JP3352115B2 - 洗髪ボールの回転制御装置 - Google Patents

洗髪ボールの回転制御装置

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JP3352115B2
JP3352115B2 JP21448092A JP21448092A JP3352115B2 JP 3352115 B2 JP3352115 B2 JP 3352115B2 JP 21448092 A JP21448092 A JP 21448092A JP 21448092 A JP21448092 A JP 21448092A JP 3352115 B2 JP3352115 B2 JP 3352115B2
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一男 大黒
一彦 黒田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に使用される
洗面台及び理美容院等で使用される洗髪装置の中に起立
して収容される洗面・洗髪ボール(以下洗髪ボールとい
う)を、手や頭髪を洗面・洗髪する際、使用者が安全に
かつ円滑に機械的に倒伏および起立復帰させる洗髪ボー
ルの回転制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に使用される洗面台において、洗髪
ボールを回転させて使用者の前面に前倒しにして使用す
るものは多くあるが、モータ等の出力により洗髪ボール
を回転させる式のものはなく、また理美容院などに設置
されている理美容用の洗髪装置においては、被施術者の
座る椅子の前方に設置され、被施術者の上半身を写す鏡
と、鏡の下側に起立状態に収容される洗髪ボールとを備
え、頭髪を洗髪するときには洗髪ボールを回転させて被
施術者の前に前倒しにして使用している。
【0003】また、洗髪ボールを被施術者の前に倒伏さ
せるには、手動によるものと電動あるいは油圧のアクチ
ュエータにより作動する駆動機構によるものがあり、そ
の他の駆動機構には洗髪ボールの回転軸を回動するリン
ク機構などがある。
【0004】洗髪ボールを機械的に倒伏、および起立状
態に復帰させる洗髪ボール回転駆動機構は、理美容師な
どのスイッチ操作等によって行われ、洗髪ボールを伏倒
させるときには、洗髪ボールがほぼ水平状態となった時
に、適宜位置に伏倒したかどうかを確認するリミットス
イッチやセンサーなどにより駆動源が停止するようにな
っている。
【0005】従来のこのような洗髪装置では、モータト
ルクのバラツキやリンクのクリヤランスなどによる無理
な組み付けなどにより、洗髪ボールの伏倒速度が速くな
り、洗髪ボールの停止位置での衝撃が強くなる、また逆
に遅くなるなどの問題点があり、納品組立後の調整はで
なかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の洗髪ボールの回
転制御機構はリンクなどを用いていたために大掛かりな
構造となるため、洗髪装置の中の収容スペースが大きく
なると共に、リンクなど無理な組み付けなどにより、洗
髪ボールの伏倒速度が速くなり、洗髪ボールの停止位置
での衝撃が強くなる、また遅くなると被施術者を待たせ
るなど被施術者に対してあまり良い印象は与えないなど
の問題点もあり、洗髪ボールの伏倒および起立復帰速度
のバラツキがあり、納品組立後の調整ができなかった。
【0007】このようなことから、洗髪ボールを機械的
に伏倒および起立復帰させる駆動装置は、理美容師など
の労働を軽減する効果があるものの、理美容師などがス
イッチ操作すると、被施術者の目の前でいきなり洗髪ボ
ールが所定の速度で伏倒し始めるので、被施術者に驚き
や不快感を与える等の問題もあった。
【0008】本発明は前記した問題点を解決せんとする
もので、その目的とするところは、洗髪ボールの回動を
円滑にするとともに、洗髪ボールの回転速度を制御し、
かつ前記した回転速度のバラツキに対して簡易に調整し
得るようにした洗髪ボールの回転制御装置を提供せんと
するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の洗髪ボールの回
転制御装置は前記した目的を達成せんとするもので、そ
の手段は、モータに歯車機構を介して直結され、かつ、
洗髪ボールを開閉するための回転軸が固定された扇形歯
車と、該扇形歯車の軸受の中空軸に軸支された固定ピン
と、前記歯車機構の1つの歯車の軸に一端が固定され、
かつ、他端が前記固定ピンに固定されたブラケットと、
前記固定ピンの周囲において、前記軸受と前記ブラケッ
トとの対向面に介在された摩擦を有するディスクと、前
記ブラケットに取付けられ、前記ディスクを、圧接板を
介して前記軸受への圧接力を加減できるように調整可能
とする調整ネジと、前記軸受の前記ディスクが圧接され
る側とは反対側と内側ケーシングに固定された取付基板
との間に介在された他のディスクとから構成したもので
ある。
【0010】
【作用】以上のように構成された洗髪ボールの駆動装置
においては、被施術者の洗髪を行うために、スイッチを
操作してモータを始動させると、モータの回転が洗髪ボ
ール回転駆動装置の動力伝達駆動系を経由して洗髪ボー
ルの回転軸部に伝達され、洗髪装置の内部に起立状態で
収容されていた洗髪ボールが被施術者の前に向かって伏
倒し始め、リミットスイッチにより停止位置にて停止す
る。
【0011】また、洗髪ボールの回転速度が速い場合
は、ディスク板と圧接板との圧接力を調整ネジにより強
くすれば負荷が加わり、洗髪ボールの回転は制御でき
る。さらに、洗髪ボールの回転速度が遅い場合は、調整
ネジを緩めれば、圧接力が弱くなり洗髪ボールの回転速
度は速くなり、簡易に所望の洗髪ボールの回転速度を制
御調整することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施例について図面を参
照にして説明すると、図1は洗髪ボール駆動装置の側面
図、図2は図1のA−A断面図、図3は要部の拡大断面
図、図4は理美容洗髪装置の正面図、図5は理美容洗髪
装置の縦断面図、図6は他の理美容洗髪装置の正面図、
図7は他の理美容洗髪装置の縦断面図である。
【0013】理美容洗髪装置は、図4および図5に示す
ように、上方部に鏡3、その下部にケーシング1内に回
転可能な洗髪ボール2を有する洗髪装置が壁面に固定さ
れるように取付けられているものがある。また他の理美
容洗髪装置としては、図6および図7に示すように、正
面図中央にスライド型式の鏡5が設けられ、鏡5を中央
から右側にスライドさせると内部に収容された起立状態
の洗髪ボール2が現れる。洗髪ボール2が回転可能にな
っているため、伏倒または起立復帰させることができる
ようになっているものである。
【0014】上記いずれも洗髪ボール2はスイッチ操作
による機械的動作を行わせるものであり、後者について
は鏡5のスライド停止位置にてリミットスイッチ等によ
り自動的に洗髪ボール2のモータ10を駆動させ連動さ
せるようにしているものもある。
【0015】また、洗髪ボール2は、両側面より突出す
る位置に回転軸24(図1、図2に示す)がケーシング
1または4の内壁面に設けられたブラケット17に固定
された固定ピン18に対して、回転可能に指示され、か
つ、他端に洗髪ボール2が固定された回転軸24が回転
することにより洗髪ボール2が回転するようになってお
り、図5および図7に示す起立状態(2点鎖線)から伏
倒状態まで回転可能である。
【0016】次に、その回転駆動装置について説明する
と、図1〜図3より8は内側ケーシング1(4)に取り
付けられた取付基板で、該取付基板8には正逆動作用の
モータ10を取り付けるためのブラケット9が固定され
ている。モータ10の出力軸11の先端部には傘歯車1
2が固着されている。
【0017】また、前記取付基板8には、中間軸13が
固定され、その上方外周面には、スリーブ14が嵌挿さ
れ、さらにスリーブ14の外周面には傘歯車15が回転
可能に設けられ、該傘歯車15の上方外周面にはピニオ
ン16が嵌着されている。中間軸13上部はブラケット
17がネジ等により固定されている。
【0018】前記傘歯車15は前記傘歯車12にB部に
て噛合し、モータ10の出力軸11の回転は、傘歯車1
2を経由してピニオン16に伝達される。ピニオン16
は、固定ピン18に対して回転可能に軸支された軸受1
9が該軸受19に一体的に設けられた扇形歯車19aと
C部にて噛合し、扇形歯車19aの両側には、停止位置
にて扇形歯車19aが当った際に、洗髪ボール2の回転
を行わせるモータ10を停止させるためのリミットスイ
ッチ20が設けられている。
【0019】また、前記軸受19には洗髪ボール2が固
定された回転軸24がネジ25により固定されている。
さらに、軸受19の両側にはディスク板23が固着され
ており、取付基板8側と圧接するように設けられてい
る。デイスク板23の他方側はブラケット17内側に設
けられた圧接板22と圧接するようになっており、該圧
接板22は調整ネジ21およびナット21aにより押圧
調整し得るように設けられている。
【0020】以上のように構成された洗髪ボールの回転
制御装置の動作ついて説明すると、操作スイッチ(図示
せず)によりモータ10が作動すると出力軸11が回転
し、傘歯車12と噛合関係にある傘歯車15に伝達し傘
歯車15は回転する。次に、該傘歯車15と追従してピ
ニオン16が回転し噛合関係にある扇形歯車19aに伝
達し回転させるようになっている。これにより軸受19
にネジ25にて嵌挿固定されている回転軸24を回転さ
せ洗髪ボール2を回転伏倒させる。
【0021】逆に洗髪ボール2を起立復帰させる時は、
同様にモータ10を作動させることにより前記したと同
様の駆動、伝達手段により洗髪ボール2はケーシング1
(4)内に収容されることになる。
【0022】以上のように構成されているため、前記デ
ィスク板23はブラケット17側にて圧接板22をネジ
21およびナット21aによりその圧接摩擦力を調整す
ることができるので、所望の洗髪ボール2の回転速度が
得られ、組立時などの調整不良などで納品され組み立て
られた後においても現場にて簡易に調整することができ
る。
【0023】なお、前記した本実施例ではディスク板2
3を軸受19側に固着しているが、このディスク板23
はケーシング1(4)側に固着させ軸受19と圧接して
もよく、これは適宜変更し得るものとする。また前記実
施例では理美容洗髪装置にて説明したが、本発明は一般
の洗面台に組み込んでもよく、その駆動操作等について
は限定しない。
【0024】
【発明の効果】本発明は叙上のように、洗髪ボールを機
械的に伏倒および起立復帰させる駆動装置の中に、洗髪
ボールの回転を制御させる構造を組み込み、かつ簡易な
構造としているため、洗髪回転機構部の収容スペースが
少なくてすむものである。
【0025】また、ディスク板の摩擦力を調整すること
によって洗髪ボールの伏倒及び起立復帰時の回転速度を
微調整できるようにしたので、洗髪ボールの伏倒および
起立復帰の回転動作速度を簡易に調整することができ、
モータトルクのバラツキやリンクなど製造工程組立時の
無理な組み付けなどにより納品された洗髪装置の洗髪ボ
ールの伏倒および起立復帰の回転速度のバラツキを、組
付け後においても誰れでも簡単に調整することができ
る。
【0026】さらに、所望の洗髪ボールの回転速度が得
られるため、理美容師などがスイッチ操作すると、被施
術者の目の前でいきなり洗髪ボールが速い速度で伏倒し
始めることを防止し、被施術者に驚きや不快感を与える
こともない等の効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】洗髪ボール回転駆動装置の側面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】要部の拡大断面図である。
【図4】理美容洗髪装置の正面図である。
【図5】理美容洗髪装置の縦断面図である。
【図6】他の理美容洗髪装置の正面図である。
【図7】他の理美容洗髪装置の縦断面図である。
【符号の説明】
1、4 ケーシング 2 洗髪ボール 3、5 鏡 8 取付基板 9、17 ブラケット 10 モータ 11 出力軸 12、15 傘歯車 13 中間軸 14 スリーブ 16 ピニオン 18 固定ピン 19 軸受 19a 扇形歯車 20 リミットスイッチ 21 ネジ 22 圧接板 23 ディスク板 24 回転軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭56−25769(JP,U) 実開 昭62−85754(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47K 1/02 A45D 19/06 A47K 1/04 E03C 1/32

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータ(10)に歯車機構を介して直結さ
    れ、かつ、洗髪ボールを開閉するための回転軸(24)
    が固定された扇形歯車(19a)と、 該扇形歯車の軸受(19)の中空軸に軸支された固定ピ
    (18)と、 前記歯車機構の1つの歯車(15)の軸(13)に一端
    が固定され、かつ、他端が前記固定ピン(18)に固定
    されたブラケット(17)と、 前記固定ピン(18)の周囲において、前記軸受と前記
    ブラケットとの対向面に介在された摩擦を有するディス
    ク(23)と、 前記ブラケットに取付けられ、前記ディスクを、圧接板
    (22)を介して前記軸受への圧接力を加減できるよう
    に調整可能とする調整ネジ(21)と、 前記軸受の前記ディスクが圧接される側とは反対側と内
    側ケーシング(4)に固定された取付基板(8)との間
    に介在された他のディスク(23)と、 から構成したことを特徴とする洗髪ボールの回転制御装
    置。
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JP4468002B2 (ja) 2004-02-02 2010-05-26 壽印刷紙工株式会社 サイドノック式繰出し機構
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