JP3940468B2 - マッサージ機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、モータにより駆動される回転軸の回転により施療子にマッサージ運動をさせるマッサージ機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、特開平5−3901号公報にあるように、モータにより回転される回転軸にカムを取り付け、カムの回転により施療子に揉みマッサージ運動をさせるマッサージ機が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、こうした従来のものでは、マッサージ機を床に置いたり、壁に立てかけたりして使用することはできるが、マッサージ機を手に持って、患部に施療子を当ててマッサージを受けるには、マッサージ機が大きく使用が困難であり、1台のマッサージ機により色々な使い方ができないという問題があった。
【0004】
本発明の課題は、色々な使い方ができるマッサージ機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を達成すべく、本発明は課題を解決するため次の手段を取った。即ち、
モータにより駆動される回転軸の回転により施療子にマッサージ運動をさせる駆動機構を備えたマッサージ機において、
前記モータが収納された本体ケースから前記回転軸を突出させると共に、突出した前記回転軸に取り付けた傾斜カムに前記施療子を回転可能に装着し、
中空の支持枠内に前記本体ケースから突出した前記回転軸を収納すると共に、前記支持枠を前記回転軸の廻りに回転可能に支持し、また、前記支持枠に形成した開口から前記支持枠の外部に前記施療子を突き出し、かつ、前記施療子を前記支持枠に前記支持枠と共に前記回転軸の廻りに一体回転可能に係合し、更に、前記支持枠と前記本体ケースとの相対的回転を規制・解除可能な角度調整機構を設けたことを特徴とするマッサージ機がそれである。
【0006】
また、前記駆動機構は、前記回転軸に取り付けた一対の前記傾斜カムの回転により前記施療子に揉みマッサージ運動をさせるものでもよい。あるいは、前記本体ケースに前記回転軸と直交する軸の廻りに回転可能に補助握りを取り付けると共に、該回転を規制・解除可能なロック機構を設けてもよい。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1に示すように、1は本体ケースで、本体ケース1内には電動モータ2が収納されている。本体ケース1はその外周を手で握ることができる程度の大きさに形成されると共に、長細く形成されており、電動モータ2はその長手方向と平行に収納されている。また、本体ケース1内にはギヤケース4が形成されており、電動モータ2の回転軸に取り付けられたウォームギヤ6がギヤケース4内に挿入されている。
【0008】
ウォームギヤ6には、ギヤケース4に回転可能に支持された支持軸8と一体のホイールギヤ10が噛合されており、支持軸8には小歯車12が一体に取り付けられている。小歯車12にはギヤケース4に回転可能に支持された回転軸14に一体に取り付けられた大歯車16が噛合されている。
【0009】
回転軸14は、本体ケース1に形成された貫通孔18から外部に突出されており、本体ケース1から突出した回転軸14には、一対の傾斜カム20,22が所定間隔で取り付けられている。一対の傾斜カム20,22にはそれぞれ施療子24,26が係合されている。本体ケース1から突出した回転軸14は、中空の支持枠28内に収納されており、また、支持枠28に形成された一対の軸受け部30,32に回転可能に挿入されている。
【0010】
一方の傾斜カム20は、図2に示すように、回転軸14と一体的に回転する第1カム部34を備え、第1カム部34は回転軸14と同軸上に軸部34aを備えている。また、第1カム部34には回転軸14の軸方向に対して傾斜した傾斜面34bが形成されており、傾斜面34bと平行な傾斜面36aを有する第2カム部36が第1カム部34に一体的に回転するように嵌着されている。軸部34aには施療子24が回転可能に装着されており、また、施療子24は両傾斜面34b,36aにより挟持されている。
【0011】
施療子24は、支持枠28に形成された開口38から支持枠28の外部に突き出されている。また、施療子24の一端は支持枠28に形成された回転軸14の軸方向と平行な溝40に挿入されて、支持枠28と施療子24とが回転軸14の廻りに一体回転できるように係合されている。
【0012】
また、他方の傾斜カム22及び施療子26も同様な構成であるので詳細な説明を省略する。尚、本実施形態では、電動モータ2、ウォームギヤ6、支持軸8、ホイールギヤ10、小歯車12、回転軸14、大歯車16、一対の傾斜カム20,22により駆動機構41を構成している。
【0013】
支持枠28は、図1、図3に示すように、本体ケース1の貫通孔18に回転可能に挿入されると共に、本体ケース1内に挿入された円板部28aを備え、円板部28aは貫通孔18よりも大径に形成されて、支持枠28が本体ケース1から抜け出ないように構成されている。
【0014】
円板部28aには、回転軸14の軸方向と直交する方向に、かつ放射状に複数の溝28bが等間隔で形成されている。本体ケース1には、この溝28bに向かって摺動して先端が溝28bに入り込む規制部材42が設けられている。規制部材42は弦巻ばね44により先端が溝28bに入り込む方向に付勢されている。
【0015】
規制部材42が弦巻ばね44の付勢力により、溝28bに入り込んだ状態では、支持枠28と本体ケース1との相対的な回転が規制される。また、弦巻ばね44の付勢力に抗して規制部材42を摺動させて、溝28bから規制部材42の先端を引き抜くと、支持枠28と本体ケース1との相対的な回転の規制が解除されるように構成されている。本実施形態では、これらにより角度調整機構46が形成されている。
【0016】
一方、本体ケース1には、補助握り50が取り付けられており、図4、図5に示すように、本体ケース1には、補助握り50を挿入できると共に補助握り50を揺動できる大きさの開口部52が形成されている。補助握り50の先端には、長手方向と直交する大径孔54が形成されており、大径孔54に連接して貫通孔56が形成されている。大径孔54と貫通孔56との段差には複数の歯58が形成されており、大径孔54に挿入された連結部材60に形成された歯62が歯58に着脱可能に歯合されている。
【0017】
連結部材60には、その軸方向にスプライン孔64が貫通形成されており、スプライン孔64には、本体ケース1に立設されたスプライン軸66が挿入されている。また、連結部材60はコイルスプリング68により両歯58,62が歯合するように付勢されている。
【0018】
スプライン軸66の周囲には、複数の円弧状の貫通孔68が穿設されており、貫通孔68には、それぞれ解除部材70の脚部72が挿入されている。脚部72は貫通孔68を貫通して連結部材60に接触するように形成されており、また、脚部72の先端にはかえし72aが形成されて、貫通孔68からの抜け止めが図られている。尚、本実施形態では、連結部材60、スプライン軸66、コイルスプリング68、解除部材70によりロック機構74が構成されている。
【0019】
次に、前述した本実施形態のマッサージ機の作動について説明する。
まず、電動モータ2が駆動されると、ウォームギヤ6、ホイールギヤ10、支持軸8、小歯車12、大歯車16を介して回転軸14が回転駆動される。回転軸14の回転により、一対の傾斜カム20,22が回転する。両施療子24,26は溝40により回転軸14の廻りの回転が規制されているので、両傾斜面34b,36aの回転軸14廻りの回転により、両施療子24,26は、図1、図2に示すように、揉みマッサージ運動をする。この施療子24,26を患部に当てて揉みマッサージを受けることができる。
【0020】
一方、規制部材42を指先で押さえて、弦巻ばね44の付勢力に抗して規制部材42を摺動させる。これにより、支持枠28の溝28bから規制部材42が外れて、支持枠28と本体ケース1との相対的な回転規制が解除される。支持枠28を回転軸14の廻りに回転させて、施療子24,26の向きを患部に応じて変更することができる。
【0021】
例えば、図6(イ)に示すように、首筋に施療子24,26を当てたい場合には、施療子24,26の向きを本体ケース1と直交するようにすると、施療子24,26を当てやすくなる。また、図6(ロ)に示すように、腰に当てるときには、施療子24,26の向きを本体ケース1と平行になるようにすると、腰に当てやすくなる。
【0022】
更に、解除部材70を指でコイルスプリング68の付勢力に抗して押すと、脚部72を介して連結部材60がスプライン軸66に沿って摺動する。そして、一方の歯62が他方の歯58から外れて、補助握り50を揺動できるようになる。例えば、図1に示すように、補助握り50を回転軸14と平行となるように揺動して、解除部材70を指で押しているのを解放する。これにより、解除部材70はコイルスプリング68の付勢力により、連結部材60を介して押し出される。その際、連結部材60はスプライン軸66に沿って摺動し、両歯58,62が歯合する。よって、連結部材60の両歯58,62及びスプライン軸66とスプライン孔64との噛み合いにより、補助握り50と本体ケース1との相対的な回転が規制される。図6(ハ)に示すように、この状態で床において、施療子24,26を首筋に当て、仰向けに寝た状態で揉みマッサージを受けることもできる。
【0023】
以上本発明はこの様な実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得る。
【0024】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明のマッサージ機は、支持枠を回転軸の廻りに回転させて、施療子の向きを変更できるので、首筋や腰等の患部に応じて施療子の向きを変更できるので、患部に応じた色々な使い方ができるという効果を奏する。また、補助握りを設けることにより、安定した状態で床等において使用することもできるので、更に色々な使い方ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としてのマッサージ機の断面図である。
【図2】本実施形態の傾斜カムの拡大断面図である。
【図3】図1のAA拡大断面図である。
【図4】本実施形態のロック機構の拡大断面図である。
【図5】本実施形態のロック機構の分解斜視図である。
【図6】本実施形態のマッサージ機の色々な使い方の説明図である。
【符号の説明】
1…本体ケース 2…電動モータ
14…回転軸 20,22…傾斜カム
24,26…施療子 28…支持枠
41…駆動機構 42…規制部材
46…角度調整機構 50…補助握り
70…解除部材 74…ロック機構
Claims (3)
- モータにより駆動される回転軸の回転により施療子にマッサージ運動をさせる駆動機構を備えたマッサージ機において、
前記モータが収納された本体ケースから前記回転軸を突出させると共に、突出した前記回転軸に取り付けた傾斜カムに前記施療子を回転可能に装着し、
中空の支持枠内に前記本体ケースから突出した前記回転軸を収納すると共に、前記支持枠を前記回転軸の廻りに回転可能に支持し、また、前記支持枠に形成した開口から前記支持枠の外部に前記施療子を突き出し、かつ、前記施療子を前記支持枠に前記支持枠と共に前記回転軸の廻りに一体回転可能に係合し、更に、前記支持枠と前記本体ケースとの相対的回転を規制・解除可能な角度調整機構を設けたことを特徴とするマッサージ機。 - 前記駆動機構は、前記回転軸に取り付けた一対の前記傾斜カムの回転により前記施療子に揉みマッサージ運動をさせることを特徴とする請求項1記載のマッサージ機。
- 前記本体ケースに前記回転軸と直交する軸の廻りに回転可能に補助握りを取り付けると共に、該回転を規制・解除可能なロック機構を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のマッサージ機。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP16140797A JP3940468B2 (ja) | 1997-06-18 | 1997-06-18 | マッサージ機 |
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JP16140797A JP3940468B2 (ja) | 1997-06-18 | 1997-06-18 | マッサージ機 |
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JPH114859A JPH114859A (ja) | 1999-01-12 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP16140797A Expired - Fee Related JP3940468B2 (ja) | 1997-06-18 | 1997-06-18 | マッサージ機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3940468B2 (ja) |
-
1997
- 1997-06-18 JP JP16140797A patent/JP3940468B2/ja not_active Expired - Fee Related
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