JP3348008B2 - シートの巻取繰出構造及びその利用装置 - Google Patents

シートの巻取繰出構造及びその利用装置

Info

Publication number
JP3348008B2
JP3348008B2 JP06434198A JP6434198A JP3348008B2 JP 3348008 B2 JP3348008 B2 JP 3348008B2 JP 06434198 A JP06434198 A JP 06434198A JP 6434198 A JP6434198 A JP 6434198A JP 3348008 B2 JP3348008 B2 JP 3348008B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
winding
winding drum
drum
bent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP06434198A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11247553A (ja
Inventor
昭夫 小松
仁行 足立
好明 堀江
Original Assignee
小松電機産業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 小松電機産業株式会社 filed Critical 小松電機産業株式会社
Priority to JP06434198A priority Critical patent/JP3348008B2/ja
Publication of JPH11247553A publication Critical patent/JPH11247553A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3348008B2 publication Critical patent/JP3348008B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工場や倉庫等建物
の出入口や間仕切り部分に設置されるシートシャッター
等に好適に用いることができる、シートの巻取繰出構造
及びその利用装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、工場や倉庫等建物の出入口や間仕
切り部分に設置される、シャッター用のシートをゲート
状のフレームに昇降動作可能に設けたシートシャッター
は、シートの真直性を保持する心材を間口高さの巻取繰
出方向に粗間隔に横設した重量構造のシートを、駆動モ
ータによって正逆回転可能に駆動される円筒状の巻取ド
ラムに基部側を取着した状態で巻取繰出回転可能に設け
て構成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然し、上記のような従
来の構成によるシートシャッターは、シートを巻取繰出
回転させる巻取ドラムが円形状断面の円筒であるため、
複数の心材を横設して上下に長い重量構造のシートを支
える事と、高速で巻き取られるシートによって心材が巻
取ドラムの表面に激しく接当する衝撃による変形等を防
止する上で、巻取ドラムは径大で且つ肉厚な塩ビパイプ
等の筒体を用いているので、巻取ドラムが大重量で大型
化すると共にシートの巻取り径が大きくなって、シート
シャッターをコンパクトに纏めたり、シートの巻取繰出
回転の一層の高速化を図り難い等の欠点がある。また円
筒状の巻取ドラムは、重量のあるシートを高速で巻き取
るとき、巻取ドラムに巻き取られた状態部分のシート
が、巻取り方向にきつく締め付けられるので、シートに
伸び等が生じやすいと共に繰り出し難い等の問題があ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記従来の問題点を解消
するための本発明によるシートの巻取繰出構造は、第1
に、駆動モータ4によって正逆回転される巻取ドラム3
に、シート2を巻掛けてなる巻取繰出構造において、前
記巻取ドラム3を多角形状の筒状体に形成して、その屈
曲外側面3bにシート2の基部側を取付固定し、該シー
ト(2)に粗間隔に横設される心材(21)部分を、巻
取ドラム(3)の断面の屈曲頂部(3c)に位置させる
ことなく屈曲外側面(3b)に位置させて巻き取るよう
に構成したことを特徴としている。
【0005】第2に、多角形状の巻取ドラム3を、該巻
取ドラム3の屈曲内側面3aに接合する複数の支持片6
1を有する支持部材6を内嵌させて駆動支持することを
特徴としている。
【0006】第に、巻取ドラム3の外周に、緩衝用の
補助幕体7を設けてシート2を巻き取ることを特徴とし
ている。
【0007】第に、シートの巻取繰出構造の利用装置
として、請求項1又は2又は3又は4のシートの巻取繰
出構造を、ゲート状のシャッターフレーム1aに形成さ
れるシートケース10内に設けて、シート2をサイドフ
レーム11に沿わせて昇降動作させることによりシート
シャッター1を構成することを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図面に基づ
いて説明する。図1,図2において1はシートシャッタ
ーであり、そのシャッターフレーム1aは、内部に後述
するシートの巻取繰出構造を収容する中空筒状のシート
ケース10と、横フレーム12によって上部を連結支持
される左右のサイドフレーム(支柱)11,11等から
なり、上記シートケース10を横フレーム12上に取付
固定することによって、全体としてゲート型のフレーム
となるように構成し、シートケース10内部にシート
(シャッター)2を多角形状(図示例では8角形)の巻
取ドラム3に巻取繰出回転可能に構成したシートの巻取
繰出構造を収容すると共に、シート2の繰出側の両側を
両サイドフレーム11,11内に嵌挿して昇降動作可能
に構成し、前記シャッターフレーム1aを建物等の出入
口に立設することにより、該出入口をシート2で開閉す
るシートシャッター1を設置構成するようにしている。
【0009】上記シートケース10は、中空なカバー枠
体の両端に端板13,13を着脱可能に嵌め込んで取付
固定することにより、該シートケース10を密閉状に形
成維持させると共に、右方の端板13には巻取ドラム3
の端部内に収容可能な円柱状の駆動モータ4を取付ネジ
を介し着脱可能に固着し、シートの巻取繰出構造によっ
て駆動モータ4の着脱交換並びにシート2等のメンテナ
ンス作業を行い易くしている。シート2は、透光性,可
撓性を有する合成樹脂材よりなる長方形の幕体の上端
(基部側)を巻取ドラム3の軸芯方向に沿って後述する
屈曲外側面3bに固着されていて、巻取ドラム3の正逆
回転(巻取繰出回転)によりシート2の繰り出し下降及
び巻き上げ上昇の昇降開動を可能にしている。
【0010】そしてシート2は、在来のものと同様にそ
の長手方向に袋状の心材収容部20を所定間隔で多数段
にわたって形成し、各心材収容部20内に一定の剛性を
有した棒状の心材21を挿通し、シート2の左右方向の
通直性を保っていると共に、シート2の下端には接地部
22を設けている。上記接地部22は、図5で後述する
ように棒状のウェイトを兼ねた心材90を挿通すると共
に、弾力性の接地カバー92がチューブ状断面をなすよ
うに折り曲げて被覆されており、シート下端の通直性を
保持し弾力性をもたせて十分な接地を行わしめる構成に
している。
【0011】また前記左右のサイドフレーム11は、板
金形成された薄板からなるガイドケース15を二つ合わ
せにして断面コ字状に形成しており、この内部にシート
2の両端を差し込み収容して昇降可能に案内するように
している。そして、シャッタフレーム1aの左側面に
は、赤外線センサからなる開動センサ(起動センサ)S
を正面側中央を向くように設置して、該開動センサSが
シート2の前方に人や運搬車等の通過体を検出した際に
は、開動センサSの検出信号によって制御ボックス5を
介して駆動モータ4を作動し、閉鎖中のシート2を自動
的に開くことができる構成にしている。また両サイドフ
レーム11,11の下側には、上記とは逆に、シート2
が開かれた状態で該シート2の下方に障害物があると
き、駆動モータ4によるシート2の下降を規制させる障
害物検知用の赤外線或いは光電管等よりなる下降規制セ
ンサS1を設けている。
【0012】この実施形態における駆動モータ4は正逆
回転可能でブレーキ付のモータを採用しており、駆動モ
ータ4の駆動軸40の他端には、エンコーダー又は他の
センサ類からなる検出装置(不図示)を設けて、該検出
装置で検出した駆動モータ4の回転数(信号)を前記制
御ボックス5で読みとり判断させ、上記シート2の作動
及び停止を所望に行うことができるようにしていると共
に、制御ボックス5に設けたリモコンスイッチ50或い
は操作スイッチ51によって、シート2の開閉動作並び
に開閉パターン等のモード設定を自在に行うと共に、そ
の適正作動を行わせるようにしている。
【0013】次に前出のシートの巻取繰出構造について
説明する。後述する手段によって多角形状に形成された
巻取ドラム3は、前記駆動モータ4の内側に突設するド
ライブ軸40に設けた支持部材6を巻取ドラム3の右側
内奥部に嵌挿すると共に、前記左側の端板13にメタル
部16で遊転可能に軸支した支軸17に固着される支持
部材6aを巻取ドラム3の左端に嵌挿することによっ
て、シートケース10内に安定よく巻取繰出回転可能に
支持している。尚、図示例では巻取ドラム3は、左側の
支持部材6aと取付ネジ18で締着しているが、右側の
支持部材6とは後述する理由によって軸芯方向の固定を
することなく巻取ドラム3を良好に支持している。
【0014】図示例において、上記支持部材6,6aは
略同形状に形成しており、両者はその軸支板60の外周
に、4枚の広巾平坦状の支持片61を等間隔を有して屈
曲形成してなり、該支持片61を巻取ドラム3の多角形
状に屈曲して形成された、屈曲頂部3c,3c間の内側
平坦面(屈曲内側面)3aに各嵌合接合させる構造とし
ている。この構造により、シートケース10内に先ず巻
取ドラム3の左側を支持部材6aで位置決め固定したの
ち、予め端板13に駆動モータ4と共に部品組みされて
いる支持部材6を巻取ドラム3の右側から挿入すると、
巻取ドラム3はその両側を簡単な組立構成を以て能率よ
く的確に支持することができるもである。
【0015】また支持部材6は、支持片61の巾を上記
屈曲内側面3aと略同巾な平坦面に形成していると共
に、巻取ドラム3の多角形状の屈曲内側面3aの数より
少ない等間隔を有して突設した各支持片61が、巻取ド
ラム3の対応する屈曲内側面3aに屈曲頂部3c両側の
屈曲内側面3a,3aで規制保持されるので、巻取ドラ
ム3と支持片61とを取付ネジ等の固定手段を特に必要
とすることなく良好に接合することができ、巻取ドラム
3を支持部材6によってガタツキ等を伴うことなく、簡
潔な構成で的確に駆動することができると共に、巻取ド
ラム3の表面に取付ネジの頭等を突出させない平坦状に
することができるので、巻取ドラム3に巻き取られるシ
ート2の損傷や引っ掛かり等の不具合を簡単に防止する
ことができる等の利点がある。
【0016】従って、上記のように構成したシートの巻
取繰出構造は、巻取ドラム3を一方の支持部材6aによ
って位置決め固定した状態で、駆動モータ4側に設けた
支持部材6を巻取ドラム3内に嵌挿させるだけの簡単な
支持手段によって、巻取ドラム3のより内奥部に駆動箇
所及び支持箇所を設けることができるので、巻取ドラム
3の中途部内で複数の支持片61の広巾面が屈曲内側面
3aに良好に接合して安定よく支持することができる。
【0017】また後述する構成によって多角形状に形成
された巻取ドラム3は、その周面に屈曲外側面3bと共
に山形に形成される複数の屈曲頂部3cがアングル状の
補強リブとして撓みや捩じりに対し充分な剛性を有する
ので、重量のあるシート2を正逆に激しく巻取繰出回転
する際に加わる負荷によって巻取ドラム3を変形させた
り損傷させたりすることなく、巻取ドラム3を長期間に
わたり円滑に駆動することができると共に、ドラム直径
を可及的に小径にすることができ、またシート2の最大
巻取り径を小さくすることができて、コンパクトなシー
トケース10を形成することができる等の特徴がある。
【0018】次に図3,図6を参照し、巻取ドラム3の
構成及びシート2の取付構成等について説明する。図示
例の巻取ドラム3は、肉薄な板状部材を以て左右対称形
で軸芯方向に二分割してなるドラム板30,30を、互
いに連結することにより、側面視正8角形で8つの屈曲
頂部3cと屈曲外側面3bを有する多角形状筒体を、軽
量でありながら剛性の高い構造に簡単に加工製作するこ
とができるようにしていると共に、シート2を良好に巻
き取ることができるようにしている。
【0019】即ち、上記ドラム板30は、肉薄の鉄板を
曲板機によって半多角形に屈曲形成すると共に、その両
端辺にそって取付ネジ31とリベット32を、各挿通可
能なナット33付きの取付孔とリベット孔等を複数設け
ると共に、一対のドラム板30,30の両端辺を図示の
如く重ねた状態で、取付ネジ31とリベット32とで締
着することにより、一本の多角形状の巻取ドラム3を剛
性高く簡単な加工手段で製作できるように構成してい
る。
【0020】また上記取付ネジ31はシート2の上端部
を取付固定する固定具も兼ねており、該取付ネジ31の
締着にあたっては、シート2の上端に袋状に形成した取
付袋部23を設け、該取付袋部23内に取付ネジ31挿
通用の取付孔を穿設した側面視ヘ字状の取付バー34を
挿入した状態で、両者に取付ネジ31を挿通しながら既
述のドラム板30,30と共に締着固定するようにして
いる。また取付バー34の両端は板状の押圧片35によ
って巻取ドラム3に取付固定している。
【0021】またシート2の上記取付部の巻取り方向下
手側には、可撓性及び適当な弾力性を有するスポンジ板
等からなる緩衝用の補助幕体7を巻付けており、この補
助幕体7によって巻取繰出回転時に巻取ドラム3の周面
とシート2との直接的な接当を防止すると共に、重量の
ある心材21部分が勢いよく巻取ドラム3に接当する際
に、これを緩衝して両者の保護を図ると共に、接当によ
る騒音等の発生を防止して静かな巻取繰出回転を行うこ
とができるようにしている。
【0022】即ち、図4〜図6で図示する補助幕体7
は、薄いスポンジ板をシート2と略同巾で巻取ドラム3
に一周以上巻付け可能な長さに形成していると共に、そ
の始端部側を前記屈曲内側面3aの表面側に形成される
平坦状の屈曲外側面3bに、両面接着テープ等の接着剤
70によって貼着し、且つその終端部側は巻取ドラム3
に固定しないで自由になるように設けている。この構成
により、図5の矢印方向の巻取回転によって巻取ドラム
3がシート2を勢いよく巻き取るとき、順次巻き上げら
れる心材21は心材収容部20内に収容された状態で、
補助幕体7を介して巻取ドラム3側に接当するので、接
当による大きな反発や騒音等を生ずることなく、シート
2の巻取繰出回転を円滑に行うことができる。
【0023】また既述のように補助幕体7の下手側は自
由端にしていることにより、巻取ドラム3の巻取回転に
よってシート2に追随して巻取ドラム3の周面に適切に
沿って巻き付けられると共に、巻取ドラム3の繰出回転
の最終側では図6に示すように、補助幕体7の自由端側
はシート2に追随して繰り出されるから、シート2の巻
取繰出動作を円滑に行うことができると共に、巻取ドラ
ム3に対する補助幕体7の装着構造が簡単で廉価に構成
することができる他、補助幕体7が長期の使用によって
伸び等を生じたとしてもこの自由端側で逃がされるの
で、補助幕体7は巻取時に屈曲外側面3bでの撓みによ
る接合不良等を生ずることなく、長期間にわたり好適に
使用することができる等の利点を有している。
【0024】次に、図4,図5を参照しシート2の構成
並びにその巻取繰出の態様について説明する。この巻取
ドラム3はシート2を巻き取るとき、シート2に粗間隔
を以て横設される各心材21が、多角形状に形成された
平坦な屈曲外側面3bに略均等に位置すると共に、同一
な屈曲外側面3bにおいて位置する複数の心材21が互
いに齟齬するようにシート2を巻くことにより、シート
2の巻取直径を可及的に小さくしていると共に、上下に
隣設する心材収容部20が心材21部分の激しい接当を
回避させて、上記心材収容部20が亀裂等の損傷を受け
ることや騒音の発生等を良好に防止することができるよ
うにしている。
【0025】即ち、図示例のシート2は巻取ドラム3が
その直径を略165ミリ程度にしていることから、該シ
ート2に横設される心材21間隔は上方から例えば、略
547ミリ,567ミリ,582ミリ,592ミリ,5
82ミリ・・等の異間隔を維持させて各心材収容部20
を設けていることによって、図5に示すように各心材2
1を巻取ドラム3の相隣る屈曲外側面3b間に形成され
る屈曲頂部3cに位置させることなく、心材21を屈曲
外側面3b上に位置させると共に、該屈曲外側面3bに
内外(上下)に巻取位置された複数の心材21部分の重
なり接当を防止するようにしている。
【0026】また多角形状の巻取ドラム3に巻き取られ
るシート2は、屈曲頂部3c部分では内外に重なるシー
ト2部分を強く接合されているが、屈曲外側面3b部分
ではその平坦面によって緩い重なりにされるので、巻取
ドラム3にシート2を強く締め付けることなく且つ屈曲
頂部3cによって確実な巻取動作を行うことができ、シ
ート2の耐久性を向上させながら小径に巻き取ることが
できるものである。また繰出回転時には、シート2は各
屈曲外側面3bの広い面積において内外に重なるシート
2部分は緩い重なりで離間状態にあるので、シート2の
繰出剥離がスムースで、シートシャッター1の閉動作を
速やかに行うことができる等の利点がある。
【0027】従って、以上のように構成したシートの巻
取繰出構造を備えたシートシャッター1は、多角形状に
形成した巻取ドラム3によってシート2の巻取繰出動作
を良好に行うことができるから、シート2の昇降動作に
よる間口(出入口)の開閉を優れたものにすることがで
きると共に、シート2の巻取繰出の高速化を図ることが
可能になるものである。また装置をコンパクトに纏めて
建物等への設置を行い易く且つ廉価に製作することがで
きる等の特徴がある。尚、この巻取ドラム3を小径にす
る場合には、上記鉄板屈曲手段に限ることなく、プラス
チック材によって8角形並びにその前後の多角形状の筒
体を一体的に形成してもよいものである。
【0028】また本発明のシートの巻取繰出構造を以て
図示例のようなシートシャッター1を構成する場合に
は、シート2の下端部に形成される接地部22を図5に
示すような重垂構造9にするとよい。即ちこの場合に
は、シート2はその下端に棒状のウェイトを兼ねた心材
90を心材収容部25内に挿通保持すると共に、該心材
収容部25の外周をスポンジ等のクッション部材91で
覆った状態で、弾力性の接地カバー92でチューブ状断
面をなすように折り曲げて被覆する重垂構造9にするこ
とにより、シート下端の通直性を保持し弾力性をもたせ
て好適に接地を行わせると共に、心材90の自重によっ
てシート2の繰出動作を良好に促すことができる構成に
している。
【0029】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したことに
より次のような効果を奏する。駆動モータによって正逆
回転される巻取ドラムを多角形状の筒状体に形成し、シ
ートを巻取繰出回転させるシートの巻取繰出構造にした
ことにより、巻取ドラムは多角形状の屈曲頂部がアング
ルリブ状に複数形成されることにより撓み剛性が向上す
るので、巻取ドラムを例えば肉薄の鉄板等で形成したと
しても、充分な強度を有して変形を防止すると共に、巻
取ドラムの小径化と軽量化を図ることができ、シートの
巻取繰出構造及びその利用装置としてのシートシャッタ
ー等の小型化と低コスト化を図ることができる。
【0030】また多角形状の巻取ドラムは、その屈曲頂
部及び平坦な屈曲外側面によって巻取回転時のシートの
締め付けを緩和することができるから、シートの巻取繰
出動作を円滑に行うことができる。そして、多角形状の
巻取ドラムは、支持部材の支持片を巻取ドラムの屈曲内
側面に内嵌接合させることにより、簡単な構成を以てシ
ートの損傷等を防止することができると共に良好に駆動
支持することができる。
【0031】さらに、巻取ドラムはシートを巻き取ると
き、シートに粗間隔に横設される心材部分を屈曲外側面
に位置させて巻き取るようにすると、シートの巻取り径
を小さくすることができると共に、巻取ドラムの外周に
緩衝用の補助幕体を設けてシートを巻き取ることによ
り、巻取ドラムと心材部分の接当衝撃を緩和して両者の
損傷や騒音等の発生を抑制することができる。
【0032】また上記のようなシートの巻取繰出構造を
備えたシートシャッターは、多角形状に形成した巻取ド
ラムによってシートの巻取繰出動作を良好に行うことが
できるから、シートシャッターの開閉動作を優れたもの
にすることができると共に、コンパクトに纏め易く且つ
廉価に製作することができる等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるシートの巻取繰出構造を備えた
シートシャッターを一部破断をして示す正面図。
【図2】図1のシートシャッターを一部破断して示す側
面図。
【図3】シートケース内における巻取繰出構造を示す正
断面図。
【図4】図3の分解斜視図。
【図5】巻取ドラムの構成を示す断面図。
【図6】図5の繰出動作を示す断面図。
【符号の説明】
1 シートシャッター 1a シャッターフレーム(フレーム) 2 シート(シャッター) 3 巻取ドラム 3a 屈曲内側面 3b 屈曲外側面 3c 屈曲頂部 4 駆動モータ 6 支持部材 7 補助幕体 10 シートケース 11 サイドフレーム 20 心材収容部 21 心材 30 ドラム板 34 取付バー
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−130895(JP,A) 実開 平3−130895(JP,U) 実開 平3−63693(JP,U) 実開 昭63−96193(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E06B 9/171

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動モータ(4)によって正逆回転され
    る巻取ドラム(3)に、シート(2)を巻掛けてなる巻
    取繰出構造において、前記巻取ドラム(3)を多角形状
    の筒状体に形成して、その屈曲外側面(3b)にシート
    (2)の基部側を取付固定し、該シート(2)に粗間隔
    に横設される心材(21)部分を、巻取ドラム(3)の
    断面の屈曲頂部(3c)に位置させることなく屈曲外側
    面(3b)に位置させて巻き取るように構成したシート
    の巻取繰出構造。
  2. 【請求項2】 多角形状の巻取ドラム(3)を、該巻取
    ドラム(3)の屈曲内側面(3a)に接合する複数の支
    持片(61)を有する支持部材(6)を内嵌させて駆動
    支持する請求項1のシートの巻取繰出構造。
  3. 【請求項3】 巻取ドラム(3)の外周に、緩衝用の補
    助幕体(7)を設けてシート(2)を巻き取る請求項1
    又は2のシートの巻取繰出構造。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2又は3のシートの巻取繰
    出構造を、ゲート状のシャッターフレーム(1a)に形
    成されるシートケース(10)内に設けて、シート
    (2)をサイドフレーム(11)に沿わせて昇降動作さ
    せることによりシートシャッター(1)を構成するシー
    トの巻取繰出構造の利用装置。
JP06434198A 1998-02-26 1998-02-26 シートの巻取繰出構造及びその利用装置 Expired - Fee Related JP3348008B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06434198A JP3348008B2 (ja) 1998-02-26 1998-02-26 シートの巻取繰出構造及びその利用装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06434198A JP3348008B2 (ja) 1998-02-26 1998-02-26 シートの巻取繰出構造及びその利用装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11247553A JPH11247553A (ja) 1999-09-14
JP3348008B2 true JP3348008B2 (ja) 2002-11-20

Family

ID=13255455

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06434198A Expired - Fee Related JP3348008B2 (ja) 1998-02-26 1998-02-26 シートの巻取繰出構造及びその利用装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3348008B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018109262A (ja) * 2016-12-28 2018-07-12 小松電機産業株式会社 シートシャッタのシートドラム取付構造

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4711297B2 (ja) * 2005-09-26 2011-06-29 文化シヤッター株式会社 シャッター装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018109262A (ja) * 2016-12-28 2018-07-12 小松電機産業株式会社 シートシャッタのシートドラム取付構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11247553A (ja) 1999-09-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0405869A2 (en) Roll-up door construction
JP4421111B2 (ja) 商品取扱ドアに用いられる多機能リンクブラケット
JP2006225937A (ja) シートシャッターのシートガイド構造
JP3348008B2 (ja) シートの巻取繰出構造及びその利用装置
JP5006128B2 (ja) シートシャッタ
JP5059436B2 (ja) シートシャッタ
BE1019252A5 (nl) Scherminrichting.
JP3996538B2 (ja) シートシャッタの接地部構造
JP2017036576A (ja) 開閉装置
JP3243037B2 (ja) 映写用スクリーン
JP3606509B2 (ja) シートの巻取繰出装置
JP4700026B2 (ja) シャッター装置及びその設置施工方法
JP2006225936A (ja) シートシャッター
JP3917056B2 (ja) シートシャッタのシート復帰構造
JP4805661B2 (ja) 開閉装置
JPH028488A (ja) シートシャッター
JP5250506B2 (ja) シャッター装置
JP3875146B2 (ja) 巻き取り式シャッター装置の騒音抑制装置
JP4440631B2 (ja) 開閉装置
JP3917054B2 (ja) シートシャッタの気密構造
JP2008106544A (ja) 開閉体案内装置及びこれを用いた開閉体装置
JPH0711279Y2 (ja) シャッターケース構造
JP2001073653A (ja) 鋼製巻上げシャッター
JP7474647B2 (ja) 防護扉の開閉装置
JP3598504B2 (ja) シャッター

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080906

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090906

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100906

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110906

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120906

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130906

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees