JP3348942B2 - 粉体成型用塩化ビニル系樹脂組成物 - Google Patents

粉体成型用塩化ビニル系樹脂組成物

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JP3348942B2 JP31553793A JP31553793A JP3348942B2 JP 3348942 B2 JP3348942 B2 JP 3348942B2 JP 31553793 A JP31553793 A JP 31553793A JP 31553793 A JP31553793 A JP 31553793A JP 3348942 B2 JP3348942 B2 JP 3348942B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粉体成型用塩化ビニル
系樹脂組成物、詳しくは、自動車内装材料に適する粉体
回転成型または粉体スラッシュ成型用塩化ビニル樹脂組
成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
自動車内装材料としてのクラッシュパッド、アームレス
ト、ヘッドレスト、コンソール、メーターカバーあるい
はドアトリムなどのカバーリング材料においては、軽量
でかつソフト感に優れ、しかも高級感のある皮しぼ模様
やステイッチ模様などを施したものが一段と求められて
いる。
【0003】従来、これらのカバーリング材料として
は、塩化ビニル樹脂とABS樹脂とを主体とした軟質シ
ートの真空成型品やペースト用塩化ビニル樹脂と可塑剤
とを主体としたゾルの回転成型またはスラッシュ成型品
(以下、「ゾル成型品」という。)が用いられてきた。
しかしながら、真空成型品は、軽量化という点ではその
目的を達しているものの、ソフト感に乏しく、かたい感
触のものしか得られず、さらには高級感のある皮しぼ模
様あるいはスティッチ模様などを施した複雑な形状性の
あるものを賦形さすことは困難であった。また、真空成
型品は、成型時の残留歪みが大きく、長時間使用してい
ると、成型品に亀裂が生じ易いという欠点もかかえてい
る。
【0004】他方、ゾル成型品は、ソフト感はあるもの
の、ゲル化温度が低いために金属内での溶融が速く、フ
ローマークやリップあるいはゾルの糸引きなどの現象が
起こるために、表面平滑性に欠けるとか、金型からのゾ
ルの排出に時間がかかり過ぎるとか、カバーリング材料
が肉厚化するなどの欠点をかかえている。また、ゾル成
型の場合は、色替え時のタンクや配管などの掃除が大変
であるとか、経日による粘度変化を伴なうために、長時
間の保存には耐えられないなどの問題もある。
【0005】これらの欠点や問題点を解決する方法とし
て、最近、粉末成型法が脚光を浴びてきている。この粉
末成型法には、一般に、流動浸漬法、静電塗装法、粉末
溶射法、粉末回転成型法または粉末スラッシュ成型法な
どがあるが、特に自動車内装材のカバーリング材料には
粉末回転成型法または粉末スラッシュ成型法が適してい
る。
【0006】かかる粉末回転成型法または粉末スラッシ
ュ成型法は、180℃以上の温度にある金型と粉末供給
ボックスとを一体化させて回転または揺動、あるいは噴
射させて金型内面に粉末を溶着させ、未溶着粉末は自動
的あるいは強制的に粉末供給ボックスに回収する方法で
ある。
【0007】かかる粉末成型品に使用される金型の加熱
方法にはガス加熱炉方式、熱媒体油循環方式、熱媒体油
または熱流動砂内への浸漬方式あるいは高周波誘導加熱
方式などがある。
【0008】上記粉末成型法に使用される粉末組成物
は、その加工法が高温により短時間で加工を完了させる
という特徴から、熱安定性に優れていることはもちろ
ん、速やかに金型でゲル化し、尚かつ、脱型性に優れ、
金型汚染の少ないものであることが要求される。
【0009】特開昭58−122951号公報には、過
塩素酸塩、有機酸塩およびハイドロタルサイト化合物を
塩素含有樹脂に添加することが提案され、特開昭61−
34042号公報には有機酸亜鉛塩、ゼオライトおよび
ハロゲン酸素酸金属塩を塩素含有樹脂に添加することが
提案され、特開昭60−94440号公報には、水酸化
アルミニウムと過塩素酸の反応生成物を添加することが
提案され、また、特開昭63−132953号公報に
は、粉末成型用の粉末組成物にハイドロタルサイトと酸
化カルシウムを併用添加することが提案されており、特
開昭62−270645号公報、特開昭64−6515
7号公報には、粉末成型用塩化ビニル樹脂に、ハイドロ
タルサイトの過塩素酸処理品を添加することが提案さ
れ、特開平4−359949号公報には、粉体成型用塩
化ビニル系樹脂にハイドロタルサイトまたはゼオライ
ト、酸化カルシウムおよびハロゲン酸素酸塩またはその
金属塩を添加することが提案されているが、こられの組
み合わせでは上記のような状況を解決するには到ってい
ない。
【0010】かかる状況から、熱安定性に優れ、且つ、
ゲル化性、脱型性および金型汚染性などの成型性に優れ
た粉末組成物の提供が要望されていた。
【0011】従って、本発明の目的は、熱安定性に優
れ、且つ、ゲル化性、脱型性および金型汚染性などの成
型性に優れた粉末組成物を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、鋭意検討
を重ねた結果、塩化ビニル系樹脂に、ハイドロタルサイ
ト化合物または特定のゼオライト化合物、金属の水酸化
物および過塩素酸アンモニウムを併用添加してなる塩化
ビニル系樹脂組成物が、上記目的を達成し得ることを見
出し、本発明を完成した。
【0013】即ち、本発明は、塩化ビニル系樹脂100
重量部に、(a)ハイドロタルサイト化合物、並びにゼ
オライト結晶構造を有するアルカリおよびアルカリ土類
金属アルミノシリケートからなる群から選ばれた少なく
とも一種0.01〜10重量部、(b)金属の水酸化物
の中から選ばれた少なくとも一種0.01〜10重量部
および(c)過塩素酸アンモニウムを0.001〜10
重量部を添加してなる、粉体成型用塩化ビニル系樹脂組
成物を提供するものである。
【0014】以下、本発明の粉体成型用塩化ビニル系樹
脂組成物について詳細に説明する。
【0015】本発明に使用される塩化ビニル系樹脂と
は、懸濁重合法、塊状重合法若しくは乳化重合法でつく
られる塩化ビニル重合体又は塩化ビニルと共重合し得る
エチレン、プロピレン、ビニルアセテートなどとの共重
合体或いはエチレンとビニルアセテート共重合体と塩化
ビニルとのグラフト共重合体又はこれらの二種以上の重
合体の混合物であるが、必ずしもこれらに限定されるも
のではない。
【0016】本発明に使用される(a)成分の一つであ
るハイドロタルサイト化合物は、通常、下記一般式
(I)で表されるマグネシウム(と亜鉛)およびアルミ
ニウムからなる複塩化合物が用いられる。
【0017】 MgX1ZnX2Al2(OH)2(X1+X2)+4・CO3・mH2O (I) (式中、X1およびX2は各々下記式で表される条件を満足
する数を示し、mは実数を示す。0≦X2/X1<10、2
≦X1+X2<20)
【0018】上記ハイドロタルサイト化合物は、天然物
であってもよく、また合成品であってもよい。該合成品
の合成方法としては、特公昭46−2280号公報、特
公昭50−30039号公報、特公昭51−29129
号公報、特開昭61−174270号公報などに記載の
公知の方法を例示することができる。また、本発明にお
いては、ハイドロタルサイト化合物の結晶構造、結晶粒
子径あるいは結晶水の有無およびその量などに制限され
ることなく使用することが可能である。
【0019】また、上記ハイドロタルサイト化合物の表
面をステアリン酸のごとき高級脂肪酸、オレイン酸アル
カリ金属塩のごとき高級脂肪酸金属塩、ドデシルベンゼ
ンスルホン酸アルカリ金属塩のごとき有機スルホン酸金
属塩、高級脂肪酸アミド、高級脂肪酸エステルまたはワ
ックスなどで被覆したものも使用することができる。
【0020】本発明に使用される(a)成分の一つであ
るゼオライト結晶構造を有するアルカリまたはアルカリ
土類金属のアルミノケイート(以下、「ゼオライト化合
物」という。)は、独特の三次元のゼオライト結晶構造
を有するものであり、該ゼオライト化合物の代表例とし
ては、A型、X型、Y型およびP型ゼオライト、モノデ
ナイト、アナルサイト、ソーダライト族アルミノケイ酸
塩、クリノブチロライト、エリオナイトおよびチャバサ
イトなどを挙げることができ、これらのゼオライト化合
物の結晶水(いわゆるゼオライト水)を有する含水物ま
たは結晶水を除去した無水物のいずれでもよく、また、
その粒径が通常0.1〜50μのものを使用することが
でき、特に、0.5〜10μのものが好ましい。
【0021】上記(a)成分であるハイドロタルサイト
化合物およびゼオライト化合物の添加量は、塩化ビニル
系樹脂100重量部に対して、0.01〜10重量部、
好ましくは0.05〜5重量部である。上記添加量が
0.01未満では添加効果がほとんどなく、10重量部
を超えてもその増量効果はなく、むしろ着色が大きい等
の欠点を生じる。
【0022】本発明に使用される(b)成分である金属
の水酸化物としては、IIa族金属あるいは III族金属の
水酸化物が好ましく、例えば、水酸化ベリリウム、水酸
化マグネシウム、水酸化カルシウム、水酸化ストロンチ
ウム、水酸化バリウム、水酸化アルミニウムなどが挙げ
らる。
【0023】上記金属の水酸化物は、通常市販されてい
るもので、その粒径、粒度、比表面積等に関係なく使用
でき、更に脂肪酸、可塑剤、プロセスオイル等で処理さ
れたものであってもよい。
【0024】上記(b)成分である金属の水酸化物の添
加量は、塩化ビニル系樹脂100重量部に対して、0.
01〜10重量部、好ましくは0.05〜5重量部であ
る。上記添加量が0.01未満では添加効果がほとんど
なく、10重量部を超えてもその増量効果はなく、むし
ろ着色が大きい等の欠点を生じる。
【0025】本発明に使用される(c)成分である過塩
素酸アンモニウムは、無水物であっても含水物であって
もよい。
【0026】上記(c)成分である過塩素酸アンモニウ
ムの添加量は、塩化ビニル系樹脂100重量部に対し
て、0.001〜10重量部、好ましくは0.01〜5
重量部である。上記添加量が0.001未満では添加効
果がほとんどなく、10重量部を超えてもその増量効果
はなく、むしろ熱安定性を低下したり、着色が大きい等
の欠点を生じる。
【0027】また、本発明の組成物には、通常粉体成型
用塩化ビニル系樹脂組成物に用いられる他の安定剤、可
塑剤および他の添加剤を併用することもできる。
【0028】本発明に併用できる他の安定剤としては、
有機カルボン酸、フェノール類および有機リン酸類の金
属塩、エポキシ化合物、有機ホスファイト化合物、純有
機系安定化助剤、過塩素酸の金属塩、過塩素酸処理ハイ
ドロタルサイトまたは過塩素酸処理珪酸塩などの他の過
塩素酸塩類、その他の無機金属化合物などが挙げられ
る。
【0029】上記有機カルボン酸、フェノール類および
有機リン酸類の金属塩を構成する金属としては、リチウ
ム、カリウム、ナトリウム、カルシウム、バリウム、マ
グネシウム、ストロンチウム、亜鉛、錫、セシウム、ア
ルミニウムあるいは有機錫などが挙げられる。
【0030】また、上記有機カルボン酸としては、酢
酸、プロピオン酸、酪酸、吉草酸、カプロン酸、エナン
ト酸、カプリル酸、ペラルゴン酸、2−エチルヘキシル
酸、ネオデカン酸、カプリン酸、ウンデカン酸、ラウリ
ン酸、トリデカン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、イ
ソステアリン酸、ステアリン酸、12−ヒドロキシステ
アリン酸、ベヘニン酸、モンタン酸、安息香酸、モノク
ロル安息香酸、p−第三ブチル安息香酸、ジメチルヒド
ロキシ安息香酸、3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキ
シ安息香酸、トルイル酸、ジメチル安息香酸、エチル安
息香酸、クミン酸、n−プロピル安息香酸、アミノ安息
香酸、N,N−ジメチルアミノ安息香酸、アセトキシ安
息香酸、サリチル酸、p−第三オクチルサリチル酸、エ
ライジン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレイン酸、
チオグリコール酸、メルカプトプロピオン酸、オクチル
メルカプトプロピオン酸などの一価カルボン酸;シュウ
酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピ
メリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバチン酸、フ
タール酸、イソフタール酸、テレフタール酸、ヒドロキ
シフタール酸、クロルフタール酸、アミノフタール酸、
マレイン酸、フマール酸、シトラコン酸、メタコン酸、
イタコン酸、アコニット酸、チオジプロピオン酸などの
二価カルボン酸あるいはこれらのモノエステルまたはモ
ノアマイド化合物;ブタントリカルボン酸、ブタンテト
ラカルボン酸、ヘミメリット酸、トリメリット酸、メロ
ファン酸、ピロメリット酸などの三価または四価カルボ
ン酸のジまたはトリエステル化合物などが挙げられる。
【0031】また、上記フェノール類としては、第三ブ
チルフェノール、ノニルフェノール、ジノニルフェノー
ル、シクロヘキシルフェノール、フェニルフェノール、
オクチルフェノール、フェノール、クレゾール、キシレ
ノール、n−ブチルフェノール、イソアミルフェノー
ル、エチルフェノール、イソプロピルフェノール、イソ
オクチルフェノール、2−エチルヘキシルフェノール、
第三ノニルフェノール、デシルフェノール、第三オクチ
ルフェノール、イソヘキシルフェノール、オクタデシル
フェノール、ジイソブチルフェノール、メチルプロピル
フェノール、ジアミルフェノール、メチルイソフキシル
フェノール、メチル第三オクチルフェノールなどが挙げ
られる。
【0032】また、上記有機リン酸類としては、モノま
たはジ−オクチル、−デシル、−ドデシル、−トリデシ
ル、−テトラデシル、−ヘキサデシル、−オクタデシ
ル、−フェニル、−トリル、−キシリル、−オクチルフ
ェニル、−ノニルフェニルリン酸、ピロリン酸あるいは
亜リン酸などが挙げられる。
【0033】また、これらの有機カルボン酸、フェノー
ル類および有機リン酸類の金属塩は、酸性塩、中性塩、
塩基性塩あるいは塩基性塩の塩基の一部または全部を炭
酸で中和した過塩基性錯体であってもよい。
【0034】上記有機カルボン酸、フェノール類および
有機リン酸類の金属塩の添加量は、塩化ビニル系樹脂1
00重量部に対して、好ましくは0.01〜10重量
部、更に好ましくは0.05〜5重量部である。
【0035】上記エポキシ化合物としては、ビスフェノ
ール型およびノボラック型のエポキシ樹脂、エポキシ化
大豆油およびエポキシ化アマニ油などの天然油脂のエポ
キシ化物、エポキシ化トール油脂肪酸オクチルなどのエ
ポキシ化不飽和脂肪酸のアルキルエステル、ビニルシク
ロヘキセンジエポキシなどの脂環式エポキシ化合物など
が挙げられる。
【0036】上記エポキシ化合物の添加量は、塩化ビニ
ル系樹脂100重量部に対して、好ましくは0.01〜
20重量部、更に好ましくは0.05〜10重量部であ
る。
【0037】上記有機ホスファイト化合物としては、例
えば、ジフェニルデシルホスファイト、トリフェニルホ
スファイト、トリス(ノニルフェニル)ホスファイト、
トリデシルホスファイト、トリス(2−エチルヘキシ
ル)ホスファイト、トリブチルホスファイト、ジラウリ
ルアシッドホスファイト、ジブチルアシッドホスファイ
ト、トリス(ジノニルフェニル)ホスファイト、トリラ
ウリルトリチオホスファイト、トリラウリルホスファイ
ト、ビス(ネオペンチルグリコール)−1,4−シクロ
ヘキサンジメチルホスファイト、ジステアリルペンタエ
リスリトールジホスファイト、ジフェニルアシッドホス
ファイト、テトラデシル−1,1,3−トリス(2’−
メチル−5’−第三ブチル−4’−ヒドロキシフェニ
ル) ブタンジホスファイト、テトラ(C12 〜15混合アル
キル)−4,4’−イソプロピリデンジフェニルジホス
ファイト、トリス(4−ヒドロキシ−2,5−ジ第三ブ
チルフェニル)ホスファイト、トリス(モノ、ジ混合ノ
ニルフェニル)ホスファイト、水素化−4,4’−イソ
プロピリデンジフェノールポリホスファイト、ジフェニ
ル・ビス〔4,4’−n−ブチリデンビス(2−第三ブ
チル−5−メチルフェノール)〕チオジエタノールジホ
スファイト、ビス(オクチルフェニル)・ビス〔4,
4’−n−ブチリデンビス(2−第三ブチル−5−メチ
ルフェノール)〕−1,6−ヘキサンジオールジホスフ
ァイト、フェニル−4,4’−イソプロピリデンジフェ
ノール・ペンタエリスリトールジホスファイト、フェニ
ルジイソデシルホスファイト、テトラトリデシル(2−
第三ブチル−5−メチルフェノール)ジホスファイト、
トリス(2,4−ジ第三ブチルフェニル)ホスファイト
などが挙げられる。
【0038】上記有機ホスファイト化合物の添加量は、
塩化ビニル系樹脂100重量部に対して、好ましくは
0.01〜10重量部、更に好ましくは0.05〜5重
量部である。
【0039】上記純有機系安定化助剤としては、ビスフ
ェノールA、水添ビスフェノールAなどのフェノール
類;ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、
ジペンタエリスリトールアジペート、マンニトール、ソ
ルビトールのごとき多価アルコール類およびこれらのエ
ステル化合物または部分エステル化合物類;ジベンゾイ
ルメタン、ベンゾイルアセトン、ステアルイルベンゾイ
ルメタン、デヒドロ酢酸などのβ−ジケトン化合物およ
びこれらの金属塩;2,6−ジメチル−1,4−ジヒド
ロピリジン−3,5−ジカルボン酸ジドデシルエステ
ル、2−フェニルインドール、メラミンなどの有機含窒
素化合物などが挙げられる。
【0040】上記純有機系安定化助剤の添加量は、塩化
ビニル系樹脂100重量部に対して、好ましくは0.0
01〜5重量部、更に好ましくは0.005〜3重量部
である。
【0041】上記過塩素酸の金属塩を構成する金属とし
ては、リチウム、ナトリウム、カリウム、ストロンチウ
ム、バリウム、亜鉛、カドミニウム、鉛、アルミニウム
などが例示でき、これらの金属で構成される過塩素酸の
金属塩は、無水物でも含水塩でもよく、また、ブチルジ
グリコール、ブチルジグリコールアジペート等のアルコ
ール系およびエステル系の溶剤に溶かしたものおよびそ
の脱水物でもよい。
【0042】上記過塩素酸処理ハイドロタルサイトは、
前記一般式(I)で表されるハイドロタルサイト化合物
の炭酸の一部またはすべてを過塩素酸で置き換えた過塩
素酸変性品である。
【0043】また、上記過塩素酸処理ハイドロタルサイ
トは、その表面をステアリン酸のごとき高級脂肪酸、オ
レイン酸アルカリ金属塩のごとき高級脂肪酸金属塩、ド
デシルベンゼンスルホン酸アルカリ金属塩のごとき有機
スルホン酸金属塩、高級脂肪酸アミド、高級脂肪酸エス
テルまたはワックスなどで被覆したものも使用できる。
【0044】上記過塩素酸処理珪酸塩としては、珪酸カ
ルシウム、珪酸マグネシウム、珪酸バリウム、珪酸亜鉛
等の珪酸金属塩や各種珪酸質粘土鉱物あるいはその処理
物、例えば、カオリン、ベントナイト、マイカ粉、タル
ク、珪藻土、酸性白土、活性白土やゼオライト等の天然
あるいは合成珪酸塩を過塩素酸水溶液で処理したものが
挙げられ、これらの過塩素酸処理珪酸塩のうちでも、珪
酸カルシウム、珪酸マグネシウム、珪酸バリウム、カオ
リン、ベントナイト、タルク、酸性白土、活性白土やゼ
オライトの処理物が好ましい。
【0045】上記過塩素酸処理ハイドロタルサイトまた
は過塩素酸処理珪酸塩は、例えば、ハイドロタルサイト
または珪酸塩を過塩素酸の希薄水溶液中に加えて撹拌
し、その後必要に応じて、ろ過、脱水または乾燥するこ
とによって容易に製造することができる。該製造に際し
て、ハイドロタルサイトまたは珪酸塩と過塩素酸とのモ
ル比は任意に設定することができるが、一般には、ハイ
ドロタルサイトまたは珪酸塩1モルに対し、過塩素酸
0.1〜2モルとなるような比率で用いることが好まし
い。
【0046】上記過塩素酸の金属塩、過塩素酸処理ハイ
ドロタルサイトまたは過塩素酸処理珪酸塩の添加量は、
塩化ビニル系樹脂100重量部に対し、好ましくは0.
001〜10重量部、更に好ましくは0.01〜5重量
部である。
【0047】上記その他の無機金属化合物としては、珪
酸カルシウム、リン酸カルシウム、酸化カルシウム、珪
酸マグネシウム、リン酸マグネシウム、酸化マグネシウ
ムなどが挙げられる。
【0048】これらの他の安定剤は、目的に応じて二種
以上を組み合わせて用いることができる。一般的には、
本発明の組成物に、更に、有機酸の金属塩/有機ホスフ
ァイト化合物を組合せて用いることが好ましい。
【0049】本発明に使用できる上記可塑剤としては、
通常塩化ビニル系樹脂に用いられている可塑剤を任意に
使用することができ、例えば、ジブチルフタレート、ブ
チルヘキシルフタレート、ジヘプチルフタレート、ジオ
クチルフタレート、ジイソノニルフタレート、ジイソデ
シルフタレート、ジラウリルフタレート、ジシクロヘキ
シルフタレート、ジオクチルテレフタレートなどのフタ
レート系可塑剤;ジオクチルアビペート、ジイソノニル
アジペート、ジイソデシルアジペート、ジ(ブチルジグ
リコール)アジペートなどのアジペート系可塑剤;トリ
フェニルホスフェート、トリクレジルホスフェート、ト
リキシレニルホスフェート、トリ(イソプロピルフェニ
ル)ホスフェート、トリエチルホスフェート、トリブチ
ルホスフェート、トリオクチルホスフェート、トリ(ブ
トキシエチル)ホスフェートオクチルジフェニルホスフ
ェートなどのホスフェート可塑剤系;多価アルコールと
して、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ト
リエチレングリコール、1,2−プロピレングリコー
ル、1,3−プロピレングリコール、1,3−ブタンジ
オール、1,4−ブタンジオール、1,5−ヘキサンジ
オール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリ
コールなどと二塩基酸としてシュウ酸、マロン酸、コハ
ク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン
酸、アゼライン酸、セバチン酸、フタール酸、イソフタ
ール酸、テレフタール酸などを用い、必要により一価ア
ルコール、モノカルボン酸をストッパーに使用したポリ
エステル系可塑剤、エポキシ化大豆油、エポキシ化アマ
ニ油、エポキシ化桐油、エポキシ化魚油、エポキシ化牛
脂油、エポキシ化サフラワー油、エポキシ化ステアリン
酸メチル、−ブチル、−2−エチルヘキシル、−ステア
リルエステル、エポキシ化ポリブタジエン、エポキシ化
トール油脂肪酸エステル、エポキシ化アマニ油脂肪酸エ
ステルなどのエポキシ系可塑剤;その他、テトラヒドロ
フタール酸系可塑剤、アゼライン酸系可塑剤、セバチン
酸系可塑剤、ステアリン酸系可塑剤、クエン酸系可塑
剤、トリメリット酸系可塑剤などが挙げられる。
【0050】その他、必要に応じて、本発明の組成物に
は、例えば、紫外線吸収剤、ヒンダードアミン系光安定
剤、架橋剤、充填剤、顔料、発泡剤、帯電防止剤、プレ
ートアウト防止剤、表面処理剤、滑剤、難燃剤、蛍光
剤、光劣化剤、防黴剤、殺菌剤、非金属安定剤、加工助
剤、離型剤などを包含させることができる。
【0051】本発明の粉体成型用樹脂組成物は、例え
ば、以下のように製造される。懸濁重合または塊状重合
法で製造された塩化ビニル系樹脂に、必須成分である上
記(a)、(b)、(c)成分および必要に応じて、可
塑剤、有機カルボン酸、有機リン酸類またはフェノール
類の金属塩、ヒドロキシ脂肪酸オリゴエステルまたはそ
の塩などの滑剤、その他の添加剤などをスーパーミキサ
ーなどの混合機で均一に分散させるか、流動性改良剤を
添加する場合は、ドライブレンドした後、クーリングミ
キサーなどで冷却してから流動性改良剤を添加し、ドラ
イブレンドした塩化ビニル系樹脂の表面に均一に被覆し
て組成物とする。
【0052】
【実施例】以下、実施例によって本発明の組成物および
その安定化効果を具体的に示す。しかしながら、本発明
はこれらの実施例によって限定されるものではない。
【0053】実施例1 下記の〔配合〕による塩化ビニル系樹脂組成物を、ギヤ
ーオーブンで110℃×1時間ドライアップした後、ら
いかい器を用いて15分間撹拌してコンパウンドを作成
した。クロム製鏡面板を300℃のギヤーオーブンに約
15分間入れて取り出した後、鏡面板が240℃になっ
た時点で該コンパウンドを速やかに均一の厚さに広げて
成型シートを10秒間放置する。金型をさかさにし、そ
のまま30秒間放置した後、水槽に浸漬して冷却する。
そのときのシートのゲル化状態を下記の評価基準で評価
した。
【0054】〔評価基準〕 ◎ 完全にゲル化 ○ ゲル化しているが内部に粒状物が残存 △ ゲル化しているが表面に凹凸がある × 未ゲル化部分がある
【0055】また、ここで作成したゲル化シート(厚さ
1.8mm)を240℃のギヤーオーブン中に入れ、分
解時間を測定し、熱安定性を評価した。更に、このゲル
化シートの130℃のオーブンで500時間劣化促進後
の着色性を10段階に分けて評価した(評価基準:良1
←─→10悪)。
【0056】それらの結果を下記〔表1〕に示す。
【0057】 〔配 合〕 重量部 懸濁重合PVC 90 ペーストPVC 10 ジ(C9〜11混合アルキル)フタレート 65 エポキシ化大豆油 5 ステアリン酸亜鉛 0.3 過塩素酸アンモニウム 0.5 ハイドロタルサイト−1(HT−1)*1 1.0 試験化合物(下記〔表1〕に示す) 〔表1〕 テトラ(C12 〜15混合アルキル)ビスフェノールA 1.0 ジホスファイト *1:組成式:Mg4Al2(OH)12・CO3
【0058】
【表1】
【0059】実施例2 下記の〔配合〕により実施例1と同様にゲル化シートを
作成し、ゲル化状態を評価した。冷却段階で60℃とな
った時、ゲル化シートを剥離して、クロム製鏡面板の曇
り度合とシートの剥離度合を調べて脱型性および金型汚
れをそれぞれ10段階に分けて評価した(評価基準:良
1←─→10悪)。
【0060】また、クロム製鏡面板上の成型シートに発
泡ウレタンを一定の厚さで注入し、ウレタン裏打ちシー
トを作成した。このシートを120℃のオーブンに入
れ、300時間および450時間経過後のシートの着色
度をハンター比色計を用いて測定し、オリジナルとの色
差(ΔE)を求めて、比較的低温で暴露した時の着色性
とした。
【0061】それらの結果を下記〔表2〕に示す。
【0062】 (配 合) 重量部 懸濁重合PVC 100 トリ(C7〜9混合アルキル)トリメリテート 65 エポキシ化アマニ油 5 ビスフェノールAジグリシジルエーテル 3 ステアリン酸カルシウム 0.5 塩基性オクチル酸亜鉛 0.5 試験化合物(下記〔表2〕に示す) 〔表2〕 水酸化カルシウム 1.0 ジ(トリデシル)フェニルホスファイト 1.0 アデカスタブLA−67*2 0.2 過塩素酸アンモニウム 0.2 *2:旭電化工業製ヒンダードアミン系安定剤
【0063】
【表2】
【0064】上記〔表1〕および〔表2〕から明らかな
如く、塩化ビニル系樹脂に、例えば、ハイドロタルサイ
ト化合物またはゼオライト結晶構造を有するアルカリ若
しくはアルカリ土類金属アルミノシリケート(ゼオライ
ト化合物)を単独で添加した組成物(比較例 1-4)は、
ゲル化性、着色性等に劣り、金属の水酸化物を単独で添
加した組成物(比較例 1-6、2-3 )は、熱安定性、着色
性等に劣り、過塩素酸アンモニウムを単独で添加した組
成物(比較例 1-3、2-2 )は、熱安定性、金型汚染性等
に劣る。また、ハイドロタルサイト化合物またはゼオラ
イト化合物、金属の水酸化物および過塩素酸アンモニウ
ムの中から二つのみを併用して添加した組成物(比較例
1-1、1-7 、1-8 、2-1 、2-4 、2-5 、2-6 、2-7 )
も、それぞれの欠点を補うことができない。また、ハイ
ドロタルサイト化合物またはゼオライト化合物および過
塩素酸アンモニウムと、金属の水酸化物に代えて金属の
酸化物とを用いて添加した組成物(比較例 1-5)は、熱
安定性はある程度改善されるが、ゲル化性は不十分であ
り、特に着色性が著しく劣っている。
【0065】これに対し、塩化ビニル系樹脂に、ハイド
ロタルサイト化合物またはゼオライト化合物、金属の水
酸化物および過塩素酸アンモニウムを併用して添加した
本発明の塩化ビニル系樹脂組成物(実施例 1-1〜1-6 お
よび 2-1〜2-7 )は、熱安定性、ゲル化性、着色性、脱
型性および金型汚染性のいずれの性能をも満足するもの
であることが判る。
【0066】
【発明の効果】本発明の粉体成型用塩化ビニル系樹脂組
成物は、熱安定性、ゲル化性、着色性、脱型性および金
型汚染性に優れたものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長浜 勝 埼玉県浦和市白幡5丁目2番13号 旭電 化工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−39652(JP,A) 特開 平5−247296(JP,A) 特開 平5−156106(JP,A) 特開 平6−279640(JP,A) 特開 平5−287145(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 27/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塩化ビニル系樹脂100重量部に、
    (a)ハイドロタルサイト化合物、並びにゼオライト結
    晶構造を有するアルカリおよびアルカリ土類金属アルミ
    ノシリケートからなる群から選ばれた少なくとも一種
    0.01〜10重量部、(b)金属の水酸化物の中から
    選ばれた少なくとも一種0.01〜10重量部および
    (c)過塩素酸アンモニウムを0.001〜10重量部
    を添加してなる、粉体成型用塩化ビニル系樹脂組成物。
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