JP3041487U - 揉捏式マッサージ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 揉捏式マッサージ装置の提供。 【解決手段】 一つのモータで一つのウォームを駆動し
て複数のウォームホイールに伝動し、該ウォームホイー
ルで按摩回転柱を駆動して回転させ、按摩回転柱の上の
按摩ヘッドに同期の内向きの回転と同期の外向きの動作
を行わせることで、手指による揉み、捏ねに類似の按摩
効果を発生でき、また按摩回転柱に磁石を設けたこと
で、按摩と同時に磁気による健康増進効果を提供できる
ようにしたものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は一種のマッサージ器に関し、特にポータブルタイプの電動式の揉捏式 マッサージ装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

人体の筋肉やツボに対するマッサージや指圧は昔から疲労の解消に有効とされ 、医療や健康回復にも利用とされてきたが、マッサージや指圧を施す者に手指の 痛みをもたらしたり、効果があきらかでないという欠点を有していた。手で握持 するタイプのマッサージ器具が出現したが、それらは、効果があきらかでなかっ たり、特に背部や腰部の按摩を行うのに自分で操作しにくいという欠点を有して いた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案はマッサージヘッドが同期に内向きと外向きに回転動作する設計により 、ポータブルタイプの電動式のマッサージ装置が手で揉捏するのと同様の按摩効 果を提供でき、操作が簡単である、一種の揉捏式マッサージ装置を提供すること を課題としている。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案は、下ケーシング１０と上ケーシング３０を具え、 下ケーシング１０内に一つの電気回路板１１が設けられ、該電気回路板１１に電 源コード１２とモータ１３が連接し、 該モータ１３の原動軸に一つのウォーム１４が嵌められ、該電気回路板１１に、 下ケーシング１０の外に突出する一つのスイッチ１５と一つのモータ回転速度調 整つまみ１６が連接し、下ケーシング１０内にあって、該ウォーム１４の両側の 空間の対応する位置に、それぞれ複数の中空柱１７が設けられ、各一つの中空柱 １７内にいずれも中央孔１７１を有する銅柱体１７２が設けられ、各一つの中央 孔１７１上に一つの按摩回転柱２０が挿入され、 該按摩回転柱２０が一つの連接体２１を具え、該連接体２１に偏心に二つの管体 ２１１が設けられ、該二つの管体２１１の底端が連接体２１を貫通し、該管体２ １１の上端に一つの柱体２２が連接し、該柱体２２の開放端部に一つの埋め込み 孔２２１が設けられ該埋め込み孔２２１の内側に一つの磁石２２２と一つの金属 製の球体２２３が設けられ、該柱体２２の外側に一つの按摩ヘッド２２５が嵌め 合わされ、該二つの管体２１１が一つのウォームホイール２３内に差し込まれ、 該ウォームホイール２３の軸方向に穿たれた挿入孔２３１に二つの管体２１１が 押し込まれて、該ウォームホイール２３の開放面の中央に一つの連接柱２３２が 設けられ、該按摩回転柱２０が連接柱２３２で銅柱体１７２の中央孔１７１に差 し込まれて回転自在とされ、按摩回転柱２０のウォームホイール２３がウォーム １４と噛み合わされ、 該モータ１３に別にリード線１３１で一つの放熱片１３２が連接され、該放熱片 １３２が金属製の薄片状とされて、その上に複数の孔１３３が設けられ、該孔１ ３３に按摩回転柱２０が通され、該放熱片１３２は四辺が下ケーシング１０周囲 の支持ブロック１０１で支持されて下ケーシング１０上に架設され、 該上ケーシング３０の周囲にそれぞれ複数の係止機構３１が設けられ、下ケーシ ング１０との組合せに利用され、上ケーシング３０の按摩回転柱２０の位置に対 応する位置に複数の貫通孔３２が設けられ、按摩回転柱２０の柱体２２と按摩ヘ ッド２２５が該貫通孔３２を貫通し、上ケーシング３０に別に複数の放熱孔３３ が設けられ、該放熱片１３２の熱を放出してモータ１３の過熱を防止するのに利 用され、 モータ１３の起動により、ウォーム１４が連動して回転すると、ウォーム１４ の伝動によりウォームホイール２３が回転し、全体の按摩回転柱２０が駆動され 回転し、その上の按摩ヘッド２２５に同期の内向きと同期の外向きの回転を行わ せて揉捏の按摩効果を発生できるものとされてなる、揉捏式マッサージ装置とし ている。

【０００５】 請求項２の考案は、上ケーシング３０にあって、電気回路板１１の上方に対応 する位置に、一つの収容空間が凹設され、該収容空間内が複数の収容室３４に区 画されて、該収容室３４に異なる形状の按摩ヘッド２２５が収容され得るものと され、該収容空間上に開閉自在な蓋３５が組み合わされたことを特徴とする、請 求項１に記載の揉捏式マッサージ装置としている。

【０００６】

【考案の実施の形態】

本考案は一つのモータで一つのウォームを駆動して複数のウォームホイールに 伝動し、該ウォームホイールで按摩回転柱を駆動して回転させ、按摩回転柱の上 の按摩ヘッドに同期の内向きの回転と同期の外向きの動作を行わせることで、手 指による揉み、捏ねに類似の按摩効果を発生でき、また按摩回転柱に磁石を設け たことで、按摩と同時に磁気による健康増進効果を提供できるようにしたもので ある。

【０００７】

【実施例】

図１、２、３は本考案のマッサージ装置を示し、それは、下ケーシング１０と 上ケーシング３０を具えている。

【０００８】 下ケーシング１０内には一つの電気回路板１１が設けられ、該電気回路板１１ に電源コード１２とモータ１３が連接している。該モータ１３の原動軸に一つの ウォーム１４が嵌められている。該電気回路板１１に別に連接する一つのスイッ チ１５と一つのモータ回転速度調整つまみ１６が、下ケーシング１０の外に突出 するように設けられている。該スイッチ１５は電源のオンオフに使用され、該モ ータ回転速度調整つまみ１６はモータ１３の原動軸の回転速度調整に用いられる 。下ケーシング１０内の該ウォーム１４の両側の空間の相対位置に、それぞれ複 数の中空柱１７が設けられ、各一つの中空柱１７内にいずれも中央孔１７１を有 する銅柱体１７２が設けられ、各一つの中央孔１７１上に一つの按摩回転柱２０ が挿入されている。

【０００９】 該按摩回転柱２０は、図３、４に示されるように、一つの連接体２１を具え、 該連接体２１に偏心に二つの管体２１１が設けられ、該二つの管体２１１の端部 が連接体２１の底部を貫通し、該管体２１１に一つの柱体２２が連接し、該柱体 ２２が金属製の実心管体とされてその開放端部に一つの埋め込み孔２２１が設け られ該埋め込み孔２２１の内側に一つの磁石２２２と一つの金属製の球体２２３ が設けられ、該球体２２３の弾丸形の端部が該柱体２２より露出している。該柱 体２２の外周には環状に少なくとも一つの環状溝２２４が設けられ、該柱体２２ に一つの按摩ヘッド２２５が嵌め合わされ、該按摩ヘッド２２５の内周に凸縁が 設けられて上記環状溝２２４と嵌め合し脱落防止されている。該二つの管体２１ １の底端が一つのウォームホイール２３内に差し込まれ、該ウォームホイール２ ３の軸方向に穿たれた挿入孔２３１に二つの管体２１１が押し込まれている。該 ウォームホイール２３の開放面の中央に一つの連接柱２３２が設けられ、該連接 柱２３２が金属で製造された細い柱体とされている。該按摩回転柱２０の連接柱 ２３２が銅柱体１７２の中央孔１７１に差し込まれ、該按摩回転柱２０のウォー ムホイール２３がウォーム１４と噛み合わされる。

【００１０】 該モータ１３に別にリード線１３１で一つの放熱片１３２が連接され、該放熱 片１３２は金属製の薄片状とされて、その上に複数の孔１３３が設けられ、該孔 １３３に按摩回転柱２０が通され、該放熱片１３２は四辺が下ケーシング１０周 囲の支持ブロック１０１で支持されて下ケーシング１０上に架設されている。

【００１１】 該上ケーシング３０の周囲にそれぞれ複数の係止機構３１が設けられ、下ケー シング１０との組合せに利用される。上ケーシング３０の按摩回転柱２０の位置 に対応する位置に複数の貫通孔３２が設けられ、該貫通孔３２の底の内周に耐磨 材料で製造された制圧リング３２１が嵌め付けられ、按摩回転柱２０の柱体２２ と按摩ヘッド２２５が該制圧リング３２１と貫通孔３２を貫通するほか、制圧リ ング３２１がウォームホイール２３上面を軽く制圧し、該ウォームホイール２３ が回転により軸方向に浮動する現象を発生するのを防止している。また、上ケー シング３０に別に複数の放熱孔３３が設けられ、該放熱片１３２の熱を放出する のに利用されてモータ１３の過熱を防止している。該上ケーシング３０にあって 、該電気回路板１１の上方に対応する位置に、一つの収容空間が凹設され、さら に該収容空間内に複数の収容室３４が区画され、該収容室３４内に異なる形状の 按摩ヘッド２２５が収容され、該収容空間上に閉じることのできる蓋３５が設け られている。

【００１２】 本考案の動作及び作用については図５も同時に参照されたい。該モータ１３の 起動により、ウォーム１４が連動して回転すると、ウォーム１４の伝動によりウ ォームホイール２３が回転し、全体の按摩回転柱２０が駆動され回転する。特に 注意されるべきは、該按摩回転柱２０が銅柱体１７２の中央孔１７１に差し込ま れる時に、該ウォームホイール２３の回転の方向に組み合わせる必要があること であり、それにより、複数の按摩回転柱２０上の柱体２２の駆動する按摩ヘッド ２２５が同期に内向きに回転する、或いは同期に外向きに回転する動作を行うこ とができる。こうして、按摩ヘッド２２５が人体の按摩部分に接触すると、複数 の按摩ヘッド２２５が同期の内向き及び同期の外向き動作を行うため、按摩部分 への揉捏のマッサージ効果を提供することができる。本考案は手指によるものと 同様の揉捏式マッサージ効果を提供でき、それにより筋肉のこりをほぐしたり、 血行を良くし、按摩部分に快適感を提供することができる。さらに、各按摩回転 柱２０内の磁石２２２により磁気効果を提供でき、身体の免疫力の増強と健康増 進に有効である。

【００１３】

【考案の効果】

本考案は、コンパクトな設計を有し、手で握持でき、身体の各部の按摩に用い ることができ、余分の力で推圧する必要がなく、ただ手で握って按摩部分に当て るだけで按摩効果を提供でき、使用者の操作の負担がない。また、使用者が背中 或いは腰部に本考案を置いて背中或いは腰部の重さを掛ければ自分で簡単にマッ サージできる。本考案は場所を選ばず、室内、車内など電源につなげられる所で 使用できる。本考案の揉捏の力は強く、背中の重圧を受けても継続して動作でき モータ回転速度調整つまみにより使用者が自分でモータ１３の回転速度を調整で き、異なる力での揉捏効果を得られる。このほか、本考案の按摩ヘッド２２５は 多種の形式を有し、使用者が必要により交換することで異なる揉捏効果を提供で き、上ケーシング３０に設けられた収容室３４内に収容できて携帯、交換のいず れにも便利である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の正面立体図である。

【図２】本考案の背面立体図である。

【図３】本考案の分解斜視図である。

【図４】本考案の按摩回転柱の組合せ断面図である。

【図５】本考案の平面動作表示図である。

【符号の説明】

１０ 下ケーシング １０１ 支持ブロック １１ 電気回路板 １２ 電源コード １３ モータ １３１ リード線 １３２ 放熱片 １３３ 孔 １４ ウォーム １５ スイッチ １６ モータ回転速度調整つまみ １７ 中空柱 １７１ 中央孔 １７２ 銅柱体 ２０ 按摩回転柱 ２１ 連接体 ２１１ 管体 ２２ 柱体 ２２１ 埋め込み孔 ２２２ 磁石 ２２３ 球体 ２２４ 環状溝 ２２５ 按摩ヘッド ２３ ウォームホイール ２３１ 挿入孔 ２３２ 連接柱 ３０ 上ケーシング ３１ 係止機構 ３２ 貫通孔 ３２１ 制圧リング ３３ 放熱孔 ３４ 収容室 ３５ 蓋

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 下ケーシング１０と上ケーシング３０を
   具え、下ケーシング１０内に一つの電気回路板１１が設
   けられ、該電気回路板１１に電源コード１２とモータ１
   ３が連接し、該モータ１３の原動軸に一つのウォーム１
   ４が嵌められ、該電気回路板１１に、下ケーシング１０
   の外に突出する一つのスイッチ１５と一つのモータ回転
   速度調整つまみ１６が連接し、下ケーシング１０内にあ
   って、該ウォーム１４の両側の空間の対応する位置に、
   それぞれ複数の中空柱１７が設けられ、各一つの中空柱
   １７内にいずれも中央孔１７１を有する銅柱体１７２が
   設けられ、各一つの中央孔１７１上に一つの按摩回転柱
   ２０が挿入され、該按摩回転柱２０が一つの連接体２１
   を具え、該連接体２１に偏心に二つの管体２１１が設け
   られ、該二つの管体２１１の底端が連接体２１を貫通
   し、該管体２１１の上端に一つの柱体２２が連接し、該
   柱体２２の開放端部に一つの埋め込み孔２２１が設けら
   れ該埋め込み孔２２１の内側に一つの磁石２２２と一つ
   の金属製の球体２２３が設けられ、該柱体２２の外側に
   一つの按摩ヘッド２２５が嵌め合わされ、該二つの管体
   ２１１が一つのウォームホイール２３内に差し込まれ、
   該ウォームホイール２３の軸方向に穿たれた挿入孔２３
   １に二つの管体２１１が押し込まれて、該ウォームホイ
   ール２３の開放面の中央に一つの連接柱２３２が設けら
   れ、該按摩回転柱２０が連接柱２３２で銅柱体１７２の
   中央孔１７１に差し込まれて回転自在とされ、按摩回転
   柱２０のウォームホイール２３がウォーム１４と噛み合
   わされ、該モータ１３に別にリード線１３１で一つの放
   熱片１３２が連接され、該放熱片１３２が金属製の薄片
   状とされて、その上に複数の孔１３３が設けられ、該孔
   １３３に按摩回転柱２０が通され、該放熱片１３２は四
   辺が下ケーシング１０周囲の支持ブロック１０１で支持
   されて下ケーシング１０上に架設され、該上ケーシング
   ３０の周囲にそれぞれ複数の係止機構３１が設けられ、
   下ケーシング１０との組合せに利用され、上ケーシング
   ３０の按摩回転柱２０の位置に対応する位置に複数の貫
   通孔３２が設けられ、按摩回転柱２０の柱体２２と按摩
   ヘッド２２５が該貫通孔３２を貫通し、上ケーシング３
   ０に別に複数の放熱孔３３が設けられ、該放熱片１３２
   の熱を放出してモータ１３の過熱を防止するのに利用さ
   れ、 モータ１３の起動により、ウォーム１４が連動して回転
   すると、ウォーム１４の伝動によりウォームホイール２
   ３が回転し、全体の按摩回転柱２０が駆動され回転し、
   その上の按摩ヘッド２２５に同期の内向きと同期の外向
   きの回転を行わせて揉捏の按摩効果を発生できるものと
   されてなる、揉捏式マッサージ装置。
2. 【請求項２】 上ケーシング３０にあって、電気回路板
   １１の上方に対応する位置に、一つの収容空間が凹設さ
   れ、該収容空間内が複数の収容室３４に区画されて、該
   収容室３４に異なる形状の按摩ヘッド２２５が収容され
   得るものとされ、該収容空間上に開閉自在な蓋３５が組
   み合わされたことを特徴とする、請求項１に記載の揉捏
   式マッサージ装置。