JP3347765B2 - 連続回転形x線ct装置 - Google Patents

連続回転形x線ct装置

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JP3347765B2 JP15491492A JP15491492A JP3347765B2 JP 3347765 B2 JP3347765 B2 JP 3347765B2 JP 15491492 A JP15491492 A JP 15491492A JP 15491492 A JP15491492 A JP 15491492A JP 3347765 B2 JP3347765 B2 JP 3347765B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被検体の周りからX線
を照射し該被検体を輪切りにした断層像を得るX線CT
装置に関し、特に計測開始の時間を任意に設定出来る連
続回転形X線CT装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の連続回転形X線CT装置
は、被検体を挿入する開口部の周りにX線管とX線検出
部とが対向配置されたCTスキャナの回転盤と、この回
転盤の回転角度を検出する角度検出部と、動作を制御す
る制御部により構成されるスキャナと、上記スキャナに
より計測されたデータより断層像を得るための画像処理
装置より構成される。スキャナが連続回転する構成であ
ることから、連続回転形と呼ばれる。制御指令や計測デ
ータの取り込みはスリップリングを介して行う。ここ
で、角度検出器は、0゜と90゜と180゜と270゜
との4つの角度を検出する離散的角度検出器である。
【0003】そして、検査対象の被検体について断層像
を得るには、上記被検体をスキャナの開口部へ挿入し、
被検体の周囲を360度回転盤を回転させながら装置に
より予め決められた計測開始角度(例えば、角度検出器
で検出した0゜、90゜、180゜、270゜)のいず
れかの角度より計測する。この計測したデータを画像処
理装置で断層像を得るため演算を行う。上記の演算はス
キャナにより計測されたデータが上記一定の角度(0
゜、90゜、180゜、270゜いずれかの角度)から
開始するものとして行われる。この開始とは、360゜
分の投影データで画像構成するものとすれば、その36
0゜分の開始位置である0゜相当位置である。ハーフス
キャン法での画像再構成では0゜〜180゜分の投影デ
ータで画像再構成する故に、その最初の0゜相当位置で
ある。つまり、従来例では、この0゜相当位置が、回転
盤の絶対角度である0゜、90゜、180゜、270゜
の4つのうちのいずれか1つとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来のX線CT装置においては、計測を開始しようとした
時に回転盤が所定の位置(0゜、90゜、180゜、2
70゜いずれか1つの位置)にない場合は、この所定の
位置に達するまで待ち、その後計測を開始していた為、
計測を開始しようとした時間に対し、計測開始の時間が
不定であり、時間の設定精度が悪いものであった。
【0005】そこで本発明は、このような問題点を解決
し、計測開始時間の設定精度の良い連続回転形X線CT
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、計測タイミン
グに同期したスキャナ回転盤の角度を検出する手段と、
この検出した角度と同期して前記スキャナ回転盤の同一
の回転方向に360度以上の回転角度に亘ってX線デー
タを計測する手段と、前記X線データを計測した時の角
度を前記計測したX線データに付帯して記憶する手段
と、この記憶手段に記憶したときの計測開始点を零度と
しこの計測開始点から少なくとも180度以上の回転角
度を指定してその角度範囲内の計測したX線データを用
いて断層像を得る手段と、より成る連続回転形X線CT
装置を開示する。更に本発明は、計測タイミングに同期
したスキャナ回転盤の角度を計測タイミングに同期し検
出する手段と、この検出した角度と同期して前記スキャ
ナ回転盤の同一の回転方向に360度以上の回転角度に
亘ってX線データを計測する手段と、前記X線データを
計測した時の角度を前記計測したX線データに付帯して
記憶する手段と、この記憶手段に記憶した任意の回転角
度を計測開始点の零度としこの計測開始点から少なくと
も180度以上の回転角度に対応する計測したX線デー
タを用いて断層像を得る手段と、より成る連続回転形X
線CT装置を開示する。
【0007】
【作用】本発明によれば、検出した角度を付加した計測
データが得られ、0゜〜360゜や0゜〜180゜のデ
ータの開始角度位置、及びこの開始角度位置からの36
0゜分や180゜分のデータが、計測データに付加した
角度からわかることになる。かくして計測開始位置が0
゜、90゜、180゜、270゜以外に自在に設定でき
る。更に、こうした0゜、90゜、180゜、270゜
の各位置に到達しない角度θ(0゜<θ<90゜、90
゜<θ<180゜、180゜<θ<270゜、270゜
<θ<360゜)であっても、計測が行われればその計
測開始位置を、360゜分や180゜分のデータの計測
開始位置として設定できる。
【0008】
【実施例】第1図は本発明によるX線CT装置の実施例
図である。このX線CT装置は、被検体の周りからX線
を照射し該被検体を輪切りにした断層像を得るもので、
図に示すように、X線管球1と、X線検出器2と、これ
らを同一に平面上に固定して被検体3の周りを回転させ
るCTスキャナの回転盤4と、この回転盤の回転角度を
連続又はほぼ連続的に検出する角度検出部5と、これら
を制御する制御部6とからなるスキャナ7と、画像処理
装置8とを備えている。
【0009】上記スキャナ7は、計測時毎に、被検体3
に対してその全周方向からX線を放射して透過X線によ
る投影データを収集するもので、被検体を挿入する例え
ば円形の開口部発生をもつ回転盤4上にX線管球1とX
線検出器2とが対向配置されている。角度検出器5は、
計測タイミングに同期した角度を検出するものである。
【0010】次に、このように構成されたX線CT装置
の動作について説明する。まず、計測を開始しようとす
る前に準備動作として、操作者が回転盤4を回転させて
あるとする。従って図2に示すように、計測を開始する
時の回転盤4の角度(例えばX線管球1が真上位置から
のなす角度)をθnとした時に、上記角度θnをX線投影
データの前に画像処理装置8に送り、併せてこのθn
角度でのX線投影データを画像処理装置8に送る。次に
微小角度回転盤を回転した時の角度をθn+1として同様
にこの角度及びX線投影データを画像処理装置8へ送
る。この動作を360゜分又は360゜分以上行ってX
線投影データの収集を終了する。
【0011】図3は、画像処理装置8内での計測データ
配列例を示す。これは、メモリに格納された状態を示
す。便宜上、θnをθ1、θn+1をθ2、……の如くしてい
る。更に、D11〜D1mは、角度θ1におけるm個の多チ
ャンネル検出器で得た計測データである。他のθ2、…
…についても同様である。このように、各角度毎に、そ
の時の検出角度しθ1、θ2、……について、m個の多チ
ャンネル検出器で得た計測データが付加されることにな
る(逆に、計測データに検出角度θ1、θ2、……を付加
したと考えても良い)。このようなデータ構成によれ
ば、θ1〜θjが360゜分に相当すれば、Aの如き領域
の計測データが再構成用に利用でき、又θ1〜θjが36
0゜以上の大きさであれば、θ1を起点としてBの如き
360゜分の計測データをその中から選び出しこれを再
構成用に利用できる。ハーフスキャンであれば、それに
応じた切り出しがなされることは云うまでもない。この
ように、本実施例によればは、角度θが目印として付加
されているため、計測開始位置がいかなる位置であって
も、この位置から360゜分や180゜分のデータを切
り出して利用することが出来るようになった。
【0012】図4の実施例は、角度θを格納するのでは
なく、角度θ対応にアドレスを計算し、このアドレスに
その時のm個の計測データを格納させるようにした実施
例である。アドレス計算回路9は、角度検出器5の検出
角度θを入力とし、角度θに対応するアドレスを計算す
る。これは、例えば、0゜をアドレス0、Δθをアドレ
ス1、2Δθをアドレス2への如くする計算法による。
ここで、Δθとは、計算ピッチ角度(図2でみればθ2
−θ1=Δθである)である。このようにすれば、どの
角度位置が計測開始位置であっても、その位置相当のア
ドレスから順々にデータが格納される。この格納順序を
図5に示す。360゜分のデータは、図に示すようにメ
モリ10の中に順々に格納され、360゜分のデータを
収集した時点でこのメモリ10は、一杯になる。更に、
図6に示すように、メモリ10の先頭に最初の角度θ1
を割り付けるようにアドレス計算させてもよい。この場
合は、360゜分以上の角度のデータ収集が可能であ
る。画像処理部11はメモリ10のデータを取り込み再
構成処理を行う。
【0013】尚、X線の曝射は連続形、不連続形のいず
れもあるが、これに合わせて検出角度を検出するように
すればよい。又、検出角度は計測タイミング作成用に利
用してもよく、逆に計測タイミングに従って角度検出す
るようにしてもよい。更に、図3の例では、心電波形等
の同時検出の他の波形やそのタイミング等をも合わせて
格納させてもよい。更に、ベッド静止形ではなく、ベッ
ド移動によるら旋スキャンにも適用できる。更に、最初
の検出角度を開始位置として利用したが、それ以降の角
度を計測開始位置としてそれ以降の360゜分の先頭位
置としての利用例もある。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、計測データにその時の
角度を付加しているため、任意の角度を開始点として設
定することで自在にこの任意の角度からの計測データの
切り出し、そして再構成が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例図である。
【図2】本発明の計測開始位置を示す図である。
【図3】本発明の計測データと検出角度とを格納したメ
モリ例図である。
【図4】本発明の検出角度をメモリアドレスに変換して
の、処理装置8の実施例図である。
【図5】本発明のメモリ10のデータ配置例図である。
【図6】本発明のメモリ10の他のデータ配置例図であ
る。
【符号の説明】
1 X線管 2 X線検出器 3 被検体 4 回転盤 5 角度検出器 6 制御回路 7 CTスキャナ 8 画像処理装置 9 アドレス変換回路 10 メモリ 11 画像処理部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計測タイミングに同期したスキャナ回転
    盤の角度を検出する手段と、この検出した角度と同期し
    て前記スキャナ回転盤の同一の回転方向に360度以上
    の回転角度に亘ってX線データを計測する手段と、前記
    X線データを計測した時の角度を前記計測したX線デー
    タに付帯して記憶する手段と、この記憶手段に記憶した
    ときの計測開始点を零度としこの計測開始点から少なく
    とも180度以上の回転角度を指定してその角度範囲内
    の計測したX線データを用いて断層像を得る手段と、よ
    り成る連続回転形X線CT装置。
  2. 【請求項2】 計測タイミングに同期したスキャナ回転
    盤の角度を検出する手段と、この検出した角度と同期し
    て前記スキャナ回転盤の同一の回転方向に360度以上
    の回転角度に亘ってX線データを計測する手段と、前記
    X線データを計測した時の角度を前記計測したX線デー
    タに付帯して記憶する手段と、この記憶手段に記憶した
    任意の回転角度を計測開始点の零度としこの計測開始点
    から少なくとも180度以上の回転角度に対応する計測
    したX線データを用いて断層像を得る手段と、より成る
    連続回転形X線CT装置。
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