JP2018145012A - 画像読取装置 - Google Patents

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カン發 王
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Abstract

【課題】上部カバーとして兼用される給排紙用の支持部を備えた装置において、がたつきの発生を抑制可能な技術を提供すること。
【解決手段】シート搬送装置6は、支持部26と、支持部26の幅方向両端それぞれから突出し、支持部26によって支持されるシートの幅方向の位置を規制可能な一対の規制部41,42と、一対の規制部41,42それぞれに形成された凹部又は孔によって構成された一対の被係合部43,44と、一対の被係合部43,44のそれぞれに対応付けてベース部6Aに突設され、支持部26が第一位置にある場合には、それぞれが対応する被係合部43,44と係合し、支持部26が第一位置よりも第二位置側にある場合には、被係合部43,44との係合が解除される一対の係合部45,46とを備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、シート搬送装置、及び画像読取装置に関する。
画像読取装置が備える自動原稿送り装置(Automatic Document Feeder;以下、ADFと略称する。)において、第一位置では、装置の外装となる上部カバーとして機能し、第二位置では、搬送されるシートを支持する給紙トレイとして機能する可動部材を備えた装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
また、下記特許文献1に記載のADFの場合、プリンター本体部とともにプリンター複合機を構成している。プリンター本体部は、スキャナー部、及び記録部などを有する。スキャナー部は、ADFと協働して画像の読み取りを実施できる他、フラットベッド型スキャナーとしても利用可能に構成されている。また、記録部では、被記録媒体に対する画像形成を実施することができる。
特開2010−245624号公報
しかし、上述のような可動部材は二位置間を移動可能な構造とされている。そのため、可動部材が上部カバーとして機能している状態で、上述のスキャナー部がフラットベッド型スキャナーとして作動した場合や、上述の記録部が作動して画像形成が実行された場合に、それらの構成から可動部材へ振動が伝わることなどが原因で、可動部材にがたつきが発生する。また、可動部材が上部カバーとして機能している状態で装置を運搬したような場合にも、可動部材にがたつきが発生する。
以上のような事情から、上部カバーとして兼用される給排紙用の支持部を備えた装置において、がたつきの発生を抑制可能な技術を提供することが望ましい。
以下に説明するシート搬送装置は、ベース部と、ベース部に配設され、所定の搬送経路に沿ってシートを搬送可能な搬送部と、ベース部に対して相対的に移動して第一位置と第二位置との間を変位可能に構成され、第一面と第一面の裏側にある第二面とを有し、第二面には複数のリブが突設され、第一位置にある場合には第一面が装置の外装面の一部となり、第二位置にある場合には搬送部へ供給されるシート又は搬送部から排出されるシートを第二面で支持可能な支持部と、支持部におけるシートの搬送方向に直交する方向を幅方向として、支持部の幅方向両端それぞれからリブと同方向に突出し、それぞれの突出高さはリブよりも高く形成されて、支持部によって支持されるシートの幅方向の位置を規制可能な一対の規制部と、一対の規制部それぞれに形成された凹部又は孔によって構成された一対の被係合部と、一対の被係合部のそれぞれに対応付けてベース部に突設され、支持部が第一位置にある場合には、それぞれが対応する被係合部と係合し、支持部が第一位置よりも第二位置側にある場合には、被係合部との係合が解除される一対の係合部とを備える。
このように構成されたシート搬送装置によれば、係合部と被係合部とを係合させることにより、支持部を第一位置で保持し、支持部が第二位置側へ変位するのを抑制できる。したがって、このような係合部及び被係合部が設けられていない場合に比べ、シート搬送装置に併設された各種装置(例えば、画像読取装置や画像形成装置など)の作動時やシート搬送装置を含む装置の運搬時にがたつきが発生するのを抑制することができる。
また、支持部の幅方向両端それぞれに設けられた一対の規制部に対応付けて一対の被係合部が設けられ、それら一対の被係合部に対応付けて一対の係合部が設けられている。そのため、係合部と被係合部とを係合させると、支持部の幅方向両端それぞれが第一位置で保持される。したがって、支持部の幅方向両端のうち、いずれか一方の端部だけで支持部が保持される場合に比べ、支持部のがたつきを抑制する効果は高くなる。
さらに、被係合部は、上述のような規制部に形成されている。そのため、規制部とは別に被係合部を設ける場合に比べ、それらの構成が別々に占有する領域を削減することができ、その分だけ装置の構成をコンパクトにすることができる。
加えて、上述のような規制部を備えているので、支持部が第二位置にある場合には、規制部によってシートの幅方向位置を規制することができる。よって、搬送部へ供給されるシート又は搬送部から排出されるシートが、支持部の第二面から脱落するのを抑制することができる。
また、以下に説明する画像読取装置は、画像の読み取り対象となるシートを所定の搬送経路に沿って搬送するシート搬送装置を備えた画像読取装置であって、前記シート搬送装置は、ベース部と、前記ベース部に配設され、所定の搬送経路に沿ってシートを搬送可能な搬送部と、前記ベース部に対して相対的に移動して第一位置と第二位置との間を変位可能に構成され、第一面と前記第一面の裏側にある第二面とを有し、前記第二面には複数のリブが突設され、前記第一位置にある場合には前記第一面が装置の外装面の一部となり、前記第二位置にある場合には前記搬送部へ供給されるシート又は前記搬送部から排出されるシートを前記第二面で支持可能な支持部と、前記支持部におけるシートの搬送方向に直交する方向をシートの幅方向として、前記支持部の幅方向両端それぞれから前記リブと同方向に突出し、それぞれの突出高さは前記リブよりも高く形成されて、前記支持部によって支持されるシートの幅方向の位置を規制可能な一対の規制部と、前記一対の規制部それぞれに形成された凹部又は孔によって構成された一対の被係合部と、前記一対の被係合部のそれぞれに対応付けて前記ベース部に突設され、前記支持部が前記第一位置にある場合には、それぞれが対応する前記被係合部と係合し、前記支持部が前記第一位置よりも前記第二位置側にある場合には、前記被係合部との係合が解除される一対の係合部とを備える。
このように構成された画像読取装置によれば、上述のシート搬送装置と同等な構成を有するので、上述のシート搬送装置について述べた通りの作用、効果を奏する。
また、以下に説明する画像読取装置は、画像の読み取り対象となるシートを所定の搬送経路に沿って搬送するシート搬送装置を備えた画像読取装置であって、前記シート搬送装置は、ベース部と、前記ベース部に配設され、所定の搬送経路に沿ってシートを搬送可能な搬送部と、前記ベース部に対して相対的に移動して第一位置と第二位置との間を変位可能に構成され、第一面と前記第一面の裏側にある第二面とを有し、前記第一位置にある場合には前記第一面が装置の外装面の一部となり、前記第二位置にある場合には前記搬送部へ供給されるシート又は前記搬送部から排出されるシートを前記第二面で支持可能な支持部と、前記支持部におけるシートの搬送方向に直交する方向をシートの幅方向として、前記支持部の幅方向両端それぞれから突出し、前記支持部によって支持されるシートの幅方向の位置を規制可能な一対の規制部と、前記一対の規制部それぞれに形成された凹部又は孔によって構成された一対の被係合部と、前記一対の被係合部のそれぞれに対応付けて前
記ベース部に突設され、前記支持部が前記第一位置にある場合には、それぞれが対応する前記被係合部と係合し、前記支持部が前記第一位置よりも前記第二位置側にある場合には、前記被係合部との係合が解除される一対の係合部とを備え、前記支持部が前記第二位置から前記第一位置へと変位する際には、前記規制部が前記係合部に当接して前記係合部を弾性変形させ、前記被係合部が前記係合部に到達するのに伴って前記係合部の変形量が減少することにより、前記係合部と前記被係合部が係合するように構成され、前記規制部の突出高さは、前記規制部が前記係合部に当接してから前記支持部が前記第一位置に至るまでに、前記支持部及び前記規制部が所定距離以上変位する高さとされ、前記所定距離としては、前記支持部が前記第二位置から前記第一位置へと変位する途中で、一方の前記規制部が前記係合部を弾性変形させつつ変位する状態となったにもかかわらず、他方の前記規制部が前記係合部との当接に伴って変位を阻止される状態となった場合に、更に前記支持部を前記第一位置側へ変位させようとすると、一方の前記規制部が前記所定距離以上変位するまでに、前記支持部が弾性変形するのに伴って他方の前記規制部から前記係合部に作用する力が増大して、他方の前記規制部が前記係合部を弾性変形させつつ変位する状態に転じることとなる距離が確保されている。
このように構成された画像読取装置によれば、上述のシート搬送装置と同等な構成を有するので、上述のシート搬送装置について述べた通りの作用、効果を奏する。また、他方の規制部が係合部との当接に伴って変位を阻止される状態となった場合でも、更に支持部を弾性変形させながら一方の規制部を所定距離以上変位させることができる。これにより、他方の規制部から係合部に作用する力が増大し、その結果、他方の規制部が係合部を弾性変形させつつ変位する状態に転じる。したがって、他方の規制部が係合部との当接に伴って変位を阻止される状態となった場合に、更に支持部を第一位置側へ変位させようとしても、支持部をあまり大きく変位させることができないものとは異なり、一方の規制部側でのみ係合部と被係合部が係合してしまうのを抑制することができる。
図1は複合機の構成を示すブロック図である。 図2(A)は中央カバーが閉位置にある状態の読取ユニットを示す中央断面図である。図2(B)は中央カバーが開位置にある状態の読取ユニットを示す中央断面図である。 図3(A)は中央カバーが開位置にある状態のADFユニットを示す斜視図である。図3(B)は図3(A)中に示したIIIB部の拡大図である。 図4(A)は支持部が第一位置にある状態における装置前面側の規制部の正面図である。図4(B)は図4(A)中に示す矢印IVB方向から見た規制部の底面図である。図4(C)は図4(B)中に示す矢印IVC方向から見た規制部の背面図である。 図5(A)は支持部が第一位置にある状態における係合部及び規制部を示す縦断面図である。図5(B)は図5(A)中に示したVB部の拡大図である。図5(C)は図5(A)中に示したVC部の拡大図である。 図6(A)は支持部が第二位置から第一位置側へ変位する途中で係合部と規制部が当接した時点における縦断面図である。図6(B)は図6(A)中に示したVIB部の拡大図である。図6(C)は図6(A)中に示したVIC部の拡大図である。 図7(A)は支持部が第二位置から第一位置側へ変位する途中で規制部が枠体に当接し得る位置に到達している状態を示す斜視図である。図7(B)は図7(A)中に示したVIIB部の拡大図である。 図8(A)は支持部が第二位置から第一位置側へ変位する途中で規制部が枠体に当接し得る位置に到達している状態を示す縦断面図である。図8(B)は図8(A)中に示したVIIIB部の拡大図である。図8(C)は図8(A)中に示したVIIIC部の拡大図である。 図9(A)は図6(A)−図6(C)に示した係合部及び規制部とは形状が異なる係合部及び規制部を示す図であり、支持部が第一位置にある状態における係合部及び規制部を示す縦断面図である。図9(B)は図9(A)中に示したIXB部の拡大図である。図9(C)は図9(A)中に示したIXC部の拡大図である。 図10(A)は図5(A)−図5(C)に示した係合部及び規制部とは形状が異なる係合部及び規制部を示す図であり、支持部が第二位置から第一位置側へ変位する途中で係合部と規制部が当接した時点における縦断面図である。図10(B)は図10(A)中に示したXB部の拡大図である。図10(C)は図10(A)中に示したXC部の拡大図である。
次に、上述のシート搬送装置の例示的な実施形態について説明する。
[複合機の構成]
図1に示す複合機1は、上述のシート搬送装置、及び画像読取装置の一例に相当する構成を備える装置である。なお、以下の説明においては、複合機1を構成する各部の相対的な位置関係を簡潔に説明するために、図中(図2〜図10)に上下左右前後の各方向を併記し、これらの各方向を利用して説明を行う。これらの各方向のうち、上下方向は複合機1を水平面上に設置した場合における水平面に直交する方向、前方は後述する操作パネル14側が向けられる方向、後方は前方の反対方向、左右方向は上記前方から複合機1を見た場合における左右方向である。ただし、可動部品等の向きは変更され得るので、図中に示した方向が常に維持されるとは限らない。
複合機1は、図1に示すように、本体ユニット2と、読取ユニット3(本明細書でいう画像読取装置の一例に相当。)とを備える。本体ユニット2の上面には開口(図示略。)が形成されている。読取ユニット3は、本体ユニット2の上部に取り付けられ、閉位置と開位置との間を変位可能に構成されている。読取ユニット3が閉位置にある場合、本体ユニット2の開口は読取ユニット3によって閉鎖される。読取ユニット3が開位置にある場合、本体ユニット2の開口は開放される。なお、この開口を介して、本体ユニット2内に収容されている構成部品のメンテナンス等を実施可能に構成されている。読取ユニット3は、スキャナユニット5と、ADFユニット6(本明細書でいうシート搬送装置の一例に相当。)とを備える。これらスキャナユニット5及びADFユニット6の構造については後述する。
本体ユニット2には、図1に示すように、制御部11が設けられている。制御部11は、周知のCPU11A、ROM11B、RAM11C、NVRAM11D、及びインターフェース部11Eなどを備える。CPU11Aは、ROM11BやRAM11Cに記憶された制御プログラムに従って所定の処理を実行し、これにより、複合機1の各部に対する制御が実行される。
制御部11による制御対象としては、画像形成部12、LAN通信部13、操作パネル14、イメージセンサ15、モータ16、モータ17、及びシート検知センサ18などが設けられている。これらのうち、画像形成部12、LAN通信部13、及び操作パネル14は、本体ユニット2に設けられている。イメージセンサ15、及びモータ16は、スキャナユニット5に設けられている。モータ17、及びシート検知センサ18は、ADFユニット6に設けられている。
画像形成部12は、カット紙等の被記録媒体に対してインクジェット方式で画像を形成可能に構成されている。より詳しくは、画像形成部12は、被記録媒体を搬送するための搬送機構、インクを噴射する記録ヘッド、及び記録ヘッドを往復移動させるための駆動機構等を備える。ただし、これらは周知の構成なので、これ以上の説明及び図示を省略する。なお、画像形成部12は、電子写真方式で被記録媒体に画像を形成可能に構成されてい
てもよい。
LAN通信部13は、無線LANに対応した通信インターフェース装置及び有線LANに対応した通信インターフェース装置によって構成されている。操作パネル14は、利用者が複合機1に対して各種指令を与える際に操作する入力装置(例えば、タッチパネル、各種ボタン類、及びスイッチ類。)と、複合機1の動作状態などを利用者に通知するための出力装置(例えば、液晶ディスプレイ装置、及び各種ランプ類。)を有する。
イメージセンサ15は、一方向に配列された複数の読取素子を備える一次元イメージセンサである。本実施形態の場合、密着イメージセンサ(CIS;Contact Image Sensor)が採用されている。モータ16は、イメージセンサ15が有する複数の読取素子の配列方向を主走査方向として、主走査方向に直交する副走査方向へイメージセンサ15を移動させるための動力源である。モータ17は、ADFユニット6においてシートを搬送するための動力源である。シート検知センサ18は、ADFユニット6において搬送されるシートの搬送方向先端や搬送方向後端が、所定の検出位置を通過したことを検出するセンサである。
シート検知センサ18としては、本実施形態の場合、搬送中のシートが接触する状態にあるか否かに応じてオンとオフが切り替わる接触式センサが採用されている。ただし、接触式センサを利用するか否かは任意であり、シートの搬送方向先端や搬送方向後端が所定の検出位置を通過したことを非接触で検出可能なセンサを用いてもよい。例えば、搬送中のシートが光路を遮る状態にあるか否かを検出可能な光学式センサや、搬送中のシートによって光が反射されるか否かを検出可能な光学式センサなどを利用し得る。
[読取ユニットの詳細]
次に、読取ユニット3の構造について、更に詳細に説明する。読取ユニット3において、ADFユニット6には、図2(A)及び図2(B)に示すように、所定の搬送経路(図2(B)中に破線で示す経路参照。)に沿ってシートを搬送する搬送部20が設けられている。この搬送部20は、吸入ローラ21、分離ローラ22A、分離片22B、中継ローラ23A、中継ピンチローラ23B、反転ローラ24A、第一反転ピンチローラ24B、及び第二反転ピンチローラ24Cなどを備えている。吸入ローラ21、分離ローラ22A、分離片22B、中継ローラ23A、及び中継ピンチローラ23Bを上側から覆う位置には、搬送経路に沿って延びるガイド部25が配設されている。
また、ADFユニット6には、ADFベース6A(本明細書でいうベース部の一例に相当。)、中央カバー26(本明細書でいう支持部の一例に相当。)、左カバー27、及び右カバー28が設けられている。ADFベース6Aは、上述した搬送部20を収容する。中央カバー26、左カバー27、及び右カバー28は、これら三つのカバーにより、複合機1(読取ユニット3)の上面カバーを形成している。中央カバー26、左カバー27、及び右カバー28は、それぞれが軸支部26A,27A,28AによってADFベース6Aに回動可能に支持されている。軸支部26Aを構成する支軸及び軸受けは、いずれか一方が中央カバー26に設けられ、他方がADFユニット6のベース部であるADFベース6Aなど(例えば、ADFベース6A自体、若しくはADFベース6Aに対して固定された部材など。)に設けられていればよい。同様に、軸支部27Aを構成する支軸及び軸受けは、いずれか一方が左カバー27に設けられ、他方がADFベース6Aなどに設けられていればよい。軸支部28Aを構成する支軸及び軸受けは、いずれか一方が右カバー28に設けられ、他方がADFベース6Aなどに設けられていればよい。
中央カバー26は、図2(A)に示す閉位置にある状態において、第一面261で装置の外装面を構成する。また、中央カバー26は、図2(B)に示す開位置にある状態においては、第二面262でシートを支持可能サブトレイとして機能する(以下、中央カバー26のことをサブトレイ26とも称する。)。サブトレイ26の第二面262には、図3(A)に示すように、複数のリブ26Bが突設されている。これら複数のリブ26Bは、サブトレイ26が第二面262でシートを支持する際に、サブトレイ26とシートとの接触面積を低減させて、サブトレイ26とシートと間に作用する摩擦力を低減する。なお、サブトレイ26とシートと間に作用する摩擦力を低減することが可能であれば、リブ26Bの突出高さ、長さ、及び形状等は、特に限定されない。
図2(A)に示した状態において、中央カバー26の下方となる位置には、ADFベース6Aに一体成形されたメイントレイ29が設けられている。サブトレイ26が開位置にある場合、サブトレイ26とメイントレイ29は互いに隣接する位置に配置される。サブトレイ26とメイントレイ29が隣接する箇所において、サブトレイ26とメイントレイ29の境界となる部分は面一となる。この状態では、メイントレイ29及びサブトレイ26の双方により、搬送部20へ供給されるシート又は搬送部20から排出されるシートを支持するシート給排部30が構成される。
右カバー28は、図2(A)に示す水平位置にある状態において、その上面が装置上面側の外装を構成している。また、右カバー28は、中央カバー26を図2(A)に示す閉位置から図2(B)に示す開位置へと回動させた際に、中央カバー26に連動して、図2(A)に示す水平位置から図2(B)に示す傾斜位置へと変位する。より詳しく説明すると、右カバー28の重心は、軸支部28Aよりも中央カバー26側(図2(A)中でいう左側。)となる位置にある。そのため、右カバー28は、自重によって常に中央カバー26側(図2(A)中でいう左側。)の端部が下降する方向へと付勢されている状態にある。ただし、右カバー28が図2(A)に示す水平位置にある状態において、右カバー28の中央カバー26側の端部(図2(A)中でいう左側の端部。)は、中央カバー26の端部(図2(A)中でいう右側の端部。)の上側に重なっている。そのため、右カバー28の中央カバー26側の端部(図2(A)中でいう左側の端部。)は、中央カバー26によって下方への変位が規制される状態にある。よって、中央カバー26が閉位置にある限り、右カバー28は水平位置に保持される。
一方、中央カバー26が、利用者からの操作を受けて閉位置から開位置へ変位すると、中央カバー26の右カバー28側の端部は、下降し始める。このとき、右カバー28は自重によって回動し始め、中央カバー26に追従して中央カバー26との接触を維持したまま図2(B)に示す傾斜位置へと変位する。なお、右カバー28が傾斜位置に到達すると、中央カバー26は右カバー28から離間して開位置に到達する。右カバー28が傾斜位置にある場合、右カバー28は、中央カバー26側の端部(図2(B)中でいう左端側の端部。)が下降した状態になる。これにより、中央カバー26が開位置へ変位した際に、中央カバー26と右カバー28が干渉するのを避けることができる。中央カバー26が、開位置から閉位置へと変位する際には、その途中の位置で中央カバー26が右カバー28に下面から当接する。その後、中央カバー26が閉位置へと変位する間は、中央カバー26と右カバー28との当接を維持したまま変位し、右カバー28は中央カバー26から作用する力を受けて水平位置へと変位する。
左カバー27は、図2(A)に示す閉位置にある状態において、その上面が装置上面側の外装を構成し、搬送部20及びガイド部25を覆う状態にある。この状態において、ガイド部25は、左カバー27との間に搬送経路となる隙間を空けて配設されている。左カバー27を開位置(開位置の図示は省略。)へ回動させた場合には、搬送部20及びガイド部25が露出する。したがって、搬送部20においてシートが詰まった場合には、左カバー27を開位置へと回動させることにより、詰まったシートを取り除くことができる。
メイントレイ29上には、図3(A)に示すように、サイドガイド31,32が設けられている。サイドガイド31,32は、シートの幅方向(図3(A)中でいう前後方向。)へスライドすることにより、当該幅方向の間隔を変更可能に構成されている。サイドガイド31,32をスライドさせる際には、いずれか一方を操作してスライドさせれば、それに連動して他方が一方とは逆方向へスライドする。これにより、サイドガイド31,32を、双方が互いに接近する方向、又は双方が互いに離間する方向へスライドさせることができる。
サイドガイド31,32には、それぞれの上端から互いに対向する方向へ略水平に延出する延出部33,34が設けられている。搬送部20へ供給されるシートをシート給排部30にセットする際には、シートが延出部33,34の下方にセットされる。この状態でシートの幅方向両側にある端面にサイドガイド31,32を当接させ、メイントレイ29上におけるシートのセット位置、及びシートの搬送方向を規制する。これにより、搬送部20によって搬送されるシートに斜行が発生するのを抑制することができる。
シート給排部30にセットされるシートは、図2(B)中に破線で示す搬送経路に沿って搬送される。その際、シートは、吸入ローラ21によってメイントレイ29上から搬送方向下流側へと送り出されて、分離ローラ22A及び分離片22Bによって1枚ずつに分離される。分離されたシートは、中継ローラ23Aによって搬送方向下流側へと送り出される。中継ローラ23Aによって送り出されたシートは、シート検知センサ18との当接に伴って、その先端位置や終端位置が検出される。シート検知センサ18との当接箇所を通過したシートは、反転ローラ24Aによってガイド部25と左カバー27との間へと送り出されて、搬送部20から排出される。搬送部20から排出されるシートは、延出部33,34の上方へと排出され、そのシートのサイズによっては、シートの一部がメイントレイ29及びサブトレイ26(中央カバー26)によって構成されるシート給排部30上へと到達する。すなわち、本実施形態において、シート給排部30は、搬送部20から排出される搬送後のシートを支持する構成としても機能する。
スキャナユニット5には、図2(A)及び図2(B)に示すように、プラテン37、ガイドレール38、及びキャリッジ39などが設けられている。プラテン37は、スキャナユニット5の上面において読み取り対象物を支持する支持面を構成する透明なガラス板である。ガイドレール38は、スキャナユニット5のベース部であるスキャナベース5Aの底部内面に一体成形されたもので、プラテン37の下面に対して平行な状態で、図2(B)中でいう左右方向に延在している。キャリッジ39は、ガイドレール38の上側に取り付けられることにより、ガイドレール38に沿って左右方向へ往復移動可能な状態で支持されている。このキャリッジ39は、無端状の歯付きベルト(図示略。)に連結され、上述のモータ16(図1参照。)によって歯付きベルトが循環駆動されると、歯付きベルトに追従してキャリッジ39が左右方向へ往復移動するように構成されている。
上述のイメージセンサ15は、上述の主走査方向が図2(A)中でいう前後方向(すなわち、図2(A)中に示す左右方向及び上下方向の双方に垂直な方向。)となり、かつ読取素子が上方に向けられた状態でキャリッジ39に搭載される。これにより、キャリッジ39が左右方向へ往復移動すると、イメージセンサ15がキャリッジ39とともに副走査方向へ移動することになる。プラテン37によって支持されたシートの画像を読み取る場合、イメージセンサ15は、キャリッジ39とともに移動しながら画像を読み取る。また、搬送部20によって搬送されるシートの画像を読み取る場合、シートは中継ローラ23Aと反転ローラ24Aとの間となる位置において、プラテン37の上面に接触しつつ通過する。この接触箇所の下方においてイメージセンサ15は静止し、プラテン37を通してシートの画像を読み取る。
[規制部、係合部、及び被係合部の詳細]
サブトレイ26には、図3(A)に示すように、一対の規制部41,42が形成されている。これら規制部41,42は、サブトレイ26の幅方向(図3(A)中でいう前後方向。)両端それぞれからリブ26Bと同方向に突出している。各規制部41,42の突出高さは、リブ26Bよりも高く形成されている。搬送部20へ供給されるシート又は搬送部20から排出されるシートがサブトレイ26によって支持される際、規制部41,42は、シートの幅方向の位置を規制し、シートがサブトレイ26上から幅方向へはみ出すのを抑制する。
また、これら規制部41,42には、一対の被係合部43,44が形成されている。被係合部43は、図3(B)及び図4(A)−図4(C)に拡大して示すように、規制部41の一部を図中でいう後方へ凹ませた凹部として構成され、その凹部内となる箇所には、第一当接面431及び第二当接面432などが形成されている。また、規制部41において、被係合部43の裏側に相当する箇所には、被係合部43となる凹部を形成可能な領域を確保するため、膨出部411が形成されている。
膨出部411において、サブトレイ26上におけるシートの排出方向上流側の端部には、図4(B)に示すように、図4(B)中でいう右前から左後へ傾斜した傾斜面412が形成されている。この傾斜面412は、搬送部20から排出されてサブトレイ26上へと搬送されるシートの先端が、膨出部411に到達した際に、シートの先端が膨出部411に引っかかるのを抑制する。
なお、規制部42及び被係合部44は、図中でいう前後方向に対して垂直な面を対称面として、規制部41及び被係合部43と対称な形状に形成されている。そのため、規制部42及び被係合部44にも、上述の第一当接面431、第二当接面432、膨出部411、傾斜面412に相当する構成が設けられている(以下、これら規制部42及び被係合部44側に設けられた構成については、第一当接面441、第二当接面442、膨出部421、傾斜面422と称する。)。
以上のような一対の被係合部43,44のそれぞれに対応付けて、ADFベース6Aには、図5(A)−図5(C)及び図6(A)−図6(C)に示すように、一対の係合部45,46が突設されている。サブトレイ26が閉位置にある場合(図5(A)−図5(C)参照。)、係合部45,46は、それぞれが対応する被係合部43,44と係合する。また、サブトレイ26が閉位置よりも開位置側にある場合(一例として図6(A)−図6(C)参照。)、係合部45,46は、それぞれが対応する被係合部43,44との係合が解除される。
係合部45,46は、それぞれが弾性変形可能に構成されている。サブトレイ26が開位置から閉位置へと変位する際には、サブトレイ26が図6(A)−図6(C)に示す位置に到達した時点で、規制部41,42が係合部45,46に当接する。そして、サブトレイ26が更に閉位置側へ変位すると係合部45,46を弾性変形させる。そして、サブトレイ26が閉位置に到達して、被係合部43,44が係合部45,46に到達すると、弾性変形していた係合部45,46の変形量が減少して、図5(A)−図5(C)に示すように、係合部45,46と被係合部43,44が係合する。
サブトレイ26が開位置から閉位置へと変位する場合、係合部45,46は、第一当接部451,461で、被係合部43,44の第一当接面431,441に当接する(図6(A)−図6(C)参照。)。このとき、係合部45,46は、規制部41,42に対して相対的に第一方向D1へ移動する。また、第一当接面431,441は、第一方向D1に対して第一傾斜角θ1で傾斜している。そのため、第一当接面431,441と第一当
接部451,461とが当接して互いに摺動しつつ係合部45,46が規制部41,42に対して相対的に第一方向D1へ移動するほど、第一当接面431,441と第一当接部451,461との接触圧が徐々に増大する。よって、係合部45,46は、第二方向D2へ弾性変形し、その撓み(弾性変形量)が徐々に増大する。したがって、規制部41,42と係合部45,46との間に、最初から最大接触圧程度の圧力が作用する場合に比べ、よりスムーズにサブトレイ26を閉位置から開位置へ変位させることができる。
なお、本実施形態の場合、係合部45,46間の内側に規制部41,42が入り込む。そのため、図中でいう前方にある係合部45の場合、上述の第二方向D2は図中でいう前方となり、図中でいう後方にある係合部46の場合、上述の第二方向D2は図中でいう後方となる。ただし、規制部41,42と係合部45,46との位置関係は、規制部41,42間の内側に係合部45,46が入り込む構成に変更することも可能である。このような構成にすると、図中でいう前方にある係合部45の場合、上述の第二方向D2は図中でいう後方となり、図中でいう後方にある係合部46の場合、上述の第二方向D2は図中でいう前方となる。
また、係合部45,46と被係合部43,44が係合した場合、係合部45,46は、第二当接部452,462で、被係合部43,44の第二当接面432,442に当接する(図5(A)−図5(C)参照。)。このとき、弾性変形した状態にある係合部45,46は、被係合部43,44の第二当接面432,442を、上記第二方向D2の反対方向である第三方向D3に向かって押圧する。第二当接面432,442は、第三方向D3に対して第二傾斜角θ2で傾斜している。そのため、係合部45,46が被係合部43,44を第三方向D3に向かって押圧するほどサブトレイ26が閉位置側に向かって付勢される。したがって、係合部45,46の弾性力により、サブトレイ26が閉位置側に向かって付勢される状態でサブトレイ26を保持することができ、サブトレイ26のがたつきを抑制することができる。
ちなみに、サブトレイ26が閉位置から開位置へと変位する場合、係合部45,46は、規制部41,42に対し、相対的に第四方向D4へ移動する。第四方向D4は、上記第一方向D1の反対方向である。第四方向D4に対する傾斜角θ3は、上述の第一傾斜角θ1よりも大きい角度とされている。そのため、第一当接部451,461と第一当接面431,441が当接している場合にサブトレイ26を開位置側へ変位させようとする力は、第二当接部452,462と第二当接面432,442が当接している場合にサブトレイ26を閉位置側へ変位させようとする力よりも小さくなる。したがって、係合部45,46において生ずる弾性力が同じであっても、第一当接部451,461と第一当接面431,441が当接している場合には、サブトレイ26を閉位置側へ容易に変位させることができ、第二当接部452,462と第二当接面432,442が当接している場合には、係合部45,46の弾性力を有効に利用してサブトレイ26を閉位置側へと付勢することができる。
また、被係合部43,44と係合部45,46には、サブトレイ26が閉位置側から開位置側へ変位する際に、互いに面で接触する変位規制面433,443,453,463が形成されている(図5(A)−図5(C)参照。)。このような変位規制面433,443,453,463を設けることにより、サブトレイ26が強く上に持ち上げられた場合や、ADFユニット6の捻れ等に起因してサブトレイ26が浮く場合には、変位規制面433,453が面同士で相互に接触し、変位規制面443,463が面同士で相互に接触することで、サブトレイ26が閉位置側で強く保持される。
さらに、規制部41,42の突出高さは、規制部41,42が係合部45,46に当接して(図6(A)−図6(C)参照。)から、サブトレイ26が閉位置に至る(図5(A)−図5(C)参照。)までに、サブトレイ26及び規制部41,42が所定距離以上変位する高さとされている。図5(A)−図5(C)及び図6(A)−図6(C)に示す例でいえば、規制部41,42の突出高さは、サブトレイ26が位置P1から位置P2まで変位する高さとされている(移動距離H1=P2−P1)。この移動距離H1が規準となる所定距離H0以上となるように、規制部41,42の突出高さが設定される。
所定距離H0としては、サブトレイ26が開位置から閉位置へと変位する途中で、一方の規制部41が係合部45を弾性変形させつつ変位する状態となったにもかかわらず、他方の規制部42が係合部46との当接に伴って変位を阻止される状態となった場合に、更にサブトレイ26を閉位置側へ変位させようとすると、一方の規制部41が所定距離H0以上の移動距離H1を変位するまでに、サブトレイ26が弾性変形するのに伴って他方の規制部42から係合部46に作用する力が増大して、他方の規制部42が係合部46を弾性変形させつつ、サブトレイ26とともに他方の規制部42が閉位置側へ変位する状態に転じることとなる距離が確保される。
すなわち、規制部41,42の突出高さが過剰に低い場合には、上述の移動距離H1が所定距離H0よりも小さくなることがある。その場合、一方の規制部41側でサブトレイ26を操作して閉位置へと変位させた際に、一方の規制部41は図5(C)に示す閉位置へ到達したのに、他方の規制部42側では規制部42が係合部46に当接して図6(B)に示す位置で引っかかってしまうことがある。この状態において、サブトレイ26の幅方向両端位置には移動距離H1分のずれがあるが、このずれは、サブトレイ26が幅方向両端間で弾性変形することにより吸収されている。このような状態に陥ると、一方の被係合部43と係合部45は係合したのに、他方の被係合部44と係合部46は係合していない、片ロックの状態に陥る。
このような片ロックは、上述の移動距離H1が十分に大きくなるように規制部41,42の突出高さを設定することにより解消することができる。すなわち、移動距離H1が十分に大きい場合には、サブトレイ26の幅方向両端位置に移動距離H1分のずれが生じる前の時点で、サブトレイ26の幅方向両端間が大きく弾性変形する。そのため、他方の規制部42側でも規制部42が係合部46に対して強く押し当てられることになり、その力で係合部46が弾性変形する。その結果、規制部42側の被係合部44が係合部46との係合位置に到達し、上述のような片ロックが発生しなくなる。
換言すれば、上述の所定距離H0は、上述のような片ロックが発生し得なくなる移動距離H1の最小値であり、その最小値以上の移動距離H1となるように、規制部41,42の突出高さを設定すれば、片ロックの発生を抑制することができる。
ところで、図7(A)に示すように、サブトレイ26が閉位置にある状態において、サブトレイ26を挟む両側(図7(A)中でいう前後両側。)には、サブトレイ26が閉位置へと変位する際に内側に嵌まり込むADFトップカバー51が配設されている。サブトレイ26は、ADFトップカバー51の内側にぴったりと嵌まり込むように設計されている。そのため、サブトレイ26が公差の範囲内で移動すると、規制部41,42のいずれかがADFトップカバー51に僅かに引っかかる可能性がある。
そこで、上記規制部41,42の外縁部のうち、サブトレイ26が開位置から閉位置へ変位する際に、ADFトップカバー51に最初に接触し得る範囲S(図7(B)参照。)には、図8(A)−図8(C)に示すように、規制部41,42の移動方向に対して傾斜した接触面413,423が形成されている。この接触面413,423は、サブトレイ26が開位置から閉位置へ変位する際、接触面413とADFトップカバー51が接触した場合に、接触面413,423とADFトップカバー51とが摺動しつつ規制部41,
42がADFトップカバー51の内側へと案内される傾斜角とされている。したがって、規制部41,42とADFトップカバー51とが当接し得る程度まで両者を近接させた設計にしても、規制部41,42がサブトレイ26の移動を妨げることはなく、サブトレイ26をスムーズに動作させることができる。
以上のように構成された複合機1によれば、係合部45,46と被係合部43,44とを係合させることにより、サブトレイ26を閉位置で保持し、サブトレイ26が開位置側へ変位するのを抑制できる。したがって、このような係合部45,46及び被係合部43,44が設けられていない場合に比べ、装置の作動時や装置の運搬時にがたつきが発生するのを抑制することができる。
また、サブトレイ26の幅方向両端それぞれに設けられた一対の規制部41,42に対応付けて一対の被係合部43,44が設けられ、それら一対の被係合部43,44に対応付けて一対の係合部45,46が設けられている。そのため、係合部45,46と被係合部43,44とを係合させると、サブトレイ26の幅方向両端それぞれが閉位置で保持される。したがって、サブトレイ26の幅方向両端のうち、いずれか一方の端部だけでサブトレイ26が保持される場合に比べ、サブトレイ26のがたつきを抑制する効果は高くなる。
さらに、被係合部43,44は、上述のような規制部41,42に形成されている。そのため、規制部41,42とは別に被係合部43,44を設ける場合に比べ、それらの構成が別々に占有する領域を削減することができ、その分だけ装置の構成をコンパクトにすることができる。
加えて、上述のような規制部41,42を備えているので、サブトレイ26が開位置にある場合には、規制部41,42によってシートの幅方向位置を規制することができる。よって、搬送部20へ供給されるシート又は搬送部20から排出されるシートが、サブトレイ26の第二面262から脱落するのを抑制することができる。
[他の実施形態]
以上、シート搬送装置について、例示的な実施形態を挙げて説明したが、本発明は、上述の例示的な実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内において、様々な形態で実施することができる。
例えば、上記実施形態では、被係合部43,44側に、傾斜した第二当接面432,442を設け、係合部45,46側に第二当接部452,462を設けたが、被係合部と係合部のどちらに傾斜した当接面を設けるかは任意である。例えば、図9(A)−図9(C)に示すように、係合部45,46側に、傾斜した第二当接面455,465を設け、被係合部43,44側に第二当接部435,445を設けてよい。この場合でも、係合部45,46側から作用する弾性力により、第二当接部435,445には、サブトレイ26を閉位置側へと付勢する力が作用するので、上述の実施形態と同様な効果を期待できる。
また、上記実施形態では、サブトレイ26が開位置から閉位置へと変位する際、規制部41,42が図6(A)−図6(C)に示す位置に到達して係合部45,46に当接した時点で、規制部41,42の下端414,424が、係合部45,46の爪先端部456,466よりも下方に達していたが、これも必須ではない。例えば、図10(A)−図10(C)に示すように、規制部41,42が係合部45,46に当接した時点では、規制部41,42の下端414,424が、係合部45,46の爪先端部456,466より上方にあってもよい。
なお、上記実施形態では、シート搬送装置の一例として、複合機1が備えるADFユニット6を例示したが、複合機として構成されているか否かは任意であり、単機能の画像読取装置、コピー機、ファクシミリ装置などにおいて、上述のような構成を採用してもよい。
また、上述の説明では、画像読み取り装置が備えるADFにおいて、本発明のシート搬送装置の構成を採用する例を挙げたが、本発明のシート搬送装置の構成は、画像形成装置において採用することもできる。
[実施形態から把握可能な構成]
以上説明した例示的な実施形態から、本明細書で説明したシート搬送装置、及び画像読取装置(以下、上述のシート搬送装置等という。)は、更に以下に挙げるような構成を備えていてもよいことが把握できる。
まず、上述のシート搬送装置等において、支持部が第二位置から第一位置へと変位する際には、規制部が係合部に当接して係合部を弾性変形させ、被係合部が係合部に到達するのに伴って係合部の変形量が減少することにより、係合部と被係合部が係合するように構成されていてもよい。
また、上述のシート搬送装置等において、規制部の突出高さは、規制部が係合部に当接してから支持部が第一位置に至るまでに、支持部及び規制部が所定距離以上変位する高さとされ、所定距離としては、支持部が第二位置から第一位置へと変位する途中で、一方の規制部が係合部を弾性変形させつつ変位する状態となったにもかかわらず、他方の規制部が係合部との当接に伴って変位を阻止される状態となった場合に、更に支持部を第一位置側へ変位させようとすると、一方の規制部が所定距離以上変位するまでに、支持部が弾性変形するのに伴って他方の規制部から係合部に作用する力が増大して、他方の規制部が係合部を弾性変形させつつ変位する状態に転じることとなる距離が確保されていてもよい。
このように構成されたシート搬送装置等によれば、他方の規制部が係合部との当接に伴って変位を阻止される状態となった場合でも、更に支持部を弾性変形させながら一方の規制部を所定距離以上変位させることができる。これにより、他方の規制部から係合部に作用する力が増大し、その結果、他方の規制部が係合部を弾性変形させつつ変位する状態に転じる。
したがって、他方の規制部が係合部との当接に伴って変位を阻止される状態となった場合に、更に支持部を第一位置側へ変位させようとしても、支持部をあまり大きく変位させることができないものとは異なり、一方の規制部側でのみ係合部と被係合部が係合してしまうのを抑制することができる。
また、上述のシート搬送装置等において、規制部及び係合部は、いずれか一方に第一当接面が形成され、他方に第一当接部が形成され、支持部が第二位置から第一位置へ変位する際には、係合部が規制部に対して相対的に第一方向へ移動することにより、第一当接面と第一当接部とが当接し、当該当接後は、係合部が第二方向へ弾性変形することにより、第一当接面と第一当接部とが互いに対して摺動しつつ、更に係合部が規制部に対して相対的に第一方向へ移動可能に構成され、第一当接面は、第一方向に対して第一傾斜角で傾斜しており、第一傾斜角は、規制部及び係合部が相対的に第一方向へ移動するほど第一当接面と第一当接部との接触圧が増大して係合部の弾性変形量が増大する傾斜角とされていてもよい。
このように構成されたシート搬送装置等によれば、支持部を第二位置から第一位置へ変
位させる際には、第一当接部と第一当接面との接触圧が徐々に増大する。したがって、規制部と係合部との最大接触圧が同等であっても、最初から最大接触圧程度の圧力が作用する場合に比べ、よりスムーズに支持部を第一位置から第二位置へ変位させることができる。
また、上述のシート搬送装置等において、係合部及び被係合部は、いずれか一方に第二当接面が形成され、他方に第二当接部が形成され、係合部と被係合部が係合した際には、第二当接部と第二当接面とが当接し、その当接箇所では、弾性変形した状態にある係合部が被係合部を第三方向に向かって押圧するように構成され、第二当接面は、第三方向に対して第二傾斜角で傾斜しており、第二傾斜角は、係合部が被係合部を第三方向に向かって押圧するほど支持部が第一位置側に向かって付勢される傾斜角とされていてもよい。
このように構成されたシート搬送装置等によれば、係合部と被係合部とが係合した際に、第二接触部と第二接触面との間に作用する接触圧の一部は、支持部を第一位置側へ付勢する向きに作用する。したがって、係合部の弾性力により、支持部が第一位置側に向かって付勢される状態で支持部を保持することができ、支持部のがたつきを抑制することができる。
また、上述のシート搬送装置等において、支持部が第一位置から第二位置へ変位する際には、係合部が規制部に対して相対的に第一方向の反対方向である第四方向へ移動するように構成され、第二当接面は、第四方向に対して第三傾斜角で傾斜しており、第三傾斜角は、第一傾斜角よりも大きい角度とされていてもよい。
このように構成されたシート搬送装置等によれば、第一当接部と第一当接面が当接している場合に支持部を第二位置側へ変位させようとする力は、第二当接部と第二当接面が当接している場合に支持部を第一位置側へ変位させようとする力よりも小さくなる。そのため、係合部において生ずる弾性力が同じであっても、第一当接部と第一当接面が当接している場合には、支持部を第一位置側へ容易に変位させることができ、第二当接部と第二当接面が当接している場合には、係合部の弾性力を有効に利用して支持部を第一位置側へと付勢することができる。
また、上述のシート搬送装置等において、支持部が第一位置にある状態において支持部を挟む両側には、支持部が第一位置へと変位する際に内側に嵌まり込む外装部材が配設され、規制部の外縁部のうち、少なくとも一部の範囲には、支持部が第二位置から第一位置へ変位する際に、外装部材に接触し得る接触面が形成され、接触面は、接触面の移動方向に対して傾斜しており、その傾斜角は、支持部が第二位置から第一位置へ変位する際、接触面と外装部材が接触した場合には、接触面と外装部材とが摺動しつつ規制部が外装部材の内側へと案内される傾斜角とされていてもよい。
このように構成されたシート搬送装置等によれば、規制部の外縁部が外装部材に当接した場合でも、傾斜した接触面で外装部材に当接することにより、規制部が外装部材の内側へと案内される。したがって、規制部と外装部材とが当接し得る程度まで両者を近接させた設計にしても、規制部が支持部の移動を妨げることはなく、支持部をスムーズに動作させることができる。
1…複合機、2…本体ユニット、3…読取ユニット、5…スキャナユニット、5A…スキャナベース、6…ADFユニット、6A…ADFベース、11…制御部、11A…CPU、11B…ROM、11C…RAM、11D…NVRAM、11E…インターフェース部、12…画像形成部、13…LAN通信部、14…操作パネル、15…イメージセンサ、16,17…モータ、18…シート検知センサ、20…搬送部、21…吸入ローラ、22A…分離ローラ、22B…分離片、23A…中継ローラ、23B…中継ピンチローラ、24A…反転ローラ、24B…第一反転ピンチローラ、24C…第二反転ピンチローラ、25…ガイド部、26…中央カバー(サブトレイ)、26A…軸支部、26B…リブ、261…第一面、262…第二面、27…左カバー、27A…軸支部、28…右カバー、28A…軸支部、29…メイントレイ、30…シート給排部、31,32…サイドガイド、33,34…延出部、37…プラテン、38…ガイドレール、39…キャリッジ、41,42…規制部、411,421…膨出部、412,422…傾斜面、413,423…接触面、414,424…下端、43,44…被係合部、431,441…第一当接面、432,442…第二当接面、433,443…変位規制面、435,445…第二当接部、45,46…係合部、453,463…変位規制面、451,461…第一当接部、452,462…第二当接部、455,465…第二当接面、456,466…爪先端部、51…ADFトップカバー。

Claims (10)

  1. ベース部と、
    前記ベース部に配設され、所定の搬送経路に沿ってシートを搬送可能な搬送部と、
    前記ベース部に対して相対的に移動して第一位置と第二位置との間を変位可能に構成され、第一面と前記第一面の裏側にある第二面とを有し、前記第二面には複数のリブが突設され、前記第一位置にある場合には前記第一面が装置の外装面の一部となり、前記第二位置にある場合には前記搬送部へ供給されるシート又は前記搬送部から排出されるシートを前記第二面で支持可能な支持部と、
    前記支持部におけるシートの搬送方向に直交する方向を幅方向として、前記支持部の幅方向両端それぞれから前記リブと同方向に突出し、それぞれの突出高さは前記リブよりも高く形成されて、前記支持部によって支持されるシートの幅方向の位置を規制可能な一対の規制部と、
    前記一対の規制部それぞれに形成された凹部又は孔によって構成された一対の被係合部と、
    前記一対の被係合部のそれぞれに対応付けて前記ベース部に突設され、前記支持部が前記第一位置にある場合には、それぞれが対応する前記被係合部と係合し、前記支持部が前記第一位置よりも前記第二位置側にある場合には、前記被係合部との係合が解除される一対の係合部と
    を備えるシート搬送装置。
  2. 請求項1に記載のシート搬送装置であって、
    前記支持部が前記第二位置から前記第一位置へと変位する際には、前記規制部が前記係合部に当接して前記係合部を弾性変形させ、前記被係合部が前記係合部に到達するのに伴って前記係合部の変形量が減少することにより、前記係合部と前記被係合部が係合するように構成されている
    シート搬送装置。
  3. 請求項2に記載のシート搬送装置であって、
    前記規制部の突出高さは、前記規制部が前記係合部に当接してから前記支持部が前記第一位置に至るまでに、前記支持部及び前記規制部が所定距離以上変位する高さとされ、
    前記所定距離としては、前記支持部が前記第二位置から前記第一位置へと変位する途中で、一方の前記規制部が前記係合部を弾性変形させつつ変位する状態となったにもかかわらず、他方の前記規制部が前記係合部との当接に伴って変位を阻止される状態となった場合に、更に前記支持部を前記第一位置側へ変位させようとすると、一方の前記規制部が前記所定距離以上変位するまでに、前記支持部が弾性変形するのに伴って他方の前記規制部から前記係合部に作用する力が増大して、他方の前記規制部が前記係合部を弾性変形させつつ変位する状態に転じることとなる距離が確保されている
    シート搬送装置。
  4. 請求項1−請求項3のいずれか一項に記載のシート搬送装置であって、
    前記規制部及び前記係合部は、いずれか一方に第一当接面が形成され、他方に第一当接部が形成され、
    前記支持部が前記第二位置から前記第一位置へ変位する際には、前記係合部が前記規制部に対して相対的に第一方向へ移動することにより、前記第一当接面と前記第一当接部とが当接し、当該当接後は、前記係合部が第二方向へ弾性変形することにより、前記第一当接面と前記第一当接部とが互いに対して摺動しつつ、更に前記係合部が前記規制部に対して相対的に第一方向へ移動可能に構成され、
    前記第一当接面は、前記第一方向に対して第一傾斜角で傾斜しており、前記第一傾斜角は、前記規制部及び前記係合部が相対的に前記第一方向へ移動するほど前記第一当接面と前記第一当接部との接触圧が増大して前記係合部の弾性変形量が増大する傾斜角とされている
    シート搬送装置。
  5. 請求項1−請求項3のいずれか一項に記載のシート搬送装置であって、
    前記係合部及び前記被係合部は、いずれか一方に第二当接面が形成され、他方に第二当接部が形成され、
    前記係合部と前記被係合部が係合した際には、前記第二当接部と前記第二当接面とが当接し、その当接箇所では、前記弾性変形した状態にある前記係合部が前記被係合部を第三方向に向かって押圧するように構成され、
    前記第二当接面は、前記第三方向に対して第二傾斜角で傾斜しており、前記第二傾斜角は、前記係合部が前記被係合部を前記第三方向に向かって押圧するほど前記支持部が前記第一位置側に向かって付勢される傾斜角とされている
    シート搬送装置。
  6. 請求項4に記載のシート搬送装置であって、
    前記係合部及び前記被係合部は、いずれか一方に第二当接面が形成され、他方に第二当接部が形成され、
    前記係合部と前記被係合部が係合した際には、前記第二当接部と前記第二当接面とが当接し、その当接箇所では、前記弾性変形した状態にある前記係合部が前記被係合部を第三方向に向かって押圧するように構成され、
    前記第二当接面は、前記第三方向に対して第二傾斜角で傾斜しており、前記第二傾斜角は、前記係合部が前記被係合部を前記第三方向に向かって押圧するほど前記支持部が前記第一位置側に向かって付勢される傾斜角とされている
    シート搬送装置。
  7. 請求項6に記載のシート搬送装置であって、
    前記支持部が前記第一位置から前記第二位置へ変位する際には、前記係合部が前記規制部に対して相対的に前記第一方向の反対方向である第四方向へ移動するように構成され、
    前記第二当接面は、前記第四方向に対して第三傾斜角で傾斜しており、前記第三傾斜角は、前記第一傾斜角よりも大きい角度とされている
    シート搬送装置。
  8. 請求項1−請求項7のいずれか一項に記載のシート搬送装置であって、
    前記支持部が前記第一位置にある状態において前記支持部を挟む両側には、前記支持部が前記第一位置へと変位する際に内側に嵌まり込む外装部材が配設され、
    前記規制部の外縁部のうち、少なくとも一部の範囲には、前記支持部が前記第二位置から前記第一位置へ変位する際に、前記外装部材に接触し得る接触面が形成され、
    前記接触面は、前記接触面の移動方向に対して傾斜しており、その傾斜角は、前記支持部が前記第二位置から前記第一位置へ変位する際、前記接触面と前記外装部材が接触した場合には、前記接触面と前記外装部材とが摺動しつつ前記規制部が前記外装部材の内側へと案内される傾斜角とされている
    シート搬送装置。
  9. 画像の読み取り対象となるシートを所定の搬送経路に沿って搬送するシート搬送装置を備えた画像読取装置であって、
    前記シート搬送装置は、
    ベース部と、
    前記ベース部に配設され、所定の搬送経路に沿ってシートを搬送可能な搬送部と、
    前記ベース部に対して相対的に移動して第一位置と第二位置との間を変位可能に構成さ
    れ、第一面と前記第一面の裏側にある第二面とを有し、前記第二面には複数のリブが突設され、前記第一位置にある場合には前記第一面が装置の外装面の一部となり、前記第二位置にある場合には前記搬送部へ供給されるシート又は前記搬送部から排出されるシートを前記第二面で支持可能な支持部と、
    前記支持部におけるシートの搬送方向に直交する方向をシートの幅方向として、前記支持部の幅方向両端それぞれから前記リブと同方向に突出し、それぞれの突出高さは前記リブよりも高く形成されて、前記支持部によって支持されるシートの幅方向の位置を規制可能な一対の規制部と、
    前記一対の規制部それぞれに形成された凹部又は孔によって構成された一対の被係合部と、
    前記一対の被係合部のそれぞれに対応付けて前記ベース部に突設され、前記支持部が前記第一位置にある場合には、それぞれが対応する前記被係合部と係合し、前記支持部が前記第一位置よりも前記第二位置側にある場合には、前記被係合部との係合が解除される一対の係合部と
    を備える画像読取装置。
  10. 画像の読み取り対象となるシートを所定の搬送経路に沿って搬送するシート搬送装置を備えた画像読取装置であって、
    前記シート搬送装置は、
    ベース部と、
    前記ベース部に配設され、所定の搬送経路に沿ってシートを搬送可能な搬送部と、
    前記ベース部に対して相対的に移動して第一位置と第二位置との間を変位可能に構成され、第一面と前記第一面の裏側にある第二面とを有し、前記第一位置にある場合には前記第一面が装置の外装面の一部となり、前記第二位置にある場合には前記搬送部へ供給されるシート又は前記搬送部から排出されるシートを前記第二面で支持可能な支持部と、
    前記支持部におけるシートの搬送方向に直交する方向をシートの幅方向として、前記支持部の幅方向両端それぞれから突出し、前記支持部によって支持されるシートの幅方向の位置を規制可能な一対の規制部と、
    前記一対の規制部それぞれに形成された凹部又は孔によって構成された一対の被係合部と、
    前記一対の被係合部のそれぞれに対応付けて前記ベース部に突設され、前記支持部が前記第一位置にある場合には、それぞれが対応する前記被係合部と係合し、前記支持部が前記第一位置よりも前記第二位置側にある場合には、前記被係合部との係合が解除される一対の係合部と
    を備え、
    前記支持部が前記第二位置から前記第一位置へと変位する際には、前記規制部が前記係合部に当接して前記係合部を弾性変形させ、前記被係合部が前記係合部に到達するのに伴って前記係合部の変形量が減少することにより、前記係合部と前記被係合部が係合するように構成され、
    前記規制部の突出高さは、前記規制部が前記係合部に当接してから前記支持部が前記第一位置に至るまでに、前記支持部及び前記規制部が所定距離以上変位する高さとされ、
    前記所定距離としては、前記支持部が前記第二位置から前記第一位置へと変位する途中で、一方の前記規制部が前記係合部を弾性変形させつつ変位する状態となったにもかかわらず、他方の前記規制部が前記係合部との当接に伴って変位を阻止される状態となった場合に、更に前記支持部を前記第一位置側へ変位させようとすると、一方の前記規制部が前記所定距離以上変位するまでに、前記支持部が弾性変形するのに伴って他方の前記規制部から前記係合部に作用する力が増大して、他方の前記規制部が前記係合部を弾性変形させつつ変位する状態に転じることとなる距離が確保されている
    画像読取装置。
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