JP2009084851A - 保持装置の着脱構造及びキー管理ケース - Google Patents

保持装置の着脱構造及びキー管理ケース Download PDF

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Abstract

【課題】キーハンガーのパネルからの不用意な脱落を規制することができるとともに、取付位置の制約も少ない保持装置の着脱構造及びキー管理ケースを提供すること。
【解決手段】フック部48を備えたキーハンガー26と、このキーハンガー26の後面側に取り付けられる中間部材25と、当該中間部材25を介してキーハンガー26を支持すパネル24とによりキー保持装置15が構成されている。中間部材25は、本体部33と、当該本体部33の上下に位置する上部係り部35及び下部係り部36を含む。この一方、パネル24の面内には、上下の係り部35、36と係り合う被係り部27、28が形成されている。キーハンガー26をパネル24に装着するときは、前記本体部33が湾曲するように弾性変形させて前記係り合いと、その解除が許容される。
【選択図】図8

Description

本発明は保持装置の着脱構造に係り、特に、多数のキーを保持することのできる保持装置の着脱構造と、当該構造が適用されたキー管理ケースに関する。
オフィス等においては、ロッカーや書庫等の扉キー、机の引き出しキー等を所轄部門において一括管理することが行われている。この管理は、個々のキーの属性が一見して把握できる状態で、キー管理ケース内に収納することにより行われている。
特許文献1には、前面側を出し入れ口として開閉可能に設けられたケースと、当該ケース内に位置するパネルとキーハンガーとからなるキー保持装置とを備えたキー管理ケースが開示されている。このキー管理ケースにおけるキー保持装置は、パネルに支持されたキーハンガーの前面側にフック部が設けられており、当該フック部にキーリングを引っ掛けることで、キーを吊り下げ保持できるように構成されている。
特公昭45−23999号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたキー保持装置にあっては、キーハンガーの後面側に突部を設け、当該突部をパネル面内の非円形の穴に引っ掛けて保持する構成となっている。従って、キー管理ケースを不用意に落としてしまったような場合には、キーハンガーがパネルから外れてしまう、という不都合がある。
しかも、キーハンガーをパネル面に着脱する際には、前記突部を穴内に位置させた状態で突部を下方にスライドさせる構成であるため、当該スライドを許容する長さが必要となる。そのため、パネル面の上端直近位置にキーハンガーを取り付けることが困難になり、パネル面を最大限有効に利用することができない、という不都合もある。
[発明の目的]
本発明は、このような不都合に着目して案出されたものであり、その目的は、例えば、キーハンガー等を第1の部材とする一方、当該第1の部材が装着されるパネル等を第2の部材としたときに、第1の部材が第2の部材から不用意に脱落してしまうことを規制できるとともに、取付位置の制約も少ない保持装置の着脱構造及びキー管理ケースを提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明は、保持対象物を保持する保持部を備えた第1の部材と、当該第1の部材に着脱自在に設けられた中間部材と、この中間部材を介して前記第1の部材を支持する第2の部材とを含む保持装置の着脱構造において、
前記第2の部材は、前記中間部材の上下両側に係り合う被係り部を備え、
前記中間部材は、前記被係り部に係り合う複数の係り部を上下両側に備え、これら係り部間の距離を変化させる弾性変形によって前記第2の部材に着脱自在に設けられる、という構成を採っている。
また、本発明は、前面側に保持部を備えているとともに、長手方向に延びる形状を備えたキーハンガーと、このキーハンガーの後面側に着脱自在に設けられた中間部材と、当該中間部材を介して前記キーハンガーを支持する複数の被係り部を備えたパネルとを含む保持装置の着脱構造において、
前記中間部材は、キーハンガーの後面上下方向に沿うように配置される本体部と、当該本体部の上下両側に設けられて前記被係り部に係り合う係り部とを備え、これら係り部間の距離を変化させる弾性変形によって前記パネルに着脱自在に設けられる、という構成を採ることが好ましい。
本発明において、前記中間部材は前記上下の係り部間に位置決め部材を備えている一方、前記第2の部材若しくはパネルには、前記位置決め部材の位置規制部が形成される、という構成を採るとよい。
また、前記中間部材は板状の本体部と、この本体部の上部から後方に向けられた上部係り部と、この上部係り部に設けられた上部爪と、前記本体部の下部に連設されるとともに弾性変形可能に設けられた下部係り部と、この下部係り部に設けられた下部爪とを備え、
前記被係り部には、前記上部爪及び下部爪に係り合って前記中間部材の前方移動を規制する段部が形成される、という構成を採ることができる。
更に、本発明は、前面側をキー出し入れ口とするケース本体と、このケース本体に連結されて前記キー出し入れ口を開閉する蓋体と、前記ケース本体内に配置されるパネルと、このパネルに中間部材を介して着脱自在に設けられたキーハンガーとを含むキー管理ケースにおいて、
前記パネルは前記中間部材の上下両側に係り合う被係り部を備え
前記中間部材は、キーハンガーの後面上下方向に沿う本体部と、当該本体部の上下に設けられて前記被係り部に係り合う係り部とを備え、これら係り部間の距離を変化させる弾性変形によって前記パネルに着脱自在に設けられる、という構成を採ることができる。
なお、本明細書における方向若しくは位置を示す用語、例えば、「前」、「後」、「左」、「右」等は、図1に示される蓋体を正面側から見た場合を基準として用いられる。
本発明によれば、中間部材に設けられた係り部が第2の部材に設けられた被係り部に係り合うとともに、当該係り合わせを行う際に、前記係り部間の距離が変化するように弾性変形させるものであるため、この弾性変形力を付与しない限り、第2の部材から中間部材が脱落してしまうような不都合は生じない。
また、係り部を被係り部に引っ掛ける操作は、中間部材の弾性変形によって行われるものであるため、つまり、上下方向に移動させるような操作代が要求されないため、第2の部材がパネルよって構成されたときに、当該パネルの上端部に近づけた位置に第1の部材を装着することが可能となり、パネル領域を無駄なく利用することができる。
更に、前記中間部材に位置決め部材を設ける一方、前記第2の部材若しくはパネルに位置規制部を形成した場合には、中間部材の自由な動きを確実に規制できるようになり、前述した脱落防止効果を一層高めることができる。
また、前記係り部が上部爪と下部爪を備えた構成とし、これら各爪が係り合う被係り部が中間部材の前方移動を規制する段部により形成された構成では、各爪が段部によって前方への移動が規制される状態に保たれるので、キーを取り出す際に引張力が中間部材に付与されても脱落することはない。
なお、本発明に係るキー管理ケースによれば、多数のキーを効率よく、しかも、一定の位置に安定して収納した状態で管理することができる。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1には、本実施形態に係る保持対象物となるキーの保持装置着脱構造が適用されたキー管理ケースの概略斜視図が示され、図2には、キー管理ケースを開いた状態の概略斜視図が示されている。これらの図において、キー管理ケース10は、前面側をキーKの出し入れ口11とするケース本体12と、このケース本体12に連結されて出し入れ口11を開閉する蓋体13と、前記ケース本体12内に配置された保持装置としてのキー保持装置15とを備えて構成されている。
ケース本体12は、平面形状が略長方形状をなす底壁17と、この底壁17の長手方向両側に位置する左右一対の側壁18と、当該側壁18の上端間に位置する頂壁19と、これら底壁17、側壁18及び頂壁19の後端に位置する後壁20とにより構成されている。
前記蓋体13は、右側の側壁18に蝶番21等を介してヒンジ連結されており、その正面側には、閉蓋時のロック及びロック解除を行う施錠機構部22が設けられている。また、蓋体13の内面側には、前記キー保持装置15と実質的に同一の装置が構成できるようになっている。但し、ここでは、説明の便宜上、前記ケース本体12内に配置されたキー保持装置15について説明するものとする。
前記キー保持装置15は、前記ケース本体12内に配置された第2の部材としてのパネル24と、このパネル24に中間部材25(図3(A)参照)を介して着脱自在に設けられた第1の部材としてのキーハンガー26とにより構成されている。パネル24は、平面形状が略方形をなす板状体により構成されており、その表裏各面が前後に向く姿勢でケース本体12内に配置される。ここで、パネル24の面内には、図2及び図4に示されるように、前記中間部材25の上下両側に係り合う上下一対の被係り部27、28と、これら被係り部27、28間に位置する位置規制部29が形成されている。上下の被係り部27、28は、パネル24の面を貫通するとともに左右幅が上下幅よりも長い角穴により構成されている。本実施形態では、下部側の被係り部28の上下開口幅は、上部側の被係り部27のそれよりも大きい寸法に設定されている。更に、図6に示されるように、上下の被係り部27、28における左右の下部コーナーには、被係り部27、28内において後方に段部31Aを形成するための非貫通部31がそれぞれ形成されている。また、前記位置規制部29は有底の凹溝により構成され、その溝の延出方向が左右方向となる向きに設けられている。なお、パネル24は、その前後各面にキーハンガー26を支持するために、後面側にも被係り部27、28と、位置規制部29が左右方向に位置をずらして形成されている。従って、パネル14の後面側に形成される位置規制部29は前面側には表れないこととなる。
前記中間部材は、図4,5,7、8に示されるように、キーハンガー26の後面上下方向に沿う略縦長長方形の片状をなす本体部33と、当該本体部33の上下に設けられて前記被係り部27、28にそれぞれ係り合う上部係り部35及び下部係り部36と、本体部33における後面側で各係り部35、36間に位置するとともに、本体部33の幅方向に向けられたリブ状の位置決め部材38とにより構成され、当該位置決め部材38が、前記位置規制部29に嵌合するようになっている。
前記上部係り部35は、本体部33と交差する面内で前後方向に向けられた上平面39と、この上平面39の前端側に連なる起立面40と、上平面39の後部幅方向両側から同一平面内の幅方向外側に突出する左右一対の上部爪42、42とを備えた形状に設けられている。この一方、前記下部係り部36は、前記本体部33の下部において、側面視略蛇腹状に連設されている。この下部係り部36の下部前端には、前記起立面40と略同一の鉛直面内に位置する垂下面44が形成されている一方、前記本体部33の面位置よりも後方となる湾曲領域において、幅方向両側に左右一対の下部爪45、45が形成されている。これら下部爪45は、下部係り部36の下部幅方向寸法を上部側よりも小さく設定することによって形成することができる。
前記キーハンガー26は、図3及び図5に示されるように、前記パネル24の左右方向に延びる長さを備えているとともに、後面側が略コ字状に開放する断面形状を備えたハンガー本体47と、このハンガー本体47の前面側下部において、長手方向に沿って間隔をおいて配置された保持部としてのフック部48と、これらフック部48の上部に設けられた見出しカバー49とにより構成され、前記フック部48に、キーKを支持するキーホルダーHを吊り下げできるようになっている。ここで、見出しカバー49は、透光性を有する材料によって形成されており、当該見出しカバー49とハンガー本体47との間に、図示しない見出しシートが配置される。また、ハンガー本体47における後面側の上下には、前記中間部材25の起立面40及び垂下面44の受容部50、51が形成されており、これにより、ハンガー47の後面側に中間部材25が取付可能となっている。
前記フック部48は、図5に示されているように、側面視略U字状となるようにハンガー本体47に一体成形されている。このフック部48は前端側をなす上向き片48Aを備えており、この上向き片48AがキーホルダーHの挿入孔53に挿入されることとなる。上向き片48Aの下部外面側には、挿入孔53に上向き片28Aを挿入してキーホルダーHが所定位置に吊り下げられた状態、すなわち、キーホルダーHが略鉛直面内に位置する状態で、当該キーホルダーHの脱落を規制する凸部からなる脱落規制部52が形成されている。
前記キーホルダーHは、図9ないし図11に示されるように、フック部48に支持された状態で上下に長い略方形の板状部55と、この板状部55の後面側上部中央に設けられた閉ループ状のキーリング支持部56と、板状部55の後面側でキーリング支持部56の下方に設けられた姿勢調整部58とを備えて構成されている。
板状部55は、個々のキーホルダーHに支持されるキーKの属性を表示するための見出し片59が前面側に装着できるようになっており、その上部に、前述した挿入孔53が形成されている。この挿入孔53は、板状部55の短寸幅方向すなわち図10中左右方向に長い略方形の孔として形成され、当該挿入孔53の上部形成縁53A及び下部形成縁53Bは、内側に向かって、より具体的には互いの前記形成縁に向かって曲面状に膨出した形状に設けられている。ここで、各形成縁53A、53B間の距離L(図10参照)は、前記脱落規制部52が形成された部位におけるフック部48の厚みT(図5参照)よりも小さく設定され、これにより、フック部48が挿入孔53に挿入されて、前記キーホルダーHの板状部55の面が略鉛直面内に位置するように吊り下げられた状態で、天地が反転するようなことがあっても、キーホルダーHの脱落が規制されるようになっている。
前記キーリング支持部56は、図10(B)中紙面直交方向すなわち板状部55の幅方向に開通するように形成されている。また、前記姿勢調整部58は、図11に示されるように、板状部55の長手方向(上下方向)に沿って延びる突条部60により構成され、当該突条部60は、板状部55の面に対して傾斜部60Aを介して隆起する形状となっている。
前記パネル24は、図2及び図12〜図14に示されるように、当該パネル24の幅方向一端側(図2中左端側)が前後方向に回転可能となるように幅方向他端側(同図中右端側)が回転支持部64を介して前記ケース本体12内に支持されている。回転支持部64は、前記幅方向他端側(回転支点側)の上下に一端が取り付けられた上下一対のアーム65、66と、前記ケース本体12の頂壁19と底壁17に設けられて前記上下のアーム65、66の他端を平面内で回転可能に支持する上下一対の支持軸68、69とにより構成されている。また、各支持軸68、69には前記パネル24の回転動作に伴って回転可能となる上下一対のカバー部材70、71が支持され、当該カバー部材70、71は、前記パネル24の一端側(自由端側)を前記出し入れ口11から前方に引き出したときに、前記回転支点側の上部及び下部と、ケース本体12の頂壁19及び底壁17との間をそれぞれ跨ぐように移動する一方、前記パネル24をケース本体12内に戻したときに、前記頂壁19の下面側及び底壁17の上面側にそれぞれ退避するように設けられている。
前記アーム65、66は、前記カバー部材70の面内に位置するように設定されている。また、カバー部材70、71は、上下対称形状に設けられているとともに、平面視略扇形の平面部70A、71Aを備えた形状とされ、その中心角側と孤の端部間に延びる両側の直線部72に、前記アーム65、66が平面内で回転するときに当該アーム65、66に係り合う屈曲部74が形成されている。
次に、前記キー管理ケース10におけるキー保持装置15の着脱要領、キーKの支持操作、パネル24を出し入れする際のカバー部材70、71の動作について説明する。
先ず、キー保持装置15をパネル24に装着する場合には、予め、キーハンガー26の後面側に、中間部材25を取り付けておく。この取り付けは、中間部材25の起立面40及び垂下面44をハンガー本体47の受容部50、51にそれぞれ嵌合させることによって行うことができる。なお、中間部材25は、キーハンガー26の長手方向両側に一つずつ取り付ければよいが、その間に付加的に取り付けてもよい。
このようにしてキーハンガー26に中間部材25を取り付けた状態で、図8(A)に示されるように、キーハンガー26(図示省略)を手に持って中間部材25をパネル24側に向ける。そして、同図(B)に示されるように、上部係り部35側を上部側の被係り部27内に差し込み、上部爪42を段部31Aに引っ掛ける。
次いで、同図(C)に示されるように、下部係り部36を下部側の被係り部28内に挿入する。下部係り部36が被係り部28内に挿入されようとするときには、中間部材25の本体部33の面よりも後方に位置する下部爪45が段部31Aを形成している非貫通部31の上端に接するため、上部係り部35と下部係り部36間の距離を短くするように本体部33が弓なりの弾性変形を伴いながら下部係り部36も縮むように弾性変形する。
そこで、本体部33を押し込むようにキーハンガー26をパネル24側に押圧することで、前記上部爪42,下部爪45が上下の非貫通部31をそれぞれ乗り越えて段部31Aに係り合うと同時に、位置決め部材38が位置規制部29に嵌り込むこととなる(図8(D)参照)。これにより、上部爪42及び下部爪45は、段部31Aによって前方への移動が規制され、位置決め部材38と位置規制部29との嵌合によって上下方向及び後方への移動が規制されることとなる。
なお、キーハンガー26をパネル24から取り外すときは、当該キーハンガー26を持ち上げるようにして前述の動作と反対の動作を行えばよい。
キーリングKRを介してキーKが支持されたキーホルダーHをキーハンガー26に引っ掛ける操作は、図15に示されるように、キーKがキーホルダーHよりも後方側となるようにして、キーホルダーHの挿入孔53をフック部48の上向き片48Aに引っ掛ける。そして、上向き片48Aの挿入孔53Aへの挿入が進むと(図16参照)、前述した長さLと厚みTとの関係によって、脱落規制部52に当接して以後の挿入が規制されることとなる。
ここで、挿入する力を強制的に付与すると、クリック動作を伴って下部形成縁53Bが脱落規制部52を乗り越えることとなる(図17参照)。
この際、キーKは、キーリングKRを介してキーホルダーHに支持されているため、当該キーホルダーHの面に対して略直交する向きで、キーホルダーHとパネル24との間に挟まれる状態となる場合があり、これによって、キーホルダーHが傾いた姿勢となり、見出し片59の表示を見難くすることとなる。本実施形態では、キーホルダーHの板状部55の後面側に、姿勢調整部58を構成する突条部60が傾斜部60Aを介して形成されているため、当該傾斜部60A上をキーKの外周端縁が強制的に滑るように作用し、これにより、キーKが鉛直面内で回転してキーホルダーHと共に略平行になり、上記挟まれた状態を回避して略鉛直面内に位置させることとなり、キーホルダーHを正面側に臨ませることで、見出し片59の表示を正面側から視認し易くする(図18、19参照)。
フック部48に完全な状態で支持されたキーホルダーHは、何らかの要因で天地が逆になるようなことがあっても、脱落規制部52の存在によって、キーホルダーHがフック部48から抜け出てしまうような不都合は生じない。
ところで、前記パネル24の後面側にキー保持装置15を配置した場合、或いは、後壁20の前面をも利用してキー保持装置15を配置した場合には、パネル24をケース本体12の出し入れ口11から前方に引き出さなければならない(図22参照)。この引き出し操作は、パネル24の自由端側の前面下部に取り付けられた把手80を摘んで手前側に引き出す操作によって行うことができる。
引き出し操作力を付与すると、パネル24は、支持軸68,69に回転可能に取り付けられたアーム65、66を介して回転可能となり、カバー部材70、71は、退避位置(図20参照)を維持したまま、パネル24とアーム65、66が先行して回転動作することとなる(図21参照)。そして、回転角度が更に進むと、アーム65、66がカバー部材70、71の手前側に位置している屈曲部74に係り合い、この係り合いに引っ張られてカバー部材70、71が頂壁19と、パネル24の回転支点側の上端及び下端との間を跨ぐように移動する(図22参照)。
従って、この状態で、手前側に引き出されたパネル24をケース本体12内に戻そうとするときに、その回転支点側には、カバー部材70、71が、いわば邪魔板のように存在するため、当該部位に指先を入り込ませる余地がなく、前記戻し操作に際して指先を挟み込んでしまうような不都合を回避することができる。引き出されたパネル24を戻すときの初期の段階では、前記カバー部材70、71は、図22に示された位置を保ち、戻し角度が一定以上となったとき、つまり、前記アーム65、66が奥行き側の屈曲部74に係り合ったときに、当該アーム65、66の回転動作に追従して元の退避位置に戻るように回転する。
従って、このような実施形態によれば、キーハンガー47をパネル24に装着した状態において、キー管理ケース10を落下させてしまったような場合でも、キーハンガー47がパネル24から不用意に脱落することがないとともに、キーホルダーHも脱落することなくフック部48に支持された状態を安定して保つことができる、という効果を得る。
また、キーハンガー47は、中間部材25の本体部33が弾性変形することによって上部係り部35及び下部係り部36が被係り部27、28にそれぞれ係り合うものであるため、着脱時にキーハンガー47を上下方向に大きく移動させる必要がなく、パネル24の上端直近位置にキーハンガー47を取り付ける構成としても何らの支障も生じない。従って、パネル24面内の有効利用を図ることが可能となる。
更に、キーホルダーHをフック部48に支持させる際に、キーKの向きを調整可能としたから、パネル24とキーホルダーHの吊り下げ位置との間の寸法も小さく設定でき、キー管理ケース10の厚み方向のスペースも有効に利用することができる。
また、パネル24を出し入れ口11の前方に引き出したときに、その回転支点側と頂壁19との間にカバー部材70、71が位置するように設けられているため、パネル収納時に回転支点側が指先を挟んでしまうような危険性も回避可能となる。
本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。
すなわち、本発明は、主に特定の実施の形態に関して特に図示し、且つ、説明されているが、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上に述べた実施の形態に対し、形状、材料、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材料などの限定の一部若しくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
例えば、前記第1の部材及び第2の部材は、キーハンガー26及びパネル26でなくてもよく、保持対象物を保持する保持部が設けられた第1の部材を第2の部材に着脱自在とするその他の場合にも適用することができる。要するに、本発明は、第1の部材を第2の部材に着脱する際に、中間部材の係り部間の距離を短くする弾性変形によって両者の着脱が行える構成であれば足りる。
実施形態に係るキー管理ケースの概略斜視図。 キー管理ケースの蓋体を開いた状態を示す概略斜視図。 (A)は、キーハンガーが装着された状態を示す要部正面図、(B)はキーハンガーの後面側に中間部材が取り付けられた状態を示す背面図。 被係り部を備えたパネル要部と中間部材との対応関係を示す概略斜視図。 パネルにキーハンガーが装着された状態を示す縦断面図。 (A)はパネルの要部正面図、(B)は図6(A)のA−A線断面図、(C)は図6(A)のB−B線断面図。 (A)は中間部材の正面図、(B)はその右側面図。 (A)〜(D)は中間部材をパネルに係り合わせる際の動作説明図。 キーホルダーを介してキーハンガーにキーが支持された状態を示す断面図。 (A)はキーホルダーの正面図、(B)はその右側面図。 (A)はキーホルダーの背面図、(B)はその底面図。 キー管理ケースの内部部分正面図。 パネルを回転動作させるための回転支持部を示す上部側平面図。 パネルを回転動作させるための回転支持部を示す下部平面図。 キーホルダーをフック部に引っ掛ける初期動作を示す縦断面図。 キーホルダーの挿入孔が脱落規制部を乗り越える直前を示す縦断面図。 前記脱落規制部を乗り越えた状態を示す縦断面図。 キーホルダーが正しい姿勢でフック部に支持された状態を示す縦断面図。 キーが姿勢調整部によって回転する動作を示す横断面図。 パネルを出し入れ口から引き出す前の状態を示す要部平面図。 パネルを出し入れ口から引き出した中間状態を示す要部平面図。 パネルを出し入れ口から完全に引き出してカバー部材が追従移動した状態を示す要部平面図。
符号の説明
10 キー管理ケース
11 出し入れ口
12 ケース本体
13 蓋体
15 キー保持装置
24 パネル(第2の部材)
25 中間部材
26 キーハンガー(第1の部材)
27、28 被係り部
29 位置規制部
33 本体部
35 上部係り部
36 下部係り部
38 位置決め部材
42 上部爪
45 下部爪
48 フック部(保持部)
K キー(保持対象物)

Claims (5)

  1. 保持対象物を保持する保持部を備えた第1の部材と、当該第1の部材に着脱自在に設けられた中間部材と、この中間部材を介して前記第1の部材を支持する第2の部材とを含む保持装置の着脱構造において、
    前記第2の部材は、前記中間部材の上下両側に係り合う被係り部を備え、
    前記中間部材は、前記被係り部に係り合う複数の係り部を上下両側に備え、これら係り部間の距離を変化させる弾性変形によって前記第2の部材に着脱自在に設けられていることを特徴とする保持装置の着脱構造。
  2. 前面側に保持部を備えているとともに、長手方向に延びる形状を備えたキーハンガーと、このキーハンガーの後面側に着脱自在に設けられた中間部材と、当該中間部材を介して前記キーハンガーを支持する複数の被係り部を備えたパネルとを含む保持装置の着脱構造において、
    前記中間部材は、キーハンガーの後面上下方向に沿うように配置される本体部と、当該本体部の上下両側に設けられて前記被係り部に係り合う係り部とを備え、これら係り部間の距離を変化させる弾性変形によって前記パネルに着脱自在に設けられていることを特徴とする保持装置の着脱構造。
  3. 前記中間部材は前記上下の係り部間に位置決め部材を備えている一方、前記第2の部材若しくはパネルには、前記位置決め部材の位置規制部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の保持装置の着脱構造。
  4. 前記中間部材は板状の本体部と、この本体部の上部から後方に向けられた上部係り部と、この上部係り部に設けられた上部爪と、前記本体部の下部に連設されるとともに弾性変形可能に設けられた下部係り部と、この下部係り部に設けられた下部爪とを備え、
    前記被係り部には、前記上部爪及び下部爪に係り合って前記中間部材の前方移動を規制する段部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の保持装置の着脱構造。
  5. 前面側をキー出し入れ口とするケース本体と、このケース本体に連結されて前記キー出し入れ口を開閉する蓋体と、前記ケース本体内に配置されるパネルと、このパネルに中間部材を介して着脱自在に設けられたキーハンガーとを含むキー管理ケースにおいて、
    前記パネルは前記中間部材の上下両側に係り合う被係り部を備え
    前記中間部材は、キーハンガーの後面上下方向に沿う本体部と、当該本体部の上下に設けられて前記被係り部に係り合う係り部とを備え、これら係り部間の距離を変化させる弾性変形によって前記パネルに着脱自在に設けられていることを特徴とするキー管理ケース。
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