JP3348439B2 - 籾摺選別機の揺動選別装置 - Google Patents

籾摺選別機の揺動選別装置

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JP3348439B2
JP3348439B2 JP04481492A JP4481492A JP3348439B2 JP 3348439 B2 JP3348439 B2 JP 3348439B2 JP 04481492 A JP04481492 A JP 04481492A JP 4481492 A JP4481492 A JP 4481492A JP 3348439 B2 JP3348439 B2 JP 3348439B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、籾と玄米との混合米
を選別して玄米を取り出す籾摺選別機の揺動選別装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】揺動選別板を穀粒の流下方向である縦方
向及び縦方向に直交する選別方向である横方向の2面と
も傾斜した構成として、横方向に斜上下の往復動をし、
揺動選別板の縦方向の高い供給側に供給された混合米を
縦方向の低い排出側に流動させつつ、横方向の高い揺上
側には玄米を、揺下側には籾を、中間部には混合米を、
夫れ夫れ分離選別する揺動選別装置がある。この揺動選
別板の縦方向の排出側で且つ揺上側には揺上側から揺下
側にかけて往復動する玄米仕切板が設けられていて、玄
米と混合米とを仕切り、玄米を下方の玄米受樋に、ま
た、混合米を混合米受樋に、夫れ夫れ取り出す構成であ
り、この玄米受樋に取り出された玄米を、玄米揚穀機側
に流れる機外取出側と混合米受樋側に流れる機内循環側
に切替ることのできる玄米仕切板が設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来装置にあつては、
揺動選別板の排出側に設けられている玄米仕切板及び玄
米切替板を別々に操作する必要があり、操作が煩雑にな
るという問題点があつた。そこで、この発明は、玄米仕
切板の調節操作に関連して、玄米切替板も関連的に切替
られる構成として、従来装置の欠点を解消しようとする
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、このような
従来技術のもつ問題点を解決するために、次の技術的手
段を講じた。即ち、籾摺部Aから籾と玄米とからなる穀
の供給を受けて選別する揺動選別板16の排出側に揺
上側から揺下側に移動する玄米仕切板19を設けて、選
別済みの穀粒を仕分けて玄米受樋21及び混合米受樋2
3に夫れ夫れ取り出す揺動選別装置において、玄米受樋
21と混合米受樋23との境界部分に玄米受樋21に受
けられた穀粒を玄米受樋21ではなくて混合米受樋23
へ流れるように流れを切替えることのできる玄米切替弁
29を設け、玄米仕切板19の揺上側から所定距離揺下
側への移動に関連して玄米切替弁29が混合米受樋23
への流れに切替られるようになし、かつ上記混合米受樋
23には、該樋23に受けられた穀粒を揺動選別板16
へ戻す流れと籾摺部Aへ戻す流れとに切替えることので
きる籾切替弁32を設けたことを特徴とする籾摺選別機
の揺動選別装置の構成としたものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、図面に示すこの発明の実施
例について説明する。まず、図1及び図4に示す実施例
の構成について説明する。この籾摺選別機は、籾摺をす
る籾摺部A,籾摺部Aからの摺落米を風選する摺落米風
選部B,摺落米風選部Bでの風選後の混合米を選別する
混合米選別部C,穀粒を揚穀搬送する揚穀搬送部Dによ
り構成されていて、籾摺部Aを機体の前上部に、また、
摺落米風選部Bを前下部に配置すると共に、摺落米風選
部Bの吸引フアン1を籾摺部Aの前方に配置し、籾摺部
A及び摺落米風選部Bの一横側部に揚穀搬送部Dの混合
米揚穀機2を配置し、後部には混合米選別部Cを配置
し、混合米選別部Cの後方には、揚穀搬送部Dの玄米揚
穀機3を配置する構成である。
【0006】籾摺部Aは、籾ホッパ4,籾摺ロール5,
5,拡散板の内装されている籾摺室6等で構成されてい
る。次に、摺落米風選部Bについて説明すると、摺落米
風選部Bを構成する摺落米風選箱体7の後部には、上方
の籾摺室6から摺落米が流下し摺落米風選路8の選別始
端側に供給され、終端側ほど高位の斜設された摺落米風
選路8で摺落米は風選される構成である。この摺落米風
選路8の始端側下方には、選別された摺落米を受ける摺
落米受樋9が設けられおり、また、終端側下方には、粃
米を受ける粃米受樋10が設けられている。摺落米風選
路8を始端側から終端側へ流れた選別風は、吸引フアン
1,排塵筒11を経て機外へ排出される構成である。粃
米受樋10に落下選別された粃米は、粃米揚穀機12で
籾ホッパ4に揚穀還元され、また、摺落米受樋9に落下
選別された摺落米は、摺落米ラセン13で一側方に搬送
されて混合米揚穀機2の下部に流入し、混合米揚穀機2
で揚穀されて混合米ホッパ14に供給される。なお、こ
の混合米ホッパ14は、バネ(図示省略)により上下動
自在に支持されていて、この混合米ホッパ14と籾摺部
Aの籾供給調節弁(図示省略)とは、ロッドやアーム等
の連動部材(図示省略)を介して連動連結されていて、
混合米ホッパ14内の混合米が増減し混合米ホッパ14
が上下動すると、籾供給調節弁(図示省略)が関連的に
減増調節される構成である。
【0007】次に、揺動選別装置15で構成されている
混合米選別部Cについて説明する。多段の揺動選別板1
6,16,…は、穀粒の流下方向である縦方向(図1の
紙面に直交する方向)及び縦方向に直交する選別方向で
ある横方向の2面とも傾斜した構成として、横方向を機
体の前後方向(図1の左右方向)に沿わせた状態で、機
体の後部に配置されていて、揺動アーム(図示省略)で
横方向に斜上下の往復動をする構成である。混合米ホッ
パ14の混合米は、分配樋17,分配ケース18を経
て、揺動選別板16,16,…の縦方向の高い供給側
で、且つ、横方向の低い揺下側に構成されている供給口
から、揺動選別板16,16,…に供給される構成であ
る。揺動選別板16,16,…の縦方向排出側には、玄
米仕切板19及び籾仕切板20が設けられていて、揺動
選別板16,16,…の横方向揺上側の玄米分布流域,
横方向中間部の混合米分布流域及び横方向揺下側の籾分
布流域に分布する穀粒が、夫れ夫れ玄米仕切板19及び
籾仕切板20で玄米,混合米及び籾に仕切られる構成で
ある。このように仕切られた玄米は、玄米受樋21に流
下し、玄米流路22を経て後方の揚穀搬送部Dの玄米揚
穀機3の下部に流入し、玄米揚穀機3で揚穀されて、機
体後部から機外に取り出されるものである。また、玄米
仕切板19と籾仕切板20とで仕切られた混合米は、混
合米受樋23,混合米流路24,摺落米受樋9の摺落米
移送ラセン13を経て、揚穀搬送部Dの混合米揚穀機2
の下部に流入して揚穀され、混合米ホッパ14,分配樋
17,分配ケース18を経て、揺動選別板16,16,
…に供給されて再選別されるものである。また、籾仕切
板20で仕切られた籾は、籾受樋26から籾流路27を
経て揚穀搬送部Dの籾揚穀機28に流入し、籾揚穀機2
8で揚穀されて籾摺部Aに還元され、再度の籾摺がされ
る構成である。
【0008】次に、図4に基づき玄米仕切板19と玄米
切替弁29との関連構成について説明する。揺動選別板
16,16,…の縦方向排出側の玄米受樋21と混合米
受樋23との境界部分には、玄米受樋21に受けられた
穀粒を玄米流路22を経て玄米揚穀機3側に流れる機外
取出状態と、混合米受樋23に流れる機内循環状態とに
切替ることのできる玄米切替弁29を設けている。この
玄米切替弁29は、その下端部が軸支されていて、仮想
線で示す機外取出状態に切替られたり、あるいは、実線
で示すように機内循環側へ切替られ、移動終端部では夫
れ夫れストッパ30,30で停止される。玄米仕切板1
9の下部には穀粒の案内板を兼ねた操作板31,31が
取付けられていて、玄米仕切板19が横方向揺上側(図
4の右側)から揺下側(図4の左側)へ所定距離移動す
ると、一方の操作板31が玄米切替弁29の端部に当
り、玄米切替弁29を反時計方向に回動して機内循環状
態に切替られ、また、玄米仕切板19が横方向揺下側か
ら揺上側へ所定距離移動すると、他方の操作板31が玄
米切替弁29の端部に当り、玄米切替弁29は時計方向
に回動して機外排出状態に切替られる構成である。ま
た、混合米受樋23の端部には、籾切替弁32が設けら
れていて、混合米受樋23上を流下した穀粒を、摺落米
移送ラセン13側へ流れる機内循環状態、あるいは、籾
流路27に切替られて籾揚穀機28を経て籾摺部Aへ還
元する状態とに切替できる。
【0009】次に、図6及び図7について図4との相違
点について説明する。揺動選別板16の排出側の選別穀
粒受部33における玄米受樋21,混合米受樋23,籾
受樋26の下方には、底板34が設けられていて、揺動
選別板16,16,…の横方向揺上側端部よりも揺上側
に飛散した穀粒は、下方の底板34上に落下し、底板3
4上を流下中に第2玄米切替弁29の切替状態に応じ
て、玄米流路22を経た機外取出側、あるいは、混合米
流路24側に流下し、混合米切替弁36を上方に回動し
た開口状態に切替ることにより、混合米流路24上に流
下する状態に切替られる。従って、玄米仕切板19を横
方向の揺上側端部まで移動させなくても、混合米切替弁
36を開口させることにより、玄米仕切板19で仕切ら
れた穀粒を混合米流路24側へ流動させることができ
る。
【0010】次に、図8及び図9について説明する。玄
米仕切板19,籾仕切板20,玄米切替弁29は前述の
図4の実施例と同様に構成されていて、玄米受樋21に
受けられた穀粒は、玄米切替弁29で機外排出側、ある
いは、機内循環側に切替られる。玄米流路22に第2玄
米切替弁35が設けられていて、第2玄米切替弁35は
機外取出側、あるいは、混合米横移送装置38の始端側
への流れに切替られる。混合米受樋23から混合米横移
送装置38の中途部に穀粒が流入し、混合米横移送装置
38の終端側から摺落米移送ラセン13に引継がれて機
内循環し、揺動選別板16,16,…に供給される。こ
のように、玄米仕切板19及び籾仕切板20で仕切られ
た玄米及び混合米をラセン移送装置で構成されている混
合米横移送装置38で搬送するので、機体高さを低くす
ることができる。
【0011】次に、図10及び図11に基づき粃米の処
理の他の実施例について説明する。粃米受樋10の底部
には粃米ラセン39を回転自在に支架し、粃米受樋10
の搬送終端側には伝動ボックス40を取り付け、伝動ボ
ックス40にはラセン揚穀型の粃米揚穀機12を上方へ
突出するように取り付け、この粃米揚穀機12の上部筒
部12aを首振り自在とし、粃米取出方向の自由化を図
っている。上部筒部12aの上端には粃米揚穀モータ4
1を取付けて、粃米揚穀機12の粃米ラセン(図示省
略)を駆動する構成とし、粃米ラセン(図示省略)の下
端部から伝動ボックス40内の伝動装置(図示省略)を
経て粃米ラセン39に動力が伝動される構成である。こ
のように構成されている粃米受樋10を摺落米風選部B
及び混合米選別部Cを載置する機台42に横一側方ある
いは横他側方から嵌合支持することにより機体への組み
立てが完了し、粃米の取出を機体の何れの側からも行な
うことができて、好都合である。
【0012】次に、図12に基づき粃米の処理の他の実
施例について説明する。粃米受樋10の底部には粃米ラ
セン39を回転自在に支架し、粃米ラセン39の一端に
粃米モ−タ43を取付けて、スイッチボックス44の正
転スイッチあるいは逆転スイッチを操作することによ
り、粃米ラセン39を正転あるいは逆転させて、粃米を
機体の何れの側からも取出できるようにしている。
【0013】図13及び図14に基づき粃米処理の他の
実施例について説明する。機台42の前部には籾摺部A
及び摺落米風選部Bを載置し、機台42の後部には揺動
選別装置15からなる混合米選別部Cを載置し、機体の
最後部には玄米揚穀機3を配置し、機台42における摺
落米風選部Bの粃米受樋10の下方には、第2粃米受樋
45を取り付け、この第2粃米受樋45の搬送始端側に
は開閉自在の切替板46を設け、切替板46を実線で示
すように受け入れ状態とすると、粃米受樋10の搬送終
端側から取り出された粃米が第2粃米受樋45に受け入
れられて、第2粃米ラセン47で搬送されて一側方から
取り出され、また、切替板46を仮想線で示す流下排出
状態とすると、粃米受樋10の搬送終端側から取り出さ
れた粃米は、切替板46上を流下し他側方から取り出さ
れるもので、粃米取出の自由度を高めることができる。
なお、第2粃米受樋45には回収樋48を連設して、揺
動選別装置15の穀粒を回収できる構成にしておくと、
揺動選別装置15の残留穀粒を回収樋48,第2粃米受
樋45を経由して取り出すことができる。
【0014】次に、図15に基づき揺動選別板16の選
別凹凸部について説明する。揺動選別板16上には、凸
部49,49,…及び抵抗凸部50,50,…が設けら
れている。この凸部49には、横方向の揺上側16cに
面していて揺上側16c側に穀粒を押送する押送面49
a及び横方向の揺下側16d側に面していて揺下側16
d側ほど低い傾斜面49bとで構成されており、また、
抵抗凸部50は横方向の揺下側16dに面していて揺上
側16c側に移動中の穀粒が衝突すると揺上側16c側
への移動に抵抗が与えられて、且つ、比重の軽い籾が上
方へ浮上する動きを与える抵抗面50a及び横方向の揺
上側16c側に面した揺上側16cほど低い傾斜面50
bとで構成されており、凸部49,49,…及び抵抗凸
部50,50,…を千鳥状に配している。このように構
成されているので、揺動選別板16に横方向斜上下の往
復動が与えられると、小形で比重の高い玄米は沈下し、
大形で比重の軽い籾は浮上する傾向を生じ、下方に沈下
している玄米は凸部49の押送面49aで押送されて揺
上側16c側に移動して順次揺上側16cに偏流分布
し、下方に沈下している一部の籾が凸部49の押送面4
9aに押送されて抵抗凸部50の抵抗面50aに衝突す
ると、玄米に比して大形で比重の軽い籾は上方に浮上す
る傾向が玄米に比較して大きく、籾の上層への浮上が促
進されて、籾の揺上側16c側への移動が少なくなり、
揺上側16cでの玄米の偏流分布流域を広くし選別能率
を向上させることができる。なお、この実施例の凸部4
9に代えて、横方向の揺上側16c側へ沈下した穀粒を
移動させる機能が有る凹部に構成してもよい。
【0015】次に、図16に基づき揺動選別板16の選
別凹凸部について説明する。揺動選別板16上には、凸
部49,49,…あるいは凹部51,51,…が設けら
れていて、この凸部49には、横方向の揺上側16c側
に面していて揺上側16cに穀粒を押送する押送面49
a,横方向の揺下側16d側に面していて揺下側16d
ほど低い傾斜面49b及び中間部の平面部49cに構成
された屈曲面49dとで構成されており、また、凹部5
には、横方向の揺上側16c側に面していて揺上側16
c側に穀粒を押送する押送面49a,横方向の揺下側1
6d側に面していて揺下側16dほど低い傾斜面49b
及び中間部の平面部に構成された屈曲面51dとで構成
されていて、揺動選別板16にはこのように構成されて
いる凸部49だけ、あるいは、凹部51だけ、あるい
は、凸部49と凹部51とを混合して、千鳥状あるいは
列状に配した構成である。このように構成されているの
で、揺動選別板16に横方向斜上下の往復動が与えられ
ると、小形で比重の重い玄米は沈下し、大形で比重の軽
い籾は浮上する傾向を生じ、下方に沈下している玄米は
凸部49あるいは凹部51の押送面49a,51aで押
送されて揺上側16c側に移動して順次揺上側16c側
に偏流分布し、下方に沈下している一部の籾が凸部49
あるいは凹部51の押送面49a,51aで押送されて
揺上側16c側への移動途中で、屈曲面49d,51d
の作用を受けると、玄米に比して大形で比重の軽い籾は
上方に浮上する傾向が玄米に比較して強く、籾の上層へ
の浮上が促進されて玄米上に浮上し、籾の揺上側16c
側への移動が少なくなり、揺上側16cでの玄米の偏流
分布流域を広くし選別能率を向上させることができる。
【0016】次に、図17について説明する。揺動選別
板16の上面には、任意形状の選別凹凸部が構成されて
いて、揺動選別板16に横方向斜上下の往復動が与えら
れると、揺上側16cに玄米が偏流分布し、揺下側16
dには籾が偏流分布し、その中間部には混合米が偏流分
布する構成であり、この揺動選別板16の排出側16b
で且つ揺上側16cの選別板面を他の部分に比して低位
取出部52として、揺上側16cの玄米分布流域に偏流
した玄米を速く排出側16bに流下し、揺動選別板16
の横方向の幅を狭くしたものでありながら、選別能率を
向上できるものである。なお、この低位取出部52の部
分を切除しても同様の効果が期待できる。
【0017】次に、図1乃至図4に示す実施例の作用に
ついて説明する。籾摺選別機で籾摺選別作業をする場合
には、機体の回転各部を駆動し、籾ホッパ4に籾を供給
し、籾摺部Aの籾供給調節弁(図示省略)を開けると、
籾が籾摺ロール5,5に供給され、互いに反対方向に回
転している籾摺ロール5,5で籾摺され、拡散板で拡散
された摺落米は下方の摺落米風選部Bの摺落米風選路8
に供給され、摺落米風選路8を流れている選別風により
選別され、軽い籾殻は摺落米風選路8の終端側に流れ
て、吸引フアン1及び排塵筒11を経て機外に排出さ
れ、また、比較的軽い粃米は粃米受樋10に落下選別さ
れ、また、重い籾・玄米の混合米は摺落米受樋9に流下
選別される。ついで、摺落米受樋9に選別された摺落米
は、摺落米ラセン13で一側に搬送されて、混合米揚穀
機2に流入して揚穀され、混合米ホッパ14に供給さ
れ、次いで、分配樋17及び分配ケース18を経由し
て、揺動選別板16,16,…に供給される。
【0018】このようにして、揺動選別板16,16,
…に供給された混合米は、揺動アーム(図示省略)の横
方向斜上下の往復揺動により、粒形の大小,比重の大小
あるいは摩擦抵抗の差異等により選別されて、横方向の
揺上側である玄米分布流域に偏流分布した玄米は、玄米
仕切板19で仕切られて取り出されて、玄米受樋21、
玄米流樋22を経て玄米揚穀機3の下部に流入し、玄米
揚穀機3で揚穀されて機外に取り出され、また、揺動選
別板16,16,…の横方向中間部である混合米分布流
域に偏流分布した混合米は、玄米仕切板19と籾仕切板
20とで仕切られて取り出され、ついで、混合米は混合
米受樋23、混合米流路24を経て、混合米揚穀機1の
下部に流入し、ついで混合米揚穀機2で揚穀され、混合
米ホッパ14,分配樋17,分配ケース18を経て、揺
動選別板16,16,…に供給されて再選別される。ま
た、揺動選別板16,16,…の横方向揺下側の籾分布
流域に偏流分布した籾は、籾仕切板20で仕切られて取
り出され、籾受樋26,籾流路27,籾揚穀機28を経
て籾摺部Aに揚穀還元されて、再度籾摺される。
【0019】このようにして籾摺選別されるのである
が、玄米仕切板19の下部には操作板31,31が取付
けられていて、選別作業が安定して、玄米の分布流域が
揺上側16cにある程度広がり、玄米仕切板19を横方
向揺上側16cから揺下側16dへ所定距離移動する
と、操作板31,31が玄米切替弁29の端部に当り、
玄米切替弁29を反時計方向に回動し、玄米切替弁29
が機外排出状態に切替られ、また、選別作業終了時に穀
粒が減少して混合米全体が揺上側16cにのみ偏流分布
するようになつて、玄米仕切板19を横方向揺下側16
dから揺上側16cへ所定距離移動すると、玄米受板1
9が玄米切替弁29の端部に当り、玄米切替弁29は時
計方向に回動し、玄米切替弁29が機内循環状態に切替
られるので、選別開始時及び選別終了時に玄米切替弁2
9の操作を省略できて、操作の簡単化を図ることができ
るものである。その上、籾切替弁32を籾流路27へ切
り替えることにより、穀粒を直接籾摺部Aに還元するこ
とができる。
【0020】
【発明の効果】この発明は、玄米受樋21と混合米受樋
23との境界部分に玄米受樋21に受けられた穀粒を玄
米揚穀機3側に流れる状態と混合米受樋23に流れる状
態とに切替ることのできる玄米切替弁29を設け、玄米
仕切板19の揺上側16cから所定距離揺下側16dへ
の移動に関連して玄米切替弁29が混合米受樋23側へ
の流れに切替られるので、選別開始時及び選別終了時に
玄米仕切板19の操作に関連して玄米切替弁29も操作
されることとなり、操作の簡単化を図ることができるも
のである。また、上記混合米受樋23には、該樋23に
受けられた穀粒を揺動選別板16へ戻す流れと籾摺部A
へ戻す流れとに切替えることのできる籾切替弁32を設
けたから、適宜に機内循環させる穀粒を籾摺部Aに還元
させて籾摺処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】切断側面図
【図2】正面図
【図3】平面図
【図4】切断正面図
【図5】平面図
【図6】切断正面図及び側面図
【図7】切断平面図
【図8】切断正面図
【図9】平面図
【図10】側面図及び切断背面図
【図11】側面図及び切断正面図
【図12】切断背面図
【図13】側面図
【図14】切断背面図
【図15】平面図及び切断正面図
【図16】平面図及び切断正面図
【図17】平面図及び切断正面図
【符号の説明】
A 籾摺部 B 摺落米風選部 C 混合米選別部 D 揚穀搬送部 1 吸引フアン 2 混合米揚穀機 3 玄米揚穀機 4 籾ホッパ 5 籾摺ロール 6 籾摺室 7 摺落米風選箱体 8 摺落米風選路 9 摺落米受樋 10 粃米受樋 11 排塵筒 12 粃米揚穀機 13 摺落米ラセン 14 混合米ホッパ 15 揺動選別装置 16 揺動選別板 17 分配樋 18 分配ケース 19 玄米仕切板 20 籾仕切板 21 玄米受樋 22 玄米流路 23 混合米受樋 24 混合米流路 26 籾受樋 27 籾流路 28 籾揚穀機 29 玄米切替弁 30 ストッパ 31 操作板 32 籾切替弁 33 選別穀粒受部 34 底板 35 第2玄米切替弁 36 混合米切替弁 37 第2玄米切替弁 38 混合米横移送装置 39 粃米ラセン 40 伝動ボックス 41 粃米揚穀モータ 42 機台 43 粃米モータ 44 スイッチボックス 45 第2粃米受樋 47 第2粃米ラセン 48 回収樋 49 凸部 49a 押送面 49b 傾斜面 50 抵抗凸部 50a 抵抗面 50b 傾斜面 51 凹部 52 低位取出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−24389(JP,A) 特開 昭56−129069(JP,A) 特開 昭63−171690(JP,A) 特開 昭58−14980(JP,A) 特開 昭58−74175(JP,A) 実開 昭56−10940(JP,U) 実開 昭53−163246(JP,U) 実開 昭56−110844(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B07B 1/00 - 15/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 籾摺部Aから籾と玄米とからなる穀粒
    供給を受けて選別する揺動選別板16の排出側に揺上側
    から揺下側に移動する玄米仕切板19を設けて、選別済
    みの穀粒を仕分けて玄米受樋21及び混合米受樋23に
    夫れ夫れ取り出す揺動選別装置において、玄米受樋21
    と混合米受樋23との境界部分に玄米受樋21に受けら
    れた穀粒を玄米受樋21ではなくて混合米受樋23へ流
    れるように流れを切替えることのできる玄米切替弁29
    を設け、玄米仕切板19の揺上側から所定距離揺下側へ
    の移動に関連して玄米切替弁29が混合米受樋23への
    流れに切替られるようになし、かつ上記混合米受樋23
    には、該樋23に受けられた穀粒を揺動選別板16へ戻
    す流れと籾摺部Aへ戻す流れとに切替えることのできる
    籾切替弁32を設けたことを特徴とする籾摺選別機の揺
    動選別装置。
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