JP2009029557A - テープ印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】折り畳んで固定されたトレイ部材を低荷重で容易に開くことが可能となるテープ印刷装置を提供する。
【解決手段】排出トレイ48の一方の側面の上端部には、基端部に形成された係合突起58とほぼ同じ高さに外側方向に延出された断面略四角形の係止突起62が形成されている。そして、排出トレイ48を内側方向に回動させた場合に、この係止突起62は、側壁部49の基端部側に形成された貫通孔63に嵌入される。また、排出トレイ48の上端縁部の左側部分に、指先を引っかけることが可能な正面視略U字形の指掛け部65が、内側方向に切り欠かれて形成されている。そして、この指掛け部65に指先を掛けて、排出トレイ48を手前側に引っ張ることにより、係止突起62と貫通孔63との係合を容易に解除して、該排出トレイ48を外側方向に回動させて開くことができる。
【選択図】図7

Description

本発明は、トレイ部材を備えたテープ印刷装置に関するものである。
従来より、トレイ部材を備えた印刷装置に関して種々提案されている。
例えば、本体ケースの後端に、排紙トレイの基端が枢軸を中心に上下可能(折り畳み可能)に装着されており、この排紙トレイは、ほぼ水平状にて本体ケースの上面側に伏せた姿勢と、本体ケースの後端から斜め後向きの傾斜状(鉛直に対してほぼ15度〜20度程度)に立設する姿勢とに回動し得るように構成された印刷装置がある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−125533号公報(段落(0047)〜(0048)、図1)
ここで、上述した特許文献1に記載される印刷装置では、持ち運んで使用する場合には、排紙トレイを本体ケースに固定して持ち運ぶ必要がある。
しかしながら、長尺状のテープに印刷するテープ印刷装置のように小型のものでは、折り畳んで固定される排紙トレイも小型化され、この排紙トレイを低荷重で容易に開くことが難しいという問題が有る。
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、折り畳んで固定されたトレイ部材を低荷重で容易に開くことが可能となるテープ印刷装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため請求項1に係るテープ印刷装置は、本体筐体に開閉自在に支持されたトレイ部材を備え、前記トレイ部材は、前記本体筐体の側面部を構成する下トレイ部材と、前記下トレイ部材の内側に基端部が回動自在に支持されて内側方向に回動されて該下トレイ部材に係合される上トレイ部材と、を有し、前記上トレイ部材は、一方の側縁部に前記下トレイ部材に係合する係合部と、前記基端部に対向する端縁部に形成されて外側方向に回動させる際に使用する指掛け部と、を有し、前記係合部は、前記指掛け部に指を掛けて該上トレイ部材を外側方向に回動させることによって、係合が外れるように構成されていることを特徴とする。
また、請求項2に係るテープ印刷装置は、請求項1に記載のテープ印刷装置において、前記指掛け部は、前記端縁部の幅方向中央部よりも前記係合部が設けられた側縁部に対向する他方の側縁部に近い位置に形成されていることを特徴とする。
請求項1に係るテープ印刷装置では、上トレイ部材の一方の側縁部に下トレイ部材に係合する係合部が設けられているため、指掛け部に指を掛けて上トレイ部材を外側方向に回動させることによって、この上トレイ部材の他方の側縁部側を係合部を支点として大きく撓ませることが可能となる。これにより、ユーザは、低荷重で上トレイ部材と下トレイ部材との係合を外して、上トレイ部材を外側方向に開くことが可能となる。また、上トレイ部材の基端部に対向する端縁部に指掛け部を形成することによって、この上トレイ部材の長さを長くすることが可能となり、トレイ部材を開いたときの全長を大きくすることが可能となる。
また、請求項2に係るテープ印刷装置では、指掛け部を、基端部に対向する端縁部の幅方向中央部よりも係合部が設けられた側縁部に対向する他方の側縁部に近い位置に形成することによって、係合部から指掛け部までの距離を大きくすることができ、上トレイ部材の他方の側縁部側を係合部を支点として更に大きく撓ませることが可能となる。これにより、ユーザは、更に小さい低荷重で上トレイ部材と下トレイ部材との係合を外すことが可能となる。
以下、本発明に係るテープ印刷装置について具体化した一実施形態に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。
先ず、本実施形態に係るロールシートホルダが装着されるテープ印刷装置の概略構成について図1乃至図4に基づき説明する。
図1は本実施形態に係るテープ印刷装置1の前側からの外観斜視図である。図2はテープ印刷装置1にロールシートホルダ4が装着された状態を上カバー5を開けて示す右側上方からの斜視図である。図3はロールシートホルダをテープ印刷装置に装着した状態を示す側断面図である。図4はテープ印刷装置1の上カバー5が開かれた状態を示す左後側上方からの斜視図である。
図1乃至図4に示すように、テープ印刷装置1は、樹脂製の本体筐体2と、所定幅のロールシート3Aが巻回されたロールシートホルダ3を収納するロールシートホルダ収納部4の上側を覆うように後側上端縁部に開閉自在に取り付けられた透明樹脂製の上カバー5とから構成されている。このロールシート3Aは、自己発色性を有する長尺状の感熱シート(いわゆる、サーマルペーパー)や、該感熱シートの片面に粘着剤を介して離形紙が貼り合わされた長尺状のラベルシート等で構成され、ロールシートホルダ3に巻回されている。
また、上カバー5の前側のフロントカバー6には、印刷されたロールシート3Aを外部に排出するシート排出口6Aが形成されている。また、このシート排出口6Aの上側の前面部には電源ボタン7A、押下することによってシート排出口6Aの内側に設けられたカッターユニット8(図3参照)を駆動させてロールシート3Aを切断するカットボタン7B、押下することによってロールシート3Aを一定量搬送方向に排出するフィードボタン7Cが略水平に配置されている。
ここで、カッターユニット8は、図3に示すように、固定刃8Aと可動刃8Bから構成され、カットボタン7Bが押下された場合には、可動刃8BがDCモータ等で構成される切断用モータ8Cにより上下方向に往復移動される。そして、固定刃8Aと可動刃8Bとによって切断されたロールシート3Aは、シート排出口6Aから排出される。尚、可動刃8Bは正面視V字形に構成されている。
また、図1及び図2に示すように、トレイ部材9がフロントカバー6の前側を覆うように、このフロントカバー6の下端縁部に開閉自在に取り付けられ、後述のように上端部に形成された凹み部9Aに指を掛けて前側に回動させて開くことができるように構成されている(図5参照)。また、図3に示すように、このトレイ部材9の内側には、トレイ収納部47が形成され、後述のように排出トレイ48が内側に回動されて、このトレイ部材9に係止された状態で収納されている(図5参照)。そして、トレイ部材9が開かれている場合、シート排出口6Aから排出されたロールシート3Aのうち、フロントカバー6の表面を滑り落ちてきたロールシート3Aがトレイ部材9の上に受けられる。
また、図4に示すように、本体筐体2の背面部には不図示の電源コードが接続されるインレット10が配設されると共に、その横側(図4中、左側である。)には不図示のパーソナルコンピュータ等と接続されるUSB(UniversalSerial Bus)コネクタ11が設けられている。
また、図2乃至図4に示すように、上カバー5は、側面視略半円形状に形成されている。また、本体筐体2の上カバー5の開口部が当接する左右側端縁部は、外側方向に所定幅(例えば、約10mmである。)延出されて各段部13、13が形成されている。
また、図2及び図4に示すように、ロールシート収納部4の前側の左右側壁部には、内側に弾性変形可能に形成された各弾性係止片15、15が設けられている。また、各弾性係止片15、15には、外側方向に突出する側断面三角形の係止突起15Aが形成され、上カバー5の開口部側端縁部に形成された各係合凹部16、16(図2では、一方の係合凹部16が図示されている。図4に他方の係合凹部16が図示されている。)に係合可能に構成されている。
これにより、上カバー5を前側方向に回動させて各段部13に当接させることにより、各弾性係止片15と各係合凹部16とが係合し、上カバー5が閉じられた状態で保持される。また、上カバー5の前端中央部に形成される凹み部5Aに指を掛けて後側方向に回動させることによって、各弾性係止片15と各係合凹部16との係合が外れ、上カバー5を開くことが可能となる。
また、上カバー5の凹み部5Aの正面左側には、前側方向に所定長さ突出した押し爪部5Bが設けられている。また、上カバー5を閉じた場合に、本体筐体2の当該押し爪部5Bが当接する位置には、マイクロスイッチ等から構成されて、この押し爪部5Bによって押下されたか否か、即ち、上カバー5が閉じられたか否かを判別するための上カバー検出スイッチ18が配置されている。
また、図2及び図4に示すように、テープ印刷装置1は、ロールシートホルダ収納部4の搬送方向に対して略垂直方向の一方の側端縁部(図2中、右側側端縁部)に、ロールシートホルダ3を構成する位置決め保持部材20の外側方向に突設される断面略矩形状の取付部材21を嵌め込むことができるホルダ支持部材23が設けられている。このホルダ支持部材23には、上方に開口すると共に幅方向両側に開口する側面視略縦長Uの字状の第1位置決め溝部24が形成されている。
また、ロールシート3Aを挿入する挿入口26(図3参照)の後端縁部からロールシートホルダ収納部4の前側上端縁部まで略水平に延出された載置部29が設けられている。また、この載置部29の搬送方向後側の端縁角部には、ロールシート3Aの複数の幅寸法に対応して断面略L字状の5個の第2位置決め溝部30A〜30Eが形成されている。この各第2位置決め溝部30A〜30Eは、図3に示すように、ロールシートホルダ3を構成するガイド部材28の載置部29に当接する先端下端部分を上方から嵌め込むことができるように形成されている。
また、この挿入口26のホルダ支持部材23側の側端縁部には、載置部29のほぼ搬送方向後端部まで案内部31が形成され、ロールシート3Aを挿入口26まで案内している。ここで、この案内部31の内側端面(図4中、右側端面)は、該ホルダ支持部材23に嵌め込まれる位置決め部材20の内側端面に対向する位置、つまり、同一平面上に位置するように形成されている。これにより、ロールシートホルダ3から引き出されたロールシート3Aの外側の側端縁部は、この案内部31の内側端面に当接して、挿入口26へ案内される
また、ホルダ収納部4のホルダ支持部材23と反対側の側端縁部に対向する上カバー5の開口部周縁の内側には、断面円形状でリンクレバー34の厚さにほぼ等しい高さに形成された係合軸33が立設されている。そして、この係合軸33には、サーマルヘッド32(図3参照)を上下動させるリンクレバー34の一方の端縁部に形成された貫通孔34Aが嵌め込まれ、このリンクレバー34の端縁部が回動可能且つ着脱可能に取り付けられている。
つまり、リンクレバー34の貫通孔34A側の端縁部を内側方向に(図2中、右側方向である。)リンクレバー34の厚さ以上撓ませることによって、リンクレバー34を係合軸33から外すことができる。また、上カバー5の開口部を外側に押し広げることによって、リンクレバー34を係合軸33から外すことができる。また、リンクレバー34が係合軸33から外れた場合には、このリンクレバー34の貫通孔34Aを係合軸33に嵌め込んで上カバー5に再度取り付けることができる。
また、図3に示すように、挿入口26のロールシート搬送方向奥側には、プラテンローラ35のローラ軸35Aが回転自在に軸支されている。また、サーマルヘッド32は押圧バネ36によって上方に付勢されているヘッド支持部材37の上面に固定されている。また、このヘッド支持部材37の搬送方向に対して後側の端縁部は、フレーム38の背面部によって上下方向に揺動可能に支持されている。
そして、この上カバー5を後側方向に回動して開くことにより、リンクレバー34が上カバー5の動きに連動して後側方向に移動して、サーマルヘッド支持部材37が下方に移動されて、サーマルヘッド32が対向配置されているプラテンローラ35から離間される。これにより、ロールシート3Aを挿入口26から挿通して、プラテンローラ35とサーマルヘッド32との間に挿通可能な状態になる。
また、上カバー5を閉じた場合には、リンクレバー34が上カバー5の動きに連動して前側方向に移動し、サーマルヘッド支持部材37が上方に移動されて、サーマルヘッド32が押圧バネ36によってロールシート3Aをプラテンローラ35に押圧付勢して印字可能な状態になる。
また、ロールシートホルダ収納部4の下側には、仕切壁39を介して、外部のパーソナルコンピュータ等からの指令によりサーマルヘッド32等の各機構部を駆動制御する制御回路部等が形成された制御基板40が設けられている。また、フレーム38の下方には、仕切壁39を介して、電源回路部が形成された電源基板41が設けられている。
また、サーマルヘッド32は、フレキシブルフラットケーブル(FFC)43によって、制御基板40の底面側に設けられたコネクタ44に接続されている。そして、制御基板40及び電源基板41は、底面部にネジ止めされた薄い鋼板製(本実施形態では、厚さ約0.5mmのSPCC等の鋼板製である。)の底面カバー45によって覆われている。
次に、トレイ部材9の構成について図3、図5乃至図10に基づいて説明する。
図5はテープ印刷装置1のトレイ部材9を開いた状態を左前側から見た斜視図である。図6は図5の状態から排出トレイ48を更に開いた状態を左前側から見た斜視図である。図7はトレイ部材9の内側に排出トレイ48が保持された状態を示す上方からの要部拡大斜視図である。図8はトレイ部材9の排出トレイ48が外側に開かれた状態を示す上方からの要部拡大斜視図である。図9は排出トレイ48の正面図である。図10は排出トレイ48とトレイ部材9との係合が外れる状態を模式的に示す図である。
図3、図5乃至図8に示すように、本体筐体2のトレイ部材9が取り付けられる前面部には、このトレイ部材9によって前面部が塞がれるトレイ収納部47が設けられている。また、トレイ部材9の左右側端縁部には、トレイ収納部47内の左右側面部に対向するように略直角に延出された各側壁部49、49が設けられている。また、トレイ部材9をトレイ収納部47に装着した時に、このトレイ収納部47の左右側面部の下端部に対向する各側壁部49、49の下端部外側面には、略半球状に突出する係合突起49Aが設けられている。
そして、トレイ部材9は、各係合突起49Aがトレイ収納部47の左右側面部の下端部に形成される不図示の係合凹部に回動可能に嵌入され、この各係合突起49Aを中心に前後方向に回動可能に取り付けられている。また、トレイ収納部47の下端部には、トレイ部材9の全幅とほぼ同じ左右幅で後方側に凹む凹み部51(図3参照)が形成されている。そして、トレイ部材9を前側方向に回動した場合には、このトレイ部材9の下端部が凹み部51内に入り込み、該トレイ部材9の下端縁部のほぼ全幅に渡って立設されたリブ52が凹み部51の天井部に当接して、トレイ部材9の開き角度が決定される。
また、トレイ部材9の各側壁部49、49には、この各側壁部49の幅方向に長い縦長四角形の各貫通孔54、54が形成されている。そして、図7及び図8に示すように、この各貫通孔54、54の下端縁部から上側方向に延出されて内側方向に弾性変形可能に構成される一対の弾性係止片55が設けられている。この各弾性係止片55、55は、側面視略縦長四角形に形成されると共に、先端部が断面略三角形状に外側方向に突出している。
一方、本体筐体2のトレイ収納部47の左右側面部には、トレイ部材9を閉じた際に、各弾性係止片55、55の先端部に対向する位置に、トレイ部材9側へ突出する一対の凸部56が形成されている。そして、トレイ部材9を閉じた場合には、各弾性係止片55、55が各凸部56、56に係合して、該トレイ部材9を閉じた状態が保持される。また、トレイ部材9の凹み部9Aに指を掛けて前側方向に回動させることによって、各弾性係止片55、55と各凸部56、56との係合が解除されて、トレイ部材9が前側に開かれる。
また、図5乃至図9に示すように、トレイ部材9の各側壁部49、49に形成される各貫通孔54、54の凹み部9A側には、一対の円形の貫通孔57が同軸上に相対向して形成されている。また、トレイ部材9を閉じる際に、このトレイ部材9の内側に係止された状態で収納される排出トレイ48は、左右側面の基端部(図9中、下端部である。)から外側方向に突出する断面円形の各係合突起58、58が形成されている。
また、排出トレイ48の基端縁部(図9中、下端縁部である。)には、縦方向内側(図9中、上下方向内側である。)に凹む7個の各切欠溝部60が、トレイ部材9の内側面に所定間隔で縦方向に立設された各リブ61に対向する位置に形成されている。そして、排出トレイ48の基端部に形成された各切欠溝部60にトレイ部材9の各リブ61を入れつつ、該排出トレイ48の両側面基端部に形成された一対の係合突起58をトレイ部材9の各側壁部49に形成された各貫通孔57、57に回動可能に嵌入する。これにより、排出トレイ48は各係合突起58、58を中心に、前後方向に回動可能にトレイ部材9の内側に取り付けられる。
また、図9に示すように、排出トレイ48の一方の側面(図9中、右側面である。)の上端部には、基端部に形成された係合突起58とほぼ同じ高さに外側方向に延出された断面略四角形の係止突起62が形成されている。また、図7に示すように、排出トレイ48を内側方向に回動させた場合に、この係止突起62に対向する側壁部49の基端部側には(図7中、上側端縁部である。)、この係止突起62を嵌入可能な断面略四角形の貫通孔63が形成されている。
これにより、図5及び図7に示すように、排出トレイ48を内側方向に回動させて押し込んだ場合には、係止突起62がトレイ部材9の貫通孔63に嵌入されて、排出トレイ48がトレイ部材9の内側に保持された状態で収納することが可能となる。更に、図1及び図3に示すように、この状態でトレイ部材9を本体筐体2側へ回動させた場合には、トレイ部材9は排出トレイ48を内側に収納した状態で、本体筐体2の前面部に係止される。
また、図9に示すように、排出トレイ48の上端縁部の左右方向中央部分より左側部分に、つまり、係止突起62から遠い位置に、指先を引っかけることが可能な正面視略U字形の指掛け部65が、内側方向(図9中下側方向である。)に切り欠かれて形成されている。これにより、図7に示すように、排出トレイ48の上端縁部がトレイ部材9の基端部(図7中、上端縁部)の近くに位置していても、ユーザは、この指掛け部65に指先を掛けて、排出トレイ48を手前側に引っ張ることが可能となる。
また、図10に示すように、この指掛け部65に指先を掛けて、排出トレイ48を手前側に引っ張ることにより、排出トレイ48の上端部は、係止突起62を支点として、排出トレイ48の指掛け部65側の上端縁部を引張力F方向に、大きく撓ませることが可能となる(図10中、撓み量Hである。)。これにより、係止突起62から遠い位置に指掛け部65が形成されているため、小さな引張力Fで撓み量Hを大きくすることができ、係止突起62と貫通孔63との係合を容易に解除して、該排出トレイ48を外側方向に回動させて開くことが可能となる。尚、排出トレイ48は、例えば、合成樹脂の一種であるABS樹脂等から形成され、引張力F方向に、撓むことが可能となるように構成されている。
ここで、トレイ部材9は、トレイ部材及び下トレイ部材として機能する。また、排出トレイ48は、上トレイ部材として機能する。また、係止突起62と貫通孔63は、係合部を構成する。
従って、本実施形態に係るテープ印刷装置1では、排出トレイ48の指掛け部65が、係止突起62から遠い位置に設けられている。このため、この指掛け部65から係合突起62までの距離を大きくすることができ、係止突起62を支点として、小さな引張力Fで排出トレイ48の指掛け部65側の上端縁部を引張力F方向に、大きく撓ませることが可能となる。これにより、ユーザは小さな引張力Fで係止突起62と貫通孔63との係合を容易に解除して、該排出トレイ48を外側方向に回動させて開くことが可能となる。
また、排出トレイ48の基端部に対向する端縁部(図9中、上端縁部である。)に指掛け部65を形成することによって、排出トレイ48の上端縁部をトレイ部材9の基端部(図7中、上端縁部)の近くに位置させることが可能となる。つまり、この排出トレイ48の縦方向の長さを長くすることが可能となり、トレイ部材9及び排出トレイ48を開いたときの全長を大きくすることが可能となる。
尚、本発明は前記実施形態に限定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
ここで、図11乃至図14に基づいて他の実施形態に係る排出トレイについて説明する。図11乃至図14は他の実施形態に係る排出トレイを示す正面図である。尚、以下の説明において上記図1乃至図10の前記実施形態に係るテープ印刷装置1の構成等と同一符号は、前記実施形態に係るテープ印刷装置1の構成等と同一あるいは相当部分を示すものである。
例えば、図11に示すように、上記排出トレイ48に替えて、係止突起62を側面の上端部から係合突起58側に少し下がった位置に形成してもよい。尚、トレイ部材9の側壁部49に形成される貫通孔63は、係止突起62の対向する位置に形成される。
また、図12に示すように、上記排出トレイ48に替えて、係止突起62が形成される側面部に対向する他方の側面部の上端部に、内側方向(図12中、右方向である。)に切り欠かれた正面視略半円形の指掛け部76を形成した排出トレイ75を用いてもよい。これにより、指掛け部76に指先を掛けて、排出トレイ71を手前側に引っ張ることにより、小さな引張力で係止突起62と貫通孔63との係合を容易に解除して、該排出トレイ75を外側方向に回動させて開くことが可能となる。
また、図13に示すように、上記排出トレイ48に替えて、係止突起62が形成される側面部に対向する他方の側面部の上端角部に、略1/4円形状に切り欠かれた指掛け部82を形成した排出トレイ81を用いてもよい。これにより、指掛け部82に指先を掛けて、排出トレイ81を手前側に引っ張ることにより、小さな引張力で係止突起62と貫通孔63との係合を容易に解除して、該排出トレイ81を外側方向に回動させて開くことが可能となる。尚、指掛け部82は、1/4円形状に限らず、四角形状や三角形状等の切り欠きであってもよい。
更に、図14に示すように、上記排出トレイ48に替えて、左右方向中央部分より左側部分の上端近くに円形状に貫通された指掛け部86を形成した排出トレイ85を用いてもよい。これにより、指掛け部86に指先を掛けて、排出トレイ85を手前側に引っ張ることにより、小さな引張力で係止突起62と貫通孔63との係合を容易に解除して、該排出トレイ85を外側方向に回動させて開くことが可能となる。尚、指掛け部86は、円形に限らず、四角形、三角形等であってもよい。
本実施形態に係るテープ印刷装置の前側からの外観斜視図である。 テープ印刷装置にロールシートホルダが装着された状態を上カバーを開けて示す右側上方からの斜視図である。 ロールシートホルダをテープ印刷装置に装着した状態を示す側断面図である。 テープ印刷装置の上カバーが開かれた状態を示す左後側上方からの斜視図である。 テープ印刷装置のトレイ部材を開いた状態を左前側から見た斜視図である。 図5の状態から排出トレイを更に開いた状態を左前側から見た斜視図である。 トレイ部材の内側に排出トレイが保持された状態を示す上方からの要部拡大斜視図である。 トレイ部材の排出トレイが外側に開かれた状態を示す上方からの要部拡大斜視図である。 排出トレイの正面図である。 排出トレイとトレイ部材との係合が外れる状態を模式的に示す横断面図である。 他の実施形態に係る排出トレイを示す正面図である。 他の実施形態に係る排出トレイを示す正面図である。 他の実施形態に係る排出トレイを示す正面図である。 他の実施形態に係る排出トレイを示す正面図である。
符号の説明
1 テープ印刷装置
2 本体筐体
9 トレイ部材
47 トレイ収納部
48、71、75、81、85 排出トレイ
49 側壁部
55 弾性係止片
56 凸部
62 係止突起
63 貫通孔
65、76、82、86 指掛け部

Claims (2)

  1. 本体筐体に開閉自在に支持されたトレイ部材を備え、
    前記トレイ部材は、前記本体筐体の側面部を構成する下トレイ部材と、
    前記下トレイ部材の内側に基端部が回動自在に支持されて内側方向に回動されて該下トレイ部材に係合される上トレイ部材と、
    を有し、
    前記上トレイ部材は、一方の側縁部に前記下トレイ部材に係合する係合部と、
    前記基端部に対向する端縁部に形成されて外側方向に回動させる際に使用する指掛け部と、
    を有し、
    前記係合部は、前記指掛け部に指を掛けて該上トレイ部材を外側方向に回動させることによって、係合が外れるように構成されていることを特徴とするテープ印刷装置。
  2. 前記指掛け部は、前記端縁部の幅方向中央部よりも前記係合部が設けられた側縁部に対向する他方の側縁部に近い位置に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のテープ印刷装置。
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