JP2009084851A - 保持装置の着脱構造及びキー管理ケース - Google Patents
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Abstract
【解決手段】フック部48を備えたキーハンガー26と、このキーハンガー26の後面側に取り付けられる中間部材25と、当該中間部材25を介してキーハンガー26を支持すパネル24とによりキー保持装置15が構成されている。中間部材25は、本体部33と、当該本体部33の上下に位置する上部係り部35及び下部係り部36を含む。この一方、パネル24の面内には、上下の係り部35、36と係り合う被係り部27、28が形成されている。キーハンガー26をパネル24に装着するときは、前記本体部33が湾曲するように弾性変形させて前記係り合いと、その解除が許容される。
【選択図】図8
Description
特許文献1には、前面側を出し入れ口として開閉可能に設けられたケースと、当該ケース内に位置するパネルとキーハンガーとからなるキー保持装置とを備えたキー管理ケースが開示されている。このキー管理ケースにおけるキー保持装置は、パネルに支持されたキーハンガーの前面側にフック部が設けられており、当該フック部にキーリングを引っ掛けることで、キーを吊り下げ保持できるように構成されている。
しかも、キーハンガーをパネル面に着脱する際には、前記突部を穴内に位置させた状態で突部を下方にスライドさせる構成であるため、当該スライドを許容する長さが必要となる。そのため、パネル面の上端直近位置にキーハンガーを取り付けることが困難になり、パネル面を最大限有効に利用することができない、という不都合もある。
本発明は、このような不都合に着目して案出されたものであり、その目的は、例えば、キーハンガー等を第1の部材とする一方、当該第1の部材が装着されるパネル等を第2の部材としたときに、第1の部材が第2の部材から不用意に脱落してしまうことを規制できるとともに、取付位置の制約も少ない保持装置の着脱構造及びキー管理ケースを提供することにある。
前記第2の部材は、前記中間部材の上下両側に係り合う被係り部を備え、
前記中間部材は、前記被係り部に係り合う複数の係り部を上下両側に備え、これら係り部間の距離を変化させる弾性変形によって前記第2の部材に着脱自在に設けられる、という構成を採っている。
前記中間部材は、キーハンガーの後面上下方向に沿うように配置される本体部と、当該本体部の上下両側に設けられて前記被係り部に係り合う係り部とを備え、これら係り部間の距離を変化させる弾性変形によって前記パネルに着脱自在に設けられる、という構成を採ることが好ましい。
前記被係り部には、前記上部爪及び下部爪に係り合って前記中間部材の前方移動を規制する段部が形成される、という構成を採ることができる。
前記パネルは前記中間部材の上下両側に係り合う被係り部を備え
前記中間部材は、キーハンガーの後面上下方向に沿う本体部と、当該本体部の上下に設けられて前記被係り部に係り合う係り部とを備え、これら係り部間の距離を変化させる弾性変形によって前記パネルに着脱自在に設けられる、という構成を採ることができる。
また、係り部を被係り部に引っ掛ける操作は、中間部材の弾性変形によって行われるものであるため、つまり、上下方向に移動させるような操作代が要求されないため、第2の部材がパネルよって構成されたときに、当該パネルの上端部に近づけた位置に第1の部材を装着することが可能となり、パネル領域を無駄なく利用することができる。
更に、前記中間部材に位置決め部材を設ける一方、前記第2の部材若しくはパネルに位置規制部を形成した場合には、中間部材の自由な動きを確実に規制できるようになり、前述した脱落防止効果を一層高めることができる。
また、前記係り部が上部爪と下部爪を備えた構成とし、これら各爪が係り合う被係り部が中間部材の前方移動を規制する段部により形成された構成では、各爪が段部によって前方への移動が規制される状態に保たれるので、キーを取り出す際に引張力が中間部材に付与されても脱落することはない。
なお、本発明に係るキー管理ケースによれば、多数のキーを効率よく、しかも、一定の位置に安定して収納した状態で管理することができる。
次いで、同図(C)に示されるように、下部係り部36を下部側の被係り部28内に挿入する。下部係り部36が被係り部28内に挿入されようとするときには、中間部材25の本体部33の面よりも後方に位置する下部爪45が段部31Aを形成している非貫通部31の上端に接するため、上部係り部35と下部係り部36間の距離を短くするように本体部33が弓なりの弾性変形を伴いながら下部係り部36も縮むように弾性変形する。
そこで、本体部33を押し込むようにキーハンガー26をパネル24側に押圧することで、前記上部爪42,下部爪45が上下の非貫通部31をそれぞれ乗り越えて段部31Aに係り合うと同時に、位置決め部材38が位置規制部29に嵌り込むこととなる(図8(D)参照)。これにより、上部爪42及び下部爪45は、段部31Aによって前方への移動が規制され、位置決め部材38と位置規制部29との嵌合によって上下方向及び後方への移動が規制されることとなる。
なお、キーハンガー26をパネル24から取り外すときは、当該キーハンガー26を持ち上げるようにして前述の動作と反対の動作を行えばよい。
ここで、挿入する力を強制的に付与すると、クリック動作を伴って下部形成縁53Bが脱落規制部52を乗り越えることとなる(図17参照)。
引き出し操作力を付与すると、パネル24は、支持軸68,69に回転可能に取り付けられたアーム65、66を介して回転可能となり、カバー部材70、71は、退避位置(図20参照)を維持したまま、パネル24とアーム65、66が先行して回転動作することとなる(図21参照)。そして、回転角度が更に進むと、アーム65、66がカバー部材70、71の手前側に位置している屈曲部74に係り合い、この係り合いに引っ張られてカバー部材70、71が頂壁19と、パネル24の回転支点側の上端及び下端との間を跨ぐように移動する(図22参照)。
すなわち、本発明は、主に特定の実施の形態に関して特に図示し、且つ、説明されているが、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上に述べた実施の形態に対し、形状、材料、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材料などの限定の一部若しくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
11 出し入れ口
12 ケース本体
13 蓋体
15 キー保持装置
24 パネル(第2の部材)
25 中間部材
26 キーハンガー(第1の部材)
27、28 被係り部
29 位置規制部
33 本体部
35 上部係り部
36 下部係り部
38 位置決め部材
42 上部爪
45 下部爪
48 フック部(保持部)
K キー(保持対象物)
Claims (5)
- 保持対象物を保持する保持部を備えた第1の部材と、当該第1の部材に着脱自在に設けられた中間部材と、この中間部材を介して前記第1の部材を支持する第2の部材とを含む保持装置の着脱構造において、
前記第2の部材は、前記中間部材の上下両側に係り合う被係り部を備え、
前記中間部材は、前記被係り部に係り合う複数の係り部を上下両側に備え、これら係り部間の距離を変化させる弾性変形によって前記第2の部材に着脱自在に設けられていることを特徴とする保持装置の着脱構造。 - 前面側に保持部を備えているとともに、長手方向に延びる形状を備えたキーハンガーと、このキーハンガーの後面側に着脱自在に設けられた中間部材と、当該中間部材を介して前記キーハンガーを支持する複数の被係り部を備えたパネルとを含む保持装置の着脱構造において、
前記中間部材は、キーハンガーの後面上下方向に沿うように配置される本体部と、当該本体部の上下両側に設けられて前記被係り部に係り合う係り部とを備え、これら係り部間の距離を変化させる弾性変形によって前記パネルに着脱自在に設けられていることを特徴とする保持装置の着脱構造。 - 前記中間部材は前記上下の係り部間に位置決め部材を備えている一方、前記第2の部材若しくはパネルには、前記位置決め部材の位置規制部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の保持装置の着脱構造。
- 前記中間部材は板状の本体部と、この本体部の上部から後方に向けられた上部係り部と、この上部係り部に設けられた上部爪と、前記本体部の下部に連設されるとともに弾性変形可能に設けられた下部係り部と、この下部係り部に設けられた下部爪とを備え、
前記被係り部には、前記上部爪及び下部爪に係り合って前記中間部材の前方移動を規制する段部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の保持装置の着脱構造。 - 前面側をキー出し入れ口とするケース本体と、このケース本体に連結されて前記キー出し入れ口を開閉する蓋体と、前記ケース本体内に配置されるパネルと、このパネルに中間部材を介して着脱自在に設けられたキーハンガーとを含むキー管理ケースにおいて、
前記パネルは前記中間部材の上下両側に係り合う被係り部を備え
前記中間部材は、キーハンガーの後面上下方向に沿う本体部と、当該本体部の上下に設けられて前記被係り部に係り合う係り部とを備え、これら係り部間の距離を変化させる弾性変形によって前記パネルに着脱自在に設けられていることを特徴とするキー管理ケース。
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