JP3347797B2 - プレート式熱交換器用プレート - Google Patents
プレート式熱交換器用プレートInfo
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- JP3347797B2 JP3347797B2 JP06779893A JP6779893A JP3347797B2 JP 3347797 B2 JP3347797 B2 JP 3347797B2 JP 06779893 A JP06779893 A JP 06779893A JP 6779893 A JP6779893 A JP 6779893A JP 3347797 B2 JP3347797 B2 JP 3347797B2
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Description
プレートに関するものであり、積層時にガスケット溝の
ガスケットと伝熱面との間に断続的に形成される閉塞部
での液の滞留を防いでスケールの付着を防止したプレー
トに関するものである。
間に位置する2重シール部と伝熱面との境界部について
従来の技術を以下に説明する。
(1a)は、一般に、図5に示す如く、長方形状をした
平板からなり、その表面に凹凸状をした伝熱面(2)を
有し、4隅には、通路孔(3)が設けてある。
(3)の周囲及び伝熱面(2)の周囲を囲む部分には、
ガスケット(5)を装着するためのガスケット溝(4)
が設けてあり、このガスケット溝(4)にガスケット
(5)を装着することにより、図のプレートを形成す
る。
る通路孔(3)と伝熱面(2)との間に位置する堰部、
(7)は伝熱面(2)と連通しない通路孔(3)と伝熱
面(2)との間に位置する2重シール部である。
゜反転させたプレート(1b)を図6に示す。
は、図5のプレート(1a)と図6のプレート(1b)
とを交互に積層し、第1流路と第2流路とが交互に形成
されたプレート式熱交換器を形成する。
び第2流路に2種の流体を供給することにより、2種の
流体間で熱交換を行うようにしている。
使用するプレート(1a)は、上記した如く、伝熱面
(2)を凹凸状とし、熱交換時の伝熱性能の向上を図る
ようにしている。
と、プレート(1a)とプレート(1b)との積層時、
2重シール部(7)の伝熱面(2)側のガスケット(5
a)と、これに近接する伝熱面(2)との間に、図7に
示す如く、液の流れを阻止する閉塞部(A)が断続的に
形成されてしまい、この閉塞部(A)によってプレート
式熱交換器に供給される処理液が滞留を起こし、この滞
留を起こした部分にスケールが推積するといった問題が
あった。
ると、プレート式熱交換器に供給される処理液が食品液
の場合には雑菌の繁殖の要因となるため、プレート式熱
交換器を頻繁に分解洗浄する必要が生じるが、この作業
に多大な労力を要するといった問題があった。
液中に含まれるガスも滞留し、このガスがガスケット
(5)を浸食すると共に、場合によっては、プレート
(1a)自体を腐食させ、プレート式熱交換器のガスケ
ット(5)及びプレート(1a)の寿命を大幅に縮める
といった問題もあった。
決するため、通路孔及び伝熱面の周囲を囲むガスケット
溝にガスケットが装着され、積層時、ガスケットと伝熱
面との間に液の流れを阻止する閉塞部が断続的に形成さ
れるプレート式熱交換器用プレートに於いて、前記閉塞
部と対向する位置に、この閉塞部を縦断するように逃し
溝を形成するか、或いは、前記閉塞部に沿う個所に、こ
の閉塞部を縦断するように逃し溝をガスケットに形成し
たものである。
閉塞部を縦断するように逃し溝を形成するか、或いは、
閉塞部に沿う個所に、この閉塞部を縦断するように逃し
溝をガスケットに形成することにより、この逃し溝によ
って閉塞部の周囲での液の滞留を防ぎ、この閉塞部に於
けるスケールの推積を防止することができる。
0a)の第1実施例の要部を示すものである。
a)の伝熱面、(22)はプレート(20a)の4隅に
形成される通路孔、(23)はガスケット溝、(24)
はガスケット溝(23)に装着させたガスケット、(2
5)は伝熱面(21)と連通する通路孔(22)と伝熱
面(21)との間に位置する堰部、(26)は伝熱面
(21)と連通しない通路孔(22)と伝熱面(21)
との間に位置する2重シール部である。
1)との境界部分には、プレートを積層した時、上述し
た閉塞部(A)を縦断するように逃し溝(27)が形成
してある。
このプレート(20a)を平面状で180゜反転させた
プレート(20b)とを従来と同様に交互に積層し、プ
レート式熱交換器を形成すると、プレート(20a)の
堰部(25)と伝熱面(21)との境界部に形成した逃
し溝(27)が、図2に示す如く、2重シール部(2
6)の伝熱面側(21)のガスケット(24a)と、こ
れに近接する伝熱面(21)との間に断続的に形成され
る閉塞部(A)を縦断するため、この逃し溝(27)に
よって閉塞部(A)の周囲に液が滞留するのを確実に防
止できる。
(20a)の第2実施例の要部を示すものである。
a)の伝熱面、(22)はプレート(20a)の4隅に
形成される通路孔、(23)はガスケット溝、(24)
はガスケット溝(23)に装着させたガスケット、(2
5)は伝熱面(21)と連通する通路孔(22)と伝熱
面(21)との間に位置する堰部、(26)は伝熱面と
連通しない通路孔(22)と伝熱面(21)との間に位
置する2重シール部である。
面側のガスケット溝(23a)に装着するガスケット
(24a)の両側部の内、伝熱面側に位置する部分に
は、側縁部を切り欠くことにより逃し溝(29)が形成
してある。
このプレート(20a)を平面状で180゜反転させた
プレート(20b)とを従来と同様に交互に積層し、プ
レート式熱交換器を形成すると、プレート(20a)の
2重シール部(26)の伝熱面側のガスケット溝(23
a)に装着したガスケット(24a)に形成した逃し溝
(29)が、図4に示す如く、2重シール部(26)の
伝熱面側のガスケット(24a)と、これに近接する伝
熱面(21)との間に断続的に形成される閉塞部(A)
を縦断するため、この逃し溝(29)によって閉塞部
(A)の周囲に液が滞留するのを確実に防止できる。
の2重シール部(26)の伝熱面側のガスケット(24
a)と、これに近接する伝熱面(21)との間に断続的
に形成される閉塞部(A)の周囲に液が滞留するのを防
止する例について説明したが、本発明は、プレート(2
0a)のガスケット溝(23)に装着されるガスケット
(24)と伝熱面(21)との間に形成される全ての閉
塞部(A)に対して適応できるのは無論である。
施例に示す逃し溝(27)(29)を単独で使用する以
外に、第1、第2の実施例に示す逃し溝(27)(2
9)を任意に組合わせて使用してもよい。
及び伝熱面の周囲を囲むガスケット溝にガスケットが装
着され、積層時、ガスケットと伝熱面との間に液の流れ
を阻止する閉塞部が断続的に形成されるプレート式熱交
換器用プレートに於いて、前記閉塞部と対向する位置
に、この閉塞部を縦断するように逃し溝を形成するか、
或いは、前記閉塞部に沿う個所に、この閉塞部を縦断す
るように逃し溝をガスケットに形成し、この逃し溝によ
って閉塞部に於ける液の滞留を防止するようにしたもの
である。これにより、閉塞部でのスケールの推積を防止
させてプレート式熱交換器の頻繁な分解洗浄を不要にす
るとともに、液中に含まれるガスによるガスケット及び
プレートの腐食を防止させてプレート式熱交換器の長寿
命化を図ることも可能となる。
す平面図。
を示す部分断面図。
す平面図。
を示す部分断面図。
Claims (2)
- 【請求項1】 通路孔及び伝熱面の周囲を囲むガスケッ
ト溝にガスケットが装着され、積層時、ガスケットと伝
熱面との間に液の流れを阻止する閉塞部が断続的に形成
されるプレート式熱交換器用プレートに於いて、前記閉
塞部と対向する位置に、この閉塞部を縦断するように逃
し溝を形成したことを特徴とするプレート式熱交換器用
プレート。 - 【請求項2】 通路孔及び伝熱面の周囲を囲むガスケッ
ト溝にガスケットが装着され、積層時、ガスケットと伝
熱面との間に液の流れを阻止する閉塞部が断続的に形成
されるプレート式熱交換器用プレートに於いて、前記閉
塞部に沿う個所に、この閉塞部を縦断するように逃し溝
をガスケットに形成したことを特徴とするプレート式熱
交換器用プレート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06779893A JP3347797B2 (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | プレート式熱交換器用プレート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06779893A JP3347797B2 (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | プレート式熱交換器用プレート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06281377A JPH06281377A (ja) | 1994-10-07 |
JP3347797B2 true JP3347797B2 (ja) | 2002-11-20 |
Family
ID=13355335
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06779893A Expired - Lifetime JP3347797B2 (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | プレート式熱交換器用プレート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3347797B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9752836B2 (en) | 2010-11-12 | 2017-09-05 | Mitsubishi Electric Corporation | Plate heat exchanger and heat pump apparatus |
ES2947513T3 (es) | 2020-12-15 | 2023-08-10 | Alfa Laval Corp Ab | Placa de transferencia de calor |
-
1993
- 1993-03-26 JP JP06779893A patent/JP3347797B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06281377A (ja) | 1994-10-07 |
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