JP3350771B2 - 木製格天井の形成方法 - Google Patents

木製格天井の形成方法

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JP3350771B2 JP12712294A JP12712294A JP3350771B2 JP 3350771 B2 JP3350771 B2 JP 3350771B2 JP 12712294 A JP12712294 A JP 12712294A JP 12712294 A JP12712294 A JP 12712294A JP 3350771 B2 JP3350771 B2 JP 3350771B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、木製格天井、特に格子
部内に照明器具が配置される木製格天井の形成方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来、建物のエントランス
ホールや大広間などのように大きな空間の占めるスペー
スでは、天井面における照明機器の配置を工夫しながら
天井面全体の装飾性の向上を図る上で、床面側に出っ張
った梁型を格子状に配置した格天井の様式を取り入れ、
その格子部に照明機器を配置した構成とする場合が多
い。このような格天井では、上部スラブ下にて梁型を木
工事として作り上げるとともに、その格子部内に電気工
事として照明機器を取り付け、その照明機器の面カバー
を天井面の一部として利用している。しかしながら、上
記格天井を張るに当たっては上述したように木工事が吊
り木の取付、下地の枠組み、化粧板の取付などを順次行
う作業であって、それらの作業に多くの要員および手間
を要するものとなり、また一方、電気工事においても照
明機器の吊支金具の取付、照明機器と格子部との連結な
ど木工事との係わりがある作業が多く、特に照明機器に
おける面カバー用サッシを格子部内に配置固定するよう
な場合にあっては両者の工程管理が非常に複雑となり、
よって天井工事の期間が長くコスト高になるという問題
が生じている。
【0003】そこで本発明は上記した事情に鑑み、照明
機器を格子部に配置した格天井を、予め作製された各種
のユニット体の組み合わせにより仕上げるようにするこ
とを課題とし、上述した従来の木工事や電気工事におけ
る手間を軽減して格天井を仕上げることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した課題を
考慮してなされたもので、木製梁型からなる格子部内そ
れぞれに、照明機器の面カバーを取り付けるサッシ枠が
配置されている木製格天井において、前記サッシ枠を組
み付けたサッシ下地ユニットを上部スラブ側から吊支し
て、前記サッシ枠を所定位置に配置し、木製梁型の分割
パターンとして予め作製された複数の木製梁型ユニット
それぞれを、上部スラブ側から垂下した支持部材に支持
させて、サッシ枠間に前記複数の木製梁型ユニットが連
接してなる木製梁型を配置し上部スラブ側から支持
された前記木製梁型とこの木製梁型に非連結にして単独
で上部スラブ側から支持された前記サッシ枠とからなる
木製格天井を形成した後、前記木製梁型の側面から前記
サッシ枠の辺部下面に亘る断面形状を呈する繰型を、サ
ッシ枠の辺部に沿って前記木製梁型の側面に取り付けた
ことを特徴とする木製格天井の形成方法を提供して、上
記課題を解消するものである。
【0005】
【作用】本発明では、各格子部に配置される照明機器の
サッシ枠を有するサッシ下地ユニットが予め用意され、
そのサッシ下地ユニットを所定位置に吊支することによ
り、前記サッシ枠は初め梁型に連結されない状態で単独
に配置される。一方、木製梁型は作業現場、つまり上部
スラブ下にて順次作り上げられるものではなく、木製梁
型ユニットとして予め作製される。これは、木製梁型を
設ける領域を複数に分割し、その分割領域ごとに梁型の
分割パターンとなっているものである。そして木製梁型
ユニットを、前記サッシ下地ユニットの間に配置させな
がら上部スラブ下で組み合わせることにより木製梁型が
得られ、その木製梁型が前記サッシ下地ユニットのサッ
シ枠に沿い、格子部に内方側にサッシ枠が位置するよう
になる。そして繰型をサッシ枠の辺部に沿って配置する
ことにより、サッシ枠と梁型との間が隠蔽される。
【0006】
【実施例】つぎに本発明を図1から図5に示す実施例に
基づいて詳細に説明する。図中1は木製梁型2が縦横に
通されている格天井であり、定間隔にして大梁部3と小
梁部4とが交互に並び、前記大梁部3の間で小梁部4が
縦横に配置されたレイアウトとされ、格子部5(梁型に
囲まれた部分)内にその格子部の形状に対応して方形と
された照明機器の面カバー6が配置されている。そして
この木製梁型2は天井面全体に亘って一体的に形成され
ているものではなく、後述するように複数の木製梁型ユ
ニットの連接により形成されているものであり、また格
子部5内の面カバー6を取り付けるサッシも梁型に固定
されているものではなく、後述のサッシ下地ユニットに
設けられているサッシ枠を前記格子部5内に配置させて
いる。
【0007】上記格天井1を作製するにあたって、図3
に示されるように木製梁型2を形成する領域Aが複数に
分割され、その分割パターンそれぞれに対応した複数の
木製梁型ユニット7が予め用意され、また格子部となる
照明機器を配置するための領域Bそれぞれにおいても、
照明機器本体の支持及び面カバーの取付が可能なサッシ
下地ユニット8が対応して用意される。前記サッシ下地
ユニット8は図4に示すように、フレームからなるサッ
シ下地9にサッシ枠10を取り付けてなるものであり、
上部スラブの下面に取り付けられた吊りボルトやこの吊
りボルトに掛け渡されるチャンネル材などによって上部
スラブ側からこのサッシ下地ユニット8が所定位置に吊
支され、前記サッシ枠10が前記領域Bに配置される。
【0008】木製梁型ユニット7は、領域Aを分けた分
割パターンに応じて用意されるものであって、例えば大
梁部を形成する部分に対応して用意された複数の木製梁
型ユニットを連接することによりその大梁部が形成され
たり、また小梁部にあっては、大梁部の間において十字
状に形成された木製梁型ユニットが用意され、これを配
置することによる小梁部が形成されるようになる。図5
に示すように木製梁型ユニット7は横断面が略U溝状
で、角パイプなどからなる門型部材11を要所に配置
し、その外側に長手方向に亘って下地角材12、化粧板
13が取り付けられ、前記門型部材11の上端にはアン
グル材14が取付固定されている。この木製梁型ユニッ
ト7を上部スラブ下に配置するに当たって上部スラブ側
には、上部スラブや鉄骨梁に取り付けられて垂下する支
持部材15が上記領域Aに対応して設けられており、そ
の支持部材15に木製梁型ユニット7の前記アングル材
14を掛け止めたりボルト止めすることによって、木製
梁型ユニット7が上記サッシ下地ユニット8の間、即ち
領域Aに位置し、下面がサッシ枠10より下方に位置し
た状態で配置される。このようにして木製梁型ユニット
7それぞれを配置して連接させることによって、大梁部
3および通りが揃う小梁部4を備えた木製梁型2が形成
される。なお、木製梁型ユニットの突き合わせ端縁には
面取り加工が施されており、その面取り加工は、突き合
わせ端縁同士を合わせた状態で形成されるV溝が目立た
ない程度のものとする。
【0009】つぎに、図5に示すように、サッシ下地ユ
ニット8が配置されるとともに、その間に木製梁型2が
形成されると、格子部5においてサッシ枠10の辺部1
6に前記木製梁型2の側面17が近接することになり、
そこに繰型18を配置する。この繰型18は、断面形状
が木製梁型2の側面17からサッシ枠10の辺部16の
下面に亘る形状となるように複数の化粧材を順次組み付
けてなるものであり、図示した実施例では、前記側面1
7からサッシ枠の辺部16の下面に亘る断面の化粧材1
9を、門型部材11の側方に張り出た受板部20に下方
よりビス止めし、さらに前記化粧材19の下部に配した
化粧材21を側面17に側方よりビス止めし、前記化粧
材19側のビス頭とビス孔、化粧材21側のビス頭とビ
ス孔を、化粧材21の側面に接着する化粧材22で隠す
ようしたものである。このように複数の化粧材を組み合
わせてなる繰型18は、サッシ枠10の辺部16に沿っ
て設けられており、この繰型18の取付でサッシ枠10
と木製梁型2との間の隙間が隠される。
【0010】照明機器にあっては、サッシ下地ユニット
8の取付が行われた後にこのサッシ下地ユニット8に取
り付けたり或いは上部スラブ側から垂下させた取付金具
などを利用してサッシ下地ユニット8の内部に配置され
る。そしてその後、サッシ枠10に対して面カバー6を
取り付ける。この面カバー6の取付と上記繰型18の取
付が行われることによって格天井1が仕上げられる。な
お、図示するように、梁型の内部空間が大きく得られる
ような場合には、その梁型内にダクトなどの設備系統2
3を配置するようにすることが可能である。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、木製梁
型からなる格子部内それぞれに、照明機器の面カバーを
取り付けるサッシ枠が配置されている木製格天井におい
て、前記サッシ枠を組み付けたサッシ下地ユニットを上
部スラブ側から吊支して、前記サッシ枠を所定位置に配
置し、木製梁型の分割パターンとして予め作製された複
数の木製梁型ユニットそれぞれを、上部スラブ側から垂
下した支持部材に支持させて、サッシ枠間に前記複数の
木製梁型ユニットが連接してなる木製梁型を配置し
上部スラブ側から支持された前記木製梁型とこの木製梁
型に非連結にして単独で上部スラブ側から支持された前
記サッシ枠とからなる木製格天井を形成した後、前記木
製梁型の側面から前記サッシ枠の辺部下面に亘る断面形
状を呈する繰型を、サッシ枠の辺部に沿って前記木製梁
型の側面に取り付けたことを特徴とするものである。
【0012】このように、木製格天井を形成するに際し
て、格子部に対応したサッシ下地ユニット及び、木製梁
型を複数に分割ししてなる木製梁型ユニットを組み合わ
せて配置するようにしたことから、サッシ下地ユニット
と木製梁型ユニットとを、作業現場とは異なる場所(例
えば工場など)にて予め作製しておくことができる。そ
してその各種ユニットの搬入と設置によって木製梁型が
得られるとともに、格子部内でのサッシの配置も容易に
行えるようになり、従来のような多くの人員、手間を要
することなく木製梁型が形成され、また木製梁型の形成
度合いに左右されることなく所定位置にサッシ枠を配置
するため、サッシ枠の配置作業と木製梁型の形成作業と
を別々に進行させることができ、格子部における照明関
連の電気工事も行い易くなり、木製格天井の形成に係る
工期を短縮することができるようになるなど、実用性に
優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る木製格天井の形成方法を実施した
格天井を下方から見た状態で示す説明図である。
【図2】同じく一実施例よりなる格天井を下方斜め方向
から見た状態で示す説明図である。
【図3】一実施例における木製梁型ユニット及びサッシ
下地ユニットを配置する領域を示す説明図である。
【図4】一実施例における木製梁型ユニット及びサッシ
下地ユニットを概略的に示す説明図である。
【図5】一実施例における木製梁型ユニットの取付状態
を示す説明図である。
【符号の説明】
1…格天井 2…木製梁型 5…格子部 6…面カバー 7…木製梁型ユニット 8…サッシ下地ユニット 15…支持部材 18…繰型
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−296040(JP,A) 実開 平2−101419(JP,U) 実開 昭64−37815(JP,U) 実開 平2−51614(JP,U) 実開 昭57−26518(JP,U) 実開 昭50−125209(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 9/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】木製梁型からなる格子部内それぞれに、照
    明機器の面カバーを取り付けるサッシ枠が配置されてい
    る木製格天井において、 前記サッシ枠を組み付けたサッシ下地ユニットを上部ス
    ラブ側から吊支して、前記サッシ枠を所定位置に配置
    し、 木製梁型の分割パターンとして予め作製された複数の木
    製梁型ユニットそれぞれを、上部スラブ側から垂下した
    支持部材に支持させて、サッシ枠間に前記複数の木製梁
    型ユニットが連接してなる木製梁型を配置し上部スラブ側から支持された前記木製梁型とこの木製梁
    型に非連結にして単独で上部スラブ側から支持された前
    記サッシ枠とからなる木製格天井を形成した後、 前記木製梁型の側面から前記サッシ枠の辺部下面に亘る
    断面形状を呈する繰型を、サッシ枠の辺部に沿って前記
    木製梁型の側面に取り付けたことを特徴とする木製格天
    井の形成方法。
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