な内照式看板について、蓋体の回動時に、この蓋体が
脱落しないものを提供することによって、上記課題の解
決を図るものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本願第1の発明に係る内
照式看板は、背面が建造物等の壁面に固定され且つ正面
が開口するハウジング1と、ハウジング1内部に設けら
れる光源2と、ハウジング1と別体に形成されハウジン
グ1の上記開口に配設される蓋体3とを備え、ハウジン
グ1の上側には係止部4が形成され、蓋体3の背面側上
部には上記係止部4と引っ掛かり合う被係止部5が形成
され、係止部4は、当たり42と、当たり42の後方に
設けられた空間部40とを有し、被係止部5は、上顎部
35aと、上顎部35aの下面に設けられ下方に突出す
る抜け止め55とを備え、抜け止め55は、上記当たり
部42より後方に位置し当たり42と対応するものであ
り、抜け止め55は、蓋体3がハウジング1前方へ抜け
ることを防止し、係止部4と被係止部5との係止によっ
て、蓋体3がハウジング1へ着脱自可能に固定され、
記係止中係止部4と被係止部5の何れかを支点とし蓋体
3をハウジング1に対して回動することにより開口の開
閉が可能な内照式看板において、蓋体3は、下顎部36
aを備え、上記上顎部35aは、この下顎部36aより
上方側に位置し、上記の下顎部36aには、着脱可能に
ガイド6が装着され、 ガイド6は、係止部4から被係止
部5が上方に浮き上がった際、係止部4と当たるもので
あり、且つ、蓋体3の回動の少なくとも途中で係止部4
へ沿うように配置され、蓋体3の回動角度を規制するも
のであり、上記ガイド6の配置によって、係止部4が、
被係止部5とガイド6との間に位置するものであること
を特徴とする内照式看板。
【0014】このような構成を採ることにより、蓋体3
を回動し蓋体3をハウジング1に対して開く際、ガイド
6が、回動角度を規制し、更に、係止部4から被係止部
5が上方に浮き上がり離れそうになった際に、ガイド6
が、係止部材4と当たり、係止部4に対する被係止部5
の脱落防止部として機能する。このため、係止部4から
被係止部5が分離しようとしても、係止部4がガイド6
にてガイドされ、係止部4と被係止部5とが分離しな
い。また、特に、このような作用を得つつも、ガイド6
を外すことによって、簡単に蓋体3をハウジングより外
すことができる。
【0015】本願第2の発明に係る内照式看板は、上記
本願第1の発明に係る内照式看板にあって、上記の下顎
部36aには、その上面から下面に貫通する切欠口37
が設けられ、上記の切欠口37には、逆U字状に屈曲す
る板発条であるガイド6が着脱可能に装着され、ガイド
6が呈するU字の両端には摘まみ部61,61が形成さ
れたものであることを特徴とする。
【0016】本願第2の発明に係る内照式看板は、この
ような構成を採ることによって、上記第1の発明に係る
内照式看板の作用を得つつも、摘まみ部61,61を摘
まんでガイド6を引き抜くことで、簡単に蓋体3をハウ
ジングより外すことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本願発明の実
施の形態について説明する。図1乃至図3へ、本願発明
の一実施の形態を示す。図1(A)は本願発明に係る内
照式看板の、正面側を閉じた状態を示す一部切欠略縦断
面図である。図1(B)は図1(A)の正面を開いた状
態を示す上記内照式看板の一部切欠略縦断面図である。
図2(A)は図1(A)の要部を拡大した一部切欠略縦
断面図であり、図2(B)は図1(B)の要部を拡大し
た一部切欠略縦断面図である。図3(A)は上記内照式
看板の要部分解斜視図であり、図3(B)は上記内照式
看板の要部正面図である。尚、図1及び図2について、
付すべきハッチングは、図面の煩雑を避けるため省略し
てある。
【0018】図1乃至図3へ示すように、この内照式看
板は、背面が建造物等の壁面に固定され且つ正面に開口
10を備えたハウジング1と、ハウジング1内部に設け
られる蛍光灯等の光源2と、ハウジング1と別体に形成
されハウジング1の上記開口10に設けられる広告表示
部材3とを備え、ハウジング1の上側には係止部4が形
成され、広告表示部材3の背面上部には上記係止部4上
に載せられる被係止部5が形成され、係止部4は、当た
り42と、この当たり42の後方又は当たり42の後方
から下方にかけて設けられた空間部40とを有し、被係
止部5は、係止部4の当たり42より後方に位置し当た
り42と対応する、抜け止め55を有するものであり、
抜け止め55は、広告表示部材3がハウジング1前方へ
抜けることを防止し、係止部4と被係止部5との係止に
よって、広告表示部材3がハウジング1へ着脱可能に固
定されると共に、係止部4の当たり42を支点として広
告表示部材3を回動することにより上記開口10を開く
ことが可能であり、広告表示部材3の正気回動に際し、
抜け止め55は、上記空間部40内にて、回動するもの
である。
【0019】そして、広告表紙部材3の背面には、上記
被係止部5よりも下方にガイド6が突設されており、こ
のガイド6は、係止部4よりも下方に位置し、広告表示
部材3を開く際、被係止部5が係止部4に対して上方へ
移動しようとしたとき、ガイド6が係止部4に対応し或
いは係止部4に引っ掛かって係止部4が被係止部5から
脱落することを阻止するものである。尚、図1(A)に
おいて、左方を前方とし、右方を後方とする。以下各部
の構成について順に説明する。
【0020】上記のハウジング1は、図1(A)(B)
へ示すように、箱体として形成されたものであり、ハウ
ジング本体12と、その内部に設けられた側面視略コ字
状の補強枠13と、ハウジング本体12と補強枠13と
を固着する固着用ボルト14…14とにて構成されてい
る。
【0021】ハウジング1は正面(図1(A)(B)の
ハウジング1の左方)が開口し(図1(B)の10がこ
の開口を示している。)、背面11がボルト(図示しな
い。)にてビル等建造物の壁面に固定される。固定に際
し、このボルトは、ハウジング1内部より背面11側に
通され、上記壁面にねじ込まれる。
【0022】そして、ハウジング本体12の開口10上
端に、上記の係止部4が形成されている。係止部4は、
(縦断面視)鉤状に形成されている。即ち、係止部4
は、ハウジング本体12正面側より(図1(A)の右側
から左側に)ほぼ水平に伸びる張出部4aと、張出部4
a先端から湾曲して上方に伸びる荷重支持部4bと、荷
重支持部4b先端から湾曲して後方へ(図1(A)の左
側から右側に)ほぼ水平に伸びる当たり部4cとにて形
成されてものである。このように係止部4は、縦断面視
略J字状に形成されている。前述の当たり42は、係止
部4の最先端であり(以下、当たり42を最先端42と
いう。)、上記当たり部4cの先端である。前述の空間
部40は、張出部4aと荷重支持部4bと当たり部4c
とに囲まれた空間即ち、鉤状の係止部4の懐である(以
下空間部40を懐40という)。
【0023】ハウジング本体12の開口10下端には、
図1(A)へ示す係止ボルト7を通すことが可能な孔
(図示しない。)を備えたボルト挿通用片15が設けら
れている。このボルト挿通用片15は、係止ボルト7と
螺合するナット7aを収容することが可能な収容部15
aを備える。
【0024】ハウジング1は、内部に蛍光灯等の光源2
を保持し電源と連絡するソケット20が設けられてい
る。このソケット20に、光源2が嵌められる。
【0025】広告表示部材3は、上記ハウジング1の建
造物等の壁面への設置作業中は、ハウジング1と分離さ
れている。従って、このとき、広告表示部材3が、上記
ハウジング1内部より背面11側にボルトを通し壁面へ
ねじ込む作業の邪魔とならない。そして、ハウシング1
の設置後、広告表示部材3は、蓋体として、ハウジング
1の開口10に配設される。この広告表示部材3につい
て、詳しく述べると、広告表示部材3は、アルミを射出
成形することにて形成された枠部31と、広告表示面と
なるパネル部32とにて構成されている。パネル部32
は、広告が描かれたフィルムと乳半色のプラスッチ板、
或いは直接文字等の広告表示体が設けられたプラスッチ
板などにて構成され、夜間光源2からの光を透過するこ
とにて、広告の表示を行う。上記枠部31は、このパネ
ル部32の周囲に配設されパネル部32を保持する。図
1(A)(B)において、31aは枠部31の上部を示
し、31bは枠部31の下部を示している。
【0026】以下、上記の枠部上部31aと枠部下部3
1bとについて説明する。枠部上部31a及び枠部下部
31bは、夫々、その前方側(図1(A)の左方側)
に、溝33a,33bが、設けられている。両溝33
a,33bは、夫々パネル部32の上端と下端を収容す
る。これにて、この溝部33a,33bの間に、パネル
部32は保持される。
【0027】更に、枠部上部31aは、夫々、その背面
(図1(A)の右側)に、顎部34aが設けられてお
り、この顎部34aは、上顎部35aと、下顎部36a
とにて構成されている。上顎部35aは、下顎部36a
よりも、広告表示部材3の外縁側(図1(A)の上方
側)に位置する。
【0028】同様に枠部下部31bは、夫々、その背面
側(図1(A)の右側)に、顎部34bが設けられてお
り、この顎部34bは、上顎部35bと、下顎部36b
とにて構成されている。上顎部35aは、下顎部36b
よりも、広告表示部材3の外縁側(図1(A)の下方
側)に位置する。
【0029】上顎部35a,35b及び、下顎部36
a,36bの夫々とは、図1(A)へ示す状態におい
て、枠部上部31a及び枠部下部31bの背面からハウ
ジング1側へほぼ水平に突出する。
【0030】図1及び図2(A)へ示すように、枠部上
部31aの顎部34aが備える上記上顎部35aの下面
には、下方に突出する突起が設けられている。この突起
が前述の抜け止め55である(以下抜け止め55を突起
55という)。この突起55と、上顎部35aの基部5
1からこの突起55に到るまでの部位とが、被係止部5
を構成している。
【0031】そして、枠部上部31aの顎部34aが備
える上記下顎部36aには、図3(A)へ示すような、
切欠口37が、数カ所(2箇所以上)に形成されてい
る。切欠口37は、下顎部36aの上面から下面に貫通
する平面視長方形の貫通口である。この切欠口37へ、
前記ガイド6が装着される。
【0032】ガイド6は、樹脂又はSUS材に形成さ
れ、図3(A)及び図3(B)へ示すように、正面視逆
U字状に屈曲する板発条である。ガイド6が呈するU字
の両端は、他より前後幅Lが大きな摘み部61,61が
形成されている。摘み部61,61は、外側に向けて隆
起する指掛部62,62が形成されている。更に、ガイ
ド6の側面にあって、摘み部61,61の上方に、逆鉤
63,63が形成されている。逆鉤63,63の夫々
は、(図3(B)へ示す状態において)上方から下方に
かけて徐々に側方へ向け突出する。即ち、逆鉤63,6
3は、上方から下方にかけて外側へ傾斜するように、ガ
イド6の側面を打ち抜いて起こした部位である。逆U字
状に屈曲するガイド6の両屈曲部分64,64には、補
強用のリブ64a,64aが形成されている。
【0033】ガイド6の横幅W(図3(B))は、上記
下顎部36aの平面視長方形の切欠口37の、長辺37
aの長さとほぼ等しい。又、ガイド6の、上記摘み部6
1,61より上方の部位(以下結合部38という。)の
前後幅S(図3(A))は、上記平面視長方形の切欠口
37の短辺37bの長さとほぼ等しい。又、ガイド6の
上記摘み部61,61の前後幅Lは、上記平面視長方形
の切欠口37の短辺37bの長さよりも大きい。
【0034】このように形成されたガイド6を、図3
(A)へ示すように、摘み部61,61の指掛部62,
62を摘んで、下方より、下顎部36aの切欠口37
に、差し込む。これにて、図2(A)へ示すように、ガ
イド6の結合部38は、下顎部36aの上面側へ突出す
る。下部の摘み部61,61は、前後幅Lが切欠口37
の短辺37bの長さよりも大きいものであるため、切欠
口37を通り抜けずに、切欠部37の下顎部36aの下
面側に残る。結合部38は、一旦下顎部36aの上面側
へ突出すると、上記逆鉤63,63が、引っ掛かり、下
方へ、後戻りしない。このようにして、ガイド6は、下
顎部36aに固定される。ガイド6は、広告表示部材3
が、ハウジング1の開口10へ配設された後に、上記の
要領で、下顎部36aに装着される。
【0035】看板の壁面への設置後、図1(A)及び図
2(A)へ示すように、広告表示部材3を、ハウジング
1の開口10に配設する。詳しくは、ハウジング1の正
面において、広告表示部材3を開口10の上方に引っ掛
け、下方に向けて押し込むことによって、係止部4へ被
係止部5を係止する。これにて、ハウジング1の係止部
4の懐40への入口41(図2(A))から、被係止部
5を係止部4内に挿入し、係止部4の当たり部4c上面
に、上顎部35aの下面を沿わせる。即ち、ハウジング
1の係止部4を、広告表示部材3の(枠部上部31a
の)顎部34a内に、入り込ませ、被係止部5を構成す
る上顎部35aの下面に沿わせるのである。
【0036】このような配置によって、突起55の基部
50(上顎部35aと突起55との交差位置)へ、係止
部4の最先端42が当接する。そしてこの係止部4の最
先端42を支点として、被係止部5を回動することがで
きる(図2(B))。
【0037】前述のガイド6の下顎部36aの上面より
突出する高さHを、広告表示部材3が開口部10を閉ざ
す状態において(図2(A))、係止部4と接触しない
よう設定しておく。
【0038】そして、図2(B)へ示すように、広告表
示部材3を開くことにより、上顎部35aが傾き、係止
部4の上面から離れ、突起55の基部50が、係止部4
の最先端42から離れる危惧ある位置に達するか、その
ような位置に達する手前にて、ガイド6の頂部38a
が、係止部材4と当接するように、上記高さHは設定さ
れる。これにより、広告表示部材3は、突起55の基部
50が係止部4の最先端41から離れるような位置にま
で回動できない。
【0039】但し、ガイド6は、このような回り止めと
しての機能に限定されるものではない。例えば上記のよ
うに、広告表示部材3の回動を、ガイド6の頂部38a
が係止部材4と当接して阻止するものではなく、係止部
4から被係止部5が(上方に浮き上がり)離れそうにな
った際に、ガイド6の頂部38aが係止部材4(の張出
部4a或いは荷重支持部4b)と当たるものであっても
よい。即ち、ガイド6は、係止部4に対する被係止部5
(広告表示部3)の脱落防止部として機能するものであ
ってもよい。
【0040】尚、ガイド6は、上記のように、広告表示
部材3の回動角度を規制するものであっても、又広告表
示部材3の回動角度を規制するのではなく回動の結果係
止部4と被係止部5との引っ掛かりが浅くなり係止部4
から被係止部5が外れようとした際に脱落防止部として
係止部4に当接するものであっても、何れの場合であっ
ても、係止部4がガイド4と被係止部5との間に位置す
ることによって、そのような機能を発揮するのである。
【0041】広告表示部材3(被係止部5)のハウジン
グ1(係止部4)に対する開閉角度θ(図2(B))の
上限は、通常約40乃至60度が望ましい。上記構成を
採ることによって、この範囲のいずれの角度を広告表示
部材3の回動可能な最大角度としても、円滑且つ脱落の
危惧なく、広告表示部材3の開閉が行える。
【0042】前記、枠部下部31bの上顎部35bに
は、前述の係止ボルト7を挿通するとが可能な挿通孔が
設けられている(図示しない)。光源2の交換時には、
既述の通り広告表示部材3をハウジング1に対して回動
し開口10を開くのであるが、通常は、図1(A)に示
す通り、ハウジング1の開口10を広告表示部材3にて
閉じる。
【0043】このとき、枠部下部31bの上顎部35b
の上記挿通孔と、前述のハウジング本体12のボルト挿
通用片15とに、係止ボルト7が通され、収容部15a
内に収容されたナット7aへ係止ボルト7が螺合する。
このようにして、ハウジング1に対して、その蓋体たる
広告表示部材3が固定される。光源2交換時は、係止ボ
ルト7を外して、既述の通り広告表示部材3を開けばよ
い。
【0044】看板全体を建造物が外す必要が生じた際
は、下顎部36aに固定された上記ガイド6の、摘み部
61,61を摘み、図3(A)へ示すように、摘み部6
1,61をX方向へ窄めて、下顎部36a上面に引っ掛
かっている逆鉤63,63を外して、下顎部36aから
下方に向けて、ガイド6を引き抜く。このようにして、
ガイド6を外すことによって、係止部4から、被係止部
5を簡単に分離することが可能となり、広告表示部材3
をハウジング1から簡単に外すことができる。従って、
前述の看板を設置する作業のみならず、上記の要領で広
告表示部材3を先に外すことにて、ハウジング1の壁面
からの取り外し作業を円滑に行うことができる。
【0045】又、ガイド6のガイドによって、支点とな
る係止部4の最先端42に対し被係止部5の当接位置が
ずれにくくなり、光源2交換後、再び広告表示部材3を
閉じた際、係止部4に対する被係止部5の位置を正確に
元の状態(図2(A))に戻すことが可能である。この
ため、ガイド6を持たない図4乃び図5に示す従来の看
板では生じ易かった、係止部4から被係止部5(ハウジ
ング1から広告表示部材3上部)が浮き上がった状態で
係止ボルト7が締められるといった事態が生じなくなっ
た。
【0046】尚、ガイド6が撓み易いものであれば、広
告表示部材3が閉じた状態のときにも、図2(A)に示
すものと異なり、係止部4にガイド6の頂部38aが当
接するものであってもよい
【0047】又、係止部4は、上記の実施の形態で、略
J字型のものを示したが、この他係止部4は断面視略L
字型としてもよい。即ち、係止部4は、当たり部4cを
持たず、荷重支持部4bの背面(図2(A)において、
荷重支持部4bの右側の面)が係止部4の最先端42即
ち当たりとなるものであっても実施可能であり、この場
合も上記実施の形態と同様の効果を得ることができる。
尚、このように実施する場合、前述の懐40即ち空間部
は、荷重支持部4bの後方(右側)に設けられる。
【0048】又、図1乃至図3の実施の形態では、ハウ
ジング1の光源2交換のための開口10は、広告表示部
材3を蓋体とすることによって、開閉可能としたが、こ
のような実施の形態と異なり、蓋体は、看板の広告表示
部材3以外の部位であっても実施可能である。例えば、
広告表示部材はハウジング1と一体に形成されたものと
し、蓋体が、ハウジング1の他の部位に形成されたもの
としても実施可能である。但し、図1乃至図3へ示す実
施の形態の如く、通常目立つよう看板正面側に配置され
る広告表示部3を、開口10の開閉を行う蓋体とするこ
とによって、位置的に、光源2の交換作業が行いやすい
という利点がある。
【0049】更に、図1乃至図3へ示す実施の形態で
は、広告表示部材3の広告表示を担う部位はパネル部3
2であり、このパネル部32は、広告が描かれたフィル
ムと乳半色のプラスッチ板、或いは直接文字等の広告表
示体が設けられたプラスッチ板などにて構成されたもの
とした。広告表示部材3の広告表示を担う部位は、この
ようなパネル部32の以外の構成を採るものとしても実
施可能である。例えば、図4に示すように、枠部上部3
1aと枠部下部31bの間へ、広告が描かれたカンバス
32kを張って、広告表示を行うものであっても実施可
能である。又、枠部上部31aと枠部下部31bとは、
カンバス32kの上下を挟持する手段を備えるものとす
る。この場合、広告の表示面をカンバス32kとする以
外は、図1乃至図3と同様の構成を採る。
【0050】
【発明の効果】本願第1又は第2の発明の実施により、
内照式の看板の設置時は蓋体が邪魔にならず、看板設置
後、電球等の光源の交換が必要になった際、蓋体の開閉
によって電球交換のための開口を簡単に開放することが
でき、この際に、蓋体をハウジングから脱落させない。
従って、特別な注意を払うことなく、片手で簡単に上記
交換作業を行うことができる。
【0051】又本願第1又は第2の発明の実施により、
建造物の壁面から看板を外す必要が生じた際、ガイドを
外すことによって、作業の邪魔となる蓋体を簡単にハウ
ジングから外すことができる。又、カイドは、係止部と
被係止部とを係止した後に装着することを可能として、
カイドを設けることによって、ハウジングに対して、蓋
体の装着が手間の係るものとなることはない。特に、看
板の広告表示部材を蓋体としハウジングの正面の開口を
塞ぐものとし、なお且つ、ハウジングの開口上部に係止
部(或いは被係止部)を設け、広告表示部材の上部に被
係止部(或いは係止部)を設けた場合、ハウジングの正
面にて、広告表示部材を単に上方より下方に向けて押し
込むことにより、係止部に被係止部を簡単に係止させる
ことができ、この後ガイドを所定の位置に装着すれば、
ハウジングへの広告表示部材の装着が極めて簡単に行え
るのである。特に、本願第2の発明の実施により、摘ま
み部を摘まんでガイドを引き抜くことで、簡単に蓋体を
ハウジングより外すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本願発明に係る内照式看板の蓋体を閉
じた状態を示す一部切欠略縦断面図であり、(B)はこ
の内照式看板の蓋体を開いた状態を示す一部切欠略縦断
面図である。
【図2】(A)は図1(A)の要部を拡大した一部切欠
略縦断面図であり、(B)は図1(B)の要部を拡大し
た一部切欠略縦断面図である。
【図3】(A)は図1及び図2へ示す内照式看板の要部
分解略斜視図であり、(B)はこの内照式看板が備える
弾性部材の正面図である。
【図4】(A)は従来の内照式看板の蓋体たる広告表示
部材を閉じた状態を示す一部切欠略縦端面図であり、
(B)は(A)の広告表示部材を閉じた状態を示す一部
切欠略縦端面図である。
【図5】(A)は図4(A)の一部を切欠して拡大した
要部略縦断面図であり、(B)は図4(B)の一部を切
欠して拡大した要部略縦断面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 5 被係止部 2 光源 6 ガイド 3 蓋体 4 係止部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 背面が建造物等の壁面に固定され且つ
    面が開口するハウジング(1) と、ハウジング(1) 内部に
    設けられる光源(2) と、ハウジング(1) と別体に形成さ
    れハウジング(1) の上記開口に配設される蓋体(3) とを
    備え、ハウジング(1) の上側には係止部(4) が形成さ
    れ、蓋体(3) の背面側上部には上記係止部(4) と引っ掛
    かり合う被係止部(5) が形成され、係止部(4) は、当た
    り(42)と、当たり(42)の後方に設けられた空間部(40)と
    を有し、被係止部(5) は、上顎部(35a) と、上顎部(35
    a) の下面に設けられ下方に突出する抜け止め(55)とを
    備え、抜け止め(55)は、上記当たり部(42)より後方に位
    置し当たり(42)と対応するものであり、抜け止め(55)
    は、蓋体(3) がハウジング(1) 前方へ抜けることを防止
    し、係止部(4) と被係止部(5) との係止によって、蓋体
    (3) がハウジング(1) へ着脱自可能に固定され、上記係
    止中係止部(4) と被係止部(5) の何れかを支点とし蓋体
    (3) をハウジング(1) に対して回動することにより開口
    の開閉が可能な内照式看板において、蓋体(3) は、下顎部(36a) を備え、上記上顎部(35a)
    は、この下顎部(36a) より上方側に位置し、 上記の下顎部(36a) には、着脱可能にガイド(6) が装着
    され、 ガイド(6) は、係止部(4) から被係止部(5) が上方に浮
    き上がった際、係止部(4) と当たるものであり、且つ、
    蓋体(3) の回動の少なくとも途中で係止部(4)へ沿うよ
    うに配置され、蓋体(3) の回動角度を規制するものであ
    り、 上記ガイド(6) の配置によって、係止部(4) が、被係止
    部(5) とガイド(6) との間に位置するものであることを
    特徴とする内照式看板。
  2. 【請求項2】 上記の下顎部(36a) には、その上面から
    下面に貫通する切欠口(37)が設けられ、 上記の切欠口(37)には、逆U字状に屈曲する板発条であ
    るガイド(6) が着脱可能に装着され、ガイド(6) が呈す
    るU字の両端には摘まみ部(61)(61)が形成されたもので
    あることを特徴とする請求項1記載の内照式看板。
JP14999797A 1997-05-23 1997-05-23 内照式看板 Expired - Lifetime JP3352912B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14999797A JP3352912B2 (ja) 1997-05-23 1997-05-23 内照式看板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14999797A JP3352912B2 (ja) 1997-05-23 1997-05-23 内照式看板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10321011A JPH10321011A (ja) 1998-12-04
JP3352912B2 true JP3352912B2 (ja) 2002-12-03

Family

ID=15487218

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14999797A Expired - Lifetime JP3352912B2 (ja) 1997-05-23 1997-05-23 内照式看板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3352912B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4757584B2 (ja) * 2005-09-21 2011-08-24 株式会社昭和化成 壁面看板

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10321011A (ja) 1998-12-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3081175B2 (ja) ゲーム機のパネル取付装置
JP3791613B2 (ja) 画像表示プロジェクタ
JPH11346066A (ja) ピボット運動可能なコンピュ―タ・アクセス・ドア構造
KR100975770B1 (ko) 경첩형 방수 조명판넬
JP3352912B2 (ja) 内照式看板
ES2199117T3 (es) Chapa de cierre.
JP2009219602A (ja) 遊技機
JP3721959B2 (ja) 表示用照明器具
JP2011156143A (ja) 遊技機
JP2702397B2 (ja) ヘルメットのシールド取付装置
JPH11166748A (ja) 空気調和機の室内ユニット
JP2011038593A (ja) 係合構造および看板
JP2006027218A (ja) 画像形成装置の消耗品部材及びそれが着脱される画像形成装置
JP2001214481A (ja) 水栓用ハンドル
JP2003235654A (ja) 取付具
KR200475897Y1 (ko) 커버 회전형 액자 프레임
JP2001000353A (ja) カウンターの取付け構造
JP2591917B2 (ja) フルフェース型ヘルメットにおけるマウスシャッタ装置の取付構造
JP3067125U (ja) 展示見本
JP2002109944A (ja) 照明器具
JP2009084851A (ja) 保持装置の着脱構造及びキー管理ケース
JPH10335851A (ja) ユニット品の固定構造
JP2001161007A (ja) 分電盤の負荷名称表示部
JPH10214030A (ja) 表 札
JP5794366B2 (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080920

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100920

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120920

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120920

Year of fee payment: 10

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120920

Year of fee payment: 10

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120920

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130920

Year of fee payment: 11

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term