JPH0133993Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0133993Y2 JPH0133993Y2 JP4869385U JP4869385U JPH0133993Y2 JP H0133993 Y2 JPH0133993 Y2 JP H0133993Y2 JP 4869385 U JP4869385 U JP 4869385U JP 4869385 U JP4869385 U JP 4869385U JP H0133993 Y2 JPH0133993 Y2 JP H0133993Y2
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- JP
- Japan
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- heat
- fluid
- fin
- oil
- absorbing
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- Expired
Links
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 23
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 3
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 description 3
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 3
- 239000002826 coolant Substances 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000007373 indentation Methods 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- -1 that is Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
《産業上の利用分野》
本考案は流体冷却器に用いられるフインに関
し、とりわけ流体が通過する凹、凸条の側壁が部
分的に内方に陥入されて多数の吸熱片が形成され
るようになつたフインに関する。
し、とりわけ流体が通過する凹、凸条の側壁が部
分的に内方に陥入されて多数の吸熱片が形成され
るようになつたフインに関する。
《従来の技術》
この種のフインを用いた従来の流体冷却器とし
てはオイルクーラがあり、第6図、第7図に示す
ようなフイン形状をしている。すなわち、このフ
イン1は金属プレートに凸条2および凹条3を形
成し、これら凹、凸条3,2の両側壁4を部分的
に所定幅をもつて切り裂いて内方に陥入させるこ
とにより、多数の吸熱片5が形成されるようにな
つている。そして、冷却しようとする流体を第6
図中の破線矢印に示すように通過させることによ
り、前記吸熱片5および側壁4などで流体熱を吸
収し、前記フイン1に密接する図外のメールプレ
ートなどを介して冷却媒体と熱交換され、もつて
流体の冷却がおこなわれるようなつている。
てはオイルクーラがあり、第6図、第7図に示す
ようなフイン形状をしている。すなわち、このフ
イン1は金属プレートに凸条2および凹条3を形
成し、これら凹、凸条3,2の両側壁4を部分的
に所定幅をもつて切り裂いて内方に陥入させるこ
とにより、多数の吸熱片5が形成されるようにな
つている。そして、冷却しようとする流体を第6
図中の破線矢印に示すように通過させることによ
り、前記吸熱片5および側壁4などで流体熱を吸
収し、前記フイン1に密接する図外のメールプレ
ートなどを介して冷却媒体と熱交換され、もつて
流体の冷却がおこなわれるようなつている。
《考案が解決しようとする問題点》
しかしながら、かかる従来の流体冷却器のフイ
ンにあつては、吸熱片5の陥入深さDが一定とな
つており、従つて第7図に示すように対向される
吸熱片5間の間隔Wは前記凹、凸条3,2の全長
にわたつて一定となり、該間隔Wの部分を通過す
る流体はほぼ整流状態で通過してしまう。
ンにあつては、吸熱片5の陥入深さDが一定とな
つており、従つて第7図に示すように対向される
吸熱片5間の間隔Wは前記凹、凸条3,2の全長
にわたつて一定となり、該間隔Wの部分を通過す
る流体はほぼ整流状態で通過してしまう。
このため、流体には吸熱片5に接触することな
く通過してしまう部分が存在し、熱交換率が悪化
してしまう。このため、流体冷却器の効率が低く
装置の大型化がきたされてしまうという問題点が
あつた。
く通過してしまう部分が存在し、熱交換率が悪化
してしまう。このため、流体冷却器の効率が低く
装置の大型化がきたされてしまうという問題点が
あつた。
そこで、本考案は流体と吸熱片との接触性を向
上させることにより、熱交換率を高くするように
した流体冷却器のフインを提供することを目的と
する。
上させることにより、熱交換率を高くするように
した流体冷却器のフインを提供することを目的と
する。
《問題点を解決するための手段および作用》
かかる目的を達成するために、本考案のフイン
は、流体が通過する多数の凹、凸条が形成され、
この凹、凸条の側壁が部分的に切り裂かれて内方
に陥入される吸熱片が多数形成されるようになつ
たフインを備えた流体冷却器において、前記吸熱
片の陥入深さを複数段に変化させることにより構
成し、陥入深さが異なる吸熱片によつて流体の流
れを乱し、もつて流体と吸熱片の接触性が向上さ
れるようになつている。
は、流体が通過する多数の凹、凸条が形成され、
この凹、凸条の側壁が部分的に切り裂かれて内方
に陥入される吸熱片が多数形成されるようになつ
たフインを備えた流体冷却器において、前記吸熱
片の陥入深さを複数段に変化させることにより構
成し、陥入深さが異なる吸熱片によつて流体の流
れを乱し、もつて流体と吸熱片の接触性が向上さ
れるようになつている。
《実施例》
以下、本考案の実施例を図に基づいて詳細に説
明する。
明する。
第1図、第2図、第3図は本考案の一実施例を
示すフイン12を示し、このフイン12が第4
図、第5図に示す流体冷却器としてのオイルクー
ラに用いられる場合に例をとつて述べる。
示すフイン12を示し、このフイン12が第4
図、第5図に示す流体冷却器としてのオイルクー
ラに用いられる場合に例をとつて述べる。
すなわち、このオイルクーラは熱交換ユニツト
10を有し、この熱交換ユニツト10が冷却媒体
つまり冷却水中に浸漬されることにより構成され
る。該熱交換ユニツト10は、フイン12と一対
のメールプレート14,16とによつて構成され
る熱交換単体18を複数個有している。
10を有し、この熱交換ユニツト10が冷却媒体
つまり冷却水中に浸漬されることにより構成され
る。該熱交換ユニツト10は、フイン12と一対
のメールプレート14,16とによつて構成され
る熱交換単体18を複数個有している。
前記メールプレート14,16は、上方のメー
ルプレート14の周縁部が平坦に形成されるとと
もに、下方のメールプレート16の周縁部が上方
に折曲されて皿状に形成されている。
ルプレート14の周縁部が平坦に形成されるとと
もに、下方のメールプレート16の周縁部が上方
に折曲されて皿状に形成されている。
そして、これら上、下メールプレート14,1
6間に前記フイン12が挟まれ、上方のメールプ
レート14の周縁部を下方のメールプレート16
の皿状周縁部にはぜ折りし、溶着することによ
り、フイン12を覆つてこれらメールプレート1
4,16は液密的に結合されている。
6間に前記フイン12が挟まれ、上方のメールプ
レート14の周縁部を下方のメールプレート16
の皿状周縁部にはぜ折りし、溶着することによ
り、フイン12を覆つてこれらメールプレート1
4,16は液密的に結合されている。
前記一対のメールプレート14,16の一方の
端部には、オイル流入用の開口20と、他方の端
部にはオイル排出用の開口22が形成されてい
る。そして、前記熱交換単体18は、オイル流入
用の開口20同士が互いに連通されるとともに、
オイル排出用の開口22同士が互いに連通され、
前記熱交換ユニツト10が構成されている。
端部には、オイル流入用の開口20と、他方の端
部にはオイル排出用の開口22が形成されてい
る。そして、前記熱交換単体18は、オイル流入
用の開口20同士が互いに連通されるとともに、
オイル排出用の開口22同士が互いに連通され、
前記熱交換ユニツト10が構成されている。
また、最上層の熱交換単体18は、上方メール
プレート14のオイル流入、排出用の開口20,
22にオイル流入用およびオイル排出用のフラン
ジ30,30aが嵌合固定され、これらフランジ
30,30aには各々図外のパイプが接続される
ようになつている。
プレート14のオイル流入、排出用の開口20,
22にオイル流入用およびオイル排出用のフラン
ジ30,30aが嵌合固定され、これらフランジ
30,30aには各々図外のパイプが接続される
ようになつている。
このように構成された熱交換ユニツト10は各
単体18が積層される際して、各熱交換単体18
間に冷却水が通過する必要な適宜間隔δが設けら
れている。
単体18が積層される際して、各熱交換単体18
間に冷却水が通過する必要な適宜間隔δが設けら
れている。
ところで、前記フイン12は前記第1図、第2
図、第3図に示したように金属プレート30に凸
条および凹条34を互いに隣接して波板状に形成
し、該凹、凸条34,32の側壁36に吸熱片3
8が形成されることにより構成されている。該吸
熱片38は前記側壁36の対向部分を所定幅lを
もつて帯状に切り裂き、この切り裂いた帯状部分
を内方に陥入させることにより形成され、そして
吸熱片38は前記凹、凸条34,32の長さ方向
に適宜間隔をもつて多数形成されている。
図、第3図に示したように金属プレート30に凸
条および凹条34を互いに隣接して波板状に形成
し、該凹、凸条34,32の側壁36に吸熱片3
8が形成されることにより構成されている。該吸
熱片38は前記側壁36の対向部分を所定幅lを
もつて帯状に切り裂き、この切り裂いた帯状部分
を内方に陥入させることにより形成され、そして
吸熱片38は前記凹、凸条34,32の長さ方向
に適宜間隔をもつて多数形成されている。
ここで、本実施例は前記吸熱片38の陥入深さ
Dを複数段に変化させてある。すなわち、一段目
の吸熱片38aは対向する各々を同量ずつ陥入さ
せ、二段目の吸熱片30bは一方の陥入深さを
凹、凸条34,32の中心部まで大きくし、そし
て再度三段目の吸熱片38cを同量ずつ陥入させ
るとともに、4段目の吸熱片38dは他方の陥入
幅を凹、凸条34,32の中心部まで大きくし、
以後はこれらの順に従つて変化させてある。従つ
て、各吸熱片38a,38b,38c,38d
は、第3図に示したように側壁36間に3本存在
することになる。
Dを複数段に変化させてある。すなわち、一段目
の吸熱片38aは対向する各々を同量ずつ陥入さ
せ、二段目の吸熱片30bは一方の陥入深さを
凹、凸条34,32の中心部まで大きくし、そし
て再度三段目の吸熱片38cを同量ずつ陥入させ
るとともに、4段目の吸熱片38dは他方の陥入
幅を凹、凸条34,32の中心部まで大きくし、
以後はこれらの順に従つて変化させてある。従つ
て、各吸熱片38a,38b,38c,38d
は、第3図に示したように側壁36間に3本存在
することになる。
以上の構成により、オイル流入用の開口20か
ら導入されたオイルは、フイン12を通つてオイ
ル排出用の開口22から排出される。このときオ
イルがフイン12を通過する際、第2図中破線矢
印で示すように第1段目の吸熱片38a間を流れ
るオイルは、2段目の陥入幅の異なる吸熱片39
bで一方向に分離され、3段目の吸熱片38cで
再度合流し、そして4段目の吸熱片38dでは他
方向に分離されるというように、オイルの流れが
乱されるため、オイルが吸熱片38にほぼ均等に
接触されるようになる。
ら導入されたオイルは、フイン12を通つてオイ
ル排出用の開口22から排出される。このときオ
イルがフイン12を通過する際、第2図中破線矢
印で示すように第1段目の吸熱片38a間を流れ
るオイルは、2段目の陥入幅の異なる吸熱片39
bで一方向に分離され、3段目の吸熱片38cで
再度合流し、そして4段目の吸熱片38dでは他
方向に分離されるというように、オイルの流れが
乱されるため、オイルが吸熱片38にほぼ均等に
接触されるようになる。
そして、このようにフイン12に吸熱されたオ
イル熱は、メールプレート14,16を介して冷
却水に熱交換され、オイルの冷却が行なわれる。
イル熱は、メールプレート14,16を介して冷
却水に熱交換され、オイルの冷却が行なわれる。
このように本実施例では、オイルが吸熱片38
にほぼ均等に接触されるため、熱交換率が大幅に
向上されることになる。
にほぼ均等に接触されるため、熱交換率が大幅に
向上されることになる。
なお、本実施例では吸熱片38の陥入深さDが
2段階に変化される場合を示したが、これに限る
ことなく3段階以上に変化されるものでも良いこ
とは言うまでもない。
2段階に変化される場合を示したが、これに限る
ことなく3段階以上に変化されるものでも良いこ
とは言うまでもない。
《考案の効果》
以上説明したように、本考案の流体冷却器のフ
インにあつては、吸熱片の陥入深さを複数段に変
化させたので、これら吸熱片間を通過する流体は
乱されてほぼ均等に吸熱片に接触するため、流体
とフイン間の熱交換率は増大し、冷却効率を大幅
に向上することができるという優れた効果を奏す
る。
インにあつては、吸熱片の陥入深さを複数段に変
化させたので、これら吸熱片間を通過する流体は
乱されてほぼ均等に吸熱片に接触するため、流体
とフイン間の熱交換率は増大し、冷却効率を大幅
に向上することができるという優れた効果を奏す
る。
第1図は本考案の一実施例を示すフインの要部
斜視図、第2図は本考案のフインの要部平面図、
第3図は第2図中−線からの断面図、第4図
は本考案のフインを用いたオイルクーラの分解斜
視図、第5図はオイルクーラの要部断面図、第6
図は従来のフインの要部平面図、第7図は第6図
中−線からの断面図である。 12……フイン、32……凸条、34……凹
条、36……側壁、38,38a,38b,38
c,38d……吸熱片。
斜視図、第2図は本考案のフインの要部平面図、
第3図は第2図中−線からの断面図、第4図
は本考案のフインを用いたオイルクーラの分解斜
視図、第5図はオイルクーラの要部断面図、第6
図は従来のフインの要部平面図、第7図は第6図
中−線からの断面図である。 12……フイン、32……凸条、34……凹
条、36……側壁、38,38a,38b,38
c,38d……吸熱片。
Claims (1)
- 流体が通過する多数の凹、凸条が形成され、こ
の凹、凸条の側壁が部分的に切り裂かれて内方に
陥入される吸熱片が多数形成されるようになつた
フインを備えた流体冷却器において、前記吸熱片
の陥入深さを複数段に変化させたことを特徴とす
る流体冷却器のフイン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4869385U JPH0133993Y2 (ja) | 1985-04-03 | 1985-04-03 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4869385U JPH0133993Y2 (ja) | 1985-04-03 | 1985-04-03 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61165376U JPS61165376U (ja) | 1986-10-14 |
JPH0133993Y2 true JPH0133993Y2 (ja) | 1989-10-16 |
Family
ID=30565192
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4869385U Expired JPH0133993Y2 (ja) | 1985-04-03 | 1985-04-03 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0133993Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0539335Y2 (ja) * | 1988-06-17 | 1993-10-05 | ||
CN113874674B (zh) * | 2019-06-03 | 2024-03-15 | 三菱电机株式会社 | 板式热交换器以及导热装置 |
-
1985
- 1985-04-03 JP JP4869385U patent/JPH0133993Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61165376U (ja) | 1986-10-14 |
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