JP2014068717A - X線ct装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転部の回転速度にムラが発生する場合においても、画質の劣化を抑えた高精度な断層画像を得ることが可能なX線CT装置を提供する。
【解決手段】回転部と、データ収集部と、位置検出部と、再構成処理部とを備えたことを特徴とするX線CT装置である。回転部は、X線を発生するX線源と、被検体を挟みX線源に対向して配置されたX線検出器とを有し、被検体の周りを回転しながらスキャンする。データ収集部は、X線検出器からの信号を受け、あらかじめ決められた所定周期のタイミングごとに投影データを取得する。位置検出部は、少なくともタイミングにおける回転部の回転方向の位置を検出する。再構成処理部は、タイミングで取得された投影データを、当該タイミングで検出された位置を示す位置情報に基づき再構成する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、X線CT装置の技術に関する。
X線CT(Computed Tomography)装置は、X線を利用して被検体をスキャンし、収集されたデータをコンピュータにより処理することで、被検体の内部を画像化する装置である。
X線CT装置では、X線発生源(例えば、X線管)とそれに対向配置されたX線検出器との対を被検体の周りを回転させながら、X線発生源から被検体に向けてX線を曝射し、被検体を透過したX線をX線検出器で検出する。このようにして被検体を透過したX線の減弱前後を計測することで、被検体内部の吸収分布を計算し、断層画像を生成する。
X線発生源とX線検出器との対は回転ベース(以降では、「回転部」と呼ぶ)に固定設置されており、モーターを使用してこの回転部を回転させることで、この対が被検体の周囲を回転する。被検体の周りを回転しながらX線検出器で収集されたX線の強弱を示す信号は、1回転中で数百以上に離散化(サンプリング)され投影データとして収集される。このようにして、1回転中における様々な方向(即ち、撮影方向)からの投影データが取得され、これらを再構成することで断層画像が生成される。
1回転中を離散化するタイミング、即ち、各投影データを取得するタイミングは、回転部を回転させる回転速度や投影データの取得条件に応じてあらかじめ決められた内部クロックにより決定される。
特開2010−284301号公報
一方で、X線発生源及びX線検出器が実装された回転部の重量は重く、これを高速(例えば、毎秒3回転)に回転させる必要があるため、質量・慣性モーメントが大きい。そのため、モーターで回転部を等速回転させるためのフィードバック制御に大きなエネルギーを必要とし、投影データのサンプリングのように1回転中を数百分割するための精度を実現するために、回転部を等速回転させるための精度を向上させることは難しい。
これに対して、従来のX線CT装置では、前述のように1回転中を離散化して各投影データが取得された位置(即ち、撮影位置)を、回転部が常に等速で回転するものとして仮定し、この撮影位置に基づき再構成を行っていた。しなしながら、前述のように回転部を高速で等速回転させるのは難しく、回転部の回転速度にはムラ(即ち、回転ムラ)がある。そのため、投影データを再構成するために仮定された撮影位置と、実際に投影データが取得された撮影位置との間にずれが生じ、断層画像の画質を劣化させる場合があった。
この発明の実施形態は、回転部の回転速度にムラが発生する場合においても、画質の劣化を抑えた高精度な断層画像を得ることが可能なX線CT装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、この実施形態の第1の態様は、回転部と、データ収集部と、位置検出部と、再構成処理部とを備えたことを特徴とするX線CT装置である。回転部は、X線を発生するX線源と、被検体を挟みX線源に対向して配置されたX線検出器とを有し、被検体の周りを回転しながらスキャンする。データ収集部は、X線検出器からの信号を受け、あらかじめ決められた所定周期のタイミングごとに投影データを取得する。位置検出部は、少なくともタイミングにおける回転部の回転方向の位置を検出する。再構成処理部は、タイミングで取得された投影データを、当該タイミングで検出された位置を示す位置情報に基づき再構成する。
本実施形態に係るX線CT装置の構成を示したブロック図である。 回転部に設けられたスリットと、エンコーダとの概略的な構成を説明するための概略図である。 図2Aにおいて一部領域を拡大した拡大図である。 投影データが取得されたときの回転部の位置について説明するための図である。 投影データの取得と回転部の位置特定に係る処理を説明するための図である。
(第1の実施形態)
第1の実施形態に係るX線CT装置の構成について、図1A及び図1Bを参照しながら説明する。図1Aに示すように、本実施形態に係るX線CT装置は、X線撮影部500と、投影データ記憶部31と、再構成処理部32と、画像データ記憶部33と、画像処理部34と、表示制御部35と、表示部36とを含んで構成されている。
(X線撮影部500)
X線撮影部500は、ガントリ1と、高電圧装置22と、X線コントローラ23と、ガントリ/寝台コントローラ24と、前処理部25と、スキャン制御部21とを含んで構成される。ガントリ1は、回転部11と、X線源(X線発生部)12と、X線フィルタ13と、X線検出器14と、データ収集部16とを含んで構成される。X線検出器14には、アレイタイプのX線検出器を用いてもよい。アレイタイプのX線検出器14には、チャンネル方向にm行、及びスライス方向にn列のマトリックス状に検出素子が配列されている。
X線源12とX線検出器14は、回転部11上に設置され、スライド式寝台15の上に横になった被検体(図示せず)を挟んで対向配置されている。X線源12はX線フィルタ13を介して被検体に対峙される。X線コントローラ23からトリガ信号が供給されると、高電圧装置22はX線源12を駆動する。高電圧装置22は、トリガ信号を受信するタイミングでX線源12に高電圧を印加する。これにより、X線がX線源12で発生され、ガントリ/寝台コントローラ24は、ガントリ1の回転部11の回転と、スライド式寝台15のスライドを同期的に制御する。
また、ガントリ/寝台コントローラ24は、回転部11の回転が開始されると、回転部11の回転方向に沿った位置のうち基準となる位置(例えば、X線源12やX線検出器14が設けられた位置)が、あらかじめ決められた位置(例えば、0°の位置や180°の位置)となるタイミングで、回転角基準ポジションパルスをデータ収集部16に通知する。これにより、データ収集部16は、回転部11が、1回転中における所定の基準位置に位置するタイミング、換言すると、回転部11が1回転したタイミングを特定することができる。データ収集部16の詳細については後述する。
また、回転部11は、自身の回転方向に沿った位置を検出するための位置検出部110を含んで構成されている。一例として、位置検出部110は、回転部11の回転方向に沿って設けられた複数のスリット111と、エンコーダ112とを含んで構成されている。
ここで、図2A及び図2Bを参照する。図2Aは、回転部11に設けられたスリット111と、エンコーダ112との概略的な構成を説明するための概略図である。また、図2Bは、図2Aにおいて領域IIBで示された部分を拡大した拡大図である。図2A及び図2Bにおいて、方向Pは、回転部11の回転方向を示している。図2A及び図2Bに示すように、回転部11には、回転方向Pに沿って複数のスリット111が所定の距離ごとに設けられている(即ち、等間隔に設けられている)。
また、回転部11の回転方向に沿った所定の位置にはセンサ112aが固定されている。回転部11が回転すると、このセンサ112aが設けられた位置を各スリット111が通過する。センサ112aは、例えば、光センサで構成されており、センサ112aを構成する光源からの光が、スリット111の有無に基づき遮蔽されるか否かを検出する(換言すると、スリット111を検出する)。エンコーダ112は、この検出結果を基づきエンコーダパルスをデータ収集部16に出力する。即ち、センサ112aが設けられた位置を各スリット111が通過すると、エンコーダ112は、各スリット111の検出タイミングにあわせてエンコーダパルスをデータ収集部16に出力する。このような構成とすることで、データ収集部16は、エンコーダ112から受けたエンコーダパルスの個数に基づき、回転部11が回転した角度を算出することが可能となる。データ収集部16の動作については後述する。
スキャン制御部21は、全システムの制御中心を構成し、あらかじめ指定された投影データの取得条件(以降では、「スキャン条件」と呼ぶ場合がある)に基づき、X線コントローラ23、ガントリ/寝台コントローラ24、スライド式寝台15を制御する。即ち、スキャン制御部21は、X線源12からX線を照射している間、被検体の周囲の所定の経路に沿って回転部11を回転させる。なお、投影データの解像度や分解能は、あらかじめ決められたスキャン条件に基づき決定される。換言すると、要求される解像度や分解能に応じて、スキャン条件があらかじめ決定され、スキャン制御部21は、このスキャン条件に基づき各部の動作を制御することになる。
また、スキャンの停止が指示されると、スキャン制御部21は、X線コントローラ23、ガントリ/寝台コントローラ24、スライド式寝台15を制御して撮影を停止する。
X線検出器14を構成する検出素子は、被検体がX線源12と検出素子の間に介在する場合、及び、介在しない場合の双方において、X線源12が発生するX線の強度を測定することができる。したがって、各検出素子は、少なくとも1つのX線強度を測定し、この強度に対応するアナログ出力信号をデータ収集部16に出力する。
データ収集部16は、積分アンプと、A/D変換器とを含んで構成されている。データ収集部16に含まれる各検出素子からの電気信号は、あらかじめ決められたデータの収集タイミングごとに積分アンプを経由して時分割された後、A/D変換器によりディジタルの投影データ(以降では、単に「投影データ」と呼ぶ)に変換される。また、このデータの収集タイミングは、例えば、スキャン制御部21がスキャン条件に基づきあらかじめ算出し、この情報をデータ収集部16に通知するようにしてもよい。
データ収集部16は、各投影データが取得されたときの回転部11の位置、具体的には、X線源12及びX線検出器14の位置(即ち、撮影位置)を特定し、この位置を示す位置情報をその投影データに関連付ける。この回転部11の位置の特定を、従来のX線CT装置では、回転部11が等速に回転するものとして、回転部11の回転速度と投影データの収集タイミングとに基づき特定していた。しかしながら、実際には、回転部11の質量は重く、これを高速(例えば、毎秒3回転)に回転させる必要があるため、質量・慣性モーメントが大きい。そのため、回転部11を高速で等速回転させるのは難しく、回転部11の回転速度にはムラ(即ち、回転ムラ)が生じる場合がある。
ここで、図3を参照する。図3は、投影データが取得されたときの回転部11の位置について説明するための図である。図3における「投影データの取得位置」は、一定周期の収集タイミングで投影データが取得されたときの回転部11の位置を模式的に示している。また、「パラメタに基づき算出される位置」は、回転部11が等速回転するものとして、回転部11の回転速度等のパラメタに基づき算出された各投影データの取得位置を示している。
前述したように、回転部11の回転速度にはムラが生じる場合がある。そのため、図3のW11及びW12に示すように、時間的に等間隔で取得された投影データの各位置は、必ずしも距離的に等間隔に並ぶとは限らない。これに対して、「パラメタに基づき算出される位置」に示すように、従来のX線CT装置では、回転部11が等速回転するものとして各投影データの取得位置を特定している。このように動作させると、図3に示すように、位置θ1で取得された投影データD1が、位置θ2で取得されたものとして、後述する再構成処理部32に再構成処理される。この投影データの取得位置のズレ(即ち、θ2−θ1)により、再構成される画像データにノイズが発生する場合がある。そこで、本実施形態に係るデータ収集部16は、投影データが取得されたタイミング(即ち、各収集タイミング)における回転部11の位置を特定し、この位置を示す位置情報を各投影データに関連付ける。以下に、このデータ収集部16の動作について説明する。
データ収集部16は、回転部11が回転方向に沿った基準位置に位置するタイミング、即ち、回転部11が1回転するタイミングで、ガントリ/寝台コントローラ24から回転角基準ポジションパルスを受ける。即ち、この回転角基準ポジションパルスにより、データ収集部16は、回転部11の位置が基準位置となったタイミングを認識する。また、データ収集部16は、エンコーダ112からエンコーダパルスを遂次受ける。データ収集部16は、回転基準ポジションパルスを受けたタイミングを基準として、エンコーダ112から受けるエンコーダパルスの個数を計測することにより、所定のタイミングにおける回転部11の位置を特定する。具体的には、例えば、スリット111が回転部11の回転方向に沿って1°の間隔で設けられており、回転角基準ポジションパルスが、回転部11(例えば、X線源12)が0°の位置のときに出力されるものとする。あるタイミングにおいて、データ収集部16は、回転基準ポジションパルスを受けてからエンコーダパルスを30回受けたとすると、このタイミングにおける回転部11の位置は、0°+1°×30=30°だけ回転した位置となる。
上記のようにして、データ収集部16は、各投影データが取得されるタイミングごと(即ち、収集タイミングごと)に回転部11の位置を特定する。例えば、図4は、データ収集部16による投影データの取得と、回転部11の位置特定に係る処理を説明するための図である。図4の例では、回転角基準ポジションパルスに対応するタイミングt0を基準として、所定の周期のタイミングt11〜t16で、投影データD11〜D16を取得する場合を示している。例えば、データ収集部16は、タイミングt11において投影データD11を取得する。データ収集部16は、このとき回転部11の位置θ11を、回転角基準ポジションパルスを受けたタイミングt0から、投影データD11が取得されたタイミングt11までに受けたエンコーダパルスの数に基づき算出する。データ収集部16は、このようにして算出された回転部11の位置を示す位置情報を、投影データD11に関連付ける。同様にして、データ収集部16は、タイミングt12〜t16で取得される投影データD12〜D16それぞれについて、回転部11の位置θ12〜θ16を特定し、特定された位置を示す位置情報を関連付ける。
なお、回転部11の位置を特定可能であれば、上述したような、回転基準ポジションパルスを受けたタイミングを基準として、受けたエンコーダパルスの数(即ち、検出されたスリット111の数)に基づき特定する方法に限定はされない。例えば、回転部11の回転方向に沿って、それぞれ形状の異なるスリットを設け、これらをセンサで検出することで、検出されたスリットの形状に基づき回転部11の位置を直接的に特定してもよい。また、スリットに限らず、例えば、バーコードのようにそれぞれを識別可能なマークを設け、これを検出する構成としてもよい。
データ収集部16は、位置情報が関連付けられた投影データ(例えば、図4における投影データD11〜D16)を前処理部25に出力する。
なお、データ収集部16は、収集タイミングごとに取得された投影データD11〜D16と、これらに対応する位置情報とに基づき、他の位置における新たな投影データを生成してもよい。具体的には、データ収集部16は、少なくとも異なる2つの位置で取得された投影データを比較し、これらの投影データ間の変化の度合いから、その2つの位置の間の位置における投影データを生成(補間)すればよい。例えば、図4における補正投影データD21〜D25は、このようにして生成された投影データの一例を示している。例えば、データ収集部16は、位置θ11及びθ12の間の位置θ21における補正投影データD21を、位置θ21から位置θ11及びθ12のそれぞれまでの距離の比率と、投影データD11及びD12とに基づき生成する。同様にして、データ収集部16は、位置θ22〜θ25における補正投影データD22〜D25を生成すればよい。
なお、位置θ21〜θ25を所定の距離ごとに(即ち、それぞれが等間隔に並ぶように)特定することで、補正投影データD21〜D25を、回転方向に沿って等間隔に並んだ位置のそれぞれにおける投影データとして取得することが可能となる。データ収集部16は、投影データD11〜D16に替えて、この補正投影データD21〜D25を前処理部25に出力するように動作させてもよい。
また、データ収集部16は、回転方向に沿って等間隔に並んだ位置θ21〜θ25を特定し、投影データD11〜D16の中にこれらの位置に対応する投影データが存在する場合には、これを用いてもよい。この場合には、データ収集部16は、対応する投影データが存在しない位置について、補正投影データを生成すればよい。
このように、回転方向に沿って等間隔に並んだ位置における投影データを出力することで、例えば、後述する再構成処理部32による再構成処理の計算量が低減され処理負荷を軽減することが可能になる。
また、データ収集部16は、投影データD11〜D16のうちのいずれかの投影データを、他の位置に対応する1以上の投影データと、この1以上の投影データに対応する位置情報とに基づき補正してもよい。例えば、デュアルエナジー方式の場合には、ハイとローの投影データを交互に取得する。このようにして取得された投影データのうち、ハイ及びローうちの一方で取得された投影データを、他方の投影データで補正して出力してもよい。このとき、データ収集部16は、各投影データに対応する位置情報に基づき、それらの投影データが取得された位置を正確に特定することが可能なため、高い精度で投影データの補正を行うことが可能となる。
前処理部25は、データ収集部16から送られてくる投影データに対して感度補正等の処理を施す。前処理部25は、補正された投影データを投影データ記憶部31に記憶させる。投影データ記憶部31は、取得された投影データを記憶するための記憶部である。なお、前述した補正投影データの生成は、この前処理部25による補正処理の後に行ってもよい。この場合には、前処理部25による補正処理が施された投影データに基づき、補正投影データが生成される。
(再構成処理部32)
再構成処理部32は、投影データ記憶部31に記憶された投影データを読み出す。再構成処理部32は、投影データに関連付けられた位置情報を読み出し、この位置情報を基に撮影位置(即ち、その投影データが取得されたときのX線源12及びX線検出器14の位置)を特定する。再構成処理部32は、この撮影位置に基づき投影データに対して再構成処理を施す。具体的には、再構成処理部32は、例えば、Feldkamp法と呼ばれる再構成アルゴリズムを利用して、読出した投影データを逆投影して画像データ(断層画像データやボリュームデータ)を生成する。断層画像データの再構成には、例えば、2次元フーリエ変換法、コンボリューション・バックプロジェクション法等、任意の方法を採用することができる。ボリュームデータは、再構成された複数の断層画像データを補間処理することにより作成される。ボリュームデータの再構成には、例えば、コーンビーム再構成法、マルチスライス再構成法、拡大再構成法等、任意の方法を採用することができる。
このようにして、再構成処理部32は、あらかじめ決められた再構成条件に基づき、読み出された投影データに対して再構成処理を施して、画像データを再構成する。
再構成処理部32は、再構成された画像データを画像データ記憶部33に記憶させる。画像データ記憶部33は、画像データを記憶するための記憶部である。
(画像処理部34)
画像処理部34は、再構成された画像データを画像データ記憶部33から読み出す。画像処理部34は、あらかじめ決められた画像処理条件に基づき、タイミングごとの画像データそれぞれに対して画像処理を施すことで医用画像をそれぞれ生成する。画像処理部34は、生成された医用画像を表示制御部35に出力する。
(表示制御部35)
表示制御部35は、画像処理部34から医用画像を受ける。表示制御部35は、この医用画像を所定の表示態様で表示部36に表示させる。
以上のように、本実施形態に係るX線CT装置は、投影データの収集タイミングにおける回転部11の位置を特定し、その投影データを特定された回転部11の位置に基づき再構成する。このような構成とすることで、このX線CT装置は、回転部11の回転速度にムラが生じた場合においても、各投影データの取得位置を正確に特定できるため、高分解能な画像を生成することが可能となる。また、必ずしも回転部11を等速回転させる必要がないため、回転ムラの制御に係る大規模な装置(例えば、モーターやインバーター)を用いる必要が無くなり、装置の規模及びコストを低減することが可能となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載されたその均等の範囲に含まれる。
1 ガントリ
11 回転部
12 X線源
13 X線フィルタ
14 X線検出器
15 スライド式寝台
16 データ収集部
21 スキャン制御部
22 高電圧装置
23 X線コントローラ
24 ガントリ/寝台コントローラ
25 前処理部
31 投影データ記憶部
32 再構成処理部
33 画像データ記憶部
34 画像処理部
35 表示制御部
36 表示部
110 位置検出部
111 スリット
112 エンコーダ
112a センサ
500 X線撮影部

Claims (5)

  1. X線を発生するX線源と、被検体を挟み前記X線源に対向して配置されたX線検出器とを有し、前記被検体の周りを回転しながらスキャンする回転部と、
    前記X線検出器からの信号を受け、あらかじめ決められた所定周期のタイミングごとに投影データを取得するデータ収集部と、
    少なくとも前記タイミングにおける前記回転部の回転方向の位置を検出する位置検出部と、
    前記タイミングで取得された前記投影データと、当該タイミングで検出された前記位置を示す位置情報とに基づき再構成処理を施すことで画像データを生成する再構成処理部と、
    を備えたことを特徴とするX線CT装置。
  2. 前記回転部は、前記回転方向に沿って等間隔に複数のスリットが設けられ、
    前記位置検出部は、前記回転方向の所定の位置を基準として、前記スリットの数を計測し、計測された前記スリットの数に基づき前記位置を検出することを特徴とする請求項1に記載のX線CT装置。
  3. 前記データ収集部は、前記回転方向に沿った少なくとも2つの異なる位置のそれぞれで取得された前記投影データと、当該投影データそれぞれに対応する前記位置情報とに基づき、前記2つの位置の間に存在する他の位置における新たな投影データを生成し、
    前記再構成処理部は、前記新たな投影データを含む前記投影データを、当該投影データに対応する位置情報に基づき再構成することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のX線CT装置。
  4. 前記データ収集部は、前記回転方向に沿った所定の距離ごとに前記回転方向に沿った位置を特定し、特定された当該位置に対応する前記投影データが存在しない場合に、当該位置を前記他の位置として、前記新たな投影データを生成することを特徴とする請求項3に記載のX線CT装置。
  5. 前記データ収集部は、1以上の前記投影データと、当該投影データが取得されたタイミングに対応する前記位置情報とに基づき、前記回転方向に沿った前記位置のうち、当該位置情報が示す位置とは異なる他の位置で取得された投影データを補正することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のX線CT装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018183364A (ja) * 2017-04-25 2018-11-22 キヤノン株式会社 放射線撮影装置、放射線撮影方法およびプログラム

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