JP3347016B2 - 熱発砲材取付構造 - Google Patents

熱発砲材取付構造

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JP3347016B2
JP3347016B2 JP13503497A JP13503497A JP3347016B2 JP 3347016 B2 JP3347016 B2 JP 3347016B2 JP 13503497 A JP13503497 A JP 13503497A JP 13503497 A JP13503497 A JP 13503497A JP 3347016 B2 JP3347016 B2 JP 3347016B2
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信二 山脇
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願の発明は、熱発泡材
取付構造に関するものである。さらに詳しくは、この発
明は、熱発泡材を安価で、容易且つ確実に軒換気部材に
取り付けることのできる、新しい熱発泡材取付構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、住宅等の建物においては、小
屋裏換気などのために、軒天井に換気部材が設けられ
てきている。この軒換気部材にはこれまでに各種のもの
が提供されている。図7は、その一例を示した要部斜視
図である。
【0003】この図7に例示したように、軒換気部材本
体(ア)は、たとえば、固定部材(イ)が軒換気部材本
体(ア)内に内装された後、軒天井(ウ)に設けられた
野縁(エ)等の下地材のピッチに仮位置決めされ、次い
で、固定部材(イ)を軒換気部材本体(ア)内において
スライドさせることにより固定部材(イ)の位置が微調
整されて野縁(エ)等の下地材の位置に合わせられ、そ
して、釘、木ねじ、ビス等の適宜な固着具(オ)が、固
定部材(イ)を介して野縁(エ)等の軒天井下地材に打
入、ねじ込み等されることによって、固定部材(イ)と
ともに野縁(エ)等の下地材に接合され、軒天井(ウ)
に設置固定される。同時に、換気部材本体(ア)は、そ
の両側端部において固定部材(イ)により支持される。
【0004】図8は、図7に示した軒換気部材本体
(ア)の断面図である。軒換気部材本体(ア)は、底板
部(カ)を備え、その両側端縁には、第1および第2の
立上り板部(キ)(ク)が立延設されている。また、底
板部(カ)には、一段上がった平板部(ケ)が設けられ
ており、ここに、小屋裏などを外気と連通可能とするた
めの吸気口(コ)が複数形成されている。吸気口(コ)
は、底板部(カ)の幅方向に延びる長穴状の形状を有し
ており、所定間隔で配置されている。この平板部(ケ)
の配設により、吸気口(コ)の開口形成にともなう底板
部(カ)の強度低下が抑制されている。
【0005】一方、第1および第2の立上り板部(キ)
(ク)には、その上端縁に軒換気部材本体(ア)の内側
に向かう当たり片部(サ)が延設接続されている。この
当たり片部(サ)は、軒換気部材本体(ア)の強度保持
に一役を担うとともに、たとえば図7に示したように、
軒天井(ウ)に軒換気部材を設置する際に、野縁(エ)
などの下地材の下面に当接される。
【0006】このような軒換気部材本体(ア)は、たと
えば鋼板の板金やアルミニウム材の押出成形などによっ
て作製される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような軒換気部材が軒天井に設けられていると、たとえ
ば隣家や軒下などにおいて火災が発生した場合、軒換気
部材が火の通り道となってしまい、軒換気部材本体
(ア)の吸気口(コ)から軒天井(ウ)内に火が吸い込
まれ、火災の広がりを早めてしまう危険性があった。
【0008】そこで、従来では、熱発泡材を両面粘着テ
ープなどによって換気部材などに固定させておき、熱
発泡材が火災発生時の熱により泡を発生させて、この泡
により軒換気部材本体(ア)の吸気口(コ)をふさぎ、
火が吸い込まれるのを防ぐという防火対策が知られてい
る。しかしながら、粘着テープによる熱発泡材の固定に
は、粘着テープの使用に関していくつかの問題があっ
た。
【0009】それというのも、粘着テープには多層構造
のものと単層構造のものとがあり、多層構造の粘着テー
プは、単層構造のものに比べて安価ではあるが、使用中
に粘着テープが層間剥離を起こして、熱発泡材が換気
部材から剥がれてしまう可能性があるため、防火精度が
低く、一方、単層構造の粘着テープは、そのような層間
剥離が発生しないものの、高価であり、防火対策のコス
トが高くなるといった問題があった。
【0010】また、粘着テープの熱発泡材への貼付は、
通常熱発泡材を所定の寸法に裁断する前に行われるた
め、熱発泡材を所定の寸法に裁断する際にその粘着テー
プが邪魔になり裁断加工を困難なものとさせ、裁断精度
を低下させていた。この出願の発明は、以上の通りの事
情に鑑みてなされたものであり、軒換気部材の防火対策
として用いられる熱発泡材を安価で、容易且つ確実に
換気部材に取り付けることのできる、新しい熱発泡材取
付構造を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】この出願の発明は、上記
の課題を解決するものとして、両側端縁に第1および第
2の立上り板部が立設された底板部と、この底板部に一
段上がって設けられた、幅方向に延びる長穴状の吸気口
を複数有する平板部とを備えた軒換気部材へ熱発泡材を
取り付ける構造であって、軒換気部材における底板部と
平板部との段差側面に備えられた熱発泡材に当接される
断面略L字型当接部を有する取付部材を設け、この取付
部材の断面略L字型当接部により、熱発泡材を軒換気部
材に押え付けて固定させることを特徴とする熱発泡材取
付構造を提供する。
【0012】また、この出願の発明は、上記の取付構造
において、取付部材の断面略L字型当接部の一内面が熱
発泡材の上面に当接され、熱発泡材を、断面略L字型当
接部の前記一内面と軒換気部材の底板部上面との間に挟
み込んで固定させることや、取付部材の断面略L字型当
接部の一外面が熱発泡材の一側面に当接され、熱発泡材
を、断面略L字型当接部の前記一外面と軒換気部材の段
差側面との間に挟み込んで固定させることや、取付部材
の断面略L字型当接部の連続する二内面がそれぞれ熱発
泡材の底面および一側面に当接され、熱発泡材を、断面
略L字型当接部の前記二内面と軒換気部材の段差側面と
の間に挟み込んで固定させることや、取付部材の断面略
L字型当接部の連続する二内面がそれぞれ熱発泡材の上
面および一側面に当接され、熱発泡材を、断面略L字型
当接部の前記二内面と軒換気部材の底板部上面および段
差側面との間に挟み込んで固定させることや、取付部材
が、その断面略L字型当接部の一端に延設された、軒換
気部材の底板部上面に当接される底平板部と、この
板部に立延設された、軒換気部材の立上り板部に当接さ
れる立上り平板部とを備え、底平板部は底板部の幅と略
同一幅を有し、立上り平板部は立上り板部の高さと略同
一高さを有していること等を好ましい態様としている。
【0013】さらにまた、この出願の発明は、取付部材
の断面略L字型当接部の一端に爪が設けられ、この爪が
熱発泡材に突き刺せられることや、取付部材が、軒換気
部材の一部を打ち抜き、折り曲げて形成されたものであ
ることや、取付部材が、軒換気部材とは別体として作製
されたものであり、固定手段により換気部材に固定さ
れていること等をもその好ましい態様としている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面に沿って実施
例を示し、この発明の実施の形態についてさらに詳しく
説明する。
【0015】
【実施例】図1は、この発明の一実施例である熱発泡材
取付構造を例示したものである。たとえばこの図1に例
示したように、この発明の熱発泡材取付構造では、熱発
泡材(1)が、底板部(21)と平板部(22)とを備
えた軒換気部材(2)に、取付部材(3)によって取付
られる。
【0016】軒換気部材(2)の底板部(21)は、そ
の両側端縁に第1および第2の立上り板部(23)(2
4)が立延設されており、さらに、これら第1および第
2の立上り板部(23)(24)の各々には、その上端
縁に軒換気部材(2)の内側に向かう当たり片部(2
5)が延設接続されている。また、底板部(21)に
は、一段上がった平板部(22)が設けられており、こ
の平板部(22)に、底板部(21)の幅方向に延びる
長穴状の吸気口(4)が複数形成されている。この吸気
口(4)により、小屋裏などが外気と連通される。
【0017】熱発泡材(1)は、その対向する一対の側
面のうちの一側面が、軒換気部材(2)における底板部
(21)と平板部(22)との段差側面(26)に当接
され、且つその底面が底板部(21)上面に当接され
て、備えられている。取付部材(3)は断面略L字型で
あり、それ自体が断面略L字型当接部となっている。
【0018】この取付部材(3)の連続する二つの内面
が、それぞれ、熱発泡材(1)の軒換気部材(2)にお
ける段差側面(26)に当接されている一側面とは別の
一側面、および熱発泡材(1)の底面に当接されて、熱
発泡材(1)を、軒換気部材(2)の段差側面(26)
と、取付部材(3)の、熱発泡材(1)の一側面に当接
された一内面との間に挟み込んで固定させている。
【0019】このようにして、断面略L字型形状の取付
部材(3)によって、熱発泡材(1)を軒換気部材
(2)に押さえつけて、熱発泡材(1)の弾力と取付部
材(3)により軒換気部材(2)に生じる弾力とにより
確実に取り付けることができる。図2は、この発明の熱
発泡材取付構造の別の例を示した要部断面図である。こ
の図2に例示したこの発明の熱発泡材取付構造では、図
1の取付構造と同様に、両側端縁に第1および第2の立
上り板部(23)(24)が立設された底板部(21)
と、この底板部(21)に一段上がって設けられた、幅
方向に延びる長穴状の吸気口を複数有する平板部(2
2)とを備えた軒換気部材(2)において、熱発泡材
(1)が、その底面(13)が底板部(21)上面に当
接されて、備えられている。
【0020】断面略L字型形状を有する取付部材(3)
は、その二つの連続する内面(31)(32)がそれぞ
れ熱発泡材(1)の一側面(11)および上面(12)
に当接されて、熱発泡材(1)を、取付部材(3)の一
つの内面(32)と換気部材(2)の底板部(21)
上面との間に挟み、押え込むことにより固定させて、確
実に換気部材(2)に取り付けている。
【0021】また、図3に例示したこの発明の熱発泡材
取付構造では、軒換気部材(2)における底板部(2
1)と平板部(22)との段差側面(26)に当接され
て、底板部(21)上に備えられている熱発泡材(1)
を、断面略L字型形状の取付部材(3)により取り付け
ている。取付部材(3)は、その連続する二つの外面
(33)(34)のうちの一外面(33)が熱発泡材
(1)の一側面(14)に当接され、もう一方の外面
(34)が軒換気部材(2)の底板部(21)上面に当
接されて、底板部(21)に固定されている。
【0022】このような取付部材(3)によって、熱発
泡材(1)が、取付部材(3)の一外面(33)と軒換
気部材(2)における段差側面(26)との間に挟み込
まれ、段差側面(26)に対して押しつけられて、熱発
泡材(1)の弾力と取付部材(3)の押え力により確実
に固定されている。図4は、この発明の熱発泡材取付構
造の他の一例を示したものであり、この図4に例示した
取付構造では、断面略L字型形状を有する取付部材
(3)の連続する二内面(31)および(32)は、そ
れぞれ、熱発泡材(1)の一側面(14)および上面
(12)に当接されている。
【0023】熱発泡材(1)は、このような取付部材
(3)により、その二内面(31)および(32)と軒
換気部材(2)の段差側面(26)および底板部(2
1)上面との間に挟み込まれ、垂直方向および水平方向
の両方向から押え付けられて、より確実に軒換気部材
(2)に取付られている。上述の図2に例示したこの発
明の熱発泡材取付構造では、垂直方向から熱発泡材
(1)を軒換気部材(2)の底板部(21)上面に押し
つけているため、熱発泡材(1)が座屈しないように、
たとえば熱発泡材(1)の幅が広い場合またはその高さ
が低い場合などにより適しており、また、図3のこの発
明の取付構造は、水平方向から熱発泡材(1)を軒換気
部材(2)の段差側面(26)に押さえつけているた
め、たとえば熱発泡材(1)の幅が狭い場合などにおい
て用いることにより、熱発泡材(1)が座屈することを
防ぐことができる。また、図4に例示したこの発明の取
付構造では、垂直方向および水平方向の二方向から力を
加えて、熱発泡材(1)を軒換気部材(2)の底板部
(21)上面および段差側面(26)に押さえつけてい
るため、熱発泡材(1)を、その幅寸法や高さ寸法に関
わらず、座屈することなく確実に固定させることができ
る。
【0024】図1、図2、図3、および図4に例示した
この発明の取付構造における取付部材(3)は、たとえ
ば、換気部材(2)とは別体として、金属等により作
製されたものとすることができ、この場合には、ビスや
リベットなどの固定具または粘着材などの固定手段によ
り軒換気部材(2)に固定される。このように取付部材
(3)を別体として作製させた場合は、取付部材(3)
に用いられる材料を軒換気部材(2)とは異なるものに
変えることができ、その材料の選択が広がり、軒換気部
材(2)本体に熱発泡材(1)固定のための加工を施す
必要がなく、施工現場などにおいて容易に、且つ任意位
置において固定させることができる。
【0025】また、取付部材(3)は、軒換気部材
(2)の底板部(21)等の一部をプレスなどにより打
ち抜き、折り曲げるなどして形成させるようにしてもよ
く、この場合は、別途固定具や材料を必要とせず、ま
た、軒換気部材(2)の運搬中や、施工中、または使用
中などにおける取付部材(3)の欠落を防ぐことができ
る。さらには、底板部(21)等の一部が打ち抜かれて
開口部分が形成されるため、この開口部分が、たとえば
軒換気部材(2)内に入ってくる雨水の水抜き穴として
機能するようにもなる。
【0026】図5(a)(b)は、各々、この発明の別
の実施例である熱発泡材取付構造を例示した斜視図およ
び断面図である。この図5(a)(b)に例示したこの
発明の熱発泡材取付構造では、取付部材(3)が、図6
にも例示したように、断面略L字型当接部(35)と、
この断面略L字型当接部(35)の一端に延設された、
軒換気部材(2)の底板部(21)上面に当接される底
平板部(36)と、この底平板部(36)に立設接続さ
れた、軒換気部材(2)の底板部(21)の側端縁に立
設された第1の立上り板部(23)に当接される立上り
平板部(37)とにより構成されている。
【0027】断面略L字型当接部(35)は、熱発泡材
(1)を押える力を発生させることのできる長さと傾斜
を有し、底平板部(36)は、軒換気部材(2)の底板
部(21)の幅と略等しい幅を有しており、また、立上
り平板部(37)は、軒換気部材(2)の底板部(2
1)の第1の立上り板部(23)の高さと略等しい高さ
を有している。
【0028】このような取付部材(3)は、その断面略
L字型当接部(35)の連続する二内面が、軒換気部材
(2)における段差側面(26)および底板部(21)
に当接されて置かれている熱発泡材(1)の上面(1
2)および一側面(14)に当接し、また、底平板部
(36)が軒換気部材(2)の底板部(21)上面に当
接し、且つ、立上り平板部(37)が軒換気部材(2)
の第1の立上り板部(23)の内側面に当接するように
して、軒換気部材(2)内に嵌め込まれて内装され、軒
換気部材(2)内において倒れたり、外れたりすること
が起きにくく、熱発泡材(1)を確実に取り付けてい
る。
【0029】図5の実施例では、取付部材(3)は、軒
換気部材(2)において、第1の立上り板部(23)が
立延設されている底板部(21)側に内装されている
が、もちろん、第2の立上り板部(24)が立延設され
ている底板部(21)側に内装されていてもよいことは
言うまでもなく、この場合には、取付部材(3)の立上
り平板部(37)は、第2の立上り板部(24)の高さ
と略同一高さを有し、第2の立上り板部(24)の内側
面に当接される。
【0030】さらにまた、取付部材(3)の断面略L字
型当接部(35)の、底平板部(36)が延設されてい
ない方の一端には、図6に示したように、三角形状の2
つの爪(5)が設けられており、この爪(5)が熱発泡
材(1)の上面に突き刺せられることにより、より強固
に熱発泡材(1)が軒換気部材(2)に取り付けられ
る。
【0031】もちろん、このような爪(5)は、熱発泡
材(1)の取付をより確実なものとするために、前述の
図1、図2、図3、および図4それぞれに例示したこの
発明の取付構造における取付部材(3)に設けてもよ
い。また、熱発泡材(1)が非常に薄い場合では、熱発
泡材(1)自身が、ねじれたり、そったりして非常に変
形しやすいので、熱発泡材(1)全長にわたり、取付部
材(3)の断面略L字型当接部(35)により押え付け
て、確実に固定させるようにしてもよい。
【0032】一方、熱発泡材(1)の軒換気部材(2)
への固定を一定間隔で行うようにすることにより、
気部材(2)の打ち抜き等の加工により取付部材(3)
を形成させる場合は加工数を低減させ、また、取付部材
(3)を別体として作製し固定具により固定させる場合
では固定具や材料を減らして、コストをより削減させる
ことができる。
【0033】この発明は以上の例に限定されるものでは
なく、細部については様々な態様が可能である。
【0034】
【発明の効果】以上詳しく説明した通り、この発明によ
って、住宅等の建物における軒天井に設けられている
換気部材への熱発泡材の取付を、安価で、容易且つ確実
に行うことのできる、新しい熱発泡材取付構造が提供さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である熱発泡材取付構造を
例示した斜視図である。
【図2】この発明の熱発泡材取付構造の一例を示した要
部断面図である。
【図3】この発明の熱発泡材取付構造の一例を示した要
部断面図である。
【図4】この発明の熱発泡材取付構造の一例を示した要
部断面図である。
【図5】(a)(b)は、各々、この発明の熱発泡材取
付構造の別の一実施例を示した斜視図および要部断面図
である。
【図6】図5の取付構造における取付部材を例示した拡
大斜視図である。
【図7】従来の換気部材の一例を示した斜視図であ
る。
【図8】図7の換気部材を例示した要部断面図であ
る。
【符号の説明】
1 熱発泡材 11 側面 12 上面 13 底面 14 側面 2 軒換気部材 21 底板部 22 平板部 23 第1の立上り板部 24 第2の立上り板部 25 当たり片部 26 段差側面 3 取付部材 31 内面 32 内面 33 外面 34 外面 35 断面略L字型当接部 36 底平板部 37 立上り平板部 4 吸気口 5 爪

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両側端縁に第1および第2の立上り板部
    が立設された底板部と、この底板部に一段上がって設け
    られた、幅方向に延びる長穴状の吸気口を複数有する平
    板部とを備えた軒換気部材へ熱発泡材を取り付ける構造
    であって、軒換気部材における底板部と平板部との段差
    側面に備えられた熱発泡材に当接される断面略L字型当
    接部を有する取付部材を設け、この取付部材の断面略L
    字型当接部により、熱発泡材を軒換気部材に押え付けて
    固定させることを特徴とする熱発泡材取付構造。
  2. 【請求項2】 取付部材の断面略L字型当接部の一内面
    が熱発泡材の上面に当接され、熱発泡材を、断面略L字
    型当接部の前記一内面と軒換気部材の底板部上面との間
    に挟み込んで固定させることを特徴とする請求項1の熱
    発泡材取付構造。
  3. 【請求項3】 取付部材の断面略L字型当接部の一外面
    が熱発泡材の一側面に当接され、熱発泡材を、断面略L
    字型当接部の前記一外面と軒換気部材の段差側面との間
    に挟み込んで固定させることを特徴とする請求項1の熱
    発泡材取付構造。
  4. 【請求項4】 取付部材の断面略L字型当接部の連続す
    る二内面がそれぞれ熱発泡材の底面および一側面に当接
    され、熱発泡材を、断面略L字型当接部の前記二内面と
    軒換気部材の段差側面との間に挟み込んで固定させるこ
    とを特徴とする請求項1の熱発泡材取付構造。
  5. 【請求項5】 取付部材の断面略L字型当接部の連続す
    る二内面がそれぞれ熱発泡材の上面および一側面に当接
    され、熱発泡材を、断面略L字型当接部の前記二内面と
    軒換気部材の底板部上面および段差側面との間に挟み込
    んで固定させることを特徴とする請求項1の熱発泡材取
    付構造。
  6. 【請求項6】 取付部材が、その断面略L字型当接部の
    一端に延設された、軒換気部材の底板部上面に当接され
    る底平板部と、この平板部に立延設された、軒換気部
    材の立上り板部に当接される立上り平板部とを備え、底
    平板部は底板部の幅と略同一幅を有し、立上り平板部は
    立上り板部の高さと略同一高さを有していることを特徴
    とする請求項5の熱発泡材取付構造。
  7. 【請求項7】 取付部材の断面略L字型当接部の一端に
    爪が設けられ、この爪が熱発泡材に突き刺せられること
    を特徴とする請求項1ないし6のいずれかの熱発泡材取
    付構造。
  8. 【請求項8】 取付部材が、軒換気部材の一部を打ち抜
    き、折り曲げて形成されたものである請求項1ないし7
    のいずれかの熱発泡材取付構造。
  9. 【請求項9】 取付部材が、軒換気部材とは別体として
    作製されたものであり、固定手段により換気部材に固
    定されている請求項1ないし7のいずれかの熱発泡材取
    付構造。
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