JP4924359B2 - 印刷装置 - Google Patents

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Description

本発明は、長尺状のロールシートを巻回したロールシートホルダを本体筐体内に着脱可能に収納する印刷装置に関するものである。
従来より、サーマルヘッドとプラテンローラの間に印刷媒体を挟み込んで印刷する印刷装置が種々提案されている。このような印刷装置では、印刷媒体をサーマルヘッドとプラテンローラの間に適切に挿入することが重要である。例えば、ファンフォールドタイプのラベル用紙を用いた印刷装置において、ラベル用紙の前端からラベル用紙導入口との距離をラベル用紙の一枚分の進行方向の長さよりも短くすることによって、ラベル用紙を円滑に送るようにした提案がなされている(特許文献1参照)。
このようなサーマルヘッドとプラテンローラの間に印刷媒体を挟み込んで印刷する印刷装置の中に、印刷媒体としてロール状の印刷媒体(ロールシート)を使用するものがある。このような印刷装置では、印刷時にはプラテンに押圧されているサーマルヘッドを、ロールシートの交換の際にはプラテンから離し、ロールシートの下端部をサーマルヘッドとプラテンの間に挿入する。このとき、ロールシートの挿入口からプラテンに至るまでの距離やロールシートの種類によっては、ロールシートが途中で屈曲してしまい、うまく挿入が行えないことがあった。
特開平11−240223号公報
本発明は上記問題を解決するためになされたものであり、印刷媒体であるロールシートが屈曲せずにサーマルヘッド・プラテン間に到達可能な印刷装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に記載の印刷装置は、他の部分よりも屈曲容易な屈曲部を有する長尺状のロールシートが巻回されたロールシートホルダを本体筐体内に着脱可能に収納する収納部と、前記本体筐体内に設けられたプラテンローラと、前記プラテンローラと圧接状態又は離間状態に移動自在なサーマルヘッドと、前記サーマルヘッドで印刷されたロールシートが排出されるシート排出口と、前記ロールシートホルダから引き出されたロールシートを前記プラテンローラに前記サーマルヘッドが圧接される印刷位置へ案内し当該印刷位置で印刷後のロールシートを前記シート排出口に案内するシート搬送経路の始点に前記ロールシートを挿入するための挿入口と、前記挿入口の前記ロールシートの厚さ方向のいずれか一方の内壁面に、当該挿入口に向けて突設された第一リブとを備え、前記プラテンローラに前記サーマルヘッドが圧接される圧接位置から前記第一リブが前記ロールシートと当接する第一当接部の前記ロールシートの搬送方向上流側端部までの距離と、前記ロールシートの前記屈曲部間の距離とが等しいことを特徴とする。
また、本発明の請求項2に記載の印刷装置は、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記第一リブに対向する前記挿入口内壁の位置に突設された第二リブをさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明の請求項3に記載の印刷装置は、請求項1又は2に記載の発明の構成に加え、前記第一リブの前記第一当接部と、前記第二リブが前記ロールシートと当接する第二当接部とが平行であることを特徴とする。
また、本発明の請求項4に記載の印刷装置は、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記第一リブが突設されている前記挿入口内壁面に、前記第一リブの前記挿入口内壁からの突出距離よりも短い距離だけ突出して設けられた第三リブを備えたことを特徴とする。
また、本発明の請求項5に記載の印刷装置は、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記挿入口の前記搬送方向上流側端部に前記搬送方向に沿って設けられ、前記ロールシートホルダの位置決め部材が挿入されて前記ロールシートホルダを前記収納部内に位置決めする溝部を備え、前記溝部の前記搬送方向下流側端部は、前記第二リブの前記搬送方向上流側端部よりも前記搬送方向下流側に位置することを特徴とする。
また、本発明の請求項6に記載の印刷装置は、請求項1乃至5のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記第二リブが、前記溝部の設けられていない壁面に設けられていることを特徴とする。
また、本発明の請求項7に記載の印刷装置は、請求項1乃至6のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記ロールシートが、剥離紙上に、所定幅のダイカットラベルを、前記搬送方向に沿って剥離可能に所定間隔の隙間を空けて接着したダイカットラベルシートであり、前記屈曲部は、前記隙間であり、前記屈曲部間の距離は、隣り合う前記ダイカットラベル間の前記隙間の中央から前記搬送方向下流側に位置する前記ダイカットラベル下流側端部までの距離であることを特徴とする。
本発明の請求項1に記載の印刷装置は、印刷媒体であるロールシートをシート搬送経路の始点に挿入する挿入口にロールシートに当接するように第一リブを設け、プラテンローラにサーマルヘッドが圧接される圧接位置から第一リブとロールシートとの当接部のロールシートの搬送方向上流側端部までの距離を、屈曲部を有するロールシートの屈曲しやすい屈曲部間の距離と等しくなるようにした。従って、ロールシートホルダを本体筐体内に装着し、ロールシートを挿入口からプラテンローラに向けて挿入する際、プラテンローラとサーマルヘッドの圧接位置にロールシートの先端が達したときに、屈曲部が曲がろうとしても、第一リブに当接するため、曲がることなくスムーズに挿入を行うことができる。
また、本発明の請求項2に記載の印刷装置は、請求項1に記載の発明の構成に加え、ロールシートの厚み方向の上下にリブが設けられているので、ロールシートを挿入する際の負荷を少なく抑えることができる。
また、本発明の請求項3に記載の印刷装置は、請求項1又は2に記載の発明の構成に加え、第一リブと第二リブとに挟まれたロールシートの挿入経路が平行なので、ロールシートを挿入しやすく、負荷を少なく抑えることができる。
また、本発明の請求項4に記載の印刷装置は、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明の構成に加え、第三リブが第一リブより短いため、万一ロールシートが搬送経路上で詰まったときにも指を差し入れて取り除くことが容易にできる。
また、本発明の請求項5に記載の印刷装置は、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明の構成に加え、第二リブがロールシートホルダに接近した位置から開始されているので、挿入経路を長く取ることができ、ロールシートの挿入を容易に行うことができる。
また、本発明の請求項6に記載の印刷装置は、請求項1乃至5のいずれかに記載の発明の構成に加え、位置決め溝部のない位置に第二リブを設けるので、簡単にロールシートホルダ近傍まで挿入経路を伸ばすことができ、ロールシートの挿入を容易に行うことができる。
また、本発明の請求項7に記載の印刷装置は、請求項1乃至6のいずれかに記載の発明の構成に加え、ダイカットラベルシートでは、ダイカットラベルが接着されていない隙間部分が屈曲しやすいが、隙間の中央部が先端となっているダイカットラベルシートを挿入する場合にも、その先端が圧接位置に至ったときにもまだ続くダイカットラベルの後端が第一リブに当接しているので、隙間部分が屈曲することなく、プラテンローラとサーマルヘッド間にダイカットラベルシートを挿入することができる。
以下、本発明の一実施形態であるテープ印刷装置1について、図面を参照して説明する。なお、本実施形態のテープ印刷装置1は、ロール状の印刷媒体であるロールシート3Aを収納し、文字、図形等を印刷できるものである。
はじめに、テープ印刷装置1の概略構成について、図1乃至図7を参照して説明する。図1は、テープ印刷装置1の前側から見た斜視図である。図2は、テープ印刷装置1の正面図である。図3は、テープ印刷装置1の後ろ側から見た斜視図である。図4は、上カバー5が開いた状態のテープ印刷装置1の斜視図である。図5は、ロールシートホルダ3が装着された状態のテープ印刷装置1の斜視図である。図6は、テープ印刷装置1の右側断面図である。図7は、サーマルヘッド32の周辺の拡大図である。また、図2の右側をテープ印刷装置1の右側とし、左側をテープ印刷装置1の左側とし、紙面手前側をテープ印刷装置1の前側とし、紙面奥行き側をテープ印刷装置1の後ろ側とする。
図1乃至図3に示すように、テープ印刷装置1は、樹脂製の本体筐体2を備えている。その本体筐体2の後方上部には、側面視凹状に湾曲したロールシートホルダ収納部4(図4参照)が設けられている。このロールシートホルダ収納部4には、図5に示すように、所定幅のロールシート3Aが巻回されたロールシートホルダ3が装着される。さらに、本体筐体2の後側の上端縁部には、そのロールシートホルダ収納部4を覆うようにして、側面視略半円形状の透明樹脂製の上カバー5が開閉自在に取り付けられている。
ロールシート3A(図9参照)は、ダイカットラベルシートであり、長尺状の剥離紙の表面側に自己発色性を有する感熱シート(いわゆるサーマルペーパー)で形成されたダイカットラベル3Bが粘着剤を介して剥離紙の長手方向に沿って所定の隙間3Cを空けて配列されるように接着されている。そして、ロールシート3Aは、剥離紙の裏面側が外側になるように巻芯に巻回されている。
また、図1,図2に示すように、上カバー5の前側には、本体筐体2の前側を覆うための樹脂製のフロントカバー6が設けられている。このフロントカバー6の中段位置には、印刷されたロールシート3Aを外部に排出するためのシート排出口6Aが略水平に設けられている。そのシート排出口6Aの上側には、電源ボタン7Aと、シート排出口6Aの内側に設けられた後述するカッターユニット8(図6参照)を駆動させてロールシート3Aを切断するカットボタン7Bと、ロールシート3Aを搬送方向に排出するフィードボタン7Cとが略水平に並んで各々配置されている。
そして、図1,図2に示すように、フロントカバー6の前側には、正面視長方形状の樹脂製のトレー部材9が開閉自在に設けられている。このトレー部材9の上端縁部には凹み部9Aが形成されている。この凹み部9Aに指を掛けて前側に回動させることによってトレー部材9を前方に開くことができる。これにより、シート排出口6Aから排出されたロールシート3Aをトレー部材9上に貯めることができる。
一方、図3に示すように、本体筐体2の背面部には、電源コード(図示外)が接続されるインレット10が設けられている。そのインレット10の隣には、パーソナルコンピュータ等と接続されるUSB(Universal Serial Bus)コネクタ11が設けられている。
次に、本体筐体2と上カバー5に設けられた各種部材、形状について説明する。図4,図5に示すように、上カバー5の開口端が当接する本体筐体2の左右側端縁部には、外側に向かって下方になだらかに傾斜する段部13,13が各々設けられている。さらに、ロールシートホルダ収納部4の左右側壁部の前側には、内側に弾性変形可能に形成された弾性係止片15,15が設けられている。
これら弾性係止片15,15の外面には、外側に向かって突出する側断面三角形状の係止突起15Aが各々形成されている。これら係止突起15A,15Aは、上カバー5の開口側の両端縁部に各々形成された係合凹部16,16(図4,図5では、片方の係合凹部16が図示)に各々係合する。このような構造により、上カバー5を前側方向に回動させて段部13,13に各々当接させることによって、弾性係止片15,15と係合凹部16,16とが係合し、上カバー5が閉じられた状態で保持される。
また、図1に示すように、上カバー5の前端部の中央には上方(外側)に向かってなだらかに湾曲する指掛け部5Aが設けられている。この指掛け部5Aの内側に指を掛けて後方に回動させることによって、弾性係止片15,15と係合凹部16,16との係合が外れるようになっている。また、指掛け部5Aに対向するフロントカバー6の上端部の中央部分には、下方に向かってなだらかに湾曲する凹部6Bが設けられている。これにより、指掛け部5Aの内側に指を掛け易くなるので、上カバー5を容易に開くことができる。
また、図4,図5に示すように、上カバー5の指掛け部5Aの正面左側には、押し爪部5Bが突設されている。一方、上カバー5を閉じた際に、本体筐体2の押し爪部5Bに対向する位置には、上カバー5が閉じられたか否かを判別するための上カバー検出スイッチ18が設けられている。この上カバー検出スイッチ18はマイクロスイッチ等から構成されている。上カバー検出スイッチ18は、押し爪部5Bによって押下されたか否かを検出することによって、上カバー5が閉じられたか否かを判別するものである。
また、図5,図6に示すように、ロールシートホルダ収納部4の右側縁部には、ロールシートホルダ3を保持するための柱状のホルダ支持部材23が立設されている。このホルダ支持部材23には、上方に開口する側面視縦長U字状の第1位置決め溝部24が形成されている。この第1位置決め溝部24に対して、図5に示すロールシートホルダ3を構成する位置決め保持部材20の外面に突設された断面略矩形状の取付部材21が嵌るようになっている。
また、図6,図7に示すように、ロールシートホルダ収納部4の前側上端縁部から前方に向かって略水平に延出された載置部29が設けられている。その載置部29の前端部の上側には、ロールシート3Aを挿入する挿入口26が設けられている。さらに、載置部29の搬送方向後側の端縁角部には、ロールシート3Aの複数の幅寸法に対応して断面略L字状の5個の第2位置決め溝部30(図8参照)が設けられている。この第2位置決め溝部30には、ロールシートホルダ3を構成するガイド部材28(図5参照)の載置部29に当接する先端下端部分が上方から差し込まれるようになっている。こうして、ロールシートホルダ3が、ロールシートホルダ収納部4の内側に位置決めされて装着される。
また、図5に示すように、上カバー5の開口部周縁の内側であって、ロールシートホルダ収納部4のホルダ支持部材23と反対側の側端縁部に対向する位置には、係合軸33が突設されている。この係合軸33には、上カバー5を支持する長尺状のリンクレバー34の長手方向一端部が回動可能かつ着脱可能に取り付けられている。また、リンクレバー34の他端部は、サーマルヘッド32を上下動させる動力伝達機構(後述)に連結されている。このようにリンクレバー34がサーマルヘッド32の動力伝達機構に連結されることにより、サーマルヘッド32は、上カバー5の開閉によって、プラテンローラ35から離間する待機状態(後述)と、プラテンローラ35に対して圧接される圧接状態との間を往復移動する。
次に、本体筐体2の内部機構について説明する。図6,図7に示すように、挿入口26からシート排出口6Aに向かって、ロールシート3Aが搬送されるシート搬送経路が設けられている。このシート搬送経路の搬送方向下流側の上側には、搬送手段であるプラテンローラ35の回動軸35Aが回転自在に設けられている。さらに、そのプラテンローラ35に対向する位置であって、シート搬送経路を挟んだ下側には、サーマルヘッド32が設けられている。このサーマルヘッド32の下面には放熱板37が固定されている。この放熱板37は、押圧バネ(図示外)によって上方に付勢されている。さらに、放熱板37の下部には、側面視略L字形の下部干渉部材57が設けられている。この下部干渉部材57の先端は、前記リンクレバー34(図4参照)の揺動に伴って、回転するリリース軸48の一端部に設けられたDカットの切欠面58の下側に位置している。
このような構造において、上カバー5の開閉によってリンクレバー34(図4参照)が揺動すると、複数のギヤ(図示外)を有する動力伝達機構を介してリリース軸48が回転する。例えば、上カバー5を開いた場合、リリース軸48の一端部の外周面によって下部干渉部材57の先端が下方に付勢される。すると、下部干渉部材57は左側面視時計方向に回動し、サーマルヘッド32はプラテンローラ35から離間する。その反対に、上カバー5を閉じた場合、リリース軸48の一端部の切欠面58に対して下部干渉部材57の先端が位置するので、下部干渉部材57の先端は下方に付勢されない。よって、下部干渉部材57は、放熱板37を介して押圧バネ(図示外)の付勢によって左側面視反時計方向に回動する。この場合、サーマルヘッド32はプラテンローラ35に圧接されるので、印刷可能状態となる。
また、図6,図7に示すように、サーマルヘッド32の下流側には、カッターユニット8が設けられている。カッターユニット8は、シート搬送経路の上側に配置された固定刃8Aと、シート搬送経路の下側に配置され、固定刃8Aと対向する可動刃8Bと、可動刃8Bを移動させる切断用モータ(図示外)とを備えている。切断用モータは、DCモータ等で構成されている。カットボタン7B(図1参照)が押下された場合には、切断用モータの駆動によって可動刃8Bが上下方向に往復移動され、固定刃8Aと可動刃8Bとの間でロールシート3Aが切断される。さらに、切断されたロールシート3Aは、シート排出口6Aから排出される。なお、可動刃8Bは正面視V字形に構成されている。
また、図6に示すように、ロールシートホルダ収納部4の下側には、仕切壁39を介して、制御基板40が設けられている。制御基板40には、外部のパーソナルコンピュータ等からの指令によってサーマルヘッド32等の各機構部を駆動制御する制御回路等が形成されている。さらに、サーマルヘッド32およびプラテンローラ35等からなる印刷機構の下方には、仕切壁39を介して、電源回路が形成された電源基板41が設けられている。そして、サーマルヘッド32は、図示外のフレキシブルフラットケーブル(FFC)によって、制御基板40の底面側に設けられたコネクタ(図示外)に接続されている。さらに、制御基板40及び電源基板41は、底面部にネジ止めされた薄い鋼板製の底面カバー45によって覆われている。
次に、図7乃至図9を参照して、挿入口26について詳細に説明する。図8は、上カバー5を取り外した状態のテープ印刷装置1の後ろ側から見た斜視図である。図9は、ロールシート3Aの平面図である。図7及び図8に示すように、挿入口26の上部の内壁面には、3本の第一リブ61と2本の第三リブ63とが所定間隔で交互に下向きに突出して設けられている。また、挿入口26の下部の内壁面を構成する載置部29には、各第一リブ61及び第三リブ63と対向する位置であって、第2位置決め溝部30が形成されていない位置に第二リブ62が突設されている。
第一リブ61は第三リブ63よりも長く形成され、第一リブ61と第二リブ62との間は2〜3mmとなっている。また、第二リブ62は、第2位置決め溝部30の搬送方向側端部よりも搬送方向後側から搬送方向に沿って形成されている。第一リブ61と第二リブ62との間がシート搬送経路の始まりとなる。尚、第一リブ61の当接部64と第二リブ62の当接部65とは平行となるように形成されている。
また、図7に示すように、サーマルヘッド32がプラテンローラ35に圧接されているときの圧接位置から第一リブ61の当接部64の搬送方向上流端までの距離Lは、図9に示すダイカットラベル3Bの搬送方向下流端から隙間3Cの中央までの距離Lと等しくなるように形成されている。尚、ダイカットラベル3Bの搬送方向の長さの異なる複数種類のロールシート3Aが存在する場合、距離Lは最小長さのダイカットラベル3Bに合わせて設定するのが好ましい。
このような構造において、ロールシートホルダ3を装着し、挿入口26から新たにロールシート3Aを挿入して印刷位置まで通して印刷可能な状態にセットするとき、挿入されたロールシート3Aは、第一リブ61の当接部64又は第二リブ62の当接部65に接しつつシート搬送経路を進んでいく。ロールシート3Aの隙間3Cは、剥離紙のみの部分であるためダイカットラベル3Bが接着されている部分よりも腰がなく屈曲しやすいが、サーマルヘッド32のプラテンローラ35への圧接位置、すなわち、最も挿通負荷が高い位置にロールシート3Aの先端(隙間3Cの略中央で切断されている)が到達したときであっても、次の隙間3Cの部分は第一リブ61の当接部64に当たるため、ここで屈曲することがなく、スムーズに挿入することができる。
また、シート搬送経路の始まりが第一リブ61と第二リブ62とにより形成され、かつ、第一リブ61の当接部64と第二リブ62の当接部65とが平行に形成されているので、ロールシート3Aが挿入しやすく、挿入の際の負荷も少ない。また、挿入口26上部に形成されたリブの全ての長さが同一でなく、第一リブ61よりも短い第三リブ63を第一リブ61と交互に備えたので、第三リブ63と第二リブ62との間には使用者が指を差し入れることができ、ロールシート3Aが詰まったり斜行したりした場合に容易に取り除くことができる。さらに、第二リブ62を第2位置決め溝部30の形成されていない位置に設けたので、ロールシート3Aの挿入開始位置をよりロールシートホルダ3に近い側にすることができる。
尚、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、種々の変更が可能である。ロールシート3Aは、上記実施形態ではダイカットラベルシートとしたが、屈曲部を有する長尺状の印刷媒体であればこれに限られない。例えば、ミシン目を有するサーマルペーパーを剥離紙上に接着した形態のロールシートであってもよい。このようなミシン目つきロールシートであれば、ミシン目の部分が屈曲部に相当する。
テープ印刷装置1の前側から見た斜視図である。 テープ印刷装置1の正面図である。 テープ印刷装置1の後ろ側から見た斜視図である。 上カバー5が開いた状態のテープ印刷装置1の斜視図である。 ロールシートホルダ3が装着された状態のテープ印刷装置1の斜視図である。 テープ印刷装置1の右側断面図である。 サーマルヘッド32の周辺の拡大図である。 上カバー5を取り外した状態のテープ印刷装置1の後ろ側から見た斜視図である。 ロールシート3Aの平面図である。
1 テープ印刷装置
2 本体筐体
3 ロールシートホルダ
3A ロールシート
3B ダイカットラベル
3C 隙間
4 ロールシートホルダ収納部
26 挿入口
29 載置部
30 第2位置決め溝部
32 サーマルヘッド
35 プラテンローラ
61 第一リブ
62 第二リブ
63 第三リブ
64 当接部
65 当接部

Claims (7)

  1. 他の部分よりも屈曲容易な屈曲部を有する長尺状のロールシートが巻回されたロールシートホルダを本体筐体内に着脱可能に収納する収納部と、
    前記本体筐体内に設けられたプラテンローラと、
    前記プラテンローラと圧接状態又は離間状態に移動自在なサーマルヘッドと、
    前記サーマルヘッドで印刷されたロールシートが排出されるシート排出口と、
    前記ロールシートホルダから引き出されたロールシートを前記プラテンローラに前記サーマルヘッドが圧接される印刷位置へ案内し当該印刷位置で印刷後のロールシートを前記シート排出口に案内するシート搬送経路の始点に前記ロールシートを挿入するための挿入口と、
    前記挿入口の前記ロールシートの厚さ方向のいずれか一方の内壁面に、当該挿入口に向けて突設された第一リブとを備え、
    前記プラテンローラに前記サーマルヘッドが圧接される圧接位置から前記第一リブが前記ロールシートと当接する第一当接部の前記ロールシートの搬送方向上流側端部までの距離と、前記ロールシートの前記屈曲部間の距離とが等しいことを特徴とする印刷装置。
  2. 前記第一リブに対向する前記挿入口内壁の位置に突設された第二リブをさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記第一リブの前記第一当接部と、前記第二リブが前記ロールシートと当接する第二当接部とが平行であることを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷装置。
  4. 前記第一リブが突設されている前記挿入口内壁面に、前記第一リブの前記挿入口内壁からの突出距離よりも短い距離だけ突出して設けられた第三リブを備えたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の印刷装置。
  5. 前記挿入口の前記搬送方向上流側端部に前記搬送方向に沿って設けられ、前記ロールシートホルダの位置決め部材が挿入されて前記ロールシートホルダを前記収納部内に位置決めする溝部を備え、
    前記溝部の前記搬送方向下流側端部は、前記第二リブの前記搬送方向上流側端部よりも前記搬送方向下流側に位置することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の印刷装置。
  6. 前記第二リブは、前記溝部の設けられていない壁面に設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の印刷装置。
  7. 前記ロールシートは、剥離紙上に、所定幅のダイカットラベルを、前記搬送方向に沿って剥離可能に所定間隔の隙間を空けて接着したダイカットラベルシートであり、
    前記屈曲部は、前記隙間であり、
    前記屈曲部間の距離は、隣り合う前記ダイカットラベル間の前記隙間の中央から前記搬送方向下流側に位置する前記ダイカットラベル下流側端部までの距離であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の印刷装置。
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