JP2519964Y2 - プレート式熱交換器 - Google Patents

プレート式熱交換器

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JP2519964Y2
JP2519964Y2 JP1989037058U JP3705889U JP2519964Y2 JP 2519964 Y2 JP2519964 Y2 JP 2519964Y2 JP 1989037058 U JP1989037058 U JP 1989037058U JP 3705889 U JP3705889 U JP 3705889U JP 2519964 Y2 JP2519964 Y2 JP 2519964Y2
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JP
Japan
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heat exchanger
plate
fluid
mounting groove
thickness
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JP1989037058U
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JPH02127966U (ja
Inventor
晃伸 常世田
Original Assignee
岩井機械工業 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は高耐圧を得るために熱交換板の厚さを締付ピ
ッチとする差圧接触間隙保持型プレート式熱交換器に関
するものである。
(従来の技術) 従来、伝熱波部の厚さT1とガスケット装着溝部の厚さ
T2とを同じくされ且つガスケット装着溝部の両側縁の高
さを同じくされた構成のプレート式熱交換器(以下、普
及型熱交換器という。)や、特公昭56−4834号公報の第
4図に記載されているように一対の伝熱面(同公報中符
号3)の山部(同公報中符号4b)を接触させず間隙lで
もって近接させたプレート式熱交換器(以下、特殊型熱
交器という。)は知られている。
(考案が解決しようとする課題) 前記普及型熱交換器の熱交換板はT1=T2の関係にある
ので、積層された場合伝熱波部は前後の熱交換板伝熱波
部と接触点を持つことになり、繊維質を含む液体および
焦げ付き等のスケールの付着し易い液体の処理には不向
きであった。
また、前記特殊型熱交器は繊維質を含む液体および焦
げ付き等のスケールの付着し易い液体の処理には向いて
いると言えるが、第5図に示すようにガスケット装着溝
部の開口内側縁まで伝熱波部と同じ様に開口外側円より
低くなっている場合にはガスケット6の上面の内側縁部
7が喰出し状態に変形し損壊の原因となってしまう等の
具合の悪さがあるのみならず当接特殊型熱交器は伝熱面
の接触掌合を防ぐために同公報の第5図に示すように山
部の接触鍍と近接を交互になすように構成しており、こ
のようにした場合には普及型熱交換器と同様に繊維質、
スケール等を含む液体の処理には向かないことになって
好ましくない。
本考案は、繊維質を含む液体および焦げ付き等のスケ
ールの付着し易い液体の処理に適するようにする工夫、
ガスケットの喰出し変形をなくする工夫を施した新規の
プレート式熱交換器を提供することを目的とするもので
ある。
(課題を解決するための手段) 前記目的を達成するために本考案プレート式熱交換器
は、多数枚の熱交換板を積層して構成され且つ処理され
る側の流体の液圧を媒体側の流体の液圧より高くして使
用するようにされたプレート式熱交換器であって、各熱
交換板の伝熱波部全域の厚さT1をガスケット装着溝部の
厚さT2より僅かに薄くし且つガスケット装着溝の開口両
側縁8、9を同じ高さとし且つ同溝の開口幅W1を底幅W2
よりも狭幅として構成されたものである。
(作用) 本考案は前記の通りであるので、ガスケット装着溝部
よりも伝熱波部全域の厚さを薄くされた熱交換板は、組
み込まれた状態および二液に圧力差をもたせた状態では
圧力の低い側にのみ接触点をもち圧力の高い側には接触
点をもたない流路を形成する(第3図および第4図参
照)ものであって、接点が障害となっていた繊維質等入
り液体の処理を可能とするものであり、またガスケット
装着溝の開口両側縁8、9の高さを同じとし且つ同溝の
開口幅W1を底幅W2よりも狭幅としたので、熱交換板を積
層状態としたときにはこれ等開口両側縁8、9が前隣り
のプレートにおけるガスケット装着溝の底面の両側縁1
0、11に当接してガスケット6の喰出し変形を阻止する
ものである。
(考案の効果) 本考案によるときには、繊維質を含む液体および焦げ
付き等スケールの付着し易い液体の処理に適するように
する工夫、ガスケットの喰出し変形をなくする工夫を施
した新規のプレート式熱交換器を提供することができ、
所期の目的を完全に達成する優れた効果を奏するもので
ある。
(実施例) 図に示す本考案の実施例は、伝熱波部1の全域の厚さ
T1をガスケット装着溝部の厚さT2より僅かに薄く構成さ
れた多数枚の熱交換板3を積層し且つガスケット装着溝
の開口両側縁8、9を同じ高さとし且つ同溝の開口幅W1
を底幅W2よりも狭幅として構成され且つ処理される側
(原液側)の流体4の液圧を媒体側の流体5の液圧より
も高くして使用するようにされたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示すものであって、熱交換板
の一部分の正面図、第2図は第1図A−A線に沿う断面
図、第3図は熱交換板を重ねた状態を示す断面図、第4
図は流体を流している状態を示す断面図、第5図は従来
例を示す断面図である。 1……伝熱波部、2……ガスケット装着溝部、3……熱
交換板、4、5……流体、6……ガスケット、7……内
側縁部、8、9……両側縁。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数枚の熱交換板を積層して構成され且つ
    処理される側の流体の液圧を媒体側の流体の液圧より高
    くして使用するようにされたプレート式熱交換器であっ
    て、各熱交換板の伝熱波部全域の厚さT1をガスケット装
    着溝部の厚さT2より僅かに薄くし且つガスケット装着溝
    の開口両側縁8、9を同じ高さとし且つ同溝の開口幅W1
    を底幅W2よりも狭幅として構成されたことを特徴とする
    プレート式熱交換器。
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